Kさん と Nちゃん  44

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■ 見てあげる、聞いてあげる ■

犬の行動に、日常に、疑問を感じたら、一つは色々な人に話しを聞き、
情報を集めましょう。それは一般論ですから、それを実践する前に、
それらの情報を基に、目の前の犬に対して「どうしたいのか」を「見てあげる、
聞いてあげる」ことをしてあげてください。

「それが出来れば苦労はないよ」と聞こえてきそうですが、その言葉に
対しては「はじめから、それが出来る人はいないですよ」と答えます。

相手(犬)を心から愛し、信頼するということは、相手の話しを親身になって
聞いてあげる必要があるはずです。それが出来るように、日々、考えながら
接してあげてください。

それは、初恋の人を少しでも理解しようとし、自分の気持ちを少しでも多く伝え
ようとした時のように、。

04.01.18   良くなりました。        Kさん

メールをありがとうございます。
前回のメールを出した時、一番不安でいっぱいだった時で暗い
内容になってしまったのではないでしょうか。
いつものことながら、弓削さんの細やかで暖かいご配慮に、とても
救われます。

フードをカロリーの高いものに変え、お薬を6日間飲み続け、保温
もつけっぱなしにしてお散歩は暖かい時間に。
ここ2〜3日でやっといつもの N にもどり、良くなりました。
毎回、心配をかけるようなメールばかりで申し訳ないです。

昨日は雪が降りましたよね。こちらはところどころに薄く積もる
程度でした。北海道へ行ってから、T は雪がますます好きに
なり、とても楽しみにしていたんですけど、予報よりは少なかった
みたいですね。

お正月が終わり、N も治り、T の3学期が始まり、いつも
の生活が始まりました。
N の回復のご報告でした。

04.01.18   RE:良くなりました。      弓削

ケンネル・コフと気管支炎では、治療が全く違いますので、
少々気になりました。症状や処置から、獣医さんもケンネル・
コフを考えているようですが、他の犬への感染をどの程度
考えなければならないのかの指導はありましたでしょうか。
また、感染ルートについての話しはどうですか。

ところで、N ちゃんは何種のワクチンをうっていますか?


ご返事は、ごゆっくりでいいですよ。
呼吸器は一度患うと弱くなりますから、インターネットなどで
情報を色々と読んでみることをお勧めします。

04.02.14   春の気配・・。         Kさん

今年初めての梅の花、昨日お隣さんの木に一輪咲いているのを見つけま
した。そちらはもっと早くに見ることができたんでしょうね。
2月と言うと冬のど真ん中のイメージがあったんですが、春の便りもちら
ほらと・・・、2月もまんざらではないです。

年初めにいい仕事が入ってきて、3月半ばまでいっぱいです。
そのかわり忙しい思いをしなければなりません。主人は日曜日も返上で
夜遅くまでやっています。
でも、それを収めると3ヶ月で半年分弱の売上げになるので、頑張って
いる所です。少しは景気も回復してきているのでしょうかね。
確定申告もありますね。来年度分からは消費税の計算も入れていかな
ければならないのでやることが増えます。でも、大体パソコンがやって
くれるんですけどね。

> 誤飲の件ですが、消化器に入ると樹脂製のものは小さくあることが
>・・・

そうかもしれませんね。
最近はティッシュでくるんでつぶして硬く当たるものはないかと調べてい
るんですが、小さくなっていれば気づかないということもあるでしょうね。
念入りに見ているんですけど。
このこととは一生付き合っていかなければならないのかもしれません。

> 犬を何処かに預けるなら、知り合いの所がいいと思います。訓練所や
> 獣医さんは(他にも預かっている犬がいるということは)、病気を
> うつされる可能性もあるので、私は預ける気にはなれません。
> 考え過ぎと言われれば、その通りだと思いますが、今回のように普通の
> 風邪だったからよかったものの、もしケンネル・コフなら厄介です。
> それは治り難い場合があるということと、伝染力が強いですから、他の
> 犬との接触を避け続けなければならなくなります。お散歩に気をつけな
> ければならなくなります。

それはよく分かります。できる限り母に頼んだり、出かけるならなるべく
N も一緒に行ける場所を選ばなければならないですね。
でも、いまのところどうしてもと言う時はペットホテルに預けざるを得ない
です。

> 確認ですが、お医者さんからケンネル・コフについての説明は受けまし
> たか?、もし、説明がなかった場合、参考までにインターネットで
> 調べてみてください。

説明はなかったです。
ネットで調べました。そうですね、今回の N の場合、状況からしてその可
能性は高かったのですね。
予防接種は「デュラミューン」と言うのを受けています。ケンネルコフの中で
出てくるアデノウィルス2型とパラインフルエンザも入っています。


> ノーリード集会に参加については「N ちゃんに聞く」ということで
> 一件落着したものとして、その上で、あれが「楽しい遊びに見えるよう
> な気もする」というお気持ちに対しての提案ですが(先のメールにも
> 書きましたが)、そのような集団をよく見てください。できれば、数年
> 観察してみてください。見なくても噂話だけでもよく聞いてみてください。

今思うと「参加」するかなんて私の(人間の)気持ちの揺れだけで悩んで
いたような気もします。
弓削さんのお話を頭に入れて、機会があったらみてみたいと思います。

> N ちゃんは犬が苦手なのではないと思います。本当の犬のルールに則った
> 犬的な挨拶ならきちんと受けられると思います。(何度か書いたと思います
> が、犬の挨拶は相手の体に鼻を付けるようにして臭いを嗅ぎあうことではあり
> ませんので、誤解のないように、。)

誤解している人ばかりなので、困っちゃいます。私もうまく対応できないので。
結局逃げちゃうんですけどね。

> 》それは大変ですね。大きな話になってきました。でも、服は別にしても
> 》一緒に食事くらいは行かなきゃね。マックだけでなく、またイタリア料理でも。
>
> 「犬とゆく」に最近、都下の飲食店情報が増えています。店内OKのお店も
> あり、驚いています。K さんもどんどん開拓してください。

本当に犬がブームと言うか・・・。そうすると私たちは流行の最先端を行って
いると言う事?!・・・・じゃないんですよねー。
テレビも雑誌も、犬のことを扱うのが増えました。映画「クイール」も3月に公開
されますね。本読みました。
T が読んでいる小学生新聞にもよく犬の記事載りますよ。
T の担任の先生も犬を飼いたいと思っているらしいです。T が N の事を
日記に書くので、コメントとして書いてました。

飲食店には最近は行っていないんですけど(寒いし)、ホームセンターには時々
行ってます。
この間はお付に T を連れて行ったんですけど、途中でお腹が痛いと言
い出して T は車の中、私と N だけでのお買い物になりました。
ペットはカートに乗せて入るところなんですが、その日はクッションとかティッシュ
とか大きいものを沢山買ったので、カートの中で N が埋もれてる様な状態。
それでもちゃんと大人しくしていたので、本当に助かりました。想像以上にお利
巧だったのです。レジでも「大人しいワンちゃんですね。」なんて、N らしから
ぬことを言われ。

> 》それにしても、あと10年と言うと N はおばあちゃんですね。
> 》それまでずーっとガマンですか。でも少しづつでもよくなっていくのですよね。
>
> うーにーは、たぶんもういないでしょう。でも、犬と一緒に苦労すると
> いうのもいいものですよ。

ちょっと分かる気がします。
N といて、いきなり近づかれたり、訳わかんないことされた後って、N に向か
って話しかけてます。「わかってないよなー」とか、「なに考えてんのかね」なんて。
なんだか同志みたいな感覚ですよ。
でも、もっと前向きに苦労しなきゃね。


> 私の第一の望みは、私の話しを理解してくださることではなく、犬のことを
> 理解してくださることです。そして、それを基に N ちゃんを含めた、K
> 家の幸せを考え、日々の生活形態を模索し、実践することを願っています。

ありがとうございます。それは大切な事だと思っています。


> T は森林パトロール隊で活躍しているようですね。ゴミ拾いはいい
> 経験です。人の心の隠している部分を見えてしまうような気がします。
> 今年も T 君の成長が楽しみです。

私も楽しみです。
今年に入ってからは、N の世話を食事から散歩に変えました。
食事の時はいつもぐずぐずしているので私が「 T ちゃんそろそろ N ちゃん
にご飯あげてね」と言うとその声に N が反応してしまうようになり、
終いには、御飯時に近い時間だと「 T ちゃん」と言っただけでマットで伏せる
ようになってしまったのです。

それでは意味ないので、今度は夕方のお散歩を私と T で一緒に行くようにし
ました。そして、ちょっとした買い物などの「お付」に T を利用。
スーパーにリサイクル品を出しに行ったり、本屋さんに行ったり、N のおや
つをペットショップに買いに行ったり。
N が入れないお店では T に N を見ていてもらって用を済ませてきたり
できるようになり、とても便利になりました。
N も T と一緒なら安心のようです。おやつの入った T の手を気にしながら
お利巧に待ってます。

少し前から T 一人での散歩にも挑戦させました。
N がよく歩く道を近距離から始めて、少しずつ延ばし、T の小学校
まで行くようになりました。
初めは引っ張るようですが、歩いたり走ったりするうちに T に歩調を合わせ
るようになるようです。2人が歩いて帰ってくるのを見ましたが、とてもいい感
じでした。T もたいしたもんです。
体も大きくなって N との遊びがとても自然になりました。
今も学校から帰ってきて N とゴロゴロしながら遊んでます・・・足ではさんで
プロレスかしら。


> 》毎年恒例、今年のおみくじは去年からちょっと良くなって「中吉」でした。
>・・
> カエルは、子供の時は水の中にいて、大人になると陸に上がるわけです
> から、きっと大きな飛躍の年になるということだと思います。年始は中吉で
> 年末には大吉になっているかも。でも、子供の頃は、常に末吉くらいで、
> そこそこ苦労するのがいいのではないでしょうか。

その見方はかなり当たっているかも。おたまじゃくしからカエルになるんですね。
今までの T とはさようならかな。最近それを感じます。


母と甥は、沢山 N と接して帰りました。
あまり天気が良くなかったんですよね。で、家の中ばかりでしたがそれがよ
かったみたいです。いとこ君は一日の N をじっくり見れたと思います。 
午前中はよく日が当たる場所でゴロゴロすることが多いのですが、そんな
N の、初めは尻尾の先っちょから、少しずついろいろな所を触ってみて
自分で大丈夫だと確認できた所や T が触っているのを見ては、触る場
所をかえていました。
おもちゃを隠して N に探させるのが楽しかったようで、T と組んで
あちこちに隠しては移動させ、を楽しんでました。N も T たちを追いかけ
ておもちゃを奪おうと一生懸命でした。

母も、来るたびに N が可愛くなるようで、抱っこしようとしてみたり、ちょっ
かい出す事が増えてます。
N のご飯の後に「お皿もってこい」と言って片付けさせるのがお気に入り
で、「凄いねえ」とよく褒めてくれています。
何より、N と一緒にいて、私が何か起こらないかと気をもむ割合が減って
きたのが嬉しいです。N もしてはいけないことがだいぶ分かってくれたし、
ウチの家族だけでなく、母や甥っ子も N に慣れて、皆が自然に一緒にい
られるのが幸せです。


冬は服を着せる事にしました。
確かに N は寒がりです。
ファンヒーターの前に平気で座って温かい風に当たってます。私でも「熱す
ぎないか?」と思うような風でも。
もう1枚服が増えました。ポロシャツ風の襟のあるものです。可愛いです。
服を着せる飼い主にはなりたくないと思ってましたけど、なりましたね。

最近、人間のご飯を作るついでに野菜やお肉を入れたスープを作って
水分としてあげる事が多いのですが、ウンチも柔らかめになった気がします。
ウンチは何を食べさせるとゆるくなりますか?やっぱり繊維質の野菜を多
く取ると量も増えて柔らかくなるのでしょうか?


春一番が吹きましたね。
その頃、T と N と3人で近くの花屋さんに行っていました。
先日の一人での N との散歩に気を良くしたのか、「帰りは花か N 、どっち
を持つ?」と聞くと T は「 N 」と答えました。
でも、いつもの道よりも誘惑するものが多い道だったし、いろいろなものを
N の傍へ運んでくる強風にもいたづらをされて苦戦し、途中でタッチ交代。
やっぱり私のほうがお利巧さんで歩いてくれます。

では今日はこの辺で。

04.03.12   RE:春の気配・・。        弓削

もう春を感じることが多くなりましたね。毎年「今年こそ冬のうちに
うーにーと思い切り遊ぼう!」と思いながら、冬が終わってしまいます。


大きな仕事が入ってよかったですね。これで秋くらいには、のんびり
旅行に行けるかもしれませんね。(でも、仕事って入り始めると、どんどん
はいってきますよね。今年の K 家はどうなるか楽しみですね。)


誤飲の件ですが、もう便をチェックしなくてもいいのではないでしょうか。
ちなみに獣医さんとは、どのような話しをしているのか教えてください。

私は以下のように考えます。
まだ体内に残っていると考えた場合、(どれだけ入っているか分かりません
から)一回出てきたからといって安心するわけにはいきません。そう考える
と、便の中を気にするよりも、日々の体調を充分に見てあげることの方が
N ちゃんのためになるのではないでしょうか。それは、今回の事件があっても
なくても(誤飲は人が見ていない所でもあるでしょうから)気をつけるべき
だと思います。

もし、同じようなことがあったら、落ち着いてこちらの質問に答えて下さい
ね。誤飲に関しては、まずは体調、次に食べ物・飲み物を受け付けなくなるか
どうかです。


ケンネルコフの説明がなかったというのは、ちょっと不親切に感じます。
獣医さんは(以前も書きましたが)忙しい職業ですから、少しでも時間を節約
したいのは理解できます。しかし、N ちゃんにも周りの犬にも影響を及ぼす
可能性がある病気については、説明するべきなのでは、と思うのですが、。。

》予防接種は「デュラミューン」と言うのを受けています。ケンネルコフの中で
》出てくるアデノウィルス2型とパラインフルエンザも入っています。

予防接種は完全だとは思わないで下さい。やっていても罹ってしまった犬の
話しは幾つも聞きます。原因は、抗体が出来なかった・なくなった、ということ
が一般的に言われますが、ウィルスによるものは(鳥インフルエンザでご存知
だと思いますが)ウィルス自体が変異してしまうこともあるからだと思います。
もちろん、ほとんどの場合はやっておけば問題ありませんが「完全ではない」と
いうことは頭においておいてください。


ノーリード集会については、気が向いたら見る程度に考えておけばいいですが
それとは別に、色々な犬、犬と飼い主の関係、飼い主の行動・考え方などを
見るように努めてください。
例えば、ノーリード集会に参加している犬の表情が楽しそうに見えるかも
しれません。しかし、K さんはそれよりも N ちゃんの充実している表情を
知っているはずです。

私は「ただただ犬の欲求を満たしてあげればいい」とは考えません。犬にも
犬なりの充実した生活を考えてあげたいと思っています。


》誤解している人ばかりなので、困っちゃいます。私もうまく対応できないので。
》結局逃げちゃうんですけどね。

私もそうです。彼らは「みんなが言っている」「経験豊かな飼い主がいって
いる」と信じきっていますので、説明しても話しになりません。


》本当に犬がブームと言うか・・・。そうすると私たちは流行の最先端を行って
》いると言う事?!・・・・じゃないんですよねー。

直前にも書きましたが、まだまだ多くの飼い主は「犬の欲求を満たす」こと
で満足しています。それでは、本当の意味での伴侶動物ではありません。
愛玩動物だったり鑑賞動物だったりです。
一時期、伴侶動物(コンパニオンアニマル)という言葉が流行りましたが、
今は「愛玩動物(ペット)」という言葉に戻りましたね。

流行の最先端かといえば、それは違います。愛玩動物路線(?)はこれからも
確実に残ります。それは日本の社会が要求していることです。そして社会
システムとして確立されています。
私たちは、それとは別の伴侶動物路線を社会の中にシステムとして確立させる
という立場です。今までなかったもの、とても小さな存在だったものを、社会
に認知させるのが私たちの役目だと思っています。


》T の担任の先生も犬を飼いたいと思っているらしいです。T が N の事を
》日記に書くので、コメントとして書いてました。

その先生が犬を飼うことによって、T 君が幻滅したり、戸惑ったり
しなければいいですけど・・・。


ホームセンターのカートの中で、つまり周りに知らない人がいっぱいいて、
しかもカートには大きなお買い物がいっぱいで、それでもいい子でいられた
なんて(ちょっと妙な言い方ですが)「大人になったのかな」という感じ
です。


》レジでも「大人しいワンちゃんですね。」なんて、N らしからぬことを言われ。

もし N ちゃんがこれを読んだら「私だって、暴れていい所と、大人しく
していなければならない所の区別くらいつくわよ!、子供扱いしないで!」
なんて言われてしまうかも。
犬も子供も「出来る」と思ってあげることが大切だと思います。


》今年に入ってからは、N の世話を食事から散歩に変えました。
》食事の時はいつもぐずぐずしているので私が「 T ちゃんそろそろ N ちゃん
》にご飯あげてね」と言うとその声に N が反応してしまうようになり、
》終いには、御飯時に近い時間だと「 T ちゃん」と言っただけでマットで伏せる
》ようになってしまったのです。

犬がこのような生き物であることを知ったのですから、これをどんどん
利用しましょう。犬をあらゆる場面でいい子にしたいのなら、これを
利用して、日常をちょっとアレンジしてあげればいいわけです。
N ちゃんの問題点をピックアップし、その対応を考えてみてください。

散歩をしている時、外食をしている時に「 T ちゃん」といつもの調子で
いったらどうなるか試してみてください。


T 君、N ちゃんの御付役に慣れてきたようですね。

》N も T と一緒なら安心のようです。おやつの入った T の手を気にしながら
》お利巧に待ってます。

理想をいえば、オヤツに頼らない関係になって欲しいと思います。


T 君、一人だけの散歩もするようになったとのこと。これからが更に
楽しみ!、と思う反面、今時の多忙な小学生にそこまで色々やってもらう
のはちょっと可哀想かも、などと思ってしまいました。
私は子供がおりませんので、今時の子供の日常というものを知りませんが、
N ちゃんのことばかりに時間を費やしていいものなのだろうか、と少々
疑問が湧きました。(そのように考えるので「子供に世話をさせるから」と
犬を迎える人には反対します。)

そんな余計なお世話は、おいておいて、、
》今も学校から帰ってきて N とゴロゴロしながら遊んでます・・・足ではさんで
》プロレスかしら。

こういうことって、子供なら誰でも出来そうですが、実際に出来る子供は
(大人もですが)少ないです。とてもいい関係だと思います。


》母と甥は、沢山 N と接して帰りました。
(中略)
》N の、初めは尻尾の先っちょから、少しずついろいろな所を触ってみて
》自分で大丈夫だと確認できた所や T が触っているのを見ては、触る場
》所をかえていました。

人によっては「初めに尻尾を触らせるなんて!」という人もいるでしょうね。
ビーグルという犬種は、そのような意味で比較的神経質ではない犬種なの
かもしれませんが、N ちゃんがそのような犬になり、私も嬉しいです。

》おもちゃを隠して N に探させるのが楽しかったようで、T と組んで
》あちこちに隠しては移動させ、を楽しんでました。N も T たちを追いかけ
》ておもちゃを奪おうと一生懸命でした。

犬と一緒に遊べるって、出来るようで出来ないものです。せいぜいコマンド
に従わせるのが精一杯というのが、今の日本の「普通」です。家庭犬として
とてもいい子になったと思います。


》何より、N と一緒にいて、私が何か起こらないかと気をもむ割合が減って
》きたのが嬉しいです。N もしてはいけないことがだいぶ分かってくれたし、
》ウチの家族だけでなく、母や甥っ子も N に慣れて、皆が自然に一緒にい
》られるのが幸せです。

こういうことが一番、重要だと思っています。犬がいることが負担にならない
生活です。犬がいるから「アレが出来ない、コレが出来ない、いつも気をつけて
いなければならない」などがない生活です。
そのために何が役に立ったか振り返ってみてください。私はそのことを広め
たいと思っています。


》ファンヒーターの前に平気で座って温かい風に当たってます。私でも「熱す
》ぎないか?」と思うような風でも。

うーにーは先日、カフェで尻尾を焦がしてしまいました。店内に焦げくさい
臭いが漂いましたが、本人は何も気にしていないし、毛が多すぎるくらいです
から、どこが焦げたかもわからない程度でした(笑)。

》もう1枚服が増えました。ポロシャツ風の襟のあるものです。可愛いです。
》服を着せる飼い主にはなりたくないと思ってましたけど、なりましたね。

着せる必要があるのなら( N ちゃんは寒さ対策、うーにーは抜け毛対策)
可愛いものの方がいいですよね。うーにーも最近服が増えました。大型犬用
のものが安くなったというのが一番の理由かも。


》最近、人間のご飯を作るついでに野菜やお肉を入れたスープを作って
》水分としてあげる事が多いのですが、ウンチも柔らかめになった気がします。
》ウンチは何を食べさせるとゆるくなりますか?やっぱり繊維質の野菜を多
》く取ると量も増えて柔らかくなるのでしょうか?

普通(うさぎなど積極的に水分を吸収してしまう動物を除いて)、ウンチと
いうものは、それほど硬いものではありません。手作りをすると軟らかく
なるのではなく、フードを与えていると硬くなると思ってください。
ウンチが拾い易いために、量が少なく硬くするようにしているようです。
(それをはっきり謳い文句にした商品も以前ありました。)

歯の手入れができて、軟らかく大量のウンチを拾うことが苦にならないの
でしたら、フードを減らして、手作りをメインを多くした方がいいようです。
もちろん、毎日真面目にやる必要はありません。忙しい時はフードでOK
です。


》春一番が吹きましたね。

その後、寒い日もありましたが、うーにーはこのようなときに体調を崩し
やすいです。今も寝込んでいます。何故か首を右に曲げたまま、ただただ
無表情に寝込む姿は見ていて辛いです。獣医さんに相談しても「MRIなど
で精密検査をしなければはっきりしたことはいえない」とのことで、麻酔の
リスク、原因が分かっても対処方法は現実的ではないだろうという予想など
から、精密検査はしていません。


》その頃、T と N と3人で近くの花屋さんに行っていました。
(後略)

はなより N ちゃん、なのですね。私も嬉しいです。
ところで、

》N の傍へ運んでくる強風にもいたづらをされて苦戦し、途中でタッチ交代。
》やっぱり私のほうがお利巧さんで歩いてくれます。

何故、K さんがリードを持った方がお利巧なのでしょうか。ハンドリングが
上手だから?、ちょっと違うのではと私は思っています。
考えてみてください。

いとこ君が N ちゃんと仲良しになれてよかったです。。
犬のことをある程度分かっている方なら、N ちゃんがいとこ君に
しっぽを触らせて「あげている」ことをご存知だと思います。

色々な競技が出来る犬は、飼い主にとって楽しいし、鼻高々です。
しかし、私は、今の N ちゃんのような犬が増えてくれることを願って
やみません。
N ちゃんのような犬とは、人間との関係作りを(犬が)心得ていて、
順序だてて接する(触らせてあげる)ことを知っている犬です。


そのきっかけに、食後にお皿を持ってくるなど、ちょとした芸(?)が
ポイントになったりします。
日常にほんのちょっとだけ役立つこと、または、全く役立たないような
こと、そんなことを幾つも覚えた犬は、人との関係を深めることが
出来ます。

そのような犬が増え、人と犬との心の距離が、どんどん近づいて
欲しいと願うばかりです。


Kさんの言葉を借りれば「皆が自然に一緒にいられるのが幸せ」が
広まることを願ってやみません。


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