やさしい人達

2001/07  「人のため、犬のため」掲示板 より
※上記掲示板は、現在ありません


(その1)
「家の犬は食物アレルギーがあるので申し訳ないです」と
断ったにも関わらず「いいのよいいのよ大丈夫よ」と
真っ赤なジャーキーを犬の目の前に差し出され
「何が大丈夫だクソババア」と怒鳴りたい気持ちを
押さえ後の言葉は聞こえなかった振りをしてその場を
去りました。


(その2)
散歩途中で会って立ち話をしたおばさんがうちの犬をひどく気に入ってくれて
それはそれで良かったのですが、その後、商店街の隅で再会した時に
「何食べてるの?」から始まって、最後は「この子に何か買ってあげたい」
もぅ、小さな子供や孫に対するのと同じような感覚でしつこく食い下がられ
結局断り切れずにいたら、おばさん、そばのパン屋さんでコッテリ系の
パンをいくつか私にくださいました。丁重にお礼申し上げ、逃げるように
立ち去り、パンは私の胃袋にその後収まりましたが。


(その3)
よくある事ですが、犬との散歩中当然の如く、
断りもなしに犬を近づけてくる方がいますね。
でも、うちの犬はあまり犬が好きではないので
「申し訳ありません。この子は犬が苦手なんです」と
断っても「大丈夫よ。ほらお友達」と何が大丈夫なのか
は解かりませんが、結構危険な距離まで平気で犬を
近づけてきます。
そして、こういう方の連れている犬は失礼なタイプの犬が
多くて(スミマセン)こちらが「それ以上近づいたら
怒るよ」と言っているのに「匂いを嗅がせろ嗅がせろ」と
やたらとしつこいのです。
「迷惑なんですけど」とこちらは顔にしっかりと書いて
アピールしているのにそんな事を気にする様子は当然ありません。
そして終いには「ほーらワンワンよ。良かったわね」
なんて言う始末「お前も『ワンワン』だろーがっ!」と
心の叫びをしまいつつ、うちの犬の許容範囲を保ち
「この時間、ここを通るのは二度と止めよう」と脳味噌
にインプットをしながら帰ります。

また、たまたまオフリード集会の時間に遭遇し、お誘いを
受ける事がありますが、丁寧にお断りをすると
「小さいときから犬と遊んでいない犬はダメね」との
言葉を聞きます。
心の中で「うちの犬にも犬の友達はいますし、このこは
呼べばどこにいてもすぐ戻ってくるんですけど・・・」と
思いつつまたしても失礼な犬達の間を通りぬけながら
再び脳味噌に新たなデーターをインプットします。


(その4)
真っ赤なジャーキーをいきなり、我が家の犬の口に
突っ込まれたことがありました。自転車で登場し
我が家の犬の前で止まり、いきなりです。
私の顔を見て、急いで自転車に乗って去っていきました。

腹立たしい気持ちと同時に「あの人は、こういうこと
やって、楽しいのだろうか、面白いのだろうか?」と
考え込んでしまいました。