大型犬が15歳も近くなると、宿にも制約が多くなる。まず階段の昇り降りが困難なので全てが一階で済むといい。宿の中で他のお客さんに急かされるようなことはされたくない。お出かけの時間も少なくなるのでチェックイン、チェックアウトの時間もある程度融通が利くと嬉しい。 さらに我が家の犬は暑さに弱い。そして私は寒さに弱い。空調も我が儘を言わせていただきたいと思うことがある。そして猫も。 とにかく贅沢になる一方だ。 その他諸々の我が儘が大方解決できるのがコテージタイプ。しかし割高になることが多い。また、食事がなくてお出かけが増えてしまうことも。(車の乗り降りも負担になる老犬。) それらの我が儘が解決できそうということで、この宿にした。 コテージタイプで食事も付いている。犬連れに理解があるというのが嬉しい。オーナーが犬のマッサージをしてくれる(有料)と言うのだから、大いに期待して行った。 周囲には普通の住宅がある 向こうに見える住宅は オーナーさんの自宅らしい。 2月の寒い日に利用。(暖房費代だと思うが、光熱費1,000円/一日が加算されていた。) 場所がちょっと分かり難そうだと思った。HPにグーグルの地図ページへのリンクがあるが、どうも住宅地の中に見える。実際に行ってみると、地図の矢印の場所とはずれている。矢印位置の少し下に道路で囲まれた小さな四角の一角がある。向かいが村井牧場。 なんとチェックインは一時からOK!、一時半くらいに行ったら、さすがに宿の人の姿は見えず。電話で呼び出すことになった。 外装も内装も新品ピカピカという感じではない。くたびれた感じは否めない。 中に入ると、コテージというより普通の一軒家。フローリングのリビングには大きなテーブルがある。椅子は7つ。もう一つ小さなガラスのテーブルもあり、その下には炭が置かれている。その横にはカラオケセット(ディスクは10年くらい前のものでした)。これは利用可能。寝室は、一階に一つ、二階に二つ、全て六畳。(二階はちょと見ただけで、全く利用しなかった。)部屋の感じは、四十台半ばの私が「子供の頃にこういう家、よく見た。」という感じ。床は畳み、唐紙や障子が多用されている。 台所は普通に料理するのには何ら問題ないが、食事付きなのでほとんど利用しなかった。家庭用の冷蔵庫があり、そこに飲み物(アルコール類含む)が入っている(自己申告で精算)。近所にコンビにはない(飲み物の自販機は近所にある)。 お風呂の湯船は狭いが洗い場は広い。家庭のお風呂なのでラカンは一つ。追い炊きは出来ない。トイレは、ウォシュレット、ウォームレット。 6人でも使えるテーブル 右の黒いものはカラオケセット まいすも妙に落ち着いている 晩ご飯は「五時半からでどうですか?」と云われたので(老犬連れはやることがないので)特に考えもせず「では、そうしてください」と答えました。 早いだろうな、夜遅くにお腹が空くだろうな、と思い、食事を持ってきてもらう時に近くのコンビニを教えてもらおうと思った。 五時半になり、食事が運ばれてくる。ビックリ、大量。夜食のコンビニではなく、胃薬が必要になりそうな量だ。二人とも少食ではないと思うが、ご飯を少し残してしまった。寄せ鍋だったのですが「最後は雑炊に」と二人で三合はあったと思います。 左二つが一日目の晩ご飯。メインは鍋。写真以外にハマグリなども出てきた。 右の写真が二日目。メインは豚しゃぶやなめろう。写真以外にお吸い物や焼き芋なども。 一つずつは高価な食材はありませんが、量も種類も多いし、質もいいものもありました。 二日目の晩ご飯は、豚しゃぶで量も少なく(普通に?)なっていましたが、何故か焼き芋が付いていて、これまで食べると苦しかったです。 二日目の目玉はなめろうでした。土地柄かとても美味しかったです。 朝ご飯もしっかりしていて驚きましたが、一日目の晩、「朝食は何時になさいますか?」と聞かれて「遅めで」と答えると「昼食と一緒くらいがいいですか?、10時くらいで」というので「いえそこまでは・・・・、では九時くらいに」と。 二日目(チェックアウトの日)の朝食は8時。あまりにしっかりだったので、随分と残してしまいました。 しっかりというのは、量もですが味付けも。朝食は特に塩味その他の味付けが濃く、その意味で個人的に苦手な味付けでした。 左が二日目の朝食。その中に真ん中のものも。右が三日目の朝食。 おかずの皿が大きいです。味付けが濃い目です。漬物にも調味料がかかったりしていることも。 食事に関しては、今までにないパターンです。 食事のときに「あれ?」と思ったのは、テーブルが高い(椅子が低いのか?)。そのためか小さなテーブルの横に少し高めの椅子が二つ用意されていたので、私はこれを利用した。 犬用のものは、トイレシーツ、食器、玄関に足拭きタオルなどがありました。 少し歩くと砂浜に出ることができる。宿を出てすぐの角を曲がった後は道になり二〜三分くらいで砂浜に着きます。 田舎の親戚が離れを使わせてくれて、食事は豪華な家庭料理という感じ。高級食材ものはありませんでしたが、「しっかりお食べ」と言ってくれているような感じ。夜は11時までカラオケOK(有料)!。 周囲にはこれといった観光地もないですが、車で出掛ければ見所はあります。砂浜も近いし、犬とのんびり過ごすにはいい宿です。 アジリティーをする人は、近くにいいフィールドがありました。