1・・・・10・・・・20・・・・30・・・・40・・・・50・・・・60・・・64・ 「しつけ?」へ戻る
■ N ちゃんも老犬 ■
2000年9月から続いているこのメールのやり取りですが、メールの日付で分かるように
N ちゃんも老犬といっていい年になりました。
老犬になれば、今までになかったことを考え対応しなければなりません。
少しづつ、そんな方向に向かってゆく時期のことです。
また、それだけ長い年月が流れれば家族にも色々変化があります。
振り返れば色々と考えてしまいますが、振り返らず、今の N ちゃんとの日々を
充実したものにしていただきたいと、願う日々でした。
14.03.21 ご心配をおかけしました。 Kさん
弓削さんこんにちは。
もう少し早くにお返事をと思っていたのですが、ちょっと遅すぎました。
ご心配をおかけしてすみません。
で、このメールでもっと心配かけてしまうかな〜。
年明けは、例によって確定申告に始まり、色々とやらなければならない事が多く
休みボケをしているとあっという間に追い詰められてしまうんです。
今年は T の成人式もあり、お母さん仲間の誘いも多く…。
また、勤めていた事務所が3月に遠方へ移転が決まり、解雇ということになって
しまいました。
寝耳に水でした。「通えないでしょ、後はこちらでやりますから。引き継ぎも
いいですから」で終わりです。
年末から会社全体の仕事量が増え、ただでさえ残業が当たり前になっていたのに
普段の業務に加え引越業者の手配やら移転手続きなども命ぜられ、8時過ぎまで
残業も珍しくはありませんでした。
事務の人間が私しかいないので、仕方がないのかもしれませんが何かやりきれない
です。「辞めさせられる私がなぜ引っ越しの手続き担当?」なんでしょう。
今、勤め始めて間もなく1年と言うところ。
仕事にも慣れ、工夫をしながら自分なりの進め方が固まってきたところで退職とは。
本社の方たちとは電話とテレビ会議だけのお付き合いでしたが、とても楽し
くやり取りできていたのでそれも残念。
これからという気持ちで新年を迎えていた自分が何だか滑稽に思えてしまいます。
おまけに事務所の暖房がほとんど効かず、エアコンを最高温度の31度にして足元暖房
を使いカイロを3個も4個も貼って、それでも手がかじかむような環境。
週3日の出勤ですが、休みの日も身体の冷えが戻らずついこの間まで肩がコチコチに
凝って常に痛みがあり薬を飲んでみたり、湿布を貼ってみたりでなんとかしのいでいま
した。…が本当につらかったです。
と、ここまで入力した時点で新たな展開に。
自己都合による退職にさせられてしまいました。
そう告げられた次の日、精神的なものなのか何か他の原因なのか分かりませんが、
朝方胃がきりきり痛み、あまりの痛さに T をスマホで呼び出し薬を探しまわって
もらったり主人を呼んできてもらったりと大騒ぎでした。自分ではうんうん唸ってい
て分かりませんでしたが、T によると私のお腹、ぎゅるぎゅると凄く鳴っていた
そうです。
病院へ行くと、胃の過剰な運動、痙攣をおさえるお薬と逆流性食道炎のお薬を
処方されました。
もうこれから先の話は長くなるばかりですし、N の事のほうが重要なのでもうやめます。
出勤は3月19日まででしたので、もう仕事には行っていません。
まだ離職票を書いてもらっていないので、完全に離れられたわけではないのですが
心は軽くなりました。
お恥ずかしい話ですが更年期の症状も出ており、2週間に一度婦人科でお薬を頂き服用
が必要になってしまいました。その前から皮膚科へも通院していましたので、病院通い
が月に3回です。
お薬で症状は良くなりますので、飲んでさえいればその点での辛さはないですけどね。
週末には2度の大雪もありましたよね。
ご近所の方と雪かきをしましたがなかなか皆さん出てきてもらえず、特に若い方が
あまり出てこなくて、出てくるのは我が家より年配の方ばかり。
こんな年でも労力的には若くなってしまうので、仕方なく我が家は3人で丸一日がか
り。よその家のお手伝いも。
そして筋肉痛…。
本当に愚痴っぽい書きだしになってしまいましたね。
恥ずかしいですけど、この冬は体も精神的にもしんどかったです。
弓削さんにお返事を出せなかったのは、そんな中でも N の状態をうまく説明できない
自分がいたから、と言うことがあります。
トイレの回数が増えたことは前回のメールでお知らせしましたよね。
病院に連れて行ったら、おしっこのPHがアルカリ性に傾いており、更に膀胱内に
炎症を起こしていたようです。ストルバイトの結晶も出ていました。
しばらくお薬を飲んでいましたが、炎症が治まり結晶がなくなりPHが戻ったと
ころでお薬はストップし、食事をPHコントロールの物に変えました。
心臓病用とPHコントロールのフードとでどちらを選ぶか、病院の先生は考え込んで
いましたが、心臓病はあまり進んでいる様子がなかったのでまずはPHコントロールを
と言うことに。
未だにそれが続いています。
お薬をやめるまでは1ヶ月くらいだったでしょうか。
その後検査をしても数値的には異常が出ないのですが、おしっこの回数は減らず
改善している実感は全くないです。
ただ、寝ているときは長時間貯めておけるようで、お昼寝でも夜でもぐっすりで
す。それだけは安心できるところでこちらも助かります。ただ、起きている間が
とにかく落ち着かず回数が多いんです。
私も昔、膀胱炎になったことがあるのですが、その時と同じように感じます。
おしっこをしても、またすぐに(5分もたたずに)行きたくなり、少ししか出ない。
起きているとき常に5分おきとかではないですが、私がいて台所仕事をしていると
きが一番ひどいです。
5分どころではなく、1分、2分の時も。
フードがのどの渇くもののようです。以前より水をよく飲むようになりました。
必然的に、おしっこの量も増えますよね。なんか、悪循環の様な気もしますが、
そのフードでないとphが悪い方へ傾いてしまうんですよね。
それでもトイレのあるリビングにいる時は失敗がなかったのですが、ここ数か月位で
トイレの手前でしてしまったり、トイレ以外のところでしてしまったりが多くなりま
した。
寒さのせいもあると思います。
私がいる時は私のそばに常にいたがります。
私は2階にいることが多いので、N も2階の私のベッドで寝ています。
体調が良くないからきっと不安なんでしょうね。私のそばにいたいんでしょうね。
寝ているときは長時間貯められるのでとても穏やかなものです。
でも、起きるとまずトイレですよね。そこで階段を下りる途中で我慢できずにしてし
まうんです。
最近は起きて1階に降りようとした時は抱っこをして下のトイレまで連れて行きます。
それが一番失敗しない方法。
夜は寝るまでがまたひと仕事です。
2階に上がるまでは皆と一緒なので安心してハウスでぐっすり寝ています。
で、「2階で寝るよ」と声をかけるとむくっと起きてきてリビングを歩き回り、しば
らくしてトイレ。で、すぐにもう一回トイレ。そして2階へ上がって私の部屋で少し
うろうろして思い出したようにまた1階へ降りたがります。
そこでまたトイレ。
以前は一回で済んでいたのですが、最近1カ月位でこのようになってしまいました。
一度に出切らないのでしょう。
その後、ベッドの上や部屋のカーペットの上でしてしまうこともあります。
それでやっとベッドへ入り、と言うか入れてあげて添い寝をすると安心して寝ます。
人間の赤ちゃんみたいです。
寝かしつけをするなんて T が赤ちゃんの時以来十数年ぶりです。
それで寝てしまえば、朝まで起きることなくちゃんと寝られるんです。
私が仕事で家を空けたのは、体が辛くなった N には良くない事だったのかもしれま
せん。
週3日と言っても、朝8時過ぎに出て早くても5時過ぎまで帰らないし、昨年末から
更に遅い時間(8時過ぎ)になることが増えて、私との散歩も減りました。
その分主人や T がしてくれたりしますが、N にとっては大きな環境の変化でも
あったのでしょう。
そして、長時間の留守番が危うくなってしまいました。
夏に主人が北海道へ帰省した頃からです。
私も仕事があるので、週に3日は朝8時半から夕方6時頃まで家を空けます。
T は夏休み中だったので、なるべく私がいない日は家にいてもらうようにしました。
どうしても N だけの留守番になる日があったのですが、心配でもあったので
お昼休みに家へもどって来てみるとリビング中におしっこやら、ウンチやら・・・。
多分、分離不安っていうものなのかな、と思いました。
実はその頃、実家の方で同窓会があったのですがあきらめました。T が家に
いられる日だったので、任せて行くつもりだったのですが、今の N は少しでも私が
傍にいてあげなければいけないのではないかと思い。
主人は2週間の予定で帰省しましたが、T と話し合ってお互いに家にいる日を
確認して二人のうちどちらかが N のそばにいてあげられるように調整しました。
それでもどうしても都合がつきそうにない日もあったので、またまたお婆ちゃんの
出番です。
快く引き受けてもらいたいへん助かりました。本当にありがたいです。
おばあちゃんが一緒の時はいつもと全く変わらずだったそうです。
主人が長期でいなくなったというのを N は分かったのですね。
不安感が大きくなってしまったのですね。普段は大丈夫だった昼間のお留守番ができ
なくなってしまい、N の体調や繊細な心の状態を改めて知ったような気がしました。
人工芝でのトイレの話はどういうことなんでしょう。
「それは膀胱炎覚悟じゃないと出来ないよ」というのは。
朝起きるのが主人の方が早いので朝一番のトイレを主人が世話していたのですが、
初夏のころから1階に降りるのが面倒だったのか、N をベランダに出してトイレを
させる様にしていたようです。ウチのベランダには人工芝が敷いてありました。
私は何となく嫌だったのですが、言い出せずそのまま続けていたら朝だけでなく昼間
もベランダでするようになってしまいました。
それが大きな原因とは言えないでしょうが、それは N のトイレが近くなる原因の
一つにもなったのではと思います。
1階にも2階にもトイレができたわけで、その後家の中でのトイレの場所と言うのが
増えて行く要因になったのだとしたら?
今は1階のリビングのトイレ、ベランダもトイレ、階段は1階と2階の真ん中あたり
の段が良くおしっこをする場所(トイレと認識しているわけではありません)になっ
ている気がします。
今は寒いので2階のベランダへは戸をあけてあげないと出られないので、締まってい
ると窓の前でしていたりもあります。
今の N の体調を、私たちが作ってしまったのではないかと思うこともあります。
>
> 今は、N ちゃんのことを考えると、当分、行けないかもしれませんね。
> 人間の家族のスケジュール調整も難しいようですね。
> 歳をとっても、旅行は行けます。もし、行けそうな機会があったら旅行に
> チャレンジしてみてください。
仕事を辞めたらすぐに次の職に就くのはやめようと思っています。
この歳になると1年の違いで採用不採用がシビアになりそうですけど、もうなるよ
うにしかならないかな・・・と。
旅行も行くなら今年だなと思っています。
また、ゆっくりと散歩をしたり、ホームセンターに行ったり、お花屋さんに行ったり
友人を呼んだり、N の様子を見ながら「私と N」お互いにまったりしたいなと
思っています。
家族皆で面倒を見るにしても、最終的には私が世話をできる状態になっているのが
一番安定しますよね。
>> 緩い遊びで私たちも N も楽しんでます。
>> お婆ちゃんが N のお腹に手を当てていたらそのままの格好で動かなくなってし
>> まいました。お婆ちゃん、面白がって何度もやっていましたけど、それって
>> 気持ちよかったからそこで固まったのか、あまり心地よい事ではないけれど
>> お婆ちゃんは喜んでいそうなのでサービスのつもりなのか、ただ面倒くさいから
>> じっとしていただけなのか。
>
> その時の表情はどうでしたか?(もう忘れてしまったでしょうか)
きっと皆少しづつでしょうね。N ってそういう犬なんです。
困った顔して私の顔を見ながら「こんなことやられてるよ、おかあさん」と訴えて
きますがじーっとしてます。何回やられてもやられっぱなしになり、もしかして
気持ちよくなってきてる?
T に弄られているときも、同じような顔で私を見ます。
> 私の母は一人で暮らしていますが(もう仕事はしていませんが)、足腰は
> 大丈夫で、子供としては有り難いです(世話しなくていいですから)
>
弓削さんからそんな言葉が出るとは!
でも本心はそうですね。
私の母もその後また痛めたらしいですけど、気力で直した感じです。「もう平気」
って言ってます。
本当はどうなんだろうって思いますけど。
弓削さんのお母さん、健康で何よりです。いつまでも長生きしてほしいですよね。
>> 元気なのは T。
これは今も続いています。
私のケアも N のケアも、私と主人の調整役も務めています。
最近たしなめられることがよくあります。
仕事のことでふさいでいるのを心配してくれて、よく私の顔色を見てました。
N の面倒もよく見てくれます。
トイレが頻繁になったので、トイレシーツを換えてくれたり、失敗したのを片づけ
てくれたり、夕飯を作っているときは N をかまったり抱っこしたりして、少しは
トイレの回数を減らすのを手伝ってもらえているかしら。
サークルも楽しそうにやっているし、勉強もなんとかついて行っているみたいです。
取りたい資格もあるとかで、目標があるっていいですね。
もう親にはわからない世界なので「そう、取れるといいね」くらいしか感想が言えません。
サークル仲間で山登りが趣味と言うお友達ができたそうで、夏休みに尾瀬の至仏山
登山へ行きました。
同じ友達と今月末に屋久島へ行くそうです。
尾瀬へ行く前に最低限の登山用品をそろえて、リハーサル。私と一緒に高尾山へ行っ
たのですが、今度は皆で N も連れて行きたいねなんて話も出ています。
上りだけ N の様子を見ながら行けるところまで歩かせて、下りは T が背負って
帰ると言う予定です。
T が小さい時に友人にもらった子供用のリュック型キャリーがあるんですけど、
それをなんとか使えないものかと思案中です。
試しに乗せてみたらちゃっかり納まってました。
後は足が出ないように穴をふさがないといけないんですけど。そこはお婆ちゃんの
出番かな。
中型犬用のリュック型のキャリーって少ないですね。それにとっても高価。
弓削さん、どこか知りませんか?
こんな波乱の年明けになるとは予想もしなかった初詣。
恒例で、除夜の鐘がを合図に町内会地元の関根神社へ。T と N と私。
家族皆でお祓いをしてもらっている神社は、抱っこでならワンコもOKになっていました。
来年は N と一緒・・・でも、お祓いの時はだめですね。
やっぱり駄目かな。
もうひとつ、元旦ではなかったですけど N のリクエストで受験の時に初めて行って
合格をプレゼントしてもらった新撰組にも縁がある日枝神社。
ここも T と N と私で行ってきました。
神様頼みが多すぎますね。
そして、おみくじは今の状態を予測するかのような
「末吉」
動物:コウモリ
言葉:裏切り
でした。
私が人を裏切るなと言う意味にとらえてましたけど・・・。
「人との約束事に対し、いい加減になりがちです。云々」の解説もあったので。
でも、日枝神社では中吉が出て
「思うに任せず心痛すること多し。何事も時の至るまで天にまかせて 静かに身を
慎んで居れば雪が朝日に消えるように楽しい時来る。今は何も控えよ」
とありがたいお言葉を頂戴しました! 控えます!!
T は「小吉」
動物:リス
言葉:内気
中学の時と同じのを引き当てました。
文面が一字一句違うところなく・・・神社様7年間同じおみくじだと言うことですね。
ところで、昨年の T は「山登りは吉」だったようです。
うまく運気に載りましたね。
今のところ余裕をこいていますので、T は今年も大丈夫でしょう。
> たしかに、母と息子でヘビとカエルでは・・・・(笑)
ほんとに笑っちゃいます。
もう息子にちょっかい出すなと釘を刺されたようで、とても心に残っていました。
そういえば、ギャラクシーのバックドアの記事に T がビビってました。
T のスマホは、ギャラクシーです。
そろそろ買い替え時と言っていましたが、早まるかもしれません。
親がお金出すんでしょうけどね。
仕事の方はしばらく休むつもりです。
自分もゆったりしたいし、N を見ていてあげたいです。
私も N も体力つけて。もしかしたら N の状態が少しは良くなるかもと願いつつ。
本当に遅くなってしまい、心配もおかけし…すみませんでした。
N は今、老犬として過ごしているのだということをこの1年で実感しました。
では。
14.10.02 Re: ご心配をおかけしました。 弓削
K さん、ご無沙汰です(笑)
こちらもノンビリですみません。
T 君、成人式だったのですね。おめでとうございます。
そして K さんもお誘いが多く、忙しい日々のようですね。
と思ったら、会社の都合で解雇とは!、しかも、急に言われて引っ越しの
段取りは K さんがやるというのは、ビックリ&残念ですね。
会社では寒さにも耐え頑張ってきたのに、何故もう少し早く教えてくれなかった
のでしょうか。引っ越し先が決まったのが年末だったのかな。
そして、自己都合とされたのは、これまたビックリですね。
今の世の中、雇われている者は弱い立場なのですね。。
K さんとは年が近いようですが、私の周りの同じ年くらいの女性の多くが
更年期障害を経験しています。はっきりと言う人、増えましたね。
急に体調や気分が変わることもあるので、伝えてくださった方が安心です。
2月、3月には大雪がありましたね。
雪かきに出てきたメンバーの中では、若い方だったんですね。
そう言えば、この近所の中では私が一番若いかも。少子高齢化社会ですね。
この冬はあんな大雪は降らないで欲しいです。
さてさて、N ちゃんの話。
ストルバイトは落ち着いてよかったですね。
フードを心臓病用かPHコントロールで、先生は悩んだようですが、
PHコントロールを選んでよかったようです。
今は、心臓、ストルバイト、どちらも落ち着いていることを祈っています。
メールの頃は、寒さもあってか頻尿が続いていたようですね。
PHコントロールが水を飲ませるようにするのは、オシッコを薄めて結石を
出来にくくするからだと思います。結晶になるまえにどんどん出してしまおう
ということです。
酸性にするには、お肉を与えればいいのではないでしょうか。体が酸性に
傾く食品を調べて、今の健康状態で与えても問題なければ、検討してみては
どうでしょうか。(と、書いたところで、もう治っているでしょうか?)
一年くらい前のメールの、ウンチがシッコに、はこれに関係していたのかも
しれませんね。
二階の K さんの部屋にいて、一階のトイレまで行く間にしてしまうことですが
二階にもトイレの設置を検討してみたください。N ちゃんの今の状態だと
色々サポートしてあげないと、心にも大きな負担になります。心の負担は
抵抗力などにも現れます。
トイレの失敗は、本人も気持の上でもしたくないないはずです。少しでも
安心して生活出来る環境を作ってあげてください。
膀胱炎って不思議ですよね。一分おきにでも行くのに、眠ってしまえば朝まで
我慢できる。物理的に結晶や結石を無くすことが第一ですが、尿意を少しでも
コントロールできるといいですね。
K さんが仕事に出たことは、N ちゃんにとって精神的な負担になったと
思いますが、同時に刺激にもなったと思います。その中にはプラスに作用する
こともありますから、あまり深く考える必要はないと思います。
その分、ご主人や T 君がみてあげていたようなので、問題ないと思います。
家に一人で残されたら、リビングに中におしっこやウンチは困りますね。
汚されるということよりも、N ちゃんが心配ですね。
書かれているように「分離不安」だと思います。なんと呼ぶかはどうでも
いいのですが、文字通り「不安」がある。
膀胱炎の時の尿意も(乱暴な表現になりますが)気持ち次第で我慢できる
ようになる、と言ってもいいと思います。逆に言えば、不安になると我慢
出来なくなる。
不安は、健康の大敵です。
皆さんのスケジュールもあると思いますが、出来るだけ誰かが一緒に居て
あげて欲しいと思います。
眠っている時間が長くなれば、一人でも大丈夫かも。その場合でも起きた時に
不安になってしまう子もいますけど。(この考えは超高齢犬の場合ですけど)
ご主人が帰省された二週間、K さんと T 君、そしてお母様でよく乗り切り
ましたね。このようなときにしっかり対応出来ることで、寿命が延びると私は
考えています。
高齢犬には不安を与えないようにするべきですが、それは家族にとって、
とても負担です。ほとんどの家族は何処かで線引きをします。今の日本に
生きている人としては、それが普通だと思います。K 家は立派だと思います。
それでこそ「家族」。人間の家族に対しても、ここまでやろうと思わないのが
普通ではないでしょうか。「ペットは家族」と言うのなら、これくらいのことは
考えてほしいものです。
ストルバイトはもう落ち着いていると思いますが、一応、書いておきます。
> 人工芝でのトイレの話はどういうことなんでしょう。
> 「それは膀胱炎覚悟じゃないと出来ないよ」というのは。
皮肉な結果になってしまいました。
今までトイレではなかった場所をトイレにしてもらう場合、犬はなかなか
しないので、我慢できなくなるまで根くらべをして、犬が諦めて一度して
くれれば次からしてくれ易くなります。つまり一度は「絶対したくないけど
もう無理!」という状況でしてもらいます。
人工芝は、足の裏に感じる感覚で「家の中っぽくない」という意味と、人工芝の
種類によっては飛び跳ねが少ないですから、シートを敷いた室内トイレよりも
抵抗がなかったり、一回した後に次もしようと思う確率が高いようです。
似たようなものに、足ふきマットやバスタオルがありますが、これでやって
しまうと、家中のそれらのものの上でするようになる子がいるのでお勧め
しません。
> それが大きな原因とは言えないでしょうが、それは N のトイレが近くなる原因の
> 一つにもなったのではと思います。
それはないと思います。頻尿の原因はストルバイトで、ベランダをトイレとした
ことでストルバイトはできません。
> 1階にも2階にもトイレができたわけで、その後家の中でのトイレの場所と言うのが
> 増えて行く要因になったのだとしたら?
「家の中でする抵抗がなくなるきっかけになった」ということは言えると思います。
ただ、私は、高齢の N ちゃんが尿意で苦しんでいるのですから、出来るだけさせて
あげるのがいいと思います。
二階にもトイレを作ったのですね。辛いことを言わねばなりませんが、もし家中に
トイレを設置したとしても、それはどれくらいの期間になるでしょうか。
トイレがそのことを認識させる切ない風景になると思いますが、現実を冷静に
受け止め、諸事情と併せて総合的に判断していただきたいです。
> 今の N の体調を、私たちが作ってしまったのではないかと思うこともあります。
ストルバイトで頻尿になり、家の中でオシッコしてはいけないと思っていたから
我慢して苦しんで、膀胱で結晶が出来るようになり更に頻尿になったのではない
でしょうか。ストルバイト用のフードは排尿を促すだろうし。
> 仕事を辞めたらすぐに次の職に就くのはやめようと思っています。
> この歳になると1年の違いで採用不採用がシビアになりそうですけど、もうなるよ
> うにしかならないかな・・・と。
決してお勧めはしませんが、総合的にみて、そのような考えはよくないとは
思いますが、真面目に生きている限りどうにかなるものです。そしてなるように
なります(笑)
少なくとも私は今日も生きています(爆)
> 家族皆で面倒を見るにしても、最終的には私が世話をできる状態になっているのが
> 一番安定しますよね。
こんなにゆっくりメールを書いていますが、N ちゃんも K さんもよく頑張って
いると思います。
> きっと皆少しづつでしょうね。N ってそういう犬なんです。
> 困った顔して私の顔を見ながら「こんなことやられてるよ、おかあさん」と訴え
> てきますがじーっとしてます。何回やられてもやられっぱなしになり、もしかして
> 気持ちよくなってきてる?
> T に弄られているときも、同じような顔で私を見ます。
N ちゃんは犬として K 家にきましたが、人間の家族のように扱われ、自分も
人間に近付いていることを感じているけれど、やはり犬で、どのように反応して
いいのか分からないのだと思います。
母親の世話をしなくていい状況が有り難いというのは、子供として楽だという
こともありますが、高齢になると「世話されたくない、心配を掛けたくない」と
いう気持ちがあるようで、もし世話をしなければないらい状況になったら、
私の母は、その状況だけで不快感を覚えることでしょう。プライドのようなもの
でしょうか。私には理解出来ませんが。とにかくそうなれば、世話する方も
気持ち良くできないし。
本人が「もうダメ、お願い」となるくらいになるまで、自力で頑張ることが
お互いのためになるのだろうな、と思っています。
長い引用になりますが・・・・
>>> 元気なのは N。
>
> これは今も続いています。
> 私のケアも N のケアも、私と主人の調整役も務めています。
> 最近たしなめられることがよくあります。
> 仕事のことでふさいでいるのを心配してくれて、よく私の顔色を見てました。
>
> N の面倒もよく見てくれます。
> トイレが頻繁になったので、トイレシーツを変換えてくれたり、失敗したのを片づけ
> てくれたり、夕飯を作っているときは N をかまったり抱っこしたりして、少しは
> トイレの回数を減らすのを手伝ってもらえているかしら。
>
> サークルも楽しそうにやっているし、勉強もなんとかついて行っているみたいです。
> 取りたい資格もあるとかで、目標があるっていいですね。
> もう親にはわからない世界なので「そう、取れるといいね」くらいしか感想が言えま
> せん。
>
> サークル仲間で山登りが趣味と言うお友達ができたそうで、夏休みに尾瀬の至仏山登
> 山へ行きました。
> 同じ友達と今月末に屋久島へ行くそうです。
>
> 尾瀬へ行く前に最低限の登山用品をそろえて、リハーサル。私と一緒に高尾山へ行っ
> たのですが、今度は皆で N も連れて行きたいねなんて話も出ています。
> 上りだけ N の様子を見ながら行けるところまで歩かせて、下りは K が背負って
> 帰ると言う予定です。
> K が小さい時に友人にもらった子供用のリュック型キャリーがあるんですけど、
> それをなんとか使えないものかと思案中です。
> 試しに乗せてみたらちゃっかり納まってました。
> 後は足が出ないように穴をふさがないといけないんですけど。そこはお婆ちゃんの出
> 番かな。
>
> 中型犬用のリュック型のキャリーって少ないですね。それにとっても高価。
> 弓削さん、どこか知りませんか?
T 君、N ちゃんとの生活で、生きている「24時間」と「一生」というものが
あることを学んでくれたようですね。
深く考えずメールのやり取りを公開してきましが、T 君が良からぬ育ち方を
する可能性もあった訳ですが、K さんのメールから何故かそれは絶対にないと
思うことが出来る何かがありました。私の予想をはるかに超えていい子になって
くれて、とても嬉しいです。
メールをいただいてから半年以上。もう中型犬用のリュック型キャリー問題は
解決されたでしょうか。そして一緒にハイキングに行くことができたでしょうか。
もう年の瀬も見えてきた感じですね。
> 家族皆でお祓いをしてもらっている神社は、抱っこでならワンコもOKになっていました。
> 来年は N と一緒・・・でも、お祓いの時はだめですね。
> やっぱり駄目かな。
最近は犬に対する目も変わってきているので、もしかしたらOKになっているかも。
当日は混雑するでしょうから、事前に問合せしてみてはどうでしょうか。
「キャリーに入れていてもダメですか?」と聞いてみてはどうでしょうか。
> そして、おみくじは今の状態を予測するかのような
> 「末吉」
> 動物:コウモリ
> 言葉:裏切り
> でした。
> 私が人を裏切るなと言う意味にとらえてましたけど・・・。
> 「人との約束事に対し、いい加減になりがちです。云々」の解説もあったので。
>
> でも、日枝神社では中吉が出て
> 「思うに任せず心痛すること多し。何事も時の至るまで天にまかせて 静かに身を
> 慎んで居れば雪が朝日に消えるように楽しい時来る。今は何も控えよ」
> とありがたいお言葉を頂戴しました! 控えます!!
動物的解説はなしにして、この二つを見る限り、他人のためにと思って
始めたことが中途半端になり、迷惑をかける結果になる。なので、自分の
ためにやるべきことだけをやる、それ以上のことはしなくていい、と私には
読めましたが、振り返って如何ですか。
> T は「小吉」
> 動物:リス
> 言葉:内気
> 中学の時と同じのを引き当てました。
> 文面が一字一句違うところなく・・・神社様7年間同じおみくじだと言うことですね。
>
> ところで、昨年の T は「山登りは吉」だったようです。
> うまく運気に載りましたね。
> 今のところ余裕をこいていますので、T は今年も大丈夫でしょう。
T 君も動物的解説の必要はなさそうですね。
おみくじは何年経っても変わらなくていいと思います。本当のことは
変わらないし、変わる必要・変える必要もないと思います。
ペット関係は、進歩したこともありますが、後退したように感じることも
あります。まだまだ変わる必要がありそうです。小難しいこと考えず基本を
押さえればいいのに、といつも思います。
> 仕事の方はしばらく休むつもりです。
> 自分もゆったりしたいし、N を見ていてあげたいです。
> 私も N も体力つけて。もしかしたら N の状態が少しは良くなるかもと願いつつ。
おみくじからしてもそれがいいかも。
つきっきりになってあげたいときに、それが出来ないことはとても辛いです。
後々まで引きずる人も少なくありません。
状況が許す限り、一緒にいてあげて欲しいです。
> 本当に遅くなってしまい、心配もおかけし…すみませんでした。
私の方こそ半年以上経ってしまい、すみません。
最後になりましたが、仮のページを作ったので確認願います。
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn61.htm
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn62.htm
> N は今、老犬として過ごしているのだということをこの1年で実感しました。
N ちゃんは、立派な老犬、誇れる老犬です。
病気のこと、経済的な事情、など諸事情あると思いますが、総合的によく考えて
方向性を決めてください。
後から振り返って「あのときはあんな状況だったので、そうするしかなかった」
と思えるくらいに。
前回書きましたが、Nちゃんはもう旅立っています。
その後、Kさんにこのページの確認をしていただきました。とても負担になることと
分っていましたが、先延ばししたくなかったので、お願いしました。
私が書いたメールで一ヶ所とても分り難い文章があります。私自身、今回読み返して
「何が言いたかったんだ」と思いました。
二階にもトイレを作ったのですね。辛いことを言わねばなりませんが、もし家中に
トイレを設置したとしても、それはどれくらいの期間になるでしょうか。
トイレがそのことを認識させる切ない風景になると思いますが、現実を冷静に
受け止め、諸事情と併せて総合的に判断していただきたいです。
よく考えてみたら、「N ちゃんは心臓のこともあり、超高齢犬と言ってもよく、それほど
先が長くないのではないでしょうか。家の中に点在するトイレを見て、日々それを認識
するのが辛いかもしれませんが、トイレを点在させることで N ちゃんが楽になるだろうし、
人間は後処理をしなくていいのですから、総合的に考えて、トイレを幾つも点在させても
いいのではないでしょうか」と言いたかったのだと思います。
犬の調子が悪くなると、「もしかしたら、あの時の対応が悪かったのでは」と
思うことがありますが、時間を戻すことは出来ませんから、改善できることであれば
改善し、改善できないことは以後気を付けるしかありません。
今回の K さんが考えた、「ベランダでトイレをさせたことが、ストルバイトにつながった」
はないと思います。ストルバイトで頻尿になり、一階に降りずに出来る場所として
ベランダを選んだのだと思います。つまり、ベランダでしたときは既に頻尿だったと
思います。
犬をおもうが故、混乱してしまうこともあります。
私も含め誰しもが、同様の考えに陥いる可能性があると思います。
何か問題が起こった時、解決方法が見つからなかったり、原因究明に悩んだりしたら、
一度その問題から離れて、全体を再確認すると、問題解決の糸口が見つかることが多い
です。
解決・改善方法が見つからない場合は、その問題点を問題と考えない、つまり、考え方を
変えるのも一つの選択肢だと思います。それで楽になれること、幸せに感じられることも
あります。ならば、考え方を変えてしまえばいい、と私はおもっています。(このケースは
考え方を変えるのは、なかなか難しいですが。)
(2016.12.9)
前へ 「しつけ?」へ戻る 次へ
|