北海道旅行記    1999

砂利に顔をスリスリうーにーの行動が理解不能なメイちゃん

    9月23日(木)

美瑛
(ペンションひこうき雲)
       〜 清水町

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6:30、起床。昨夜「あまり早い時間に散歩に行くと、メイちゃんが吠えて他のお客さんの迷惑になるから、あまり早く行かないで欲しい。」と言われていたので先に起きた妻もまだ散歩に出ていない。
7時近くになり散歩に行こうとしたら、ここの娘達さん達がうーにーの散歩を待っていた。メイちゃんを連れて一緒に散歩へ行くためだ。

昨日と同じ牧草地に行こうということになったが、娘さん達の道案内は私達が通った道とは違う道を選んだ。今朝の道はジャガイモ畑の横を通って、昨日の斜面の上に出る。
メイちゃんはうーにーと遊びたいらしくて、二人の娘さんが持つリードをグイグイ引っ張り、うーにーに近づこうとする。彼女達は引っ張られることには慣れているようだ。
ジャガイモ畑の横の道(私達が通っている道)には、親指の先くらいのジャガイモがいっぱい落ちている。また、こぶし大の石を集め山になっている所があるのだが、ここにもこぶし大のジャガイモが混じっていた。人間が見ても美味しそうに見えるジャガイモを、うーにーが無視できるわけもない。拾い食いをしたくてたまらない様子だ。

力ずくで拾い食いを抑え、やっと牧草地に着いたら2頭を放す。遊び方は、うーにーが逃げて、メイちゃんがそれを追うというもの。時々、娘さん達が犬たちの遊びに加わらずに、スワレやフセのコマンドを出していたが、当然聞く耳持たずだ。
現在メイちゃんは外飼いだが、人間の家族と同じ場所で暮らし人間がもう少し勉強すれば、お互いに良い生活になると思うが、ペンションという仕事上、無理なのかもしれない。

これは食堂からの景色

ペンションに戻る時、カメラを持ってこなかったことを後悔した。朝焼けの残る山々から雲がこぼれ落ちるように流れている。その麓には美瑛の景色が。この景色を撮ることができないのは残念だ。
そんな景色とは対照的にうーにーは牧草地で濡れて汚くなったので、散歩から戻ってきたら車の中へ。朝ご飯も車の中。うーにーにとってご飯を食べる場所はどこでも構わない。

出発前に、メイちゃんも一緒に


7時半から、人間の食事。朝食も簡単なもので30分で食べてしまった。食後は部屋の掃除と荷物の運び出し。階段が狭いので荷物の運び出しが大変である。(部屋には洗面はないが2階の廊下にあったのは助かった。)部屋を掃除してみると毛はあまりなかった。一泊でしかもうーにーは疲れてほとんど動かなかったからだろう。

掃除の後、部屋をチェックしてもらってチェックアウト。そして、お庭でオーナー夫婦とうーにーとメイちゃんを含めて犬の話しを色々とした。気がついたらもう9時半、もう出発しなくては、。今夜は室蘭から船に乗る。その前にうーにーを少しは遊ばせてあげたい。また、途中で人と会う約束もしている。今日も時間的に余裕がないのである。




まずは、ペンションから近い新区画公園へ行ってみた。(ここは奥さんに教えてもらった。)きれいな芝生にフィールド・アスレチックがある静かな公園だ。平日の午前中ということもあり他には誰もいない。うーにーはフリスビーをし、人間はアスレッチクで遊んだ。完全貸切状態だ。公園の裏からは美しい美瑛の景色が広がっている。もちろん写真におさめた。

10:00、新区画公園を出発。
10:20、少し離れたインフォメーションセンターという所に着いた。
ここも奥さんのお勧めだが、駐車場に入ると「犬等ペットの立ち入りは、ご遠慮願います。」という立て札があちらこちらに立てられているのを見て、駐車場内を一周してすぐに出てきてしまった。うーにーの遊びが少ない気もするが時間に余裕もないので、昼食予定地の富良野に向けて出発。

10:45、上富良野の市街地でガソリンを入れる。(487km、31.6リットル×94円。なんと15.4km/リットル。)

11:20、昼食をとろうと予定している富良野駅近くの「くまげら」という店の前に着く。開店が11:30なので、それまで私は駅前にグレ電を探しに行く。駅前には3つものグレ電が並んでいて、ちょっと気が抜けた。今までグレ電探しに苦労していたのに、ここには3つも。もしかしたら北の方でも駅前をよく探せばあったのかもしれないが、道を走っていて見たことがなかった。
グレ電に向かってそんなことを考えていたら、周りの雰囲気が違うことに気がついた。公衆電話が3つ並んでいるだけでも珍しいが、それだけではない。今まで走ってきた北海道の雰囲気とは違う。若い人が多い。しかし礼文で歌って踊っていた人達とは別な雰囲気だ。東京の若者の雰囲気である。タクシーが並んでいる。ロータリーが広い。駅の近くには綺麗な芝生の公園(?)がある。東京に住んでいる私にしてみればとても慣れ親しんだ雰囲気だ。

グレ電があることを確認したらすぐに車に戻り、開店と同時に入店。頼んだものはガイドなどに載っていた「牛さしみ丼」。これを二人とも頼んだ。それと「チーズ豆腐」というものを頼んだ。確かに美味しいが「牛さしみ丼」が1,900円は高すぎる気がする。(のっている牛さしみが小さく、少ない。)チーズ豆腐(500円)との合計額4,300円。北海道の昼食としては奮発した気がする。私達は11:50にお店を出たが、平日でもお客さんは入っていた。観光客風や地元の人がお客さんを連れて来ている感じの人達ばかりだ。

店の駐車場に車を停めたまま、私はパソ通へ。相変わらずパソ通ソフトの調子が悪い。メールが送れないが悪戦苦闘で30分も経ってしまったので諦めた。その間、妻とうーにーは芝生の公園で一休み。


車に戻り、Rさんに電話をする。Rさんとは通信上で4年くらいの付き合いになる。RさんはP君(黒ラブ、5歳、オス、去勢済み)を家族としてもつ家庭の奥さんだ。P君は子犬の頃から股関節形成不全と診断され、当時日本では珍しい全置換手術を受けている。骨が充分でなかったこともあり、手術は成功といい難い結果となってしまったらしい。
P君が初めての手術を受けていた頃、うーにーは股関節形成不全の可能性ありと獣医さんから宣告されていた。私なりに勉強をしようと思ったのだが、なかなか情報が集まらない。集まるのはマスコミで書かれている机上の話ばかり。実際にどのように付き合えばいいのかが書かれているものが少なかった。
そんなことでイライラしている時にRさんと通信上で知り合った。Rさんは股関節が弱い犬を家族としてもつ先輩というだけではなく、犬に限らず動物のことに関しては非常に詳しく、専門的な話を日常の生活上どのように理解すればいいのか考える上で役に立つヒントをいっぱい与えていただいた。

電話で2時に清水町の文化センターという所で待ち合わせることになった。
12:30 富良野を出発。





清水町には 1:40 頃着いたが文化センターがどこか分からず、町内を車でウロウロ。交番を見つけたので入っていくと誰もいない。(無用心な交番に思えるのは東京の感覚?)仕方なくコンビニで雑誌を買って店員さんに聞いてやっと分かった。
文化センターにはちょうど 2:00頃着いた。すでにRさんは待っていた。


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