農業大学校を突っ切る道に大きな看板（何故か大きくフリーマーケットと書かれている）があり、そこを進むと畑があったり、森の中になったりして、その後、奇妙な村のような一帯が出現する。（地獄の黙示録が頭をよぎったりした。）ここがカナディアンファームだ。

九月の中旬、現地では濃霧の肌寒い雨の日に利用。雨だったので店内のお店を探したが、平日だったのでやっていない店がほとんど。こちらはテラスではあるが、しっかりした屋根があるので雨に濡れる心配はない。ただ（人間は）寒さが辛かった。（うーにーは嬉しそうだった。）

一言でテラスといっても、幾つものエリアに分かれている。店内の席数は分からないが、全ての席数を合わせたら確実に１００は超える。いや、テラス席だけでも超えるのではないだろうか。森の中の大きな店だ。（村？）

他の店を探していたこともあり、時間が遅くなってしまった。入店が二時ごろ。席に案内されてメニューを見て、ちょっとビックリ。ランチのセットが2,000円前後。サラダとスープは付いているが、飲み物は別。

私は、チキンバーベキューローストのセット（2,400円）、女房は、炉焼きハンバーグ（2,300円）、二人とも 250円を追加してコーヒーも頼んだ。

メニューにも「ご注文を頂いてから作っており・・・・お時間が多少掛かってしまうことも・・・」と書かれているが、確かに「他にほどんお客がいないのに待たされるな〜」と感じた。でも、注文もらってから料理を作ったらこれくらいかかるのは当然かも、という範囲。
ただ私は寒かった・・・・（うーにーは嬉しそうだった）。

まずパンがバスケットに入って出てくる。「パンだけ出てきてもな〜」と味見した後、パンを眺めながらしばらく待つ。そして、スープとサラダが出てくる。皿は普通の大きさ。小さな皿ではない。しっかり量がある。それらを食べ終わり、しばらく待つとメインの皿が出てくる。大きい。付け合せもしっかり付いている。量も「ダイナミック」という言葉が似合いそうな感じ。味も悪くない。「結構量あるな〜」と感じた割には、食後に胃がもたれることもなく、「まだ食べることが出来るな」と思った。

待っている間、店内（というか村内？）をよく見てみると、怪しい人形のオブジェやハンモックなどに混じって、肉や魚がぶら下がっている。ほとんどのものがカビまみれで美味しそう。
この店は燻製も有名らしい。お店を出た後、インターネットでここのご主人のことを調べてみた。なかなか楽しそうな人である。お店（村？）の雰囲気、お料理などなど色々と納得。

大きなお店だし、外の席数も多いので、大人数での利用も可能。
観光地価格だが、豪快に食べて飲んで・・・という人にもいいかも。
オフシーズンでもやっているのは嬉しい。