3月15日(火)
午前中は久野さんの確定申告の手伝い。その後、鞍造りの続き。途中お昼になり、その時修行の人に「きのこ(注)」の誘いを受けた。簡単に話をするので、そう大したものではないと思い「機会があれば、、、」と答えておいた。
夕方、鞍が一応完成したので、ポコチに合わせに行った。まあまあの出来具合と自分でも思った。問題点は鞍が動いてしまうことだ。この点は久野さんが改良してくれることを期待する。
鞍合わせに行く前の話になるが、大学の名誉教授(昨年まで教授だったが定年で名誉教授になった。)と成田の検疫(人間の病気関係を扱っている)の人が来た。この二人は親子で、大学の名誉教授であるお父さんは、ニワトリの専門家で久野さんのニワトリを見に連れていった。この時息子さんも一緒だったが、面白くなさそうだった。
久野さんの畑に二人を案内する時、お父さんに「僕の妹もその大学の畜産にいたんですよ。弓削と申します。」と言うと「あー、あの頃は女の子も少なかったので、、えーっと、、弓削、弓削、、、いたような、よく思い出せないなー」と言っていた。
夜、息子さんが晩御飯の時に来た。37歳(申年)で独身だそうだ。この人の前でキノコの話をしてしまった。昼間、修行の人が、「一つのカレーの二人」もやって男の子の方が腰抜け状態になったことや、勧められたこと、などを話題にしてしまった。後で久野さんに「あまりキノコのことは言ってはダメだよ。日本では法律上の規制はないが、他の国では規制されているところもある。それにキノコを知っている人達は他のものも知っている場合が多いから、マークされてしまう。」と注意された。言われてみればその通りだ。しかも相手は成田でお国に変な物が入ってこないように見張っている人だ。修行の人とこの人が顔を合わせないことを祈っている。
(注)当時は法律で禁じられていませんでした。しかし、この島では(法律とかではなく、習慣として)禁じられているに等しいと後日聞きました。

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