そんなことをやっているうちに、速い船が近くを通ることが多くなり、水面がザプザプ波立ち始めた。腰も心配なので、水遊びは20分くらいで切り上げることにした。 水から上がったうーにーの体を吸水性の高いタオルで拭く。これは汚れないためもあるが、濡れたまま歩くというのは水を背負って歩くようなものなので、腰にはよくないはずだ。そんな意味もあり、体の水分を取る。 うーにーは、体を地面に擦り付ける癖がある。濡れた体でこれをやられてしまうとドロドロになってしまうので、しっかりとリードを持ち、車へと進む。その足取りは、腰が弱そうには全く見えない。元気そのものである。 12:00、車に戻る。昼食をとるお店に向けて出発。湖畔の道では、窓を開けて走っていると入ってくる空気が肌寒いくらいだ。湖畔から離れた国道18号にでるとムアッと感じたが、道路沿いの温度表示は21度を示している。うーにーにとってはどうにか過ごしやすい気温だ。 12:25、黒姫高原の上田というお蕎麦屋さんに着く。コスモス園の下にある。ちょうど季節なのか、コスモス園のお客さんでその一帯は賑っている。私たちが着いたときは、それほど混んでいなかったが、すぐには席には着けず、10分ほど待たされた。ここはテラス席のみ犬OKで、私たちが着いた時、テラス席だけ満席だった。しかし、5分ほど待つ間に店内もすぐに満席になり、少し遅ければもっと待たされただろう。 待たされている間、うーにーの体に着いた草の実の取った。象の小径で着いたものだが、幾らとっても取りきれない。スリッカーを使えば簡単なのだが、昨日、車から部屋に持って帰ってそのままになってしまったのだ。
山の中腹に立ち、テラスは下り斜面に面しているため景色はとてもいい。テラス席が人気なのが分かるような気がする。 テラス席はテーブルが4つ。各テーブルは6人がけだが、私たちが犬連れだからか相席にはならなかった。お店の外には多くの人が待っているので、ちょっと申し訳ないように感じたが、他の席を見ると犬連れでなくても相席はしていなかったようだ。 注文したものは、私が霧下三昧(1,500円)、女房が信濃の春(1,400円)。どちらも山菜の天ぷらやとろろや卵などが付いているお蕎麦のセットで、もちろん蕎麦湯も着いてきた。男の人には「ちょっと足りないな〜」と言いたくなる人もいると思うが個人的は適量。お蕎麦は細く上品で東京の人には食べ易い味になっている。 |
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