タイの思い出  その1

2002.08  Kimmy さん より


国内 海外 お絵描き


私は現地の人しか行かないマーケットに入り浸っていました。
そこのニオイや人々のやり取りがとても興味深かったからです。
いつものように私はマーケットに行きました。
「あらコンジープン(日本人)のオネーチャン!この果物美味しいよ
食べてみる?」と言われ「お金ないし、沢山は買えないよ」と言っても
果物屋さんのオバチャンはコンジープンのオネーチャンが面白かったのでしょうか?
「マイペンライ」を繰り返し私に果物を勧めてくれました。
「えぇ〜いマイペンライかぁ〜ではマイペンラ〜イぢゃ〜」とその果物に手を
伸ばそうと一歩踏み出した時、私はそこで寝ていた犬を踏んでしまいました。
(だっているなんて気づかなかったんですもの・・・)
「ワン!」と文句を言う犬に(そりゃそうだ)
「ごめんよごめんよ。悪かったよ。」と詫びる事しきり・・・
犬は「わかりゃあいいんだよ」とでも言いたげな表情で再び
寝に入りました。
後にその話を知り合いにしたら「咬まれなくて良かったねぇ〜」
・・・そうです。そうなんです。血清がある病院なんて当時
その島にあったかなぁ〜
今思い出すとちょっとヒヤっとします。
ヨダレダラダラ〜と〜ってもヤバヤバ状態の犬でなくても犬は
その辺にいるのです。
今はどうなっているんでしょうね。

因みにオバチャンから頂いた果物はとっても美味しかったです。


(追記:この話を聞いた夫は、
     「良かったね。僕達逢えなかったかもしれないね・・・」
     はい。確かにそうです。本当に何事もなくて良かったです。)

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