Kさん と Nちゃん  36

・・・・・・・・10・・・・・・・・・20・・・・・・・・・30・・・・・36・      「しつけ?」へ戻る




■ 外飼いの犬 ■

犬を外飼いにすることに対して、とても批判的な人がいますが、
そのようなお気持ちをもったら、まず、実際に外飼いをしている人と
話をしてみてください。何故、そうしているのか、そう考えているのか。

そのような人たちと話をしていると、自分がどれだけ知識や経験を
もっていても虚しくなります。彼らに「犬とは!」と話をしても、耳の中に
入っていかないようです。しかし、幸せそうな犬を見せれば、心をこちらに
向けてくれることが多いです。

誤解のないように書いておきますが、私は、外飼いの犬だから可哀相
とは思いません。(その逆の例もいっぱい見ているし、外で暮らしていても
不幸せそうに見えない犬もいっぱいみていますから。)

03.02.03   Re: また一年が始まりました        Kさん

もう2月ですね。
今年の冬は例年よりも寒いようで、また雪も多いですね。
1月にこちらでこの冬2回目の積雪がありました。12月の1回目とその2
回目とも学校行事があり、雪の中を歩きで行ってきましたよ。
参加者はきっと少ないんだろうなと思っていましたが意外に多く、皆我
が子のためならなんでしょうね。私もそうですけど。

一時期うーにーちゃんが元気ないようでしてけど、このさむーい冬のおか
げで復活したようで良かったです。私は寒いのが大の苦手なので、じっ
とガマンです。
・・・けど、1年前に比べてお散歩で外に出るときはだいぶ薄着になりまし
た。薄着でもガマンできるようになったし、体が温まるのが早くなりました。
それから、走ったりしてもあまり疲れなくなったので、良く走るようになり
ました。


> いつもはお行儀がよく、犬が本当に嬉しい時で、しかも、相手がそれを
> 許してくれる時は、跳び付いても、吠えても、人によっては噛み付いて
> もいいと、私は考えています。

うーん、そうかもしれませんね。
なんて簡単に言えないかな。

> 犬にその判断ができるようにするのは、従来の訓練では出来ません。
> それには、犬に付いての幾つかの勉強が必要になります。それは、
> 犬と暮らしてきた文化圏の人々は(勉強なんてしなくても)知って
> いて不思議のないことですが、日本では先生と呼ばれる人でも知ら
> ないことが含まれます。

今のように暮らすだけで N はそれができるようになるのでしょうか。
まだまだお勉強が必要なんでしょうね。

> また、どんなに興奮し、はしゃぎまわっても相手が困った状況に
> なれば(相手がそれをやめて欲しいと思えば)「犬自身の判断で」
> それをやめなければなりませんが、訓練を重ねると「自分のやりたい
> ことは止めさせられるまでやっていい」と犬は考えるみたいです。

そうでしょうね。今の N ではそうなるでしょね。

> もちろん、幅広い(純粋な意味での犬の)知識を持った人が指導を
> すれば、そうなりませんが日本にそれが出来る人は、残念ながら
> あまりいないようです。

普通の飼い主さんがそこまでしつけようとするととても難しい事のよう
ですね。・・・か、時間がかかるとか?


> ちょっと心配です。何故、K さんがそれに気が付かなかったので
> しょうか。理由は幾つか考えられますが、私の心配していることは、
> こんなことです。
>
> 教室に通うことで、先生の指導が適切であるがゆえに(色々なことが
> 出来るようになることで)、自分で N ちゃんとの新しい関係を模索
> することを怠っていないでしょうか。

そうかもしれませんね。
N は、おやつが見えなくても私の手にはおやつが入っていると匂いで
分かっているものだと思い込んでいました。
「入っているかも」と思っていたんでしょうね、N は。
先生との時にうまく行くのは「先生だから」と言う理由で納得してました。
それが間違いだった。
先生に頼る部分がとても多かったのでしょう。と言う事は私が怠けてい
たと言う事・・・ですね。

やっているという気はあったんですけど、一生懸命はやっていたのはトレ
ーニングの日課だけだったのかも。
まだまだ、ズレますね。

> 新しいコマンドよりも、新しいコミュニケーションの発見(発掘?)
> がまだまだ必要なのかもしれませんよ。

シフトです。

> 》 N を見ていればそれができているかはよくわかりますよね。
>
> K さんのこの文章の意味がよく分かりませんが、私のいいたい
> のは、メリハリをつけるためにトレーングをしない日(または長い
> ・・・・・

私の勘違いだったようです。
トレーニングがつまらないものにならないようにと言う意味でとってい
ました。
分かりました。

> 》「外飼い」にしなくて本当に良かったと思います。
> (攻略)
>
> ( K 家のことではなく一般論として)「外飼いにする理由って
> なんだろう?」と思うことがあります。もちろん、外飼いの方が
> ・・・

そうですね。私も色々考えます。
ただ、外飼いにする人は外か中かなどとはあまり考えないから
外飼いにできるのではと思うのですが。
私がそうでしたから。考え始めると中で飼うと言う考えしか浮か
んでこないですけどね。

> アジリティーというと「ジャンプ」と連想しているようですが、

そういうわけではないんです。その公園でできることはアジリティの
種目の中ではジャンプだっただけで、他にもなにかうまく使ってで
きるものがあればなとは思っていたのですが。

> あの競技の面白いところは、犬が何をどう見て判断するかを知り
> それを使って、犬に指示を出す、しかも出し続ける、というところ
> に面白みがあります。
> ・・・・

そうですね。
何も器具がなくてもできることも沢山あるってことですね。

> 犬自身を見ずにコマンドを教えると、犬の表情がつまらないものに
> なってゆきます。コマンドを教えられるだけの関係があるので、
> ・・・

そこに行きそうになりましたけど、弓削さんのおかげで気づく事が
できました。


> N ちゃんへの服のプレゼントは、どんなものになったでしょうか。
> うーにーは、サンタ風の服をいただいたのですが、少々大きかった
> ようで、歩きにくそうでした。(着るのは、人間の食事に同伴する
> 時だけなので、特に問題はありません。)

お正月にピンクのTシャツ風のを買いました。とにかく「女の子らしく」
です。でも、フリルとかは私がだめなので、シンプルなもの。
今日は、N に T のジャージを着せて皆で笑いました。
大人しくしてましたよ。でもそのままで遊び始めたら服にもつれてコケ
ました。ごめんなさい。危ないね。
服をあまり嫌がらなくなったようなので、いろんな事できるかもと企ん
でいる飼い主です。

お客さんが来た時の吠えですが、
まだまだなんですけど、こちら(人間)がちゃんと無視できれば N は
吠えないと言うのははっきり分かりました。吠えてしまうのは人が無視
し切れていないときです。何回かそのような機会があり、それが分か
りました。
毎回来客には説明するようにしているのですが、聞く耳を持たない人
もいて苦労します。でも、頑張って続けます。
先日犬が苦手な子が来ましたが、その子はとても忠実にやってくれて
N はほとんど吠えませんでした。


1月の日曜日に家族皆で前々から行きたかったイタリア料理店へ
行ってきました。
寒い日だったので主人も T もこんな時に行かなくても・・・て顔してまし
たけど、しぶしぶ。外の席には煙突(とは言わないのかな)の上のほう
から暖が来るストーブが置いてあって、私たちを案内するとそのストー
ブをつけてくれました。

上のほうから暖めるストーブなんて初めてだったので、皆それだけでな
んかウキウキしてきちゃったようです。下のほうは全く熱くならないよう
になってました。
N はどうしたらよいのか落ち着かない様子でしたけど、建物側へ連
れてきて、私たちが囲むようにしたら気の散り方が少なくなって、私た
ちを見上げながら座ってくれました。

暫くすると隣にチワワを連れた若いカップルが案内されてきましたが
他の犬とは離れたかったようで、店員さんに別の席に変えてもらってい
ました。その後お客さんが増えてきたので結局は、近くに他の犬がい
るようになってしまったようです。その人達はマットを持ってきていて、
水の容器もそこにおいていました。
肝心のワンちゃんはよその犬が気になるらしく、そこには座っていま
せんでしたが・・。(他の犬に対して、唸ったり吠えたりしていました)

そのランチの後、ホームセンターに行く予定だったので N をカート
に乗せる時のためにマットを持っていたのですが、車においてきてし
まって「私たちもマットを持ってきたほうが良かったかもね」と主人と
話しました。外で、それも下は冷たい石やタイルの上なので、N も
冷たかったと思います。

その後、私達の隣の席にはミニチュアダックスを連れた50代くらいの
夫婦が来ました。名前を聞くとその子も「 N ちゃん」だそうで、歳も
同じくらい。そのレストランには初めて来たそうで、ダックスの N ちゃ
んはご主人のひざの上で固まってました。
その御夫婦が「 N ちゃん」と呼ぶとウチの N も「ナニナニ?」と言う
感じでくるっと向きを変えていました。

パンが運ばれてくると、そのにおいに鳩やすずめが寄ってきて、T
や主人がパンを投げたりしていましたが、N は意外に動じず、大人
しくしてくれていました。
ランチにはドリンクとデザートもつきました。T は炭酸がだめなの
で、飲めるドリンクがアイスティしかなく、おまけにデザートはアイスク
リームとシャーベット。いくらストーブがついていたといっても、冬の戸外。
寒い冷たいランチでした。

今回はなるべく座るか伏せて待ってもらうようにと、時々おやつをあげな
がら、N に声をかけながら待たせました。初めてにしては私達もまあま
あ落ち着いて食べる事もできたし、人に迷惑をかけるようなこともなかっ
たので良かったです。
お店の人が良く回りにいてくれたので、支払いをするときなども戸惑わず
にできました。また行ってみたいです。
主人も T も楽しめたようで、しぶしぶながらも連れてきてよかったです。
そのお店なら、私と T だけでも大丈夫そうです。

その後、向かいにある大きなペットショップ(ペットの入店OK)へ入り、店内を
一周しました。(何も買いませんでした)
そこでは人も他のワンちゃんも多く、初めはリードを引きっぱなしの状態で
したが、また少しすると落ち付きが出てきてくれました。それでももちろん
商品に鼻先を近づけてみたりはするので、注意して注意して・・です。

今回、T は食事の時パンを一切れ残して「 N にあげてもいい?」
といってみたり、歩いている時にちょっかいを出したり、帰りには「ぼくが持
つ」とリードを持って駐車場を走って車まで行ったり、と N と一緒にいる
ことを意識しているように感じました。
パンは素朴な味のものだったので、皆が食べ終わってから T から
N にあげさせました。

その後、車で別の場所にあるホームセンターへ。
大きなカートがあるので店内に入る前にマットを敷き N を乗せましたが、
主人に任せて私がトイレへと離れたところで跳び降りてしまいました。
カートへ乗せるのは無理かと思いましたが、もう一度乗せて私が一緒にい
て声をかけると落ち着いたようなので店内に入ってみました。

あとで思うとカートに乗せてのショッピングは良かったのかと、今でも思う
のですが弓削さんはどう思われますか?
今回は初めは跳び降りてしまったものの、買い物の間中ちゃんと大人し
くしてくれていたし、カートの中に N と一緒に商品を入れておいても悪戯
もしなかったので、これならまた来れるなと思ったのですが。
大型犬ならそんなことしませんよね。
ペットOKのお店に入るのなら、リードをつけて歩かせるべきなのか・・と。
ただ、とても混むお店なので、N はリードをつけてだともう少し落ち着い
てからでないと無理だと思います。

先週は、私と N で散歩がてら新しくできたペットショップへ。片道40分くらい
かかるところです。
ペットOKと聞いたので気軽な気持ちで入りました。1階がワンちゃんや猫ち
ゃんがいるフロアで、2階がペット用品の売り場。
で、2階に上がろうと階段に向かうと「トラブルを避けるためワンちゃんは
抱っこしてください」と貼り紙が。「えー?」と思いましたが、抱っこをできない
大きさではないので、しましたよ12キロ弱の N を抱っこ。でも、普段から
抱っこなんてあまりしないから、私の体力が・・・。数分すると汗が出てきて
手もピキピキしてきて、・・・・早々に帰ることにしました。

ところが、私がさて帰ろうかなと周りをふと見ると抱っこせずに下に下ろされ
たワンちゃんがいるいる。なにこれ・・・。
店員さんも何も言わず・・・、そうなの?
帰り道はへとへとになって今度は向かい風と戦いながら帰りました。
チャンチャン。


そして今日。ウチの近くのペットOKのお店(家具雑貨、ペット園芸用品
のお店)へ家族3人と N で。
もうそこは何回も行っているので私たちも少し(ほんとに少し)余裕があっ
たんですけど、そのお店の中で小さな子供が3人缶ジュースを持って
走り回ってたんです。なんかやな予感がしたんですけど、「ま、近づかなけ
ればいいわ」遠巻きにしていたら、その中の一人が缶ジュースを床に、ボト
ボト・・。「やっぱりやったわ」、T も「あの子ジュースこぼしたよ。」
もっとやな予感がして、そこを離れようとしたら、丁度前から店員さんがきて、
そのこぼれたジュースを見て「あらおしっこしちゃったのね」その時には
子供は逃げたあと。なんだか N がおしっこをしたみたいに思われたよ
うでした。オレンジジュースだったんですよ。

わざわざそこへ戻って店員さんに説明することもできず、イヤーな気持ち
のまま他を回っているとまたジュースをこぼしたあとが。
そしてまたそこを逃げるように離れると、今度は売り物のテーブルの上に
そのオレンジジュースの缶が!・・・ホラー映画のようでした。

ちなみに今年のおみくじは小吉でした。
あまりいいことは書かれてませんでした。そして「今年の動物」と言う欄が
あって「ハイエナ」・・・これには目ン玉飛び出ちゃいましたよ。
どういう意味なんでしょうね。友人は「生命力ありそうでいいじゃない。たく
ましく生きろってことじゃない?」と言ってくれましたが、今の私はそうポジ
ティブに考えられない気分。
ある占いの本によると私はこれから3年間も絶不調の年に入るんだそう
です。地道にお勉強と努力、忍耐の時期なのです。

先日コンタクトをこすり洗いしていたら真っ二つに割れました。
友達との約束の日にちを間違えてしまったり、 N との遊びの時に人前で
ロングリードに躓き、派手に転んだり・・。はずかしい。
去年が良かっただけに、今年のこのギャップは気持ちの切り替えが必要
なようです。
でも、今年は悪くて当たり前とか考えちゃったら、ちょっと気が楽になりま
した。ふわふわ浮かれずに地道に努力の人になります。

あ、今回のアップ分もOKです。
ホントどんどん近づいてきましたね。ついこの間のことのよう。
でも N にしてみれば人間の数年分と同じなんですよね。

明日は立春ですね。旧暦では明日から新しい年。
暖かくなりはじめるのももう少し。
うーにーちゃんには悪いけど、やっぱり暖かい季節がいいな。


03.02.18   RE:Re: また一年が始まりました      弓削

最近は、月に一度のメールになってしまいました。
2月も中旬になり、時々、暖かい日もありますね。

寒いうちに、あちこち連れ歩こうと毎年思うのですが、あまり
出来ていません。もうすぐ9歳なので、真面目に体のことを考えて
やらねば!。


犬が、その時の状況や人間の心理を読めるようになるには、人間が
教えてあげなければなりません。犬は言葉がありませんから、実地に
なります。その時に「していいこと」「悪いこと」を「的確」に
教えることが出来る必要があります。
つまり、特定のコマンドを教えるような固定的な教え方ではなく、
何をするべきで、何をするべきではない、と色々な場所(状況・環境)
で教えてゆくわけです。

それが出来るようになるには、犬の表情を的確に読み取ることです。
犬を叱りすぎたらいけないということは、経験的にご存知だと思い
ますが、公の場では、褒めすぎもよくないことがあります。犬の
テンションが上がりすぎて、多くのことに興味を示すことなどが分り
易い例だと思います。

このようなことに気をつけながら、公での行動を重ねることで、多く
のことを身に付け、自分で何をするべきか判断できるようになって
きます。
その中には、家の中でも出来ることもあります。例えば、人間が食事を
しているときには、テーブルの横や下で寝ている、ということです。

気をつけなければいけないのは「今、何をするべき時なのか」を教える
ことであって、決して「フセをさせ、マテをかける」ことが根本の目的
ではないということです。
教え始めは、そうするしかありませんが、犬は状況を判断できる動物
ですから、それを数回繰り返せば(しっかり教えてあげれば)、家族
全員がテーブルについたら自分が何をすべきかわかるようになります。


》普通の飼い主さんがそこまでしつけようとするととても難しい事のよう
》ですね。・・・か、時間がかかるとか?

普通の飼い主さんの方がプロと呼ばれている人たちよりもそのような
ことは上手です。というか、プロと呼ばれている人たちのほとんどが
そのような考えのもとに(コマンドを教えるのではなく、公の場での
しつけをするという考えのもとに)犬と接した(実践し続けている)
ことはないと思います。
(でも、やっているかのような話をする人がいるために、多くの飼い主
さんを混乱させているのではないでしょうか。)


》先生に頼る部分がとても多かったのでしょう。と言う事は私が怠けてい
》たと言う事・・・ですね。

N ちゃんに何かを教えるのですから、一番気にかけるべきなのは
N ちゃんであるはずです。N ちゃんに、どのように接すればいいのか
を教えてもらったら、「先生が N ちゃんをどう見て、そうしたのか」
をよく考えて「な〜るほど、こう見えたらこうするのね」と納得する
ようにしてください。

決して「先生のいう通りに体を動かしたから、うまく出来た」で
終わらせないで下さい。
このようにやって目的が果たせるのは、訓練競技です。リングの
上ではそれでいいんです。CDUはそれだけでとれるはずです。
ちょっと前のメールで書きましたが、それでは「いうことを聞く
犬になるけど、面白みのない犬」になります。それはとっても
勿体無いことだと思います。

新しいコミュニケーションの発見、頑張ってみてください。


》ただ、外飼いにする人は外か中かなどとはあまり考えないから
》外飼いにできるのではと思うのですが。
》私がそうでしたから。考え始めると中で飼うと言う考えしか浮か
》んでこないですけどね。

そうなんですよね。「犬は外」というのが日本の常識(?)みたいです
よね。常識とか慣習に従うのなら「外で飼う」ことになるでしょう。でも、
ちょっと考えると、「中で一緒に暮らす」ことのメリットの方が多い
ことに気がつきますよね。
しかし、中で飼っても、そう思えない人がいるんです。それは「犬は
いうことをきくだけ」と考えている人たちで、今まで書いた、命令を
実行することだけを一生懸命やって、つまらない犬になり、ちょとした
悪さをしただけで、許せなくなるのです。その犬が中にいることで、
楽しいことがないのですから、そう考えて当然です。


》服をあまり嫌がらなくなったようなので、いろんな事できるかもと企ん
》でいる飼い主です。

冗談で、我が家の猫(マイス)に小型犬用の服を着せてみました。
しかもうーにーとおそろい。これが妙に似合うし、本人も全く
嫌がらないので思わず笑ってしまいました。
ビックリしたのは、それまで「マイスはお出かけに連れて行くのは
可哀想に感じる」と言っていた女房が、連れ歩くことを真剣に考え
はじめたことです。


》お客さんが来た時の吠えですが、
(後略)

N ちゃんの場合の「吠える」は相手をして欲しいということだと
思うので、無視が一番です。叱っても上手に伝わらなければ「相手
してもらった」と喜び、さらに強化されることでしょう。

家族以外の人に、しつけの協力を頼んでも、協力してくれないこと
は、よくありますよね。これは、やはり犬と暮らす文化の浅さとして、
諦めるしかないと思います。

ちょっと教えて欲しいのですが、お客さんがきたときに、サークル
の外で、フセで待つことが出来ますか?、やったことがなければ、
やってみて、その結果を教えてください。

吠えてしまうことが問題であることは確かですが、人間に相手にされ
たいと思う犬になってくれたことは、とても嬉しく思います。


イタリア料理店では、いい子にしていられたようですね。
犬がいると「犬連れOKのお店に行こう!」という理由で、犬が
いなければ、行かないようなお店も行くようになりますよね。
それは、ご夫婦にも T 君にもいいことだと思います。N ちゃん
に感謝しなくてはね。(冬の戸外で、冷たい飲み物やデザートは
辛かったみたいですけど(笑)。)

N ちゃんが寒がりなら、マットを持って歩いた方がいいかも知れ
ません。ところで、最近、N ちゃんは寒さで震えたり、体調を崩した
ようなことは、ありましたか。

犬が近くにいると唸ったり吠えたりしてしまうチワワ君、なんだか
可哀想ですね。もちろん、飼い主がそうしてしまったわけですが、
日本の社会がそうしてしまう傾向にあることは、以前、書いた通り
です。さらに、ほんの少し前に「社会化」という言葉が流行り、
多くの犬が同じ道を辿ってしまったのではと、心配しています。

犬と暮らす知識が文化として根付くまで、まだもう少し時間がかかり
そうです。でも、それを少しでも早めるために、K さんや N ちゃん
には、色々な所へ行き、多くの人に見てもらってください。

今回も人に迷惑をかけることもなく、待つことが出来たようで何より
です。落ち着かない時は、オヤツを使ったようですが、出てきた料理を
あげているのでは、と誤解する人もいるかもしれませんので、できれば、
飲食店ではオヤツを使わない方がいいでしょう。
食事中に待ってもらうことは、スワレやフセの命令を一生懸命練習
するよりも、毎日の食事時に、伏せることをしてもらった方が効果が
あります。その(訓練ではなく)練習にオヤツを使う必要は、すぐに
なることはお分かりだと思います。
また、以前に書いたと思いますが「フセ」や「マテ」で待っていて
もらうのではなく「マット」を覚えてもらった方が実用的です。
こういうことをいう人がいないことも、犬と暮らす文化の浅さを
感じます。


大きなペットショップでも、周りの人やお店に迷惑をかけることなく、
利用できて何よりです。
イタリア料理店でもこちらでも、まだまだ「注意して注意して」と
いう感じはありますが、それは慣れていないからです。N ちゃんも
連れている K 家の皆さんも。新しい所へどんどん行くと、N ちゃん
も落ち着いてくるし、人間も N ちゃんの行動がある程度読めて、落ち
着いて対応できるようになります。

N ちゃんにあげたパンは、ご褒美として上手に使えれば「お出かけの
時にいい子にしていれば、美味しいものがもらえる」と思ってくれた
と思います。


》その後、車で別の場所にあるホームセンターへ。
》大きなカートがあるので店内に入る前にマットを敷き N を乗せましたが、
》主人に任せて私がトイレへと離れたところで跳び降りてしまいました。
(後略)

飛び降りたのは、K さんを一番信頼しているからだと思います。
「私も行く!」という行動だと思います。
もちろん、初めての経験に落ち着かないということがあって、そこで
信頼している K さんがいなくなったのですから、それは問題のない
行為だと思います。(そこで、吠えたり、一人で走って K さんを
追いかけていったりしたら問題です。)

カートに乗ることは、本当は嫌だったのでしょう。しかし、K さん
がお願いしたから我慢できたのだと思います。犬は、こうやって色々な
ことが出来るようになっていきます。この積み重ねをするかしないかの
差は、3年後、5年後には、とても大きなものになります。
いつも「きっと出来る!」と思い、なんでもやらせてみてください。


カートに小型犬、中型犬を乗せるのは、仕方のないことだと思います。
乗せなければ、他のカートに轢かれかねないですよね。飼い主が商品に
目が行っている時に、ちょっと(リードがついているままでも)離れて
そこにカートがやってきたら、、、と考えたら怖いです。
あまり混雑している場合は、犬が嫌いな人のことも考えて、車で待って
もらったりした方がいいと思います。


》ペットOKと聞いたので気軽な気持ちで入りました。1階がワンちゃんや猫ち
》ゃんがいるフロアで、2階がペット用品の売り場。
》で、2階に上がろうと階段に向かうと「トラブルを避けるためワンちゃんは
》抱っこしてください」と貼り紙が。「えー?」と思いましたが、(後略)

オヤツなどを食べてしまう子がいるのでしょうか。1階がOKで2階が
そういうことになっているということは、犬同士の問題ではないと思う
ので、やはりオヤツかな?

やはり、いい子の N ちゃんを多くの人に見てもらわなくてはなり
ませんね。「犬はそれくらいのとは、ちゃんとお行儀よくできるのです
よ」というところを見てもらいましょう。


》ところが、私がさて帰ろうかなと周りをふと見ると抱っこせずに下に下ろされ
》たワンちゃんがいるいる。なにこれ・・・。
》店員さんも何も言わず・・・、そうなの?

何なんでしょうね。私は、そういうお店には二度と行きません。
飲食店や宿泊施設でも「お客さんに媚びているだけでは?」としか考え
られないところが確かにあります。犬が人間社会の中でお行儀よくして
いられるということを知らない人が経営しているのでしょう。

帰りは向かい風とは、踏んだり蹴ったりですね。


そして、オレンジ・ジュース事件も踏んだり蹴ったりですね。
逃げた先に待っているとは、怖いですね(笑)。
店員さんがすぐに「あらオシッコ」と言ったということは、入店した
犬が、したまま帰ってしまうことがあるのかもしれませんね。
残念です。

ところで、この件の文章を「犬とゆく」に使わせていただいていい
でしょうか?、とりあえず仮アップしました。URL は、以下の通り
です。

http://www.inutalk.info/yuku/living/with/wt09.htm

ご返事は、急ぎません。このメールのご返事と一緒で結構です。
OKをいただければ公開したいと思います。


今年のおみくじは「小吉」ということですが「凶」でなければ、いい
ではないですか。
ちなみに「ハイエナ」は、ご存知の通り、イヌ科の動物。
そして、体が小さく身体能力が限られているので、他の肉食動物の
獲物を横取りしたりしますが、そんな体なので、家族の結束はとても
強いです。
「これから運勢がよくなくなるけど、家族の支えがあれば大丈夫」と
いうことなのではないでしょうか。

今回のメールをいただいて「 N ちゃんも、色々な意味で家族と
いえるようになってきたな」と実感し、嬉しく思っています。

個人的に、コンタクトを割ったり、派手に転んだりと不運なことが
あったようですが、誰でもそんなことが続く時期はあるものです。


今回も仮アップのチェック&快諾ありがとうございます。
今回分の URL は、以下の通りです。チェックお願いします。

http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn33.htm

以前、送っていただいた T 君の自由研究も見れるようにしました。
固有名詞の部分はぼかしました。また T君と N ちゃんの写真は、
小さくさせていただきました。
他にもぼかした方がいいなど、修正が必要と思われる箇所があれば、
ご指示ください。


暖かい日も多くなりました。またテラスのお店もチャレンジしてみて
ください。そして、ご報告、楽しみにしています。

03.03.04   春はもうすぐ。       Kさん

春はもうすぐですね。
弓削さんは花粉症は大丈夫ですか?
こちらは花粉の量多いんですよね。
テラスの手すり(黒)がうっすらと黄色くなります。
私は目がしぶしぶして赤くなったり、時々鼻がずるずるしたりするのですが
これが花粉症なのか・・。辛いほどではありません。
ワンちゃんには花粉症ってあるんでしょうかね。

ここ1週間くらいで、咲き出した花の量が急に増えてきました。
最近は数年前に比べて、寒いうちから花を咲かせてくれる種類が増えて
いるように思います。
来週になると、またより春を感じられるような景色に変わってくれると思
います。

N は、とっても元気です。
梅雨の頃嘔吐があったり、下痢をしたりで騒いだ時期もありましたが、最
近は健康。食欲は相変わらずだし、元気いっぱいウンチも「イイノ」が毎日
2回出ます。

そして T も絶好調。
学童でオセロ大会があり、今まで出ると勝だった6年生を破って優勝して
きました。親は大喜びです。
T は「みんなの前で(表彰されて)口の周りがむずむずした」と、変わ
った喜び方をしていました。


> 気をつけなければいけないのは「今、何をするべき時なのか」を教える
> ことであって、決して「フセをさせ、マテをかける」ことが根本の目的
> ではないということです。

分かりました。

> 教え始めは、そうするしかありませんが、犬は状況を判断できる動物
> ですから、それを数回繰り返せば(しっかり教えてあげれば)、家族
> 全員がテーブルについたら自分が何をすべきかわかるようになります。

今の段階では、N には「マットの上で待たせる」ことを教えて行くことを
続けようと思いますがそれで良いのでしょうか。
コマンドだけでなく、私たち(家族全体)の雰囲気で教えようとする事がで
きるといいのかもしれないなんて思うんですが、どうでしょう?
すごく漠然とした表現ですね。
まだ良く分かっていないみたいです。でもちょっと分かってきたような。

私がテーブルの所でパソコンに向かうと、N は横になってお昼寝する
んです。特に寝て待ってなさいと教えたわけではないけど、そうしてくれる
のです。それまで周りでうろうろしてかまってほしそうにしていても、パソ
コンに向かうとあきらめたって感じです。
状況判断してますよね。 N 。


> N ちゃんに何かを教えるのですから、一番気にかけるべきなのは
> N ちゃんであるはずです。N ちゃんに、どのように接すればいいのか

そうでした。見方を変えていきます。

> 決して「先生のいう通りに体を動かしたから、うまく出来た」で
> 終わらせないで下さい。
> このようにやって目的が果たせるのは、訓練競技です。リングの
> 上ではそれでいいんです。CDUはそれだけでとれるはずです。

最近のお教室はCDUに向けての細かい動きの修正のようなトレー
ニングになっています。N を良く見てあげることがおろそかになって
いましたね。
前回のお教室では、N がもう少し集中するようにこちらからのコミュ
ニケーションの仕方を色々考えてみた方がいいと指摘されました。
もう一度原点に戻って、とも言われました。
ちょっと御利巧さんになると、気が緩み、 N にに甘えてしまう・・
私のパターンかもしれないですね。

> 》お客さんが来た時の吠えですが、
> N ちゃんの場合の「吠える」は相手をして欲しいということだと
> 思うので、無視が一番です。

どうしても無視をしてもらえなくて、困り果てて、「いけない」でやめさ
せようとした事がありました。
で、一瞬吠えやんだので「よしよし」とほめました。すると、そのお客さ
んが「おーすごい!御利巧だね」と言って感心しました。・・すると N
はそれ以上吠えなくなりました。
これって、お客さんの反応も N がうまく受け止めてくれた(吠えやん
だらほめられた)と言う事なのではと思うのですが。どうでしょう?
コピー会社の方だったんですが、「ウチの社員もこんな風に躾てほし
いもんです」と言われ、「やりますよ」とお答えしました。


> ちょっと教えて欲しいのですが、お客さんがきたときに、サークル
> の外で、フセで待つことが出来ますか?、やったことがなければ、
> やってみて、その結果を教えてください。

メールを頂いてからまだ機会がないので、やってません。
以前、母が来た時にリードをつけて、マットに待たせてやったことが
ありました。その時は、リードがあったのでかろうじてできたと言う感
じでした。2ヶ月以上前です。
T が外から帰ってきた時には、よくマットに待たせていますが、
今はリードが付いていなくても、興奮状態ですけど、待ってます。
一応おやつは必ず持っています。
機会を作ってやって見ます。

> 吠えてしまうことが問題であることは確かですが、人間に相手にされ
> たいと思う犬になってくれたことは、とても嬉しく思います。

私たちの努力だけでなく、N にはその素質が大いにあったのだと
思います。

> イタリア料理店では、いい子にしていられたようですね。
> 犬がいると「犬連れOKのお店に行こう!」という理由で、犬が
> いなければ、行かないようなお店も行くようになりますよね。

そうですね。その後、テラス席のあるマックを見つけ、そちらにも主人
と2人で行きました。
形は違いましたけど、また上から暖めるヒーターが設置されてました。
テラス席では良くあるものなんですかね。そちらの方では当たり前?
・・・が、わざわざそこから遠い席に座ってしまい、その恩恵に預かるこ
とはできませんでした・・・。帰る間際に気づきました。

マックでは、注文をとりにお店の中へ入らなければなりません。私が
離れた時に吠えないかと心配でしたが、それは主人がいたからか
大丈夫でした。
私たちが食べている時はあまり落ち着けない様子で、すぐにうろうろ
してしまいがちでした。食べ物は落ちていなかったようですが、匂いは
あったようで、それで落ち着かなかったのではと思います。
マックなどでは子供が食べ物を落としたりって良くありますものね。
片付けられていても、匂いだけは残っているとか・・。

これから暖かくなってくれば、テラス席での食事も気持ちよくできるよう
になりますね。
今度はマットをもって行くようにします。
がたがた震えるような事はありませんが、きっと外犬よりは寒がりで
しょう。大概が冷たいコンクリートや、煉瓦の上で待たなければならな
いですからね。

> 犬が近くにいると唸ったり吠えたりしてしまうチワワ君、なんだか
> 可哀想ですね。もちろん、飼い主がそうしてしまったわけですが、
> 日本の社会がそうしてしまう傾向にあることは、以前、書いた通り
> です。さらに、ほんの少し前に「社会化」という言葉が流行り、
> 多くの犬が同じ道を辿ってしまったのではと、心配しています。

最近は、よくテレビに犬が取り上げられますね。
影響力を考えると、よほど慎重に報道してもらいたいなと思います。

今はチワワがブームのようですね。知り合いで、「今度はチワワが沢山
捨てられるぞ」と嘆いていた人がいました。「え?」と思いましたけど、そ
んな事になっちゃうんでしょうか・・。

ここ半月のうちに「ミニチュアダックスのブリーダーをしていた人がその
仕事をやめるので、ほしい人には格安で譲るらしいよ」と言う話が2件
ありました。そのうち1件は、皆引き取り手があったと連絡がありましたが、
もう1件の方は100匹くらいいるとかで、まだどうなったのか分かりません。
少し前はミニチュアダックスが人気でしたよね。

> 今回も人に迷惑をかけることもなく、待つことが出来たようで何より
> です。落ち着かない時は、オヤツを使ったようですが、出てきた料理を
> あげているのでは、と誤解する人もいるかもしれませんので、できれば、
> 飲食店ではオヤツを使わない方がいいでしょう。

そうします。
おやつなしでは無理かと心配で、使ったんですけど、家の中でやってみ
たら、無しでも何とかなりました。
今回のメールを頂いてから、昼食の時は常に N をサークルから出して
テーブル脇でマットに待たせるようにしています。初めは部屋の中をうろ
うろしがちでしたが、日ごとに落ち着いてきています。

> N ちゃんにあげたパンは、ご褒美として上手に使えれば「お出かけの
> 時にいい子にしていれば、美味しいものがもらえる」と思ってくれた
> と思います。

私たちも、 N にご褒美をあげられるのが嬉しいです。

> 》その後、車で別の場所にあるホームセンターへ。
> (後略)
>
> 飛び降りたのは、K さんを一番信頼しているからだと思います。

うれしいです!
先日、主人とまたそのお店に行きました。
以前より N は落ち着いていたと思います。今度は跳び下りることも
なく大人しくしていました。
傍にやはりカートに乗ったワンちゃんが通っても、がまんしてくれました。

お店の中で N に「触らせてください」と言われてきたこともありました。
カートの中で喜んで、興奮しないかと心配でしたが、私が抑えられる程度
の興奮だったので、大丈夫でした。
その方もあまり興奮しない程度に加減をしてくれていたように思います。
きっと犬を飼ったことがある人なんでしょう。

> カートに乗ることは、本当は嫌だったのでしょう。しかし、K さん
> がお願いしたから我慢できたのだと思います。犬は、こうやって色々な
> ことが出来るようになっていきます。この積み重ねをするかしないかの
> 差は、3年後、5年後には、とても大きなものになります。
> いつも「きっと出来る!」と思い、なんでもやらせてみてください。

全てがすごく嬉しいお言葉です!
私がお願いしたからガマンしたなんて、なんて可愛いんでしょう。(親バカ
入ってます)
そうですね。色々やってみます。

> あまり混雑している場合は、犬が嫌いな人のことも考えて、車で待って
> もらったりした方がいいと思います。

そういうことも考えるようにしていきます。

> そして、オレンジ・ジュース事件も踏んだり蹴ったりですね。

全く今考えても恐ろしいです。
やっぱりあの時言い訳しておいた方が良かったかなあと時々思うん
ですけど・・・、よく行くお店名だけにねえ。

> ところで、この件の文章を「犬とゆく」に使わせていただいていい
> でしょうか?、とりあえず仮アップしました。URL は、以下の通り

もちろんOKです。そこの店員さんがこれを見てくれて、 N の誤解が
解ける事を祈って。

> ちなみに「ハイエナ」は、ご存知の通り、イヌ科の動物。

それは知りませんでした。

> そして、体が小さく身体能力が限られているので、他の肉食動物の
> 獲物を横取りしたりしますが、そんな体なので、家族の結束はとても
> 強いです。

そう考えると私に縁が深いというのは頷けるかも。

> 「これから運勢がよくなくなるけど、家族の支えがあれば大丈夫」と
> いうことなのではないでしょうか。

そう思う事にします。
家族を信頼して、支えてもらいましょう。家族の支えを必要とする私
というのも、新しい見方ですよね。
私が私がという考えを、少し引っ込めてみるのも、今の私には必要な
事なのかもしれません。

> 今回のメールをいただいて「 N ちゃんも、色々な意味で家族と
> いえるようになってきたな」と実感し、嬉しく思っています。

すごく嬉しいです。自分でも家族としての喜びを感じます。

今日はお散歩で T の通う小学校を通ると、丁度休み時間で
ブランコを横に揺らしている(危ないですね。)T とお友達が道
路側から見えました。
N を抱き上げ(塀が高かったので)T を呼ぶと、お友達と一緒
に金網越しに N に触ったりしてひと時の再開(大げさ?)を楽しみ
ました。
T は、学校から帰ると、「今日は学校で会ったな、 N !」と N
に話しかけていました。
ちっちゃな事なんですけど、こういうのっていいナと思いました。

T の一番の仲良し友達が去年の暮れに引っ越してしまい、その後
よく遊ぶ友達がまたできたのですが、その子は犬を怖がらない子でした。
先日は、ウチに遊びに来た時に N と一緒に少し遊んでくれました。
まだ様子見のような遊び方でしたが、ボールを転がしてみたり、ボール
を隠して探させるのに N と T について回ったり。
N と T の激しいどたばたにも、ひるむことなく楽しんでいたので
すごいなと思いました。かといって乱暴な事や無謀な事もしてこないんです。
またそうやって遊ぶ機会があれば、きっと楽しめるでしょう。


今回のHPアップ分もそのままどうぞ。
写真もOKです。
自由研究の分は、デジカメで写してよく取れていないのがそのままいい具
合に顔などが分からないようになってますね。

三寒四温。3月は季節の変わり目ですね。
そろそろ庭をいじりたくなってきました。
N は散歩中に口をあけてハアハアが増えてきました。日曜日のお散歩
では「 N が舌を横に出してるぞ。もうそんなに暑いのか?」と主人が面
白がってました。

早く暖かくなあれ。

・・・うーにーちゃんゴメンね。


03.03.17   RE:春はもうすぐ。        弓削

本格的に春らしくなってきましたね。あとは、桜が咲くのを
待つばかりですね。

私も花粉症みたいですが、今年はそれほどひどくありません。
ちょっと症状が出ると、うーにーのために買ってあるプロポリスを
飲むとひどくならないような気がします。


》ワンちゃんには花粉症ってあるんでしょうかね。

冬に鼻水たらしていたり、目をゴシゴシやっていたりすることは
ありますが、あれは風邪みたいなものだと思いますが、もしか
したら、冬の花の花粉症なのかもしれません。

N ちゃんが元気なのが何よりです。犬は自分でどこが調子悪いと
いえませんから、いつでも人間から見て完全に健康に見えるくらい
にしておきたいものです。
そして、6年生を破っての T 君のオセロ大会での優勝、おめでとう
ございます。今年は T 君の年かも!

》T は「みんなの前で(表彰されて)口の周りがむずむずした」と、変わ
》った喜び方をしていました。

なんだか分かるような気がします。


》今の段階では、 N には「マットの上で待たせる」ことを教えて行くことを
》続けようと思いますがそれで良いのでしょうか。

それでいいです。

》コマンドだけでなく、私たち(家族全体)の雰囲気で教えようとする事がで
》きるといいのかもしれないなんて思うんですが、どうでしょう?
》すごく漠然とした表現ですね。

それでいいのですが、まずはコマンドやってください。1ヶ月もやれば
特に意識しなくても N ちゃんは、マットの上で待ってくれると思います。
また、人間も無意識にコマンドを出しているかもしれません。

ただし、どんなことでも、犬は「これでいいの?」という意味で、
わざと違うこと(ここでは、マットの上から動くこと)をします。
そのときは、落ち着いてマットの上に誘導し、マットの上に戻ったら
よ〜く褒めてあげてください。


》私がテーブルの所でパソコンに向かうと、N は横になってお昼寝する
》んです。特に寝て待ってなさいと教えたわけではないけど、そうしてくれる
》のです。それまで周りでうろうろしてかまってほしそうにしていても、パソ
》コンに向かうとあきらめたって感じです。
》状況判断してますよね。 N 。

こういうことを幾つも人間が「教える」ということをしてください、
ということです。
「特に寝て待ってなさいと教えたわけではない」と書いていますが、
本当ですか?、K さんが思い込んでいることは「そういう言葉を
口にした覚えはない」「フセやヤスメのコマンドをだした覚えは
ない」ということではないでしょうか。「教える」ということは、
先に書いた「雰囲気」で行うものです。それのとても分かりやすい
こととして「コマンド」があったりします。
コマンドや誘導は「教えること」のほんの一部でしかないという
ことです。


》最近のお教室はCDUに向けての細かい動きの修正のようなトレー
》ニングになっています。 N を良く見てあげることがおろそかになって
》いましたね。

トレーニングは、人間が始めようと思った時に、犬に「始めよう」と
お願いして、犬が「はい、そうしましょう。では、コマンドを出して
(何らかのアプローチをして)ください。」と承諾してくれたときに
始まります。
これと同じことを細かく、各動作で(意識せずに)人も犬も行って
います。コミュニケーションのキャッチ・ボールです。相手がボールを
取る用意がないのに投げてはいけません。
こちらがボールを投げることだけを考えないように気をつけましょう。


》どうしても無視をしてもらえなくて、困り果てて、「いけない」でやめさ
》せようとした事がありました。
》で、一瞬吠えやんだので「よしよし」とほめました。すると、そのお客さ
》んが「おーすごい!御利巧だね」と言って感心しました。・・すると N
》はそれ以上吠えなくなりました。

もしかしたら、無視を「叱られている(それはいけないことだと
教えている)」とは感じずに「意地悪をされているだけ」と感じて
いるのかもしれませんね。
お客さんの態度を見て「私の存在を認めてくれたのね。それだけで
いいわ。」という感じなのかも。

現在、お客さんが来た時は、サークルの中だと思いますが、CDUの
お勉強をしているということは、基本的なコマンドは実行できると
思います。それならば、サークルに入れない方がいいかもしれません。
「私は、マナーを身につけたレディーよ。お客さんにどう接するべきか
知っているわ。こんな所に閉じ込めないで!」と言っているのかも
しれないからです。

お客様が来ても(サークルの外で)いい子にしていられるには、やはり
実地の練習も必要です。その一つが、食事中にマットの上に居るという
ことでもありますが、やはり、本当のお客さん来た時に少しづつ試して
みる必要があります。

人は犬を管理する責任があります。それと同時に、家族である以上、
多くのことを経験させてあげるべきであり、それは(家族としての)
管理する立場である者の責任ではないでしょうか。

私は「飼う」という言葉が好きではありません。「食を司る」つまり
「エサを与えておけばいい」と感じてならないのです。ですから
「犬と暮らす」という言葉を出来るだけ使うようにしています。
犬は共に暮らす生き物で、人間は管理する立場で、犬は管理されなけ
れば、この社会で生きゆくことは許されもしないのです。

犬が失敗すれば、それは人の責任になります。しかし、失敗しないで
成長はありません。犬を成長させたければ、その責任を負わなければ
ならないのです。また、その心があれば、より犬をよく見るようになり
ます。


ところで、以前「犬に喜怒哀楽を与えましょう」と書いたことがあると
思いますが出来ていますか。怒らせたり、哀しませたり出来ていますか。
人間も、喜んで楽しんでいるだけでは、虚しくなります。喜怒哀楽は
心のバランスです。


》 T が外から帰ってきた時には、よくマットに待たせていますが、
》今はリードが付いていなくても、興奮状態ですけど、待ってます。
》一応おやつは必ず持っています。

オヤツはどんどん無くしていきましょう。まずは、ギャンブル効果。
有るときもあるけど、無いときもある。人間はそれを悟られないように
努力してください。そして、それを楽しんでください。

ギャンブル効果を使うことにより、犬を(健全に)怒らせたり、哀しま
せたり出来ます。


》そうですね。その後、テラス席のあるマックを見つけ、そちらにも主人
》と2人で行きました。

ご主人はお忙しい方だと思いますが、付き合ってくれてありがたい
ですね。一人で行くのと二人で行くのでは大違いです。個人的には
飲食店に行く場合、人間は最低二人は必要だと思います。一人で
行くとトイレにも行けませんし、お勘定をするのに苦労することも
よくあります。

》マックでは、注文をとりにお店の中へ入らなければなりません。私が
》離れた時に吠えないかと心配でしたが、それは主人がいたからか
》大丈夫でした。

これも慣れです。きちんとコミュニケーションが出来る犬なら、
2〜3回やれば、理解してくれます。


ハンバーガーやさんのテラスの床には、食べこぼしよりもソースが
落ちて、その臭いが取れないことが多いのだと思います。うーにーも
落ち着かないことが時々あります。何もない床を舐めていた、なんて
こともありました。


》これから暖かくなってくれば、テラス席での食事も気持ちよくできるよう
》になりますね。

よろしければ「犬とゆく」にも情報を提供してください。
最近、近場のお店は行き尽くしてしまったようで、新規の開拓が
容易ではありません(笑)。


》今はチワワがブームのようですね。知り合いで、「今度はチワワが沢山
》捨てられるぞ」と嘆いていた人がいました。「え?」と思いましたけど、そ
》んな事になっちゃうんでしょうか・・。
(後略)

こんなことやこの後に書かれた(自称?)ブリーダーの話などは、
今始まったことではありません。今までは、多くの人の目につかない
ところでこのようなことが行われていましたが、インターネットが
普及した現在、里親さん探しの団体のHPなどを見ると、簡単に
このようなことが分かります。


》おやつなしでは無理かと心配で、使ったんですけど、家の中でやってみ
》たら、無しでも何とかなりました。

オヤツの引き上げも大事ですが、その過程で新しいコミュニケーション
の発見があるはずです。それはとても大事なことです。ギャンブル効果
を積極的に行い、オヤツの引き上げをしてみてください。

オヤツの引き上げをしたからといって、完全に使ってはいけない、と
いうことはありません。引き上げが出来れば、それ以降はオヤツの効果が
グンっとアップすることに気がつくでしょう。


最近、飲食店やショッピングセンターに N ちゃんを連れて行くように
なり、新たな課題も見えてきたと思います。それを解決するには、家や
近所でのトレーニングと実践の両方が必要になります。
そして何よりも N ちゃんが何を言っているのか、どんな精神状態なの
か、を読み取れる必要があります。これは、競技会用のトレーニング
でも必要になることです。

このようなことが「しつけ」だと思っています。このような「しつけ」
を積み重ね、色々な状況に対応できる犬になってゆきます。これは、
単純なコマンドのトレーニングとは別世界です。コマンドは、犬に
「あなたはこうしなさい」だけを教えればいいだけですが、しつけは
「こんな時は、こうするものなのよ」という、時に曖昧なニュアンス
まで伝えなければなりません。
K さんにはまだ実感がないかもしれませんが、これが出来るように
なったとき、犬の能力の高さが想像以上であることに気づくことで
しょう。


オレンジ・ジュースの件を「犬とゆく」に使うことを了承してくだ
さりありがとうございます。また、「Kさんと・・」もOKを出して
くださりありがとうございます。(オレンジ・ジュースは、メールを
いただいてすぐに公開いたしました。)
自由研究の写真も追々公開させていただきます。

今回チェックをお願いするのは2ページ。
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn34.htm
http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn35.htm

34 は、あまり量がないので、すぐに読めると思います。


》> ちなみに「ハイエナ」は、ご存知の通り、イヌ科の動物。

》それは知りませんでした。

ゴメンナサイ。ウソついちゃいました。ハイエナは独立した
「ハイエナ科」という科がありました。しかしもネコ科の近縁みたい
です。(頭蓋や首、脚と胴体とのバランスなどは、イヌ科に近いと
個人的に思っています。)

ハイエナというと一般的にライオンの獲物を横取りするブチハイエナ
を思い浮かべる人が多いと思いますが、彼らもしっかり狩りをする
こともあります。

》私が私がという考えを、少し引っ込めてみるのも、今の私には必要な
》事なのかもしれません。

ちなみに、ブチハイエナの群は、メス(お母さん達)が中心に形成
されます。体の大きさもメスの方が大きいです。(メスで体重 70kg
ぐらい。)これは、子育ての負担が大きいからだと考えられている
ようです。

以上は、ブチハイエナのことを書きましたが、他のハイエナの中には
全然習性の違うものいます。


日中のお散歩で、小学校にいた T 君と会ったことですが、

》ちっちゃな事なんですけど、こういうのっていいナと思いました。

私もそう思うし、大事なことだと思います。
そのときの N ちゃんの反応は、どうだったでしょうか。結構落ち
着いていたのではないでしょうか。

どんな小さなことでも、新しい体験をさせてあげてください。


一番の仲良し友達が引っ越してしまうとは、T 君も寂しいですね。
でも、また仲のいい友達ができてよかったですね。そして、その友達
が、 N ちゃんとも上手に遊べることが私は嬉しいです。
犬との付き合いというのは、お勉強だけで身に付くものとは思えま
せん。いい友達が出来ましたね。このことは、T 君だけではなく、
K 家全体にプラスになることでしょう。


》N は散歩中に口をあけてハアハアが増えてきました。日曜日のお散歩
》では「 N が舌を横に出してるぞ。もうそんなに暑いのか?」と主人が面
》白がってました。

私もちょっと心配です。どうしてしまったのでしょうか。
水を飲み忘れたのかな?
この季節に毎日やるようだったり、ぐったりすることが多かったり
するようでしたら、一度、獣医さんに相談した方がいいと思います。


さてさて、次で追いつきます。仮アップページにも書きましたが、
そろそろ(とりあえず?)終わりにするのがいいかと思います。
というわけで、メールのご返事は、今まで以上にのんびりで結構
です。(この季節、お母さん業が忙しいと思います。また、今まで
以上に N ちゃんと行動する時間が必要になってくると思うので
急ぎの用件がなければ、それらを優先させてあげてください。)


オヤツの引き上げは、犬の表情を的確に見るという意味でも重要です。
その結果、オヤツの効果がアップすることも、日常犬を連れて歩く人には
嬉しいことです。

色々な所へ連れてゆくようになると、絶え間なくオヤツをあげたり、
声で褒めたりすることは、それだけで周りに不快感を与えることが
あります。
オヤツの引き上げの先は、(言葉の通じない犬との)最低限の言葉
(それは落ち着いた口調で)と顔の表情(アイコンタクトは何も言わず
とも出来るはずです)で、褒めたり・叱ったり。

そんな状況でオヤツが出てきたら!!
きっと何でも言うことを聞いてしまうでしょう。


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