犬は凶器に

2002.06  きつね洞さん より


国内 海外 お絵描き


フランクフルト駅付近、なんだかすさんだ感じがあって、ちょっと怖かったのです。
会社員風の人がモク拾いしていたり、
旅行者が小銭をねだられたり、
昼間なのに若者が数人ずつでたむろしたりしていました。
店の中には色とりどりの商品が綺麗に並んでいるのに、人々は機嫌悪く、荒れ
た感じがありました。(そう感じてしまっただけかもしれませんが)

中でも、その若者たちの一群が、大きなシェパードを2頭連れていましてね。
もちろん、リードなしで。
夫と二人で横を通ったのですが、なんだかにやにや見られているようでした。
若者たちと一緒に、犬たちもこちらを見ていました。
犬をけしかけられたら…と、一瞬すくみかけました。
私はおめでたいのかもしれませんが、大きな犬でも怖いと思うことは滅多にな
いのです。
野良犬は怖いですが、人と一緒にいる犬は、飼い主がコントロールしてくれる、
と信じてます。
でも、その飼い主に悪意があったら…
犬は凶器になり得るのですね。
結局何事もなく、私たちは通り過ぎただけですが、時々思い出します。

犬は凶器に(補足)に続く)