Kさん と Nちゃん  26

・・・・・・・・10・・・・・・・・・20・・・・・26・・・・・・・           「しつけ?」へ戻る





■ ちょっと大人になったかな ■

体が成犬に近づいていくると、心も大人びてきます。「自我の目覚め」
という人もいますが、とにかく自分の判断基準を持つという感じです。
今までは多少矛盾したことでも、教えればそれに従ってくれたと思い
ます。しかし、これからは「世の中、そういうものじゃないでしょ?」と
Nちゃんに言われてしまうことがある、ということです。

その「世の中」は、Kさんが教えた(つまり、つくり上げた)世の中です。
犬は、いつまで経っても子供です。一人立ちして、親が見守っている
だけでいいという立場にはなりません。
いつまでも、過ごし易く、楽しい世の中を与えてあげたいものです。それ
は、犬のためだけではなく、きっと人のためにもなるはずです。(それが
犬と暮らす本当の目的である人も多いと思います。)

01.11.28   判り易く、誤解のないように、      弓削

あらら、腱鞘炎とは大変ですね。私はフレキシでちょっと手首を
痛めたことはありますが、腱鞘炎までになったことはありません。
チョークを多用している人でも、聞いたことありません。私と
しては不思議です。
メールをいただいた時は、治りかけていたようですが、今は如何
ですか?


》今回のお返事を読んで、今までより、より毅然とした態度をとらなけれ
》ばならないのだなと思いました。
》子供で言えば、思春期でしょうか?
》大人になりつつあるのですね。

「毅然」と書くとちょっと怖い感じを受けますが、今はコミュニ
ケーションのバラエティーも広がっているはずですから、そんな
感じのコミュニケーション手段を使うこともでてくるはずです。
問題になりそうなことをしたら、早めに「それは絶対にしては
イケナイことなんだよ。分かっているでしょ?」ということを
伝えるためにそのような態度をとるということです。
犬に解り易いコミュニケーションを使いましょうということです。


》叱られているのはよく分かってくれるようになったと思います。
》分かっていても、こちらので方次第で、(叱り方の強弱で)すぐに止め
》たり、様子をうかがいながら続けたりです。

ここまで分かるようになったのなら、あとは人間の対応次第です。
犬は、自分の行うべき行動をルール化します。「テーブルの上に
勝手に乗ってはイケナイ」とルールを作れば、人間がいなくても
乗らないようになります。逆に「散歩から帰ったら乗る」と決め
たら、足が痛くても乗ろうとするようになります。

後々Nちゃんに「え〜、ちゃんと教えてくれなかった」と言われ
ないように、人間社会のルールをしっかり教えてあげてくださいね。

叱られていることが分かっているのなら、「毅然とした態度」も
トーンを上げずに出来るはずです。ちょっとした「声」「顔」
「手の動かし方」などで、分かるようになるはずです。
Nちゃんがこちらが見えないことを考えて「声」で伝えられる
ようになるのが理想です。


》先日Nがこんな事をしました。
》朝、私がテーブルのところで本を読んでいると、傍で座るとおやつが
》貰えると思ってこちらを見上げて座っていました。知らんフリをして
》いると、何を思ったかハウス(キャリー)から下にしいてあったマットを
》テーブルの傍に持ってきて、その上に座りなおし、おやつをもらえる
》のを待っていました。

》何でそんなことをしたのでしょう。
》マットの上で待った方がラクチンとか思ったのでしょうかね。

やるじゃないですか! さぁ、それを「芸」にしましょう。
NちゃんがKさんの「何を見て」その行動をしたのかを探り、
Nちゃんに再現してもらいましょう。そして激しく褒めま
しょう。
初めのうちは、この一連の行動を褒められたとは分からないかも
知れません。それをはっきりさせるために「一連の行動」がちゃん
と出来たら「激しく」褒めて「それなんだ!」ということを伝えて
ください。

それまでの間、その芸につけるコマンド(言葉)を考えておきま
しょう。特定の(人間の)アクションでその行動が出来るように
なったら、それを付けてあげましょう。


》人に知って欲しくてというのではないのですが、私は何か形として自
》信になる物が欲しいのだと思います。
》自分に一目置けるようになりたいのかな。

それが通過点で次に繋がるものであればいいと思いますが、それを
ゴールとして目指すならやめた方がいいと思います。人間関係だって
ゴールなんてないですよね。


トレーニングを遊び感覚で行うことが、重要であることに気がついて
いるなら、形あるゴールを目指すよりも、日々のやりとりを如何に
楽しくすることが眼前の目標であり、その積み重ねが、Nちゃん
との数多のコミュニケーションを生み、お互いをより理解できる
ようになり、共に行動できる範囲が広がってくることのです。

共に行動することが楽しいと(Nちゃんが)思うからこそ、
Kさんからの要求を聞いてくれるのです。聞いてくれるどころか
自発的にしてくれるようになるわけです。(少し、そんな行動が
みられるみたいですね。)

そして、しつけのできた犬だけが許される行動が出来るようになれ
ば、自他ともに一目置くことになるはずです。


T君が宿題をしている間じっと待っているなんて、とても
いい子ですね。T君の宿題が終わった後、どんなご褒美を
与えましたか。お気に入りのオモチャで遊びましたか、とびきり
のオヤツを与えましたか、それとも大好きな場所に連れて行って
あげましたか、もしかして全部一度に与えたのでしょうか。

そんな話はおいといて、とにかくいい子になってきましたね。
犬は、どんなにしつけても教育しても、二本足で歩いてくれないし、
言葉もしゃべってくれません。いつまで経っても犬のままです。
それでもこうやって、人間の都合に合わせて我慢をしてくれたり
してくれます。また、時にお手伝いもしてくれます。心の支えに
なってくれもしてくれます。だから「家族」と呼ぶのです。

日々、多忙な毎日をお送りのことだと思います。その中でN
ちゃんにしてあげることが「世話」という名の「日課」になって
いないでしょうか。
今までの固定概念にこだわらず、Nちゃんとの接し方を根本から
考え直す時期かもしれません。
こういうことも堅く考えずに楽しんでやってみてください。


Kさんが書かれているように、世の男性について私も、

》「でも、教わる事がない」と考えるのって損しているように思います。

そう思いますが、犬や子供から教わることよりも、他に勉強しな
ければならない、やらねばならない、ことが多いのだと思います。
日本の競争社会でやってゆくには(天才のような人は別ですが)
時間の余裕もなくなってしまうのだと思います。

「しつこい!」と言われると分かっていますが、やはり、Kさんが
Nちゃんと楽しそうにしているところ、KさんとNちゃんが
コミュニケーションをとれている(と見える)ところなどを見せる
ことだと思います。
それまで犬に興味をもっていない人でも、そういう場面を見れば
「私でもあんな関係になれるかな?」「犬のことをもっと知りたい
な、」と思うようになると思います。

日本人は、犬に対して無責任な文化を持っていると考えています。
   〜〜〜
「犬のやったことは犬が勝手にやったこと」「野良犬も人が連れて
いる犬も犬は犬。触ろうが何しようがいい。」
           〜〜〜
こんな感じありますよね。
長い間、犬と暮らしてきたといえば、そうなのかもしれませんが、
それは、現在の形式とは違います。「長年犬を飼っている」という
人の中には、このように考えている人も多いように感じます。
そして日本人全体としても「犬は身勝手な動物で、人間の気持ち
なんて分かってくれない。分かってくれるのは、特別な犬だけ。
だから吠えられて、噛まれるかもしれない。飼い主がそこにいても
変わらないだろう。」と(固定概念といっても過言ではないくらい
に)考えている人も多いと思います。

そうではない、飼い主が伝えたことが分かる犬、を目の前にした
だけでも、そんな考えの日本人には驚きであり、そして魅力でも
あるようです。

「北風と太陽」の話のように、無理矢理そうさせるのではなく、
気持ち良くそうさせなければ、犬に対する気持ちは変わらないと
思います。(そのような人達にとっては、仕事でも勉強でもない
のですから、何か得られるもの、気持ちがいいもの、がなければ
その考えを変えるための勉強なんてしくれることはないでしょう。)


》> タイトルは「KさんとNちゃん」でよろしいでしょうか?

》「Kさん・・」でいいです。

では、これでいきたいと思います。
借りアップしたら、ご連絡します。(ここのところ、ちょっと
忙しいので、年明けになってしまうかも。)


》Nの表情をどのくらい理解できているのかそれはいつも???
》なんです。でも、最近またNが可愛くなったように思えるんです。
》それが理解に少しでも近づいているんだとしたらうれしいです。

細かいことよりも、こちらからの「褒めている/叱っている」、
Nちゃんからの「嬉しい・気持ちいい/嫌だ・面白くない」、
つまり、お互いの「YES/NO」が分かるようになっている
と思います。基本はそれだけでいいです。

他には、時間があれば「カーミング・シグナル」というものを
勉強してみてください。犬の多くの表情は、擬人化しても行き違い
がないことが多いですが、カーミング・シグナルは、行き違いを
起こしやすい行動です。しかも犬にとっては、はっきりした働き
かけで、これを分かってあげることにより(犬から見て)「この
人は私の気持ちをよく分かってくれる。」となります。


》Nも私の表情を見て???と思っていたんでしょうね。
》何か話しかけると「?」と首を傾げてばかりいるころもありました。

Nちゃんも(きっとNちゃんの方がもっと)Kさんの表情を
見ていると思います。見て、一生懸命にKさんのことを理解しよう
と努力しているはずです。そんNなちゃんに誤解を与えないように
してあげてくださいね。


》反省。はじめは気をつけて「OK」で始めるようにしていますが、N
》が飽きはじめてあわててちょっと気を引いてからやめる事がありま
》す。

遊びの「始まり」「終わり」のタイミングも重要ですが、その内容も
進化させていますか?。同じことをやっても同じ反応ではないはずで
す。犬だって飽きます。Nちゃんも人間もより楽しくなるように、
遊びをどんどん変えていってくださいね。


》私も見た事がありません。最近テレビでフリスビードッグの番組を
》何回か見ました。すごいですよね。見た日、主人はNを相手に
》股の間から投げたりして、遊んでいました。大ウケです。
》Nも楽しそうだった。

こういうことです。難しく考えず、行き当たりバッタリの思い
つきでいいんです。新しい面白いことを(恥ずかしがらずに)
どんどん試して、お互いが面白ければ、それを定着させればいい
だけです。そして定着した頃には、また遊びを進化させて下さい。


11月3日、4日は、犬関係の色々なイベントがあったみたいで
すね。どこに顔を出すか悩んだ人も多いみたいです。出来れば
ずらしてくれればと思う人もいるでしょうけど、これだけ犬の
イベントが増えたこと、また、多くの人が参加するようになった
ことは嬉しいです。もっともっと多くの人が参加し、情報を交換し
犬への理解を深めて欲しいと願っています。


》今年はクリスマスツリーをどこへ飾ったらよいのでしょうか。
》Nにいたずらされないところを探さなければなりません。

犬が近寄れないようにするためのタイルのようなものが売って
います。30センチ四方くらいの大きさで、全体的にトゲのような
ものが付いているというものです。観葉植物を荒らされないための
ものだそうです。


くしゃみをしている人に「風邪ですか?」ときいたら「秋の花粉症
です」とのこと。色々あるみたいですね。
うーにーは相変わらず調子が悪く、一日のほとんど寝ています。
ここのところ、人の声にも反応するようになってきたので、回復は
近いと思います。腰が痛いのは分かっているのですが、それだけに
しては辛そうです。
お財布と時間に余裕があれば、大きな病院で体中MRIでも撮って
原因を追求したいところです。


  **************************
       この間に「旅の犬具」にご注文いただきました。
       今回は、消臭剤とオヤツのお試しセットの注文を
       いただきました。
       オヤツは、しつけはもちろんのこと、健康にも
       関わりますから、気を使いたいものです。

       年末のバタバタしている時期です。
       私は、何かと理由をつけて発送を遅らせてもらったり。
       その言い訳に、うーにーのCDを送ったのでした。
                **************************

01.12.11   Re: 判り易く、誤解のないように、     Kさん

12月に入ったかと思ったら、もう中旬に入ってしまいましたね。
今月は、Tにとっては誕生日とクリスマスのある月、1年中で一番
幸せな時期です。

腱鞘炎は騙し騙し付き合っているという感じです。
ちょっと気を抜くと痛み始めますが、動かせなくなるほどには悪くなら
ないのでこのまま気をつけていくようです。
でも、原因がリードを持つ時間が長かったからなのか、ちょっと疑問に
なってきました。悪くなるタイミングが散歩やトレーニングの頻度とず
れているような・・・。だとするとパソコンでしょうか?そんなに長時間
キーをたたいているとは思えないんですけど。


しつけ教室でも「1歳半くらいの子で言う事を聞かなくなってきている
という飼い主さんが多いんですよ」と聞きました。
弓削さんがおっしゃっていたのと同じ事を(純真な子供の心のNで
はなくなってきている)言っていました。

> 叱られていることが分かっているのなら、「毅然とした態度」も
> トーンを上げずに出来るはずです。ちょっとした「声」「顔」
> 「手の動かし方」などで、分かるようになるはずです。

叱られているのを分かっていて様子を伺いながらいたずらを続けて
いるということが多いです。ついついトーンが上がってしまいます。
感情的にならずに叱るのがとっても難しいです。

> やるじゃないですか! さぁ、それを「芸」にしましょう。
> NちゃんがKさんの「何を見て」その行動をしたのかを探り、
> Nちゃんに再現してもらいましょう。そして激しく褒めま
> しょう。

残念ながらあれから「自分でマットを持ってきて・・・」は全くしていま
せん。でも、そうやって日常で出てきた行動を「芸」にするということ
なんですね。

> 》自分に一目置けるようになりたいのかな。
>
> それが通過点で次に繋がるものであればいいと思いますが、それを
> ゴールとして目指すならやめた方がいいと思います。人間関係だって
> ゴールなんてないですよね。

そうですね。

> いるなら、形あるゴールを目指すよりも、日々のやりとりを如何に
> 楽しくすることが眼前の目標であり、その積み重ねが、Nちゃん

そのとおりだと思います。
多分、その眼前の目標が達成されなければ、形あるゴールにも到
達はできないだろうと思っています。
今のトレーニングの時間は、楽しくする事が目標です。

> との数多のコミュニケーションを生み、お互いをより理解できる
> ようになり、共に行動できる範囲が広がってくることのです。

それを忘れないようにしたいと思います。

> 今までの固定概念にこだわらず、Nちゃんとの接し方を根本から
> 考え直す時期かもしれません。
> こういうことも堅く考えずに楽しんでやってみてください。

いろいろ考えてやって見ます。

> そう思いますが、犬や子供から教わることよりも、他に勉強しな
> ければならない、やらねばならない、ことが多いのだと思います。
> 日本の競争社会でやってゆくには(天才のような人は別ですが)
> 時間の余裕もなくなってしまうのだと思います。

そうですね。あまり批判的になるのは良くないですね。
他人にならもっと寛容になれるのですが、家族って甘えがあるから
もっともっとと思ってしまうのかもしれませんね。

> 「しつこい!」と言われると分かっていますが、やはり、Kさんが
> Nちゃんと楽しそうにしているところ、KさんとNちゃんが
> コミュニケーションをとれている(と見える)ところなどを見せる
> ことだと思います。

わっかりました。
それが目標。

今はトレーニングの場所を家の前から近くのグラウンドに変えました。
土と草の場所があります。そこでも、私とNとの遊びができるよう
になりました。クンクンをあまりしなくなってきたのです。広さがある
ので走り回ったり、「持って来い」を思いっきり遠くへ投げたり、「来い
」を遠くから呼んだり、いろいろできます。
以前は遊ぶどころではなかった場所なのですが、いろいろできて楽し
めるようになりました。
集中していれば、離れたところで人が通ったり、子供が遊んだりして
いても大丈夫なときもあります。とっても進歩だと思うのです。

私との関係、集中力がとっても大事だというのがよく分かりました。

> それまで犬に興味をもっていない人でも、そういう場面を見れば
> 「私でもあんな関係になれるかな?」「犬のことをもっと知りたい
> な、」と思うようになると思います。

私がNと遊んでいるのを見て、楽しそうだなと感じてくれる人がいた
ら本当にうれしいです。初めは人が見ているとちょっと恥ずかしかっ
たですけど、今はもう平気になりました。
ワンちゃんはこんなにお利巧で、楽しいのよと見てもらいたい気分で
やってます。


> 「北風と太陽」の話のように、無理矢理そうさせるのではなく、
> 気持ち良くそうさせなければ、犬に対する気持ちは変わらないと
> 思います。(そのような人達にとっては、仕事でも勉強でもない
> のですから、何か得られるもの、気持ちがいいもの、がなければ
> その考えを変えるための勉強なんてしくれることはないでしょう。)

そうですね。
今のペットブームが去る前に、少しでも多くの人にワンちゃんの事を
知ってほしいと思います。
ウチはTがいるので、子供を通じてそれを広げられると良いな
と思うのですが、まだNにはその役は勤まらないです。
でも近い将来は・・・。

> 他には、時間があれば「カーミング・シグナル」というものを
> 勉強してみてください。犬の多くの表情は、擬人化しても行き違い

興味があります。
本を読んでみたいと思っていました。
最近読みたい本がいっぱいあって、でも時間がなくて。
積読のなんと多い事か・・・。

> 遊びの「始まり」「終わり」のタイミングも重要ですが、その内容も
> 進化させていますか?。同じことをやっても同じ反応ではないはずで
> す。犬だって飽きます。Nちゃんも人間もより楽しくなるように、
> 遊びをどんどん変えていってくださいね。

おもちゃなどもすぐ飽きてしまいますね。
昨日まで野球のボールに夢中だったのに、今日は見向きもしないで
クンクンはじめちゃったり。
そうなる前に何か考えなければいけないんですね。
おやつも同じものでは欲しがりはするものの、引き付けるのには効
力が弱くなっていたり。


こういうことは本当は試したりしてはいけないのかもしれませんが、先日
Tの誕生日に、Nにも特別にということでご飯を食べれるだけあ
げてみようということになりました。
普段の3倍弱まで器に入れても、まだ食べる速度は衰えず、怖くなって
やめました。恐るべしNの胃袋。


それからお散歩をしていたら、急に大きな犬が飛び出してきてものすご
い勢いで近づいてきて威嚇され吠えられました。もう、また噛み付かれる
かと思ったくらい。Nは「キャーン」と啼いて逃げ回りました。
噛み付いてきて、止めに入れば私も怪我をするだろうなと思いました。
幸いこちらがそのまま離れて行くと、それ以上追っては来なかったので
良かったのですが。
家の駐車場にいたらしいのですが(飼い犬です)、鎖につながれていな
かったみたいです。初めに追って来る時、チェーンが見えたので安心し
ていたらどんどん近づいてきて良く見たら鎖にはつながれていなかった。
本当に怖い思いをしました。
たまたまつながれていなかったのか、いつもそうなのか、どちらにしても
良くない事ですよね。

今度、Nをつれないでその家に見に行ってみようと思っています。
場合によっては役所などに届ける事も考えています。

うーにーちゃんあまり良くないのですね。心配な事と思います。
早く良くなる事を祈ってます。

お店のほうから消臭命令とおやつを注文しました。
急いではいませんのでそちらの都合で手配をお願いします。
「KさんとNちゃん」楽しみにしています。
では、今日はこの辺で。



01.12.25    楽しむこと!         弓削

私にしては珍しく何かと忙しく、ご返事がいつも以上に遅れま
した。もう年の瀬も目前ですね。

腱鞘炎の具合は如何でしょうか。原因が特定できないと対処方も
わかりませんから、困ってしまいますね。
全然違う話になりますが、私の年代くらい以上の女性には
リュウマチの話をチラホラ耳にします。あれも原因が分からない
し、治療法も人それぞれ合う・合わないがあるみたいで、自分に
合った方法を探すのに苦労するみたいです。


》しつけ教室でも「1歳半くらいの子で言う事を聞かなくなってきている
》という飼い主さんが多いんですよ」と聞きました。
》弓削さんがおっしゃっていたのと同じ事を(純真な子供の心のNで
》はなくなってきている)言っていました。

犬と直接話しをしたことがないので、本当にそういうことなのか
定かではありませんが、そのように捉えるのが人間側が納得し易い
と思います。
純真な時も、純真に(噛みついて)抗議したり、人間を試したり
しますから、その表現が大人しくなった、という表現も当てはまる
かもしれません。


》叱られているのを分かっていて様子を伺いながらいたずらを続けて
》いるということが多いです。ついついトーンが上がってしまいます。
》感情的にならずに叱るのがとっても難しいです。

やっていいこと・悪いこと、のルールがはっきりしていないのでは
ないでしょうか。それがはっきりしていれば、叱る時は徹底した
(Nちゃんがもう二度としないような)叱り方になり、叱る時は
その叱り方ばかりになりますから、それが続くと(=それしか叱り
方がなければ)トーンを下げることが出来るようになってきます。
しかし、ほとんどの人は「中途半端な叱り」というのを作ってしまい
ます。これが犬を混乱させます。その混乱が「様子を伺いながら続け
る」ように見えるわけです。

まずは「中途半端な叱り」をなくすことから始めてください。それ
にはルールの再チェックが必要になります。

トレーニングを楽しくするためにも、これは必要です。
Yes/No を確実に伝えられなければ、トレーニングは進みません。
(進まなければ面白くありません。)
犬は人間の言葉を理解しませんから、犬の行った行動を見て、
人間が(その行動に対して)Yes/No を出してやるわけですが、
それが「確実に」伝わらなければ、モヤモヤしたジェスチャー・
ゲームになってしまうわけです。


》他人にならもっと寛容になれるのですが、家族って甘えがあるから
》もっともっとと思ってしまうのかもしれませんね。

犬のことを家族に理解してもらうのは難しいですね。我が家でも
苦労しています。
主に世話をしている人は「今、これをしたら後でフォローが面倒な
ことになる。」と考えても、それを他の家族に理解してもらうには
とてもエネルギーのいることですね。
こればかりは、日本の「犬と暮らす文化の浅さ」だと考えています。
理解されないだろうと思いながらも、いつまでも理解してもらえる
ように(行動を見てもらい、言葉で)訴え続けるしかないと思って
います。


》今はトレーニングの場所を家の前から近くのグラウンドに変えました。
》土と草の場所があります。そこでも、私とNとの遊びができるよう
》になりました。クンクンをあまりしなくなってきたのです。広さがある
》ので走り回ったり、「持って来い」を思いっきり遠くへ投げたり、「来い
》」を遠くから呼んだり、いろいろできます。
》以前は遊ぶどころではなかった場所なのですが、いろいろできて楽し
》めるようになりました。
》集中していれば、離れたところで人が通ったり、子供が遊んだりして
》いても大丈夫なときもあります。とっても進歩だと思うのです。

》私との関係、集中力がとっても大事だというのがよく分かりました。

凄いじゃないですか!、
スムースにコミュニケーションがとれるようになってきたみたい
ですね。Nちゃんが「Kさんの言葉を聞こうと思うタイミング」
が分ってきたようですね。
必要に応じて「Kさんの言葉を聞こうと思う気持ち」になって
もらえるような関係を目指して頑張りましょう。

色々な遊びが出来るようになれば、訓練なんて簡単に感じてくる
と思います。それに加え、訓練は決まったパターンを犬にやって
もらうわけですから「教え方」も既に確立されています。その
手助けを借りれば「あれれ?」と思うくらい簡単に色々なことが
出来てきます。

まずはコミュニケーション、それを使って一緒に遊ぶ、そして、
とっても人間的なルールのある遊び、つまり訓練をするように
すれば、とてもスムースに進むはずです。

犬を勝手に遊ばせておいて、訓練の時だけ共同作業というカタチを
(日本人は)想像してしまうようですが、それは犬にとっては、
とても苦痛な作業です。人も犬も楽しめるから、色々とやりたく
なるのです。色々、遊びを考えて、やってみてくださいね。


》私がNと遊んでいるのを見て、楽しそうだなと感じてくれる人がいた
》ら本当にうれしいです。初めは人が見ているとちょっと恥ずかしかっ
》たですけど、今はもう平気になりました。
》ワンちゃんはこんなにお利巧で、楽しいのよと見てもらいたい気分で
》やってます。

Kさんのような人が一人でも増えてくれたら、と思います。
テレビで、雑誌で、どんなに偉い先生が語るよりも、心に訴える
力は大きいはずです。犬との楽しい時間をどんどん、多くの人に
見せてあげてください。

今はグランドですが、少しづつ人が多い所へと出て行きましょう。
まだまだ若いビーグルです。きっと壁にぶつかることがあるはず
です。そんな時は「諦めない努力」「飽きないための努力」を
忘れないでください。つまり「いつでも楽しむ努力」を惜しまない
でくだい。犬はそんな人が大好きです。そしてほとんどの犬は皆、
そういう性格です。


》おもちゃなどもすぐ飽きてしまいますね。
》昨日まで野球のボールに夢中だったのに、今日は見向きもしないで
》クンクンはじめちゃったり。
》そうなる前に何か考えなければいけないんですね。
》おやつも同じものでは欲しがりはするものの、引き付けるのには効
》力が弱くなっていたり。

今までのメールを読んでいる限り(前回も書きまいたが)遊びの
「始まり」「終わり」のタイミングに問題があるようですね。もう
少し早めに終わりにした方が良さそうです。
また、そのタイミングを見計らう意味でも常に一緒に遊んであげる
必要があります。つまりオモチャの管理は人間がする(遊びその
ものの管理も人間がする)という感覚を身に付けてもらいましょう。

犬によっては、自分のモノができてしまうと、それを守るために
攻撃的な行動にでるようになることがあります。もう少し、柔ら
かい行動としては、自分が飽きるまで遊びを続けるように、人間を
上手に操縦してしまう犬もいます。(このパターンは結構多いで
す。)

常に人間がオモチャを持ってきて一緒に遊び、人間が遊びの終わり
を決める。終わったらお休みの時間。これをすることにより「今は
遊ぶ時間ではないんだな」ということも分かるようになってきます。


》こういうことは本当は試したりしてはいけないのかもしれませんが、先日
》Tの誕生日に、Nにも特別にということでご飯を食べれるだけあ
》げてみようということになりました。
》普段の3倍弱まで器に入れても、まだ食べる速度は衰えず、怖くなって
》やめました。恐るべしNの胃袋。

犬種によりますが、ラブやゴールデンは胃がパンパンに膨れている
のが外から見て分かるくらいになっても食べ続ける犬がいるそう
です。実際にそうなって手術で胃の中のフードを取り出したという
子もいます。
犬の胃がどのようなものか分かったと思いますので、くれぐれも
置いてあるフードの管理はしっかりしましょう。家に帰ったら
フードの入れ物の中に頭を突っ込んでいたなんてことにならない
ようい気をつけましょう。(笑)


》それからお散歩をしていたら、急に大きな犬が飛び出してきてものすご
》い勢いで近づいてきて威嚇され吠えられました。もう、また噛み付かれる
》かと思ったくらい。Nは「キャーン」と啼いて逃げ回りました。
》噛み付いてきて、止めに入れば私も怪我をするだろうなと思いました。
》幸いこちらがそのまま離れて行くと、それ以上追っては来なかったので
》良かったのですが。

その犬は、しっかりと番犬(仕事)をしていたのでしょうね。
でも、その仕事は迷惑です。そのことを飼い主さんが教えていない
ことは問題ですね。

「キャーン」と啼いた犬に対して、さらに攻撃するようなことは
犬の行動としては正常とは言い難いことですが、そういうことを
する犬が少なくないのも事実です。

人間が止めて怪我をするような場合は、余程犬が興奮してしまって
見境が付かなくなっているような場合です。人間に対して本気で
攻撃をするような犬は、その存在自体問題です。そのような犬が
人が通る所に(しかも鎖で繋がれず)居るということは、ないと
私は信じています。(この犬がいつも繋がれずに、しかも毎度、
このようなことがあれば、Kさんが書かれているように、保健所
に「こんな犬がいるのですが、飼い主に指導していただけません
か、」と連絡した方がいいと思います。)

もし、Nちゃんが襲われそうになったら、Kさんが「相手は
この子ではなく、私よ、」という態度で挑んでみてください。
Nちゃんを襲い始めてから、手や足だけを出すと間違って噛ま
れてしまうことがあります。

もちろん喧嘩を推奨しているわけではありません。まずは、その
ようなことが起きないように、その道はもう通らないとか、その
ような犬には近寄らないように気をつけましょう。それでも、
そのようなことになってしまった場合は、KさんがNちゃん
をしっかり守ってあげてくださいね。


お陰様でうーにーは、ほとんど回復のようです。(喋ってくれ
ないので本当のことは分かりません。)動きや物事に対する反応
を見る限り、もう大丈夫みたいです。
ご心配、ありがとうございます。


「犬とゆく」の方からご注文、ありがとうございました。
オヤツが届いていると思います。これを使ってトレーニングを
頑張ってください。

「KさんとNちゃん」は、はやり年明けになります。もしかしたら
春になってしまうかもしれませんが、ゆっくりお待ちください。

では、楽しいクリスマスをお過ごしください。


02.01.07  Re: 楽しむこと!        Kさん

あけましておめでとうございます。
年末はとても忙しい思いをしましたが(主婦はみんなそうですよね。)
年が明けて数日は、ゆっくりすごす事が出来ました。
お返事が遅くなりましてすみませんでした。

年賀状を拝見しましたが、2回目ぐらいに差出人のところにまいすち
ゃんの名前があるのを見て、もう一度写真を見直して発見しました。
下の写真では弓削さんの肩に乗っていますか?
なんだか「ウォーリーをさがせ」みたいですね。

今年は初詣にちょっと人の多い、神社までチャレンジしてきまし
た。(すいていそうな時間を選んだのですが)人が沢山いる列に並び、
おとなしくしてくれるか心配でしたが、何とか迷惑をかけずにお参りを
することが出来ました。
Tは、「Nがお利巧になりますように。僕もお利巧になりますよ
うに」とお祈りしていました。はじめてのところで人も多いし、匂いもあ
ったところで、Nにしては大人しくしてくれたと思います。

たまたま後ろに並んだご婦人がビーグルを飼っているそうで、Nを
見ていろいろ話しかけてきてくれました。もう13歳で今、糖尿病で病院
通いだそうです。子供のときはとってもやんちゃだったと言っていまし
た。今でも、吠えるのが悩みなのだそうです。

小型犬を抱いて列に並ぶ人は数人見ましたが、中型以上の犬を連れ
て一緒に並んでいる人は見ませんでした。でも、やってみれば何とか
なるものですね。行ってよかったです。おみくじは「大吉」でした。

腱鞘炎はだいぶ良くなっているようですが、全く痛みや違和感がなくな
るほどにはならないみたいです。シップが手放せなかったのですが、今
はなくても大丈夫になりました。
昔、学生のころバレーボールをしていて、痛めたことのある所なのでそ
んな事も関係しているのかもとも思いますが、原因がはっきりと分から
ないのは本当に困ります。


> まずは「中途半端な叱り」をなくすことから始めてください。それ
> にはルールの再チェックが必要になります。

忘れていたつもりはなかったのですが、ずれていたんですね。

> それが「確実に」伝わらなければ、モヤモヤしたジェスチャー・
> ゲームになってしまうわけです。

それは犬にとっても人間にとってもいいものではありませんね。
気づかされました。

> 犬のことを家族に理解してもらうのは難しいですね。我が家でも
> 苦労しています。
> 主に世話をしている人は「今、これをしたら後でフォローが面倒な
> ことになる。」と考えても、それを他の家族に理解してもらうには
> とてもエネルギーのいることですね。

本当にそのとおりです。でも、弓削さんでさえ苦労している事、私が苦
労せずに出来るなどと考えてはいけませんね。
反省です。

> こればかりは、日本の「犬と暮らす文化の浅さ」だと考えています。
> 理解されないだろうと思いながらも、いつまでも理解してもらえる
> ように(行動を見てもらい、言葉で)訴え続けるしかないと思って
> います。

それはとっても忍耐の要ることですね。でも、分かってもらえる事も
絶対あるはずと思いたいです。続ける事ってとっても大切。


> ですね。Nちゃんが「Kさんの言葉を聞こうと思うタイミング」
> が分ってきたようですね。
> 必要に応じて「Kさんの言葉を聞こうと思う気持ち」になって
> もらえるような関係を目指して頑張りましょう。

そう考えていいのでしょうか。とっても嬉しいです。
Nにとって私が少しでも魅力的になれるといいんですけど。

> 色々な遊びが出来るようになれば、訓練なんて簡単に感じてくる
> と思います。それに加え、訓練は決まったパターンを犬にやって
> もらうわけですから「教え方」も既に確立されています。その
> 手助けを借りれば「あれれ?」と思うくらい簡単に色々なことが
> 出来てきます。

そんな気がします。でも簡単に出来ていないというのはまだ何かあ
るんでしょうね。それを発見できると嬉しいな。

> 犬を勝手に遊ばせておいて、訓練の時だけ共同作業というカタチを
> (日本人は)想像してしまうようですが、それは犬にとっては、
> とても苦痛な作業です。人も犬も楽しめるから、色々とやりたく
> なるのです。色々、遊びを考えて、やってみてくださいね。

良く分かっていたつもりだったんですけど、まだまだ頭の中だけでだ
ったようです。

> 大きいはずです。犬との楽しい時間をどんどん、多くの人に
> 見せてあげてください。

それが、一番皆に犬のことを理解してもらえることになるのでしょう。

> 忘れないでください。つまり「いつでも楽しむ努力」を惜しまない
> でくだい。犬はそんな人が大好きです。そしてほとんどの犬は皆、
> そういう性格です。

ワンちゃんに与えられることは大きいですね。

Nも、いろいろな人に影響を与える事が出来ているようです。
Tのお友達で今まで動物がだめだったのに、Nのお陰で犬が好きに
なり、よくNの事が話題になったり絵を描いたりするようになったとい
う子がいます。お母さんに言わせると「Nがいるお陰でウチでも犬を
飼っているようですよ」とのこと。

Nのお陰でいろいろな人と知り合いになれました。お散歩中に知ら
ない人に声をかけられたと思ったら、お散歩コースに住む家の人で
「こんなところまできているの?大変だねえ」なんて言われちゃいました。
そんなに遠くないんですけどね。

友人に言わせると私は最近変わって、ボーイッシュになったそうです。
PTAの役員をやってからと言われましたが、それよりもNとの生活の
ほうが私にとっては影響があったと思います。
初めにワンちゃんを飼うときに抱いていたのは、スカート姿で先に歩くワ
ンちゃんのあとをのんびりと付いていくというイメージだったんですけど
すべて全く逆でしたね。最近はスカートはめったにはかなくなりました。

> 今までのメールを読んでいる限り(前回も書きまいたが)遊びの
> 「始まり」「終わり」のタイミングに問題があるようですね。もう
> 少し早めに終わりにした方が良さそうです。
> また、そのタイミングを見計らう意味でも常に一緒に遊んであげる
> 必要があります。つまりオモチャの管理は人間がする(遊びその
> ものの管理も人間がする)という感覚を身に付けてもらいましょう。

そうですね。
もう一度「おもちゃの管理」と、「遊びの始まり、終わり」のこと気にかけ
てみようと思います。


> その犬は、しっかりと番犬(仕事)をしていたのでしょうね。
> でも、その仕事は迷惑です。そのことを飼い主さんが教えていない
> ことは問題ですね。

あの後、一人でその家に行ってみましたが、私一人で通る分にはこち
らを見てはいるものの、跳び出してくる事はありませんでした。
伏せてこちらをじっと見ていました。鎖はつながれていたように見えま
した。近くには怖くて寄れなかったので、はっきりとは分かりませんが・・・。
とりあえずはNをつれてその家の前を歩く事はやめます。

> もし、Nちゃんが襲われそうになったら、Kさんが「相手は
> この子ではなく、私よ、」という態度で挑んでみてください。
> Nちゃんを襲い始めてから、手や足だけを出すと間違って噛ま
> れてしまうことがあります。

分かりました。でも、そういうワンちゃんがいない事を祈りたいです。
でも、前にもつながれていないワンちゃんに噛まれたこともありました
よね。なんだかこういうことが何度もあると本当に悲しくなってしまいま
す。人間が悪いワンちゃんを作っているようで・・・。

> お陰様でうーにーは、ほとんど回復のようです。(喋ってくれ
> ないので本当のことは分かりません。)動きや物事に対する反応
> を見る限り、もう大丈夫みたいです。
> ご心配、ありがとうございます。

CDを見せていただいて、うーにーちゃんがどれだけ大切にされている
のかが分かりました。Tもまだおしゃべりが出来ない頃は、具合が
悪くなるとよく気をもんだものです。うーにーちゃんも皆さんも、この一年
が健康で過ごせる事をお祈りしています。

この一年で、NもTもまた大きく変わっていくのでしょうね。
楽しみです。
本年もよろしくお願いします。



最近、動物関係の法律や条令がどんどん変わってゆきます。
「動物の愛護及び管理に関する法律」(平成12年12月施行)が
有名ですが、「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」という
ものが今年(平成14年)5月に告示されました。

その中に「犬の飼養及び保管に関する基準」というものがあり、
その2番目には、こう書かれています。

  犬の所有者等は、犬をけい留する場合には、けい留されている
  犬の行動範囲が道路又は通路に接しないように留意すること。

KさんとNちゃんが恐い目に遭ったのは告示前ですが、告示後に
これを知り、改めた人がどれだけいるかを考えた時、犬との共存を
真剣に考える者が、しなければならない課題が、また一つ見えてきた
ように感じます。


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