Kさん と Nちゃん  6

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           「しつけ?」へ戻る





■ 多忙なようですが、 ■

Kさんは、主婦として多忙な毎日を過ごしています。その中で、Nちゃんとの時間を作り、私へとのメールを書いています。
理想を言えば、Nちゃんと接する時間は充分だとは言えないでしょう。しかし、多くの飼い主さんと比べたら、多いほうだと思います。いつの日か、自分のために時間を作ってくれたKさんのことを理解する日がくると信じています。
「子は親の背中を見て育つ」といいますが、Kさんの気持ちが通じ、Nちゃんはいい子に育ってくれると思います。

00.10.22 RE:Re: ちょっと心配です         弓削

出来れば、男性軍にもNちゃんと遊んで欲しいですね。
噛むことが心配のようですが、子犬は噛むものです。ちなみに
現在Nちゃんの噛む強さはどれぐらいでしょうか?
Nちゃんに噛まれてどれくらい傷ができるか教えてください。

ご主人のお考えも理解できますが、(人間の)子供は、小さな
怪我をし痛さや怪我の程度というものを身をもって知っておいた
方がいいと個人的には考えています。

恐る恐る触るというのは、あまりお勧めできません。犬にとって
恐怖心は攻撃の源です。人間が恐怖心を持つと、犬はその裏に
攻撃の準備がある可能性がある、と考えます。
出来れば噛まれることに慣れて(<恐いと思わない程度という
意味で、噛まれても何も感じないくらい、という意味ではありま
せん。)欲しいと思います


もし、どうしても「すぐに」噛まないようにしたい、というので
あれば、方法がないわけでもありません。先日ビーグルの3ヶ月
の子に会いましたが、その飼い主さんも、その方法で噛まなく
なったそうです。ただし「すぐに」といっても2週間以上は必要
だと考えておいてください。

その方法をお教えする前に、ご主人と奥さんで話し合って欲しい
ことがあります。「Mさんと・・・」にも出てきますが、お二人
が子供の時にどのような「褒められ方」「叱られ方」そして、
その効果がどうであったか、どう感じたかをじっくりと話し合って
ください。そしてメールで報告してください。
まずお互いの感じ方の違いもはっきりしてくると思います。単純
に「褒める」「叱る」という意味の捉え方も違う場合もあります。
まずはこれをちゃんとやってください。これをやらずに、これ
から紹介する方法を行うと、夜まで話し合うだけでは済まない
可能性もあるし、T君のためにもマイナスになると思います。

ではその方法の紹介ですが、噛まないようにしたいと願うご主人
にNちゃんと戦ってもらうのです。殴ってもいいです、蹴って
もいいです。ただし怪我のしない程度に。一番効果的なのは、
押さえつけることです。
これは戦いです。途中下車はしないでしないで下さい。「完全に」
Nちゃんが参ったというまで、戦わなければ意味がありません。
途中下車は逆効果になります。

これにはルールが必要です。ただ殴る蹴るでは虐待になって
しまいます。もし、これを実行することをお二人で決めたら、
「褒める」「叱る」の結果を報告していただいた上で具体的な
方法、ルールをお教えします。また効果的な押えつけ方をお教え
します。それまでは絶対にやらないでください。


サークルの中にKさんが入ることは、出来れば避けて欲しいと
思います。もちろん、ご主人とT君のこともありますので、
兼ね合いを考えて「出来るだけ」だけということになりますが、

お二人は噛まれることが嫌ならば、まずは(Nちゃんに)嫌わ
れてください。噛んだら、(嫌われるように)邪険に扱って下さ
い。Nちゃんは戦いを挑んでくると思います。そうしたら、
奥さんがノッシノッシと出ていって、ポイっと抱きかかえ、
サークルの中へ戻してしまってください。(大事なことは「言葉
は不要」ということ。)
その後、サークルの中で10分ほど過ごしてもらいましょう。それ
が過ぎたら、遊ぶのもいいし、再びサークルの外に出してもいい
でしょう。きっと同じようにご主人達に戦いを挑むと思いますが
気にせず上記のことを何回でも繰り返してください。



質問の答えについてですが、

寝床にトイレを置いているということでしょうか?、そうならば
それはやめてください。サークルの中に、寝床とトイレは別の
場所に置いてください。

ケージは、そのうちケージとして使えばいいでしょう。今も場所
に余裕があれば(ないみたいですが)お友達が遊びに来た時など
に使えば、お友達も安心すると思います。


各コマンドの「教え方」はとても良いです。しかし、教えること
と教えたことを実行することは違うのだということを頭に入れて
おいてください。

例えば、オスワリを教える段階では、ご褒美を与えるのはいい
です。しかし、もう分かっているオスワリをやるのに、いつも
ご褒美をあげることは良くないことです。
人間の子供でいえば「分かりきっていること」「やるのが当然の
こと」をやらすのに、「何か買ってあげるから、お小遣いあげる
から」とモノで釣るようなものです。
これは「犬を甘やかす」という行為にあたります。これでは各
コマンドはご褒美と強く結びつき、コマンド(合図)とは結び
つきが薄くなります。

ではご褒美を与えない方がいいのか、というとそれも違います。
「Mさんと・・・」の中に書かれている、ギャンブル効果という
ものを考えて与えてください。
出来て当たり前のことは、基本的にオヤツ以外のご褒美を使い、
時々オヤツを使ってください。この時もいつも同じ量をあげる
のではなく、あげる量をギャンブルの配当のように、あげる量を
変えてください。

オヤツ以外のご褒美ですが、この月齢であれば「遊んであげる」
が一番のご褒美になって欲しいものです。遊びもバリエーション
を広げ、ランク付けをしてくださいね。


》>   Nちゃんの注目を引くために、Kさんは(オヤツを
》>  使うこと以外に) 何をしていますか。

》「N」と呼びかける、おもちゃの音を出したり、みせたりする、体に触れる。

注目をするような動作を考えて(色々実験してみて)ください。
奇声をあげて、踊るなどです。こういうことを恥ずかしがらないで
下さい。Kさんがスリッパマンになるのもいいかも。
犬は人間の言葉は分かりませんので、こういう実験をし、N
ちゃんがどんな音、動きに反応し易いか確かめてください。


コマンドの練習のし過ぎのような気がします。今はいっぱい話し
掛け、いっぱい遊んであげる時期です。コマンドの練習はその
合間にほんのちょっとやればいいです。もう出来ているものは
それを実用する時や、確認程度でOKです。
とにかくコマンドが上手に確実に出来ることよりも、一緒に
上手に確実に遊べることが大切な時期です。

また、外でコマンドを練習することですが、これも「Mさんと
・・・」に書いてありますが、Nちゃんがいつもいる場所
(現在はサークル)の近くから少しずつ離れて行って、そこまで
辿り着いたのでしょうか? サークルでやって、廊下でやって、
下駄箱の前でやって、玄関を出たところでやって、、、とやって
いったでしょうか? いきなり500mくらい離れた所でやると
いうのは、コマンドに従わないことを覚えさせるようなものです。

今は外が楽しい時期だと思いますから、外に出ること自体をご褒美
にするべきで、外でご褒美をあげる必要はほとんどないと思います。


》> 4.名前は一日に何回呼んでいるか。(人間の家族ごとに
》>  その回数をお願いします。)
》>   どれくらいの確立で無視されますか。

》あまりはっきりとは思い出せないですが、私は40〜50回、主人は十数回、子供
》は数回だと思います。
》してはいけないことをしているときは、ほとんど無視です。
》家の中では2割くらい、外では何か興味のあるものがあると半分くらい無視され
》ます。でもこれは日によっても違うような。

これは困りました。名前というのは、「Mさんと・・・」にも
書いていますが、どんなコマンドよりも大切です。詳しくは「M
さんと・・・」を読んで欲しいですが、とりあえず1つ宿題です。
Nちゃんにもう1つ名前をつけてください。そしてその名前は
Nちゃんの前で声に出さないでください。

コマンドを教える前に、しっかりと名前を覚えてもらう方が先
なんです。何度も書きますが、コマンドを教えるのは何年後でも
出来ることです。それを急ぐ必要はありません。


》そういえば、その子が来るずーっと前に、6歳、4歳の子と、親御さん
》4人でお客さんがきたことがありました。そのときは、初めばたばた
》してましたけど気づいたら静かになっていました。お利巧でした。

犬はこうやって学習していきます。
まず、どうすればいいのかな?、人間に問い掛けます。人間の目
にはジタバタと見えます。時には吠えたり、噛んだりします。
そして人間が相手をしなければ(完全に無視すれば)「今は自分
の出る幕はないのね」と気付くものなんです。


》Nをおなかに乗せると言うのは、ひっぱりっこをしながら寝ている
》私の腰のあたりを乗り越えさせたり、顔を舐めに来るときにそのま
》まひっくり返っておなかに乗せたりです。
》ただお腹の上に乗せっぱなしということはありません。

これくらいなら問題ないでしょう。ただしお腹の上で人の手を噛ん
だり、調子に乗っているな、と思われる行動をとったら、1週間
くらいは乗せないでくださいね。


》ワンちゃんを飼い始めたら、学童へのお迎えに一緒に行けたらいいな
》あと思っていました。子供に囲まれるわけですよねえ。
》Nにとってはとても楽しいことだと思うのですが、もうそれは可能でし
》ょうか?またどんなことに気をつけたらよいでしょうか?

可能だとは思いますが、今そういうことを考えると、コマンドを
練習し過ぎたり、オヤツをあげ過ぎたり、遊びが疎かになって
しまったりして、人間とのコミュニケーションはコマンドを介
してのみ行うと思い込むようになります。そうすると、コマンド
なんてしらない子供が接した時に、犬はどう接していいか分から
ず、事故が起こる可能性もあります。
とにかく今は、遊ぶことです。遊ぶことのできない犬は子供に
とっても面白味がなく、悪戯のターゲットさえになることもあり
ます。

できればT君はNちゃんと正面向いて付き合ってもらい、
結果的に噛まれて、Nちゃんとの付き合いを作り上げて欲しい
と思います。そうすれば、T君は友達に、Nちゃんとの
付き合方を伝えることが出来る様になります。


しつけが出来上がった犬と付き合わせたいのなら、子犬は無理
です。しかし、もうすでにそこにNちゃんがいます。子犬を
迎えた家族の責任として、しっかりと付き合って欲しいと願っ
ています。

最後に心配な点を1つ。
「褒める」話を色々しましたが「叱る」ことは、ちゃんと出来て
いますか? Kさんのメールにもほとんど書かれていないので
ちょっと心配です。
一緒に遊んで悪いことをすれば叱られる。そうやってしていい
ことと悪いことを学んでいくものです。


》消臭命令をまた注文します。
》母が来る前にもう一度念入りに。
》ホームページから注文を入れます。
》よろしくお願いします。

毎度、ありがとうございます。
お母様がなんとおっしゃるか楽しみです。

00.10.24 Re: RE:Re: ちょっと心配です         Kさん

また、主人とNのことで話し合いを持ちました。
先日私がメールを出した後です。

> 出来れば、男性軍にもNちゃんと遊んで欲しいですね。

やはり、今までの主人とTのNに対する接し方は不自然
だと思い、話し合いました。そして、2人にももっとNを家族とし
て受け入れてもらえるようにお願いし、分かってもらえたような気が
します。
なるべく声をかけてもらえるように、何かの折に手を差し出して舐
めさせてあげるよう、毎日遊びの時間を作ってもらえるようにしま
した。
また、トイレに成功したときやNがよいことをしたときに一緒に褒め
てもらうようにしました。
主人は良くやってくれるようになりました。Tは仕方なくという感
じもありますが、子供っていうのは遊び始めればホントに楽しんでく
れるので、Nにはとてもいい遊び相手になります。スリッパなしでも
OKで、他の遊びもしてくれるようになりました。
子供のいう「おすわり」「待て」にもNは良く聞いてくれます。(おやつなしでも)

> 噛むことが心配のようですが、子犬は噛むものです。ちなみに
> 現在Nちゃんの噛む強さはどれぐらいでしょうか?
> Nちゃんに噛まれてどれくらい傷ができるか教えてください。

2〜3日前までは、歯が当たってグサッと刺さるような傷が1日に1〜
2個ありました。(3〜4日で治るような)
歯が当たって引っかかれたような傷は数箇所できました。(1日でかさ
ぶたになるような)改めて考えてみたら昨日今日では傷が減っています。
噛む強さは、興奮しているときは先のような傷が出来るくらいの強さ
ですが、普段はNなりに加減しているのがわかるようになりました。
傷が出来るようにかむことはありません。主人もそれに気づいてきた
ようです。

> ご主人のお考えも理解できますが、(人間の)子供は、小さな
> 怪我をし痛さや怪我の程度というものを身をもって知っておいた
> 方がいいと個人的には考えています。

私も同じ考えです。

> サークルの中にKさんが入ることは、出来れば避けて欲しいと
> 思います。もちろん、ご主人とT君のこともありますので、
> 兼ね合いを考えて「出来るだけ」だけということになりますが、

そのように心がけます。
今のまま行けば、その機会は減ってくると思います。今日はその必
要はありませんでした。

> お二人は噛まれることが嫌ならば、まずは(Nちゃんに)嫌わ
> れてください。噛んだら、(嫌われるように)邪険に扱って下さ

こんな感じになったのですが、Nに嫌われる方法でなくてもなんとか
ならないでしょうか?
いろいろな方法を探していただいて申し訳ないのですが、Nに嫌わ
れなくてはならないのは、ちょっと寂しいです。

> 寝床にトイレを置いているということでしょうか?、そうならば
> それはやめてください。サークルの中に、寝床とトイレは別の
> 場所に置いてください。

サークルの外にトイレを置くのではないですよね。
寝床はキャリーの中なので別です。トイレトレーはサークル内のその対
角となる場所にに放しておいています。
シーツを敷き詰めているのはサークルの中で、寝床以外の場所です。
トレーで成功するようになってきたら少しずつシーツを敷く場所を狭め
ていこうと思っています。

> ケージは、そのうちケージとして使えばいいでしょう。今も場所
> に余裕があれば(ないみたいですが)お友達が遊びに来た時など
> に使えば、お友達も安心すると思います。

サークル内でも良いような気もするのですが。(囲われていれば怖く
ないと思いますが)
クレートトレーニングですか?

> 各コマンドの「教え方」はとても良いです。しかし、教えること
> と教えたことを実行することは違うのだということを頭に入れて
> おいてください。

> コマンドはご褒美と強く結びつき、コマンド(合図)とは結び
> つきが薄くなります。

そういうことなんですね。

> ではご褒美を与えない方がいいのか、というとそれも違います。
> 「Mさんと・・・」の中に書かれている、ギャンブル効果という
> ものを考えて与えてください。
> 出来て当たり前のことは、基本的にオヤツ以外のご褒美を使い、
> 時々オヤツを使ってください。この時もいつも同じ量をあげる
> のではなく、あげる量をギャンブルの配当のように、あげる量を
> 変えてください。

気にかけてやってみます。
家族の協力が得られてから、「笑顔」がやっと少しずつできるように
なってきました。それもご褒美になっていると良いんですけど。

> 注目をするような動作を考えて(色々実験してみて)ください。
> 奇声をあげて、踊るなどです。こういうことを恥ずかしがらないで
> 下さい。Kさんがスリッパマンになるのもいいかも。
> 犬は人間の言葉は分かりませんので、こういう実験をし、N
> ちゃんがどんな音、動きに反応し易いか確かめてください。

こういうのは子供が本当に得意で、感心します。
Nは、Tにくぎ付けになる事があります。

> コマンドの練習のし過ぎのような気がします。今はいっぱい話し
> 掛け、いっぱい遊んであげる時期です。コマンドの練習はその
> 合間にほんのちょっとやればいいです。もう出来ているものは
> それを実用する時や、確認程度でOKです。
> とにかくコマンドが上手に確実に出来ることよりも、一緒に
> 上手に確実に遊べることが大切な時期です。

分かりました。そうでしたよねえ。楽しく遊べるように。

> また、外でコマンドを練習することですが、これも「Mさんと
> ・・・」に書いてありますが、Nちゃんがいつもいる場所
> (現在はサークル)の近くから少しずつ離れて行って、そこまで
> 辿り着いたのでしょうか? サークルでやって、廊下でやって、
> 下駄箱の前でやって、玄関を出たところでやって、、、とやって
> いったでしょうか? いきなり500mくらい離れた所でやると
> いうのは、コマンドに従わないことを覚えさせるようなものです。

そのようにやっていったのですが、でもNにとっては面白くなかっ
たのですね。食べ物があるから仕方なく?

> 今は外が楽しい時期だと思いますから、外に出ること自体をご褒美
> にするべきで、外でご褒美をあげる必要はほとんどないと思います。

匂いのことが合って、気を引くために使っていたようなものです。
散歩の時はほとんど使わなくて済むようになりました。
日曜日は家族みんなで公園まで出かけ、楽しめました。

> 》> 4.名前は一日に何回呼んでいるか。(人間の家族ごとに
> 》>  その回数をお願いします。)
> 》>   どれくらいの確立で無視されますか。
> 》
> 》あまりはっきりとは思い出せないですが、・・・
>
> これは困りました。名前というのは、「Mさんと・・・」にも
> 書いていますが、どんなコマンドよりも大切です。詳しくは「M
> さんと・・・」を読んで欲しいですが、とりあえず1つ宿題です。
> Nちゃんにもう1つ名前をつけてください。そしてその名前は
> Nちゃんの前で声に出さないでください。

Nに向けてではなく、家族の中だけでNの話をするときに使う
名前ですか?そうであれば、「あいつ」とか「こいつ」とか言っています
が。私はよく「N」と言ってしまってTに叱られていました。
回数が多すぎますか?
もう一度「Mさんと・・・」を読んでみます。

> なんです。何度も書きますが、コマンドを教えるのは何年後でも
> 出来ることです。それを急ぐ必要はありません。

大切な事なんですね。

> 》ただお腹の上に乗せっぱなしということはありません。
>
> これくらいなら問題ないでしょう。ただしお腹の上で人の手を噛ん
> だり、調子に乗っているな、と思われる行動をとったら、1週間
> くらいは乗せないでくださいね。

わかりました。


学童へのお迎えですが、弓削さんからのお話、もっともだと思いま
す。また、これから暗くなるのが早いので日が伸びて明るいうちに
帰って来れるようになったらまた考えようと思います。
まずTとNとの関係をしっかり作り上げて。

> しつけが出来上がった犬と付き合わせたいのなら、子犬は無理
> です。しかし、もうすでにそこにNちゃんがいます。子犬を
> 迎えた家族の責任として、しっかりと付き合って欲しいと願っ
> ています。

ありがとうございます。
そこも私たちが気づかなかったところでした。

> 最後に心配な点を1つ。
> 「褒める」話を色々しましたが「叱る」ことは、ちゃんと出来て
> いますか? Kさんのメールにもほとんど書かれていないので
> ちょっと心配です。
> 一緒に遊んで悪いことをすれば叱られる。そうやってしていい
> ことと悪いことを学んでいくものです。

叱るのは、噛んできたとき「だめ」という、イスに登ってきたとき「だ
め」と言ってその後サークルに戻す、おもちゃ以外のものをくわえて
持っていってしまったときに、「だめ」と言って取り戻すなどです。
褒めるが出来ていなかったから、叱るは出来ないんだなあと思って
いました。でもそれを続けています。
怒鳴らない様に気をつけています。

今日は雨でした。
朝のうちは小雨だったので散歩に行けましたが、夕方はだいぶ濡れ
そうだったので、家の中で遊ぶだけでした。
雨の日の散歩って皆さんどうしているのでしょう。
ワンちゃん用のレインコートとか着せるんですか?
あんまり見た事無いですけど、先日は濡れながら散歩をしているワン
ちゃんを見ました。人は傘をさしていましたが、今の私にそんな芸当は
できません。

今週末に母が来る予定です。
みんなで公園に行こうと思っています。

00.10.26 頑張っていますね                 弓削

NちゃんはK家に迎えられて、きっと幸せなことでしょう。
Kさんのように真剣に犬のことを考える人はまだまだ少ない
です。日本では犬は勝手に生きていくもの、という考え(感覚?)
が一般的なようですね。
色々と越さなくてはならないハードルがありますが、これからも
頑張ってくださいね。


ご主人とT君の接し方が不自然なのは、お二人の努力の現われ
だと思います。自然に(=何も考えずに)接したら、どうも良く
ないらしいし、やってはいけないことも幾つか守らなければなら
ないことがある。そんなことを考えながら接すれば、不自然に
なって当然だと思います。
非協力的な人というのは、その人の勝手な価値観・判断で犬に接し
しつけをめちゃくちゃにします。少なくともお二人が、そういう人
ではないことは、確かなようですね。


手を差し出して舐めさせるということは、特に必要ありません。
これって面倒ではないですか?

体に触ることを嫌う犬になっては困りますが、コミュニケーション
が常に触れ合いを伴うものだと思われることも、後々問題を起こす
ことになります。


(トイレのように)「まだ完全には出来ないことを成功した時」
に褒めることは、プラス思考の基本として人間が身につけましょう。
「新しいことを身につけよう、身につけてもらおう」というのが
プラス思考です。先日の「出来ることが出来てもご褒美」という
のは、ある意味でマイナス思考です。減点評価法といえば分かり
易いでしょうか。減点されるようなことをしなかったのでご褒美
ということですから、犬はプラス(新しいことを身につけること)
は出来なくなっていくわけです。

犬は何歳になっても新しいことをどんどん覚えていきます。それ
には「新しいことを覚えることがいいこと、楽しいこと、」と
感じてくれる、具体的にいえば「人間から何かを教わることは
楽しい!」と思う犬になってもらう必要があります。
それには遊びです。相手を観察し、決められたルールの中で、
争う。相手(=人)の反応をよく理解してもらうことが重要です。
「争う」というと聞こえが悪いですが、これは生きる上での
原動力です。生き続けようという本能の基本部分です。
その基本部分にプラス思考を植え込むことによって、人間社会
から見て、いい犬になってもらうわけです。


T君、Nちゃんと遊べるようになって良かったです。二人が
遊んでいる時に、Nちゃんが悪いこと(噛むなど)をしたら、
KさんはNちゃんをしっかり叱ってください。もちろんT
君がNちゃんに悪いこと(理不尽なことなど)をしてら、彼を
しっかり叱ってください。こうやって犬も人も社会のルールを学ん
でいくものです。


Nちゃんに噛まれた時の傷は、やはり残るようなものなのです
ね。乳歯なので、傷が残り易い(=痛い)のは仕方ないです。
痛いから、犬同士でも人間でも、ちゃんと噛まないように教える
気になるものです。

興奮した時に強く噛む、ということが分かってきたならば(噛ま
れたくなければ)まず興奮した時点で相手にしないようにすれば
傷が残るような噛まれ方をしないで済むということですよね。これも
頭に入れておきましょう。

しかし、Nちゃんは子供です。興奮して当たり前です。興奮
するなというのは無理があるし、精神の発育上不自然です。
時には興奮しても相手してあげてください。人間の子供同士でも
そういうことはあります。そして喧嘩ではなくても、ちょっと
したことで相手に怪我を負わせるようなこともありますよね。
やられたら怒ります。しかし「切れて」しまってはいけません。
「なにするんだよー!」くらい言って、相手を突き飛ばすくらい
のことはするでしょう。犬にもそれくらいしてもいいのですが、
世の中のことがよく分かっていない子犬は「なんだとー!」と
「逆切れ」してしまいます。これをしっかりと抑えられなければ
怒るべきではありません。

興奮して跡が残るくらいの強さで噛んだら、基本的にはサークル
に戻しましょう。ただし(T君に限らず)遊びに熱中し、
その勢いで強く噛んでしまっても、遊び相手の人間が(噛まれた
ことよりも)遊びが面白いと思ったら、その時は「ご褒美として」
遊びを続けてもいいです。(何のご褒美かって?、人間を楽しま
せてくれたご褒美です。)
また、一日いい子にしていたら、夜寝る前にそういう時間を設ける
のもいいです。

そういうことの積み重ねが、上手に人間と遊べる犬になっていく
過程になります。そして遊び上手は(人間の観察が上手ですから)
教わり上手にもなります。


噛まれる対策についてですが、

》いろいろな方法を探していただいて申し訳ないのですが、Nに嫌わ
》れなくてはならないのは、ちょっと寂しいです。

日本人の良くない考え方です。「あの人のあの行動が嫌いだから
あの人の全てが嫌いだ。」、全くマイナス思考・減点評価法です。
「あの人はあんなこともするけれど、こんなこともするから好き
だ。」という考えを持つ人が少ないです。

Nちゃんがご主人に噛んで、ご主人がNちゃんに嫌われる
ような行動に出たとします。Nちゃんは日本人のように「もう
この人嫌い!」なんて結論はすぐに出しません。ちゃんと「私、
何か悪いことしたかな?」と考えます。考えるからこそ、確かめ
るために更に噛みます。(これも「Mさんと・・・」に出てきま
すね。)そして何度も試した結果「な〜んだ、噛んだ時は嫌われ
るのね」と理解します。

人間の方も「Nちゃんは噛むから嫌い」と短絡的に結果を出さ
ないで欲しいです。


噛まれることの対策ですが、勇気があるならこんな方法もあり
ます。
1.Nちゃんが噛んできたもっと噛めといわんばかりに、手を
 口の中にグイグイ押し込む。
2.噛まれた瞬間に、舌を押したり、引張ったりする。

1.は上手く出来ないと遊びと勘違いする可能性があります。
2.は慣れるまでちょっと時間がかかります。(それだけ噛まれ
 ないといけないということ。)

この2つは本などに書かれていることがありますが、これだけで
完璧にカミカミが直ることは期待しない方がいいみたいです。
2.が反射的に出来る様になれば、ほとんど解決できますが、
反射神経は個人差がありますので、なんともいえません。
一番確実なのは、はやり前のメールで書いた「戦う」ことです。
これが出来ればまず噛まない犬になりますが、メールで指導する
のは、ちょっと恐いです。


トイレと寝床が別で安心しました。
ケージはサークルの中でもいいですが、折角キャリーを買ったの
だから、と思いました。また、ケージを置くとサークルの中が狭く
なるのでは、と心配しました。
サークルの中に置けるのなら、置いても問題ないですよ。
クレート・トレーニングは、夜中(ある程度の時間)トイレが我慢
できるようになってからやりましょう。


「ギャンブル効果」は単純に乱数的にやることが基本ですが、
新たに教えたことが出来た時などこちらも嬉しい時は、その気持
ち分だけあげていいです。心から嬉しい時は、いっぱいあげて、
その気持ちを(「擬似的に」ですが、)共有してください。

「笑顔」は本当は出来るはずです。忘れているだけなんです。
そのうち無意識にできるようになりますよ。子供の頃の癖を思い
出すように。
笑顔は単純なご褒美ではありません。「笑う門には福が来る」と
いう言葉がありますが、プラスを求めるならば笑いは不可欠です。
今まではただの迷信みたいに思われていましたが、科学的にも
裏付けされています。笑顔はNちゃんためと同時に、ご自分の
ためと思って頑張ってください。


Nちゃんが反応する動きをT君が見つけるのが上手だと
いうことですが、Kさんも「T君から習って」身につけて
ください。(本当はご主人にもやって欲しいです。)
どんな些細なことでも吸収しようという姿勢は、犬、特に子犬は
凄いものがあります。貪欲という言葉が似合うくらいです。それ
に負けないくらい、そして、それを理解するためにも、「子供に
教わるなんて、」とか「恥ずかしい」などと考えずに体得して
ください。
初めのうちは恥ずかしいかもしれませんが、そのうち楽しくなり
ますよ。Nちゃんを山車に子供の気持ちに戻って良いのですから
こんな都合のいいことはありません。


トレーニングの基本は「楽しく」です。他に楽しいことがあれば、
そちらを優先したいと犬は思うものです。だからこそ、外でコマ
ンドをかけるのなら、少しずつ離れて行って、「確実に出来ない
ことはやらない」という言葉が出てくるわけです。(「Mさんと
・・・」の何処かに書いてあると思います。)

トレーニングなんてものは考えない方がいいです。とにかく「遊
び!」です。犬との遊びの感覚が分かれば、トレーニングはとても
簡単です。犬も人も、楽しく出来て効率がよくなり、また、さらに
やりたいという気持ちが湧いてきます。

日曜日に家族みんなで公園、いいですね。
そういう時とは限りませんが、たまには無礼講の日というのを
作ってください。その日は必要最低限以外のコマンドは一切出さ
ない。ただただ遊ぶだけの日です。
一種のギャンブル効果みたいなものだと思っていいです。こういう
ことをやることにより、リフレッシュできるし、環境への柔軟な
対応が可能な犬になります。


「名前」は 100% 確実でなければ意味がありません。飼い主は
人間社会のいかなる危険からも犬を守らなければなりません。
名前はそのための命綱のようなものです。
つまり無視されることもある「Nちゃん」という名前は
(ちょっと言葉が悪いですが)使いものにならないんです。
ですから新しい名前を考えていただき、それを新たに使おう
ということです。


ちゃんと叱ることが出来れば、同じ悪戯を繰り返さないはずです。
ただし、確認のためにNちゃんは最低10回くらい繰り返す
ことはあるでしょう。多い場合は期間で2週間から1ヶ月。

私が一番知りたいのは、Nちゃんが「叱られた」と感じている
か、勘違いして一種の遊び(ルール)だと思い込んでいるだけ
なのか、です。
「叱られたと感じたか」ともう1つ大事なことは(褒めるのと同じ
で)「人間が叱りたいと思ったことを叱られたと感じたか」です。

例えば「おもちゃ以外のものをくわえて持っていってしまった」
時に、叱ったとします。人間は前述のように考えました。N
ちゃんはどのように受けとめたでしょうか?  可能性として、
1.人間が考えた通り、
2.(おもちゃも含めて)ものをくわえたことを叱られた
3.人間に背を向けて行ってしまったことを叱られた
4.おもちゃ以外のものをくわえて持っていった後は、こうされ
 るのがルールだ(別に悪いことではない)、と認識している。

人と犬との気持ちがどんどん離れていってしまう原因は、人は
「これを褒めた(叱った)」という気持ちと、犬の「これを褒め
られた(叱られた)」という気持ちの食い違いがほとんどです。
こういうことも気を付けてくださいね。


本当は、怒鳴ってもいいのですが、怒鳴るのは「単発」にして
ください。せいぜい「何やっているんだー!」くらいで、それ
以上は、何も言わないでください。
また、怒鳴らないようにすることは、冷静に叱る訓練にもなり
ます。感情的に叱ると犬が出した「叱られた」というサインを
見落としがちです。折角反省しているのに「そうじゃない!」
というように受け止められかねません。

犬は言葉が分かりません。心と心のやり取りをしなければなりま
せん。それにはいつも落ち着いていなければなりません。
Nちゃんは興奮しているだって?、でもね、ちゃんと相手
(人間)のことよく見ているんですよ。遊んでいれば、それが
分かってきます。

言葉の分からない犬に怒鳴ることは、大きな声で吠えるような
ものです。他の家族が吠えているんだから、、とNちゃんは
考えて「吠えなければいけない、」と考えて当然だと思いませ
んか?


雨の日は、無理して外に行く必要はないのでは?
ちなみに我が家の犬は家の中で絶対にトイレをしないので、
雨の日に、排泄のためにだけ外に出ることはありますが、それ
以上は行きません。(雨が降っていなくても、犬の方が散歩を
拒否することもあります。)
一応、雨の日の排泄のためにレインコートを買いましたが、
今はちゃんと家の前ですぐに済ませるので、使っていません。
ゴールデンは毛が長いので、濡れてしまうと後が大変ですが
ビーグルならタオルでゴシゴシ拭けば済むのでは?

「散歩が大好き」という犬が多いと聞きますが、それほど家の中
がつまらないのかな?、と思ってしまいます。
昔の繋ぎ飼いなら、散歩が楽しいのは想像つきますが、犬は人間
の近くで落ち着いているのが幸せなのではないでしょうか?

必要ではないことはしない、楽しくないことはしない、こんな
単純な考えが犬の基本的な考え方です。Nちゃんにとって、
雨の日の散歩が楽しくなったら、、、、Kさん大変ですよ。


週末は楽しみですね。どんな週末だったか、後で教えてくださいね。


00.10.31 Re: 頑張っていますね         Kさん

お返事遅くなりました。
おかげさまで、楽しい週末を過ごす事が出来ました。

「消臭命令」は良く効いていて、まったく臭わなかったようです。
母に、「臭う?」と聞くと「平気だよ」
何か、臭わないのがあたりまえのような言い方でした。
Nにじゃれ付かれて初めて「やっぱりワンちゃん自身は臭
うね。」と気がついたくらいです。
ポプリやハーブのにおいも嫌がる人なので、鼻は、私よりも敏
感です。ドキドキものでしたが、「消臭命令」は、合格だったよ
うです。

私の母は、うちの家族よりもNとの付き合いはうまいのかも
と思えるくらいでした。
Nが大興奮で近づいてきても、うまい具合に楽しそうに相手を
していましたし、私たちが「おすわり」とかさせているのを見て、見
ようみまねでやってみたり。動物が特別好き、というのでもないの
ですが不思議です。一緒にワンちゃんの話をしても「あ、分かって
もらえているな」と感じます。お友達に、4匹もワンを飼っている人
がいるそうなので、少しはワンを飼っている家庭の事情が分かる
のかもしれません。(その家に行くと初めは臭くて、お茶も飲めな
いと言っていました。少しすると慣れてきて飲めるそうです。)

「顔が可愛くなったかも」と言ってもらえました。
それはとても嬉しかったです。

また、友人の家族もワンちゃんが見たいと訪ねてきました。
お父さんと中1、小5の女の子です。
おもちゃにじゃれ付いたり、身体を触ってもらったり遊んでもらえて、
Nも楽しかったと思います。
Tは、そのお姉ちゃん達が遊んでいるのに混じって、調子付いて
いつもより頑張って遊んでいました。週末ごとに、遊び方を覚えていく
T・・・という感じです。
でも、今日は新しい本がきてそれを読みたい気持ちの方が強く、遊びた
くなかったようです。そんな時は無理やり遊ばせているようで、これでい
いのかと考えてしまいます。

Nと遊ぶ事は私でも「遊んであげなくちゃいけないから」という気持ちで
いることがあります。主人やTはもっとだと思います。ですからどん
な遊びをすればよいのか分からなくて困っている感じがする時があります。
Nとの遊びが本当に楽しくて・・・というようになればいいのに。
なんだかこんな事を言っている私たちは、Nにとってあまり言い家族で
はないですね。


> 噛まれることの対策ですが、勇気があるならこんな方法もあり
> ます。
> 1.Nちゃんが噛んできたもっと噛めといわんばかりに、手を
>  口の中にグイグイ押し込む。
> 2.噛まれた瞬間に、舌を押したり、引張ったりする。
>
> 1.は上手く出来ないと遊びと勘違いする可能性があります。
> 2.は慣れるまでちょっと時間がかかります。(それだけ噛まれ
>  ないといけないということ。)

1.の方法を少しやっていました。
最近はだいぶ加減を覚えてきたようです。
・・・なので、主人もTも「今噛まれるのは仕方の無い事で、多
少噛まれてもしょうがないな。」という気になってきたのではないでし
ょうか。

> トイレと寝床が別で安心しました。
> ケージはサークルの中でもいいですが、折角キャリーを買ったの
> だから、と思いました。また、ケージを置くとサークルの中が狭く
> なるのでは、と心配しました。
> サークルの中に置けるのなら、置いても問題ないですよ。

あの時のままキャリーを寝床にしています。落ち着いてきたようです。
トイレも成功する確率が増えてきました。昨日失敗しなさそうな場所に
トイレシーツの代わりに、マットを敷いてみましたがそこには今のところ
していません。


> 「笑顔」は本当は出来るはずです。忘れているだけなんです。
> そのうち無意識にできるようになりますよ。子供の頃の癖を思い
> 出すように。

そんな気がします。
Nに思い出させてもらっているような気がします。
でも、それはTの子育てをしているときも感じました。

> 笑顔は単純なご褒美ではありません。「笑う門には福が来る」と
> いう言葉がありますが、プラスを求めるならば笑いは不可欠です。
> 今まではただの迷信みたいに思われていましたが、科学的にも
> 裏付けされています。笑顔はNちゃんためと同時に、ご自分の
> ためと思って頑張ってください。

同感です。私もNも、家族もみんな変わっていけると思います。


> 「名前」は 100% 確実でなければ意味がありません。飼い主は
> 人間社会のいかなる危険からも犬を守らなければなりません。
> 名前はそのための命綱のようなものです。
> つまり無視されることもある「Nちゃん」という名前は
> (ちょっと言葉が悪いですが)使いものにならないんです。
> ですから新しい名前を考えていただき、それを新たに使おう
> ということです。

分かりました。
皆に説明して、もう一度名前を決めます。
今日「Mさんと・・」の「名前」のところを読みました。
あの手順でもう一度初めからやり直すということですよね。
で、今までの「N」という名前は、どのように使っていけるのでし
ょうか?もう使わないと言う事ですか?


「叱る」ですが、
まだ私には判断できないですが、出来ていないのでしょうね。
乗ってはいけないところに乗ったり、齧ってはいけないものを齧ったり
などはまったく直りません。いつも同じことの繰り返しです。
遊びと勘違いしているのかもしれません。でもNが確かめているのか
もしれないとも思えます。噛む事は、少しずつ分かってきているように
思えるのですが。

「ろうそう」の件
2件獣医さんをあたりました。
そのうちの1件の獣医さんに、「美観だけの問題だからこんなに小さいう
ちに危険な思いをさせて取るべきものではない。ブラブラしていて怪我な
どが心配と言うが、そこだけが怪我をし易いと言うわけではないと思う。
もし怪我をしてしまったら、その治療として切るとか、避妊手術を考えて
いるならそのときに一緒に切るとか考えてみたらどうか?」と言われました。
治療にはペットにとってなるべく安全な方法を選んでいるという事、話を良
く聞いてくれたこと、説明を長々とくどいほどしてくれた事、診察室に飼い
主が入る事を当然のことでペットにとっても安心できるだろうという考えだ
った事などから、その病院に変えてみようかと思っています。

メールを頂くたびに、新しい気付きがあります。
その中のどれだけ応えられているのか・・・。



犬にとって、いい飼い主さんとは、どんな飼い主さんでしょうか。
まず、「家族として認めてくれる人」と私は考えます。

家族と積極的に話し合うという、日本人の多くが苦手なことを
お願いしましたが、Kさんは前向きに取り組んでくれています。
こんな人なら、きっと、どんな犬とでもコミュニケーションが
とれるようになることでしょう。          02.6.20



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