北海道旅行記
  1999
     9月25日(土)
       鬼首 ~ 自宅

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7時起床。朝食は8時から。ペンションう~に~の7時からのご飯が懐かしい。旅行者にとって午前中の1時間の違いは大きい。(でも1時間余計に寝ていたいとも考えてしまう。)
外は風がビュービュー。食事の時間が近づいてきたので妻はうーにーをオシッコへと連れ出す。それを部屋から眺める。その風景は悪天候にやられた春の東北旅行を思い出す。今回の旅行は雨がほとんどなくて良かった。うーにー様も満足ということだろう。

散歩から帰ったうーにーにご飯を与える。人間のメニューはパン、サラダ、スクランブルエッグ、ソーセージなどで、飲み物はコーヒー、紅茶、牛乳、ジュースを飲み放題。最後にヨーグルトが出てくる。ペンションではよくある食事だが、何故か今日は新鮮に感じた。


部屋に戻り荷物の整理をちょっとすると、もう9時だ。出発の準備を始める。ほとんどの荷物を車に運び終わると妻は部屋の掃除。私とうーにーは食堂で待つことにした。
食堂の一角には暖炉があり、その周りは和室風になっている。その一角とフローリングの境には膝くらいの高さの仕切りがる。その仕切りの所で待っていた。
その一角から5m以上離れた所にアトム君はいた。ウロウロしながらこちらが気になるようだ。それに気がついたうーにーは仕切りの陰に隠れる。隠れるといっても顔だけ出してアトム君の様子を窺っているので「体隠して頭隠さず」という間抜けな隠れ方だ。そのうち他のお客さんに可愛がられ始めたアトム君だが、うーにーのことが気になって仕方がないようだ。

9:45 妻が掃除を終え、チェックアウトの精算も済ませた。それから犬のこと、特に犬連れ旅行のことをオーナー夫妻と話した。利用側も宿側も色々な考えを持った人がいるようで、まだまだ戸惑うことがあるようだ。
長話は私の悪い癖である。話が終わってうーにーにウンコをしてもってから(今日の日程が分かっているのかすぐにしてくれた。)車に乗りこみ出発。時計を見ると10:50、1時間近く話をしたことになる。




13:10 安達太良S.A. で給油。ここはスタンドに寄っただけで、全く休まなかった。すぐに高速道路本線に戻る。
2:10~2:50 上河内S.A. で休憩。人間のトイレ&昼食。昼食は外で食べられる(テーブルと椅子が用意されている)ハンバーガー屋さんで。もちろんうーにーも一緒だが暑がっている。迷惑かも、、。食後、私はS.A. の芝生の置くの方へうーにーを連れて行く。春の東北旅行で大小便を済ませた所だ。妻はお土産物屋さんへ。春にここで売っている餃子を買い、気に入ったので自分の家用に買って帰ることにした。
うーにーは(うーにーが特別だとは思わないが、)自分が排便したところは、1年前でも覚えているようだ。初めての場所でしてもらうのに苦労するが、臭いで覚えているのか、視覚的に覚えているのか分からないが、二度目からは簡単にしてくれる。ここで水を飲ませ大小便を済ませた。春に来ていることもあり、自分がするべきことは分かっているのだろう。

高速道路に戻り再びひた走る。東京に近づくにつれ、車の量が増えてくる。見ているだけでイライラしていまう。
4:00 頃、大泉の出口に到着。我が家は環八を真っ直ぐ行けばいいのだが、東京のいつもの渋滞が我慢できない。カーナビがあるからと調子に乗って知らない裏道を走ったのが失敗の元。夕方の商店街や道の細い住宅街に迷い込んだりして、尚更イライラを増してしまった。結局我が家に着いたのは、6:00 ちょうど。環八が渋滞してもそれくらいで帰って来れる時間だ。

今日は車に乗っていただけの一日だが、うーにーはそれほど疲れていない様子。人間はグッタリ。
とにかく、ほとんど雨にあたらずヨカッタ、ヨカッタ。




ちなみに車の総走行距離は約3,250Km。ちょっと礼文島までうーにーの散歩へ行ってきた、というような旅行だった。もっと北海道を楽しみたいと思うが北海道は広すぎる。
そんなに遠くへ行かなくても、素敵な場所は近くにもあるかもしれない。犬連れ旅行をして気を遣わずにすむ所は、一般にマイナーといわれる所が多い。来る人達の多くはマナーがいい。犬に対してもだ。そんな場所が結構身近に穴場があるかものです。

ガイドブックなどを見ずに、ただ地図を広げて、勘だけで探すのも楽しいものです。宝捜しのようだ。わざと犬連れとは関係ないガイドブックを見るのも面白いものです。

いつの日か、犬を連れて歩くことが特別なことではなくなり、犬連れのガイドブックがなくなるくらいの社会がやってくるこを心から願ってやみません。

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最後に、
VIVIANさんはじめ、今回の旅行の情報を提供してくださった方々、旅行先で親切にして下った方々、犬連れ旅行に理解ある宿泊施設の経営者の方々、観光施設を管理運営している方々、その他この旅行を楽しいものにして下った方々、ありがとうございます。お蔭様で大したトラブルもなく帰ってこれました。これからもよろしくお願いします!


さてさて2000年はどこへ行こうか、。
犬連れが特別なことではない、未来に向かって。


弓削明久(ユゲアキヒサ)