Kさん と Nちゃん  59

・・・・10・・・・20・・・・30・・・・40・・・・50・・・59・      「しつけ?」へ戻る




■ 懐かしい感じ ■

私のメールは、今回のメールが、うーにーが生きていた時期の最後のメールになります。
自分の書いていることが、とても懐かしい感じです。
今の自分とは違う自分を感じます。

前回、Kさんのメールの中で、このコーナーを読んで、過去のK家のことを思い出していたと書いていますが、そのような記録があることは、とてもいいことではないでしょうか。

ブログは、自分の記録というよりも、他人様に見てもらうエンターテイメント性をもった書き物になってきたようですが、他人と共有できる情報だけではなく、自分と犬との宝物のような時間を、自分にしか分からないような言葉で書き綴るのもいいのではないでしょうか。
万人が理解しなくても、きっと、幸せを求めている人が理解し、さらに幸せになってくれることでしょう。


10.06.05   そろそろ梅雨に入りますね    Kさん

毎度のことながら、お返事は3ヶ月後ということになってしまいました。
最近窓を開けていると風が入って丁度いいくらいの陽気が続いていましたが、今日は
夕方から崩れましたね。
予報も出ていたので早めにお散歩に出ました。
今日は、こちらで「環境フェスティバル」という催しがあったので N と行ってき
たところです。早めに出てよかった。


線維肉腫ですが、4月の大学病院での検査では再発は見られませんでした。
血液検査とエコーとレントゲンを撮っての検査です。
4月の時点で手術から5カ月がたっていたので、「人間で言うと2年半くらい再
発していない」ことになるのだそうで、100%とは言えませんが再発の可能性は
かなり低くなってきたようです。
今の時点で触ってみた限りでは何も見つけられませんし体調も相変わらず、普段
の生活では癌の経過観察中ということを忘れてしまいそうになるほど穏やかな毎
日です。

脂肪の塊がまたできてしまったことはお知らせしましたっけ?
また足の付け根のところに同じようにできてしまいました。それも大学病院では
一緒に見てもらっています。今のところ脂肪でしかないとのことなのですが、前回
取ったときと同じくらいになっていて、細身の N はとしてはとても目立ちます。
2ヶ月くらいの間に大きくはなっていないので、特に心配することもないとのこと
ですが、なんかヤですね。

毎度のことながら病院へ行くと色々なワンちゃんに会います。
ちょっと太めのビーちゃんの飼い主さんとお話しました。やはり癌で通っているら
しいのですが、その子は小さい時からなんだかんだと病院通いが多く金食い虫だと
嘆いていました。でも、もう一匹ビーグルを飼っていたのですが、そのビーちゃんは
とても健康で手のかからない子だったそうです。ところが急に元気がなくなり、病院に
連れてきたらそのまま入院、腎臓の病気で家には帰れずそのまま亡くなったそうです。
そういうケースもあるんですね。

癌で通っているそのビーちゃんは、肛門のところに腫瘍ができているので排泄がとても
大変で、食事にも気を使い排便は助けてあげなければできないそうです。毎日のことで
すからね、改めて食べることと排泄することがスムーズにできることの幸せを実感し
ました。

それから・・フケのすごいワンちゃん。
待合室の長いすに座らせていて、椅子とその周りの床がフケだらけになってしまって。
飼い主さん、それに気付いているんですけど軽く手で掃除するだけでなーんかきれいに
ならないまま平気な顔してるんです。
傍の人とも平気で楽しそうに話してるし…。私には理解不能の世界です。
私が気にしすぎなのかな…。ブツブツ、、。


癌という病気は持っていますが、そのほかはいたって健康なように思えます。
食欲はあるし、毎日ほぼ決まった排便が若い頃と変わらずあるし。
普段はよく寝ていますが、お客さんが来たりお散歩に出た時は疲れも見せずに動き回
っています。お客さんには愛想を振りまくことも忘れず(また小学生の子が来て楽しく
過ごしました)かわいいでしょう光線を出しまくり、抱っこされたりおやつをもらった
りちょっと芸をして場を盛り上げたり。お散歩でも色々な人や子と楽しく過ごせてます。
(相変わらず犬はだめですけど)
そういう意味ではパワーあります。


> 「今生きている幸せ」を再確認させてくれるのは、犬だと思います。
> N ちゃんが自分の病気のことをどれくらい理解しているのか、もし理解して
> いたら、どう考えているのか。これも考えても仕方ないことかもしれませんが、
> 私は、過去の判断を省みるよりも意味のあることだと思っています。
理解しているのでしょうか、どう考えているのでしょう。
わかっているのだとしたら、人間(私)はわがままですね。
子離れの最中の私はよく「 N ちゃんはいつまでもお母さんのそばにいてね」なんて
こぼすものだから、なんとかしてあげなくちゃなんて思っているのかもしれないです。
いつもそばにいてくれているんですよ。N がさみしくて私のそばにいるのか、私の
傍にいてあげなくちゃと思っていてくれているのか…。
両方なのかもしれませんけど。


五月の半ばには久しぶりに N と二人で昭和記念公園に行きました。
公園内を一周してきたんですよ。少し前ならドッグランへなんて頑張っちゃおうと
しましたが、タラタラと歩くほうが今の私たちには合っているかなと。
春の花の終わりと夏に向けてのこれからの花の間、またバラには少し早かったようで
特別の見どろはなかったんですが、緑いっぱいの中、本当に気持ちが洗われました。

ポピーの花畑は花が咲き始めていてとてもきれいでしたが、近くで見るとと蕾が多く
一週間後はもっと素敵なんだろうと思いました。
昔の武蔵野の里山を再現した「こもれびの里」というエリアにはじめて行ったのですが
昔の祖母の家を思い出すような風景で、とても懐かしい気がしました。
2002年頃から開拓を始めたところらしいです。名前だけは知っていたのですが
公園の一番奥のほうにあるのでいつもそちらまで足を伸ばせずにいたら、こんなに
素敵になっていたとは・・。畑や竹林や水車や立派な作業小屋があって、それが昔の
祖母の家のような建物で緩やかな丘の上にあるんです。竹林は祖母の家の裏にもあり
ました。昔、地震に備えて根が張る竹を植えているんだと母から聞いたことがありま
す。今度は母も連れて行きたいです。

また、久しぶりに行って変わったなと思ったのは各所のトイレに身障者用がほぼ
設置されていたことです。
N を外に待たせてですと心配ですし時々吠えてしまうこともあるので、私が一人で
連れて歩く時のトイレは、ちょっと悩みの種でした。
最近は近所の公園でも障害者の方が入れるような大きめのトイレが設置されている
ところが増えましたよね。うちの近所の公園でも3か所くらい増えました。助かります。
でもね、「あった!」と思ってたどりつくと鍵がしてあったりするところもあるんです。
ゴミがいっぱいにつめられてしまって実際使えないところもありましたし。
市街地に多いです、せっかくの施設がもったいない。困る人も多いでしょうに。

T のテニスの試合を見に小金井公園へ行ったりはしていましたが、久しぶりの
一日がかりの公園散歩でさすがに N も疲れた様子。
帰りの車の中では目がとろんとしていましたし、翌日はまたよく寝ていました。


ところで近所のワンちゃんなんですが、病院で爪を切るのに麻酔を打たれたらしいです。
飼い主さんがお願いしたわけでもないのに、勝手にやられちゃったみたいです。
爪切りに1万円。びっくりデス。
爪はかなり短くなっていましたが切りすぎ。出血もあったみたいです。猫の足のようで
した。主人もそのワンちゃんを見て「あれは切りすぎ」と呆れてました。
そのワンちゃんの爪を見て N の爪を見たら、切っていないこっちが悪いような気がし
てしまいます。つるっつるなんですよ。でも、その先生はこの辺では「有名?」なのか「人
気がある?」のか、たくさんのワンちゃんが行く病院みたいです。
そんなやり方がまかり通っていることにも、ワンちゃん側からも文句を言わないことに
も違和感を覚えます。
N の爪伸びすぎなのかなぁ・・・。それにしても麻酔はないですよね。


> 相変わらず、勉強・テニスともに悩みが多いT 君ですね。
> 今までは、頑張れば報われると考えていたのだと思いますが、それくらいの
> 年齢になると、そうではないのかも、と感じるのかもしれません。
そうですね。
いつかはそれを教えなければならないけれど、とても難しいことだろうなと思
っていました。やんわりと教えたかったんですけど教える前に知らされてしまった
というところでしょうか。
甘い甘い母なので、T の痛みを思うと私の胸も痛みます。
でもそれは T に限って体験していくものではなく皆が通る道ですから、かわい
そうとか思ってしまうこと自体が T をかわいそうな人間にしてしまうのでし
ょう。難しいです。良い距離を置いて見守る事は。

> 思春期というのは、そういう時期なのかもと(この歳になって)思いました。
> 同じように頑張っても結果が違う、ということを突きつけられる時期なのでは
> ないでしょうか。そして自分の将来を考えねばなりませんので、不安がいっぱい
> だと思います。
その通りですね。
それまで考えていたことが根底からひっくり返されたと思います。
全く思うようにいかない一年でしたから。
そんな中で、冷静に穏やかになれと言われても無理ですよね。なんかこうやって
文章にしてみて私もやっと改めて理解できた感じです。

> プログラミングに興味を持ち始めたとのことですが、深くものごとを追求する
> タイプなのでしょうか。
> もしそうであるのなら、幅広く色々なことを体験させてあげて選択肢を広げて
> あげた方がいいかもしれません。
特に深く追求するタイプではないと思います。まじめにコツコツとはやり続けま
すが…。プログラミングというのはたまたま初めて面白そうと思えた仕事だった
だけかもしれません。

> 私がそのような仕事をしていた時代は、それだけで技能になりましたが、今は
> 違います。プログラムが組めるというのは、昔(江戸時代くらいでしょうか)で
> 云えば、読み書きが出来る程度になってしまいました。
私の友人でプログラマーだった人が数人いますが、皆文系人間でした。皆弓削さん
と同じことを言います。最初のうちはせっかくやる気になっているのだからと、黙
っていましたが、今はもう T に伝えています。

2年生になって情報の授業が始まり、初めの頃の授業でいきなりタイピングのテスト
がありました。中学からの内進生は中学のうちに先取りしていたらしく、ブライン
ドタッチなど名前くらいしか知らなかった T は、また敗北感を味わうことにな
りました。
毎朝の日課でタイピングをするようになり、やっと同じレベルに追いついたそうで
す。またテニスの朝練の時間が削られたんですよ。
プログラマーどころではありませんよね。

> 知り合いの中で、純粋にプログラムを書き続けることが出来る人は、一人しか
> ・・・・
> 注文されたシステムを構築するだけでは、必要とされなくなります。
> クリエイティブな心を持てる大人にしてあげて欲しいと思います。
プログラミングという言葉とそれを仕事にするということのイメージがかけ離れて
いるんですよね。ちゃんと知ったところで魅力を感じてやっていこうという気があれ
ばやれるのでしょうか。

> 大人の評価と、自分の評価・判断のすり合わせに悩んでいるようですが、その
> 意味でも、色々な体験をさせてあげるのがいいと思います。
> 評価を受け入れないのは失礼だと思いますが、気にしないことはいいことだと
> 思います。N ちゃんも評価なんて気にしないのでは?
N も…と言われると、うーんですね。
確かに気にしないのはいいことですね。

> 思春期というのは、人格成形の最終段階なのかもしれません。
最終段階で大きな変化が来てしまいました。
今までの成長が、きれいごとばかりで無菌状態で来たような気が…。
そうでもないですかね。

> 若い頃は、そんなことは分からず、花どころか実のことばかり考えていました。
> 地中のことなんて(少しは感じていても)分からないものだと思います。
> 何が栄養になって、花をつけて実になるのかが分かるようになるには、ある程度の
> 人生経験が必要なのかもしれませんね。
ああ、そうですね。
私だって今だからそう思えるわけで、高校生の頃だったら目の前に見える光り輝くも
のだけを求めていて…、それを手にできないとわかるとすぐに自分の評価を下げてあ
きらめていました。

> 私は未だに分かっていないかも(苦)
弓削さんは分かる人ですよ。
って、上から目線ですね。はは、、

> ものごとが上手く運ばなくなると、何もかも(過去も未来も)否定的に考えて
> しまいがちですが、いつでも少しは良い事が必ずあるものです。
そうですよね。絶対にあると思いますが、それはいつ実感できるのか。
ただ短期的には・・
中間テストが終わっただけですが、総合の内申点が5段階評価で1あがりました。(!)
英語のテストで「時間中に最後の問題までいった」と感激してました。(笑)
英単語の小テストは1年の時にやった範囲で2年生の範囲を網羅しているので「もう
余裕」だそうです。そんなに違うものかと反対に心配してしまいますが、今年はそれ
でいいかなと思っています。
ま、…といった具合で苦労したのは無駄ではないらしいというのを少しは感じている
みたいです。

ただ、テニスのほうはすぐには結果が出るわけもなく、これからの頑張りが必要です。
春の大会は微妙な成績でした。ダブルスでは予選の決勝まで上がったのですが、シン
グルスはドローも悪く予選の準決勝まででした。

> もちろん悲しいこともあると思いますが、K 家はそれを乗り越えられるだけの
> 経験をしてきたと思います。
なんとか一年間は乗り越えられたようです。
でも二年生からはクラスを特進から普通科に変えてもらったんです。余裕を少し持っ
てテニスにも力を注げるように。


> N ちゃん、いい仕事していますね。
> うーにーはあつがりなので、・・・
>
> 時間差攻撃ですか。これまたいい仕事していますね(笑)
全くです。
タイミングもそうですが、N がいなかったら私と T の間では今以上に衝突が
あったでしょうね。また私も T も気持ちの切り替えができずに、いつまでもお
互いに不機嫌な状態から抜け出せなかったと思います。
存在こそが仕事になるって人間だったらすごいですよね。
2年生になってからは、朝は自分で起きて勉強でも朝練でもやるようになりました。
だから、私の睡眠の質はだいぶ良くなり楽になりました。

人間の子(T)を育てていて、その半ばで犬の子育てが始まり、犬の子育てがいつ
の間にか人間の子育てを追い抜いてしまい、今は N を育てて得たものから T
育てにパワーをもらっている状態です。N はいい子に育ったし、心配していたこ
とは取り越し苦労だったとういうこともありましたし、なんとかなるというイメー
ジも N 育てで体験として得ることができました。
N のほうも終ったわけではないんですけど。

> 若い頃は苦労は買ってでもしろ!、と言いますから、その意味では大吉だったの
> かも。大人になってから散々な目に遭うよりいいのでは?
私も同意見です。そういう大吉なんでしょう。
知っていたら絶対ためになると分かっていてもこの選択できたかどうか。
でも、通り過ぎてみれば貴重ないい経験をできたと思っています。
T だからこその選択でその環境に飛び込んで行くことになり、苦しみながらも
頑張れたんだと思います。大きな誤算だったのですが、それがのちの T の財産に
なればと思います。
神様が与えてくれたものですね。とにかく乗り切れてホッとしています。

> 白鳥は、感情表現が激しいという印象もあります。周囲に気を遣わずに、我儘に
> なって大声で叫んでもいいのかも。
なんだか叫びすぎの感もありますが。
だいぶガーガー言うようになったと思います。そうじゃないと持ちません。

T の「たぬき」は本当にあたっていて、「たぬきからの脱皮」ができたところで
本当の自信を持つことができるのかなと思っています。
そのくらいは乗り越えるべきでしょう。大変だけど大人は皆通ってきた道です。
でも、1年や2年でできることではないかもしれませんね。
私がもう少し距離を置いて余裕を持てるようになると、T も落ち着いて自分の
ペースでじっくりと自分を見つめることができるようになるのでしょう。

> 一つ提案です。今年は白鳥として頑張ってみては如何でしょうか。
> 家のことは大切ですが、ある程度力を抜いて、ご主人の仕事のサポートや
> 他に何か活動するなど、格好イイ女性!を目指して頑張ってみるのでは
> どうでしょう。
なりたいものです。
ここ1年 T のことや、収入が減ったこともありテニスをお休みしていたのですが
また6月から始めることにしました。仕事はまだまだ不安が残りますが去年よりは
盛り返しています。
テニスができないことで気分転換もできずというのもありましたから。
先週久しぶりに行ってきたのですが、超弩級の筋肉痛で3日位動きがロボットのよう
でした。こんなになまっていたのかとショックです。

友人のお仕事の手伝いで経理の帳簿付けをしているのですが、うちの仕事とはまた
違っていて分からない事が沢山出てきます。最近かんたんな経理の本も読んでいます。
独学なのでどれだけ理解できているのか分からないですが、「勉強もどき」も面白い
です。
格好イイ女性とまではいきませんが、体調も気分もだいぶ良くなってきたのでアクテ
ィブにはなってきましたよ。
特別凄いことはしてなくても、毎日穏やかに丁寧に過ごせているというのは幸せです。

> 時間がとられますから、T 君からの子離れが出来ると思います。身近な
> お母さんが格好イイ人になっていけば、努力の意味とか(大人の意味での)
> 格好イイ!が分かってきて、大人の話に耳を向けてくれるようになるのかも。
T がすぐに聞く耳を持つかはわかりませんが、ひねくれているように見えても何
かしら感じてくれているのではと。
私も自分の母親が視界に入らなかったり、バカにしたりした時期もありますが、今で
はあの母だったから教えてもらえたというものが本当にたくさんある事を感じてい
ます。
今の母はすごいんです。私なんかよりずーっと生き生きしてますよ。
やっぱり今の私ぐらいの年までは子供と家庭のために苦労したようですが。

なんか、相談の内容が N よりも私や T のことまで・・
いいのかな。でも助かります。

> ただ、N ちゃんのことは心配です。N ちゃんは、家族全員で(時には
> お母様にも力になっていただき)ケアしてあげて欲しいと思います。
はい、そうですね。顔面麻痺は何となく残っているようですし、あちらこちら気をつ
けなくてはならないところはたくさんありますから。
皆、N にはやさしいです。

8月に北海道で法事があり、どうしても家を空けなければならなくなっています。
T は試合、部活優先なので N と残り、おばあちゃんに来てもらうことになりそ
うです。さすがに N と T だけでは無理があるので、、。
T とおばあちゃんと N 、さてどんなことになるのやら。
面白そう。


うーにーちゃんはあまり良くないのですか?
ブログ拝見しましたが、心配ですね。
動画とか見ているとかわいいです。とても幸せそうに見えるのですが・・・。
体調が思わしくない中、何を感じて何を考えているのかなって思うと、アイスクリーム
を食べるうーにーちゃんに何かを諭されているように感じます。

愛玩動物使用管理士の資格を取られたんですね。内容は詳しくは知りませんが、とても
難しそう。毎度のことながら弓削さんって凄いなって思います。
T が学校でコンピュータに興味があるなら「ITパスポート」の資格を取っておくといいよ
と先生に言われたとかで、私、どんなものかと挑戦してみたんです。
で、受かって浮かれてたんですけど、なんかお遊びの域を抜けませんよね。
でも、今このパソコンの前に合格証書を飾ってあるんですよ。

マイペースでN に癒されながら頑張っていきます。
では、



10.08.25   まだまだ暑いですね。    弓削

こちらからのメールも遅くなっています。
前回いただいたメールのタイトルは「そろそろ梅雨に入りますね」でしたが
もう8月も終わりに近くなりました。
T 君の夏休みは如何だったでしょうか。


繊維肉腫のその後は如何でしょうか。再発していないことを祈っています。

うーにーは、脂肪の塊がいっぱいありますが、大型犬なので目立ちません。
目立たないので放っておいたら無数に出来てしまいました。
N ちゃんだと毛も短いですから、目立つでしょうね。


> 毎度のことながら病院へ行くと色々なワンちゃんに会います。

色々な話を聞くと、犬の一生には、幾つもの落とし穴のようなものがあって、
そこに落ちたら終わりという感じを受けることがあります。
これだけ長生きすると、どうしても同年代の犬の情報を集めてしまうのですが
今まで穏やかに暮らしていた犬が、体調が急変し、ほんの数日で、ということも
珍しくありません。

若い犬でもそうだと思います。
食事や運動の管理もあると思いますが、やはり「運」もあると思います。
でも「運」というものは、神様が必要に応じて配分しているように思います。


> それから・・フケのすごいワンちゃん。

飼い主さんの中には、慣れてしまって、その感覚で外に出かけてしまう人も
いるようですね。
小型犬が流行りはじめた頃、飲食店でトイレシーツを広げる飼い主さんの姿を
何度か見たことがあります。ご自宅では、テーブルから見える位置にトイレシーツ
があるのだと思いますが、他の人のことを考えることは、常に忘れないように
したいものです。


> 癌という病気は持っていますが、そのほかはいたって健康なように思えます。
> 食欲はあるし、毎日ほぼ決まった排便が若い頃と変わらずあるし。
> 普段はよく寝ていますが、お客さんが来たりお散歩に出た時は疲れも見せずに動き回
> っています。お客さんには愛想を振りまくことも忘れず(また小学生の子が来て楽しく
> 過ごしました)かわいいでしょう光線を出しまくり、抱っこされたりおやつをもらった
> りちょっと芸をして場を盛り上げたり。お散歩でも色々な人や子と楽しく過ごせてます。
> (相変わらず犬はだめですけど)
> そういう意味ではパワーあります。

「まだまだ健在!」という感じですね。

犬は苦痛に強い動物です。少しの変化も見逃さないようにしてあげてください。
落とし穴はいっぱいあります。N ちゃんだけではなく、K 家の皆さんが
落とし穴に落ちないことを祈っています。


> 子離れの最中の私はよく「 N ちゃんはいつまでもお母さんのそばにいてね」なんて
> こぼすものだから、なんとかしてあげなくちゃなんて思っているのかもしれないです。

ある人に「弓削さんが、そんなんだからうーにーちゃんはあの世にいけないんですよ」
と言われました。そう言われてしまったら、このままの方がいいのか?、と思って
しまって現在に至っています(笑)


> 五月の半ばには久しぶりに N と二人で昭和記念公園に行きました。

春の花と夏の花の合間だったようですが、気持ちのいいお散歩となったようで
良かったですね。
今は暑いですが、涼しくなったらまた行ってみてください。その時は、ご主人も
一緒に行ってくださるといいですね。


> 昔の武蔵野の里山を再現した「こもれびの里」というエリアにはじめて行ったのですが
> 昔の祖母の家を思い出すような風景で、とても懐かしい気がしました。

うーにーと行ったのは、10年以上前なので、まだありませんでした。
あの頃から昭和記念公園も随分と変わったことと思います。


> 2002年頃から開拓を始めたところらしいです。名前だけは知っていたのですが
(中略)
> す。今度は母も連れて行きたいです。

なかなか素敵なエリアみたいですね。
お母様の反応が知りたいです。「こんな風景、近所にあるよ」とか言うのかな、とか
思ってしまいました(失礼)


> また、久しぶりに行って変わったなと思ったのは各所のトイレに身障者用がほぼ
> 設置されていたことです。
> N を外に待たせてですと心配ですし時々吠えてしまうこともあるので、私が一人で
> 連れて歩く時のトイレは、ちょっと悩みの種でした。

旅行していても、それは感じます。
犬連れには、身障者用のトイレは有難いですよね。
とあるお店に行ったら、トイレの中にリードフックがるところもありました。
(ドッグカフェでしたけど。)


> T のテニスの試合を見に小金井公園へ行ったりはしていましたが、久しぶりの
> 一日がかりの公園散歩でさすがに N も疲れた様子。
> 帰りの車の中では目がとろんとしていましたし、翌日はまたよく寝ていました。

N ちゃんには、いい一日になったようですね。


> ところで近所のワンちゃんなんですが、病院で爪を切るのに麻酔を打たれたらしいです。
> 飼い主さんがお願いしたわけでもないのに、勝手にやられちゃったみたいです。
> 爪切りに1万円。びっくりデス。
> 爪はかなり短くなっていましたが切りすぎ。出血もあったみたいです。猫の足のようで
> した。主人もそのワンちゃんを見て「あれは切りすぎ」と呆れてました。

犬種によっては、信じられないくらい爪を短くすることがあります。
でも、飼い主さんがお願いしていないのに、というのは問題ですね。
全身麻酔だったら承諾書にサインするでしょうから、部分麻酔だったのだと
思います。そう考えると、飼い主さんが「短くしてください」とお願いしたのでは?
と思ってしまいますが・・・。


> N の爪伸びすぎなのかなぁ・・・。それにしても麻酔はないですよね。

うーにーの爪は、明らかに伸びすぎです(笑)


> いつかはそれを教えなければならないけれど、とても難しいことだろうなと思
> っていました。やんわりと教えたかったんですけど教える前に知らされてしまった
> というところでしょうか。

私は随分と後になってから気付いた人間で、その時点で人生出遅れた感じです。
これからは、自分の才能を発掘して、そこを伸ばすことをしてくれればと思います。


プログラマーとか、その類の仕事について、あまり明るくないことを書きましたが
このご時勢では、どんな仕事でも同じなのだと思います。
そう考えると、そういうことを考えるのではなくて「どんなことがあっても」
やりたい仕事に就くのが幸せなんだと思います。
その仕事で、人並み以下の能力を発揮できなくても、続けられる仕事、そんな
仕事がいいのかもしれません。

タイピングは出来ないと困りますので、しっかりやっておいた方がいいと思います。
情報の期末試験もあったと思いますが、今も興味をもって勉強しているでしょうか。


> 最終段階で大きな変化が来てしまいました。
> 今までの成長が、きれいごとばかりで無菌状態で来たような気が…。
> そうでもないですかね。

大人になって振り返ると、子供の頃は親の加護の元に生きていたんだな、と
思います。それが普通だし、それに気がついたときに親に感謝できるし、
それはそれでいいのではないでしょうか。

そして少しづつ、独り立ちへと向かっていくのが普通ではないでしょうか。


> 中間テストが終わっただけですが、総合の内申点が5段階評価で1あがりました。(!)
(後略)

結果が出てよかったですね。少しでも結果が出て、評価されれば先に進む
元気が出てくるというものです。これからもくじけずに頑張って欲しいです!


> ただ、テニスのほうはすぐには結果が出るわけもなく、これからの頑張りが必要です。

こちらの方が勉強よりも手ごわそうですね。でも、頑張ることが出来る間は
頑張る!、その後のことは・・・・、そのとき考えればいいと思います。


> なんとか一年間は乗り越えられたようです。
> でも二年生からはクラスを特進から普通科に変えてもらったんです。余裕を少し持っ
> てテニスにも力を注げるように。

考えて出した結果です。それがいいと思います。


> タイミングもそうですが、N がいなかったら私と T の間では今以上に衝突が
> あったでしょうね。また私も T も気持ちの切り替えができずに、いつまでもお
> 互いに不機嫌な状態から抜け出せなかったと思います。
> 存在こそが仕事になるって人間だったらすごいですよね。

全ての犬がそういう存在ではないことは、覚えておいてください。
K さんのご苦労があってこそです。たまには、周囲に理解されなくても頑張った
頃のことを思い出すのもいいのではないでしょうか。


> 人間の子(T)を育てていて、その半ばで犬の子育てが始まり、犬の子育てがいつ
> の間にか人間の子育てを追い抜いてしまい、今は N を育てて得たものから T
> 育てにパワーをもらっている状態です。N はいい子に育ったし、心配していたこ
> とは取り越し苦労だったとういうこともありましたし、なんとかなるというイメー
> ジも N 育てで体験として得ることができました。
> N のほうも終ったわけではないんですけど。

相手と向き合って、ちゃんと話合って(犬の場合、話をしてくれませんから
それに加えて情報収集して・・・)、それをやればどうにかなるものですよね。
話し合いが出来なくなったり、気がつかずに自分勝手になったりしないように
気をつければ、何とかなるものだと思っています。


> T だからこその選択でその環境に飛び込んで行くことになり、苦しみながらも
> 頑張れたんだと思います。大きな誤算だったのですが、それがのちの T の財産に
> なればと思います。
> 神様が与えてくれたものですね。とにかく乗り切れてホッとしています。

神様が与えてくれる試練というものでしょうか。
神様に目をかけていただけているということですから、これから頑張ってください。


> なんだか叫びすぎの感もありますが。
> だいぶガーガー言うようになったと思います。そうじゃないと持ちません。

ははは・・・・、占いでそう出ているのですから、それでいいと思います。
今年はいっぱいガーガー叫んで、来年のおみくじを楽しみに待ちましょう。


> 私がもう少し距離を置いて余裕を持てるようになると、T も落ち着いて自分の
> ペースでじっくりと自分を見つめることができるようになるのでしょう。

犬もそうですが、急に距離を取ると不安になります。
距離を取るのも話し合いながらが大事だと思います。


> また6月から始めることにしました。仕事はまだまだ不安が残りますが去年よりは
> 盛り返しています。
> テニスができないことで気分転換もできずというのもありましたから。

そういうことって、必要だと思います。

> 先週久しぶりに行ってきたのですが、超弩級の筋肉痛で3日位動きがロボットのよう
> でした。こんなになまっていたのかとショックです。

あ、自分も少し体を動かさなくては。
うーにーの散歩がなくなってから、全くといっていいほど体を動かしていません。
たぶん、とってもなまっていることでしょう。


> 特別凄いことはしてなくても、毎日穏やかに丁寧に過ごせているというのは幸せです。

「穏やかに過ごす」というのは、当たり前のようで難しいですね。
それを解決する鍵を教えてくれるのは、犬かもしれません。


> 今の母はすごいんです。私なんかよりずーっと生き生きしてますよ。
> やっぱり今の私ぐらいの年までは子供と家庭のために苦労したようですが。

今の世の中、人生80年ですよね。まだまだ人生の途中という意味では、
T 君と同じなのかもしれませんね。


> 8月に北海道で法事があり、どうしても家を空けなければならなくなっています。
> T は試合、部活優先なのでN と残り、おばあちゃんに来てもらうことになりそ
> うです。さすがに N と T だけでは無理があるので、、。
> T とおばあちゃんと N、さてどんなことになるのやら。
> 面白そう。

ふふふ・・・、私も、どうなったか興味があります。
このメールが着いたら、まずは(忘れる前に)その報告の部分から書いてください。
楽しみにしています!


> 体調が思わしくない中、何を感じて何を考えているのかなって思うと、アイスクリーム
> を食べるうーにーちゃんに何かを諭されているように感じます。

もうトイレに出るのにも苦労していますが、何一つ愚痴をこぼすような態度を
示しません。口の中のもの、その他多数の腫瘍の中で、不快感、痛みを伴うものが
あるかもしれませんが、これらについても不快感を示すようなことをしません。
ただただ美味しいものを求めて生きています。

見習うべきことです。


> 愛玩動物使用管理士の資格を取られたんですね。内容は詳しくは知りませんが、とても
> 難しそう。毎度のことながら弓削さんって凄いなって思います。

はっきりいいます。そんなに難しくありません(笑)
試験範囲全てを真面目に勉強しようとすると、とても大変だと思いますが、
試験の出題内容はある程度予想できますので、合格は難しくないと思います。


> T が学校でコンピュータに興味があるなら「ITパスポート」の資格を取っておくといいよ
> と先生に言われたとかで、私、どんなものかと挑戦してみたんです。
> で、受かって浮かれてたんですけど、なんかお遊びの域を抜けませんよね。
> でも、今このパソコンの前に合格証書を飾ってあるんですよ。

ネット上に過去問があったので、ちょっとやってみました。
全く分からない、知らない言葉が幾つもありました。

情報処理技術者試験の一つなのですね。私がプログラマーをやっていた時に
出来た資格ですが、当時はこの試験はありませんでした。

「今」が分かって勉強するのには楽しそうな試験ですね。



最後になりましたが、公開用の仮ページを作ってみました。
お手数とは思いますが、ご確認よろしくお願いします。
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn55.htm
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn56.htm
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn57.htm



では、T 君とお母様とのお留守番の報告を楽しみにしています(笑)


Kさんの言葉

===========
子離れの最中の私はよく「 N ちゃんはいつまでもお母さんのそばにいてね」なんて
こぼすものだから、なんとかしてあげなくちゃなんて思っているのかもしれないです。
いつもそばにいてくれているんですよ。N がさみしくて私のそばにいるのか、私の
傍にいてあげなくちゃと思っていてくれているのか…。
両方なのかもしれませんけど。
===========

犬を家族をして迎えたら、これくらいのことを感じることが出来るようになりたいものです。

本当にそう思っているかどうかは問題ではありません。
そのように(感じさせてくれるように)接してくれることに、
感謝し、喜びを感じることが出来れば、それが
「幸せ」なのではないでしょうか。


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