9月7日(日) 2.いつか来た道

まず象の小径を行ける所まで行ってみる。その途中に湖に降りれる場所がある。
背後のポールの辺りが「あの場所」
終点からの帰り道、あの場所が
近付くと、スタスタと先に行き・・・
朝の足取りとは違い元気である(ゲンキンである?)。スタスタ歩く。歩き始めてすぐにオシッコ。(出てくれて人間は安心。)そしてまたスタスタ歩き、湖に降りれる場所まで行くと、やはり覚えていました。「こっちへ行くんでしょ?」とその道に数歩入り、こちらを見ている。体力のあるうちに泳がれると、泳ぎ過ぎで腰を悪くしそうなので「今は入りませんよ」と先に進む。嫌々ながらうーにーは着いてくる。

その先は、特に何があったということもなく(人間は淡々と、うーにーは喜びに満ちた顔をして)進む。そして終点でユーターン。
同じように来た道を戻ってゆく。そしてあの場所だ。うーにーはいつも以上にスタスタ進み「もちろん行きますよね」と先ほどと同じように数歩先に進んでこちらを振り返り私たちを見つめている。
「そうだ、カメラのフィルムを入れ替えなければ」と人間がモタモタしていると、数歩ではなく、それが10歩になりこちらを振り返る。それでも人間が動かないと、一度人間の所に戻り、今度は15歩ほど先に進みこちらをみている。「はいはい、行くから待っていて」と言うと戻っては来るが、その目は強く訴えかけ「まだなのー!」と言っているようだった。(ここまで来るのに一時間以上歩いた。体力もそこそこにないと思うが目には気力が宿っている。)
人間がモタモタしていると、どんどん先に行ってしまおうとする。普段は人間からこれだけ離れることはない。

そして水辺へ。残念なことにすんなり水に入れる遠浅のような箇所はなく、うーにーの苦手な段差の入水をするしかなかった。腰への負担を考えて悩んでいると、早く枝を投げろと催促するうーにー。大丈夫なのかと心配しながら枝を投げる女房。投げてみると上手に水に入り、そして上がってくる。いつもながら、水遊びの時の表情はすごいものがある。緊張感・緊迫感さえ感じる。繰り返し「枝を投げて!」と要求するが、数度に一度は休みを入れる。
出入りに苦労する。トシを感じてしまう。「ヨッコイショ!」という声がきこえてきそうだ。

                

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