Kさん と Nちゃん  25

・・・・・・・・10・・・・・・・・・20・・・・25・・・・・・・           「しつけ?」へ戻る





■ しつけの課題は ■

トレーニングの基本は、5コマンドだと思います。では、しつけの基本は?
それは、人それぞれ、家それぞれだと思います。

「人に迷惑をかけないように、」といっても、どんな行為が迷惑と思うかは、それぞれです。そして、迷惑をかけないように、とるべき行動もそれぞれの考えで違います。
それを考えるには、とにかく行動! もちろん失敗があります。まず飼い主の謝り方を実践することになると思います。これはも大事。相手に誠意を伝える、これは、犬に何かを教えるときにも必要になってきます。

しつけの基本。それは、コミュニケーションだと思います。

01.10.22    「MさんとJちゃん」が終わりの理由は、    弓削

いいお散歩道の発見、よかったですね。
これってとても重要なことです。犬との生活は「楽しく」が基本。
でも住宅街では、楽しめる場所が少ないのが現状。楽しめる場所を
見つけるのも、飼い主に求められる努力の一つだと思います。


》色々ありましたけど、良かったです。私達にとってもNにとっても
》いい経験になったと思います。またこれから何をすればもっと楽しく
》出かけられるかということも気がつきました。

そうなんですよね。実際にお出かけして、楽しんで、そこで、次の
課題が見えてくるものです。そういう日常の積み重ねが「他人に
迷惑をかけない人と犬の組合せ」になってゆく確実な道だと思い
ます。
人間だけでも同じだと思います。新しい仕事や遊びを始めると、
今まで自分が考えていた「常識」が通じなかったり、自分の感覚で
判断したことが他の人に迷惑だったり。
こういうことと同じだと思います。


》「私も仲間に入れてよ」とか、「早く遊ぼうよ」という感じのケースで。
》こういう場合も吠えるのは良くないでしょうか?

はい、よくありません。
Nちゃんの吠えるのは「要求」です。これを放っておくと、
どんどん要求するようになります。吠えられてしまうと、周りの
迷惑を考えて、人間は要求に従わなければならなくなります。
つまり甘やかすことになります。この悪循環は早めに断ちましょう。


》ました。叫びながら遊ぶことが多くて・・・。で、また過激なんですよ。
》突進してきたり、驚かしてみたり、抱っこして振り回してみたり、のしか
》かってきたり。
》騒がしい家のワンチャンはよく吠えるって言いますよね。それが家で
》も現実になったらいやだなあーと。

どうもそのようですね。それとNちゃんがビーグルであるという
ことが重なって現状があるように考えられます。

先に1つ気になることがあるので、書いておきます。
「抱っこして振り回してみたり」というのは、下半身はブラブラ
した状態でしょうか。もしその状態で振りまわすと、背骨、腰骨に
よくありません。最悪の場合、椎間板ヘルニアなどになります。
もしこういうことなら「ちゃんと説明して」やめさせてあげて
下さい。

さて、T君にとっては楽しいから今の遊びがあるわけです。
それをどうやって静かに遊んでもらうようにしてもらうかですが、
Kさんが「格好いいお手本」を見せてあげてください。

最低限のアクション、最低限の声でNちゃんをコントロールする
トレーニングをT君が見えるところでやるのです。
それともう一つ心がけることがあります。「楽しい、面白いコマ
ンド(=芸)」をどんどん作ってください。子供がやりたがる
ようなものです。「ウケル芸」を考えてください。
これは、お出かけが多くなるととても役に立ちます。知らない
土地で知らない人に会った時、とても役立ちますよ。


先日伺った時に、うーにーの「オハナ」と「アゴ」とという芸を
見せていないと思いますが、奥尻の旅行記に「オハナ」は出てき
ます。旅行記にあるようにあっという間に子供のアイドルになる
ことができます。子供が犬を警戒すると、犬も子供を警戒する場合
があり、これは事故に繋がる可能性を持ちます。それを防ぐ意味
でもとても重要なことです。

簡単なものとして「お手」を握って、ちょっと振り「握手〜」
とか「お手」をする時に手を差し出すように出すのではなく、
手を立てて「タッチ」。

その他、Nちゃんが人間に体の動きで要求することにコマンド
を付ければいいわけです。要求でなく、その逆でもいいです。
例えば、T君が突進してNちゃんが逃げるのなら、突進
する時に「にげろ!」と叫ぶようにします。そのうち、その言葉
だけでNちゃんは遠ざかるはずです。それを今度は褒めてあげ
る。そしてその声をだんだん小さい声にする。

新しいコマンドをNちゃんに理解する過程をT君経験させる
ことは重要です。出来あがったコマンドを実行するよるも、それを
作る(=教える)ことの方が何十倍も面白いし充実感があります。
そして犬との確かな絆を感じます。


ルールを理解してもらうには「段階」が必要です。これを体験し
「常に犬に考えさせる(<次の段階を目指させる)」ことを身に
つけてもらうことで、状況判断が出来る犬になり、さらには気配り
が出来る犬になっていきます。
そして、それを教えている人間も。(大人も子供も)


と、先々のことを書きましたが、すぐやることを書いておきます。
T君と遊んでいる時に、Nちゃんが吠えたら、遊びは中断
です。環境・状況が判らないので、私の想像で書かせてもらいます
が、こんな感じでやってみてください。

遊びの最中に、3回以上続けて吠えたらT君は椅子に座って
Nちゃんを無視(=視線を合わせない、触れてきたら振り払う)
します。「ある程度の時間」吠えなければ遊び再開です。逆に吠え
続けてしまえば、サークルやクレートに戻ってもらいましょう。
この時、叱らないでください。ただ無表情でサークルなどへ入る
指示を出しましょう。

ちなみにこのように罰的にサークルなどに入ってもらった後、吠える
ことはあるでしょうか。もしそうならば、この方法はお勧めできま
せんので、お知らせ下さい。


》しつけ教室では、よく「Nちゃんは言葉をよく理解していますね」と言
》われました。・・けど、Nの場合は言葉ではなくアクションを見ているか
》らだと私は思っています。先生はちょっと勘違いしてるのかなあと生意
》気にも思ってました。でももしかしたら先生の言う通り、言葉がわかって
》いるのかもとも思っていてちょっと確かめたい気持ちになっていました。

両方なんです。でもね、犬は言葉を直接的に理解することは出来
ません。まずはアクションなんです。
Nちゃんは日常のアクションを見る時に、その時、その前後に、
何が起きて、何を言われることが多くて、それが他のどんなアク
ション・言葉と似ているかを学習しているのです。

アクションで出来るようになった後で、それに言葉を付ければ、
犬は驚くほど簡単に「言葉を理解」したことになります。固定的に
特定言葉に対して特定の行動を取るようになります。


ですから、

》しつけ教室では、訓練競技会のことを考えて、声だけで(アクション
》を使わずに)コマンドに従わせるのが最終目標といわれています。
》弓削さんが仰るのと反対ですよね。

「反対」ということはありません。私も目標は「声だけ」になり
ますが、さらに先の目標があります「声もかけずに」従うことです。
例えば、交差点に来たら左右の確認をするために止まってもらい
ます。信号が青になったら横断歩道を渡ります。こういう時に声を
かけなくても、それらの「して欲しい行動(つまりコマンド)」を
実行してくれるようになることは多くの人が知っています。それと
同じことを増やすことは可能なんです。

競技会の場合は、あの場所で、あの雰囲気で、あの精神状態で
出来ればいいのであって、「いつでも」「どこでも」「どんな気分
でも」出来る必要があるものではありません。
もし今教わっていることを日常に活かそうとすれば、その雰囲気を
作れば、Nちゃんはコマンドを理解しやすくなると思います。

しかし、先に述べた「声もかけずに(指符もなし)」を考えると、
これが無意味であることは、想像できると思います。


色々とお悩みのようでですが、私としては、今は日常生活のことを
優先し、Nちゃんとの楽で楽しい毎日を苦労なく続けられることを
目標にし、Nちゃんが落ち着いたところで訓練競技会を目指すのが
いいと思います。
ただ、ほとんどの人は、そうなってから訓練競技会を目指す人は
ほんの一握りです。だって楽しいことで忙しくなりますから。

Kさんにとっては、お教室が楽しい時間だと思うので、その意味
では残念だと思います。それに代わるくらいの楽しい時間を提案
できませんので、今目指している試験を受かるまで頑張ってみる
のも一つの方法だと思います。
ただし、Kさんは先生に教えてもらったこと以上のことをN
ちゃんにやってください。
先生は「特定の動き」を半ば強制的につくり、それに言葉を付ける
という技法をとっていると思いますが、Kさんは頭を使い、N
ちゃんが、その動きを自発的にするようにお膳立てをします。その
お膳立ては言葉を使わずにアクションだけで、その動きを引き出す
ようにします。それが「お決まり」の動きになったら、Nちゃん
が動き始める頃に、それが出来る様になったら動き始める前に、
コマンドをかけてあげれば、簡単にコマンドを覚えてくれます。

最近は、この方法の具体的なやり方が本など書かれているようです。


もう一つ提案できることとして、私が教えに伺ったり、時には
こちらに来てもらうことです。

何度かお会いした「旅の犬具」のお客さんに「何故、先生になら
ないのですか?」と言われて「家庭犬しつけや、犬の最低限の
理解は誰でも自然に出来て、お金を払ってそれを教えてもらう
ような現状を改善したいから」と答えたら「それでは色々聞き難い
です。直接指導受けにくいです。お金をお支払いするかたちなら、
もっと色々聞きやすいですが、。」と言われて、自分も聞く立場
だったらそう考えるかも、と思いました。

今のところ、お金をいただいて教えたことはありませんが、それ
がその人達のためになるのなら、そうしようかな、と考えている
今日この頃です。
もし、その方法をご希望なら、お知らせ下さい。


》声もリードも使わずということは、アクションとおもちゃとかおやつでと
》いうことですよね。

一番大事なものを忘れていますよ。「顔」です。まずは「笑顔」
これはとても重要です。さらに「怒った顔」もNちゃんが理解
してくれればもっとコミュニケーションがスムースになり、N
ちゃんは吠えることが少なくなるでしょう。

蛇足ですが「笑顔」や「怒った顔」を理解してもらうには「笑顔」
で褒める、「怒った顔」で叱る、ということを積み重ねればいい
だけなんですが、日本人は「顔を動かす」ことが不得意のようです。
犬は動くものはよく見えます。「動く笑顔」や「動く怒った顔」を
意識して接してください。


》で、「一人にしないで」はあまり問題視しなくていいのですか。
》ただ、私がそばにいて、主人だけ離れていく時とか、反対に主人がそ
》ばにいて私が離れていく時にも吠えるんですけど。姿が見えなくなると
》諦めます。

それではこんなお散歩をしてみてください。
ご主人と二人、もしくはT君も含めて一家総出で散歩に出
ます。住宅街など見通しの悪い場所にしてください。
散歩中にいきなり一人だけ逆方向へ歩いてください。そして少し
歩いたところで落ち合うようにするのです。ここで注意するのは
始めた当初は、いなくなった人はいきなり出てくるようにして
ください。遠くに見えてから近づいてくるようにすると、この時
吠えることがあります。それを防ぐために、曲がり角などを使って
「出会い頭」を演出してください。

誰かがいなくなる > すぐに戻ってくる。
これは騒ぐことではないんだ、と理解してもらうわけです。

他のトレーニング同様、まずは慣れたところで、出来るように
なったら少しづつ不慣れなところへ移動してやり、最後は人間も
初めての場所でやってみましょう。


》先日遊びに行ったキャンプ場でも、ワンちゃんは入れませんという場所
》がありました。うんちの始末をしないからだそうです。

これよくありますね。私はこのことから残念なことを想像しまし
た。このような場合「始末をしない」のではなく「出来ない」こと
があります。
犬を放して勝手に遊ばせる(人間と楽しまない)から人間が目を
離す、その間にウンチをするとしたことさえ人間は気がつかない、
という場面を何度か見たことがあります。


》看板が立っていた所が私達が入ってきたところと逆で、目立たない所
》だったので、散々遊ばせた後に気がつきました。とってもいい所を見
》つけたわと、喜んでいたのに残念です。でも、私達が出た後も他のワ
》ンちゃんが入ってきて遊んでました。

ははは、これもよくありますね。
看板に気が付かない、後から来た人も気が付かない。


》こちらの方では「犬連れ団体」は殆ど見ません。見てみたいですけど。

旅行先でよくみました。ほんの数年前まで犬を連れて行ける場所は
限られていましたから、当時はよく見ました。最近はお行儀のいい
団体が増えましたが、以前は「群れたオバサン達」という感じの
団体が多かったです。ノーリード集会仲間がそのまま移動したよう
な人達でした。


》です。でもそれだけではまだ不十分ですよね。
》次の目標はペンションお泊り、頑張るぞ!

トイレは問題ないみたいなので、私が思いつくのは、家族の誰かが
部屋から出入りした時に吠えることと、部屋でのお留守番、または、
人間の食事時にテーブルの近くで静かにしていられるか、という
くらいかな。
キャンプ同様、行ってみて考えてください。


》雑誌を見てもそちら世田谷の方はワンちゃんと一緒に入れる喫茶店とか
》多いですよね。こちらはなかなか見つからず・・・。

雑誌などを見ると、世田谷界隈には犬OKのお店が多くて、それら
のお店に入れば、犬を連れている人に会えるような感じを受けます
が、実際はそんなことはありません。(テラスおよびテラス同然の
お店は除く。)
犬連れの人がテラスのお店で時々見掛けるようになったのもここ
2年くらいだと思います。まだまだ「しつけ」の意味が分からず、
「訓練」ばかりしようとする人が多いみたいです。


》でも、やっと1軒見つけました。先日友達と遊びに行った時に発見です。
(中略)
》まずはそこに行けるようになれればいいナと思っています。

これもキャンプ同様、行ってみてください。
初めのうちは、気を使うばかりでお茶の味なんてわからないかも
知れませんが、とにかく実行し、問題点を浮かび上がらせて下さ
い。そうすることによって、日々のしつけも遣り甲斐が出てくる
ものです。


噛むことを直すことについて、

》サークルに戻した後も、暫くは無視をしてみます。
》ちゃんと理解してもらいたいです。

「暫く」ではなく「静かになるまで」でいいです。
静かになったらサークルからだしてください。入れ過ぎると
「出して〜」という要求でまた吠えることになります。吠える
機会を与えないためにも「静かになるまで」にしてください。
そして出したら遊んであげましょう。そこでまた吠えたら、
同じことをします。ゲームのルールみたいでしょ?
ゲームのルール、つまり誰でも理解しやすい(判断しやすい)
状況を作って、犬に人間社会のルールやコマンド、芸を教えて
あげてください。

Nちゃんが遊ぶ気力満々だとしたら、それを少し抑えるような
対応で遊んであげると、吠えや噛みつきを少なく出来ると思いま
す。


》試験の事、しつけの先生に聞きました。
》私が目標としているのは、「CDT」という一番やさしいもののつもりなの
》ですが、最近のお教室では、速歩や、行進中の停座や、行進中の伏せな
》どもやっています。もしかしたら先生は「CDU」も頭に入れているのかもし
》れません。
》小学生でもできるんですよね。Tにも経験させてあげたい。

「家族で楽しむ」という意味で、「CDT or U」くらいをやる
のもいいと思います。すでに「CDU」の科目をやっているなら
「CDT」は、如何に「確実に」コマンドを実行させるかという
ことになります。これは、日常のしつけとは違ったものだと考えて
いいです。
日常のしつけは私の考えで続けて、競技会の練習は、Nちゃんに
「今から競技会の練習するからね」という気持ちの切り替えが分かる
ようにしてあげれば問題はありません。その意味ではカラーを状況に
応じて変えるべきだと思います。


そちらに盲導犬の施設があるとは知りませんでした。(介助犬
なら聞いたことありますが。)
まだまだ理解は広まっていませんが、数年前のことを考えれば、
充分に広まりつつあると思います。この勢いで広まってくれれば
いいと思うのですが、(盲導犬だけではなく、日本でいう介助犬、
聴導犬をなどをふくむサービス・ドッグ全てについて)間違った
方向で広まらないで欲しいと願っています。

喫茶店に行くことも、盲導犬の理解を深めることになりますよ。
ほんの少しヒントを与えておきます。喫茶店にNちゃんと行って
落ち着いたら「もしここに盲導犬が入ってきたら、Nちゃんは
どうするかな?」と考えてみてください。
公の場というのは、おもわぬ状況に出くわすものです。そんな
「もし」を色々考えると、日常のしつけに幅が出てきます。楽しめ
ます。


》多くて、最近は「ワンちゃんだ」という声が聞こえると「あ、今度はどんな
》ことされるんだろう」と構えている自分に気がつきます。

私もそうです。もの忘れの激しい脳みそなので、具体的にどんな
ことをされかたあまり覚えていませんが、無意識に構えてしまう
自分に気が付いて、それだけ嫌な思いをしていることを再確認し
ます。

》そうですね、一番怖いのは事故になってしまうことですよね。

うーにーの場合は、もう事故になることはないと思っていますが、
人間が嫌なヤツと感じている相手に、ヘラヘラ愛想を振り撒いて
しまうのが辛いです。(笑)

》近づけてくるので挨拶をしても無視されちゃったり・・。

これ多いですね。あまり気分のいいものではありませんが、
そこそこに続けていかなければ、何も変わらないと思います。
でも、挨拶をする余裕があるということですね。いい子でお散歩
できるようになったみたいですね。


》コミュニケーション、日本人がヘタなのかな、かなり前ですけど、信号待ち
》をしていて外国の方が「OH!カワイイワンチャンネ」と私に話しかけてき
》たことがありました。
》ちゃんと鼻先に手を出してにおいを嗅がせて、話しかけるのは私にでした。
》別れ際に「ワンチャン、バイバイ!」めちゃくちゃ明るかったです。
》ワンコをつれているといい事あるな、ととってもいい気分でした。

やはり文化の違いかな、と思うことあります。こういうことが
自然に出来る外国の方、多いですよね。難しいことを抜きにして
「後味がいい」のがいいですよね。


》子供はまっすぐに受け止めてくれますね。その子達が大人になってまた自
》分の子供にも伝えてくれれば少しずつワンちゃんを知る人が増えて、つい
》でに、おとうさんおかあさんにも伝えて欲しいですね。

そうですね。お父さん、お母さんも「子供からも教わる」という
姿勢をもって欲しいと思います。こういうことも、犬と暮らすよう
になると身に付くものだと思います。犬から教わることって、あり
ますよね。それと同じだと思います。


》Tの学童へのお迎え、夕方の散歩も兼ねて行ってみたいと思うので
》すが、まだ早すぎますか?何をクリアしていればOKでしょうか。
》また、もしOKだったとして、気をつけることなどあれば教えていただきた
》いです。

考えられるのは、T君を見て興奮すること、T君が家での
彼と友達と一緒にいるときの彼が違うことにより、Nちゃんの
行動が予測つかない(混乱してしまう)ことです。
悪い可能性もありますが、良い可能性もあります。一番の問題でも
ありますが、こればかりは「やってみないと分からない」ものです。

他は、一般的な「遠くにいるT君見つけて吠える・引っ張る」
とか「興奮してT君や友達にじゃれついてしまう」などです。
これに対しては、KさんとT君が落ち着いて出会うように
打合せをすれば、問題無くなると思います。
家族の誰かがいなくなる練習をすれば、打合せもし易くなると思い
ます。


》「MさんとJちゃん」は終わりなんですね。

「KさんとNちゃん」の連載を始めたいと思っているということもあります。(本気)


》初めのうちはメールも1日おきくらいに出してました。自分でも凄いなと思
》います。かなり追い詰められていました。

Kさんはご自身で「追い詰められて」と感じていたようですが、
私からは「真剣だった」と感じています。
やはり日本人(日本文化?)は「犬を知らなくて当たり前」なので、
追い詰められたと感じるくらい真剣でなければ、犬のことをちゃんと
理解し、本当の意味で家族として暮らせないと思います。


》Mさんではないけれど、もう一度読みなおして見ようという気になりました。
》きっと忘れている事もあるでしょうね。

一つ一つのことにこだわらずに、全体の流れを読みとり、その流れ
の先に行くように心がけてみてください。KさんもNちゃんも
そしてご主人、T君も、みんな当時のままではないのですから。


01.10.29    Re: 「MさんとJちゃん」が終わりの理由は   Kさん

こちらでは、街路樹の紅葉が始まったようです。
ちょっと涼しくなったと思ったらもう、冬を感じさせられます。


ちょっと悩んでます。
それが伝わって、Nと私の気持ちがかみ合わなくなってきている
ように思います。
「笑顔」とか、自然に出来なくなっているかも。
今までとても順調に来ていたので、何故今、こんなに悩むようになっ
てしまったのか自分でもよく分からず、とても不思議な感じです。

最近の私とNは、やはり、ちょっとずれていたのかもしれません。
試験の事と、日常での事、ごっちゃになってしまって、うまくいっていた
のをいいことに、何かを忘れていたのかも。
後悔しているというのとは違うんですけど、ちょっと意識を変えていっ
た方がいいときなのかもしれません。

吠える事は、弓削さんの仰る通り今のうちにやめさせられるようにし
ていかなければと強く思います。
今まで、なるべくNとの時間をたくさんとろうとすると、どうしても同じ
ような時間に同じことをしてしまいます。朝起きる時間、Nがサーク
ルから出ている時間(散歩の時間は意識して変えていました。)、私が
仕事部屋から出て動き始める時間(毎日ではなくても、買い物にでる
時間)、夕方の散歩を含めたサークルから出て自由にできる時間など。
Nの丁度いいように要求を満たすような形になっていたのかもしれ
ません。

今日はいつも6時半ごろ起きるのが7時半過ぎになりました。今まで
吠えた事はなかったのに、今日は「クーンクーン」から始まって、少しは
おさえてようとしているようでしたが、1度「ワン!」と言ってしまうと、どん
どんひどくなって・・・。泣き止んだら行こうと思っていたのですが、その気
配全くなしだったので、壁を「バン!」と叩いて脅かしてやめさせました。

また、昼間はあまり相手をする事が出来ずに私達は出かけてしまい、な
なが一匹で留守番だったのですが、帰るとおしっこをしたシーツがビリビ
リにされていました。もう半年くらいそんなことはなかったので、(Nを一
匹にする時は大概軽くでもお散歩をさせてからにしていました。)「ちゃんと
やる事やってから留守番させてよ」と訴えられているように感じてしまいま
した。

甘やかしすぎ・・・だったのでしょうか。
知らず知らずのうちに要求されてそれに答えるようなことをしていたので
しょうか。


吠える事は
> どうもそのようですね。それとNちゃんがビーグルであるという
> ことが重なって現状があるように考えられます。

「ビーグルであるということ」でどんな特徴がかんがえられるのでしょうか。

遊びの最中に吠えたら、仰ったようにしてみます。
サークルに戻す時は、コマンドを使ってNに自主的に戻ってもらう方
が良いのでしょうか。今まででも、歯を立てた時などに戻していましたが、
叱ってから、リードを引っ張って入れたり、抱き上げて入れたりしていました。
また、サークルに戻した後に吠える事はないです。
一応、「ちょっとまずかったかなっ」て雰囲気にはなってます。

今の吠えは、遊びの最中よりも「早く遊ぼうよ」の方が多いと思います。
サークル内にいるときの吠えや、Tが帰ってきてもなかなか近付いて
くれなかったりした時です。
そういう時は無視していますが、できれば部屋から出るとかしたほうがよい
ですか?

「タッチ」は、やってみてできるようになりました。
両方の前足を上げさせて、「ヤッター」なんて応用してみたんですけど。
奥尻の旅行記も見せていただきましたが、「オハナ」がどういう芸なのかは
ちょっとよく分かりませんでした。良かったら教えてください。「アゴ」も。
なかなか想像力がなくて、思いつかないんです。


> ルールを理解してもらうには「段階」が必要です。これを体験し

これを忘れがちで・・・。気が短いんですね。

> 「常に犬に考えさせる(<次の段階を目指させる)」ことを身に
> つけてもらうことで、状況判断が出来る犬になり、さらには気配り
> が出来る犬になっていきます。
> そして、それを教えている人間も。(大人も子供も)

そうですね。考えてくれることも分かっているはずなんですけど、忘
れていました。


> 》しつけ教室では、訓練競技会のことを考えて、声だけで(アクション
> 》を使わずに)コマンドに従わせるのが最終目標といわれています。
> 》弓削さんが仰るのと反対ですよね。
>
> 「反対」ということはありません。私も目標は「声だけ」になり

反対だと思ってました。目標はアクションだけだと。

> ますが、さらに先の目標があります「声もかけずに」従うことです。
> 例えば、交差点に来たら左右の確認をするために止まってもらい
> ます。信号が青になったら横断歩道を渡ります。こういう時に声を
> かけなくても、それらの「して欲しい行動(つまりコマンド)」を
> 実行してくれるようになることは多くの人が知っています。それと
> 同じことを増やすことは可能なんです。

今の私には、とっても先の目標のようにも感じます。
でも、それが本当の躾なんでしょうね。

> 色々とお悩みのようでですが、私としては、今は日常生活のことを
> 優先し、Nちゃんとの楽で楽しい毎日を苦労なく続けられることを
> 目標にし、Nちゃんが落ち着いたところで訓練競技会を目指すのが
> いいと思います。

そうですね。
訓練競技会を目指す事で、今の生活の中に役立つ事があると思っていた
のですが、(全くそうでないとはいえないと思いますが)今の私は混乱して
しまっています。分けて考えた方がよさそうです。
「資格が取れる」というのに魅力があったので、飛びついてしまいました。
そういう言葉に弱い人間です。

> Kさんにとっては、お教室が楽しい時間だと思うので、その意味
> では残念だと思います。それに代わるくらいの楽しい時間を提案
> できませんので、今目指している試験を受かるまで頑張ってみる
> のも一つの方法だと思います。

しつけ教室は楽しいです。犬の事をまだよく知らない私にとって、先生の
教えてくださることが弓削さんからの言葉と同様、新鮮です。
また、Nを見ていてくれる犬に詳しい人がいるということも、私には安
心できる事なのです。
しつけ教室は、3ヶ月くらい前から隔週にしました。これから、もう少し間
をあけようとも思っています。もう、お教室でのトレーニングよりも、実際
に生活の中での体験を多くさせたほうが躾としては、効果があるように
考えていましたので。
その中で楽しい時間を見つけられたらいいのですが。

> ただし、Kさんは先生に教えてもらったこと以上のことをN
> ちゃんにやってください。

そうしてみます。しつけ教室と、生活の中でのことと、別に考えるようにし
たいと思います。

> 最近は、この方法の具体的なやり方が本など書かれているようです。

見つけたら読んでみたいと思います。

また、弓削さんに直接教えていただくことですが、それができればとて
もよいと思っています。
で、私も「旅の犬具」でのお客さんと同じ意見です。
ただ、今のしつけ教室にもまだ通う予定になっていますので、こちらの
金銭的な問題と、遠くから来ていただく事になるとそれも申し訳ないと思
います。お金を取って頂いても、他のお仕事に影響を与えてしまって、
かえって負担を与えてしまうのではとも思います。
それと、今のしつけ教室と同時にとなると、私の方の時間の確保なども
難しいかもしれません。
とても否定的なことばかり書いてしまいましたが、もしその辺の事がうま
くいくのなら、教えていただきたい気持ちはあります。

あと、今はちょっと悩み始めてしまいましたけど、少し前にはしつけ
教室は、Nに問題がなくなってきたら行く必要はあるのだろうかと
考えた時期もありました。
でも、続けたのはまだ不安だったから。

>
> 一番大事なものを忘れていますよ。「顔」です。まずは「笑顔」
> これはとても重要です。さらに「怒った顔」もNちゃんが理解
> してくれればもっとコミュニケーションがスムースになり、N
> ちゃんは吠えることが少なくなるでしょう。

これは、はっきり言って忘れてました。「笑顔」を全くしていなかっ
たという訳ではありませんが・・・その言葉がでてきませんでした。


> 》で、「一人にしないで」はあまり問題視しなくていいのですか。
>・・・
> それではこんなお散歩をしてみてください。

やって見まーす。


> 》喫茶店・・まずはそこに行けるようになれればいいナと思っています。
>
> これもキャンプ同様、行ってみてください。
> 初めのうちは、気を使うばかりでお茶の味なんてわからないかも
> 知れませんが、とにかく実行し、問題点を浮かび上がらせて下さ
> い。そうすることによって、日々のしつけも遣り甲斐が出てくる
> ものです。

まだ行ってないんですよね。
公園などでベンチに座って缶コーヒーを飲む時など練習です。


> 日常のしつけは私の考えで続けて、競技会の練習は、Nちゃんに
> 「今から競技会の練習するからね」という気持ちの切り替えが分かる
> ようにしてあげれば問題はありません。その意味ではカラーを状況に
> 応じて変えるべきだと思います。

そのようにしてみます。分ける事で私の方も気持ちを切り変えていき
ます。


> そちらに盲導犬の施設があるとは知りませんでした。(介助犬
> なら聞いたことありますが。)

そう言われてみると、介助犬だったような・・・。

> まだまだ理解は広まっていませんが、数年前のことを考えれば、
> 充分に広まりつつあると思います。この勢いで広まってくれれば
> いいと思うのですが、(盲導犬だけではなく、日本でいう介助犬、
> 聴導犬をなどをふくむサービス・ドッグ全てについて)間違った
> 方向で広まらないで欲しいと願っています。

私もそう願っています。


> 》多くて、最近は「ワンちゃんだ」という声が聞こえると「あ、今度はどんな
> 》ことされるんだろう」と構えている自分に気がつきます。
>
> 私もそうです。もの忘れの激しい脳みそなので、具体的にどんな
> ことをされかたあまり覚えていませんが、無意識に構えてしまう
> 自分に気が付いて、それだけ嫌な思いをしていることを再確認し
> ます。

弓削さんでもそうなんですね。
構えてしまうのは、自分に余裕がないからというのもあるんだろうなとも
思ってました。そればっかりではないのですね。

> 人間が嫌なヤツと感じている相手に、ヘラヘラ愛想を振り撒いて
> しまうのが辛いです。(笑)

アー、分かります。尻尾振っているNの横で妙に不機嫌になってい
る私、「早く行ってよ」と心の中でつぶやいています。

> そうですね。お父さん、お母さんも「子供からも教わる」という
> 姿勢をもって欲しいと思います。こういうことも、犬と暮らすよう
> になると身に付くものだと思います。犬から教わることって、あり
> ますよね。それと同じだと思います。

「子供から教わる」・・「犬から教わる」
弓削さんはそのように考えられる人なんですよね。私もそう思います。
相対的に見て、母親は子供から教わる事があることを知っている人は多
いと思います。おかあさん同士の話でもよく子供に教えられたこと、でて
きます。私の偏見もあるかもしれませんけど、お父さんというか、男の人
って、教わる事がある人と、教わる事などない人がいると分けて考えて
いる人多くないですか?


> 》Tの学童へのお迎え、
は、もう少し様子を見てからにしようと思います。
Tを見て興奮・・・します。家でチャンとTを迎えられるように
なってからですね。
「興奮して吠える」という場面をわざわざ作るようなものですから。

散歩中、何度か学童帰りのTとお友達に会ったことがあるので
すが、遠くにTを見つけると遠いうちは尻尾を振るだけで我慢が
できても、近づくとまだ興奮を抑えきれないようです。
ただ、初めのうちの興奮はそれほど続かず、暫くすると少し離れて歩
くことが出来たりします。


> 「KさんとNちゃん」の連載を始め
> たいと思っているということもあります。(本気)

楽しみに待ってます。

> 》初めのうちはメールも1日おきくらいに出してました。自分でも凄いなと思
> 》います。かなり追い詰められていました。
>
> Kさんはご自身で「追い詰められて」と感じていたようですが、
> 私からは「真剣だった」と感じています。

犬の世界は、全く新しい世界でどんどん引き込まれていきました。必要に
迫られていたからではありますが本当に真剣でした。あの頃、まず最優先
に考える事は、Nのことでした。
Tを産んだ時、産んだ直後から頭の中が100%Tになってしまっ
た事を思い出します。

Tの子育てもそうでしたが、波はありますよね。
Nはいい子なんだから、大丈夫と信じてあげなくては。
今回悪い事ばかり書いているようですけど、最近のNは、河川敷のグラウ
ンドでボール遊びが出来るようになってきました。
まだまだ、こちらで持ってくる距離を短くするように一緒に走っていったりして
気を使ってあげなければ、匂いをかぎに行きがちですが、のってくると、思い
っきり投げたボールを思いっきり走ってとってきます。

布のフリスビーを今までは投げて落ちたのを取ってきていたのですが、ふわ
りとあげて空中でキャッチできるように練習中です。ちょっとできるようになり、
「キャッチ」もコマンドに入れようと思ってます。

ここ数日乾燥した日が続いていたせいか、のどの調子がおかしかったです。
今日は雨でだいぶ楽でしたけど。
いま、意外に風邪をひいている人が多いそうです。
弓削さんも、お身体に気をつけてください。
では今日はこの辺で。


01.11.07     Nちゃんの心の変化     弓削

朝晩、冷えこむようになり、ふと気がつくともう11月。
早いものですね。


》今までとても順調に来ていたので、何故今、こんなに悩むようになっ
》てしまったのか自分でもよく分からず、とても不思議な感じです。

みんなそうなんです。Nちゃんがちょっと大人になって自分で
判断するようになってきたからなんです。うーにーの場合も1歳
から2歳までの間は、女房はよく悩んでいました。手に噛みつかれ
血を流しながら、悔しそうな顔をすることがよくありました。

》最近の私とNは、やはり、ちょっとずれていたのかもしれません。

ということかもしれません。
今までの「人間から何でも吸収していく」状態から、「自分の判断
基準をもった」Nちゃんになってきているのに、今までと同じよう
な基準で接し方を考えているからだと思います。


》後悔しているというのとは違うんですけど、ちょっと意識を変えていっ
》た方がいいときなのかもしれません。

人聞きが悪い言い方ですが「純真な子供の心のNちゃんでは
なくなっている」というのが解り易い表現だと思います。
今までは、自主性の中の良い部分を伸ばすようにしてきましたが
これからは、素直に「自主性」とばかり捉えることは出来ないと
考えた方がいいということです。
今までも、人間の意思を確かめるために反抗的とも思える行動を
したことがあったはずですが、これからはそれが初めから出て
くることがあります。この場合は、いきなりはっきりした態度で
接していいです。

例えば、
》今日はいつも6時半ごろ起きるのが7時半過ぎになりました。今まで
》吠えた事はなかったのに、今日は「クーンクーン」から始まって、少しは
》おさえてようとしているようでしたが、1度「ワン!」と言ってしまうと、どん
》どんひどくなって・・・。泣き止んだら行こうと思っていたのですが、その気
》配全くなしだったので、壁を「バン!」と叩いて脅かしてやめさせました。

こういうことです。確信的ですよね。
「脅かした」と書くと人聞きが悪いので、私は「やめる機会を
与えた」と言います。引っ込みがつかなくなったところに、引っ
込む機会を作ってあげたということです。
いきなり反抗的に思える態度をしてきたときも同じように考えて
ください。

もう分かっているはずのことを知らないふりすることもあります。
そういう時もこんな感じで接していいです。

その後のフォーローですが、ちょっとクールな感じで(私は怒って
いるのよ、という態度で)トレーニングをしたりしてみます。N
ちゃんは嫌そうな顔をすると思いますが、それでもやってください。
もちろんトレーニングが上手に出来たら褒めてあげてください。


》また、昼間はあまり相手をする事が出来ずに私達は出かけてしまい、な
》なが一匹で留守番だったのですが、帰るとおしっこをしたシーツがビリビ
》リにされていました。もう半年くらいそんなことはなかったので、(Nを一
》匹にする時は大概軽くでもお散歩をさせてからにしていました。)「ちゃんと
》やる事やってから留守番させてよ」と訴えられているように感じてしまいま
》した。

ちなみに、ビリビリになっていたシーツに、排便の跡はあったで
しょうか。もしあったなら、気にすることはありません。
暇をもてあましたのと、シートをどうにかしたいという気持ちが
重なった結果の行動だと思います。(汚れたシートを嫌う犬は多い
です。)
もしそうでなくても「ちょっと遊びが足りなかったかな?」とか
原因は思いつきませんか?、


》甘やかしすぎ・・・だったのでしょうか。
》知らず知らずのうちに要求されてそれに答えるようなことをしていたので
》しょうか。

日常を見ていないのでなんとも言えませんが、メールを読む限り
では、そうは感じません。
要求に応じるか否かは、家族のルール、社会のルールの範囲か否か
で判断してください。


》「ビーグルであるということ」でどんな特徴がかんがえられるのでしょうか。

吠えやすい血統があるということです。
ビーグル仲間、出来ればブリーダーさん関係の血統の近い飼い主
さんにどれくらい吠えるか聞いてみるといいです。もちろん、
ブリーダーさんにも。


》遊びの最中に吠えたら、仰ったようにしてみます。
》サークルに戻す時は、コマンドを使ってNに自主的に戻ってもらう方
》が良いのでしょうか。今まででも、歯を立てた時などに戻していましたが、
》叱ってから、リードを引っ張って入れたり、抱き上げて入れたりしていました。

今まで通でいいです。如何にも「イケナイことをしたのよ、分かって
いるわね。」という感じがでますから。
できれは「リードを引っ張る」ことはしない方がいいです。
リードで引っ張られることに対して、悪い印象を持つと、パニックに
なった時などに危険です。できるだけ本人に(コマンドで)入って
もらうか、抱き上げて入れてください。

》また、サークルに戻した後に吠える事はないです。
》一応、「ちょっとまずかったかなっ」て雰囲気にはなってます。

今のやり方で、Nちゃんがこういう態度になるのなら、ちゃんと
「叱った」ことになっているわけですから、これで続けてください。


》今の吠えは、遊びの最中よりも「早く遊ぼうよ」の方が多いと思います。
》サークル内にいるときの吠えや、Tが帰ってきてもなかなか近付いて
》くれなかったりした時です。
》そういう時は無視していますが、できれば部屋から出るとかしたほうがよい
》ですか?

まず、T君が家に帰ってきた時に興奮してしまうことを直しま
しょう。それにはこんなことをしてみてください。
すでに興奮して遊んでいる時に、いきなりスワレやフセをすること
は、やっていると思います。これを使います。

用意するものは一枚のマット。ケージの大きさか、それより一回り
くらい大きなものを用意します。人間の玄関マットなどでもいい
です。
それを人間の食堂など「玄関から遠い所」でかつ「人間がくつ
ろげる」場所にセットします。前準備として、そこで人間がくつ
ろぎ、Nちゃんには、そのマットの上でフセ(休め)をして
もらうことを覚えてもらってください。このマットの上で休む
コマンドは「マット」というコマンド(声符)をつけておきます。
それを導くボディーランゲージは、そこまで脚側や呼びで誘導し
フセをさせることを全てやれば出来るはずです。
また、この上でご飯を食べる習慣をつければ、喜んで「マット」と
いうコマンドを覚えると思います。

これがある程度出来たら、こんなルールを作ります。
「人が帰ってきたら、マットの上で待って迎える。」

T君に限らず誰かが帰ってきたら、Nちゃんは興奮気味で
玄関にお迎えすると思います。そしたら、小さな落ち着いた声で
「マット」と言い、実行するのを待ちます。(つまりNちゃんは
玄関からマットのある場所へ移動する。)言葉で分からない時は
ボディーランゲージを使います。この時、その他の言葉は「絶対」
に使わないでください。「ダメ」や「イケナイ」もです。
順番として、マットのコマンドを理解してから行っているはずです
から、コマンドだけで充分ははずです。
それ以上、言葉をかけることは、甘やかしであり、犬に操られる
ことになりますので、余計な指示は出来るだけ出さないように
気をつけてください。


》「タッチ」は、やってみてできるようになりました。
》両方の前足を上げさせて、「ヤッター」なんて応用してみたんですけど。
》奥尻の旅行記も見せていただきましたが、「オハナ」がどういう芸なのかは
》ちょっとよく分かりませんでした。良かったら教えてください。「アゴ」も。
》なかなか想像力がなくて、思いつかないんです。

「芸」は改めて形づけようとしてはいけません。これでは、犬を
コントロールするだけの関係になってしまいます。芸としても磨きが
かからず、「アジ」がなくなります。
Nちゃんが好んで行う行動に名前(コマンド)を付けて、それを
芸にしてください。そういう芸は進んでやりますから、芸に磨きも
かかってくるものです。
「Mさんと・・」では、「陽性強化法に基づく誘導法」とかそんな
言葉が出てきますが、既に出来る行動(動き)ですから陽性強化だけ
してあげればいいのです。
(第一段階)何かをする−>褒める
(第二段階)頻繁にやるようになる−>その瞬間にコマンドをいい
      そして褒める
(第三段階)頻繁にやるようになる−>コマンドをいう前にやっても
      褒めてあげない。

こんな感じが基本です。本当は、犬が求めるボディーランゲージを
使うのですが、それはメールで説明するのは無理なので説明はしま
せんが、上記の方法で充分です。


声を最終目的にしても、実用性は低いんです。しかしアクション
だけでは困る時があるので、両方出来た方がいいです。
例えば、人前で「スワレ」と声をかけて座らせるのと、「N
ちゃん」と名前を呼んでアイコンタクトをとってからアクションで
座らせるのと、周りにいる人にとって、どちらが違和感ないで
しょうか?
街を歩いていて何処からともなく「スワレ」と聞えてきたら、どう
感じますか? それに対し、犬の名前を呼んでいるのが聞えてきた
ら?

ちなみにアクションだけで困ることの代表は「犬が見えない時」
「人間があまり動けない時」などです。


信号や交差点で止まるこは、毎日やっていれば、出来るようになり
ます。それには「Nちゃんのために充分に安全を確認しなくて
は!」と、交差点毎にしっかり止まって(止まらせて)Kさんが
安全を確認し、それから脚側のコマンドで出発という、石橋を叩いて
渡るようなことを2週間もやれば覚えてしまいます。
ただ、訓練競技会のお勉強をしていると、競技会モードではない時に
コマンドを聞きたがらなかったり、指示がないかぎり行動しない
(自分で考えて行動しない)子がいますので、もしかしたら今は
(2週間では)無理かもしれません。


》訓練競技会を目指す事で、今の生活の中に役立つ事があると思っていた
》のですが、(全くそうでないとはいえないと思いますが)今の私は混乱して
》しまっています。分けて考えた方がよさそうです。

プロの「犬の扱い」を見て「上手に接すれば、犬ってすぐに
分かってくれんだ!」と感じだと思います。ほんの20〜30分で、
いい子になったりすることを体験したと思います。
特殊な犬種や血統でなければ、悪い犬はいないと思っていいです。

先生が教えてくださる内容とは別に、Kさんが「こんなことを
したいのですが、」と聞き、具体的な動かし方を教えていただくと
いいと思います。自分で考えて実行していたのと、ほんのちょっと
だけ違っていて、でも、Nちゃんにはよく分かっているような、
そんなことがあるはずです。

犬が良い子になるかどうかは、人間が犬と如何にコミュニケーション
をとるかです。ですから基本が笑顔なんです。笑顔の相手とは警戒
せずにコミュニケーションをとろうと思うものです。

「笑顔」については、なんだか難しい名前がついて、一つの理論と
して日本でも紹介されつつあるようですね。(私はそんな論文、全く
みたことなかったし、論文にするほどのことでもないと思っていま
した。)


「資格」を取るのもいいと思います。日本人はそういう基準を大事
にしますから、何かにつけて一目おかれるようになると思います。

競技会の訓練を効果的に行うには、その方法よりも、訓練する
タイミングをよく考えてください。Nちゃんがやる気の出る
タイミングを探してください。例えば、T君が帰って来た
時です。また、いつも遊ぶ広い場所に行ったら、遊ぶ前とかです。
訓練方法については、充分に教わっていると思うし、Kさん独自
で考えていることもあると思います。それ以外に考えられることを
考えましょう。タイミング以外に褒め方・叱り方など、他にもある
と思います。

ここまで書けば気が付いていると思いますが、訓練を訓練として
行っていてはいけません。遊びにしてください。このために興奮
している時に落ち着かせることが必要になってきます。これは
とてもしつけの上で重要なことです。(人間もそうですね。)


》また、弓削さんに直接教えていただくことですが、それができればとて
》もよいと思っています。
(後略)

こういうことは、ご本人の気分がのっている時にやるのが一番。
「やららくては、、」では、効果もあがりません。その気になったら
ご連絡ください。


》公園などでベンチに座って缶コーヒーを飲む時など練習です。

缶コーヒーを飲むなら、出来れば誰か一緒に飲んでください。
そしてくつろいでください。(Nちゃんから注意がそれる。)
Kさんがそんな状態の時に、Nちゃんもくつろげるように
頑張ってください。


》弓削さんでもそうなんですね。
》構えてしまうのは、自分に余裕がないからというのもあるんだろうなとも
》思ってました。そればっかりではないのですね。

相手に自分の不快感を上手に伝えられれば、こんなことはないの
だと思いますが、私はそういうことが下手です。
それにうーにーは、誰でも歓迎してしまうし、。


》きます。私の偏見もあるかもしれませんけど、お父さんというか、男の人
》って、教わる事がある人と、教わる事などない人がいると分けて考えて
》いる人多くないですか?

男の人は、仕事をもって特定の社会(業界といえばいいでしょう
か。)で戦っているようなものですから、部分的に一般的な社会的
習慣などが必要無くなる場合も多いと思います。
「自分が生きて行かなければならない世界の感覚と違う」と感じれば
「教わることなどない」と考えるのが普通だと思います。また、時間
的にも余裕が無いのが現実だと思います。

「お父さん、男の人、」と書かれていますが、これはご主人のこと
だと思いますが、ご主人は「犬との生活を積極的に楽しもう」という
気持ちが薄いのだと思います。Nちゃんを迎える時、ご主人は
積極的に賛成をしてくれたでしょうか。
そのような人でも、犬が来てから、犬との生活を楽しもうと考えを
変える人はいます。積極的に犬と接している人(Kさん)の生活
が、無理せず楽しんでいるのを見えれば、考えを変えることはあり
ます。ですから、まずはKさんが悩まず、楽しく、そして羨ましい
ほど充実している、そんな生活になれば、考えが変わると思います。


》散歩中、何度か学童帰りのTとお友達に会ったことがあるので
》すが、遠くにTを見つけると遠いうちは尻尾を振るだけで我慢が
》できても、近づくとまだ興奮を抑えきれないようです。
》ただ、初めのうちの興奮はそれほど続かず、暫くすると少し離れて歩
》くことが出来たりします。

これもT君に(家の中で遊んでいる時に)、興奮していても
座らせたり、伏せさせたりする練習をするといいと思います。
近づいた時にこのコマンドを使えばいいわけです。
この練習の時、形だけではなく、体の興奮が抑えられることを目的
としてください。集中力(=テンション?)を下げる必要はあり
ません。抑えるのは興奮だけです。

リードを持っているKさんがオスワリさせてもいいと思いますが、
それでも吠えるでしょうか。(それなら意味がないですもんね。)

こんな方法もあります。
近くまで来て吠えたら、KさんはUターンしてしまう。そして
吠えている間はズンズン帰ってしまう。T君にも近寄らない
ようにしてもらう。吠えなくなったら、KさんもT君も
お互いに近づく。

現状では、Nちゃんが二人(リードを持っているKさんと
T君)に命令していると、解釈できないこともない、と言え
ます。


》> 「KさんとNちゃん」の連載を始め
》> たいと思っているということもあります。(本気)

》楽しみに待ってます。

タイトルは「KさんとNちゃん」でよろしいでしょうか?

タイトルが決まれば、借りアップして、それをKさんに
チェックしていただこうと思っています。


》Tの子育てもそうでしたが、波はありますよね。
》Nはいい子なんだから、大丈夫と信じてあげなくては。

基本的に犬はいい子です。
人間と犬は言葉でコミュニケーションがとれませんから、犬が
(人間が意図しない)行動をしてから「もしかしたら伝わって
いなかった?」と思うことがあります。
これはどこまで、コミュニケーションがとれているか、特に人間
側としては、犬の表情をどれだけ理解しているかになります。
ここでも(動く)「笑顔」が関係してきます。犬は(犬種にもより
ますが)、人の表情を読むこと、そしてそれを自分の表現の手段と
してとり入れようとします。その結果、人間に分かり易い表情に
なるわけです。


ボール投げが出来るようになってよかったですね。一緒に遊んで
あげるのはいいことですが、さすがに一緒に走るのは無理ですから
ボール投げは、いい遊びだと思っています。

》まだまだ、こちらで持ってくる距離を短くするように一緒に走っていったりして
》気を使ってあげなければ、匂いをかぎに行きがちですが、のってくると、思い
》っきり投げたボールを思いっきり走ってとってきます。

持って来てくれなかったり、匂いを嗅ぐようであれば、ロング
リードを使った方がいいかもしれません。
その前に、。家の中で物を持ってくるような遊びをしていると思い
ますが、遊びの始まりと終わりはハッキリしているでしょうか。
トレーニングは遊びにしなければなりません。逆に遊びもトレー
ニングのようにちゃんとルールに則って行ってあげた方が、犬には
分かり易いです。


フリスビーも着々と出来るようになっているみたいですね。
ふと思ったのですが、フリスビーをやっているビーグルというのが
記憶にありません。上手になればビーグル界で有名になれるかも!


日に日に寒くなってきますね。先日風邪をひいてしまいました。
うーにーの散歩を女房に任せて、あまり家からでないからこういう
ことになるのだと思います。
K家でも、ご主人だけ風邪をひいたりしていませんか?(笑)


01.11.14   Re: Nちゃんの心の変化        Kさん

お店にクリスマス用品が飾られるような季節になったのですね。
早いものです。

左手が腱鞘炎になってしまいました。
何が原因かと思ったら、Nとのお散歩らしいです。
ワンちゃんのお散歩朝夕やっていると言ったら「それだよ」といわれ
てしまいました。
最近はリードを引っ張ることもかなり減ってきて、以前よりは手に負
担がかかってはいないはずなんですけど・・・。今まで負担がかかっ
ていたのが蓄積されて、耐え切れなくなって症状が出たのだろうと
いう事でした。


> みんなそうなんです。Nちゃんがちょっと大人になって自分で
> 判断するようになってきたからなんです。うーにーの場合も1歳
> から2歳までの間は、女房はよく悩んでいました。手に噛みつかれ
> 血を流しながら、悔しそうな顔をすることがよくありました。

そういうお話を聞くと少し気持ちが楽になります。

今回のお返事を読んで、今までより、より毅然とした態度をとらなけれ
ばならないのだなと思いました。
子供で言えば、思春期でしょうか?
大人になりつつあるのですね。

> 「脅かした」と書くと人聞きが悪いので、私は「やめる機会を
> 与えた」と言います。引っ込みがつかなくなったところに、引っ
> 込む機会を作ってあげたということです。
> いきなり反抗的に思える態度をしてきたときも同じように考えて
> ください。

そのように考えてよかったのですね。とてもよく分かりました。
気持ちが楽になりました。

> その後のフォーローですが、ちょっとクールな感じで(私は怒って
> いるのよ、という態度で)トレーニングをしたりしてみます。N
> ちゃんは嫌そうな顔をすると思いますが、それでもやってください。
> もちろんトレーニングが上手に出来たら褒めてあげてください。

そんな時のNは、私が怒っているのが分かるみたいです。
あんまりはしゃぎません。ちょっとお利巧になってます。
それでいいのですね。
叱られているのはよく分かってくれるようになったと思います。
分かっていても、こちらので方次第で、(叱り方の強弱で)すぐに止め
たり、様子をうかがいながら続けたりです。

> ちなみに、ビリビリになっていたシーツに、排便の跡はあったで
> しょうか。もしあったなら、気にすることはありません。

おしっこをしていたようです。
Nは、トイレシーツが汚れているといやなようで、かえてよ!という
感じでシーツを前足でカリカリするのです。それがエスカレートしたの
でしょうね。

> もしそうでなくても「ちょっと遊びが足りなかったかな?」とか
> 原因は思いつきませんか?、

はい、その時は遊びがたりなかったです。


> まず、T君が家に帰ってきた時に興奮してしまうことを直しま
> しょう。それにはこんなことをしてみてください。
> ・・・
> 用意するものは一枚のマット。ケージの大きさか、それより一回り

とってもお利巧さんになりそうな気がします。
ご飯もそこで食べさせるようにしています。
はじめは、いつもご飯を食べている場所で待っていましたけど、2、3
日続けると分かってきたようです。

先日Nがこんな事をしました。
朝、私がテーブルのところで本を読んでいると、傍で座るとおやつが
貰えると思ってこちらを見上げて座っていました。知らんフリをして
いると、何を思ったかハウス(キャリー)から下にしいてあったマットを
テーブルの傍に持ってきて、その上に座りなおし、おやつをもらえる
のを待っていました。

何でそんなことをしたのでしょう。
マットの上で待った方がラクチンとか思ったのでしょうかね。

> これがある程度出来たら、こんなルールを作ります。
> 「人が帰ってきたら、マットの上で待って迎える。」

出来るようになると良いです。
お利巧度ぐーんとアップですね。


> 「資格」を取るのもいいと思います。日本人はそういう基準を大事
> にしますから、何かにつけて一目おかれるようになると思います。

人に知って欲しくてというのではないのですが、私は何か形として自
信になる物が欲しいのだと思います。
自分に一目置けるようになりたいのかな。

> タイミングをよく考えてください。Nちゃんがやる気の出る
> タイミングを探してください。例えば、T君が帰って来た

気にとめてやってみます。

> ここまで書けば気が付いていると思いますが、訓練を訓練として
> 行っていてはいけません。遊びにしてください。このために興奮
> している時に落ち着かせることが必要になってきます。これは
> とてもしつけの上で重要なことです。(人間もそうですね。)

遊び感覚でするようにというのは、とても重要だと思っています。
最近は、やっと河川敷のグラウンドでのトレーニングがいい感じで
出来るようになりました。Nと走り回ったりしながら楽しく出来る
ようになりました。「来い」の時のこちらへ向かってくるNは、とって
も楽しそうに走ってきます。(・・じゃない事もありますけど。)

> こういうことは、ご本人の気分がのっている時にやるのが一番。
> 「やららくては、、」では、効果もあがりません。その気になったら
> ご連絡ください。

そうですね。何でもお見通しですね。

> 缶コーヒーを飲むなら、出来れば誰か一緒に飲んでください。
> そしてくつろいでください。(Nちゃんから注意がそれる。)
> Kさんがそんな状態の時に、Nちゃんもくつろげるように
> 頑張ってください。

今はまだまだかな。私の気がそれると落ち着いてないです。
私もNもくつろぐというのからはちょっと遠いところにあるよう
です。
が、Tが宿題をしているときに、TだけでNをテーブ
ルの横で待たせた事がありました。そのときは、Tが一言「待て」
と言っただけでちゃんと宿題が終わるまで5分くらいじっとして
待ってました。
Tも宿題に集中していて、Nの事など忘れているようで
した。いつもこんなにできればすごいと思うのですが・・・。
ただ、Nはリラックスしているという状態ではなく、まっすぐTの
ほうを注目しているという感じでした。

> 男の人は、仕事をもって特定の社会(業界といえばいいでしょう
> か。)で戦っているようなものですから、部分的に一般的な社会的
> 習慣などが必要無くなる場合も多いと思います。

女の人は仕事を持っていてもそれが必要なくなることはあまりない
ですよね。どちらもやっていかなければならない。

> 「自分が生きて行かなければならない世界の感覚と違う」と感じれば
> 「教わることなどない」と考えるのが普通だと思います。また、時間
> 的にも余裕が無いのが現実だと思います。

生きている世界が違う・・ことが理由ですか?
「でも、教わる事がない」と考えるのって損しているように思います。
時間に余裕がないのもわかりますが。

> 「お父さん、男の人、」と書かれていますが、これはご主人のこと
> だと思いますが、ご主人は「犬との生活を積極的に楽しもう」という
> 気持ちが薄いのだと思います。Nちゃんを迎える時、ご主人は
> 積極的に賛成をしてくれたでしょうか。

主人の事を意識しています。でも、主人だけではなく言葉のとおりの
意味もあります。
Nの事は積極的には賛成してくれませんでした。

> そのような人でも、犬が来てから、犬との生活を楽しもうと考えを
> 変える人はいます。積極的に犬と接している人(Kさん)の生活
> が、無理せず楽しんでいるのを見えれば、考えを変えることはあり
> ます。ですから、まずはKさんが悩まず、楽しく、そして羨ましい
> ほど充実している、そんな生活になれば、考えが変わると思います。

それは何度も弓削さんに指摘されている事ですね。
私の一番大きな課題なのでしょう。


> タイトルは「KさんとNちゃん」でよろしいでしょうか?

「Kさん・・」でいいです。

> タイトルが決まれば、借りアップして、それをKさんに
> チェックしていただこうと思っています。

やっと私がお役に立てるときが来たということですね。
お待ちしてます。


> 基本的に犬はいい子です。
> ・・・
> ・・・
> これはどこまで、コミュニケーションがとれているか、特に人間
> 側としては、犬の表情をどれだけ理解しているかになります。

Nの表情をどのくらい理解できているのかそれはいつも???
なんです。でも、最近またNが可愛くなったように思えるんです。
それが理解に少しでも近づいているんだとしたらうれしいです。

> ここでも(動く)「笑顔」が関係してきます。犬は(犬種にもより
> ますが)、人の表情を読むこと、そしてそれを自分の表現の手段と
> してとり入れようとします。その結果、人間に分かり易い表情に
> なるわけです。

Nも私の表情を見て???と思っていたんでしょうね。
何か話しかけると「?」と首を傾げてばかりいるころもありました。


> 持って来てくれなかったり、匂いを嗅ぐようであれば、ロング
> リードを使った方がいいかもしれません。

その遊びのときはロングリードを使っています。
やっぱりクンクンはあるので必要です。

> その前に、。家の中で物を持ってくるような遊びをしていると思い
> ますが、遊びの始まりと終わりはハッキリしているでしょうか。

反省。はじめは気をつけて「OK」で始めるようにしていますが、N
が飽きはじめてあわててちょっと気を引いてからやめる事がありま
す。

> フリスビーも着々と出来るようになっているみたいですね。
> ふと思ったのですが、フリスビーをやっているビーグルというのが
> 記憶にありません。上手になればビーグル界で有名になれるかも!

私も見た事がありません。最近テレビでフリスビードッグの番組を
何回か見ました。すごいですよね。見た日、主人はNを相手に
股の間から投げたりして、遊んでいました。大ウケです。
Nも楽しそうだった。

西武球場で「スーパードッグカーニバル」がありましたね。11月3日
にそちらへ行き、4日にJKCの訓練試験の見学に行きました。
2つのイベントがとても対照的で、面白かったです。
「スーパー・・」のほうは、お遊び感覚で、BGMがガンガンかかる中
ハイジャンプやエクストリームが行われ、その名のとおりお祭りでし
た。気持ちはワクワク。
「訓練競技会」では、ワンちゃんはお利巧さんで静かな中、淡々
と進められていました。Tより小さな女の子がシェパードと参加
していたり(コマンドでワンちゃんが横で動くとその子がよろめいて
いました)、髪をパープルに染めたおばあちゃんがおっとりとしたビ
ーグルと参加していたり。(そのおばあちゃんはスクーターにキャリー
を乗せて会場まで来たようです)
車椅子で参加している人もいました。
ほー、と感心してばかりでした。

> 日に日に寒くなってきますね。先日風邪をひいてしまいました。

気をつけてくださいね。
この間、のどが痛いと言っていた時は、1日に何回もうがいをして
夜ぐっすり寝て、悪くならないうちに治しました。
ウチの主人は外に出ないので、感染源は私かT。
どちらかが風邪をひくと、うつらないようにと気をつけているみたいで
す。私も気を使います。

メールを書き終わった今、腱鞘炎はだいぶ良くなりました。Nのし
つけ教室は1週間遅らせてもらいました。
明日、また行きます。

今年はクリスマスツリーをどこへ飾ったらよいのでしょうか。
Nにいたずらされないところを探さなければなりません。

Kさんの書かれている内容がとても幅広いものになってきました。
しつけ教室に通われて、実際のNちゃんを一緒に見ていただき
指導を受けることは、Nちゃんの理解をとても深めたようです。

しつけの課題の大きな柱となる項目が今回も出てきました。
「犬と自分が、他人から羨まれるような関係になること」です。
自己満足ではなく、他人が見ても「いいな〜」と感じられる、
そんな関係の犬って、お行儀がいいものです。

クリスマスツリーの相談は、困っているというよりは、楽しんでいる
ような感じですね。きっと楽しいクリスマスを過ごすことでしょう。


前へ     「しつけ?」へ戻る     次へ