Kさん と Nちゃん  60

・・・・10・・・・20・・・・30・・・・40・・・・50・・・60・      「しつけ?」へ戻る




■ 気がつけば10年 ■

このメールのやり取りは、2000年から始まっています。もう10年です。
始まりのメールは、上の「1」をクリックしてみてください。

犬に関わる知識を得る目的は人それぞれですが、私たちは「犬の気持ちを
理解するため」の知識をつけたいと考えます。それは同時に「犬に気持ちを
伝える方法を考える基礎」にもなるはずです。

犬の不調、苦痛を理解するのは難しいものがあります。
「気がついたときは辛さそうだった。そして助からなかった」という話は珍しく
ありません。

出来ることなら、犬の不調・苦痛を察することが出来るくらい、そこまででなくとも
「もしかしたら・・」と考えることが出来る飼い主になりたいものです。
そして何故、犬はそれらを表に出そうとしないのか、一度は考えてみて欲しい
ものです。


10.12.16   そろそろ梅雨に入りますね    Kさん

毎度のことながらお返事が遅れに遅れてしまい、すみません、、。
とうとう師走に入ってしまいました。

11月下旬には動物病院との縁も切れ…、線維肉腫の病院通いの経過観察が終わって
N に関しては一段落というところです。
きっと心配もしていらっしゃると事でしょうから、速攻でお返事を書くつもり
だったのですが、何をするにも手際が悪くなり(歳ですね)我ながら自己嫌悪です。

本当は9月の下旬には線維肉腫のほうはもう大丈夫とお墨付きを頂いていました。
10月に最後の検査をして、何もなければ病院通いは卒業。あとは家庭での経過
観察という話で10月の検査を異状なしで終えました。
肩の荷が下りて解放された気分だったのですが、1週間もしないうちに今度は同じ
右足の甲の部分にシコリがあるのに気付きました。踵に出来た線維肉腫の時と同じ
ようなこりこりで(少し小さかったですけど)同じ足だったのでショックでした。
主人はもう少し前に気付いていたらしいのですが…。

すぐに病院に連絡し、やっと卒業した1週間後にまた病院。
私たちは何をやっているんだろう…。
もう泣けてきました〜。
また、組織を採って検査です。結果は癌ではありませんでした。
普通の肉が盛り上がっているだけのようで、なぜそのようなしこりになったのかは
病院では分からないようです。線維肉腫の様な癌は踵の部分から甲へという転移は
まれだそうで(末端から元の部分への転移はよくあるとか)先生は線維肉腫の再発の
可能性は低いと思っていたそうです。
組織を採る時、意外に堅かったようで細い針でのサンプルができず、太めの穴開
けられ包帯を巻かれ、また「エリザベスさん」になって戻ってきました。

ただ、取った細胞からはガンが見つからなかっただけで、その周りに悪性の物が何
もないとは100%は言い切れないという事で、やはり経過観察1カ月になってしまい
ました。
で、11月25日に病院へ行き、特に大きくもなっていないし体調もよさそうなので
今のところ緊急にどうこうするタイプの腫瘍ではないでしょうという事で、また経過
観察ということになりました、。「心配であればまた月に1回とかの割合で通院します
か?」と言われましたが、もう家庭で見ることにしました。
歳なりの落ち着きが出て大人しくはなりましたけど、たぶんこの歳の割には元気な
のだと思いますし、体調が変われば気づいてあげられる気がします。

脂肪の塊は大きくなっているような気もするのですが、病院で毎回診てもらうと変わら
ずのようです。特別目立つわけではないんですけど、やっぱりナイスバディ(?)のラ
インをくずしてしまうので気になります。

> 犬は苦痛に強い動物です。少しの変化も見逃さないようにしてあげてください。
> 落とし穴はいっぱいあります。N ちゃんだけではなく、K 家の皆さんが
> 落とし穴に落ちないことを祈っています。
>
そうですね。
実際病気を持っていても、N が苦しそうだったり、とてもつらそうな顔をしていたり
という記憶はないです。おとなしかったというのはありますけどね。病気だと言われな
ければ外から見ただけでは全く分からない。
病院で会うワンちゃんも、みんなどこが悪いのかなんて全然わからないワンちゃん多い
ですよ。

これからは病院通いもなくなる事ですし、十分に注意してあげようと思っています。
幸い今までの癌も早い時期に見つけられたし、病院でもいいタイミングで良い処置をし
ていただいたと思っています。
ラッキーだっただけかもしれませんが、皆N を大切に思っているからよく見ていると
いうのも大きいと思います。
でも、”落とし穴”はどこにあるかわかりませんからね。


夏休み、もうだいぶ前の話になりますね。
私の北海道行きは中止になりました。
主人が一人で行くと決めていたようで、「たまったマイルでいけるから一人で行ってく
る」…と。
なので、母とT 、N 、ズッコケ三人組の生活も幻となってしまいました。
T と母は楽しみにしている様子もあったんですが残念でした。T は好き勝手で
きますし、母は以前にもN との留守番を経験済みですしね。

私、N のことも興味ありましたけど、T とおばあちゃんがどのように絡むかも興味
があったんですけどね。ご飯を二人でダブって上げちゃって、N が喜んじゃったりとか
ありえるな〜と。
家にいる時は、T はN が悪さをしないかを結構気にするので、N をよく見ていて
くれそうだと思うんですよ。
私がいないと T と母のどちらの布団にもぐりこむのか、とか…。
残念でした。


今年の夏は本当にすごい暑さでしたね。
散歩の時間いつを選んでも暑くて暑くて…。
朝が一番いいのでしょうが、早起きが苦手なうえ T を送り出すと丁度疲れが出始める
頃で、一休みしてからなんて少しでも思うともう出られる気温ではなくなってます。
夜のお散歩を結構しました。

それから、お買い物散歩。
って、あまり歩きまわる散歩じゃないので(カートに乗ってなので)、運動になってないん
ですけどね。
よく行く花屋さんでは、N も常連さんになりました。
いつも声をかけてもらってます。
店員さんはカートに乗っているN を見るのがのが面白いみたいです。カートに乗ると私の
手と顔を交互に見て「おやつくれるよね!」って誘うんですよ。で、もらえないかなって
判断すると、周りに興味を移してきょろきょろ、、、。周りに夢中になりすぎると座っていた
お尻が浮くので私が手でお尻をおさえて座らせると、今度は私を見て「おやつあった?」
みたいな。
なんか、バタバタした買い物ですけど結構楽しんでます。


> T 君の夏休みは如何だったでしょうか。
T はマイペースでなんとか頑張ってます。
夏は毎度のことながら部活と試合。とはいっても今年でそんな夏の過ごし方も最後になり
そうです。来年は受験ですし。
ジュニアの試合はあまりい結果は出ませんでしたが、リベンジ戦を一つ勝ちました。
新人戦はシングルでコケてしまいましたが、ダブルスでは本戦まで上がり、東京都でBest
20に入る事が出来ました。パートナーが良かったのかな、、。


7月、スクールにプロの選手(今、シングルス6位ダブルス1位の選手です)が教えに来てく
れて、指導してもらう機会などもありました。
いろいろアドバイスも受けたようです。写真を撮ってサインを頂き、今机の横に貼ってあり
ます。ウェアをプロと同じものを買ってみたりして、大切な試合の時はそのウェアで臨んでい
るようです。
プロのプレーは間近で見ると凄い迫力です。私もファンになってしまいました。

去年は部活を休む事はできませんでしたが、今年は受験を控えているからという事なのか
大学のオープンキャンパスに行くためなら休んでもよいという事で、お目当ての学校数校
に足を運んだりもしています。


T は、良い意味でも悪い意味でも色々な事をうまくやっていくバランスを身につけた様
です。まだイライラした様子を見せることもありますが、なるべく親に甘えずに物ごとをこ
なして行きたいと考えているのがよくわかります。
黙って見ているだけというのはとても苦痛で(今はそんなレベルです)辛抱のいる事なので
すが、「あれ、意外とやるじゃん!」ということ多くて、だんだんにこちらもストレスなく放
っておけるようになってきました。先日行った美容院の、同じ年頃の息子さんを持つ美容師
さんとも「子離れ修行だね」と意見がぴったり一致しました。


N との絡みも頓に少なくなった T は、N が大人しくなってしまうのを少し心配して
いるようです。
T の扱いは荒いので、遊ぶとなるとバタバタ激しく暴れてT の思うように行かないので
最後はT が押さえつけて、N 降参のポーズで大人しくなった N をいじくりまわすと
行ったパターンです。面白いですね。いつから T はN を怖がらなくなったんでしょう。
「降参させるのが簡単になっちゃった」のと「ほとんど抵抗しなくなった」のが気になるみ
たいです。「おい!なんで動かないんだ」なんて話しかけてました。

・・って、N を心配している割には困ったこともやってくれました。
ハードな練習での体のケアで、湿布薬を使うことの多い T 。スクールバッグに使用済み
の湿布を入れておいたのを開けっぱなしで放り投げておいたら、N がいつの間にか食べて
しまったようです。
散歩中にうんちをした時、お尻から白いものが…。
出きらない様だったので私が引っ張って見ると、15cmくらいあるシップがニョロニョロと出
てきましたぁ!私もびっくりしましたけど、傍に歩いていた人もびっくりしてました。
苦笑いですよね。
何事もなく出てきて、N の体調も悪くなる事なく(なのかなぁ)チャンチャン!だったの
で良かったですが、食べているところを見ていたら、また大騒ぎですよ。

まだまだ油断のならないT (と、N )でもあります。


も一つ、T の名誉挽回のお話におつきあいを。
12月4日に17歳の誕生日を迎えました。
翌日は試合で、お弁当は買い弁と話はついて(!?)いました。
試合会場は川崎だったので朝6時ころには家を出なければならない予定。
いつもなら私が起きて朝食を準備して送り出すのですが、その日はT のほうが早く起きてどん
どん支度をしている様子。朝食を作ってほしい頃に私を起こしに来るかなと N と一緒に部屋で
スタンバっていました。T の起きた気配がしたのでリビングへ行きたがってる N だけ T のとこ
ろへ行かせました。
・・・朝食は菓子パンとコーンフレークを食べて、N のトイレの始末(大も小も)をちゃんと
して、さっさと行ってしまいました。玄関に鍵もかけて。
コーヒーメーカーに私たちの分までコーヒーが入れてありました。
おおぉ!感動!

でも、考えてみれば、当たり前のことなんですよね。今頃こんなことで感動するなんてと後で反
省もしました、、、。
出来るのにやらせてなかったんだなぁと。


私には甘えてくる息子がいなくなって「甘えてほしい」オーラがでていたのか、お散歩で出会っ
たワンちゃんにベタベタに甘えられちゃいました。快・感。
私も本当にかわいいなあと思いながらなでたりぐりぐり弄りまわしていたのですが、ひっくり
返ってしまって「ウィ〜」なんて変な声まで出させてしまって。飼い主さんもびっくり。
N は遠巻きに見ていましたが、いつもより少しだけワンちゃんに近寄ることが出来たかしら。

今まではN を連れて歩くのでいっぱいいっぱいだったのが、よそのワンちゃんを見て「弄りた
い」と思うようになってます。怖いですね〜。


テニスを再開したら、以前以上に楽しくなってしまいました。
上達したくて観はじめたプロの男子テニス。はまってしまいました。
何度有明まで足を運んだことか…。
お気に入りの選手もできて、有明テニスの森にも何度も観戦に行きました。
次なる野望は、N を連れて行って一緒にテニス観戦という機会を増やす事。制約はあると思い
ますが、様子を見つつその可能性を広げていきたいと思っています。
車で有明までたどり着く事が最大の関門なんですけど(私の軽はカーナビ付いてません)来年の課題の一つです。
うまくすれば「N を出しに選手とお近づきになれたりしたら最高」なんて虫のいい事も考えて
います。虎視眈眈。
主人はうちの近くであった大会で N を連れていったらその機会があり(プロではありませんが)
N に興味を示してくれて何度もかまってもらったそうです。でもそれが選手だというのを知ら
ず後で残念がってました。知ってたらもっと話してたのに、と。


「Nさんと・・」のページ読ませていただきました。
もう追いついてしまいましたね。最後は去年の今頃のメールでした。
OKですので公開してください。


今もう年末ですので、次のメールの時ですと年始のおみくじ診断がかなり遅れてしまいますよね。
また年始にご挨拶もかねてメールさせていただきます。
本当に毎回のことながらお返事が遅れてしまい、すみませんでした。
きっと心配していただいていたと思います。

今年ももうわずか。
掃除も、年賀状も手付かずで、忘年会だけは2回もやってしまいました。今週末にもう一回。
昨日、期末テストの答案が帰って来て来週三者面談です。
なんだか面倒なものだけが残された年末の半月です。
慌ただしいですね。

今年のK家も人間の健康面だけは何事もなく平穏無事でした。
それはとてもありがたい事なんですよね。

来年はいい年でありますように。
今年はちょっと良かったけど。

弓削さんのお家の皆さんにとっても良い年になりますように。

では、、。




11.01.05   うーにーちゃんありがとう    Kさん

弓削さんこんばんは。

うーにーちゃんに心を痛める中、私たちのために年賀状を出して頂いて
ありがとうございました。

私、自分のことで精一杯でいつものメールのお返事も遅れるし、うーにー
ちゃんの事も知らないままで…。本当に恥ずかしいです。
ごめんなさい。

弓削さんにもうーにーちゃんにも、奥様にも沢山与えられていたのにいざ
という時に何も知らず何もできなかった事をとても悔やんでいます。


この3日間でブログを読ませていただきました。
弓削さんご夫婦がどれだけうーにーちゃんの事を愛していたのかをいまさ
らながら改めて知りました。
うーにーちゃんの看護は動画などを見ると、お二人とも淡々としているよう
に見えます。でも、文面からは深く深くその一時を大切にしようとする気持
ちが伝わってきました。

今も心の整理がつかないままの時を送っているのでしょう。
私には弓削さんのお気持ちは、分かりたくても分かるなどと、軽々とは言え
ません。


…うーにーちゃん、素敵ですね。
素敵な寝顔。私には寝ているようにしか見えません。ちゃんと体温もある様に
見えます。
お部屋で寝ていて、少しずつお花が増えてゆき、納棺されて、お花とおやつと
うーにーちゃんの大好きだったものでいっぱいになって…、なんだか最後には
小さな女の子に贈るクリスマスプレゼントの様でした。

弓削さん、ほんと、うーにーちゃんと出会えてよかったですね。
それしか言えません。
なんとか励ましの言葉をかけたいと思うのですが、今私が何を伝えようとしても
的外れな言葉しか出てこないような気がします。
本当に何もできなくてごめんなさい。

私からも、うーにーちゃん、ありがとう・・・。
うーにーちゃんのご冥福をお祈りします。





11.01.07   また一年が始まりました    弓削

まずは、12月にいただいたメールの返事から。

> 10月に最後の検査をして、何もなければ病院通いは卒業。あとは家庭での経過
> 観察という話で10月の検査を異状なしで終えました。

読んでいて、ほっとしたと思ったら・・・

> 肩の荷が下りて解放された気分だったのですが、1週間もしないうちに今度は同じ
> 右足の甲の部分にシコリがあるのに気付きました。踵に出来た線維肉腫の時と同じ
> ようなこりこりで(少し小さかったですけど)同じ足だったのでショックでした。
> 主人はもう少し前に気付いていたらしいのですが…。

「なんで?」という気持ちになりますよね。
でも、悪いものではなくて何よりです。


> ただ、取った細胞からはガンが見つからなかっただけで、その周りに悪性の物が何
> もないとは100%は言い切れないという事で、やはり経過観察1カ月になってしまい
> ました。

そういうことなんですよね。
うーにーのときもそのように説明を受けました。

> 歳なりの落ち着きが出て大人しくはなりましたけど、たぶんこの歳の割には元気な
> のだと思いますし、体調が変われば気づいてあげられる気がします。

もし癌で体調が変われば、その時点で、N ちゃんへのダメージは
大きなものだと思います。出来ればその前に気づいてあげてください。


> 脂肪の塊は大きくなっているような気もするのですが、病院で毎回診てもらうと変わら
> ずのようです。特別目立つわけではないんですけど、やっぱりナイスバディ(?)のラ
> インをくずしてしまうので気になります。

目立つ場所にあるものは、どうしても気になってしまいますよね。
腫瘍は、いつ悪性に変わるか分からないとか、良性もで大きくなり
すぎりると生活に支障がでるとか、脅かされた(なんて言ったら
獣医さんに失礼ですね)こともありました。

不安な毎日を送るのは、精神的に負担になるかと思いますが、これ
ばかりは仕方ないことと、受け止めるしかないと思います。


> これからは病院通いもなくなる事ですし、十分に注意してあげようと思っています。
> 幸い今までの癌も早い時期に見つけられたし、病院でもいいタイミングで良い処置をし
> ていただいたと思っています。
> ラッキーだっただけかもしれませんが、皆N を大切に思っているからよく見ていると
> いうのも大きいと思います。
> でも、”落とし穴”はどこにあるかわかりませんからね。

そうですね「落とし穴」は何処にあるか分かりません。
今まで早期に対応出来たのは、K 家の皆さんがN ちゃんのことを
日々よく見ているから、その変化に気がついたのだと思います。
これからもそうしていけば、いいと思うし、それ以上のことは
出来ないと思います。それだけのことをしてあげられていると
思います。


> 夏休み、もうだいぶ前の話になりますね。
> 私の北海道行きは中止になりました。
> 主人が一人で行くと決めていたようで、「たまったマイルでいけるから一人で行ってく
> る」…と。
> なので、母とT 、N 、ズッコケ三人組の生活も幻となってしまいました。
> T と母は楽しみにしている様子もあったんですが残念でした。T は好き勝手で
> きますし、母は以前にもN との留守番を経験済みですしね。

私も期待していました。残念です。
またの機会を楽しみにしています。


> 私、N のことも興味ありましたけど、T とおばあちゃんがどのように絡むかも興味
> があったんですけどね。ご飯を二人でダブって上げちゃって、N が喜んじゃったりとか
> ありえるな〜と。
> 家にいる時は、T はN が悪さをしないかを結構気にするので、N をよく見ていて
> くれそうだと思うんですよ。
> 私がいないと T と母のどちらの布団にもぐりこむのか、とか…。

ははは・・・・、ありそうですね。
私は、T 君がどれだけ時間があるのか、それが気になりました。
気持ちはあっても時間がない、という感じになるのかな、と。

最後の「布団」はどうなるのでしょうね(笑)


> それから、お買い物散歩。
> って、あまり歩きまわる散歩じゃないので(カートに乗ってなので)、運動になってないん
> ですけどね。
> よく行く花屋さんでは、N も常連さんになりました。
> いつも声をかけてもらってます。
> 店員さんはカートに乗っているN を見るのがのが面白いみたいです。カートに乗ると私の
> 手と顔を交互に見て「おやつくれるよね!」って誘うんですよ。で、もらえないかなって
> 判断すると、周りに興味を移してきょろきょろ、、、。周りに夢中になりすぎると座っていた
> お尻が浮くので私が手でお尻をおさえて座らせると、今度は私を見て「おやつあった?」
> みたいな。
> なんか、バタバタした買い物ですけど結構楽しんでます。

結局、うーにーは、カートでの散歩はほとんどしませんでした。
経験したことのない人間には、カートでのお散歩ってどうなんだろう
と感じることがあります。
でも、この話を読んで、いいな〜、と思いました。

何度も書いていることですが、身体的な運動だけでは犬は満足しません。
頭の運動というか、感動とか考えることもしないと満足できません。
その意味では、とっても意味のある散歩だと思いました。


> 夏は毎度のことながら部活と試合。とはいっても今年でそんな夏の過ごし方も最後になり
> そうです。来年は受験ですし。

T 君、どんどん成長していきますね。ということは、どんどん時間が
過ぎていくんだな、と感じます。早いものです。


> 7月、スクールにプロの選手(今、シングルス6位ダブルス1位の選手です)が教えに来てく
> れて、指導してもらう機会などもありました。
> いろいろアドバイスも受けたようです。写真を撮ってサインを頂き、今机の横に貼ってあり
> ます。ウェアをプロと同じものを買ってみたりして、大切な試合の時はそのウェアで臨んでい
> るようです。
> プロのプレーは間近で見ると凄い迫力です。私もファンになってしまいました。

なんでもそうですが、話で聞くのと、間近で見るのは大違いですよね。
きっと精神的にも得たものがあるかと思います。T 君のこれからの変化が
楽しみです。


> 去年は部活を休む事はできませんでしたが、今年は受験を控えているからという事なのか
> 大学のオープンキャンパスに行くためなら休んでもよいという事で、お目当ての学校数校
> に足を運んだりもしています。

自分が大学を決めるときは、そのようなことはしませんでした。
羨ましくもありますが、今の子供はとっても頑張っているな、と思ったり、
自分の子供の頃は(当時はそれなりに大変だと思っていましたが)のんびり
していたものだな、と思ったり。


> っておけるようになってきました。先日行った美容院の、同じ年頃の息子さんを持つ美容師
> さんとも「子離れ修行だね」と意見がぴったり一致しました。

T 君もちょっとハラハラすることがありますが、いい子に育ちましたね。
「子離れ修行」ですか。子供がいない私には分かりませんが、うーにーを
失った今、もしかしたら、これと似ているのかも、と思ったりしました。

もしそうなら、とても複雑な気持ちですね。


> 「降参させるのが簡単になっちゃった」のと「ほとんど抵抗しなくなった」のが気になるみ
> たいです。「おい!なんで動かないんだ」なんて話しかけてました。

N ちゃんが年をとったということもあるのだと思います。
若い活発な脳は、達成欲が旺盛です。「何かを達成したい」「誰かに勝ちたい」
などの感情です。一般的に、年をとっていくと、これが減っていきます。
結果として、激しく遊ばなくなります。「負けてもいいや」という感じで
しょうか。

T 君には、N ちゃんが、その先どうなるのかを、まだ理解できない
のだと思います。それが分かってくると、また成長できることでしょう。


> ハードな練習での体のケアで、湿布薬を使うことの多いT 。スクールバッグに使用済み
> の湿布を入れておいたのを開けっぱなしで放り投げておいたら、N がいつの間にか食べて
> しまったようです。
> 散歩中にうんちをした時、お尻から白いものが…。

何事もなく出てきて良かったですね。
でも何故食べてしまったのか不思議です。他の(食べ物ではないもの)は
食べませんよね?、甘い匂いでもしたのでしょうか。


> でも、考えてみれば、当たり前のことなんですよね。今頃こんなことで感動するなんてと後で反
> 省もしました、、、。
> 出来るのにやらせてなかったんだなぁと。

私の親は、子供にお手伝いをほとんどさせない親でした。子供の頃は
何も感じませんでしたが、大人になってから「やらせてくれればよかった
のに」と思うことがあります。

子育てって難しいですね。
それでも T 君がいい子に育っていることが、私も嬉しいです。


> 私には甘えてくる息子がいなくなって「甘えてほしい」オーラがでていたのか、お散歩で出会っ
> たワンちゃんにベタベタに甘えられちゃいました。快・感。
(後略)

N ちゃんの健康、T 君の子離れと K さんにとっては辛いことが
増えたと思いますが、楽しみも増えたんですね。
楽しみは、思わぬところで見つけることができるのかも。


> テニスを再開したら、以前以上に楽しくなってしまいました。
> 上達したくて観はじめたプロの男子テニス。はまってしまいました。
(中略)
> うまくすれば「N を出しに選手とお近づきになれたりしたら最高」なんて虫のいい事も考えて
> います。虎視眈眈。

ははは・・・、他にも楽しみを見つけていたんですね。
動物の脳は、楽しいこと、満足することを生き甲斐とするらしいです。
楽しみ、どんどん見つけてくださいね。


> 「Nさんと・・」のページ読ませていただきました。
> もう追いついてしまいましたね。最後は去年の今頃のメールでした。
> OKですので公開してください。

お忙しいところ、ありがとうございます。
少しずつ公開させていただきます。


> 今年ももうわずか。
> 掃除も、年賀状も手付かずで、忘年会だけは2回もやってしまいました。今週末にもう一回。
> 昨日、期末テストの答案が帰って来て来週三者面談です。
> なんだか面倒なものだけが残された年末の半月です。
> 慌ただしいですね。

私の12月は、珍しくそこそこ仕事が入りました。
寝る暇も惜しむ日が続くようなことはありませんでしたが、なんとなく
過ぎてしまった一ヶ月でした。
年賀状も、毎年ほとんどの人にコメントをつけていたのですが、
今年はほとんどなし。忘年会も参加した記憶がありません。
何をしていたんだか・・・。

でも、仕事があるというのは、嬉しいものです。


=======================

続いて年始にいただいたメールのご返事です。


お気遣いありがとうござます。

6月の誕生日には、暑い中、どうにか旅行に行くことができました。
でももう、その時点で随分と辛そうでした。
私には、うーにーが何を考えているのか分からないときが多くなって
いきまいた。たぶん本人も訳が分からない状態だったと思います。

「なんでもいいから生きていてくれたら」と言う人がいますが
あの時点で、私には、そう思えないときが多くなっていました。

「愛された犬は、飼い主のために死ぬときを選ぶ」と言われますが
「なんでもいいから生きていてくれたら」という気持ちよりも
「こんなに頑張ってくれてありがとう。もうそろそろいいから」と
いう気持ちが強くなってきたと感じた頃、一気に弱っていきました。


うーにーの死後、自分の生活を一気に改めようと思ったのですが、
それが裏目に出ました。現在も日々途方にくれています。

先にも書きましたが、子離れの辛さというのもは、これに似ているのかも
と思いました。


私も楽しみを探してみたいと思います。



P.S.
おみくじの結果、楽しみにしています!



誰でも知っていることですが、犬の寿命は人間よりも短いです。
犬をこの世から見送るのは飼い主の義務ですが、その経験が少ない人も多いものです。
一度経験して、「二度と経験したくない」という人も。


犬を見送ることは、「普通、こんなかんじでしょ?」というパターンがない、
でも、多くの人が経験するだろう、事柄です。

それは、そこまでに至る過程、要素がそれぞれだから。
家族の関わり方、犬友達、獣医さん、トレーナーさんなど、関わった人が違う、
それまで過ごしてきた時間が違う。

その違いが出てくる重要なポイントは、犬が来てすぐのときに、
犬とのコミュニケーションをしっかりとろうとするかどうか。

そのとき、「犬と分かり合える」ことを感じることができると、それはまるで
初恋のようなドキドキな時期になることでしょう。


そして、長い長い恋人時代。
犬は、人間よりも早く成長し老いていきます。
まんねりに感じる余裕もなく、身体的な変化がやってくる。
そして最期を看取ることになる。

振り返えれば、幸せで輝いていた時間だったとおもえることでしょう。
そうなるには、何が必要なのでしょうか。


そろそろ、この日本でも、
そういうことを考えてもいい時代になったのではないでしょうか。


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