利用者 uni/
利用人数・犬数 2人+1犬(ゴールデン)/
利用日 2005.4
四月のはじめ、桜がなかなか咲かない日曜日、女房が急に「行ってみた店がある」という。2年ほど前から目をつけていたらしい。ちょうどパソコンに向かっていた私は「なんていうお店?」と聞くと「イル・ピアット」という。その名前で検索をかけると多くのお店が出てくる。「チェーン店か?」と聞くと「ちがうと思う、それに続けて・・・・」なんだか分かり難い言葉が続いた。「えっ?、キジトラ?」と聞き返してしまった。
そんなことがあり、うら暖かい日曜日に出掛ける。団地を通りお店の近くに着くと、店の外で待っている人たちが目に付く。ここは
テラス席のみ犬OKなので、テラス席のお客さんのテーブルの上を見る。あれれ・・・ワインがまだいっぱい残っている・・・。
その後、近所をウロウロしながら時間を潰すが、その日は利用できず。日を改めて行くことにした。
数日後、平日にチャレンジ。駅から歩けるといっても、商店街からは外れているし、ランチが1,050円と1,575円なので、会社員の人たちはそれほどこないと予想して、12時半くらいに行ってみる。店内は空席があるようだが、テラスは、幼児連れグループに全て使われていた。テラス席は、二人がけ丸テーブルが二つのみなので、すぐに満席になる。
もう桜も咲き始めていたので、近くの公園で花見をしながら時間を潰す。一時近くなって再び行ってみると、ちょうどテラスのお客さんは帰るところだった。
女の子の店員さんが急いでテーブルを綺麗にしてくれる。席に着くと「おっと・・・」、椅子がテーブルがグラつく。でも大丈夫なんだろう。
テラスは広くなく、周りは大きな鉢植えで囲われている。マーキングする犬は利用しないほうがいい。
メニューを見ると、手書き風でちょっと見難い。よくよくみると、真面目なイタリア家庭料理であることが分かる。この手書き風からもそれを感じる。また、パスタメニューを見ると「あぁ、ちゃんと分かってやっているな」と。
1,050円は、1品+パンと飲み物、1,575円は、2品+パンと飲み物。1品はパスタになる。
女房は、「前菜盛り合わせ」と「じゃがいもとトリフの香りを詰めたラヴィオリ」、私は、「生ハムとルッコラ、トマトのサラダ」と「海老とヤリイカのマリナーナ・ソース・スパゲティー」を頼んだ。
食べてみて「ふむふむ」と思う。家庭料理風なので、どことなく野暮ったい。しかし、決して下品ではなく、料理を作る人間として、忘れてはならないことをおさえている。量ももったいつけた感じがなく(デザートないけど)「ご馳走様でした」という感じ。
ただ「やられた」と思うのは「夜、来て、ゆっくりここのメニューをアレコレ食べたいな」と思ってしまったこと。テラスの夜は、ちょっと辛いが、機会があったら利用したい。
ここの料理は万人受けするものではないと思う。私たちの前にテラス席を利用していた人たちは、パンと一緒に出てくるオリーブ・オイルをほとんど使っていなかった。また、お店に出入りするお客さんの多くは、一人での利用。そんなところからも想像がつく。
カフェ飯やイタリア「風」料理に飽きたけど、気合をいれて本格イタリア料理店に行くほどでもない。そんな時にここのお店のランチはいいです。
そうそう、お店の人たちはイタリア語でやり取りしていました。
お店の名前(CACCIATORA)は「猟師」という意味みたいです。○○の猟師風は「XXXXXX alla cacciatora 」、ちなみに漁師風は「XXXXXX
alla pescatora(ペスカトーレ)」というようです。
ついでに書いておきますが「 Piatto 」はお皿。日本語では、「お皿」=「料理」という意味がありますが、イタリア語でも同じようです。