Kさん と Nちゃん  27

・・・・・・・・10・・・・・・・・・20・・・・・・27・・・・・・・           「しつけ?」へ戻る





■ チャレンジ ■

初詣というチャレンジで始まった、Nちゃんの一年。どんな一年になることでしょう。

イベントばかり考えてしまうと、犬とのコミュニケーションを忘れがちです。
しっかり褒める・しっかり叱る。歳の初めに、気持ちも新たにしたいものです。


02.01.28   いつでも楽しむ努力         弓削

早いもので、1月ももう終わり。こうやって一月づつ過ぎていき、
気が付くと1年たっているのでしょうね。子供の頃は、1年が
とても長かったのに、と思うことしばしば。

メールを頂いたのが1月7日。3週間が過ぎてしまいましたが、
こんなにゆっくり書いていられるのも、Nちゃんがいい子に
なったから。ご主人の仕事を手伝いながら、T君のことにも時間
が必要で、そんな状況で日々Nちゃんの相手をし続けたことは、
それはそれは大変だったと思います。それと引き換えに得たものを
大事にして、そしてそれをもっともっと大きなものにして欲しいと
願っています。


年賀状のまいすが「ウォーリーをさがせ」状態と何人かの人に言われ
ました。面白いので来年もやってみたいと思います。

まいすは、人の肩の上によく乗ります。でも、猫なので命令したら
乗ってくれるということはありません。無理に乗せてもすぐに下り
てしまうし、。やはり猫は猫なんですね。


初詣のチャレンジが成功してなによりです。
人が沢山いる列に並んでも、おとなしくしてくれたみたいで、
よかったですね。まずは人に迷惑をかけないこと。これが第一
ですから。

そして第二は、お利巧なNちゃん(=犬)を見てもらうこと。
できれば第三として、それを見てくれた人とお話すること。
正月早々からそれが全て出来たのですから、今年は楽しみですね。

第三ですが、もちろん「Nちゃんがどんなにいいい子であるか」
分ってもらうこともありますが、相手の方から頂ける情報も有り難い
ものです。同じ犬種と暮らしている方が話しかけてくることも多い
ので、とても身近な情報があることも多々あります。
そんな話をしたくなるのも、Nちゃんがいい子で、そしてK家
の人達とちゃんとコミュニケーションがとれているからだと思いま
す。そんな家族を見ると「とても可愛がられているんだな。そんな
家族とお話したい。」と犬が大好きな人は思うものです。

幅広い方々の情報がどんなに大切であるか、多くの方とお話をする
ようになればなるほど理解できると思います。犬も人間と同じで
年齢を重ねれば変わってゆきます。多くの人の情報が頭に入って
いれば、そのような時に慌てずにすみます。また、Nちゃんに
無関係と思われることでも、世の中で(犬と暮らしている人・暮ら
していない人が)犬をどう思っているか・見ているのか、そして、
Nちゃんもその中の一頭として見られていることを考えれば、
何をしつけるべきかが見えてきます。それが整理できれば、K
さんの考えでしつけが出来るようになるわけです。


腱鞘炎の原因がわからないのは困りますね。
犬の散歩でそこまでなるという話しは聞いたことがありませんが、
昔、痛めたところなら、その可能性もあると思います。今まで
痛くなかったのなら(しかも腱鞘炎なら)、現在何らかの原因が
あると思います。原因が判明するといいですね。

この機会に右ツケを練習してみてはどうでしょうか。(右手は
痛くないんですよね?)左につけるのがほぼ完璧なら、やって
みるといいと思います。(腱鞘炎にもNちゃんの新しいトレー
ニングとしても。)


》本当にそのとおりです。でも、弓削さんでさえ苦労している事、私が苦
》労せずに出来るなどと考えてはいけませんね。
》反省です。

また「太陽と北風」ではないですが、理詰めで説明して納得して
もらい行動を改めてもらってもって、「犬との楽しい生活」には
ならないということはもう経験済みだと思います。
しつけは「犬との楽しい生活」のためにあるものです。しつけと
いうカタチが目的ではなく、目的は「犬と楽しむこと」だという
ことを忘れないでください。

一般的な形式にこだわることはありません。K家の皆さんが
楽しめるような「しつけ」を模索してください。


》それはとっても忍耐の要ることですね。でも、分かってもらえる事も
》絶対あるはずと思いたいです。続ける事ってとっても大切。

その模索は、まさに「忍耐」だと思います。その方法は、誰に
後ろ指さされようとも「犬と楽しむ」気持ちです。誰が何と
言おうと楽しむ、そんな姿は誰の目にもとまり、そして羨む
くらいに憧れると思います。


》> ですね。Nちゃんが「Kさんの言葉を聞こうと思うタイミング」
》> が分ってきたようですね。
》> 必要に応じて「Kさんの言葉を聞こうと思う気持ち」になって
》> もらえるような関係を目指して頑張りましょう。

》そう考えていいのでしょうか。とっても嬉しいです。
》Nにとって私が少しでも魅力的になれるといいんですけど。

言葉遊びの世界になってしまいますが「Nにとって私が少しでも
魅力的」というのは、どことなく媚び諂っているように感じませ
んか。腫れ物に触るように、とか、こちらが常に合わせているよう
な、そんな感じはしないでしょうか。
Kさんは、ある程度Nちゃんのことを勉強し理解したと思い
ます。そろそろNちゃんに対して自信を持って接してみては
どうでしょうか。「お話を聞いていただく」という感じから
「ちゃんと話を聞いてね」という感じの接し方をしてみてはどう
でしょうか。

それには(何度か書いていることですが)、自分がどんな褒めら
れ方・叱られ方をして育ち、どのような方法がどれだけの効果が
あり、そして理想の接し方はどうであるかを考え、そして「笑顔」
を忘れずに。

そろそろ色々なコマンドを覚えるようになってきていると思い
ます。そういう時期は、人間はそればかり(しかも形優先で)やら
せようとします。特に一般的なコマンドには、形式的な教え方が
ありますから「みんなが出来る方法で、なんであなたは出来ない
の?」とイライラしてしまうこともあります。
そうならないように、前述のことを常に頭に置いておいて下さい。
それは「いつでも楽しむ努力」の基本であり、それはKさんの
ためにもなるはずです。


》N も、いろいろな人に影響を与える事が出来ているようです。
》T のお友達で今まで動物がだめだったのに、Nのお陰で犬が好きに
》なり、よくNの事が話題になったり絵を描いたりするようになったとい
》う子がいます。お母さんに言わせると「Nがいるお陰でウチでも犬を
》飼っているようですよ」とのこと。
(後略)

周りの人は気付いていないかも知れませんが、Nちゃんをそんな
素敵な犬にしたのはKさんです。もしかしたら散歩の時以外、誰
にも相手にされない犬になっていたかもしれません。Kさんなく
して、今のNちゃんがないことは、お分りだと思います。そんな
ご自分に誇りを持っていいと思います。

人に幸せを分けてあげることって、簡単そうで難しいです。でも
犬を通すことにより、それが可能になることは多いです。それに
は、犬が人と一緒の時間を如何に多く作ってあげられるか、という
問題があります。
犬が立ち入れる場所が増えるためにも、しつけをしっかりし、
そして多くの人に幸せを分けてあげたいものです。


》初めにワンちゃんを飼うときに抱いていたのは、スカート姿で先に歩くワ
》ンちゃんのあとをのんびりと付いていくというイメージだったんですけど
》すべて全く逆でしたね。最近はスカートはめったにはかなくなりました。

あと3年くらいしたら、前を歩くNちゃんの後をスカート姿で
歩くKさんの姿が見れるかも。
今はズボンの時期だと思ってください。犬との暮らしというものは
犬の年齢によって変えてゆくものです。これからどうするかは
(Nちゃんの変化もありますが、)ご家庭の変化や社会の変化も
あるので、その時になってみないと分りません。

より楽しい時間を過ごすために、情報収集は忘れないでください。
そしてそれを自分のものにする、つまり「常に楽しもうという努力」
を忘れないで下さい。


》もう一度「おもちゃの管理」と、「遊びの始まり、終わり」のこと気にかけ
》てみようと思います。

ついでにもう1つ。「コマンドの言い過ぎ」はないですか?
コマンドを何度も連呼したり、もう出来るはずのコマンドを実行
してもらうのに、リードを使ったりはしていないでしょうか。


》あの後、一人でその家に行ってみましたが、私一人で通る分にはこち
》らを見てはいるものの、跳び出してくる事はありませんでした。
》伏せてこちらをじっと見ていました。鎖はつながれていたように見えま
》した。近くには怖くて寄れなかったので、はっきりとは分かりませんが・・・。
》とりあえずはNをつれてその家の前を歩く事はやめます。

人間よりも犬に対して吠えるみたいですね。うーにーを連れて
散歩をしている時に、そのような犬によく会います。でもそれ
では泥棒に入られてしまうのでは?、と常々思っています。

書かれているように、その家の前は通らない方が良さそうですね。


》分かりました。でも、そういうワンちゃんがいない事を祈りたいです。
》でも、前にもつながれていないワンちゃんに噛まれたこともありました
》よね。なんだかこういうことが何度もあると本当に悲しくなってしまいま
》す。人間が悪いワンちゃんを作っているようで・・・。

よい子のNちゃんを作り上げたKさんならでは言葉だと思い
ます。頑張ったKさんだから、そう考えられるのであって、
日本の普通の飼い主だったらどうでしょうか。
もしKさんが、ペットショップで「家の中で」と言われなかった
ら、私にメールを書こうと思わなかったら、私のメールを読んでも
「犬にそこまで力を注げない」と思ったら、。

ほとんどの犬はNちゃんのようになります。犬は選択繁殖されて
いますから人間よりも、産まれながらの悪い子の数はとても少ない
はずです。
そんなことを考えると尚更、Kさんが書いているようなことを
思わずにはいられません。しかし、これが日本の現実であると
いうことだけは覚えておいてください。

つまり、まだまだ「犬ってこういう動物なんだ」「犬は、特別な
技術がなければ出来ないような訓練をしなくても、ここまで人間と
コミュニケーションがとれる」ということが広まっていないんです。
子犬を迎えたら初めの一年は育児に専念すれば、後は犬から多くの
ことをもらえるということが広まっていないんです。「どうせ犬
なんだから、、」という認識の人が多いみたいです。

最近、「犬が欲しい」という人には「里親募集などを見たらどうで
しょうか。ちゃんとしつけが出来ている犬も多いみたいですよ。」
と伝えています。
本当は、子犬と向き合って、そして自分と向き合って、色々と考え
直して欲しいと思っていますが、皆さん多忙なようです。はっきり
言って、犬と暮らすのは無理と思える人でも「欲しい!」という
ことが増えてきました。
良いことなのか、悪いことなのか、、、。


「KさんとNちゃん」は、まだまだ手を付けられそうにありません。
でも出来るだけ早い時期に始めたいとは思っています。なんちゃんが
こんなにいい子になったのですから。


こちらこそ今年もよろしくお願いします。
そうそう、Kさんから頂いた年賀状が3等に当りました。早速、
家族できりたんぽセットを頂きました。ありがとうございます。



02.02.15   Re: いつでも楽しむ努力      Kさん

お返事が遅くてすみません。

今が一番寒い季節、こちらでは数日前、雪がはらはらと舞うのを見
ました。その日の朝6時のこちらの気温はマイナス3度だったそうです。
今夜も冷えそうです。

> 気が付くと1年たっているのでしょうね。子供の頃は、1年が
> とても長かったのに、と思うことしばしば。

そうですね。あっという間です。
私など、自分が今何歳だったかさえ考えてから言うようになってしまいま
した。去年何歳の誕生日を迎えたんだっけ・・・なんて。(ただ、単に歳を
忘れたいだけかも)

今朝、起きてみるとハウスに嘔吐の跡があり、ハウスから出してあげると
ウンチを続けて5回もしました。3回目からはウンチではなく透明のゼリー
状のものが出てきて、4、5回目のはそのゼリーのようなものだけ。なん
だか分からず心配になりました。元気も食欲もあるのですが。
病院に電話し連れて行くと、お尻に何か入れられてそれを顕微鏡で見て
いるようでした。下痢や嘔吐のワンちゃん最近多いとの事。心配するよう
な菌はそのときは見つからなかったようです。

前日、試供品でもらったフードを1日あげたところでした。
メーカーや商品名は袋を捨ててしまって分からなくなってしまいました。不
注意だったと思います。今はいつも食べているフード(サイエンスダイエッ
ト)にもどしました。
フードのせいなのか、風邪でもひいたのか、原因は良く分からないです。

注射を打ってもらい、お薬を3日分頂きました。
下痢、嘔吐の他は普段と変わらず、元気いっぱいです。朝ウンチを沢山
したせいか2回目のウンチは出ず、寝ました。
心配はないと思いますが、しばらくは気をつけてあげないとと思います。
Tは朝、私がNを病院に連れて行くのを忘れないようにと、自分
のメモ帳に「Nを病院に連れて行くこと」と書いて私に渡してくれました。


しつけ教室で、相模湖ピクニックランドで神奈川の訓練競
技会があるとのことで見学に行ってきました。
一緒にアジリティも行われていました。

いろいろなワンちゃんと飼い主さんがいましたが、こんなふうになれたらい
いなと思ったのは、ワンちゃんの意識がいつも飼い主さんに向いていて
飼い主さんの顔もにこやか、ひとつ競技が終わるたびにワンちゃんも飼
い主さんも嬉しそうにしている・・・。
弓削さんのお話を思うとそういう飼い主さんばかりなのではと思います
けど、意外と少ないんですよね。みんなかおが真剣で、無表情。
やっぱり隣のアジリティとは対称的。

その後、会場とは離れたところにあるドッグランで遊びました。
午前中からおしっこを一回もしていなかったので、他のワンちゃんがあま
り来ないところで「チーチー」と言うと沢山たまっていたようでしばらくする
としてくれました。お陰さまでおしっこのコマンドが少しずつ分かってきた
ようです。

例によってNは他のワンちゃんが寄ってきても逃げて回っていましたが
1匹や2匹のワンちゃんではなかったので、逃げとおせるはずもなく、捕ま
ってしまい、沢山のワンちゃんにお尻を嗅がれていました。Nのお尻を
バグちゃんが嗅ぎ、そのパグちゃんのお尻をミックスちゃんが嗅ぎ・・と3
匹で並んでいるところはとても面白かったです。

こういう接触のさせ方は問題はなかったのでしょうか。
私が見る限りでは少し慣れるという意味で、良かったような気がするので
すが・・。Nの方から匂いを嗅ぎにいくということは今まで殆どなかった
のですが、今日のお散歩で柴犬の女の子と会った時、お尻のほうへ近づ
いていこうとしていて、今までのNとちょっと違うぞと思いました。

ロングリードをつけて自由に走り回らせてあげようと思ったのに、沢山の
犬がいて怖かったのか私の後をついてまわっていました。私にとっては嬉
しかったけど、Nは心細かったんでしょうね。
今回もスラロームをおやつで釣ってたらたらと歩かせ、ジャンプは一緒に
飛び、トンネルくぐり(本当の名前は知りません)は3人がかりで呼んで、と
あったものは一通りやらせてみました。
T も、一緒にジャンプして楽しそうにしてました。N と T が跳ん
でいると後から他のワンちゃんが嬉しそうについてまわって一緒にジャン
プ、T が振り向くと後ろにワンちゃんが、という場面も見られました。

> こんなにゆっくり書いていられるのも、Nちゃんがいい子になったから。

そう言っていただけるととても嬉しいです。
私も、Nに感謝です。メールがゆっくりになりがちなのも、最近あったこと
ばかり書いていて相談のようではなくなってきているのも嬉しい事です。
Nとの事を聞いてくれて、分かってくれて、一緒に喜んでもらえる人がい
るのは本当に幸せです。

> が必要で、そんな状況で日々Nちゃんの相手をし続けたことは、
> それはそれは大変だったと思います。それと引き換えに得たものを
> 大事にして、そしてそれをもっともっと大きなものにして欲しいと
> 願っています。

ありがとうございます。
大変だったのは事実で、でも得たものが大きかったのも実感しています。
家族も、「プチワンちゃん博士」になっていると思います。Tは「今日
はNと寝ようかな」なんて言うので「お布団に一緒に寝るのはあまり良
くないと思うよ。今度お昼寝でも一緒にすれば?」と言ったことがありま
した。噛むからと怖がってばかりいたのに、こんな言葉が出てくるとは驚
きです。

> 年賀状のまいすが「ウォーリーをさがせ」状態と何人かの人に言われ
> ました。面白いので来年もやってみたいと思います。

楽しみにしています。
いろんなものを隠してくださいね。T と一緒に探しますよ。


> 初詣のチャレンジが成功してなによりです。
> :
> :
> 正月早々からそれが全て出来たのですから、今年は楽しみですね。

Nを見た周りの人が皆御利巧だと見てくれたかは疑問です。結構落ち
着きはなかったですから。迷惑をかけずにいられてというレベルで。

> 第三ですが、もちろん「Nちゃんがどんなにいいい子であるか」
> :
> :
> す。そんな家族を見ると「とても可愛がられているんだな。そんな
> 家族とお話したい。」と犬が大好きな人は思うものです。

そう思ってもらえたのかもしれません?
昨日は私がトレーニングをしているところを見ていた人とお話が出
来ました。
前日に見た競技会で、私の気持ちが高まっていたということもあったの
でしょうか、なかなか楽しくうまくいって私もNも気分が良く終われたと
ころでした。トレーニングをしているときは遠くで見ていてくれて、終わっ
た様子が分かると近づいてきて話しかけてきました。
とても見事だったと言ってもらって、鼻高々でした。本当はそんなに凄く
ないですよ。でも、何もしていない人からすればきっと凄いって見えるこ
ともあるんでしょうね。

しつけに興味を示していたので、「トレーニングはするといいですよ」
と言ったのですが、「何か困ってしまったら考えてみようねえ」とワンちゃ
んに向かって話しかけていました。


> 幅広い方々の情報がどんなに大切であるか、多くの方とお話をする
> ようになればなるほど理解できると思います。犬も人間と同じで

そうですね。ドッグランでも、先日のお散歩でもいろいろな飼い主さんと
の話は、とても参考になります。

> 腱鞘炎の原因がわからないのは困りますね。

ええ、最近はあまり意識しなくなってきましたのでだいぶ良くなっている
のだと思います。
昔のバレー仲間にその話をしたら、私もという人が他に2人いました。
12人のうちの3人です。バレーと何か関係ありそうに思ってしまうのは
私だけでしょうか。

> この機会に右ツケを練習してみてはどうでしょうか。(右手は

やってみたんですが、なんだか面白いですね。Nも勝手が違って初
めてしてみたときは「なんだなんだ?」という感じでよくこちらに注目して
ました。少しすると左に来たがりましたけど。


> 》それはとっても忍耐の要ることですね。でも、分かってもらえる事も
> 》絶対あるはずと思いたいです。続ける事ってとっても大切。
>
> その模索は、まさに「忍耐」だと思います。その方法は、誰に
> 後ろ指さされようとも「犬と楽しむ」気持ちです。誰が何と
> 言おうと楽しむ、そんな姿は誰の目にもとまり、そして羨む
> くらいに憧れると思います。

これはとても大切な事だし、続けていくために励ましになる言葉です。

> ます。そろそろNちゃんに対して自信を持って接してみては
> どうでしょうか。「お話を聞いていただく」という感じから
> 「ちゃんと話を聞いてね」という感じの接し方をしてみてはどう
> でしょうか。

そうですね。「N、ありがとう」ばっかりで、自分に自信を持つ事を
忘れていたかも。

> それには(何度か書いていることですが)、自分がどんな褒めら
> れ方・叱られ方をして育ち、どのような方法がどれだけの効果が
> あり、そして理想の接し方はどうであるかを考え、そして「笑顔」
> を忘れずに。

もしかしたら、私にはその意味がまだ良く分かっていないのかもし
れませんね。

> そろそろ色々なコマンドを覚えるようになってきていると思い
> ます。そういう時期は、人間はそればかり(しかも形優先で)やら
> せようとします。特に一般的なコマンドには、形式的な教え方が
> ありますから「みんなが出来る方法で、なんであなたは出来ない
> の?」とイライラしてしまうこともあります。
> そうならないように、前述のことを常に頭に置いておいて下さい。
> それは「いつでも楽しむ努力」の基本であり、それはKさんの
> ためにもなるはずです。

分かりました。

> あと3年くらいしたら、前を歩くNちゃんの後をスカート姿で
> 歩くKさんの姿が見れるかも。

3年もかかりますか?でもいいです。
なんだかビーグルの、やんちゃな N の良さがやっと分かってきた
気がします。ズボンもOK。
今の時期、毎朝霜が降りているのでNと遊ぶと上着もジーンズも
泥だらけです。でも、それがいやじゃなかったりして。
3年後、今のスカートはけるかしら?


> ついでにもう1つ。「コマンドの言い過ぎ」はないですか?
> コマンドを何度も連呼したり、もう出来るはずのコマンドを実行
> してもらうのに、リードを使ったりはしていないでしょうか。

あるかもしれません。
一度で聞いてくれないときは、しばらく待った方が良いのでしょうか?
本にはコマンドは1回だけとよく書いてありますよね。
Nが聞く気持ちになっていなかったときにコマンドを出してはいけな
いですね。


> よい子のNちゃんを作り上げたKさんならでは言葉だと思い
> ます。頑張ったKさんだから、そう考えられるのであって、
> 日本の普通の飼い主だったらどうでしょうか。

でも、犬を飼っているいないにかかわらずまともな人なら、人や他の犬
にいやな思いをさせる犬をリードもつけずに自由にさせておくのは非常
識だと思います。きっと私でなくてもそう思う人は沢山いると思います。
ワンちゃんのことに限らず、今の世の中???!!が多くなってしまい
ました。それが悲しいです。

> もしKさんが、ペットショップで「家の中で」と言われなかった
> ら、私にメールを書こうと思わなかったら、私のメールを読んでも
> 「犬にそこまで力を注げない」と思ったら、。

私は自分のことをごまかせないのでしょうね。それに弓削さんを知って
しまったので、余計ごまかせなくなってしまいまいした。
分かる人にはお見通しなんですよね。ごまかしても。
あと、欲張りなので、やっただけの見返りがあるまでやり続けようとす
るのかもしれません。

> ほとんどの犬はNちゃんのようになります。犬は選択繁殖されて
> いますから人間よりも、産まれながらの悪い子の数はとても少ない
> はずです。

なんか、Nをそんなに良い子のように言われると困ってしまいます。
もっともっとと求めるのは良くないのかもしれませんが、私の中では
私とNの関係はまだまだだと思います。やっと、楽しむことを普通に
できるようになってきたところなのです。

> そんなことを考えると尚更、Kさんが書いているようなことを
> 思わずにはいられません。しかし、これが日本の現実であると
> いうことだけは覚えておいてください。

悲しいですね。でも諦めたくはないです。

> 子犬を迎えたら初めの一年は育児に専念すれば、後は犬から多くの
> ことをもらえるということが広まっていないんです。「どうせ犬
> なんだから、、」という認識の人が多いみたいです。

私も知らない人間の一人でした。Nと向かい合っていても「本当に
良くなるんだろうか」と思ったことは良くありました。
でも、「どうせ犬なんだから、、」はだめですよね。私にはそういう考え方
が出来ません。でもそう考える人は本当に多いです。私の近くにいる人も
そういう人、たくさんいます。
なんかため息が出ちゃいます。

近所に9ヶ月のビーグルがいるんです。女の子。
いつもその家を通るたびにちょこんと座ってこっちを見て、かわいいなあ
と思ってました。で、先日そこの奥さんに話しかけられて、ビーグルの事
をいろいろ聞かれました。
話によると以前は雑種を飼っていたそうで、その子と比べると困る事が多
すぎるとのこと。

跳びつく、噛む、ウンチを食べる、お散歩のとき引っ張る、何でも食べて
しまう、などなど。(Nと同じです)前の子は子犬のときから飼っていたけ
れどこんなことはなかったそうです。話をしている最中にNを見て、クン
クンし始めたりそばの草を食べようとしたりすると「アーおんなじだわ」と
言っていやぁな顔をしていました。
一度訓練士さんに預け、コマンドはいくつか覚えて帰って来たそうですが
ご主人の言う事は聞くけれど、奥さんの言う事はあまり良く聞かないと、と
ても不満そうでした。

かわいくなくて、「誰かに上げちゃえばいいのに」とご主人に話すと言って
いました。「そんな事言わずに飼ってあげて下さいね。可愛いですよぉ。」
と言ったのですが・・・。
こういう人を変えていくのは大変ですね。幸いご主人は手放すつもりはな
いようなので、どこかに譲ってしまう事はないと思いますけど。

とっても気になってます。

> 本当は、子犬と向き合って、そして自分と向き合って、色々と考え
> 直して欲しいと思っていますが、皆さん多忙なようです。はっきり

そう、忙しいんですよね。それを口実に放っておかれる犬の方にして
みたらねー。そのくせ求めるものがいっぱいで。

> 言って、犬と暮らすのは無理と思える人でも「欲しい!」という
> ことが増えてきました。

なんかお店で気に入った家具でも買うように、犬のことを考えられると腹
が立ってきます。・・・かなりのワンチャンびいきになっている私。

> 良いことなのか、悪いことなのか、、、。

あんまり良いことではない様に思うんですけど。


> 「KさんとNちゃん」は、まだまだ手を付けられそうにありません。
> でも出来るだけ早い時期に始めたいとは思っています。N ちゃんが
> こんなにいい子になったのですから。

どきどきしながら待っています。

> そうそう、Kさんから頂いた年賀状が3等に当りました。早速、
> 家族できりたんぽセットを頂きました。ありがとうございます。

驚きです。
年末に子供の友達ファミリーとボーリング大会をし、そのときにボーリン
グ場でやっていた懸賞に応募し、お友達がディズニーランドのパスポー
ト、ペア券を当てました。
私の周りではラッキーが起きているのに、私はといえば近所のファミレス
で「新メニューがあるー」と浮かれて食べた「海老あんかけチャーハン」に
あたって3日寝込み、1週間胃が痛んでました。Tにも主人にも「味
見する?」と言ってあげようとしたけれど二人ともなぜか「いらない」と言っ
て食べなかったのが不幸中の幸い。
でも、初詣のおみくじは「大吉」これだけが頼り。

弓削さんは「ハリーポッター」なんて読んだりしますか?今、K家のマイ
ブームなんです。
夜、寝る前にTと30分くらい読んでいて、一巻目を読み終えたので
映画に行ってきました。一巻目を私が先に読み終えてしまったら、T
がとても怒ったので二巻目はこっそり読みました。今3巻目をまたまたこ
っそり読み始めたところです。

そんなことしているからメールの返事が遅れるんですね。反省。

では、おやすみなさい。


02.03.01    T君に期待しています       弓削

歳をとるごとに一年が短く感じるものですが、犬もきっと同じ
なんだと思います。一歳までと、一歳から二歳までは、きっと
一日がとても長く、そこで起こったことは、しっかりと記憶に
残ることでしょう。
さらに「犬の一日は、人間の四日」という人もいます。二歳
くらいまでは、しっかりと相手をする(結果的にしつけをする)
ことがお互いにとって良い関係が築けるはずです。


「ウンチを続けて5回」「4、5回目のはそのゼリーのような
ものだけ」というのは心配ですね。獣医さんで検査をして問題が
ないようであれば、Kさんがお考えのように試供品のフードが
合わなかったのかもしれません。
でも「下痢や嘔吐のワンちゃん最近多い」というのは、気になり
ますね。何か薬などが撒かれていることも考えられますので、
お気をつけください。


》Tは朝、私がNを病院に連れて行くのを忘れないようにと、自分
》のメモ帳に「Nを病院に連れて行くこと」と書いて私に渡してくれました。

T君の変わりようには、私もほっとしています。
これもKさんの努力の賜物だと思います。


訓練競技会&アジリティの見学をして、色々と参考になったと
思います。自分で「犬との関係の理想像」をしっかりもって、
それに向かって頑張ってください。


》いろいろなワンちゃんと飼い主さんがいましたが、こんなふうになれたらい
》いなと思ったのは、ワンちゃんの意識がいつも飼い主さんに向いていて
》飼い主さんの顔もにこやか、ひとつ競技が終わるたびにワンちゃんも飼
》い主さんも嬉しそうにしている・・・。

私もこんな関係が好きです。多くの人がそう思っていると思うの
ですが、先生の中には(口では「楽しく」というのですが、現実
は、)上下関係にこだわり過ぎているような雰囲気の関係を好む
方が多いようです。


排便のコマンドを理解してきてくれて、よかったですね。排便に
限らず、ゆっくり覚えてくれるコマンドというのは、幾つかあり
ます。その種類は、犬種や個体によっても違います。そういう
コマンドもあるんだ、というは覚えておいてください。


「お尻の臭いを嗅ぐのが犬同士の挨拶」と思い込んでいる飼い主
さんが多いみたいで困ります。犬同士の事故が起こった場合、
少なくとも、どちらかの飼い主さんは、この考えをもっている
ようです。
犬の習性とか動物愛護が進んでいる国での実情とかを話した
ところで、ここは日本。特殊な地域なわけですから、嗅がれても
我慢出来るようになることは喜ぶべきことです。
ただ、そんな犬達のように、相手(犬)の顔色をみることもせず
に、お尻の臭いを嗅ぐような犬にならないように注意して下さい。
犬はなんでも学習しますからね。


》のですが、今日のお散歩で柴犬の女の子と会った時、お尻のほうへ近づ
》いていこうとしていて、今までのNとちょっと違うぞと思いました。

ちょっと心配ですね。
その柴犬の女の子とは、何回か会ったことがあるのでしょうか。
それならまだいいのですが、初めて会った子(どんな子か分らない
子)に対して、こういうことをするようになると、事故を起こし
易くなるので注意してください。


》ロングリードをつけて自由に走り回らせてあげようと思ったのに、沢山の
》犬がいて怖かったのか私の後をついてまわっていました。私にとっては嬉
》しかったけど、Nは心細かったんでしょうね。

知らない犬がいたら怖がって当然だと思います。
ちなみに後をついてまわっている時に、一緒にあそんであげましたか?
それとも延々と他の犬についてまわられて、それどころではなかった
でしょうか?


》Tも、一緒にジャンプして楽しそうにしてました。NとTが跳ん
》でいると後から他のワンちゃんが嬉しそうについてまわって一緒にジャン
》プ、T が振り向くと後ろにワンちゃんが、という場面も見られました。

ここを読んだ時、申し訳なのですが、K家のことよりも、他の
犬の飼い主さんはどうしていたのかな、と考えてしまいました。
私の記憶の中では、このような場合、あまり犬と積極的に遊んで
いる家族は少ないです。
犬と無邪気に遊ぶのは恥ずかしいのかな、と漠然と考えていますが
それなら何故犬を迎えたのだろう、とも考えてしまいます。

そんな飼い主さんが多い中、K家のような家族がいることは、
とても嬉しく思います。


》Nとの事を聞いてくれて、分かってくれて、一緒に喜んでもらえる人がい
》るのは本当に幸せです。

本当は、身近な人が分ってくれるともっともっと嬉しいですよね。
T君のお友達、ご近所さんにも分ってもらえるように、どんどん
一緒にお出かけして、Nちゃんをみんなに見てもらいましょう!


》大変だったのは事実で、でも得たものが大きかったのも実感しています。
》家族も、「プチワンちゃん博士」になっていると思います。Tは「今日
》はNと寝ようかな」なんて言うので「お布団に一緒に寝るのはあまり良
》くないと思うよ。今度お昼寝でも一緒にすれば?」と言ったことがありま
》した。噛むからと怖がってばかりいたのに、こんな言葉が出てくるとは驚
》きです。

犬との生活を楽しむためには、あまり先人の知識に頼らない方が
楽しめることもあります。つまり、失敗すると分っていても試す、
ということです。

それとは別に、こんなことも頭に入れておいてください。
今、Kさんが取り組んでいることは、Nちゃんの「躾」で
あって調教ではありません。美しさを身に付けてもらうこと
です。

人間と一緒に寝る行為は、人間に例えるなら、成人(分別が身に
付いている人間)に許される行為だと思ってください。
そのような行為を行わせる時、いきなり一人前にはやらせない
ですよね。お酒やタバコも少しづつ覚えてゆくものです。

メールを読む限り、人間と一緒に寝ることは(一般的に言われる
意味では)もう問題ないと思います。しかしいきなり毎日一緒に
寝たら問題が出る可能性は充分です。

Kさんがお考えのように、まずは昼寝から、そして週末だけ、
そんな感じで、増やしてゆけばいいと思います。
毎日一緒に寝るようになる時は、クレート・トレーニングが完璧
になっていることが最低の条件です。一緒に寝ることで、クレート
に入らなくなってしまっては「躾」ではなくなってしまいます。

T君の変わり様は、私も驚いています。初めの頃は「年齢的に
うまくいかなくても仕方ない」と思っていました。最悪の結果と
して(T君が嫌うようになって)Nちゃんは、お庭で暮らす
犬になってしまう可能性も考えていました。

これもKさんの努力の賜物だと思います。


KさんとNちゃんのトレーニング後に話しかけてきた人も

》しつけに興味を示していたので、「トレーニングはするといいですよ」
》と言ったのですが、「何か困ってしまったら考えてみようねえ」とワンちゃ
》んに向かって話しかけていました。

と言ってはいるものの、わざわざ終わるのを待っていたくらい
ですから、やってみたいと思っているのだと思います。
でも「トレーニング」という言葉にアレルギーを起こしてしまう
人は多いみたいです。
そういう人がいた場合、私は「犬について、ちょっと勉強してみる
と面白いですよ。犬が言いたいことが分かるし、こちらの思って
いることが伝えられる。だから、こちらの指示通りに動くように
なるわけです。でも、犬について勉強することは、このような
形式的なことよりも、日常の生活をもっと楽しいものにしてくれ
ますよ。」と、いう感じで話しをするようにしています。


腱鞘炎は、よくなってきているようですが、まだ痛む時があるよう
ですね。暖かくなって治るといいですね。


「右ツケ」って、面白いですよね。うーにーは、4歳過ぎてから
やったので、右で歩くのは落ち着かない様子です。でも、道の右側
を歩いている時や犬連れの人と連れすれ違う時など、出来ると便利です。


「褒め方・叱り方」「笑顔」は「今やっていることがトレーニング
ではなく躾である」ということが理解出来ていれば、分ると思いま
す。
「(Nちゃんが)覚え易いような教え方」ではなく「教えられた
結果が(Nちゃん自身が)自分のためになると実感できる日常」
ということです。


》3年もかかりますか?でもいいです。
》なんだかビーグルの、やんちゃNなの良さがやっと分かってきた
》気がします。ズボンもOK。
》今の時期、毎朝霜が降りているのでNと遊ぶと上着もジーンズも
》泥だらけです。でも、それがいやじゃなかったりして。
》3年後、今のスカートはけるかしら?

それでいいと思います。Nちゃんの年齢、ご自分の年齢、そして
ご主人やT君の年齢にあった付き合い方が最高の付き合い方
だと思います。


》一度で聞いてくれないときは、しばらく待った方が良いのでしょうか?
》本にはコマンドは1回だけとよく書いてありますよね。
》Nが聞く気持ちになっていなかったときにコマンドを出してはいけな
》いですね。

まず第一に、Nちゃんの気持ちが「コマンドを聞いてくれる
モード」になっていることを確かめてください。そのモードに
入っていると思われるのに、聞いてくれなかった時は少し待って
ください。心の中で「聞えたんでしょ!!」と力を込めて思い
ながら、視線に力を込めて見てあげる(「にらみつける」という
言いからもある?)のもいいでしょう(笑)。
私の場合、それでも分ってくれない時は、近くまで行って
「もしもし、今日、耳は日曜ですか〜」とさらに視線に力を込めて、
耳を裏返し、口を近づけ言ってみたりしています。
これでもダメなら、落ち着ける場所まで連れていき、コマンドを
実行させます。

若い時は、月に一度程度しか会わない大好きな友達(犬)がいたり
すると、耳は完全に休業状態になりました。
これを続けた結果なのか、年齢による落ち着きなのかは分かりま
せんが、少しづつ、最終手段まで使わず済むようになり、今は
「もしもし」くらいで何とかなります。


でもこのような人間臭いやり取りをやり過ぎると「今は怒られない
みたい」とか「この人の言うことは聞かなくても大丈夫そうだ」と
犬側が判断するようになり易いので、気を付けてください。


》でも、犬を飼っているいないにかかわらずまともな人なら、人や他の犬
》にいやな思いをさせる犬をリードもつけずに自由にさせておくのは非常
》識だと思います。きっと私でなくてもそう思う人は沢山いると思います。
》ワンちゃんのことに限らず、今の世の中???!!が多くなってしまい
》ました。それが悲しいです。

世の中がそうなっているようにも感じますが、それに加えて、
「犬は、自由に走りまわるもの、人に噛みつくもの、そこら
じゅうにオシッコをかけなければ気が済まないもの、、、」
などなど、犬に付いての誤解がまだまだあるようです。
その誤解を解くのが私達の役目だと思っています。

T君が独立し、家庭を築く頃には、それらの誤解が解けて
犬が人間社会に自然に入りこんでいるようになっていて欲しい
と願っています。


》もっともっとと求めるのは良くないのかもしれませんが、私の中では
》私とNの関係はまだまだだと思います。やっと、楽しむことを普通に
》できるようになってきたところなのです。

無理に求めなくても、もっともっと楽しいことが待っていると
思います。もう楽しむことをKさんもNちゃんも、ご主人も
T君も知ったのですから、あとはそれを続けるだけです。


》私も知らない人間の一人でした。Nと向かい合っていても「本当に
》良くなるんだろうか」と思ったことは良くありました。

ほとんどの人がそうだと思いますよ。でも、大人になった時の
T君は違います。そうやって社会が犬を見る目が変わって
ゆくのだと思います。


》近所に9ヶ月のビーグルがいるんです。女の子。
(後略)

その方にとって、前の子が手がかからなかったことがよかった
みたいですが、手がかかるからこそ、本当の意味で家族になれる
と私は考えます。その奥さんご自身、子供の時、親ごさんの手を
焼いたことがあるのではないでしょうか。

今までの日本人は「犬は外で外で番犬をし、それに対してご飯を
あげる」という付き合い方だったと思います。その感覚を長く
続け(=選択繁殖を続け)、先代の子のような犬が増えたのだと
思います。
その意味では優秀だっと思いますが、今は犬に求めるものが違う
のですから、その方が「犬」に対する固定観念を変えない限り、
今の犬は問題犬であり続けるでしょう。


》なんかお店で気に入った家具でも買うように、犬のことを考えられると腹
》が立ってきます。・・・かなりのワンチャンびいきになっている私。

「ん?」、Kさんはどんなお気持ちで、Nちゃんを買いに
行ったんでしたっけ?(意地悪言ってゴメンナサイ)


今回のメールでも

》「KさんとNちゃん」は、まだまだ手を付けられそうにありません。

と書かなければなりません。月日の経つのは早いですね。
ちょっと気合を入れて頑張らねば!


Kさんの年末年始は、周りの人に幸せを配りすぎて、ご自分の
幸せをとっておくのを忘れたようですね。
このメールが届く頃には、おみくじの「大吉」の通りにいいことが
起こっていることと信じています。(ちなみに、そのおみじくには
どんなことが書いてあったのでしょうか?)


》弓削さんは「ハリーポッター」なんて読んだりしますか?今、K家のマイ
》ブームなんです。

恥ずかしながら、というか、自分でも不思議なのですが、普通の
本が読めないんです。(マニュアルなどは全然問題ありません。)
読めても非常に遅く自分でイライラしてしまって、結局、最後
まで読まないということがほとんどです。
面白い本なら、きっと読めると思います。自分に合った本との
出会いがないだけだと思います。


》そんなことしているからメールの返事が遅れるんですね。反省。

いえいえ、ごゆっくり。そうでないと宿題(「KさんとNちゃん」)
がいっぱいたまったみたいで、落ち着かないですから(笑)。


では、おやすみなさい。

02.03.16   Re: T君に期待しています    Kさん

暖かいですね。
今年の春は待ち遠しいと思う間もなく、気がついたら来ていた
という感じです。
Nの毛が沢山抜け始めました。

> さらに「犬の一日は、人間の四日」という人もいます。二歳
> くらいまでは、しっかりと相手をする(結果的にしつけをする)
> ことがお互いにとって良い関係が築けるはずです。

そうですね。
今、1歳8ヶ月になりましたが、今までの努力がとてもいい方向に
向かっていたのだと感じています。私のようなワンちゃん初心者でも
ここまで来れたのは、やはり弓削さんのおかげです。
やっと家族として犬を受け入れることができた、と思えるようになって
きました。


下痢のその後ですが、
1週間くらいで治まり、今はウンチも「いいの」が出ています。
3日目にまだゆるかったので、もう一度薬を頂いて、そのときにおなか
に負担の少ないフード(缶詰の)も出してもらい、3日くらい与えました。

寒さに対して無頓着だったかもしれないと思い、これを機にNの服
を用意しました。着てくれるかどうかが問題、また一苦労かなと思って
いたのですが、着せてすぐにもがいているうちに遊び始めたり、お散歩
に外へ出て走り始めたりしたら、気がそれたようで大丈夫でした。


> 排便のコマンドを理解してきてくれて、よかったですね。排便に
> 限らず、ゆっくり覚えてくれるコマンドというのは、幾つかあり
> ます。その種類は、犬種や個体によっても違います。そういう
> コマンドもあるんだ、というは覚えておいてください。

Nの場合かなり遅い方だと思い、気にならなかったと言ったら嘘に
なります。本や、ホームページなどで見ても、みんな早いなあと感じ
ていました。
でもそれで良かったんだ、気長に待っていて良かったんだと思います。


> 「お尻の臭いを嗅ぐのが犬同士の挨拶」と思い込んでいる飼い主
> さんが多いみたいで困ります。犬同士の事故が起こった場合、
> 少なくとも、どちらかの飼い主さんは、この考えをもっている
> ようです。

私もそう思っていました。ただ、今まではNが怖がって逃げ回って
いたので、そういう機会がなかった。

> ただ、そんな犬達のように、相手(犬)の顔色をみることもせず
> に、お尻の臭いを嗅ぐような犬にならないように注意して下さい。
> 犬はなんでも学習しますからね。

今のところ、よその犬にずけずけと近づいて行くことはありません。
よく考えたら、いきなりよその犬に近寄られてNのお尻に来られ
たらいやですね。
それは分かりますけど、挨拶の仕方って、どのように・・・?

> 》のですが、今日のお散歩で柴犬の女の子と会った時、お尻のほうへ近づ
> 》いていこうとしていて、今までのNとちょっと違うぞと思いました。
>
> ちょっと心配ですね。
> その柴犬の女の子とは、何回か会ったことがあるのでしょうか。

その柴犬の女の子は(Yちゃんといいます。)最近お散歩でよく会う子
です。Yちゃんが、どんどん来るタイプの子なので、Nも(Yちゃんの
隙を見て)こわごわだけどお尻のほうへ・・。
まずいですか?

今日はおとなしいゴールデンの男の子に会いました。私たちが遊んでいると
しばらく離れてみていて、こちらから挨拶すると、ゴールデン君を伏せさせてく
れて。Nが犬に臆病なことを伝えると、そっと近づけていいですよと言ってく
れました。その間、ゴールデン君には「急に立っちゃだめだよ」と言い聞かせ
ていました。
Nはそれでもなかなか近づけず、遊ぶまではいかずにお別れでしたが。


> 》ロングリードをつけて自由に走り回らせてあげようと思ったのに、沢山の
> 》犬がいて怖かったのか私の後をついてまわっていました。私にとっては嬉
> 》しかったけど、Nは心細かったんでしょうね。
>
> 知らない犬がいたら怖がって当然だと思います。
> ちなみに後をついてまわっている時に、一緒にあそんであげましたか?
> それとも延々と他の犬についてまわられて、それどころではなかった
> でしょうか?

もちろん遊んであげました。そばにいてあげないとNも不安だろうと思いま
したのでし、せっかく遊具もあったので遊ばなきゃ損。
他の犬たちは、ちょっとちょっかいを出しては他のところに行ってしまい、ま
た忘れた頃に来ると言う感じでした。

> 》T も、一緒にジャンプして楽しそうにしてました。N と T が跳ん
> 》でいると後から他のワンちゃんが嬉しそうについてまわって一緒にジャン
> 》プ、T が振り向くと後ろにワンちゃんが、という場面も見られました。
>
> ここを読んだ時、申し訳なのですが、K家のことよりも、他の
> 犬の飼い主さんはどうしていたのかな、と考えてしまいました。

あ、そうですね。そういわれると・・。
他の方たちは一緒に遊ぶというより、好きにさせて眺めているようでした。
よその犬にちょっかいを出すと、「ダメでしょう、ごめんなさい」と止めに来る
といった感じで。

私たちはNに遊具をやらせたりしていましたけど、他の方たちはしていま
せんでしたね。いぬが勝手にやったり、一緒にやっているのは子供たちだけ。
私も、それを不思議には思えませんでした。まだまだですね。
ドッグランにつれてきているということだけで、ワンちゃんを家族としてある程
度は大切にしているという思いがありました。遠くで見ていられることが、「余
裕のある・・・」という風に映っていました。私も何か違っていたんですね。

最近良く思うんですけど、私がNと遊んでいますよね。そういう遊び方をし
ている飼い主さんとあまり会わないんです。私が遊び方がわからなかったのも
そういう場面を知らないから、ということもあるのではないかと思いました。
ここ1年で「犬を飼うってこういう事」が、私の中ではかなり変わりました。


> 今、Kさんが取り組んでいることは、Nちゃんの「躾」で
> あって調教ではありません。美しさを身に付けてもらうこと
> です。

そうですね。

> 人間と一緒に寝る行為は、人間に例えるなら、成人(分別が身に
> 付いている人間)に許される行為だと思ってください。
> そのような行為を行わせる時、いきなり一人前にはやらせない
> ですよね。お酒やタバコも少しづつ覚えてゆくものです。

分かりました。

> Kさんがお考えのように、まずは昼寝から、そして週末だけ、
> そんな感じで、増やしてゆけばいいと思います。
> 毎日一緒に寝るようになる時は、クレート・トレーニングが完璧
> になっていることが最低の条件です。一緒に寝ることで、クレート
> に入らなくなってしまっては「躾」ではなくなってしまいます。

まだ現実的にはイメージできないのですが、機を見て試してみよう
と思います。

> T君の変わり様は、私も驚いています。初めの頃は「年齢的に
> うまくいかなくても仕方ない」と思っていました。最悪の結果と
> して(T君が嫌うようになって)Nちゃんは、お庭で暮らす
> 犬になってしまう可能性も考えていました。

本当に驚きです。まだ、遊んでいてNの歯があたることがあるのです
が、Tは「今のはわざとじゃないよ」とか、「噛んだけど、ガマンで
きなくないよ」と言ってNをかばう言葉が出てきます。
Nとの遊びをするためにゲームが出来なかったり、おもちゃを出しっ
ぱなしに出来なかったりとか、Nがいるためにしなくてはならない我
慢を、Tは素直に受け止めてくれたようです。Nを兄弟として
認めてくれているんだと思います。


> KさんとNちゃんのトレーニング後に話しかけてきた人も・・
> そういう人がいた場合、私は「犬について、ちょっと勉強してみる
> と面白いですよ。犬が言いたいことが分かるし、こちらの思って
> いることが伝えられる。だから、こちらの指示通りに動くように
> なるわけです。でも、犬について勉強することは、このような
> 形式的なことよりも、日常の生活をもっと楽しいものにしてくれ
> ますよ。」と、いう感じで話しをするようにしています。

そういう言い方がとっさに浮かんでこなかったです。
楽しめるということを伝えられたら良かったんですね。

> 「右ツケ」って、面白いですよね。うーにーは、4歳過ぎてから
> やったので、右で歩くのは落ち着かない様子です。でも、道の右側
> を歩いている時や犬連れの人と連れ違う時など、出来ると便利です。

そうですね。ところで、コマンドはなんと言ったらよいでしょう。
「右ツケ」ですか?なんか長くていいづらいかな。「右」だけではなにか
支障ありますか?今後、「右」と言うコマンドを他で使うような事が出
てきますか?道を曲がるときとか・・。それは「ツケ」でいいのかなー。

Nも「右ツケ」をさせようとするとどうしても気持ち悪いみたいでフッと
気を抜くと、左に来てしまいます。


> 「(Nちゃんが)覚え易いような教え方」ではなく「教えられた
> 結果が(Nちゃん自身が)自分のためになると実感できる日常」
> ということです。

Nはどう思っているのでしょう。
みんなにかわいがられるような子になって欲しいと思い、接しています。
そのとおりに伝わっているか、私がそれからそれている事がないか・・。

> 》一度で聞いてくれないときは、しばらく待った方が良いのでしょうか?
>
> まず第一に、Nちゃんの気持ちが「コマンドを聞いてくれる
> モード」になっていることを確かめてください。そのモードに・・・・

まず第一が大切ですね。それと視線ですか・・。そういうの、面白いです。
「もしもし、今日・・・」はその言葉を言うのですか?あくまでコマンドは言
わず?なんか面白いですね。わたしもやります。

> でもこのような人間臭いやり取りをやり過ぎると「今は怒られない
> みたい」とか「この人の言うことは聞かなくても大丈夫そうだ」と
> 犬側が判断するようになり易いので、気を付けてください。

本当、人間臭いですね。

> 》私も知らない人間の一人でした。Nと向かい合っていても「本当に
> 》良くなるんだろうか」と思ったことは良くありました。
>
> ほとんどの人がそうだと思いますよ。でも、大人になった時の
> T君は違います。そうやって社会が犬を見る目が変わって
> ゆくのだと思います。

「Nの顔が笑ってるー」と言うT。私も期待します。

Tは2月からテニスを始め、お休みの日はグラウンドでテニスの真似
事をするようになりました。3人(と1匹)で出れたときに一人がロングリード
を持ち、Nを球拾いに使ってみました。
喜んで追いかけてくれてこれはうまく行きそうです。
でも、ちゃんとマテをかけて、拾ってほしいときだけ行ってもらうのにはまだ
時間がかかりそう。


> 》なんかお店で気に入った家具でも買うように、犬のことを考えられると腹
> 》が立ってきます。・・・かなりのワンチャンびいきになっている私。
>
> 「ん?」、Kさんはどんなお気持ちで、Nちゃんを買いに
> 行ったんでしたっけ?(意地悪言ってゴメンナサイ)

あー、そうですねー。
自分に腹を立てているのかなあ。そっかぁー。

お散歩中に通る道沿いにNを可愛がってくれる方がいて、その方に
しつけ教室に行きたいと思っているので紹介してくれないかと言われました。
お散歩中に奥さんが引っ張られ、足を捻挫してしまったとのこと。
日曜日に早速行くと言っていました。
そうなる前に行ってほしかったけど、「預けるよりも飼い主も一緒の方がいい
よナ」と仰っていたので、頑張ってほしいと思います。

> 》「KさんとNちゃん」は、まだまだ手を付けられそうにありません。
>
> と書かなければなりません。月日の経つのは早いですね。
> ちょっと気合を入れて頑張らねば!

頑張ってくださいねー。でも、無理しないでくださいね。

> Kさんの年末年始は、周りの人に幸せを配りすぎて、ご自分の
> 幸せをとっておくのを忘れたようですね。

本当に配っていたのは私なのか分かりませんが・・・
そんな風に考える事が出来るのですね。なんだかそれだけで幸せ
な気分になれました。

> このメールが届く頃には、おみくじの「大吉」の通りにいいことが
> 起こっていることと信じています。(ちなみに、そのおみじくには
> どんなことが書いてあったのでしょうか?)

よく覚えていないのですが、「お金やものの使い方をみんなのために
なるように考えなさい」と書いてあったのは印象に残っています。
3月は暖かいというだけで幸せです。花の成長がとっても早い。
よそのうちの花壇作りまでしてしまいました。お礼にお花をいっぱい
もらいました。

夕方のニュースでは、桜の開花宣言が明日(もう今日ですね。)にでも
出そうだとか。
今年は雪で遊ぶ事が出来なかったのだけは残念。NやTに雪
遊びをさせたかった。


> 恥ずかしながら、というか、自分でも不思議なのですが、普通の
> 本が読めないんです。(マニュアルなどは全然問題ありません。)

不思議ですね。すごーく沢山の本を読んでいる人かと思っていました。
その、考えの深さとかはどこから来るのでしょう。体験の豊富さなので
しょうか。

そうそう、Nがお利巧になってきたからか?(私はそうだと思うんです
けど)最近主人がよく散歩に行ってくれるようになりました。お昼の暖か
い時間に郵便を出しに行ったり、今日などは、お店までタバコを買いに
行ってました。犬を連れて入ってはいけないお店ですが、個人商店なの
で、お店の人を呼び出して買ってきたそうです。

やっぱり、大吉は当たっていたかも。
では。


これは、今回のメールの中に出てきたKさんの言葉です。

   欲張りなので、やっただけの見返りがあるまでやり続けようとす
   るのかもしれません。

時にそれは「忍耐」と呼ばなければならないことかもしれません。
それが出来るのは、見返りがあることを知っているし、それを見つける
ことが出来る人だからだと思います。

今の世の中、多くの人が忘れかけている大事なことだと思います。
その大事なことを、多くの人に思い出させてくれるのが、犬なのでは
ないかと考えています。


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