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ドッグ・ラン前の看板 |
駐車場から階段を上ると、きれいに整備された芝生があり、そこにドッグ・ランの看板がある。柵に囲われているわけでもないので「ここでノーリードにしていいの?」と悩みながら、よくよく看板を見たら矢印があった。その先を見ると斜面の放牧場がある。そこの一角がドッグ・ランということになっている。こちらにも看板があり、こちらはちゃんと柵で囲われている。入り口にはウンチ用のゴミ箱やアジリティーのハードルまで用意されていて、なかなか良さそうだ。
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ウンチ専用ごみ箱にもセンスを感じる 手前はハードルのバー |
しかし、いざ入ってみると何種類かのウンチが落ちている。ヤギや羊のものと思われるもの、犬のものと思われるもの、その他のものもあった。旅行前に寄生虫のことを聞いていたので、恐くなって遊ぶのをやめてしまった。(うーにー遊べず。)
観光施設を軽く一回り見て宿泊施設へと移動。
受付と泊まる所は建物が別になっている。受付を済ませ、荷物を部屋に運び込み、最後にうーにーを連れて建物に入ろうとした時、遊歩道を見つけた。(見つけなければ、うーにーはこのまま部屋へ連れこまれるところだった。)
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ちょっとした山歩き気分 を味わえる |
早速うーにーを連れて3人で歩いてみた。山の中にマクラギで作った道がある。これを作るのは重労働だったに違いない。馬でも使ったのだろうか。ちょっとした山歩き気分で、うーにーも少しは楽しんだようだが、300mくらい歩いたところで道が荒れていて引き返してきた。うーにーはまだまだ運動が足らないようだ。
駐車場近くの広い芝生で少し遊ばせようと思ったが、ちょうど犬連れの他のお客さん(車から降ろしていきなりノーリードにしているので、その犬はちょっと興奮気味だった)が見えたので(こちらもノーリードだったので、)リードを着けてとりあえず部屋に入った。
部屋は狭い。ケージと荷物の配置に頭を悩ませなければならない。一人、一泊二食付きで3,500円なので当然といえば当然。室内の配置を決め終えて施設の案内を読んでみると、5~6時に観光施設の方に牧羊犬が出てくると書いてあるので見に行くことにした。
行ってみると、羊はご飯の時間、リャマは放牧へ、馬もどこかへ帰って行った。他にお客さんは誰もいない。牧羊犬は繋がれている。ボーダーにグレーハウンドの血が入ったような犬だ。
誰もいない静かな夕方の観光施設。妻は羊にエサをあげた。100円で買うヤツである。羊はもう羊舎の中だったので、私はうーにーと一緒に外で待っていた。出てきた妻の話では、エサを持って柵に近づくと、大きな羊が近づいてきて、他の、特に仔羊が妻に近づこうとすると体当たりしてまで阻止したという。羊の世界も大変である。
施設の奥を見ると、馬が一頭だけ残っていた。こいつはとてもフレンドリーで可愛い。こいつにはエサはあげなかったが、フレンドリーというよりエサがもらえるものだと思っていたらしい。
お客さんも施設の人の姿も見えなかったので(悪いとは思いつつ)うーにーを、ドッグランだと勘違いした所で遊ばせることにした。(ドッグランはウンチが怖い。)フリスビーを5,6回やって、それで終わりにした。
この位置から宿を見ると、その向こうに海が見えて、今日はモコモコ雲が出ていてそれに夕日があたって綺麗だ。宿の向こうには海も見える。
部屋に戻るともうすぐ6時、人間のご飯の時間。うーにーをケージに入れてご飯を与える。人間のご飯は受付した建物。そちらに移動。
食事はコース形式で「どうやったら、これだけのことをして3,500円で出来るのだろう?」と不思議に思ってしまう。安く仕上げているところもあるが、魚料理とステーキもあった。ライスにはイクラをかけるサービス付き。(お寿司屋さんのものに比べたら明らかにしぼんでいたが、イクラはイクラだ。)
デザートは葡萄とイチジクのような果物(プラム?)。私のものと妻のものは見た目はソックリなのだが、どちらの果物も妻のものの方が甘くて美味しい。イチジク似のものにいたっては皮をむくと色まで違う。私のは皮をむくのも苦労し、出てきた身の色はキューイのような緑だった。どうも熟れていないようだ。妻のものはオレンジ。多分、男性は甘いものが苦手だと思っての心遣いだったのだろう。(とにかく3,500円なので、充分に満足である。)
部屋に戻り、私は旅行記書き、妻はうーにーをお手入れや明日の予約の確認など。10時くらいにうーにーのオシッコヘ行く。
お風呂は1つしかなく、時間を区切って男風呂・女風呂として使っている。私は最後に入ったが、追い炊きが出来なので、ぬるくてたまらなかった。
お風呂から部屋に戻ってさらにこの旅行記書きをしていると、うーにーがムックと立ち上がり私の顔を見、そしてケージの入り口を見る。「いいよ、ハウスして、」というと再度私の顔を見て、ケージの中に入っていった。
只今、午前0時半。
オヤスミナサイ