昨年uniさんから噂を聞いた謎のピザ屋さんです。

苦労してホームページを見つけたらまもなく浅間の噴火がありお店も閉店してしまいました。今年になってもお店は閉店していましたが８月になってチェックしたところ、７月から漸く土日営業を再開したとのことでした。

看板のところから林の中に点在する建物を 望む。一番奥の小さな小屋に 石窯がある。

お盆休みの日曜日、軽井沢は渋滞かなと思いつつ電話を入れると、簡単に１１時からの予約が取れたのでいってみることにしました。二度上峠の急カーブを何とか越えて、北軽井沢の交差点までは特に渋滞もなく、そこを過ぎて川を渡りややわかりにくい角を曲がりさらに南季の灯の看板に導かれて小道を進むと、林の奥にそれらしい建物が見えてきます。
駐車場は林の中に７〜８台は止められそうです。ちょうど直前に一組ゴールデンをつれたお客が到着したところで二組で奥の石窯のある小屋の２つのテーブルにそれぞれ案内されました。お店は幾つかのログハウスからなっていて、石窯のある小屋の他、母屋（ここで料理の下ごしらえをしている様子）のテラスに１テーブル、向かいの小ログハウスに２テーブルくらいあるようです。その他小さなドッグランとこれまた小さなログハウスのギャラリーがあります。犬連れは当然という感じで特に何も言われませんでした。お水や犬メニューはありません。

石窯でピザを焼いているところ

ここの売りはお客が自分でピザやナンを石窯で焼けるというところですが、今日のメニューではナンはなくて、ピザのセット（小サラダとドリンク付き）とパエリヤのセットが各1000円でした。当然ピザのセットを頼みましたが、想像していたようなピザを生地からこねてトッピングをして焼くという手間を掛けるわけではなくて、お店であらかじめ生地の下焼きをしてトッピングしたピザを最後にもう一焼きするところを、お店の方に手伝って貰いながらやるという簡略化したスタイルでした。
ピザは生地が薄目ですので一人１枚大体食べられるくらいの量です。特に凝ったトッピングがしてあるわけではありませんが、それでも石窯の熾き火の上にピザをのせて、あっという間に焼き上がるのを見てびっくりして、それをすぐに食べるというのはなかなか新鮮な趣がありました。自分で好みのトッピングを持ち込むと面白いかも知れません。


長い間閉まっていたせいか、ややこしい道の奥にあるせいか、あまり知られていない様子で、特にどんどんお客が来るという感じでもないので、食事の後ふくと周囲を散歩してあるいたり、隣の席のゴールデンに挨拶させたり、後から来たアメコカ３匹連れのお客さんのところに行ってみたりして、しばらく遊んでから帰りましたが、本当に商売として成り立つのかなあという感じの、のんびりまったりした妙な雰囲気が面白いお店でした。

どうも小滝テニスという貸しテニスコートのオーナーさんが半分趣味でやっているお店のようです。固定電話も小滝テニスのものです。