体中で解放の喜びを表す

北海道旅行記  1999
    9月18日(土)

小平町望洋台キャンプ場
   〜 稚内 たこしゃぶ車屋源氏

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後部座席で缶詰状態

5時半起床。何も敷いていない二段ベッドに寝袋ではゆっくり眠れない。今朝は涼しいというより寒い。この部屋には暖房も無いので朝はゆっくり眠る気にもなれない。
昨日コンビニで買った食料を食べ、車の中のうーにーに食事を与える。そして今まで着ていた衣類やここで使った寝袋を自宅に送り返すための荷造りする。車が小さいので出来るだけ荷物は減らしたい。荷物は昨日食料を買ったコンビニから送り返すことにした。

荷造り後、部屋の掃除。素泊まりなのでゴミのほとんどはコンビニで買った食料の包装や容器だが、分別が細かく戸惑った。(入場時に説明書とゴミ袋をくれる。説明書には細かくゴミの分類や書かれていた。)ゴミを所定の場所に捨て、受付が開く7時にチェックアウトを済ませた。早くうーにーに排便をさせてあげたかった。
妻がチェックアウトの手続きを済ませている間、私は車の中で待っていた。うーにーを一人にするのが可哀想に思えたからだ。車の中で待っていると、リスが木に登っているのが間近に見える。もし、犬のOKにしたらこんな光景は見れないのかもしれない。うーにーには捕まえることも、まともに追いかけることも出来ないが、それが出来る犬がいるのだから仕方がない。

昨日の朝までは涼しいという感じだったが今朝は寒い。このキャンプ場は海沿いの高台にあるからだろうか。(ちなみにこのキャンプ場からの景色はとてもいいが、私達は明るい時間をほとんど過ごさなかったので、それを楽しむことは出来なかった。)


   いじけなくてよかった、、

キャンプ場を出るとすぐにうーにーにトイレをさせてあげた。ここではそれだけにし、コンビニへ向かい荷物を送る。
その後、キャンプ場の下の方にある砂浜でうーにーを遊ばせる。随分と元気だ。車の中に入れられていたストレスからだろうか。ひねくれないでいてくれてよかった、と胸を撫で下ろした人間達であった。
そして、今日もドライブの一日が始まる。とにかく232号線を北上だ。


8:20、羽幌で電話局を見つける。予想通りグレ電があった。早速パソ通をしようと思ったが一番近いアクセスポイントが分からず、旭川に指定したら凄い勢いでテレカの度数が減っていった。北海道はインターネットの普及率が低いのだろうか?(Niftyだけ?)




8:45、初山別天文台岬公園着。きれいな芝生が広がる見ているだけでも気持ちがいい公園だ。遠くには大きな風車(発電用)が幾つも見える。景色も最高!、犬を遊ばせるのにも最高!(芝生を傷めないように注意しながら遊ぶ。)妻は富山以来の電気自動車遊びをして大満足。それについてまわるうーにーの行動を見ているのも面白い。うーにーも大人になったのか、時々私の元にきて怪訝な表情を見せる。「あの人、あんなことしていますよ、」と言っているかのようだ。それとも「あのぅ、私もできないかしら?」なんて言っているのかも、。
電気自動車以外にも人間が遊べる施設が幾つかある。すごく長いすべり台もパターゴルフも、ゴーカートも、ホテルと思われる大きな建物も。温泉のためと思われるボーリングもやっている。

この公園の一部はキャンプ場になっているので、何人かのキャンパーの姿も見たが遊びの施設はガラガラ。季節はずれで時間もちょっと早いからだろうか。とにかく人出はほとんどない。それでも10時なになるとレストランが開いたので、私達はアイスクリームを食べた。その時うーにーは一緒だったかって?、残念ながら車の中で待ってもらいました。「手作りアイス」というのぼりに誘われて食べたアイスクリームの味は、私には工場で作られたものとの違いは分かりませんでした、、。

出発前にトイレに寄ってビックリ! 入口は自動ドア、これが開くと同時に音楽が流れる。(何かが違うような気がする、、)とにかくとてもきれいで眺めのいい公園だ。
出発したのは10:25。予定以上に遊んでしまった。(今日は余裕のある予定を組んであるので大丈夫だと思う。)




再び国道を北上。早い車が後ろからやってきたので抜かさせ、その車に着いて行こうと思ったら、あまりの速さに着いていけなかった。着いて行くのを諦めるまでの間、我が家の車の限界に近い速度で走っていた時のことである。とにかく前の車を追うことで周りの風景が見えなくなっていた。そんな時、助手席の妻が「あ、おまわりさん!」と指差した。確かに道から少し外れた所にパトカーが止まっていた。シマッタ、と思った時はすでにパトカーの真前を通り過ぎていた。しかしパトカーは動かず。
どうも飾りのパトカーだったようだ。(ほっ、)

 
11:00、鏡沼海浜公園着。まず目にしたのは自衛隊の方々。大勢いるのでちょっと恐い。
沼は寄生虫が恐いので用心して歩いた。海に出てみたが、海への道は大きなトラックが通るのでのんびり歩いていられない。砂浜に着くと遠くで野焼きのようなことをやっていた。あれは何だったのだろうか。
この公園では、恐い思いや不思議な光景を目にしたりしたが、1つだけほっとしたこがある。この公園に犬を連れて来ている人がいたことだ。観光地に犬を連れてくる人は、北海道に入って初めて見た気がする。


1時間ほど公園でブラブラし、再び北上。この先は国道ではなく海沿いの道を走る。
すぐに、どこまでも真っ直ぐな道になった。これが北海道か、と思うような道である。他に車もほとんどいないし見通しもいいので、いつものように120kmくらいでとばしていた。対抗車線、遥か前方にワンボックスカーが見えた。この車も私達と同じくらいのスピードを出しているようだった。お互いが近づいてきて 300mくらいになった時、この車が減速し始めた。何も無い原野の真中でだ。不思議に思った次の瞬間目にしたものは、その車の後ろにいたパトカーだ。「可哀想に捕まったんだな、」と思ったら、パトカーはその車を抜いてこちらに向かってくる。すかさず減速したが間に合わず。冷汗をかいてしまったが、私達の車の横を凄いスピードで通り抜けて行った。何だがよく分からなかったが何事もなくすんだ。





この道をひたすら走り、稚内市内のタコしゃぶやさん(郷土料理 車屋源氏)に入る。(12:50)
タコしゃぶは稚内の名物らしい。ちなみに食べたものは、たこしゃぶ、八角のるいべ、とろろそば。タコしゃぶは感動するほど美味しいものではない。ミズダコの太い足を薄くスライスし、それを凍らしたものだ。これを昆布と野菜で煮たてた鍋に軽くいれて食べる。(二人で食べて6,090円。)


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