福島へ
三春シェルターのボランティアに通うようになり、スタッフと世間話も少しするようになりました。

遠方なので福島で宿をとることもありました。そんなときには、地元の人々に、つい話を聞いてしまいました。震災のこと、原発災害のこと、そして動物のこと。

「聞かない方がよかったかも」となることも多々ありました。
震災、原発災害について、今の生活のことなど、話を聞いているうちに重い話になったり、何気なく聞いたことも、後から考えて実は複雑な問題と気づいたり。

被害が少なかった東京に暮らす私には想像もできなかったことが、多々ありました。人間のことも動物のことも複雑なんだろうな、と感じることが多かった。
それでも、話をしたその場では共感していたのに、東京に帰ってくると遠い地でのことのように感じてしまったりします。

実際に福島に行ってみないとわからないことは、確かにあります。よく「被災地に来て下さい」「被災地に行ってみよう」という呼びかけを見聞きしますが、私もそう願います。観光でも何でもいい。とにかく行ってみてほしい。何か引っかかるものがあれば、何度でも行ってみてほしい。


三島シェルターの猫舎の壁には桜並木の写真が貼られていました。「これが夜ノ森の桜並木です」と教えていただいたのですが、私はその桜並木についてよく知りませんでした。後に、オバマくんが暮らしていた町のシンボルであることを知り、彼を迎える前に、その桜並木を見に行った
その時は感じなかったが、おばまと暮らす今、その時の写真を見ると複雑な気持ちになります。

  目次  


 
 
(補足)
   ・ 重い話
    福島で聞いた重い話は書けません
 
   ・ 桜並木を見に行った
    ボランティア帰りに夜ノ森へ
 
   ・ 複雑な気持ち
    今だから感じること