Kさん と Nちゃん  47

・・・・10・・・・20・・・・30・・・・・・・・・・40・・・・・・47・      「しつけ?」へ戻る




■ デザインを変えました ■

ここのデザイン変えました。もう、犬について悩むことも少なくなった K 家のように、明るい感じにしてみました。

初めて K さんとメールを交わしたのは、もう6年以上前になります。(このページが公開された日、2007.3.5 を基準にして。)

あなたの周囲のこの六年間の変化を振り返ってみてください。
一年前、三年前、五年前、世の中でどのようなことが言われていたでしょうか。
それを思い出せば、犬を取り巻く環境が、犬に関する情報がどんどん進歩しているのが分かります。
実践的で有益な情報も増えてきました。楽をしたければ、楽しみたければ、より多くの情報を集め、生活について考えてみましょう。

デザインを変えるようには簡単にはいきませんが、思い切って日々の生活のリズムを変えてみるのも面白いものです。
そういうことを楽しんでくれる犬もいることを付け加えておきます。(もちろん環境の変化を嫌がる犬もいます。)

05.04.28   Re: ご返事、遅くなりました        Kさん

やっと寒い思いをしなくてもすむ季節になりましたね。
木蓮から桜、花水木へと咲く花が移り代わる、この時期が私の大好きな
季節です。N も、そろそろ冬毛が抜け始め、掃除の大変になる時期で
もありますね。
ウチの家族はみな「野生児・健康児」で、花粉症にかかっている人間はい
ません。でも、今年はかなり多かったみたいなので、私は目が渋く痒いよ
うな気がしてましたけどね。暖かくなると嬉しくて窓全開です。
それにしても今年は本当に花粉の量が多かったです。窓全開だと、床が
花粉ですべるような感じ、拭くと雑巾が薄黄緑色になります。
花粉症の人が聞いたら気分悪くなるでしょうね。主人は花粉症では無いけ
ど今後になるかもと心配して窓を閉めてまわってます。


春休みは、北海道で主人の兄の結婚披露宴(まだ独身だったんですよ)が
あり、その準備やらでやはり忙しい思いをしました。
法事の時と同じ、1日目は行きの行程で終わり、2日目に披露宴をし、3日
目には帰るといった強行スケジュールです。
今年は雪がとても多いとの事、物干し竿が雪の中から足元にちょこんと出
ていました。

その間、N は「おばあちゃんと一緒」。
おばあちゃんは快く引き受けてくれてとても助かりました。
1人と1匹、仲良くお散歩も出来たようで、お天気も良かった事もあり「毎日
2回ずつ行ったよ」と報告してくれました。
ひとつだけの失敗は私の化粧水のビンの蓋を N にかじられた事。
ぼろぼろの蓋がされた化粧水のビンって悲しげ。申し訳ないと謝るおばあ
ちゃんでしたが、私からすれば「それだけですんだなんて凄いよ、おばあちゃん」
甘いかな。

娘の犬の子守で東京まで行くのだと話すと、「犬ごときに」と言う人が多いの
よと言ってました。母はそういう人達と同じ考えだったので、否定も出来ない
けど来てくれる事を選びます。「そうは思うけどねえ」としか言えないんだそう
です。
母にしてみれば、世話をしに来るのと N と遊びに来るのと半分半分、イベント
気分も手伝ってきてくれるのだと思うんですけどね。


> 5日とは凄いですね。そんなに真面目に散歩に連れて行くお子さんは、とても
> 珍しいです。家の中でもきちんと相手してあげているようだし、N ちゃんも

今でも、5日のペースで行ってくれてますよ。
初めはいつまで続くかと思ってましたが、T にとって散歩は「初めは行くのめ
んどくさいなと思うけど、出てしまうと楽しい。雨でいけない日とかはつまらない
と思うようになった。ストレスが発散出来るから散歩って言うのかな」と学校で
宿題に出される日記に書いてました。
T いい感じでしょう。私も嬉しいです。

でもね、先日はウンチ袋を持っていくのを忘れた時、途中でウンチをしてしま
い暗い顔をして帰って気ました。すぐに袋を渡して「拾ってきなさい」ともう一度
行かせたのですが、なかったそうです。誰かが片付けてくれたのでしょうか。
道端にウンチが落ちていたりすると、「ちゃんと飼い主が始末しないとな」と偉
そうに言っていた自分がしてしまったので、結構落ち込んだみたいです。
学んでくれたかな。


> お陰さまで、うーにーの症状にあう塗り薬(?)に出会えました。薬と
> いってもお医者さんからもらうものではなく、一般で売っているものです。
> 一年間、獣医さんもどうしようもなかったものが効いたのですから、私も
> ビックリです。今は毛が生えつつある段階です。

良かったですねー。そういうことってありますよね。
うーにーちゃん、喜んでいるでしょうね。


> T 君の足の上に座るというのは、どういう意味だと思いますか?
> N ちゃんが本当のことをしゃべってくれる訳ではないので、私の想像でしか
> ありませんが、それは(ストレートな言い方をすれば)「 N ちゃんの意地悪」、
> もう少しおしとやか言えば「どいてくれればいいな」という意思表示。

それは私もそうかなと思ってました。
「嫌がるかもしれないけど、座っちゃえ」ぐらいの感じかと。N もやるのぉ。


> 何故おしとやかになるかといえば、T 君がどいてどこか行ってしまわれる
> のはイヤなんです。近くに居て欲しいのです。その微妙な意思表示がこのような
> 行動になるのです。

そうですかぁ。それは分からなかったです。
微妙ですね。かわいいわぁ。


> このような微妙な意思表示を一つ一つ理解してあげて、それなりに対応して
> あげることを積み重ねることにより、より、犬との生活がプラスになり、広がり
> 深まってゆくものです。

N がそういう意思表示が出来て、それを多少なりとも理解できそうになって
きつつある私達、また1歩前進できるかしら。


> そういえば、うーにーもそうだったな〜、と思い出したりしました。

うーにーちゃんも弓削さんと一緒に寝ているんですか?


> 寒さに強いとはいえないビーグルですから、問題ないと思いますが、犬には、
> 毛皮という優秀な温度調節機能着きの服を着ています。その機能を使うことを
> 忘れさせないように、してあげてください。

そうですね。 N は寒がりだと思います。冬は暖かいところを良く知っていて、そ
んな所にばかりいます。猫じゃないのと思うくらい。


> 人間に、というか、一緒にいる仲間にお尻を向けるのは、犬として普通の
> 行動です。その理由は幾つか説明している人がいますが、それはそれとして
> とにかく犬はそうするものです。しないのは、人間に強く依存している、
> またはその逆であったりします。

T と「面白いね、何でだろうね」と話してたのですが、そういうものなんですね。

これは気のせいだと思うのですが・・・。
最近 N の毛が柔らかくなってきたように思うのです。肌触りがとてもよくって、
触るのが快感なんですよね。
初めは喜んでいたのです、幸せなのが毛のコンディションにも出ているんだわ
と。でももしかしてあまりに暖かい所でぬくぬくさせすぎたから(過保護で)、毛が
柔弱になっちゃった?考えすぎですかね。
私達の感じ方が違ってきたのかもしれないし。


> 犬のために、と考えると、自分のためになったりします。他の家の犬のために、
> と考えると、自分の家の犬のためになったりします。

それは感じます。あと、N のよさも再発見できるしー。


> こちらが「教えてあげよう」という気持ちよりも「情報交換しようね。こちらも
> 色々教えてね」という姿勢で付き合ってあげるのが、お互いのためになると

そうですね。他の犬を見て私も教えてもらう事がたくさんありますから。


> 一緒に旅行に行くことは楽しいです。それは、訓練競技会もフリスビーも同じ
> です。でも、一番楽しくするべきなのは「日常」ではないでしょうか。

・・・
・・・

> そういう家族になってから(犬が、家族と共に行動することを喜びとしている
> ことを、犬の顔を見ているだけで感じれるようになってから)、旅行に行き、
> それを目にした人から「犬の居る生活って楽しそう」と多くの人に思って
> 欲しいと願っています。

旅行に行って楽しい思いをするのではなく、犬のいる楽しい家族だから旅行に
行っても楽しめるってことでしょうか。


> ちょっと違う話に感じてしまうと思いますが、こんなことを覚えて置いてく
> ださい。(話しを極端にしているので、よい例ではありませんが、いいたい
> ・・・
> 犬は学習しますが、理解しようとする動物でもあります、その人から恨み、
> 憎しみの感情を感じない限り、そのような行動についても「なんか私、悪い
> ことした?」と聞いてきます。

あ、ちょっと解るような気がします。


> ここで言いたいことは、痛みの有無で人間との関係を判断しようとしない、と
> いうことです。関係を判断するのは、自分に対する感情です。そこに恨み
> 憎しみがあれば「この人を避けよう」と考えます。

解ったような・・・。痛みのもとを理解しようとするということでしょうか。
私には解っていなかったところかもしれません。


> 形式を与えることで、暴力的にも見えるコミュニケーションに恨み・憎しみ
> を介入させないという効果があります。

なんとなく解ります。


> しかし、先にも書いたように「何か悪いことした?」と犬が聞いてくる時の
> 対応が難しく、そこまで指導が行き届かないことがほとんどです。その

そう、対応はどうするんだろうと思います。


> 理由に付いては以前にも書いたかと思いますが、プロの人たちは「そんな
> 時の対応は分かっているでしょ?」と考えているからだと思います。
> (それ以前に、叱る方法を的確なタイミング、方法、強さ、で行うことも
> 難しいです。)

その辺に行くと理解不能です。「そんな時の対応は分かっている」んですか。
難しいですね。

近所の柴君、一時期足や鼻先を痒がって毛が抜けるほどになってしまいま
した。病院で毎日洗うように、外で飼った方がいいと言われたそうです。
毎日シャワー(洗剤なしで)をし、昼間は外へ出すとどんどん良くなったとの事。
飼い主さんもびっくりしました。
今も昼間は外、夜は家の中に入れているそうです。

その柴君と昭和記念公園に行ってきました。
丁度新しいスポーツのイベントをやっていたので、ディスクゴルフやペタング
などの遊びを体験しながら、それに付き合うような形で N と柴君も一緒に
周りました。
柴君とっても元気で時々思い出したように、N にちょっかいを出してきます。
N は安全な距離を保ちながら、時々気を抜くと柴君に追いかけられて慌
てるといった感じ。
でも、最後にドッグランに行くと猛烈に走り回って、N には興味なくなった
みたいです。N は私達がいる場所を気にしながら追いかけてきたり、一緒
に遊具で遊んだりしてましたけど(他の犬に迫られると固まってました)柴君は
積極的にワンちゃんと追いかけっこ。
帰るときにリードを付けられるのかしらと心配になるほど。ちゃんと帰ってこら
れましたけどね。

後で飼い主さんの女の子は「 N は凄い」としきりに言っていたそうです。
飼い主同士で話をしている時など、「 N は T ちゃんママの顔をじっと見ている」
アイコンタクトに興味を持ち始めたみたい。
そこのお家はおやつを一切あげないそうなので、フードを使ってやってみたら
と言いましたが、やっててくれるかな?


> 随分前に書いたと思いますが、土手を走って登ることを繰り返せば、短距離は
> 早くなりますよ。脚が高く上がるようになり、平地を走ると(イヤになるほど)
> 前へ前へ進みます。

T に伝えました。それを実行しているかどうかは???。でも散歩の成果か
テニスの成果かわかりませんが、短距離もかなり速くなってきたんですよ。
6年になってから50mと100mのタイムを計ったのですが、クラスでも2位3位
と言うレベルまでになったそうです。今年はリレーの選手になれるかも。


> N ちゃんは、そろそろロング・リードを無くしても大丈夫なのではないでしょうか。
> N ちゃんの問題ではなくて、周囲の環境の問題としてそうしているのでしょうか。

そうですね。「周囲の環境の問題」は意識にあります。
N に、ロングが必要なくなってきているというのも最近感じることです。
私の中では整理しきれないんです。
そういう犬に何回か追いかけられたこともあったし、それがとても不快で自分は
そういう人たちと同類に見られたくは無いというのが一番の理由かも。
広いグラウンドで人がいない時はお散歩のリード(短い)だけでボール遊びをし
たりもしているんですけどね。


> 「甘くなった」という表現もあるでしょう。「付き合いに幅が出てきた」という
> 表現もあるのではないでしょうか。

そう感じてくれますか?


> 「犬は、人の言うことを聞けない(<返してくれない)」とか「状況判断が出来ない
> (おふざけしていい時とそうでないときが判断できない)」と、犬の能力を低く
> 見ている人のいうことだと思います。

そうですねえ。
悪戯をしても、こちらが要求した時はちゃんと理解してやめることが出来れば
OKですよね。N は「こうしたらどう出る?」と私達を試してると感じることがあ
ります。でも、本当に困ってやめて欲しいと思う事はかなり減りました。


> 占いでカメと言えば「ウサギとカメ」のカメということだと思います。
> まさか「冬は冬眠」では困ってしまうし(爆)。周囲からは「そんなことを
> していても、収穫らしいものはないよ」と言われ続けても、気が付けば、確かな
> 収穫を得るということではないでしょうか。

それでは大吉ですね。涙が出そうです。
冬眠しないように頑張りますっ!


> くじらは、大物、やさしい、好奇心・遊び心がある。なんだか全て問題なしと
> 思われがちですが、私はあの体に着くフジツボなどに寄生され続けるのは
> たまらないだろうな〜、なんて思います。
> 人から注目される存在になるけど、いつもへばり着いている寄生虫がいて、
> ちょっとお荷物。だけど、それはどうしても取れないもの(もしかして、
> N ちゃん?)。それを克服してこそ、真の大物というものでしょう。

N は寄生虫ではないです! T にとっては可愛い妹みたいですよ。
というか私が寄生虫なのかもと気づいてしまいました。
そろそろ親ばなれ、子ばなれの必要がある時期ですよね。
まだまだ親のところに戻って来たくなることもあるようですが、必要以上に
口出しをしないように子供の力を信じて送り出す事、大切ですね。
心配だからとこじつけてくっつきたがっているのは親。
子供が離れるのは仕方が無いので、寄生するのは N しかいませんね。
あ、でも私はフジツボではありませんでした。”冬眠しないカメ”


ホームセンターへ N と買い物に行ったとき、買い物に埋もれながらも私を
見上げながらカートに乗っている N を見て、「この子には心がある!」と
盛んに繰り返し言ってくれる女の人がいました。そのお宅でも犬を飼って
いるとの事ですが、「全然違う!」んだそうです。
めちゃくちゃ照れくさくてなんと言ったらいいのか・・ただ「ありがとうございま
す」としかいえませんでしたけど。ホント、嬉しかったです。

もうすぐ連休ですね。今年は曜日の並びで長期に休める人が多そうですけど
ウチは近場でガマンです。仕事も入りそうだし、家族で旅行などは無理。
4月の北海道行きでお金も沢山使っちゃったし・・・。
庭の花の植え替えでもしようかと思ってます。

では、楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。

05.06.10  (今回も)ご返事、遅くなりました      弓削

またまた、返事が遅くなりました。メールをいただいたのが五月の連休前。
今はもう、東京も梅雨。 K 家の皆様は如何お過ごしでしょうか。


>> ウチの家族はみな「野生児・健康児」で、花粉症にかかっている人間はい
>> ません。でも、今年はかなり多かったみたいなので、私は目が渋く痒いよ
>> うな気がしてましたけどね。暖かくなると嬉しくて窓全開です。
>> それにしても今年は本当に花粉の量が多かったです。(後略)

確かに花粉が多かったのは記憶していますが、私は、ここ数年の中で一番
楽でした。春前に「昨年の30倍」と聞いていたので、ビクビクして
いましたが、シーズン中(?)マスクをして外出したのは一度か二度。
都のディーゼル車の規制がいいのかどうかわかりませんが、多いと言われた
割には楽でした。


>> 春休みは、北海道で主人の兄の結婚披露宴(まだ独身だったんですよ)が
>> あり、その準備やらでやはり忙しい思いをしました。(後略)

北海道、また行きたいです。機会としては、今年が最後だと思います。ただ、
うちの車では、雪のある時期は無理だし、以前九月に行ったときは暑かったし。
行く時期が難しいですね。


>> (前略)
>> ひとつだけの失敗は私の化粧水のビンの蓋を N にかじられた事。
>> ぼろぼろの蓋がされた化粧水のビンって悲しげ。申し訳ないと謝るおばあ
>> ちゃんでしたが、私からすれば「それだけですんだなんて凄いよ、おばあ
>> ちゃん」
>> 甘いかな。

私も凄いと思います。そして、その悪戯をしたことも。
N ちゃんも、それなりにリラックスしていたのではないと思います。
つまり、それなりに落ち着ける時間だったのではないでしょうか。
もし、過度のストレスがかかっていたら、排泄関係の失敗や、吠え続けたり、
固定のもの(家具や建具)をかじり続けたり。
蓋をかじる程度というのは、少々のストレスがあったことと、お母様を
「試すに値する人」と思ったのでしょう。

では、どうすればよかったかを考えると「齧っていいものを与える」という
ことになるのですが、実際の犬の心理状況や人(お母様)と犬( N ちゃん)
との一つの儀式のようなもので、このようなことを幾つも経験して、より
いい関係、(人間社会においての)よりいい犬になってゆくのだと考えて
います。

本やセミナーで勉強すると、出来るだけ失敗しないのが理想だということに
なりますが、個人的な考えとしては、経験こそが最高の勉強であり、身に
つくものが豊かだと考えています。


>> 娘の犬の子守で東京まで行くのだと話すと、「犬ごときに」と言う人が多いの
>> よと言ってました。母はそういう人達と同じ考えだったので、否定も出来ない
>> けど来てくれる事を選びます。「そうは思うけどねえ」としか言えないんだそう
>> です。

「そうは思うけどねえ」の本当のところは「上手く説明できなんだけど、それ
だけの価値はあることなんですよ」と言いたいのだと思います。
私もそうです。説明しきれないと実感しています。最終的に選んだ方法は、
このような生活を続けること。
「そこまでするのだから何かあるんだろうな」と一人でも多くの人が、何かを
感じてくれたら、と思っています。

お母様も、その何かを確実に感じているのだと思います。


>> と思うようになった。ストレスが発散出来るから散歩って言うのかな」と学校で
>> 宿題に出される日記に書いてました。
>> T いい感じでしょう。私も嬉しいです。

うまい!、座布団一枚!、という感じですね。

子供たちが「ストレス」という言葉を、そのように使うことには、多少の不安が
あります。やはり、今時の子供たちは大変なんでしょうね。


ウンチ袋を忘れたこともストレスになるのでしょうね。世の中もこまごまとして
きたというか、気をつけなければならないことも多くなったと思います。
先のお母様のことではありませんが、やはり経験。失敗すれば、今まで以上に
気をつけるようになると思います。それは、ウンチ袋のことだけでなく、自分の
身の回りのことに付いて、何事にもそうしようとなってゆくのだと思います。


うーにーの禿は一進一退という感じです。最近また眉毛犬になってきました。
ちょうど(人間でいうところの)眉毛の辺りが禿げています。
どうなることやら、という感じです。


>> N がそういう意思表示が出来て、それを多少なりとも理解できそうになって
>> きつつある私達、また1歩前進できるかしら。

充分に前進していると思いますよ。
訓練競技会を目指していたときのことを思い出してください。あれは必要な
ことです。した方がいい勉強です。しかし、家庭犬としていい子になって欲しい
場合、あの勉強だけで(人間の家族が満足し、日々の生活が楽しいという意味で)
いい子になるでしょうか。

いい家庭犬の条件の一つとして「何かを仕掛けてくる」ということがあると
私は考えています。自由な発想・行動を許せるようにしつけ、その範囲内で
思わぬ(行動による)問いかけをしてくるような犬こそが、いい犬だと考えて
ます。
つまり、何かを正確にやらせようと行動を制御することよりも、お互いの
コミュニケーションを意識した関係の向上を目指すべきだと考えています。
訓練競技会を目指したことは、このことについて、幾つもの大きな材料を
提供してくれます。よくいうところの「犬をみる」とか「犬の扱い」という
ことはとてもよく勉強できます。その意味で、一度ある程度は勉強するべき
です。
今まで書いたように、これらは「人間側」の技量の向上が多くを占めます。
それが出来てきたら「犬側」の(コミュニケーションの)技量をより高める
ことを考えましょう、ということです。

その意味で、このような意思表示が出来ることは、先が楽しみといえるでしょう。

※繰り返しになりますが、訓練競技会で勉強したことは決して忘れないでください。
何がどうなっても、N ちゃんは犬です。人間的な表現が出来るようになっても
それは、犬がやっていることであり、人間がやっていることではないということを
絶対に忘れないでください。それを思い出させてくれるのは、やはり競技会の
勉強です。それは基本の一つです。
時々、競技会のメニューをやってみてくださいね。


>> うーにーちゃんも弓削さんと一緒に寝ているんですか?

はい、現在、うーにーは私たち夫婦と一緒に寝ています。
これも最近のメールで書きましたが、旅行先では絶対に人間の布団に上がらない
(決められた寝場所でねる)ことが出来るようになったからそうしています。
人間もそうですが、まず一人で寝られることが基本です。


>> そうですね。 N は寒がりだと思います。冬は暖かいところを良く知っていて、そ
>> んな所にばかりいます。猫じゃないのと思うくらい。

暑がりの犬でもこれはやります。不思議ですよね。
ゴールデンについてはよく「毛が焦げた」という話しを聞きます。暑がりなんだから
そんな場所に行かなくても、と思うのですが、面白いですね。


お尻を向けることですが、簡単に説明すると「じゃ、どうするのがいいの?」と
考えて「顔を向け合って寝る」ということになるでしょうか?、それはそれで
落ち着きませんよね。
「でも仲良しならば」とお考えかもしれませんが、動物的な考えだと「仲良し
だからお尻を見せられる」(攻撃されない)ということなんです。
(人間の家族と)気のおけない仲で、ある程度自立していれば、動物として
普通の行為です。


>> これは気のせいだと思うのですが・・・。
>> 最近 N の毛が柔らかくなってきたように思うのです。肌触りがとてもよくって、
>> 触るのが快感なんですよね。
>> 初めは喜んでいたのです、幸せなのが毛のコンディションにも出ているんだわ
>> と。でももしかしてあまりに暖かい所でぬくぬくさせすぎたから(過保護で)、毛が
>> 柔弱になっちゃった?考えすぎですかね。
>> 私達の感じ方が違ってきたのかもしれないし。

ラブラドールなどであることですが、ぬくぬく生活が過ぎると、アンダーコート
(フワフワの下毛)が生えなくなり、ゴワゴワしたような触り心地になることが
あります。知り合いのラブは、アンダーコートがほとんどなくなってしまいました。
(1歳くらいまではありました。)
ビーグルもアンダーコートは多いようなので、メールをいただいた時は、アンダー
コートが多くて柔らかく感じるのかな、と思いました。手入れ(アンダーコート
だけを少なくする)をすると元に戻るかもしれません。
(もう、暑くて自然に抜けたかな?)


>> 旅行に行って楽しい思いをするのではなく、犬のいる楽しい家族だから旅行に
>> 行っても楽しめるってことでしょうか。

基本的な考えはそうです。それ以外にこんなことを考えたりもします。

最近は、一歳にもならない犬を旅行に連れて行きます。今の K さんなら、
ある程度理解できると思いますが、犬は(慣れない?)人間との生活で、
日常生活でさえ、ある程度のストレス(疑問をもったり、納得できない習慣を
強いられていると思っている)を感じることがあります。
一歳前はその気持ちが強くて当たり前です。そのような段階で、さらにマナーが
求められる旅行に行ったらどうなるでしょうか。

現在は、犬の失敗に対して寛大なお店や宿も増えました。しかし、それに
甘えてしまうことは、そこまでのしつけしか出来ないということではないで
しょうか。

各家庭の諸事情により、それでいい(それ以上出来ない)場合もあります。
世の中もそれを認めています(<先の書いたように、そのようなお店、宿が
あります)。それはそれでいいと思いますが、出来ればもう少し工夫し、
幼いときはそれなりの遊び方、しつけをしてあげて、それから旅行に出た方が
人も犬も思いっきり楽しめるのではないか、と私は考えています。

また、幼犬時に正面から向かい合うことにより、犬に噛まれ、吠えられ、時に
逃げられて、、、、犬がどういう生き物かということ、より理解できる
チャンスでもあります。
それを旅先でやったら、取り返しのつかないことになる可能性もあります。
仔犬の時は仔犬らしい遊び方、付き合い方、をしてあげるのがいいと考えて
います。


>> 解ったような・・・。痛みのもとを理解しようとするということでしょうか。
>> 私には解っていなかったところかもしれません。

犬は多少の痛みで精神的な苦痛をおぼえません。家族からの(疎外を意味する)
暴力(威嚇)をされることの方が、精神的な負担になり、自分なりの次の行動
をとろうとします。
それが犬からの威嚇だったりするのです。(まずは「どういうことなの?」
「本気?」「私はどうすればいいの?」と犬がきいてくるということです。)

プロの人が思っている「そんな時の対応は分かっているでしょ?」というのは
言い換えれば「犬がそう言っているのが分からないの?」というような感じです。

犬に何か(暴力的な)問いかけをしたとします。それに対して犬はそれなりの
答えをすぐに返してきます。その答えをみて、次の対応をしなければなりま
せん。
「分かりましたもうしません」「何かイケナイことした?」「なんで僕が
悪いの?」「何のこと言っているのかサッパリ分からないよ」「何か悪い
ことしたみたいだけど、そんなことより、今のあなたは怖すぎる」などを
返してくるので、それぞれについて適切な対応をしましょう・・・・
というか「当然そうするものでしょ?、もしかして分からないの?」という
のがプロの人の感じ方です。

「そんなの多くの飼い主に分かるはずもないよ」というのが、チョークも
含めて、体罰的なものを排除した方法です。
チョークは明らかに体罰ではないと私は考えますが、チョークにはタイミングが
重要であることはご存知だと思います。それと同様に体罰もです。
しかし、必要な体罰の方法、度合いを瞬時に見極め、行うことは、簡単に
出来ることではありません。それを「ちょっと努力すれば出来るはず」と
考えているプロの人が多いということです。


>> 近所の柴君、一時期足や鼻先を痒がって毛が抜けるほどになってしまいま
>> した。病院で毎日洗うように、外で飼った方がいいと言われたそうです。
>> 毎日シャワー(洗剤なしで)をし、昼間は外へ出すとどんどん良くなったとの事。
>> 飼い主さんもびっくりしました。
>> 今も昼間は外、夜は家の中に入れているそうです。

日本の家の中は、湿気などからダニがいたりします。さらに防虫・防腐剤、
接着剤などアレルギーでなくても体によくないものが使われている場合もあり
ますので、そのようなことが起きてしまうことは仕方のないことだと思います。
単純に外の空気の方が体にいいと思います。うーにーも出来るだけ、外の空気に
触れさせてあげたいのですが、この辺りは空気の悪い地域なので、無理なのが
現状です。

柴という犬種を考えた場合、あまり人間の近くに居させない方がストレスに
ならないのかも知れません。家の中に居ても、定位置は家族から少し離れた
場所にとる犬もいます。無理に人間と一緒(間近)に生活することがストレス
なったのかもしれません。

この辺りもプロの人からすれば「犬の行動みてれば分かるでしょ?」と
なってしまいます。

柴君にとって、痒くなったことは災難でしたが、お互いにとって、家の中に居た
期間が無駄になることはないと思います。人間も犬も、お互いをよく見る機会に
なったことに変わりはないはずです。



>> その柴君と昭和記念公園に行ってきました。

(中略)

>> 帰るときにリードを付けられるのかしらと心配になるほど。ちゃんと帰ってこら
>> れましたけどね。

よくある風景だな〜、と思いながら読みました。また、 K さんの犬たちを見る
見方、表現の仕方に深さが出てきたことを感じます。
今「犬たち」と書きました。個々の「犬」ではなく、それら犬たちのやりとりを
見ていることを感じました。これくらいの目が出来れば、犬関連のセミナーなどを
受けるのもいいのでは、と思いました。


>> 後で飼い主さんの女の子は「 N は凄い」としきりに言っていたそうです。
>> 飼い主同士で話をしている時など、「 N は T ちゃんママの顔をじっと見ている」
>> アイコンタクトに興味を持ち始めたみたい。
>> そこのお家はおやつを一切あげないそうなので、フードを使ってやってみたら
>> と言いましたが、やっててくれるかな?

柴君がフードがご褒美になるかどうかは、やってみないと分かりません。
家の中で暮らすことがストレスになったとしたら、人間からのご褒美を素直に
受け入れない可能性はあります。

ご褒美にフードを使うのは、多くの犬が(何も教えなくても)ご褒美=フードと
思ってくれているからです。また、子犬の時(カロリーが必要な時)からそれを
はじめることで導入しやすいということもあります。
柴君はもう成犬という感じだと思います。もしそうであって、さらに去勢して
いないのであれば、フード=ご褒美と思ってもらうのに、多少の苦労が必要に
なる可能性も充分に考えられます。

フードでも何でもいいのですが、柴君にとって明らかにご褒美となるものを
探してもらうのがいいと思います。


>> テニスの成果かわかりませんが、短距離もかなり速くなってきたんですよ。
>> 6年になってから50mと100mのタイムを計ったのですが、クラスでも2位
>> 3位と言うレベルまでになったそうです。今年はリレーの選手になれるかも。

羨ましいほど成長しますね。そろそろ次は「彼女」でしょうか(笑)
その時が N ちゃんとの付き合いも先細りになる(その分、K さんが N ちゃんの
世話をすることになると思います。)と思いますが、それは自然な流れだと思い
ます。


>> そうですね。「周囲の環境の問題」は意識にあります。
>> N に、ロングが必要なくなってきているというのも最近感じることです。
>> 私の中では整理しきれないんです。
>> そういう犬に何回か追いかけられたこともあったし、それがとても不快で自分は
>> そういう人たちと同類に見られたくは無いというのが一番の理由かも。
>> 広いグラウンドで人がいない時はお散歩のリード(短い)だけでボール遊びをし
>> たりもしているんですけどね。

その気持ち、よく分かります。
私の場合は、同類に見られたら、そのままズルズル仲間になってしまうのでは
という不安がありました。犬が近づけば、あの特殊な犬同士の挨拶を覚えること
でしょう。そうなると(人間の)公の場に連れて行くのは難しくなります。
そうなれば、自然とそのような場所に足が向くことでしょう。


>> 悪戯をしても、こちらが要求した時はちゃんと理解してやめることが出来れば
>> OKですよね。N は「こうしたらどう出る?」と私達を試してると感じること
>> があります。でも、本当に困ってやめて欲しいと思う事はかなり減りました。

それでいいと思います。今までやったことがないことが「良いこと」なのか
「悪いこと」なのか(言葉で教えてもらうことができませんから)、実際に
やってみるしかありません。
それに対して「本当に困ってやめて欲しいと思う事はかなり減りました」と
いうことであれば、いいと思います。
もちろん理想は「かなり減りました」ではなく「絶対やらなくなりました」
ですが、きっとあと2〜3年して、ちょうど T 君が N ちゃんとの時間を
取れなくなってきた頃、「絶対やらなくなりました」に限りなく近くなると
思います。


占いの話しですが、

>> それでは大吉ですね。涙が出そうです。
>> 冬眠しないように頑張りますっ!

それがいいと思います。
実は私は占いもやります。それをやって知ったのですが、冬眠した方が無難
と思える時期、というのがあります。何をやってもダメなので「やらなきゃ
良かった」ということが多発する時期です。
それでもめげずに、一歩一歩進むことが出来る人が、誰よりも成長できるので
しょう。


>> N は寄生虫ではないです!T にとっては可愛い妹みたいですよ。
>> というか私が寄生虫なのかもと気づいてしまいました。
>> そろそろ親ばなれ、子ばなれの必要がある時期ですよね。
>> まだまだ親のところに戻って来たくなることもあるようですが、必要以上に
>> 口出しをしないように子供の力を信じて送り出す事、大切ですね。
>> 心配だからとこじつけてくっつきたがっているのは親。
>> 子供が離れるのは仕方が無いので、寄生するのは N しかいませんね。
>> あ、でも私はフジツボではありませんでした。”冬眠しないカメ”

子供にくっついていると、色々なことを体験・経験できる楽しさがあることは
私も想像できます。子供がいることによって(忙しくもありますが)、今まで
やってことがないことを体験できるという楽しさがあると思います。
それを血を分けた我が子と一緒に出来るなら、それはとても素敵なことだと
思います。

血を分けた我が子ではなく、犬とそのような関係になれるといいのですが
現実的には難しいですね。今まで T 君と一緒だった時間全てを N ちゃんに
向けようと思っても、現実にはその幾らかはお仕事に向けなければならなく
なると思います。(現在、ご主人にご迷惑をかけているようですし。)

T 君とは距離をとらなくてはならない、N ちゃんはいい子になって
きて、それほど手がかからない、となると、気が付いたら冬眠していた
ということにならないように、気を付けてください(笑)。


>> ホームセンターへ N と買い物に行ったとき、買い物に埋もれながらも私を
>> 見上げながらカートに乗っている N を見て、「この子には心がある!」と
>> 盛んに繰り返し言ってくれる女の人がいました。そのお宅でも犬を飼って
>> いるとの事ですが、「全然違う!」んだそうです。
>> めちゃくちゃ照れくさくてなんと言ったらいいのか・・ただ「ありがとうございま
>> す」としかいえませんでしたけど。ホント、嬉しかったです。

そうですね「心がある」しつけ、が私の考えです。こちらからのコミュニケー
ションに心がこもっているということではなく、そのしつけをやった結果、
しっかりとした心を持つ犬になってもらう、という意味です。

最近はあまり書かなくなりましたが、犬に喜怒哀楽を表現させるのも、それを
大事にするからです。心があるように見えるためには、そのような表情、表現
が出来なければなりません。

声や指で犬に何かをやらせることで終わってしまうトレーニングと、日常生活を
より円滑に、そして楽しく過ごすための「しつけ」を私は区別しますが、その
ことでさえ、理解されないのが残念でなりません。


>> もうすぐ連休ですね。今年は曜日の並びで長期に休める人が多そうですけど
>> ウチは近場でガマンです。仕事も入りそうだし、家族で旅行などは無理。
>> 4月の北海道行きでお金も沢山使っちゃったし・・・。
>> 庭の花の植え替えでもしようかと思ってます。
>>
>> では、楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。

ゴールデンウィークの大半を「犬とゆく」の更新作業に費やしました。
お陰さまで投稿も増えてきました。犬と行動しやすい世の中になってきた
のだと思います。それはそれで嬉しいのですが、まだまだ、本当の意味での
公の場には(特にゴールデンウィークなどの混雑時は)犬と共に行動できない
ことを思うと、まだ先は長いのかな、と思ってしまいます。


ここのところパソコンに向かっている時間が長かったので「KさんとNちゃん」
のページを三つも作ってみました。メールのやり取りの間隔が長くなっている
ので、あっという間に追いついてしまいました。
最近のメールを読む直すのはあまり面白くないとは思いますが、確認を
お願いいたします。

http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn44.htm
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn45.htm
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn46.htm

05.07.25   いよいよ夏ですね       Kさん

梅雨明けしましたね。
この前のメールでは花粉症の話題・・、季節はあっという間に過ぎてしまいます。
今年の梅雨は雨でお散歩にいけないと言うよりも、暑くて散歩が辛いという感
じでした。
この時期恒例の嘔吐が何回かありました。季節の変わり目は気を揉みますね。

今回の N ---
ある日、何かにじゃれ付いて口に入れたり出したりしているのを見つけ、ナンだ
ろうと取り上げてみると、歯が折れていました。右の奥歯、一番大きくとがった
歯です。
最近歯が黄色くなってきて、これって歯石なんだろうなとちょっと気になっていた
んですが、歯が折れるとは・・・。
丁度狂犬病の予防接種とかフィラリア予防のお薬をもらいに行ったりとか、病
院に行く時期だったのでついでに見てもらうことに。

やはり歯石が溜まっていると言うことでしたが、なぜ欠けたのかは??
じっくりと口の中を診られるほどじっとはしてくれないので、この機会に歯石除
去の処理をお願いしました。
後日朝9時半に預けて夕方6時のお迎えです。処置が終わったお昼頃、電話
で連絡があり処置の内容をざっと報告してもらいました。
お迎えに行ったときに詳しい説明をしてもらったのですが、欠けていた歯は虫歯
になっていたそうです。他は大丈夫でした。
歯石除去と虫歯の治療、治療では人間の歯のようにかぶせ物をしたそうです。
硬いものをかんだ拍子に取れてしまうと言うこともあるので気をつけて見てあ
げてくださいと言われました。

今まで歯磨きは毎日はしていなかったんです。
マズルを掴んだりはOKなんですけどねぇ。
歯を触られるのは嫌がっていたので、ついつい・・・。時々軍手をはめて歯を撫
でる程度でした。
あとはガムをかじらせたり。

病院では、少しずつ歯磨きになれるようにということと、フードをオーラルケアの
出来るものに変えてみたらと指導されました。
フードの方は以前に試してみたことがあるのですが、飲んじゃうんですよ・・・ね。
少しカリッと音をさせることもあったんですけど、なんか喉につかえそうになりな
がら無理やり飲み込んでしまうんです。それでやめました。

今はご飯の前(なら比較的大人しくしてくれるので)に指先にはめる犬用の歯ブ
ラシでごしごしとやってます。ご飯の後でないと効果は半分なのは分かってるん
ですけど・・・。
大分慣れてきたのでご飯後でも試してみてます。今はまだ十分には出来ません。
でも、頑張って「フーン」とか「ウーン」とか言いながら耐えているので可愛いです。
子犬の頃からちゃんとやってあげればよかったんですけどね。・・・でも、今の N
だから歯磨きもあまり苦労せずに出来るんですよねー。
悪いなーと思いつつどうしようもなかったかなあーとも。


ずいぶん前の話になりますが、5月の中旬頃ものすごい雹が降ったのを覚えてい
ますか?
こちら八王子ではかなり大きな粒で夕方のニュースでも流れていました。
その時丁度お散歩をしていたんですよ。16号バイパスの橋を渡ればすぐに家へ
着くというその時、ぽつぽつと大粒の雨が。もうすぐだから走って帰ろうと急いで
渡り始めたのですが、橋の中ほどまで来ると雹に変わり、3分の2くらいまで来た
所で雹はものすごい大きさと量になって N と私を襲いました。
N はびっくりして立ち尽くし全く動かず。仕方なく抱っこをして何とか橋を渡りきり
橋の下で雨宿り。あと1、2分で家へ着く所なのにどうしようもありませんでした。

雨に変わり、小降りになったところでやっと家に戻れましたが、 N がその後走っ
てくれるかと心配しました。幸い雹にはびっくりしていただけで、雨の中ではいつも
の N に戻って走ってくれたのでほっとしました。
知り合いの車は屋根に傷がついて、保険で直したと言っていましたが、車にまで
傷をつけるほどの強烈な雹だったとは、後で考えたら怖くなりました。

N も初体験でしたが、私も初体験のあんなに大きな雹。
自然って怖いです。玄関先には雹が隅の方に溜まって雪のようでした。


7月10日 N は5歳になりました。
前日に「明日は N の誕生日だから皆でどこかへ行かない?」と話すと、T も
主人も快く賛成してくれて、今年は相模原の麻溝公園まで遊びに行きました。
まだ N が1歳頃に一度だけ行った事があります。
アスレチックがあったり、広場があったり、噴水があったり。花や木もとてもきれい
に沢山植えられていて、いいところです。木陰も沢山。

アスレチックに行くと、T が挑戦しているのを見て登ろうとしたり、出口の所で
待っていたり、一緒になって遊んでいるつもりだったのでしょう。いつもより興奮気
味の N でした。
とても暑い日だったので、少し日が高くなってくるとハアハアが激しくなって気を使
いましたが、1学期、保健委員で熱中症について(人間のですが)調べて発表した
T が、N の事をとても心配してくれて、頼もしかったです。私が水分を取ら
せるのを忘れたら困ると思っていたのでしょう、「あそこに行ったらコップに水を入
れて持ってこよう」と進んで動いてくれました。N にいろいろ気を使ってくれる
T 。前回この公園へ遊びに行ったときには見られなかった面です。

とても面白かった事は前来た時と同じところで「ウンチ」をしたこと。
それも両方とも「歩ウン」歩きながらのウンチです。
前回来た時と同じようなコースで公園内を遊びまわっていたので、同じような時
間に同じような体調になったんでしょうね。それにしても笑っちゃいました。

そして嬉しかったのは N の成長を感じられたこと。
今回はとても楽しめたし、きっと N も楽しんだだろうし、何より皆で楽しんだと
いう実感があります。
私達にも余裕が出来たのもわかったし、N が私達をより意識しているのも
よぉく分かりました。
前回した遊びを思い出したんです。皆なかなか一緒に遊べてなかったな・・・と。
遊びたいと言う気持ちはあったんですけどね。
今迄で一番いい誕生日だったんじゃないかしら。


今年の夏休みはまた北海道まで行かなければなりません。
義父の一周忌があるのです。
また N は置いていくようです。でも、今回も頼もしい助っ人が現れました。
その名はご存知「おばあちゃん」
私たちからお願いする前に電話があり「私が行った方が良いかねえ・・・」と。
皆、皆、頼もしい。
ありがたくお願いすることになりました。でも、仕事の都合もあるので、1日か
2日はホテルに預けるようかもしれません。

前回のおばあちゃんとの留守番も

> 私も凄いと思います。そして、その悪戯をしたことも。
> N ちゃんも、それなりにリラックスしていたのではないと思います。

とお墨付きを頂いたので安心です?!


> 本やセミナーで勉強すると、出来るだけ失敗しないのが理想だということに
> なりますが、個人的な考えとしては、経験こそが最高の勉強であり、身に
> つくものが豊かだと考えています。

私がいる時は、おばあちゃん、失敗何回もしてます。私任せですから。
でも、学習してるみたいですよ。


> うーにーの禿は一進一退という感じです。最近また眉毛犬になってきました。
> ちょうど(人間でいうところの)眉毛の辺りが禿げています。
> どうなることやら、という感じです。

皮膚にトラブルを持つワンちゃんは意外に多いのですね。
早く良くなるといいですね。


>> うーにーちゃんも弓削さんと一緒に寝ているんですか?
>
>
> はい、現在、うーにーは私たち夫婦と一緒に寝ています。
> これも最近のメールで書きましたが、旅行先では絶対に人間の布団に上がらない
> (決められた寝場所でねる)ことが出来るようになったからそうしています。
> 人間もそうですが、まず一人で寝られることが基本です。

そうですか。一人で寝られることはバッチリですね。
ただ、「絶対に人間の布団に上がらない」はだめです。一緒に寝るようになって
からベッドに乗るようになってしまいました。いつも寝ているところだから良いん
でしょって思わせちゃったみたいです。


> お尻を向けることですが、簡単に説明すると「じゃ、どうするのがいいの?」と
> 考えて「顔を向け合って寝る」ということになるでしょうか?、それはそれで
> 落ち着きませんよね。
> 「でも仲良しならば」とお考えかもしれませんが、動物的な考えだと「仲良し
> だからお尻を見せられる」(攻撃されない)ということなんです。
> (人間の家族と)気のおけない仲で、ある程度自立していれば、動物として
> 普通の行為です。

このことは T も気になっているようで、お尻を向けてくると「安心しているから
なんだよね」とよく話すようになりました。それが嬉しいみたいです。


> ビーグルもアンダーコートは多いようなので、メールをいただいた時は、アンダー
> コートが多くて柔らかく感じるのかな、と思いました。手入れ(アンダーコート
> だけを少なくする)をすると元に戻るかもしれません。
> (もう、暑くて自然に抜けたかな?)

そうかもしれませんね。良く分からなくなりました。
でも感じるのは今でも「触ると気持ちいいなぁ」です。


> 日本の家の中は、湿気などからダニがいたりします。さらに防虫・防腐剤、
> 接着剤などアレルギーでなくても体によくないものが使われている場合もあり
> ますので、そのようなことが起きてしまうことは仕方のないことだと思います。
> 単純に外の空気の方が体にいいと思います。うーにーも出来るだけ、外の空気に
> 触れさせてあげたいのですが、この辺りは空気の悪い地域なので、無理なのが
> 現状です。

最近は「アスベスト」などの話題も出ましたね。清潔で快適な場所にいると思っ
ていても実は・・・と言う事もあるんですね。


> 柴という犬種を考えた場合、あまり人間の近くに居させない方がストレスに
> ならないのかも知れません。家の中に居ても、定位置は家族から少し離れた
> 場所にとる犬もいます。無理に人間と一緒(間近)に生活することがストレス
> なったのかもしれません。

柴犬だからですか・・。本当に犬によっていろいろですね。
「家の中に居ても、定位置は家族から少し離れた場所にとる犬も・・・」と言うのは
私の周りでもよく聞きます。N では考えられないです。
今だって私の傍。


> 柴君がフードがご褒美になるかどうかは、やってみないと分かりません。
> 家の中で暮らすことがストレスになったとしたら、人間からのご褒美を素直に
> 受け入れない可能性はあります。

そうなんですか。おやつやフードに興味を示さない事と、家の中での暮らしがスト
レスになると言うのは無関係ではないんですか。


> 私の場合は、同類に見られたら、そのままズルズル仲間になってしまうのでは
> という不安がありました。犬が近づけば、あの特殊な犬同士の挨拶を覚えること
> でしょう。そうなると(人間の)公の場に連れて行くのは難しくなります。
> そうなれば、自然とそのような場所に足が向くことでしょう。

そうですよね。仲間になるだけで終わればいいのですが、 N が変わってしまうこ
とがいやです。
今は私達家族をとても信頼していて、ここが安心、楽しいと感じているでしょうが、
こっちの方が刺激的とか、こんなこともしちゃって良いんだとか、今まで躾してきた
ことを一瞬のうちに壊されてしまうような気がするんです。


> 実は私は占いもやります。それをやって知ったのですが、冬眠した方が無難
> と思える時期、というのがあります。何をやってもダメなので「やらなきゃ
> 良かった」ということが多発する時期です。
> それでもめげずに、一歩一歩進むことが出来る人が、誰よりも成長できるので
> しょう。

占いをするんですか?私は結構気にする方です。
信じきっているわけではないですが・・・。
実は今大殺界の最後の年なんです。この3年間がとても悪い時期ということで
慎重になっています。「冬眠した方が無難な時期」ってやつだったのかも。
来年から運気が上がり始めるらしいのでちょっと楽しみにしてます。


> 子供にくっついていると、色々なことを体験・経験できる楽しさがあることは
> 私も想像できます。子供がいることによって(忙しくもありますが)、今まで
> やってことがないことを体験できるという楽しさがあると思います。
> それを血を分けた我が子と一緒に出来るなら、それはとても素敵なことだと
> 思います。

そのとおりです。
忙しいだけでなく、自分を犠牲にしなければならないことが沢山。
でも、それを押し売りしても子供のためにならないし・・、と言う事は自分の望
む事ではないし。
子育てって本当にいろいろな体験をします。誰にでも出来る事だけど、とっても
貴重な体験。

7月21日、 T はテニスのデビュー戦でした。
親を負かすようになり、やっとルールも覚えてきたのでそろそろ試合でもと思い
ネットで近くで行われるものを見つけて。
でも、結果は予選落ち。四人グループでのリーグ戦が予選にあり、その中の
1位が本戦に出場出来ます。
1勝2敗でした。

8月にもスクールからエントリーした試合があります。
今回の経験でこれからしなければならないことも実感したようですし、たった
1回でも勝てた事で意欲も出てきました。
夕方の N との散歩も頑張ってます。
特別の才能があるわけではなくても、やっぱり子供の成長はとても楽しみです。


> ここのところパソコンに向かっている時間が長かったので「KさんとNちゃん」
> のページを三つも作ってみました。メールのやり取りの間隔が長くなっている
> ので、あっという間に追いついてしまいました。

折角沢山更新したのにお返事が遅くなってしまってすみません。
勿論OKです。

ところで、弓削さんのところから消臭命令は手に入るでしょうか。
最近犬の匂いに鈍感になっているの自分を感じます。でも、さすがに梅雨の時
期は強まりますよね。
「明日おばあちゃんが来る」と言う時に久しぶりに使って、消臭命令の威力を改
めて知りました。じゅうたんとか買い換えた方がいいかしらと思っていた所なん
ですが、「そんな必要ないよ」とあっさりとおばあちゃんに言われてしまいました。
手に入るのであればまた10缶くらいお願いしたいのですが。
お暇な時にお願いします。

弓削さんのホームページも暫く見ていなくて、久しぶりに見たらホント盛りだくさん
になってました。こんなにお世話になっているのに、知らなかったなんて失礼で
すよね。
お店なども参考にさせてもらいます。

学校も夏休みに入り、散歩が朝早くに出れるようになりました。
早朝の散歩は爽快です。暑さはまだまだこれからなんでしょうけど、うまく乗り切
って行きたいです。
では。

柴君の飼い主家族に相談を受けるようになった K さん。
お話しをするときに、充分にそのご家族からお話しを伺っているようです。
これが出来る(そうする必要を理解している)のも、ご自分が苦労されたから、
そして、家族がどのように考えているかが、どれだけ重要かを理解しているから。

Kさん一家のようなご家族がこれから周囲の人たちに、犬のことを伝えてくださる
ことを心から願っています。

お金を払わなければお話しが聞けない先生や、本やビデオを必要としなくとも、
このようなご家族が増えば、日本の飼い主の平均的な意識はどんどん上昇すること
でしょう。

そして、欧州の幾つかの国のように、大型犬が列車に乗るのが当たり前の世の中に
なれば、と常に祈っています。


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