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■ このページを作りながらおもうこと ■
正直なところ、悩みながらこのページを書いています。
犬と共に暮らす多くの人に読んでいただき、「家族」とはどういう意味か。
「いい犬」とはどんな犬で、その犬に何を求めているのか。
そして、その犬に何をしてあげることが出来ているのか。
そのようなことを考えていただきたいと願っています。
その反面、K さんは実在の人物であり、このページも読みます。
K さんでなくても、高齢犬を見送った人の中には、このページに気分を害する
人もいることでしょう。
先生と呼ばれる人たちの中には、「こんな非科学的なことばかり並べたら
飼い主さんが混乱するだけで百害あって一利なしだ!」と感じる人もいると
思います。
このページは、私(弓削明久)が私の考えて作っているページです。
これが正しいとは申しません。私はこう考えていますというものです。
反面教師であっても、読んだ方の参考になれば幸いです。
15.08.09 RE: ありがとうございます。 Kさん
お返事遅くなりましてすみません。
心配していただいてたのでしょうね。
色々な可能性を考えて、はっきりと伝えていただくことはとてもありがたく
参考になります。
感謝しています。
まだ、モルヒネを使うような段階ではないようです。
痛み止めは、2種類目になりました。
どちらが強いというものではないのですが、違ったタイプのものを試して
みましょうということで。
後ろ脚はどんどん硬直してきて交差してしまい、一昨日あたりから自力での
歩行が出来なくなりました。
歩けるときも、体が左に曲がってしまいとても不安定でした。
ただ、昨日はお腹にタオルを巻いて後ろ脚を持ち上げてあげると、前脚だけで
歩くことを覚えました。
とにかくお散歩に出たいようで、足を引きずっても暑くてもお構いなしでした。
家の中でうまく歩けない時も、外へ出るとちょっと気持ちが高揚するようで、
こんなにエネルギーがあるのかという位にずんずん歩いていきました。
前脚だけの歩行でも、初めはどうしたらいいのかわからず立ち尽くすのみでしたが、
翌日ちょっとしたきっかけで進めるようになるとまたどんどん進んでいきます。
私もそれを見たときはちょっと感動モノでした。
悪くなっているんですが、何か明るい気持ちになりました。N の前向きさが
伝わってきたようで。
排せつは昨日から自力でトイレまで行ってはできなくなりました。
脚が動かなくなり、自立できないためです。
排せつ機能のはまだ大丈夫みたいです。家族皆でCHKしあっています。
ご飯はPHコントロールだったのですが、食べなくなりました。
このフードはかなり嗜好性が悪い(まずい?)ものだったみたいですよね。
他のフードに変えたら食べてくれました。
今まで何でも食べていたので、選択肢はたくさんあり助かってます。
日を追って状態が変わっていくので、毎日対応に追われているような状態です。
食事のこと、投薬のこと、排せつのこと。N のハウスの入り口を大きくして
世話をしやすいようにしました。
朝起きる。排せつ、投薬、食事、運動(といえるか)排せつ、すべてが
ごちゃ混ぜになってやっとこなし、疲れた頃に寝ます。
そこまでで朝2時間です。その後は長い時間眠ることができているので、
ほっと一息。昼、夜もこんな感じで排せつと食事、投薬少しのお散歩の時間。
…でも、それは今日のことで明日はどう変わっていくのか。
この週末に変わっていったことは、私たちも時間があったので対応して
きましたが、この後どうなるのか…。まだまだ序の口ですよね。
誰もいない時間帯が出来てしまうのが少し不安です。主人はとてもよく動いて
話しかけて、面倒を見てくれています。
今、T が家を留守にしていて、1週間ぶりに帰って来たときにショックを
受けるかもしれません。
でも、皆 N のために出来るだけのことをやろうという気持ちでいます。
それがとても心強いです。
N にとっては足らないところばかりかもしれませんが…。
N の状態を知った友人の励ましも力になっています。皆優しいです。
弓削さんをはじめ色々な人に支えられていることに感謝です。
15.08.10 Re: ありがとうございます。 弓削
メールだけでは、あてずっぽの予想でしかありませんので、
N ちゃんをよく見て、獣医さんによく伝え、今後の可能性に
ついて話し合ってください。
今回のメールを読んでいて思ったことは、トイレは出来るだけ
外でさせてあげた方がいいような気がします。
いつも散歩でしていた所です。そこまで行けないようだったら
車で運んででも連れて行ってあげて欲しいです。
外に出して匂い取りをするようでしたら、やらせてあげてください。
食べものは、獣医さんが「これだけは食べさせてはダメ」というもの
以外、なんでも(人間のものでも)あげていいと思います。
塩分が高いものなどもミネラルバランスが崩れることがあるので
避けるべきですが、それ以外は便がゆるくならなければ、美味しい
ものを食べさせてあげていいと思います。
(結石のリスクはよく分かりませんが。)
あげてはいけないものとは、発作の原因になるようなものです。
出来ることしか出来ません。
出来ることをしてあげてください。
してあげたいことをしてあげてください。
今まで我慢していたことももう解禁していいと思います。
N ちゃん、ほんとにいい子だと思います。
してあげられる出来る限りのことをしてあげてください。
15.08.24 Re: ありがとうございます。 Kさん
こんにちは。
日に日に変わる N の様子、何とかついていっている私たちです。
> 今回のメールを読んでいて思ったことは、トイレは出来るだけ
> 外でさせてあげた方がいいような気がします。
> いつも散歩でしていた所です。そこまで行けないようだったら
> 車で運んででも連れて行ってあげて欲しいです。
> 外に出して匂い取りをするようでしたら、やらせてあげてください。
排せつは少し感覚はあるようですが、コントロールすることが出来なくなって
しまったようです。したいと感じると起き上がるのですが、トイレへ連れていく
間もなく、その場でしてしまうようになってしまいました。その後も出しきらな
かったのをちょろちょろと…。
おむつにしました。嫌がるかと思いましたが、もう感覚が鈍くなっているようで
全く抵抗しませんでした。世話する方はとても楽になりました。
朝、夕方におむつを外して外へ連れ出して、前脚だけの歩行でお散歩してます。
トイレは起きていれば頻繁に行きたくなるようなので、デッキや家の庭を
歩かせてあげています。
散歩中は自由にさせていますが、思ったより匂い取りはしないです。
歩くことに集中しているように思います。
前脚だけで歩くのはしんどいでしょうから、楽しいのかどうかは分からない
ですけど、家の中でのテンションとは違います。
とにかく前へ進みます。あまり遠くへ行くと帰れないからと向きを変えるとまた
Uターンしてさらに進もうとします。
…なので帰りは抱っこです。
先週、病院へ行き下痢気味なこと、おしっことうんちに血が混じることを伝え、
また抗生剤と止血剤を出してもらい、同時に痛み止めをまた別の種類に
変えてもらいました。
どちらが良かったのか、今の時点では調子がよくなっています。
> 食べものは、獣医さんが「これだけは食べさせてはダメ」というもの
> 以外、なんでも(人間のものでも)あげていいと思います。
> 塩分が高いものなどもミネラルバランスが崩れることがあるので
> 避けるべきですが、それ以外は便がゆるくならなければ、美味しい
> ものを食べさせてあげていいと思います。
> (結石のリスクはよく分かりませんが。)
> あげてはいけないものとは、発作の原因になるようなものです。
フードは缶詰のものにグレードアップ(?)です。ドライを食べなくなりました。
痩せてしまったので少しでも沢山食べてほしいのですが、ぷいっと横を
向いてしまいます。食べてくれる時に与えているので、時間もバラバラです。
1日の3分の2位の量になっていると思います。
好きだったものを与えても食べてくれなかったり、食事にも悩まされ始めました。
N らしくないなぁ。
ハウスへの入り口を広げ、入りやすいようにしてあげたら自力で入れなくなり、
2週間くらい住人なしのままでした。無駄になったかなぁと思っていたのですが、
今日ハウスの入り口にお尻をのせてみて思い付き、中で寝かせてあげたら、
すっと眠ってくれました。
> 出来ることしか出来ません。
> 出来ることをしてあげてください。
> してあげたいことをしてあげてください。
> 今まで我慢していたことももう解禁していいと思います。
そのつもりで。
大好きだったきゅうりはもう食べません。
トマトは熟れていれば食べます。
お肉もお刺身も食べたり食べなかったり。
昨日食べても今日は食べない。
もう少し早いうちに色々な味を味わわせてあげればよかったのかも。
どこのお嬢様?という程皆を翻弄しています。
7月から腰を痛めてしまい、治ってきたり悪化したり。
体の自由がきけば、もう少し抱っこしてあげられるのになんて思ったりして。
主人と T の助けは不可欠です。
> N ちゃん、ほんとにいい子だと思います。
> してあげられる出来る限りのことをしてあげてください。
はい、いい子です。
しんどいでしょうに、でも健気です。
また何か私たちに教えてくれているのでしょう。
15.08.24 Re: ありがとうございます。 弓削
体調は、変化していっているのですね。
日常のことは、とにかく対応している人が見て、出来ることをやって
あげてください。もう定型の指導の世界ではありません。
定型の指導をするとしたら、獣医師の指導に従ってください、となります。
今までの K 家の経験から、最善の対応をしてあげてください。
食べものは、今まで食べてきた以外のものも対象です。
我が家の場合、当時は入手しやすかった、鰻やユッケなどもあげました。
アイスクリームをあげていたことは、ご存じだと思います。
昔からいわれるのは、食パンなどパン類。
味強かったりや油がついていてもいいのなら、はんぺんなどの練り物。
甘い果物も好むかも知れません。
獣医さんに聞いて欲しいのは、何を食べたらいけないか。
もし癌であるなら、糖分はダメとなりますが、私ならあげてしまいます。
泌尿器系だとしたら、塩分やphを気にすることになりますが、すぐに影響が
でる状況かを確認してください。
消化器系だと脂がダメな場合もありますし、果物をあげる場合には繊維を
考えなければいけません。
これは、あくまで私の個人の考えで、ご家族全員で話合って欲しいのですが、
「これを食べさせたら発作が起こる」とか「排便が出来なくなる(消化が出来なくなる)
や排尿ができなくなる(腎機能が停止したり、尿路・尿管つまる)ことはほぼ確実」と
いうことでなければ、何でも食べさせることを検討してみてください。
これも、一つの線引きです。家族で結論づけてください。
最後の最後まで、ほんの少しの幸せでも笑顔で分かち合っていただければと願います。
このような状態で
はい、いい子です。
しんどいでしょうに、でも健気です。
また何か私たちに教えてくれているのでしょう。
と言える飼い主さんが増えることを願ってやみません。
「何故、犬と暮らすのか」と問われたら、ためらうことなく
「幸せになるため」「自分も成長するため」「家族も成長するため」と
答えることが出来る人が増えることを願っています。
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