まず象の小径を行ける所まで行ってみる。その途中に湖に降りれる場所がある。
その先は、特に何があったということもなく(人間は淡々と、うーにーは喜びに満ちた顔をして)進む。そして終点でユーターン。 同じように来た道を戻ってゆく。そしてあの場所だ。うーにーはいつも以上にスタスタ進み「もちろん行きますよね」と先ほどと同じように数歩先に進んでこちらを振り返り私たちを見つめている。 「そうだ、カメラのフィルムを入れ替えなければ」と人間がモタモタしていると、数歩ではなく、それが10歩になりこちらを振り返る。それでも人間が動かないと、一度人間の所に戻り、今度は15歩ほど先に進みこちらをみている。「はいはい、行くから待っていて」と言うと戻っては来るが、その目は強く訴えかけ「まだなのー!」と言っているようだった。(ここまで来るのに一時間以上歩いた。体力もそこそこにないと思うが目には気力が宿っている。)
そして水辺へ。残念なことにすんなり水に入れる遠浅のような箇所はなく、うーにーの苦手な段差の入水をするしかなかった。腰への負担を考えて悩んでいると、早く枝を投げろと催促するうーにー。大丈夫なのかと心配しながら枝を投げる女房。投げてみると上手に水に入り、そして上がってくる。いつもながら、水遊びの時の表情はすごいものがある。緊張感・緊迫感さえ感じる。繰り返し「枝を投げて!」と要求するが、数度に一度は休みを入れる。
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