Kさん と Nちゃん  73

・・・・10・・・・20・・・・30・・・・40・・・・50・・・・60・・・・7073・      「しつけ?」へ戻る




■ N から n へ ■

2015年12月に逝ってしまった Nちゃんへの気持ち。まだまだ整理がつき切らない時期だとおもいます。
そんな時にやってきた外猫たち。そして残った一匹。

Nちゃんがやってきた時、小学一年生だった T 君はもう就職が決まりました。立派な就職先ですが、なんと自宅から自転車でも通える場所に勤務先があるとか。
「また犬か猫を迎えなさい」と、何処からか声が聞こえてきそうです。


Kさん と Nちゃん  登場人物


18.02.15  遅くなりました。    Kさん

いつもいつもお返事が遅れて申し訳ありません。
私も歳をとったのだなと思います。
何をやるにしても、スピードが遅く少し複雑だったり入り込んだことが
億劫になってきました。
N を迎えた頃、数日毎に弓削さんにメールを打ち込んでいた私、
若かったんだなと感心してしまいます。


日々を送るごとに、色々な意味で観念出来てきているかなと感じます。
いつもいつもこれでいいのかと考え続ける私。
もう少し、自分や自分の状況に納得していいんじゃない?…と。

今回、何をお伝えすればよいのか全く頭の中が整理できず、久しぶりに
メールの内容を印刷して、じっくり読んでみました。
…直近の内容はひどいですね。文章がばらばらで、理解しづらいですね。


野良ちゃんですが、前回のメールで避妊手術済だったことはお伝えしま
したが、手術を始める前に避妊済がわかり、開腹は免れたということは
伝えていなかったと思います。

退院したその日にお泊りさせたのも、体にメスを入れているからすぐ外に
出すのは良くないと思いそうしたんですが、病院の請求書を見て手術代を
取っていないのが引っかかり、問い合わせてみたのです。
お泊りをさせてから3日目の事でした。
すると、開腹前に避妊済とわかり手術をしなかったとのこと。

本当にほっとしました。
野良ちゃんには傷をつけずに済んでいたということだったんです。
耳カットはしてもらいました。
ということは、2日間のお泊りもする必要がなかったということで、、。

> 気になったことは、外猫の割にすんなりと家の中で暮らしているな、と
> いうこと。もしかしたら、高齢だったり体調を崩しているのではと
> 心配しております。

歳は5,6歳とのことでした。
ワクチン、蚤取り、エイズ検査等必要なことはやってもらえたようです。
その獣医さんは、保護猫カフェとつながっていて、野良猫の避妊手術を
安くやってくれると紹介されたところでした。
市からの助成金のお話もしてもらって、書類もいただきました。
特に心配する病気はなかったようです。

1日目は私が、2日目は T がほぼ徹夜で、もちろん野良ちゃんも徹夜。
一番ストレスが溜まったのは野良ちゃんだと思うのですが、慣れないこと
でみんな疲れ切りました。
猫ちゃんは凄いですね。一回も失敗なしで部屋に用意したトイレにしてく
れました。相当我慢していたみたいで、長い間してましたよ。
夜にはご飯を食べてくれてミルクも飲んでくれました。

> メールをいただいたのが8月14日ですから、今では名前もついて、
> すっかり K 家の猫になっていることと思っていますが、元気になって
> 外猫に戻ったでしょうか。

外に放したらもう来てもらえなくなるのではと心配しましたが、翌日仕事
から帰ると窓の外にいつものように待ってました。
あれだけ非日常を経験したのに、良く帰ってきてくれたものです。

名前を付けました。
「 n 」です。
野良であること、そして、N とつながりを作りたかったので。
あと、T の就職先にも関係しているんです。
それ、ポイント高いようで。

日に日に懐いてきました。
n は、T >主人>私の順になついていますね。
ご飯をあげるのは私が多いのですが、私はあまり撫でてあげることが少ない
ので男性陣に甘えます。

本当に少しづつですが、距離を縮めてきまして、
最近は夕飯時には必ず入ってきて、ダイニングの長いすで寝ています。
T と主人の椅子は長椅子になっていて、横に n が寝られるスペース
があるんです。あまりしつこくされるともう一人の椅子の方に移動です。

主人は多少しつこい傾向があるので、度々引っ掻かれています。
T は、猫関連の情報を本やネットで調べている様で、父親の俺流対応
に少し厳しい評価をしています。
私はあまりかまう機会がないので、距離を置いている形です。

保護猫を迎える考えもあったのですが、n がとても懐いてくれて、我が家
でくつろぐことが増えたので、この子を我が家の野良子として見ていくこと
になりそうです。

掃き出し窓の外に防寒用のマットを入れ、ビニールで覆ったキャリーを置いて
家の中から見えるようにしています。
そこでくつろぐことが多く、出てきた体を触っても暖かいので、寒さは大分
しのげていると思います。
夜、寒いから家の中でと思うのですが、私たちがいなくなると分かると(食洗
器の音がすると)窓のそばまで来て「もう帰る」と催促します。

猫だし、N の時と違う家族関係ができるんだなって思いました。
「お母さん大好き」の「 N 」 > 「 T が一番気を許せる」の「 n 」
って感じでしょうかね。
T には手をなめたり、あまがみをしたりするんですよ。
主人にはそばによって体を摺り寄せたりしてきます。

犬と猫の違いって、少なからず分かっていたつもりでしたけど、改めて違う
って再認識させられました。
ワンちゃんはいつでも「ねえねえ、どうしたらいい?」って飼い主に問いか
けているイメージなんですよね。でも、猫ちゃんは自分が中心。
少し n に対して冷めた私がいます。でも、可愛いって思ってますよ。
今回は、T と主人に任せればいいのかな、それも良いなと。


> 前回のメールを読む限り、色々なことに区切りがついてきたように
> 感じました。SNSの書き込みが少ないのも、いい意味で多忙になって
> いるからだと想像していますが、如何でしょうか。

意識して区切りをつけてはいませんが、時間の経過がそうしているのかも
しれませんね。メソメソすることはあまりないです。
ただ、さりげなくワンちゃんに近付けないのはなぜでしょうね。

相変わらず N は夢に出てきてくれません。
でも、先日犬が出てくる夢を見まして、凄く幸せな気持ちになりました。
毛足が長く顔は日本犬のようなワンちゃんでした。すごく自然に触れ合えて
嬉しかった。思い出すと胸が熱くなります。
簡単に決めつけるものではないのでしょうが、やっぱり私は犬派なんだな
と思います。

先日 SNS に4年前の N の動画をアップしました。
つい最近の事のように思えます。横に N がいて、いながら動画を見ている
気分になります。

SNS はしばらく遠ざかってました。
素直に投稿できなくなってしました。N をアップするのは自然にできてい
たんですけど。

しばらくぶりにアップしたのは、皆既月食の写真です。
これは「見てもらいたい」って素直に思えたんです。
T のミラーレス一眼で、主人が持っていた昔の三脚(ガタガタなんですよ)
を使い、ベランダへ出て寒さにガタガタ震えながら。
T も私もカメラ超初心者なので、操作もわからず、バッテリーも減るし…。
でも、何とか撮れた月は初めてにしては感動的に良かった。
〜その後、色々な人がもっとすごい写真をアップしてましたけどね。

また少しずつ投稿するかもしれません。


体調ですが、自分の体と相談してと意識しているのですが、なかなか落ち
着きません。
腰との付き合い方は無理をしない様にと固まって来たのですが、思いがけ
ない怪我が突然という感じで。

しばらく運動ができない時、せめて家でヨガやストレッチでもと頑張って
しまったら、無理な前屈で胸が圧迫されて肋骨にひびが入ってしまいました。
いつやったのかもわからず、テニスをしたら胸が痛くて全く打てず、病院に
行ってやっと気づくという…。1か月以上安静。

最近は健康診断で心電図に所見が出て、狭心症の疑い。
再検査で24時間心電図やら、トレッドミル(運動中の)心電図、レントゲン
エコー等々一通りやってもらいました。
結果は異状なし、運動制限もなし、と言われほっとしたところでした。

で、安心して嬉しくなってしまい、テニス、ジム、ヨガ、最後に T と
テニスと続けて4日やったところで、足を痛め……。
今、日常的な動きしかできないでいます。
いい気になってました。
無理はしない、と決めたのに冷静な判断を欠く時が危ないです。

ただ、風邪をひいたりとか、内科的な不良は早め早めに対処出来ていて、
悪くなる前に抑えられてはいます。
歳です。認めなければいけません。ホント。


何年振りでしょうか、8月は親しい友人と2泊3日の函館旅行に行き、秋は
テニス観戦。有明なのに1泊しちゃいました。
T は2月初旬に研究発表を終え、翌日にはテニス合宿、帰ってくると
PCゲームを買いゲーム三昧の後、今卒業旅行でイタリアです。
4月まで、束の間の羽を伸ばせる日々ですね。
主人も来月昔の職場の仲間と一泊旅行。

3月にはやっと家族3人での伊豆一泊旅行が決まりました。
近場ですが、家族3人での旅行は7,8年ぶりかもしれません。

心配してくださっているようですが、意外とゆったりと過ごせています。
って、これだけ身体の事を書いてすべて好調とは言えないですけどね。
N のことを思うときは、悲しいとかよりも幸せだったなという気持ち
の方が大きいです。写真を見てあったかい気持ちになって、お仏壇に手を
合わせる時もニコニコしてます。

違った分野でですが、主人の仕事が少し増えまして、T が社会人になる
ことで、経済的な余裕も少しはできてきそうです。
主人と私は、N と T に対して一仕事終え、新しいステージに入ったの
ですね。

n さん、夏に比べて太ったことに気づきました。
大変!!半年前の写真と比べると、顔が大きい、お尻が大きい。
数日前からダイエットです。
野良さんは外でも何か食べているでしょうし、どこかでご飯をもらっている
のかも。体調管理は難しいですね。

はい、新たな課題が出来ました。
ちゃんと見ておいてあげなくては。


今年のおみくじですが、
T は、大吉、動物は「たつ」、言葉が「王者の風格」でした。
今まで、「きつね>人を信じなさい」とか「タヌキ>いつわり」とか「カエル
>不実」とか全く喜べないし突き刺さる内容が多くて不満だったようですが。
今回は少し嬉しかったみたいですけど、逆に真に受けていいのかと不安がって
ましたけどね。
私は、小吉、動物は「リス」、言葉は「内気」
キーワードは、消極的にならず積極性を持つことのようです。
今の私にはちょうどいいかな。

本当に久しぶりのメールになってしまいました。
弓削さんも家族の皆さんも、体調お変わりはないでしょうか?

春はもう少し先ですね。
T が、サンパラソルというつる性の花を育てています。
箱入り娘で健の部屋で今年3年目の冬を越します。暖かい地方の花なのにこの
寒さの中蕾がいっぱいついています。
春が待ち遠しいです。
では。





18.03.08  Re: 遅くなりました。  弓削

K さん、こんにちは。

> いつもいつもお返事が遅れて申し訳ありません。
> 私も歳をとったのだなと思います。
> 何をやるにしても、スピードが遅く少し複雑だったり入り込んだことが
> 億劫になってきました。
> N を迎えた頃、数日毎に弓削さんにメールを打ち込んでいた私、
> 若かったんだなと感心してしまいます。

いえいえ、今までも遅くなるのは私の方が多かったとおもいます。
私もスピードが遅くなっているし、何事にも腰が重くなって。
そうですね、たぶん年のせい。私もそれで片付けようとおもいます(笑)


> 日々を送るごとに、色々な意味で観念出来てきているかなと感じます。
> いつもいつもこれでいいのかと考え続ける私。
> もう少し、自分や自分の状況に納得していいんじゃない?…と。

あまり考えないでいいとおもいます。観念も納得も。
N ちゃんとの毎日のように、特別なことを考えたりしなくても、
普通の毎日の積み重ねが、自分にとって、周りの人にって、とても
有難い日々だったとおもえるものではないでしょうか。
もし何か考えるとしたら、家族や周りのひとたちのためになることを
考えるといいと思います。それは善人になろうということではなく、
自分だけで完結することは、本当にそれでいいのか迷うこともあります。
誰かが関われば、何がより良いことなのか分かり易いと思いますから。



以下、猫ちゃんのこと色々書きますが、猫のことは全く詳しくないので
そのつもりで読んでください。


> 野良ちゃんですが、前回のメールで避妊手術済だったことはお伝えしま
> したが、手術を始める前に避妊済がわかり、開腹は免れたということは
> 伝えていなかったと思います。(後略)

手術はしなかったのですね。でも手術したものだと思って、二日間お泊り
してもらったこと。
獣医さんのお話だと、健康面も問題なさそうだし、猫エイズなども
なかったようだし、耳カットもしてもらったし。

n さん、二日間のお泊りが出来たのですから(慣れさせるには時間が
かかるとおもいますが)完全室内生活も出来そうですね。

今までの流れも、K 家に来るためのものだったような気がします。

私は「絶対に完全室内飼いにするのがベスト」とはおもっていません。
外には危険がいっぱいで、野のさんの外でのリスクを考えれば
完全室内飼いですが、ストレスを考えれば、外で生きさせてあげるのが
いいのかも知れません。

ご存じだと思いますが、外でのリスクは、交通事故や何処かに挟まったり
引っかかったり、さらには虐待する人とか。病気もいつうつされるか
分りません。もしかしたら、既に猫エイズになっている可能性もゼロでは
ありません。

可能性としてですが、他の家でも K 家と同じ感じで、n さんと接して
いるかもしれません。「我が家の猫です」と思っているご家庭があるかも
しれません。ネットで色々調べているようですので、その解決方法に
ついては省略します。

そうそう、猫はトイレをまず失敗しませんね。
失敗する場合は、心身面で何らかの問題を抱えている場合と考えていい
みたいです。
まいすは、うーにーが逝ってしまってからは、トイレの失敗は全くと言って
いいくらいなくなりました。まいすは、うーにーのように可愛がって欲しかった
ようですが、それが上手くできなかったみたいです。


> 日に日に懐いてきました。
> n は、T > 主人 > 私の順になついていますね。
> ご飯をあげるのは私が多いのですが、私はあまり撫でてあげることが少ない
> ので男性陣に甘えます。
>
> 本当に少しづつですが、距離を縮めてきまして、
> 最近は夕飯時には必ず入ってきて、ダイニングの長いすで寝ています。
> T と主人の椅子は長椅子になっていて、横に n が寝られるスペース
> があるんです。あまりしつこくされるともう一人の椅子の方に移動です。
>
> 主人は多少しつこい傾向があるので、度々引っ掻かれています。
> T は、猫関連の情報を本やネットで調べている様で、父親の俺流対応
> に少し厳しい評価をしています。
> 私はあまりかまう機会がないので、距離を置いている形です。

n さんは、人間との付き合い方がよく分っているような気がします。

私は、猫は犬と違い、家族に順序をつけていないと感じています。順というより
役割り付けをしているように感じます。
この人とはこれをやってもらう・このように付き合う、と考えて、どちらが
上だから、とは考えていないと思います。
上下言うなら、猫は自分が一番上で、人間は全て下くらいに考えているように
感じます。


> 掃き出し窓の外に防寒用のマットを入れ、ビニールで覆ったキャリーを置いて
> 家の中から見えるようにしています。
> そこでくつろぐことが多く、出てきた体を触っても暖かいので、寒さは大分
> しのげていると思います。
> 夜、寒いから家の中でと思うのですが、私たちがいなくなると分かると(食洗
> 器の音がすると)窓のそばまで来て「もう帰る」と催促します。

夜から朝にかけては、そこに居るのでしょうか。
ほとんどの時間、K 家の周囲にいるようでしょうか。
だとしたら、少しずつ完全室内飼いに向けて考えた方がいいと思います。


> 猫だし、N の時と違う家族関係ができるんだなって思いました。
> 「お母さん大好き」の「 N 」> > 「T が一番気を許せる」の「 n 」
> って感じでしょうかね。
> T には手をなめたり、あまがみをしたりするんですよ。
> 主人にはそばによって体を摺り寄せたりしてきます。
>
> 犬と猫の違いって、少なからず分かっていたつもりでしたけど、改めて違う
> って再認識させられました。
> ワンちゃんはいつでも「ねえねえ、どうしたらいい?」って飼い主に問いか
> けているイメージなんですよね。でも、猫ちゃんは自分が中心。
> 少し野のに対して冷めた私がいます。でも、可愛いって思ってますよ。
> 今回は、T と主人に任せればいいのかな、それも良いなと。

猫は自分が中心、それは私もおもいます。(先にも書きましたが)なので
順序などつけていないと。
それについては、最後の方に書きますが、K 家の中に n さんのことを
嫌っている人はいないし、n さんも K 家の中に苦手な人はいないようですね。

「だから?」と思われるかもしれませんが、そうではないケースは多々あります。
全ての猫が、そのように家族に溶け込めるわけではありません。犬のように
しつけで関係が変わってゆくことはまずないでしょう。猫の個性と人間家族
全員(他に犬や猫がいればそれらとも)との相性はとても大事だと思います。



> 意識して区切りをつけてはいませんが、時間の経過がそうしているのかも
> しれませんね。メソメソすることはあまりないです。
> ただ、さりげなくワンちゃんに近付けないのはなぜでしょうね。

苦笑したくなるくらい分ります。
近づけない理由を考える必要はないとおもいます。
考えなくなったとき、きっとさりげなく近づけるのだとおもいます。



> 相変わらず N は夢に出てきてくれません。
> でも、先日犬が出てくる夢を見まして、凄く幸せな気持ちになりました。
> 毛足が長く顔は日本犬のようなワンちゃんでした。すごく自然に触れ合えて
> 嬉しかった。思い出すと胸が熱くなります。
> 簡単に決めつけるものではないのでしょうが、やっぱり私は犬派なんだな
> と思います。

私も犬派だとおもいます。しかし犬を迎える余裕がありません。
「(経済的他の)余裕がない人間はペットを飼ってはいけない」という言葉に
抵抗を感じますがはやり、余裕は必要ですよね。
もし「やはり犬を迎えたい」と考えるのであれば、余裕つくりに努めることが
いいと思います。


> 先日 SNS に4年前の N の動画をアップしました。
> つい最近の事のように思えます。横に N がいて、いながら動画を見ている
> 気分になります。

そのような時間を楽しむように過ごすといいと思います。
私も写真や動画をアップしていた時期がありました。


皆既月食、私も見ましたが、なんとなく不気味に見えてしまいました。
赤いだけでなく(大きいので)凸凹もよく見えたからだと思います。
夜用の少し強めのメガネをかけていたので、よく見えてしまいました。
うーにーやまいすが居なくなってから昔以上に怖がりになったような
気がします。


> しばらく運動ができない時、せめて家でヨガやストレッチでもと頑張って
> しまったら、無理な前屈で胸が圧迫されて肋骨にひびが入ってしまいました。
> いつやったのかもわからず、テニスをしたら胸が痛くて全く打てず、病院に
> 行ってやっと気づくという…。1か月以上安静。

それは凄い。肋骨にひびが入るほどのヨガやストレッチとは!
使う手足でも腰でもなく肋骨というのも不思議。
とりあえず、歩くのがいいのではないでしょうか。
街歩きや山歩きなど。


> 最近は健康診断で心電図に所見が出て、狭心症の疑い。
> 再検査で24時間心電図やら、トレッドミル(運動中の)心電図、レントゲン
> エコー等々一通りやってもらいました。
> 結果は異状なし、運動制限もなし、と言われほっとしたところでした。

私は最近、五十肩をやっていますが、病院に一度だけ行ったのですが、
エコーで「はい、五十肩です」と。最近のエコーは凄いなと思いました。
K さんの場合、それだけ検査して異常なしと告げられたのであれば
安心ですね。


> で、安心して嬉しくなってしまい、テニス、ジム、ヨガ、最後に T と
> テニスと続けて4日やったところで、足を痛め……。
> 今、日常的な動きしかできないでいます。
> いい気になってました。
> 無理はしない、と決めたのに冷静な判断を欠く時が危ないです。

テニスをはじめ、今やっていること、全てやめてみては如何でしょうか。
そして出来た時間で、今までやったことのないことをやってみる。
犬との生活から猫の居る生活に変えるように。
猫のように、その時々の判断でやることを決めるとか。


> 何年振りでしょうか、8月は親しい友人と2泊3日の函館旅行に行き、秋は
> テニス観戦。有明なのに1泊しちゃいました。
> T は2月初旬に研究発表を終え、翌日にはテニス合宿、帰ってくると
> PCゲームを買いゲーム三昧の後、今卒業旅行でイタリアです。
> 4月まで、束の間の羽を伸ばせる日々ですね。
> 主人も来月昔の職場の仲間と一泊旅行。
>
> 3月にはやっと家族3人での伊豆一泊旅行が決まりました。
> 近場ですが、家族3人での旅行は7,8年ぶりかもしれません。

こういうことを大事にするというか、積極的に行ってみては如何でしょうか。
何か趣味のことをやるのではなく、人付合いというか、誰かと遊ぶというか。
たとえば誰かと旅行をするとしても、何処に行って何をするかを、その
メンバーから想像して、皆に提案したり。
お金になったり世の中から評価される仕事ではなく、ご自分がやりたいと
思いついたことをやってみるとか。

それと、他の人のためになることをすることを心がけるといいとおもいます。
先に書いたように、誰かとのお付き合いでも何をどうするかを提案したり。

体の衰えが心配であれば、家事を一生懸命やるくらいで、どうにかなると
おもいます。それだけで体が衰えない人はいっぱいいますから。
家事は、自分のための部分もありますが、家族のため・お客様のためです
よね。そういうことをやるのがいいとおもいます。


> 心配してくださっているようですが、意外とゆったりと過ごせています。
> って、これだけ身体の事を書いてすべて好調とは言えないですけどね。
> N のことを思うときは、悲しいとかよりも幸せだったなという気持ち
> の方が大きいです。写真を見てあったかい気持ちになって、お仏壇に手を
> 合わせる時もニコニコしてます。

私も、悲しいとかよりも幸せだったなという気持ちの方が大きいです。
やはり犬はいいなとおもいます。


> 違った分野でですが、主人の仕事が少し増えまして、T が社会人になる
> ことで、経済的な余裕も少しはできてきそうです。
> 主人と私は、N と T に対して一仕事終え、新しいステージに入ったの
> ですね。

この時代にお子さんを立派に育て上げたことは凄いことだと思います。
今まで大変な日々を過ごしてきたことは、子供がいない私でも想像できます。
そうですね。神様が次のステージに進むことを許してくれているような感じ
なのだと思います。


> n さん、夏に比べて太ったことに気づきました。
> 大変!!半年前の写真と比べると、顔が大きい、お尻が大きい。
> 数日前からダイエットです。
> 野良さんは外でも何か食べているでしょうし、どこかでご飯をもらっている
> のかも。体調管理は難しいですね。
>
> はい、新たな課題が出来ました。
> ちゃんと見ておいてあげなくては。

猫は犬とよりも、体重の管理は神経質になる必要はないのかもしれません。
体重だけでなく、外にも出る猫は特に、怪我や毛並などもよく見えてあげてください。



> 今年のおみくじですが、
> T は、大吉、動物は「たつ」、言葉が「王者の風格」でした。
> 今まで、「きつね>人を信じなさい」とか「タヌキ>いつわり」とか「カエル
> >不実」とか全く喜べないし突き刺さる内容が多くて不満だったようですが。
> 今回は少し嬉しかったみたいですけど、逆に真に受けていいのかと不安がって
> ましたけどね。
> 私は、小吉、動物は「リス」、言葉は「内気」
> キーワードは、消極的にならず積極性を持つことのようです。
> 今の私にはちょうどいいかな。

社会人になるこの時に「たつ」「王者の風格」は嬉しいような、違和感あるような。
新入りがいきなり王者になったら妬まれそう。T 君なら、妬まれないような
気遣いができるとおもいますが。

リスは、T 君が何度かひいていたと思います。
リスは内気に感じます。写真や絵本でみるリスの行動は自由奔放に見えることも
ありますが、一年のサイクル、一日のサイクルを忠実に守るイメージがあります。
人間にとっても、それは生活の基本として重要なことだと思いますが、ときには、
それを見直す必要があることもあるでしょう。新しいステージに合った日常を
模索してみては如何でしょうか。そのような意味なのではと思いました。


> 春はもう少し先ですね。
> T が、サンパラソルというつる性の花を育てています。
> 箱入り娘で健の部屋で今年3年目の冬を越します。暖かい地方の花なのにこの
> 寒さの中蕾がいっぱいついています。
> 春が待ち遠しいです。

植物に疎い私はサンパラソルを知りませんでした。ネットで調べました。
華やかな花が咲くのですね。もう咲いているでしょうか。



「最後に書く」と書いた、n さんと K 家の皆さんとの関係を、私がどのように
感じているかを書いておきます。冒頭にも書いたように私は猫のことは詳しくない
のでそのつもりで読んでください。

今まで犬のことを色々と勉強されてきたとおもいます。
食事を出してくれるだけの人よりも、食事は一切出さなくても遊んでくれる人を
犬が好いているように見えることありますよね。
食事を出してくれる人が食事を持ってきても素っ気なく食べて終わり。
遊んでくれる人には体いっぱいに楽しさ・嬉しさを表現しているかのように遊ぶ。

なにか釈然としませんよね。食べないと死んでしまいます。遊ばなくても
死ぬことはないし、そこまで嬉しくない遊びを探すことも出来ます。
食べることの方が大事なはずなのに、何故?

それは、その犬と人とで築いた関係なのではとおもいます。
ご飯を持って行き、食べ終わるまでの時間はワンパターンになりがちです。
そして、義務的な作業にもなりがちです。
人が毎日そのような感覚で出し続ければ、犬は「こういう雰囲気の時間なのね」
と、気遣って落ち着いて食べることになるでしょう。
人と犬との間で、暗黙のルールのようなものが出来る訳です。

人と犬とが楽しい時間を作るには、人間側が楽しんでいることが先になります。
犬はそれに合わせます。
手作りご飯を勉強して、栄養のことなどを考え、その中でより良い素材を選び
さらに、いい香りがするような加熱加減を考え、出すタイミングをはかったり。
そんなご飯を犬に出すとき、人の表情も変わりますよね。
犬は美味しい香りで喜ぶことは確かにありますが、出してくれる人の喜びを
感じ、増幅してくれのではないでしょうか。


さて、n さんは猫です。猫の場合はどうでしょう。
まず、表情が分かりにくい。嬉しいのか不機嫌なのか分かりにくい。
一日の多くをのんびり過ごし、短時間だけ激しく遊んだり、人間と触れ合ったり。
それはたぶん肉食の動物だからだと思います。
その短い時間を誰と過ごすかは猫の気分次第、一日のサイクル次第。
おばまが糖尿病なので、猫の血糖値の変化とその行動の抑揚(?)に関係が
あることを感じています(頻繁に血糖値を計ることができませんので、
あくまで推測ですが)。

つまり、人からご飯を定期的にもらっている猫の行動サイクルは、やはり
ご飯が基準になるとおもいます。ですが、感情が分かりにくい猫の場合、
(感情を受け取るのも上手くないとおもいますので)人間がご飯を出すときの
雰囲気よりも、出す「時間」(生活サイクル)による影響が大きいとおもいます。
もし、n さんと K さんの関係を変えたいのであれば、ご飯の時間を変えれば
変わるのかも(と猫のことは詳しくない私は)思いました。

でも、今のままでもいいのではないかなとおもいます。更に言えば、この先
完全室内飼いの方向に進めるのであれば、ご飯の時間やあげ方が変わって
くることでしょう。
n さんは完全室内飼いに対応出来る子だとおもいます。ただし、時間は
かかると思います。



最後にお願いとご相談。

まずはお願い。仮ページをつくりましたので確認のお願いします。
このメールも入っています。
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn71.htm
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn72.htm http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn73.htm

(随分前に確認していただいた 69と70は今日公開しました。)


ご相談。
そろそろ、このメールのやり取りを公開するのを終わりにしたいと思います。
N ちゃんが亡くなって2年以上。また、私は猫のことは詳しくありませんので、
今後お力になれないとおもいますし、なれたとしても公開するほどの内容を
書くことは出来ません。

次回いただくメール(このメールの返信)の最後に、K さんからの
まとめ的なことを書いていただき、さらにその返事を私が書くときに、
最後のコメントを書いて終わりで如何でしょうか。

それ以降は、全くの個人としてお付き合いを続けてゆければとおもいます。
ちなみに、既に終わっている「MさんとJちゃん」のMさんとは今もお付き合い
させていただいています。



暖かい日が続きましたが、ここのところ寒の戻りですね。
季節の変わり目です。くれぐれもご無理をしないように。




私は、猫のことはよく分りません。
現在猫と暮らしていますが、個体差が大きいので安易に(しかもメールという言葉だけの方法で)相談にのるものではないと思っています。

ビーグルの N ちゃんは 2015年12月5日に亡くなっています。あれから2年以上経ちます。ご家族の皆さんは、まだまだ心が落ち着かない時もあるとおもいますが、18年近く続いた このコーナーもそろそろ終わりにしたいとおもいます。


この連載が始まった 2000年の頃と今では、犬や猫を取り巻く環境は大きく変わりました。
ペットOKの賃貸物件も増えました。一般誌がペットの特集や別冊を出すことも珍しくなくなりました。
当時「そろそろ犬や猫の寿命が延びるのも終わりだろう」と思っていました。日本人の平均寿命が80歳くらいの数字から、著しく伸びることがないように。しかし、その後も少しづつ伸びていっているのを感じます。
獣医学の発展もありましたが、グッズも大きく進歩しました。玩具もそうですが、私が扱っていた消臭剤など比べ物にならないものがあります。ペット関連の商品を(ペットショップではない)一般のお店で見ることも珍しくなくなりました。

トリミング、シッター、ホテル、トレーナーなどサービス業も幅広くなり、その数は増えました。
2000年に関連する法律の大改正後の施行があり、その法律はだいたい5年に一回見直され(改正があり)、業者の在り方も変わってきています。

犬ブームが安定して続いているとおもっていたら、猫ブームがきました。


しかし、どんなに世の中が変わっても、犬や猫の幸せは「家族の在り方」「心の繋がり」からです。
このコーナーが、そのことを考える時の、参考に、目標に、なれば幸いです。




   
※ プライバシー保護のため、固有名詞、地名等を表示させないことを目的に
      文章を変更したり伏字にした箇所がございます。ご了承ください。



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