Kさん と Nちゃん  55

・・・・10・・・・20・・・・30・・・・40・・・・・・50・・・55・      「しつけ?」へ戻る




■ 抗がん剤治療 ■

がんにも色々な種類があり、抗がん剤にも色々な種類がありますが、多くの場合、副作用があります。
それは、一般的に知られていて獣医さんから説明がある場合もあるし、希なケースで事前に説明がないもの、全く前例がなく獣医さんも予期していなかったもの、更には、因果関係を断定できないものもあります。

飼い主さんは不安になってしまうものです。
そんなとき、予めK家のことを読んでおけば、万が一の時の心の準備になるのではないでしょうか。

前回のメールで

   私たちは騒ぎすぎであたふたしすぎですね。

書かれていますが、普通か、落ち着いている方だと思います。

早期発見が出来て、落ち着いて対応出来たのは、何故か。
考えてみてください。

08.12.12   RE: 今回は、ちょっと早いです   Kさん

N の事を心配して早めのお返事をいただいたのに、お返事がこんなに遅れてしまってすみません。

12月ももう半ば、そろそろ風邪とかインフルエンザとかが騒がれるようになってきましたね。
今年はTが受験の年なのでインフルエンザの予防接種を受けさせた方がよいのか、迷うところです。


N のその後ですが、10月の半ばに癌治療の期間が終わりまして、検査でも転移は認められず、一区切りついたというところでしょうか。
抗がん剤は終りになりましたが、その後の1ヶ月は顔面麻痺のためのお薬と肝機能が落ちているのでその治療のためのお薬を続けていました。

抗がん剤の副作用だったと思われるのどの渇き>>トイレの回数の増加は、薬をやめたとたんに治まりました。ただ、抗がん剤のもう一つの副作用である脱毛は、治まってはいたのでしょうが、薬をやめてすぐに生えてくるのが目に見えるわけではないので、お薬をやめる前後が一番ひどかったように思えます。しばらく経ってから少しずつ生えてきて、今では元通りふさふさになっています。

顔面麻痺は初めに発症した右側から回復し、左も追いかけるようにして回復してきました。今は耳が動くようになり、目はアーモンド形になって眠くなると閉じられるようになりました。頬が上がってのっぺりしていた目の下が少ししまってきています。
病院では行く度に先生に「ずいぶんきりっとしてきたね。」と言われます。
口角の上がり方がまだもう一つというところですが、すっかり締まってきた顔を見て本当によかったと思っています。

麻痺の原因が分からずしまいでしたが、回復してきているので検査の方は様子を見てからにしましょうということになりました。
今は顔面麻痺のお薬も終わりにして、肝機能回復のためのお薬1種類だけになりました。
肝機能の数値も1か月、1か月と月毎に回復してきているので、不安要素はかなり少なくなりました。

とはいえ、N は着実に歳を取っているのですよね。
この病気が老化を早めてしまったことは間違いないのでしょう。
散歩の時は元気に出かけますけど、家にいる時はお客さんが来た時と私が台所に立つ時以外はほとんど寝ています。
最近は寒くなってきたので、一緒に私のいる部屋(少し寒いんです)についてくるよりリビングの暖かい場所でじーっとして寝ている方を選びます。

それから、ハウスにあまり入らなくなってしまいました。
夜私と一緒に寝ていたので、フカフカのお布団の味を覚えてしまったようです。T が脱ぎ散らかした上着の上とか、座布団の上とか、部屋にあるものの中で一番肌触りと寝心地のよさそうなものの上に座ったり、寝てみたりです。
でも、ハウスにヒーターを入れて周りをお布団で囲い、マットも厚めのものにしたら入って寝るようになりました。以前にもまして寒がりになったということなんでしょうね。

> >うーにーも脱毛や顔面麻痺、眼振、ふらつきなど原因不明の症状が時々でます。
> >最近は、何かに脅えるようにハーハーと喘いで落ち着かないことがあります。
> >・・・
うーにーちゃん、心配ですね。
何と言ったらよいのか、・・命、老い、というのは色々なことを考えさせられます。


> >T 君の試合を観にいく時、N ちゃん同伴のことが増えてきたんですね。
> >N ちゃんも会場の雰囲気に慣れたみたいで何よりです。
> >早く元気になって、また連れて行ってあげたいですね。
> >(でも、入学までは試合はないのかな?)
T の試合を一緒にというのは条件がそろわないとなかなかいけません。
中学の試合が丁度よかったのですが、部活も引退してしまいましたので、最近は遠方の会場ばかりです。なかなか結果も出ないので、一人で行きたいというのもあるようで・・。

試合は今まで通り出られるものには出ています。
今のスクールに入った時に、「受験だからといって休んだりしない」というのが条件だったのです。12月には初旬に1つ、下旬に2つ入っています。1月の第一志望校受験の3日後にも入る予定。
!ところが〜、12月初めの試合の前日に右足を捻挫してしまいまして、今松葉杖です。
会場が群馬だったので、実家に泊めてもらって泊まりで行くつもりで用意万端整えていたらスクールから電話がかかってきて、「今、病院へ行っているので迎えに行ってください」
コーチが言うには「試合前でかなり気合が入っていた」らしいです。下旬の試合には間に合ってくれるといいんですけど。

前回のメールでは、試合に遅刻とか言ってましたよね。
その試合も期待していたのですが、今回も少しは勝ち上がれて自信を持つことができる試合だと楽しみにしていたのです。そういうときに何かしらやらかします。
簡単な言葉を使ってしまえば「不運」
辛抱していればいい流れは来るのでしょうか。来ると信じたいです。

> >自己管理上手なリスなら、自分で管理出来ると思いますが、どんどん強くなることに
> >一生懸命になり、故障も辞さないような気持ちをもたないで欲しいと思います。
弓削さんが前々回のメールで書いてくれたことです。
当たっちゃいました。


> >受験勉強を塾に行かずに進研ゼミなどだけにするとは、凄いことだと思います。
> >T 君自身、大きな決心だったのではないでしょうか。
> >ふと思ったのですが、テニスで推薦とかってないのでしょうか?
残念ながら推薦はありますが、T の実力では届かないんです。あと3回くらい勝ち上がらなければなりません。関東大会レベルでも、すべての人が推薦を受けられるわけではないようです。厳しいですね。

でも、学校推薦で志望校に行けそうです。
T の志望校は内申の審査で基準を満たしていれば推薦が取れます。基礎的な試験と面接はあるのですが、毎年推薦者はすべて合格しているようなのです。
とはいえ、まだ合格確定したわけではないので安心してはいけないんですけどね。
今の受験は昔とは大分違っています。情報収集をしていないと、入ってこない情報はたくさんあります。公に発表していないシステムとかもあるようで、戸惑いました。
T の場合はこれで決まってくれればいいのですが、ぼんやりしていると知らなかったというだけで損をしてしまいます。

T の場合、受験勉強らしいものはほとんどしていませんでした。というよりそこまで手が回らなかったという感じで。なので、内申で判断してもらうのはありがたいことなんです。授業での内容だけはきちんとやっていこうネとしてきましたので。
反対に、模擬テストなどではあまり点が取れていないと思います。
学校の勉強をまじめにしているだけでは受験を乗り切れないというのは、困りますよね。
学校も塾も行かなければ、高校受験には不十分になってしまう?なにか腑に落ちないです。

> >今の子供たちは、勉強が随分と忙しいようですね。時間を有効に使うことや
> >頑張ることを身につけることはとてもいいことだと思いますが、幾つかの
> >大事なことを削って、勉強の時間を作っているのではと心配になります。
大事なことを削ってまずは携帯やゲームをする時間を作っているのでは、と感じることが多いです。子供の話からも親御さんの話からもそれがわかります。
最近のニュースで若い人たちの携帯を使っている時間が1日平均3時間と伝えているのを聞きました。
もったいない…ですよね。3時間。
T はテニスを選んでいるのでそんな時間はないはずです。でも、学校のみんなの話についていけずにさみしい思いをすることが時々あるようで、一時的にゲームに夢中になることがあるんです。でも、ちょっと始めたところでみんなの話について行けるような状態にはなれないのがわかり、諦めます。そんなことが何度もありました。
ついこの間も。みんな受験勉強中でもしっかりゲームはやっているんです。

> >教科書の勉強を多くした結果、世の中は悪くなったように感じます。
> >今の治安の悪さと、教育現場の考え方の変化は、何らかの関係があるように
> >感じてなりません。
そういうことを考え始めるときりがありません。
学校も、家庭も、社会もみんな面倒なことを避けるようになり、とりあえず目の前のことをやり過ごせればいいという考えで安易な方向に流れているように思えてなりません。
そんな中、しっかりと自分を持って生きていくのは昔よりしんどいかもしれませんね。

> >犬のことでも大事なことがズレているのでは?、と思える人(家族)の話を
> >きくことが、理想の家族像とか家族愛は人それぞれだと思っています。
> >疑問を抱きながらも、そんな時代なんだろうと思っています。(笑)
人それぞれですね。自分では想像の出来ない世界もたくさんあるのでしょう。
自分の価値観を人に押し付けることはできないと思います。
でも、??と思うことはあります。すべてを理解することは不可能・・


なんか T の話ばかりになってしまいましたね。
11月の下旬に北海道から義母が来ました。
N には初めて会うのと、動物は特別好きな人ではないので、嫌がられはしないかと少し心配していたんです。でも、やっぱり無駄な心配でしたね。
N はこんなに落ち着いたんだと思い知らされ、喜んでいいのかがっかりなのか。

みんなでリビングにいると義母がいても、やっぱり N が真中でみんなの関係をつないでいるようです。なんとなく目線が N に注がれて、間を持たせているような感じです。
不思議な存在ですよね。ふつう人間だったら荷が重すぎるのではと思います。
なんでも受け止めてしまって、みんなプラスに変えてしまっています。それは意識してやっていることではありません。それがまた凄い。

義母とはすぐに家族と同じように接するようになりました。ちょっと距離を置きますが、ちゃんと甘えることもできてます。私たちが北海道に行った時に N の事を解ってもらおうと話をしてもまったく聞く耳持たずだったのですが、今回会って5日間過ごしただけで、やっぱり義母の心をとらえてしまいました。
人間の食べ物を与えたりしないかというのも心配しましたが、それは主人が伝えていてくれたのか知っていたのか、心配無用でした。
人と接するとき、そこに一番気を使うのでそれを心得てくれていたのは本当にありがたかったです。


T が捻挫で出場できなかった群馬の試合、見学だけでもと私と T で行ったのですが、必然的にNと主人とのお留守番になりますよね。
夜、初めて主人と一緒に寝たそうです。
布団の中に潜り込んできたのが意外だったようで、ちょっと興奮して私に話してくれました。
前日にハウスも整えておいたので、ハウスで寝かせても大丈夫だと思うと伝えておいたのですが、何を思ったのでしょうかね。
お散歩もたくさんしたそうです。
よかったよかった、、。

それにしても、どんどん人間に都合のいいような性格になってしまう N です。
本当に単純に喜んでよいのでしょうか。
弓削さんではありませんが「なんでしゃべってくれないんだ」です。


世の中どんどん不安定で暗くなっていくようです。
今の子供たちが大人になる頃、少しは今よりも明るい世の中になっているのでしょうか。
今年こそはと期待しながら裏切られる一年がずーっと続いている気がします。
私、歳女でした。
個人的には耐えられないような辛いことはなかったのですが、世の中に目を向けるとこの状態をどのように修正していけるのか全く見当がつきません。
仕事も今はあっても、これから先楽観的にはなれない気がします。

先月から友人の仕事の手伝いで、(春までの短期ですが)週に1度だけ家を空けるようになりました。
夕飯も朝のうちに用意したものをTと主人2人で取ってもらいます。
私が家を空ける日は、今までとちょっと違った空気が家の中に流れているようです。
T は朝「何か手伝うことある?」と声をかけてくれました。主人も快く送り出してくれています。
もしかしたら、今の世の中も何かちょっとした意識の変化が起こるだけで、何かが変わり始めるのかもと思うこともあります。

今度メールをする頃はまたおみくじの占いをしてもらえるのでしょうね。
N は後ろで爆睡中。麻痺はほぼ治っているのですが、半眼で走ってます。
では、年の瀬の忙しい時期ですが、無理をして体調を崩しませんように。
私もマイペースで頑張ります。

09.01.04  今年もよろしくお願いします        弓削

明けましておめでとうございます。
私は「また年が明けてしまった・・・」という感じです(笑)


> 今年はT が受験の年なのでインフルエンザの予防接種を受けさせた方がよいの
> か、迷うところです。

受験勉強は順調でしょうか。インフルエンザに罹ったりしていないでしょうか。
子供は、学校や通学で多くの人と間近に接することが多いので、予防接種は
受けた方がいいのではないでしょうか。


> N のその後ですが、 10月の半ばに癌治療の期間が終わりまして、検査でも転移は
> 認められず、一区切りついたというところでしょうか。
(後略)

メールをいただいた12月中旬時点では、薬も一段落という感じで
顔面麻痺、トイレの回数の増加、脱毛など色々と回復してきて
落ち着いてきた感じでよかったですね。

その後はその如何でしょうか。


> とはいえ、N は着実に歳を取っているのですよね。
> この病気が老化を早めてしまったことは間違いないのでしょう。

病気をするとそうですね。長期間にわたる投薬も。
更に年齢を重ねると、そのことを切実に感じるようになります。
犬もアンチ・エージングに努めたいものです。それには、しっかりした
日常の管理しかないと思います。人間でも毎日をしっかり生きている人は、
(皺が深い人もいますが)表情は生き生きしていますよね。


> それから、ハウスにあまり入らなくなってしまいました。
> 夜私と一緒に寝ていたので、フカフカのお布団の味を覚えてしまったようです。T
> が脱ぎ散らかした上着の上とか、座布団の上とか、部屋にあるものの中で一番肌触
> りと寝心地のよさそうなものの上に座ったり、寝てみたりです。
> でも、ハウスにヒーターを入れて周りをお布団で囲い、マットも厚めのものにしたら
> 入って寝るようになりました。以前にもまして寒がりになったということなんでしょ
> うね。

寒がりになったということもあると思いますが、肉(筋肉?)が落ちて、
寝続けると痛いのだと思います。
まだまだ床ずれとは関係ないと思いますが、将来的にはそういうこもあると
気にとめておいた方がいいですよ。
N ちゃんはどんな素材のものの上が心地いいのか、観察しておいてください。
これは、季節によって違うこともあります。


> 何と言ったらよいのか、・・命、老い、というのは色々なことを考えさせられます。

老いには勝てません。アンチ・エージングという言葉がありますが
抵抗するのがやっとで勝つことはできませんから、少しでも抵抗出来る
ように工夫をしてあげようと思っています。


N ちゃん連れでの観戦は、色々な条件が揃わないと出来ないのは残念ですが、
それが現実だと思います。
特にT君の気持ちというのは、大事だと思いますし。


12月のはじめの捻挫は、その後如何でしょうか。
こういうことは、運命に任せた方が善いのではと思っています。特に昨年の
T 君は「リス」ですから、目の前のことの対応の結果で捻挫をしたのなら
捻挫をした状態で頑張れることを頑張るのがいいと思います。それが「リス」
だと思います。

テニスのことを考えても、今の一試合よりも将来長くテニスを楽しむことを
考えた方がいいのではないでしょうか。まだまだ体が出来ている最中です
から、後々残る故障にならないことを祈っています。


> 簡単な言葉を使ってしまえば「不運」
> 辛抱していればいい流れは来るのでしょうか。来ると信じたいです。

まさに「不運」でしたね。
何がどうなるか分かりませんが、頑張り続ける人には「人生万事塞翁が馬」
的なご褒美が待っているものだと私は信じています。


> でも、学校推薦で志望校に行けそうです。
(後略)

私も高校から大学へ指定校制推薦で楽をして入ったのですが、K さんが
書かれている「公に発表していないシステム」を入学後に知り、大学を辞める
理由の一つにもなりました。子供の教育にもそういうことが入り込んでいる
ことに、今でも違和感を感じます。

個人的には、学校(特に義務教育)には、基本的な学力と人間性を学ばせて
欲しいと思っています。どんなに知識を習得しても、それを他人のために
使ってもらってはじめて、人間としての価値になると考えています。
悪いこと、私利私欲のために勉強することが当たり前になってきたようで
恐いと感じることさえあります。


携帯を一日、3時間とはすごいですね。利用料金が気になってしまいます(笑)
大人でも携帯やゲームに費やす時間は長いみいたいですね。私もそれらに縁が
ないので、友達の話についていけないことが多いです。
自分がついていけないだけか、周囲にそういう人が多いだけか、分からなく
なってきました。


> そういうことを考え始めるときりがありません。
> 学校も、家庭も、社会もみんな面倒なことを避けるようになり、とりあえず目の前のこと
> をやり過ごせればいいという考えで安易な方向に流れているように思えてなりません。
> そんな中、しっかりと自分を持って生きていくのは昔よりしんどいかもしれませんね。

綺麗事をいっていられない世の中なのだと思います。それは、未来に対する
不安になり、理解できない犯罪も多くなっているのかもしれませんね。


> 人それぞれですね。自分では想像の出来ない世界もたくさんあるのでしょう。
> 自分の価値観を人に押し付けることはできないと思います。
> でも、??と思うことはあります。すべてを理解することは不可能・・

人それぞれの価値観を認めた結果が、自由や競争を奨励することになり、
今の世の中があるように感じます。
理解できないこと、多いですね。


> 11月の下旬に北海道から義母が来ました。
(中略)
> 不思議な存在ですよね。ふつう人間だったら荷が重すぎるのではと思います。
> なんでも受け止めてしまって、みんなプラスに変えてしまっています。それは意識して
> やっていることではありません。それがまた凄い。

お母様も不快に感じず過ごせたことが良かったです。
そんな賢い犬にしたのは、Kさんご家族です。これが「しつけ」の結果です。
しつけとはそういうものだと思っています。

> 義母とはすぐに家族と同じように接するようになりました。ちょっと距離を置きますが、
> ちゃんと甘えることもできてます。私たちが北海道に行った時にN の事を解ってもら
> おうと話をしてもまったく聞く耳持たずだったのですが、今回会って5日間過ごしただけ
> で、やっぱり義母の心をとらえてしまいました。

義母様が長年見聞きしている「犬とは」という固定概念を、話だけで変えることは
無理だと思います。でも話をしておくことは、とても大事だと思います。義母様は、
自分が思い込んでいた「犬とは」と違う犬を目の前にして、どうしていいのか分から
なくなりますから。

> 人間の食べ物を与えたりしないかというのも心配しましたが、それは主人が伝えていて
> くれたのか知っていたのか、心配無用でした。
> 人と接するとき、そこに一番気を使うのでそれを心得てくれていたのは本当に
> ありがたかったです。

ご主人も協力的ですね。はじめの頃、そして一度お会いしたときは、状況に
よってはご主人が非協力的になってしまうかも、と思ったこともありました。
Kさんの頑張りで、しつけの結果がしっかり出たことが、ご主人の心を
動かしたのだと思います。もちろん、ご主人だけではなく、周囲の人たちの
心をも。


> T が捻挫で出場できなかった群馬の試合、見学だけでもと私とT で行ったのですが
> 必然的にN と主人とのお留守番になりますよね。
> 夜、初めて主人と一緒に寝たそうです。
> 布団の中に潜り込んできたのが意外だったようで、ちょっと興奮して私に話してくれました。
> 前日にハウスも整えておいたので、ハウスで寝かせても大丈夫だと思うと伝えて
> おいたのですが、何を思ったのでしょうかね。
> お散歩もたくさんしたそうです。
> よかったよかった、、。

ご主人がN ちゃんのことをどれだけ想っているか、N ちゃんは感じて
いるのだと思います。安心して眠れる場所だと思ったのでしょう。
お散歩も、人が変わると犬にとっては新鮮なものです。その人が自分のことを
想っていてくれる人であれば、なおさら嬉しい散歩になることでしょう。

また、ご主人も「たまには、もっと甘えてくれてもいいじゃないかなぁ」なんて
思っていたのかもしれませんよ。


> それにしても、どんどん人間に都合のいいような性格になってしまうN です。
> 本当に単純に喜んでよいのでしょうか。
> 弓削さんではありませんが「なんでしゃべってくれないんだ」です。

ちょっと辛い判断を求めてしまうことになりますが、そのつもりで読んでください。

N ちゃんの余命はあとどれくらいあるよでしょうか。それは誰にも分からない
ことです。しかし犬と暮らすものは、犬の一生を考えてあげなければなりません。
そのご家族の中で最良の「一生」を考えてあげなければなりません。

N ちゃんには病気のこと、薬で老化が進んでしまったことなどを考えると
もしかしたら、それほど長くないのかもしれません。
また、今までの生活、そしてこれからも生活を考えてみましょう。
ホームセンターに行ったり、ちょっと外食するくらいはしているようですが、
お仕事こと、T 君のスケジュールなどで、あまり旅行などへは行かれて
いませんよね。

これらを総合的に考えて、少し箍(たが)を緩めるような日常にしてもいいと
思います。
今までのしつけの考えは、世の中が許してくれそうなレベルよりも厳しめに
していたと思います。犬はそうしておかないと、自分の都合のいいように
誘導しはじめ、世の中が許してくれないレベルまで緩めてしまいます。
人間側は「なんだか、あっという間にダメ犬になっちゃった」と口にします。
このようなことになるのは困りものですが、日常をチェックし直し、ボーダー
ラインを見直してみては如何でしょうか。

もう無理してクレートで寝ることもないと思います。寝る時間以外にも行動範囲の
自由を広げてあげるのもいいと思います。お客さんが来た時もN ちゃんの自由に
させてみるとか。
私は「人間の食べ物(但し犬の健康を害さないもの)をあげる場合は、席から
立ってあげましょう」と書いてきたと思いますが、席についたままあげてもいい
関係になってきたと思います。ただし、人間の食事中にあげることは、まだしないで
ください。食事が終ってからにしてください。

上記は一例ですが、ご家族の今の行動範囲、どのような来客があるのかなどを考え、
ボーダーラインを見直し、家族で話し合いながらルールを作り、実行に移してみま
しょう。
やってみるとなかなか難しいです。箍の緩み具合がルールの徹底にも反映されて
しまうこともあり、なし崩しになってしまうケース(「あっという間に」のケース)も
ありますので慎重にお願いします。

でも、成功すればとても楽しいです。新鮮味もあります。
是非体験して欲しいと思います!!


> 世の中どんどん不安定で暗くなっていくようです。
> 今の子供たちが大人になる頃、少しは今よりも明るい世の中になっているのでしょうか。
(中略)
> 仕事も今はあっても、これから先楽観的にはなれない気がします。

テレビを点ければ、派遣の人が家を失った話ばかりです。
誰もが楽観的になれない時代ですね。
このような時に犬と暮らせることは幸せだと思います。癒しにもなると思いますが
踏み外してはいけない一線を意識させてくれるような気がします。


> 先月から友人の仕事の手伝いで、(春までの短期ですが)週に1度だけ家を空けるようにな
> りました。
(中略)
> もしかしたら、今の世の中も何かちょっとした意識の変化が起こるだけで、何かが変わり
> 始めるのかもと思うこともあります。

脳科学でも状態や環境を変えることは、刺激になりいい結果になると言われています。
自分だけでなく、周囲にも「いい結果」が広まれば尚更嬉しいですね。

Kさんが出て行く時の、ご主人とT 君のことは書かれていますが、N ちゃんはどう
していますか。何も書くことがないくらい、ご家族みんなで協力してN ちゃんの世話を
していることがうかがえます。
いい方向に向かっていっているように感じます。

T君の怪我は気になりますが、今年のK家はいい意味での「変化」の年になり
そうですね。


> 今度メールをする頃はまたおみくじの占いをしてもらえるのでしょうね。

おみくじ、楽しみにしています。


> N は後ろで爆睡中。麻痺はほぼ治っているのですが、半眼で走ってます。
> では、年の瀬の忙しい時期ですが、無理をして体調を崩しませんように。
> 私もマイペースで頑張ります。

うーにーは年末に少し体調を崩しましたが、もう焦っても仕方のない年齢です。
人間はそれに合わせて(言い訳?)、年末年始らしいことはしませんでした。
お陰さまで、インフルエンザなどには縁なく健康に過ごしております。

寒さも厳しくなってくることと思います。またT 君の進学のことで何かと忙しい
日々になるかと思いますが、皆様お体に気をつけて新年をお過ごしください。

「なんでしゃべってくれないんだ」 ・・・・ という話が出てきます。

よく耳にする言葉かと思いますが、たぶん、多くの方が考えている
こととは違うと思います。

ここまで分かり合えているのに、気を使ってくれているのに、
言葉を喋らないのが不思議だ、

ということです。

こんな家族が増えて欲しいものです。


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