3月7日

朝から久部良原の畑へ行く。僕一人で倒し、NSさんと久野さんはサン原の畑の残りの仕事を片づけることになった。雨が降ったりやんだりでカッパを着たり脱いだりして仕事が進まない。
畑は良く手入れされていてキビが長い。長いキビは倒した後引っ張るのが大変で恥ずかしいほど仕事が進まない。
NSさんと久野さんは11時頃にサン原を終えて、久部良原に来た。久野さんは昼で帰ってが、午後NSさんのカスグ(皮を剥くこと)速さの二倍のキビは倒せなかった。NSさんは残業するそうなので明日は完全に追いつかれる。
夕方から雨が激しくなってきた。僕が家に向かう途中GNさんの奥さんとすれ違った。激しい雨の中、割烹着を着て平然とバイクを走らせる姿にとても力強いものを感じた。

夜、ユキさんちでテレビを見ていると、与那国島地方に大雨洪水警報がだされた。ユキさんちの前の坂道は川になった。すごい雨量だ。これが亜熱帯の雨と言うものか。ユキさんちのトイレの入り口付近でカエルも鳴いていた。3月に蛙が鳴く。亜熱帯である。テレビを見続けていたら、遅くになってから雨足が弱くなったので帰ることが出来た。しかしそれまでにテレビから「明日も雨」と言う言葉を何度も聞かされた。いやだ。

今日から一人、ユキさんちに居候が来た。19才の男の子で今までは製糖工場で働いていたと言っている。