Kさん と Nちゃん  53

・・・・10・・・・20・・・・30・・・・・・・・・・40・・・・・・50・・53・      「しつけ?」へ戻る




■ その理由 ■

Nちゃんが、K家に必要とされる存在になった理由がお分かりになったでしょうか。

しつけをしっかりしたから?、それだけで、そのような存在になりますか?
Kさんは、厳格なしつけをしているでしょうか?

犬は、人にとってどのような存在でしょうか。犬って、どんな動物でしょうか?
それをよく考えていない人が多いような気がします。


08.03.02   大変遅くなりました・・           Kさん

3月になりました。
最近やっと気温が上がり、私の体も冬眠から覚めることができそうです。
水仙が咲いているのに気付きました。もっと前から咲いていたのかも。
門の横に植えた沈丁花はもう少しですね。散歩をしていても上着を脱ぎたくなる程
ぽかぽかする日もあります。でも、急に風が変わるのもこの時期ですよね。


2月には雪の日が何日かありましたね。
T のスキー教室の初日は、ちょうど一番たくさん雪が降った日でした。
こちらでは朝からすでに数センチの積雪があり、学校に行く途中でも
雪遊びができそうでしたよ。
N は、デッキに出てみたらと窓を開けてあげても外に鼻先を向けるだけで
「寒そうだしぬれそうじゃん」・・・と思ったかどうかはわかりませんが、さ
っさとストーブの前に戻ってしまいました。
まったく若さが無くなりました。寒いのは嫌いでも、外に出て確かめるくらいは
したと思うのですが。


> 犬の首は人間の首ほど弱くないですが、それでも長時間締め続ければ、体に負担が
> かかります。グー〜っと引くことは、しないように(他の方法を見つける)努力を
> してみてください。
> 一瞬引いて同時に声(名前)をかけ、次の瞬間にこちらに注意が向けば、その時
> 再び「ついて」か「おいで」なりのコマンドを出して、それに従ってくれると
> いいんですが。

弓削さんに教えていただいたはずなのに、ちゃんとできなくてついつい N に負担をか
けてしまうことがあります。だんだん、「ま、いいか」が増えました。
気をつけます。

> まだまだ遊ぶ年なので、放っておかずに一緒に遊んであげましょう。
> 遊び方は難しく考えず、人間が楽しいと思ったことをどんどん試してみれば
> いいです。人間が楽しんでないと、犬の方もノリが悪くなります。
> 言い方を変えれば「遊びではなくなる」ということです。

ようく分かっているつもりです。遊びたいんですよね。私の気分しだいで私との楽しい
散歩になるか、N 一匹での散歩になるかですよね。
私の気分しだいで N の歩きも変わります。

> N ちゃんと遊べる場所が増えて羨ましいです。こちら周辺では、大型犬も、
> となるとほとんどないです。(小型犬の遊び場は増えました。)
> やはり車でちょっと遠くまで、となってしまいます。

こちらのほうは、大型店と専門店がたくさん入ったショッピングモールがあち
らこちらに次々とできています。
大体専門店街の端のほうにペットショップがあって、そこだけはペット連れが
できます。ちょっとしたドッグラン(大体小型犬用ですが)もあったり、ペッ
トの一時預かり場所があるところも。
ペットが私たちの生活の一部にだいぶ入れてきたなと思います。理想的であるか
は別として・・・でも喜ばしいことです。
時々連れてくるのは、N にとっても家の周りだけでは経験できない刺激にな
るでしょうね。

南大沢のショッピングモール「ラフェット多摩」は、ペットを連れての買い物が
かなり自由にできるようになりました。
モールの入り口付近にペット連れでの注意事項が書かれた大きな看板が置いてあ
ります。マナーを守ること、店内では抱き上げて買い物をすること、ウンチの始
末は飼い主が責任をもってすること、そしてウンチ袋がない飼い主さんにはイン
フォメーションセンターでウンチ袋をもらえることなどなど・・。
「抱っこで」というのは入れる犬種が限られるということになりますが、飲食店
以外のお店で8割がた入れます。
すごいですよね。せっかくお散歩に来てもお店に入れないではやっぱり消化不良。
まあ、落ち着いてショッピングなんてなかなか無理でしょうけど、、。

抱っこをしてもおとなしくしていられるようになったので、今度行ってみようと
思っています。また楽しいことが起こりそう。

> 乗り手は T 君でしたか。
> 「時には親よりも冷静に物事を見る」とは頼もしい限りです。そのような
> ことが身に付いたのは、もしかしたら N ちゃんのお陰かも、などと勝手に
> 思っています。

去年の占いの話ですね。

T に乗られて振り回されましたが、この1年で T も変わったし、私もだい
ぶ子離れの準備というか覚悟ができたように思います。
ちょっと苦しかったですけどね。
前回のメールを送った時よりも、T と親との関係がブレなくなってきた様に
思います。T の反抗がわかりやすくなってきて、気持も和らいできました。
N がいることで話のきっかけを作りやすかったりするんです。
N が本当にいい所にいてくれています。

> うわぁ〜、ガールフレンドはテニスですか。親として嬉しいのか嬉しく
> ないのか私には分りませんが、熱中することが出来るものがあるという
> ことはいいですね。
> 頼もしくなってしまった(?) T 君には、コートママではなくて、
> アッシーに格下げですか。それも喜んでいいのか悪いのか、微妙ですね。

テニス頑張ってますよ。
ジュニアの試合でもやっと一回戦、二回戦位まで勝てる試合が出てきました。
格下げ母は喜ぶべきなんでしょうね。
最近はどこへでも電車で一人で行くことに目覚めたようで、年末も群馬前橋まで
一人で試合に行きました。向こうでコーチに出会ったらしく「遠いところは親と
一緒に来てもいいんだぞ」と言われたそうです。
母はお役御免になりそうですね。
子供は親が思うよりずっと高いところへ、あっという間に行ってしまいます。


ところで今年のおみくじは、小吉、孔雀でした。・・なんか良くないですか?
そして、「動物園に行ったりペットを飼うなど動物と触れ合うことが吉」だそうです。
T も小吉、リスでした。
また、弓削さんの見解をよろしくです!


> そんなことされたら、猫だったら逃げて行ってしまうのではないでしょうか(笑)。
> 互いに支えあっている家族っていいですね。その中に犬が居る。素敵ですね。
> 反抗期の T 君を N ちゃんが支えてくれるなんて、夢にも思いませんでした。
> もうその頃は、熱中するものが出来て、N ちゃんには見向きもしなくなり
> K さんが、一人で N ちゃんとの生活を楽しんでいる、という感じになると
> 勝手に想像していました。

こんな先のことまで想像せずに N を飼い始めたのですが、弓削さんに色々教えていた
だくうちに、きっと今のようになれると思っていました。
N が悪戯をしそうな時にはじめに気にするのは T で、トイレをしているのを教え
てくれるのも T 。私は最近とてもいい加減なので、お母さんもちゃんとやれよと
思っているのでしょう。


>> 道に落ちているものを、興味ありそうに顔を近づけるけど、お母さんに怒られる
>> からくわえない方がいいかもって思っているんでしょうね。目だけで追って我慢
>> 我慢で通り過ぎる。(明らかにおいしそうなものは我慢できないみたいですけど)
>> N もいろいろ考えているのね、と感じます。

> そのような時は、声を掛けてこちらを向いたら、ご褒美オヤツ。そして
> そのまま向き続けることが出来たら、さらにご褒美オヤツ。
> こんな感じで、誘惑するものがあっても、声を掛けたらこちらに注目し
> 続けるんだよ、ということを教えてあげてください。

そうですね。まだ、おやつをあまり使いたくないという気持ちがどこかに残っている
ようで・・・。でもおやつは効果的なのは使ってみればよくわかるんですよね

> 犬自身が考えることが出来るようになる、ということは当たり前のようで
> そうでもないのです。考えることよりも本能というか、自分の身を守る
> ことを、自分の生活を優先してしまう犬も少なくありません。

うーん、やっぱり N はいい子だわ、、。
まあ、食べ物探しはよくしていますけど、私たちを観察して何かくれそうなアクショ
ンをよく覚えているみたいです。本能で動いているともいえるし、考えて私たちを
意識しているとも言えるのかしら。

私と一緒に寝た日の朝は、すぐに1階に降りるのではなく、T を起こしに行くとい
うことが分かっています。ちらりと振り返って、こっちの部屋だよねと T の部屋の前に向い、ドアが開くのを待つんです。
私だけで起こすより N も一緒のほうが、あれやこれやと悪戯をして起こすのには好都合。
起きてまずすることは T を起こすこと。


> その後の N ちゃんの行動からみても、今回の移動は正解だったようですね。
> もし、不正解だった場合は、その時、N ちゃんに聞いて考え直せばいい
> だけです。K 家の皆さんには、それが出来ると思います。

ハウスの位置を変えたことは本当によかったと思います。
私たちも N もより快適になりました。
お客さんが来た時にもそれを感じます。
あまりバタバタ騒ぐ時はハウスに入ってもらうのですが、すぐにおとなしくなります。

とはいっても、来客時の騒ぎもすぐ収まるし、お客さんが引いてしまうようなバタバタも
あまりなくなったので、ハウスにいれる必要もなくなりました。
最近我が家で飲み会をした時、今まで N を怖がっていた子が、「なんか、N が大人し
くなった・・」と言って今度は遊びたくなってきたみたいです。犬を怖がる子って自ら
騒いでしまって余計犬を興奮させ・・さらに怖がるというパターンですよね。
でもそれがエスカレートしなくなりました。N が落ち着いたこともあるし、その子が
少し N に慣れたということもあるのでしょう。

毎年家族ぐるみで新年会をする家族が来た時は、ほんと楽しく過ごせました。
今、高校1年生のお姉ちゃんと、小学4年生の妹がいる4人家族。
我が家に入って N と遊び始めたとたんに「ねえ、犬飼おうよ」と4年生の妹。
2人とも動物好きでとても付き合い方が上手。やっぱり慣れもあるのかしら。
以前来た時は、おやつを使いまくってましたが、今回はその必要もあまりなく私たち飼い
主が入り込まなくても楽しく遊べてました。
私も来客時に楽になったんです。


T のテニスは相変わらず熱くなってます。
腰は通院でほとんどよくなりました。・・・が、2月にまたちょっと違和感を感じたと
訴え、また通院です。でも、前回ほどではないうちに行き始めたので、今回はすぐに
治りそうです。

だいぶ前の話になりますが、有明での都大会はシングルスもダブルスも一回戦負けでした。
シングルスの時は、かなり競っていい試合をしたのですが、力及ばず・・・、試合後は
涙が止まらなくて応援に来てくれた仲間とも話ができない状態でした。
でも、相手がランキングもかなり上の子だったので、コーチには反省点と共に「よくや
った」との言葉ももらえたらしいです。
滅多に褒めてもらえないコーチからの言葉なので嬉しかったことと思います。
スポーツをして泣けるっていいことですよね。それだけの努力をしなければ涙なんか出
ないし、目標がなくてはくやしい気持ちだっておこらないでしょう。
その後、中学での大きな試合は春までないのですが、市の団体戦で準優勝し、多摩大会の
団体戦でベスト8に入りました。
大した成績ではないのですが、T の通う中学では今までで最高の成績なのだそうです。

勝ち知らずのジュニアの大会でもやっと少しずつ勝てるようになってきました。
ジュニアの大会が都大会と同じくらいのレベルですかね。
近いうちにまたジュニアの試合を控えていますが、またまたランキング上位の子との対戦
です。年度が替わるとすぐに中体連の最後の試合、予選が始まります。
忙しいですね〜。もう受験の年なのに大丈夫なんでしょうか・・。


> 私は暑いときはそうでもなかったのですが(それでも鈍い)、寒くなって
> きてからは、どうしようもないというくらいウスノロマヌケです。
> そうですね、年には勝てませんね。

いいですねぇ「ウスノロマヌケ」同じじゃないですか。ナイスです!
使わせてもらいます。
私、あまり調子がよくなくて更年期かと思ってました。でも、病院に行ったらまったく
その気配はないと言われ、健康診断でも正常。ただ子宮が腫れていたらしく、そのせい
で体調が悪かったようです。かなり前からでしょうと言われましたが、本当につらくな
ったのは最近です。でも原因がはっきりして気が楽になりました。
お薬も頂いて飲んでいますし、少しずつ良くなるでしょう。
良くなってもたぶん「ウスノロマヌケ」の仲間です。



・・・っと、ここまでは2月中旬に書いていたのですが、そろそろ弓削さんへのメールを
出さなくてはと思い始めたころ、N の首にしこりを見つけまして・・。
これは1年くらい前から、時々大きくなってはほとんどわからなくなるまで小さくなって
を繰り返していました。病院に連れて行こうかと思っていると2、3日で小さくなるので
「なんだ、治っちゃったのね」で済ましていたんです。
今回は3回目位の繰り返しだったので、一応診てもらおうということで連れて行きました。

先生は歳もシニアを迎えたので、取ってしまったほうがいいかもしれないとのことで手術
になりました。また手術の当日には、触るとちょっとシコリがあると分かる位にまで小さ
くなっていたので、先生も手術をするべきか少し迷ったようですが、私もそのままで何物
かもわからないまま放っておくのは心配だったのでお願いしました。

手術前も後も血液検査は正常で術後の傷跡も順調によくなりました。
あとは検査の結果を待つだけだったのですが、その結果が、皮膚癌であったということ
でした。「肥満細胞腫」というものだそうです。

その場で一通りの説明は受けてきたのですが、何しろ初めてですし、急なことだったので
ちゃんと理解できていたのか・・・。
帰って主人に話してもなんだかあまり理解できていないことを説明している気がして・・。

一応転移していないかの検査を受け、始めは弱い薬から。1週間に1回くらい通い、半年
間治療を続ける。そして癌が無くなれば治療は終わりで、その後は毎月検診に通う。
大まかにはそのような流れだったと思います。
副作用としては、脱毛や下痢、おう吐があるとのことでした。
1ヶ月くらい前に他の病院から来て、その治療を受け終わった6歳のパピヨンちゃんがい
るとのことをお聞きしました。そのパピヨンちゃんは1カ月目の検診では大丈夫だったそ
うです。

明日、主人と一緒に、もう一度説明を聞きに行こうと思っています。


今朝、傷はすっかり良くなったので久しぶりのシャワーを浴びました。
元気いっぱいで、癌をもっていた体だなどとは全然思えません。お散歩も毎日今まで通り
歩いたり、グラウンドでボール投げもしてきました。
エリザベスカラーをしていたのでできなかった分、久しぶりだったのでとても喜んでい
ました。
食欲もありますし、今までと何も変わらなく思えるのですが。
寝ている時間が増えたのは、何か関係あるのでしょうか・・。ただ歳をとったからだけだと思っていましたが。・・・わからないです。

まだ検査の結果が出ていないころ、お散歩仲間と「こんな腫瘍ができてね・・」とお話を
していたら、「黒ラブの○○ちゃんも口の中に・・」とか、「●●ちゃんも首にできて病院
に行こうか迷っている」とか2件も同じような例を聞きました。
そのワンちゃんたちも心配です。


こんな風にあたふたしている間に3月に入ってしまいました。
2月下旬に駅伝がありまして、T は学校代表で中学生の部に出場しました。
中学生の部だったので T の走った距離は2.3km。距離は短いのですが、最後の
500mが結構な上り坂で顔をゆがめて走る人も多い道。厳しいコースだったと思います。
T の頑張りは私たちに元気を与えてくれます。
大人は弱いです。いつもフラフラしていて。


今回、前半と後半 N の腫瘍の部分とのメールで温度差があり、まとまりがなく、読んで
いても混乱してしまいますよね。
文章の組み立て能力がなく、すみません。

ホームページの件はOKです。

うーにーちゃんの体調はいかがでしょうか。
春になって咲き始めた花の匂いなど感じているのでしょうか。
これから、気持ちを明るくしてくれる季節であることがとてもありがたいし、救いでも
あります
では。

08.06.03  梅雨入りしてしまいましたね        弓削

K さんからメールをいただいたのは、三月に入ってすぐ、寒かった冬も
終わりを告げて、暖かくなり、そしてもう梅雨、今年も暑い夏になりそうですね。


> 2月には雪の日が何日かありましたね。
> T のスキー教室の初日は、ちょうど一番たくさん雪が降った日でした。
> こちらでは朝からすでに数センチの積雪があり、学校に行く途中でも
> 雪遊びができそうでしたよ。
> N は、デッキに出てみたらと窓を開けてあげても外に鼻先を向けるだけで
> 「寒そうだしぬれそうじゃん」・・・と思ったかどうかはわかりませんが、さ
> っさとストーブの前に戻ってしまいました。
> まったく若さが無くなりました。寒いのは嫌いでも、外に出て確かめるくらいは
> したと思うのですが。

中学校でスキー教室とは羨ましい(親御さんは大変だと思いますが)。実は私は
一度もスキーをやったことがないのです。一度くらいはやりたいな、と思って
います。

こちらは、雪が積もった日は何日もありませんでした。でも積もると大変!
我が家は完全な北向きの家で、雪が解け難いのです。雪かきをして、雪を
積み上げると、そこだけがいつまでも解けなくて邪魔になってしまいます。

うーにーは、雪を見ても今更はしゃぐこともありません。
N ちゃんも、もうそんな年になったのですね。早いものです。


> 弓削さんに教えていただいたはずなのに、ちゃんとできなくてついつい N に負担をか
> けてしまうことがあります。だんだん、「ま、いいか」が増えました。
> 気をつけます。

人と犬との関係も、人間同士の関係も「ま、いいか」が積もり積もって、
お互いの心に負担が積もっていってしまうのだと思います。
「ま、いいか」は、その場が楽でいいですけど。


> ようく分かっているつもりです。遊びたいんですよね。私の気分しだいで私との楽しい
> 散歩になるか、N 一匹での散歩になるかですよね。
> 私の気分しだいで N の歩きも変わります。

K さんの体調が心配です。N ちゃんに助けてもらう気持ちで、散歩に
出てはどうでしょう。N 先生に体調不良を治してもらうつもりで。


> こちらのほうは、大型店と専門店がたくさん入ったショッピングモールがあち
> らこちらに次々とできています。
> 大体専門店街の端のほうにペットショップがあって、そこだけはペット連れが
> できます。ちょっとしたドッグラン(大体小型犬用ですが)もあったり、ペッ
> トの一時預かり場所があるところも。

一時預かり場所まであるとは、すごいですね。(自分がうーにーを預けるかと
聞かれれば、預けないと答えると思いますが。)

> ペットが私たちの生活の一部にだいぶ入れてきたなと思います。理想的であるか
> は別として・・・でも喜ばしいことです。
> 時々連れてくるのは、N にとっても家の周りだけでは経験できない刺激にな
> るでしょうね。

そうですね、理想的であるかは別として、喜ばしいことです。
社会性の高い動物である犬にとっては、今まで自分が知らなかった社会的な
環境は、とても刺激になると思います。
でも、知らない環境を好奇心をもって受け入れられる年齢ではなくなってきて
いるのかも知れませんね。10歳くらいまでは大丈夫だと思います。それまで
色々な所に連れて行ってあげてください。


> 南大沢のショッピングモール「ラフェット多摩」は、ペットを連れての買い物が
> かなり自由にできるようになりました。
> モールの入り口付近にペット連れでの注意事項が書かれた大きな看板が置いてあ
> ります。マナーを守ること、店内では抱き上げて買い物をすること、ウンチの始
> 末は飼い主が責任をもってすること、そしてウンチ袋がない飼い主さんにはイン
> フォメーションセンターでウンチ袋をもらえることなどなど・・。
> 「抱っこで」というのは入れる犬種が限られるということになりますが、飲食店
> 以外のお店で8割がた入れます。
> すごいですよね。せっかくお散歩に来てもお店に入れないではやっぱり消化不良。
> まあ、落ち着いてショッピングなんてなかなか無理でしょうけど、、。

こちらの方には、そのようなモールがないので、羨ましい限りです。
確かに N ちゃんの大きさでは「落ち着いてショッピングなんてなかなか無理」
だと思いますが、バックにすっぽり入ってしまうような小型犬連れなら、落ち
着いてショッピングできると思います。そんな飼い主さんが増えているので
しょうね。


> 抱っこをしてもおとなしくしていられるようになったので、今度行ってみようと
> 思っています。また楽しいことが起こりそう。

問題は、抱っこし続ける体力ですね(笑)
楽しいことが起こることを確信して、体力作りに励んでください!


> T に乗られて振り回されましたが、この1年で T も変わったし、私もだい
> ぶ子離れの準備というか覚悟ができたように思います。
> ちょっと苦しかったですけどね。
> 前回のメールを送った時よりも、T と親との関係がブレなくなってきた様に
> 思います。T の反抗がわかりやすくなってきて、気持も和らいできました。
> N がいることで話のきっかけを作りやすかったりするんです。
> N が本当にいい所にいてくれています。

先ほどの「ま、いいか」ではありませんが、相手の気持ちが分らないままで
過ごし続けると、お互い不安になりますよね。だからといって、ストレートに
「何考えて、そんなことしているの?」と聞いたところで、T 君も上手に
答えられないでしょう。
そこに、N ちゃんが居て、T 君の気持ちを理解する手助けをしてくれた
わけですね。N ちゃんのお陰で、冷静に話をすることが出来たこともあった
のではないでしょうか。

本当にいい関係を築けていると思います。


> テニス頑張ってますよ。
> ジュニアの試合でもやっと一回戦、二回戦位まで勝てる試合が出てきました。
> 格下げ母は喜ぶべきなんでしょうね。
> 最近はどこへでも電車で一人で行くことに目覚めたようで、年末も群馬前橋まで
> 一人で試合に行きました。向こうでコーチに出会ったらしく「遠いところは親と
> 一緒に来てもいいんだぞ」と言われたそうです。
> 母はお役御免になりそうですね。
> 子供は親が思うよりずっと高いところへ、あっという間に行ってしまいます。

そちらから前橋とは凄い!、帰りは夜ですよね、それとも泊まり?
どちらにしても、自分が中学生の時にそんなことはしていなかったな、と思い
ました。
これは、喜ぶべきです!、とりあえずは、離れていくことになると思いますが
これだけ育ててくれたことを、いつの日か理解し、戻ってくるのではないで
しょうか。(このメールが公開されている、私のサイトも残っているように
頑張ります。)


> ところで今年のおみくじは、小吉、孔雀でした。・・なんか良くないですか?
> そして、「動物園に行ったりペットを飼うなど動物と触れ合うことが吉」だそうです。
> T も小吉、リスでした。
> また、弓削さんの見解をよろしくです!

孔雀というと、雄が華やかで立派だけれども、実権は雌に握られているという
イメージがあります。鳥には、ままあるパターンですね。
そのイメージからすると、ご主人のお仕事がとても繁盛して、それを影で支え
つてコントロールをしているのは、K さんというイメージです(失礼)。

ご主人には仕事に頑張っていただき、K さんは、N ちゃんのことに限らず
動物の勉強をしてみるのもいいかもしれません。
動物園の多くは、犬連れ N.G.なので、N ちゃんと一緒に行ける所は限られて
しまうと思います。
ということは「少し、N ちゃん離れしてもいい」ということかも。


T 君のリスですが、私のイメージでは、

一見したところ、行き当たりバッタリで、目の前のことを対応するために、
ちょこまか動いているように見えるけど、実はとても計画的。生活のリズムも
しっかり守ろうとする。それを邪魔する者は敵とみなす。

こんな感じです。
T 君も一人前になり、自分で自分を管理できるようになってくるのではないで
しょうか。テニスの成績も一気にアップする年になるかも。
ただし無理は禁物です。体が出来る前に無理をして故障をしてしまうと、
いつまでも引きずることになるかもしれません。
自己管理上手なリスなら、自分で管理出来ると思いますが、どんどん強くなることに
一生懸命になり、故障も辞さないような気持ちをもたないで欲しいと思います。
一度の故障が、一生に影響を与えることもありますので、それだけは注意して欲しい
です。


> こんな先のことまで想像せずに N を飼い始めたのですが、弓削さんに色々教えていた
> だくうちに、きっと今のようになれると思っていました。
> N が悪戯をしそうな時にはじめに気にするのは T で、トイレをしているのを教え
> てくれるのも T。私は最近とてもいい加減なので、お母さんもちゃんとやれよと
> 思っているのでしょう。

T 君が、こんなに立派な少年になってくれて、私はほっとしている・・・
なんて通り越して、誇りに思いたいくらいです。
たぶん「お母さんもちゃんとやれよ」とは思っていないのではないでしょうか。
もし思っていたら、きちんと口に出すのではないでしょうか。

T 君は、N ちゃんが自分にとって大事な存在であることを、よく理解
しているのだと思います。


> そうですね。まだ、おやつをあまり使いたくないという気持ちがどこかに残っている
> ようで・・・。でもおやつは効果的なのは使ってみればよくわかるんですよね

「おやつ」にこだわることはないのですが「確実に褒めている」と分かること、
または「確実に N ちゃんが嬉しい!」気持になること、をやってあげれば
いいだけです。
陽性強化法は「いいところを伸ばす」わけですが、その具体的な方法は、今
書いたことで「それをもっとやろう」と思わせるわけです。

参考までに書いておきますが、陰性強化法は「悪いことをさせない」という
方法。ですから(見た目は穏やかに見えても)罰を与えるわけです。
この罰の与え方も、効果的に行うことはなかなか難しいものです。

陽性強化、陰性強化どちらを主に使うか。もし陽性強化を主に使うのなら
「確実に褒めている」ことを伝える方法は何か、を考えてください。


>> 犬自身が考えることが出来るようになる、ということは当たり前のようで
>> そうでもないのです。考えることよりも本能というか、自分の身を守る
>> ことを、自分の生活を優先してしまう犬も少なくありません。
>
> うーん、やっぱり N はいい子だわ、、。
> まあ、食べ物探しはよくしていますけど、私たちを観察して何かくれそうなアクショ
> ンをよく覚えているみたいです。本能で動いているともいえるし、考えて私たちを
> 意識しているとも言えるのかしら。

本能が働く行動を、人間と共に居る環境の中で行えるのは、陽性強化法を
使った場合の結果です。
陰性強化法でしつけをすると本能的な行動の幾つかを抑えることを主に
しますから、常に人間の前ではストイックに行動し、本能的な欲求を
ため込み、いつかどこかで吐き出そうとします。
それが問題行動になるわけです。


> 私と一緒に寝た日の朝は、すぐに1階に降りるのではなく、T を起こしに行くとい
> うことが分かっています。ちらりと振り返って、こっちの部屋だよねと T の部屋の前に向い、ドアが開くのを待つんです。
> 私だけで起こすより N も一緒のほうが、あれやこれやと悪戯をして起こすのには好都合。
> 起きてまずすることは T を起こすこと。

やはり、T 君にとって N ちゃんは、なくてはならない存在ですね。


> ハウスの位置を変えたことは本当によかったと思います。
> 私たちも N もより快適になりました。
> お客さんが来た時にもそれを感じます。
> あまりバタバタ騒ぐ時はハウスに入ってもらうのですが、すぐにおとなしくなります。

面白いものですよね。「まさか!」と思うような(人間から見れば)些細な
環境の変化でも、犬にとっては大きな変化だったりします。

随分前にスヌーピーの本を紹介したと思います。
人間が考えていることとスヌーピーが考えていることは、全く噛み合いません。
同じ事柄に対して、全く違う(理解不能な?)とらえ方をします。
犬は人間ではないのだから、そういうことがある、といことをいつも心の隅にでも
覚えておいてください。(人間同士だって、似たようなことありますよね。)


> とはいっても、来客時の騒ぎもすぐ収まるし、お客さんが引いてしまうようなバタバタも
> あまりなくなったので、ハウスにいれる必要もなくなりました。
> 最近我が家で飲み会をした時、今まで N を怖がっていた子が、「なんか、N が大人し
> くなった・・」と言って今度は遊びたくなってきたみたいです。犬を怖がる子って自ら
> 騒いでしまって余計犬を興奮させ・・さらに怖がるというパターンですよね。
> でもそれがエスカレートしなくなりました。N が落ち着いたこともあるし、その子が
> 少し N に慣れたということもあるのでしょう。

「大人しい」という言葉が文字通りという感じですね。
N ちゃんも大人になったという感じです。

K さんが書かれているように、犬を怖がる人は、犬を興奮させてしまうことが
あります。しかし、犬が(精神的に)大人になれば、そのようなことがなくなり
「大人しく」なるわけです。

大人になれない犬も多いです。飼い主さんが、それを求めているケースもあります。
犬との生活って、多種多様だなぁといつも思います。


> 毎年家族ぐるみで新年会をする家族が来た時は、ほんと楽しく過ごせました。
> 今、高校1年生のお姉ちゃんと、小学4年生の妹がいる4人家族。
> 我が家に入って N と遊び始めたとたんに「ねえ、犬飼おうよ」と4年生の妹。
> 2人とも動物好きでとても付き合い方が上手。やっぱり慣れもあるのかしら。
> 以前来た時は、おやつを使いまくってましたが、今回はその必要もあまりなく私たち飼い
> 主が入り込まなくても楽しく遊べてました。
> 私も来客時に楽になったんです。

「楽(らく)」ですがちょっと寂しい思いもあるのではないでしょうか。
大人しくなった N ちゃんと、次の楽しみ方を考えてみるのもいいのでは
ないでしょうか。


> T のテニスは相変わらず熱くなってます。
> 腰は通院でほとんどよくなりました。・・・が、2月にまたちょっと違和感を感じたと
> 訴え、また通院です。でも、前回ほどではないうちに行き始めたので、今回はすぐに
> 治りそうです。

成長期の子供の故障(特に骨や関節)は、大事にした方がいいと思います。
(犬も同じです。)
体がしっかり出来れば、後から取り返すことが出来ますが、故障がクセになって
しまったら、スポーツ選手としてそこまでになってしまいます。
くれぐれもお気を付けください。


> だいぶ前の話になりますが、有明での都大会はシングルスもダブルスも一回戦負けでした。
> シングルスの時は、かなり競っていい試合をしたのですが、力及ばず・・・、試合後は
> 涙が止まらなくて応援に来てくれた仲間とも話ができない状態でした。
> でも、相手がランキングもかなり上の子だったので、コーチには反省点と共に「よくや
> った」との言葉ももらえたらしいです。
> 滅多に褒めてもらえないコーチからの言葉なので嬉しかったことと思います。
> スポーツをして泣けるっていいことですよね。それだけの努力をしなければ涙なんか出
> ないし、目標がなくてはくやしい気持ちだっておこらないでしょう。
> その後、中学での大きな試合は春までないのですが、市の団体戦で準優勝し、多摩大会の
> 団体戦でベスト8に入りました。
> 大した成績ではないのですが、T の通う中学では今までで最高の成績なのだそうです。

日々、手を抜かず頑張る。それを教えてくれたのは、もしかしたら、N ちゃん、
いえ、どんなに忙しくても決して手を抜かず N ちゃんの世話をし続けたお母さん、
そして、それを密かに支えてくれたお父さんなのではないでしょうか。

ご主人のお仕事がどれだけ大変か、私も分かっているつもりです。本当は、K さんに
仕事の手伝いに専念して欲しいと、何度も思ったことと思います。
それでも N ちゃんの存在を大事にしてくれたお父さんのことも、T 君はしっかり
見てきたのだと思います。


> 勝ち知らずのジュニアの大会でもやっと少しずつ勝てるようになってきました。
> ジュニアの大会が都大会と同じくらいのレベルですかね。
> 近いうちにまたジュニアの試合を控えていますが、またまたランキング上位の子との対戦
> です。年度が替わるとすぐに中体連の最後の試合、予選が始まります。
> 忙しいですね〜。もう受験の年なのに大丈夫なんでしょうか・・。

このメールが届く頃には、中体連の試合は終わっていることと思いますが
結果はどうだったでしょうか。
本人にとっては結果がとても大事だと思いますが、大人からみれば、頑張って
きた、これた、ことが大事だと思います。

受験も頑張れると思います!


> いいですねぇ「ウスノロマヌケ」同じじゃないですか。ナイスです!
> 使わせてもらいます。

最近は「ナイス」に反応してしまいます。
先日、Niftyのココログで私のブログが紹介されました。その文章の中に
「ナイスミドルの管理人さん」と。苦笑するしかありませんでした・・・。
http://guide.cocolog-nifty.com/guide/2008/03/post_dd59.html


> 私、あまり調子がよくなくて更年期かと思ってました。でも、病院に行ったらまったく
> その気配はないと言われ、健康診断でも正常。ただ子宮が腫れていたらしく、そのせい
> で体調が悪かったようです。かなり前からでしょうと言われましたが、本当につらくな
> ったのは最近です。でも原因がはっきりして気が楽になりました。
> お薬も頂いて飲んでいますし、少しずつ良くなるでしょう。
> 良くなってもたぶん「ウスノロマヌケ」の仲間です。

まだ三寒四温という感も残っていますが、梅雨に入ってしまいましたね。
その後は如何でしょうか。
この一年、T 君にとって大事な年。ウスノロマヌケくらいならいいですが
寝込むわけにはいかないと思います。(お仕事もあるでしょうし。)

くれぐれもお気を付け下さい。


> ・・・っと、ここまでは2月中旬に書いていたのですが、そろそろ弓削さんへのメールを
> 出さなくてはと思い始めたころ、N の首にしこりを見つけまして・・。

(後略)

肥満細胞腫は、よく聞くタイプの腫瘍です。取っても取っても何度も出来てしまう
ようですが、小さなものから見つけて、きちんと経過をみていれば命に関わることは、
ほとんどないようです。
これからは獣医さんに十分に説明していただき、理解し、N ちゃんに負担のない
日常を送らせてあげてください。
メールをいただいたのは3月。その後は如何でしょうか。

ネット上にも情報が多くあります。
以下のサイトが情報が多く、手作り食のことも書かれていて、とても勉強になり
ます。(この人も、「旅の犬具」のお客さんだった人です。)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/gunn/index.html


> まだ検査の結果が出ていないころ、お散歩仲間と「こんな腫瘍ができてね・・」とお話を
> していたら、「黒ラブの○○ちゃんも口の中に・・」とか、「●●ちゃんも首にできて病院
> に行こうか迷っている」とか2件も同じような例を聞きました。
> そのワンちゃんたちも心配です。

うーにーの体には無数の腫瘍があります。種類も多種多様。
気が付いたときは、そのような状態だったので、もう検査はしていません。
正直なところ心配ですが、その数からしてもう全て検査するわけにはいかず、
放置する結果となっています。


> こんな風にあたふたしている間に3月に入ってしまいました。
> 2月下旬に駅伝がありまして、T は学校代表で中学生の部に出場しました。
> 中学生の部だったので T の走った距離は2.3km。距離は短いのですが、最後の
> 500mが結構な上り坂で顔をゆがめて走る人も多い道。厳しいコースだったと思います。
> T の頑張りは私たちに元気を与えてくれます。
> 大人は弱いです。いつもフラフラしていて。

そうですね。大人は弱いと思うこと多くなりました。
10年くらい前までは、子供に憧れる大人の気持が分かりませんでしたが、
最近はよく分かります。


> うーにーちゃんの体調はいかがでしょうか。
> 春になって咲き始めた花の匂いなど感じているのでしょうか。
> これから、気持ちを明るくしてくれる季節であることがとてもありがたいし、救いでも
> あります
> では。

ご心配ありがとうございます。
暖かくなるに連れて人間は元気になりますが、20度を超えるとうーにーは
暑がります。暑くなりきってしまえば、エアコンをガンガン入れるのですが、
20度くらいだと、大丈夫なこともありあすが、次の日体調を崩すこともあります。
人間の感覚からすると、20度を少し超えたくらいでエアコンなんてと思うのですが
暑そうにすることがあります。
高齢犬は体温調節が出来なくなるようです。


こんな陽気ですから、犬たちだけでなく、人間の皆様もくれぐれもお気を付け
ください。
これから暑い夏がやってくると思いますが、お互い、元気に乗り切りましょう!

7〜8歳になると、腫瘍ができることが多くなります。
N ちゃん、肥満細胞腫ができてしまいました。

今後が心配ですが、どのようなことがあっても、
K 家はしっかり対応することでしょう。


7〜8歳、犬が行動面では、「楽な犬」になってきますが、
健康面では楽をさせてくれませんね。


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