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ついに、ペンション うーにーに到着 |
北海道旅行記
1999
9月19日(日)
フェリーターミナル 〜
ペンション・うーにー
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雨が降るフェリーターミナル前、車の中で受付開始時間を待っている。受付開始の時間になると妻はすぐに受付を済ませ、私に必要な書類を渡す。妻はそのまま待合所で乗船を待ち、私はうーにーを乗せた車で待期所という車の待合所のような所に車を移動する。
うーにーは妻がいなくなってしまったので心配そうに窓の外を見ている。その寂しそうな眼差しは一昨日のキャンプ場の夜を思い出させる。今回の旅行はうーにーにしてみれば試練の旅行かも知れない。
2:40、乗船時間になった。車はバックで乗船しなければならない。うーにーはバックで走るのが苦手のようである。自宅の車庫入れ時のバックだけでも気持ち悪そうにする。ここでは50mくらい(もっとかも)バックで走らせる。走っている間、神妙な顔をしながら揺れているうーにーを見て、ちょっと心配になってきた。船が動き始める前からこんな感じでは、これからの約2時間が心配である。
心配したところで、船が動いている間は車の中にいてはいけないことになっているので、仕方なくうーにーを一人残し客室へ、。
毎度のことながら私は客室では寝ていた。
5時過ぎに到着予定だが少し早く目が覚めた。早速車へ戻ってみる。運良く船員さんに見つからず車を積んである所まで行くことができた、、と喜んだが、周りを見ると車の周りをウロウロしている人や車の中で寝ている人もいる。船が動いている間も車中にいてもいいようだ。
さて、うーにーとの再開。狂喜乱舞するかと思えば「あれ、来たの?」という感じで全く喜ばない。気持ちが悪いのかもしれないが心配して損な気分だ。とにかく船に慣れた、ということにしておこう。
ついに車で礼文島に上陸。
すぐに妻を車に乗せて島内を走る。初めに目を引いたのは、ターミナルの前で飼われているピレ君。この島では犬はあまり飼われていないということを聞いていたので驚いた。ちょっと運動が足りないような感じがした。散歩もままならないのだろうか。(この島は犬に対して特別な歴史があるときいている。)
まずは今回の目的地「ペンションう〜に〜」を探す。ちょっと分かりづらい所にあるが、道がいっぱいあるわけでもないので、すぐに見つかった。
※「ペンションう〜に〜」は大型犬NGである。今回は、名前が同じということで、無理をいって泊めていただけることになった。
チェックインの手続きを済ませ、荷物を部屋に運び込む。荷物が多いので何往復もした。荷物を運び終わった後に、うーにーにオシッコをさて玄関に入ると、ここの主である奥さんとそのお母さん、息子さんが出迎えてくれた。うーにーの足を拭いていると「こんな大きな犬が家の中にいるのは何か変な感じ」という声がした。
これくらいは東京でも口にする人はいくらでもいるので驚かなかった。これからこれ以上のことがあるのだろうな、とちょっと不安を感じる。
建物は鉄筋。階段や廊下は広く、オーナーご夫婦が画かれた絵(これが大きい)があちらこちらに飾ってあり、(私の感覚では)ペンションではない。内装もホテルのようだ。
部屋も広く使いやすい。床がフローリングだが、もしこれが絨毯ならばホテルの部屋と遜色はない。バストイレ付きでこれも比較的広い方だ。照明に間接照明を使ったり、部屋にも絵がかかっていたりする。
落ち着ける感じと、広くて使いやすい室内は、荷物の多い私達にとってはとても有難かった。うーにーのケージを置いても全く邪魔にならない広さは実に嬉しい。(205号室)
荷物の整理を終えると、ほどなく人間のご飯の時間(6時〜7時半)。食堂も天井が高く、内装も明るい。観葉植物をはじめ、置いてあるものもホテルを思わせる。
他にお客さんも少なく、オーナーから色々とお話を聞けた。
内装は知り合いのインテリアコーディネーターにお願いし、その方がロゴも含めて「う〜に〜」の提案をしてくれたという。悔しいことだが、我が家のうーにーの命名よりもこちらの方が先だった。
初めに提案されたロゴはムラサキ色だった。この島でウニといえばバフンウニのことであり、ムラサキウニはノナというのだそうだ。そこでロゴの色もオレンジ色に変えて今あるロゴが出来たのだそうだ。
「う〜に〜」という名前が珍しいためか、読めない(?)人もいるという。平仮名が読めない?、と不思議に思ったが、ある人は「うへにへ」、またある人は「うからにから」と読むらしい。その話は聞いてすぐに理解できなかったが、オーナーも同じで電話口で「もしもし、うへにへさんですか、」と初めて言われた時は、間違え電話かと思ったという。文字で書けば分かり易いが、言葉だけでは「?」と思ってしまう。
オーナーはとても親切で、私達が天気を気にすればすぐに調べてくれるし、その他観光のことについても色々と教えてくれた。
部屋に戻った人間は、うーにーの手入れとうーにーの排便散歩。それ以外はダラダラしていた。うーにーもだいぶ疲れているようで、ここに着いてからはほとんど寝ている。部屋が落ち着けるからかもしれない。
天気予報では明日は雨。うーにー、自分が疲れているからといって雨を降らすのはやめて欲しい。
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