旅館の板の間に設置したケージで休む
ストーブもあったが、扇風機もあった



北海道旅行記  1999
    9月15日(水)

     函館 〜 鹿部:旅館鹿部

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車の中で下船を待つ3人。
第一回目の船は乗り心地もよく、接岸の音に驚いていたがそれほど負担がかからなかったようだ。初乗船から船が嫌いになったらどうしよう、と心配したが何事もなくクリア出来た。
船底の蓋(?)が開き、いざ下船。ついに北海道上陸。カーナビを見ると青森の港の地図が表示されたままだ。このままだったらどうしようと思ったが、ターミナルの中を少し走ったら函館の地図が表示された。



車を停めて、この旅行のきっかけを作ってくれたVIVIANさんに電話をし、久保田牧場で会う約束をした。しかし我が家のカーナビは、この牧場を知らないという。仕方が無いので地図を見ながら進んだら比較的簡単に見つけることが出来た。

牧場に到着。後ろにヤギや子牛が見える

3時頃、牧場に着くとすでにご夫婦は待っていた。私達とは違い、お洒落なご夫婦である。特に旦那さんはモデルといっても信じるくらいの人だ。
私達が着くとすぐに駐車場で犬の話で盛り上がる。今日はレオ君がいないのは残念だ。話が落ち着いたところで、駐車場脇にいたヤギや子牛をうーにーにちょっと見せる。しかしあまり興味を示さなかった。

この牧場は、チーズとアイスクリームが美味しいというので人間はアイスクリームを食べようということになった。ここのアイスクリームは変り種があって面白い。アイスを買い終えるとVIVIANさんはお店の中に入って行った。そしてうーにーを店内に入れる許可をもらってきてくれたのだ。9月中旬、北海道では3時を過ぎたくらいでも涼しくなってくる。また旅の疲れもあるので、室内で椅子に座って食べることが出来るのはありがたかった。店内の床はコンクリートの土間のような造りで、床にはアイスクリームの匂いが点在するらしく、うーにーは落ち着いていられない。

    牧場の裏
    フリスビーよりも可愛がられたいうーにー

パソ通上では、うーにーはとってもしつけが出来た犬に思えるようだが、VIVIANさんご夫婦に立派なしつけなんて出来ていないことがバレてしまった。「訓練に時間を使うなら、犬とのコミュニケーション作りに時間を使った方がいいと思っているのです。こういう時も拒食やフセのコマンドを一生懸命実行させるのではなく、床を舐めてはいけないよ、とか、ウロウロしないの!、と子供に話すように出来たらいいな、と思うんです。」などと言い訳をタラタラ。


アイスを食べた後は、裏の牧草地へ行き、うーにーに少し運動をさせることにした。フリスビーをするが、上手く投げれないのでうーにーはほとんど取ることが出来ない。牧草地では海の話で盛り上がった。北海道の海はもちろんのこと、小笠原や沖縄の海の話で盛り上がり、時間があっという間に過ぎて風が冷たくなってきた。旅館のチェックインの時間もあるので、まだ4時半だが旅館へ向かうことにした。

二人に北海道の情報をたっぷりと教えていただき、さらに鹿部の旅館倉敷の前まで先導していただいた。お陰で道に迷うことなく、5時には旅館に着くことが出来た。





うーにーの居場所(お疲れの様子)

旅館に着くと、まずうーにーの荷物を広げる。ケージやマットなどを広げ、うーにーがくつろげるようにする。畳の部屋なので勝手にウロウロされては困るからだ。それが終わると妻はお風呂へ、私はメールのご返事書きなどをする。うーにーはただただゴロゴロ。


食事は6時半。うーにーにもご飯を食べさせてケージの中へ。旅館の場合、食事が部屋で取れるのは犬連れにとって落ち着けるのでいい。でもうーにーは人間がいない方が落ち着いて寝ていられるのかもしれない。

  何種類もの魚の料理
  お櫃には山のようにご飯が入っていた
  完食できなかったのは、食前にビール
  を口にしたのが敗因か?

私は食事を残すのが嫌いだが、今回は食べきることは出来なかった。未練を残しながら食事を下げてもらうことに、。
(多くの魚料理に混じってカツがあったが、これに大根おろしを着けて食べるのは珍しい。)

食事を下げるとすぐに布団敷きを敷きお姉さんがやってきた。この時、うーにーはケージの中。お姉さんがケージの中のうーにーを見つけ、うーにーの話になったのでケージから出した。この時もう8時になっていた。うーにー久しぶりの長時間ケージ。(我が家では最近、ケージに入ることない。旅行でもほとんどケージに入らない。ケージさえ持って歩かないこともある。)出してもらったのと、お姉さんに可愛がってもらったのがとても嬉しかったのか何回か吠えてしまった。(ゴメンナサイ)でもお姉さんも大喜びだ。(メデタシ、メデタシ)

布団が敷かれた後

このお姉さんの情報によると、函館にあった犬OKの宿泊施設が犬OKをやめてしまったので、この旅館に犬連れのお客さんが増えたという。確かにこの辺りでの宿の確保は苦労した。




部屋を少し片付けた後、うーにーと散歩へ出かける。東京の暑さに比べると信じられない快適さだ。気温がそこそこにあるようだが湿度が違う。うーにーも元気だ。人気の少ない鹿部の夜の散歩は歩くだけの散歩になった。ちょっと歩くと公園があるようだが人間のほうが元気がなかった。

帰り道、食料品やさんの前で缶ジュースを飲んだ。ジュースを飲み干し、空き缶を捨てようかと思ったら、ごみ箱が見当たらない。ウロウロしているとお店のオジサンがそれを受け取ってくれた。
そしてオジサンと犬の話になった。この辺りの犬の話をした後に、私達が東京から来たというと、この方は東京の学校へ通っていたという。よくよく話を聞くと、その学校は我が家のすぐ近くだ。うーにーがよく行く公園の隣である。まさか北海道で近所の話をするとは思わなかった。そんな感じで話がさらに盛り上がる。さらに北海道の情報を教えてもらう。部屋に戻ったら9時半だ。

部屋に戻ると、妻とうーにーはドッテン。私は旅行記書き。終わったのは11時半(私は遅筆)。あとはお風呂に入ってバタンキュー。しかし、深夜までカラオケ大会の音が聞こえてきた。これは困ったものだ。


部屋は10畳の和室で、窓側には板の間があり、うーにーのケージはそこに置いた。また洗面もあり、水が使えたことは犬連れに嬉しいことだ。


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