おばまへの道
は長年連れ添った犬を 2010年10月に失い、途方に暮れた日々を過ごしていました。
その数か月後、 2011年3月、あの大地震。
翌4月から始めた大地震後のボランティアを通して、たくさんの人と知り合いました。
2014年の初め頃、その中の一人が「春花祭に三春シェルターを紹介するテントを出すので、手伝ってくれない?」と、声をかけてくれました。

今日(2015年5月3日)、春花祭のテントに来てくださった方は、もう三春シェルターのことをご存知でしょう。福島県の三春町にある被災動物(犬と猫)を預かる施設です。

私が手伝うことになった昨年(2014年)の春花祭では、三春シェルターで新しい飼い主を待っている犬や猫を紹介しました。百匹近くの犬と猫の写真とプロフィールを、A4の紙に2匹づつプリントして、展示。1頭当たりの情報量は限られていた。

そこで初めて、オバマ(当時はカタカナでした)くんの写真を見ました。気になった。オバマくんだけが気になった。
一昨年(2013年)の暮れに、我が家でそこそこ長生きしてくれた猫も逝ってしまい、私は寂しかったのかもしれません。
でもなぜか、オバマくんだけが気になったのです。

私はそれまで、三春シェルターに行ったことがありませんでした。
が、その後数回三春に通い、実際にオバマくんに会い、引き取る決意が固まります。
昨年2014年7月、オバマくんは「おばま」になり、我が家にやって来ました。

  目次  


 
 
(補足)
   ・ 私って?
    これを書いている私の自己紹介
 
   ・ 大地震後のボランティア
    何気なくボランティア