|
![]() |
本当に黄金の光 |
5:20、夕日の名所、黄金岬に着く。まずは展望台に登って写真を撮る。(それだけで展望台から降りてきた。)今度は海辺に下りて写真を何枚も撮った。他にも夕日の写真を撮りにきている人が何人もいた。とても有名な所なのだろう。
![]() 一人、勝手にドタドタ階段を 降りていく うーにー ![]() 久しぶりに車から降り、浜へ 降りられると分かったら、目 つきが変わった。 |
ここの海は気持ちが悪いくらい暖かい。それと関係があるか分からないが、うーにーは波を恐がっていた。
日没は 5:40くらい。太陽が着水してから、完全に水没するまでの時間が短くて驚いた。最近日没をゆっくり見ることがなかったので「こんなに速かったかな、」と、あっけにとられてしまった。
駐車場に戻ると、一人で勝手に散歩をしている犬がいた。排便のための一人散歩のようだ。この犬、うーにーがオシッコをした所を念入りに嗅いでいたが上からオシッコをかけることはしなかった。とっておきたかったのか?
予定では羽幌くらいまで夕日を見に行こうと思っていた。Nifty
で知り合った方から「羽幌で見る夕日はいいですよ〜」と情報をいただいていたからだ。しかし、とても間に合いそうになかったので、ここで日没を見ることになった。羽幌の夕日が見れなかったのは残念だけど、ここの夕日もなかなか良い。
今日の泊まりはキャンプ場(小平町望洋台キャンプ場)のバンガロー。食事は自分で調達しなければならない。お店がそれほどあるところでもないので、今晩の晩ご飯と明日の朝食を近くのコンビニで買う。(なんだか虚しいが他に開いている店もほとんどないようだ。探している時間もない。)
6:30過ぎ、キャンプ場着。受付のお兄さんはテレビで日本対韓国を見ていた。説明もちょっと上の空という感じでバンガローの位置を説明するのを忘れたくらいだ。しかし、ペットに関する説明の時だけは妻を睨み付けるように(それまでは視線がチラチラテレビにいっているのが分かったが、この時だけは妻を凝視していた。)「車から出さないで下さい」と釘を刺される様に言われた。
![]() |
バンガローと駐車スペース (明朝、撮影) |
バンガローを確認して、すぐにキャンプ場の下にある温泉(ゆったり館)に妻を送っていった。ここのキャンプ場は門限があり、それを過ぎると車の出入りが出来なくなる。そのためにすぐに温泉へ行くことになった。
妻が温泉に入っている間、私とうーにーは温泉の周りを散歩。温泉といっても、温泉街ではなく、周りには工場や公園しか見当たらない。ゆったり館は現代的な大きな明るい建物だ。そんな建物がとても寂しい所に建っている。
そんな所を散歩していると私も不安になる。広場を見つけたが真っ暗で遊ぶことは出来なかった。空を見ると星が見えたので、より暗いところを求めてブラブラ歩いた。温泉の建物から離れようとするとうーにーは四肢を踏ん張って嫌がるが無理矢理暗い所へ連れて行った。月は半月で明るい。そのため満天の星というわけにはいかなかったが、そこそこには見れた。さらに暗いところを求めて、とぼとぼと歩いていたら波打ち際まで来てしまった。迫力ある波で恐いくらいだ。
うーにーは妻がいなくてオロオロしている上に、こんなものまで見せて聞かせて不安がらせた様だ。悪いことをしてしまった。さらに今夜は一人で車に寝てもらうことも考えると尚更だ。
妻と待ち合わせした時間が近づいてきたので車に戻る。車中で、温泉の建物から妻が出てくるのを二人で待つ。うーにーは落ち着いてはいるが、建物の中で人影が動くたびに首を長く伸ばし一生懸命見ようとしている。耳も持ち上がっている。10分ほど車中で待っていたら妻が出てきたので早速ひろって、門限の8時までにはバンガローに戻った。
![]() |
両側に二段ベッドがある。 ロフト、簡単な洗面もあった。 |
バンガローに着くと、どこの宿でも行うように荷物を部屋に運び込む。唯一違うのは最後にうーにーを連れて行かないこと。
少し落ち着いたところで、うーにーにご飯をあげる。もちろん車の中で、。その後人間もご飯を食べる。ご飯といってもコンビニで買った、オニギリやパンである。
このバンガローにはトイレは付いていない。キャンプ場の公衆便所のような所(バンガローから100mくらい離れている)を使う。うーにーにご飯をあげてから1時間ほどしてから私と妻はトイレに行った。その時、車を見たら、うーにーのとても不安そうな顔が見えた。我慢してくれ!
![]() |
ウサギが跳ねていた芝生のサイト。 左手方向にまだまだ広がっている。 (明朝、撮影) |
旅行記を書き終えて深夜トイレに行くと、ほとんど利用者がいないキャンプサイトでウサギが一羽跳ねているのを見た。キャンプ場の明かりに照らし出された綺麗な芝生のサイトにウサギが一羽、飛び跳ねたり、立ち止まったり、絵本の中の世界のようだ。こんなこともあって犬禁止なのだろうか。うーにーに捕まるウサギなんていないのに、。空を見上げると星がいっぱいだ。月はもう何処かへいってしまっている。
トイレからの帰り、車をチラッと見ると、うーにーがこちらをジーっと見ているようなので近寄ってよく見ると、うーにーは私と目を合わせない。唇が少し震えている。叱られた子供のようだ。
車から離れバンガローのドアに手を掛けたとき、ふと振り返って見ると、こちらをジーっと見ているうーにーの姿があった。ちゃんと寝てくれるか心配である。