目指す礼文島の景色
出発時には想像もつかなかった

  北海道旅行記 1999
     9月14日 〜 15日

 自宅(東京世田谷) 〜
     青森フェリーターミナル

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9月14日(火) 世田谷 〜 吾妻

PM7:00 仕事から帰宅した妻と食事をとる。この時、うーにーも人間のテーブルの横で食事をとる。ここ1週間くらい旅行の準備で家の中が散らかっているので、うーにーも旅行へ行くことが分かっているのだろうか。人間はこれからのことを考えて落ち着かないが、うーにーはいつもと変わらずの食べっぷりだ。
食事をとりながら天気予報を見ると、関東地方は雨の予報。外では雨がポツポツ降り始めている。風も強くなってきた。1週間くらい前から週間予報を見ていたが、北海道は大丈夫のようだ。しかし出発間際にこんな天気だと、今回の旅行も雨に降られるのかと心配になってしまう。

食後、着替えて、最後の荷物をつめていざ出発。
これからの予定は、今夜東北自動車道を走り続け、明日の昼までに青森まで着き、昼の船で函館へ。明日の泊まりは鹿部の旅館倉敷。こんな予定なので、腰が弱い私はコルセットを着用していくことにした。妻もここのところ猫の相手をして腰を痛めている。私のコルセットをちょっと羨ましそうに横目で見る。(猫はお留守番。)


PM8:30 出発。雨がちょっと降っている。しかし五分も経たないうちに豪雨になった。これからどうなってしまうのか心配だ。と思ったのも束の間、すぐに雨はやんだ。この後は降ったりやんだり。
我が家の旅行期間中は東北、北海道はいい天気が続くと週間予報でいっていたが、毎度のことがあるのでどうなることやら。

PM9:25 外環大泉。ここまでくるのに迷ってしまった。幸先の悪いスタートだ。しかし、雨もほとんど上がり路面は乾いている。
PM9:40 浦和料金所。雨は完全にやみ順調、と思って1時間走ったら、再び雨が降ってきた。天気予報では、北に行くほど天気がよくなるようなことをいっていたが、北に行くほど悪くなる。またまた心配である。フロントガラスをバチバチと音を立てて叩く豪雨だったり、霧雨だったり、ガスっていたりと運転に神経をつかう天気である。こんな日に800kmも運転すると思うとうんざりだ。



9月15日(水) 吾妻 〜 青森のフェリーターミナル

深夜0時頃、吾妻のS.A.でガソリンを入れる。ついでにタイヤの空気圧を見てもらう。ちょっと寂しいS.A.なので、ここはこれだけですぐに出発。
ここで事件発覚!
妻も運転が出来るのだが、自宅にキーを忘れてきたのに気がついた。普通の旅行ならいいが、アウトドアが多い旅行では、車のキーが一つだけでは不安。どうしようかと話し合い、車内は暗い雰囲気。
私は一週間くらい前からこの日に備えて昼夜逆転生活をしていたので疲れはしないが、キーのこと、天気のせいもあってイライラしてしまう。

AM0:20〜0:45 隣の国見S.A.で一休み。ここはお店も食堂もやっている。まず人間はトイレ休憩。そして私はおそばを食べ、妻は半熟卵を買った。うーにーはというと、雨が少し降っているし、地面が濡れているので車から出すのはやめた。我慢してくれ。


岩手県内くらいだろうか、雨が強くなってきた。そんな時に限って道路に轍が出来ている。この轍に雨が流れ込み、ここにタイヤが乗るとハンドルをとられてとても恐い。「高速なのにこんな状態なのか、、」と不思議に思いながら、冷や汗を流しながら運転していた。深夜で他にはほとんど車はいないが、時々追い越し車線から車が抜いていく。信じられない。追い越し車線を見てみると路面の状態が違う。修復されているようだ。恐る恐る追い越し車線に移るとハンドルをとられることはなくなった。
こんな時うーにーは、、、我関せずという感じで寝ています。

15日AM3:45。花輪S.A.(秋田県)でガソリンを入れる。トイレに行ったら小さな可愛いカエルがのんびり夜の散歩を楽しんでいた。それとは対照的に、このS.A.には、巨大な犬のオブジェがある。(たぶん秋田犬。)静まり返った深夜に見ると、ちょっと気味悪い。ここは15分くらいで、すぐに出発。

青森までもうすぐだ。時間的な余裕もあるので妻と運転を替わった。のんびり助手席でくつろいでいたらコルセットがずれて気持ちが悪い。ちなみにうーにーは後ろの席で、シートにへばりつく様に寝ている。声をかけると迷惑そうにこちらを見る。確かにこの日程は迷惑かもしれない。
このまま青森港へ行っても時間が余ってしまうので、弘前に寄ることにした。弘前公園が犬立入禁止であることは、インターネットで知り合った人から聞いていたが、端っこでいいからうーにーを少し歩かせたかった。夜とはいえ、昨夜8:30から車を降りていない。これでは辛いだろう。


 
4:35、大鰐弘前インターでおりる。
5:00、弘前公園東門前に車を停めた。駐車禁止の札があったが、うーにーのご飯の一時間だけ、しかもこんな早朝なら誰の迷惑にもならないだろうと思い、こっそりと車を停めた。公園の入口には「犬猫などの入園は禁止します。」との旨の看板があり、その真前に車を停めた。

うーにーの食事、人間の食事(オニギリ)の後、車の中から公園の中を見ていたら、犬が一人で散歩していた。(うーにーも入れさせてあげたい、。)
そんな感じでぼ〜っとしていたら、私達の車の近くに車が停まった。車から降りてきた人達は服装から察するに公園でウォーキングをするようだ。その後もウォーキングをすると思われる人が、徒歩でどんどんやって来る。その中の一人に車の停め方の指導を受けた。「ここは車を停めてはいけない所なんだ」ということを遠まわしにいいたいのかと思ったが、この後、車が次から次からやって来て、確かにきちんと停めないと車が停められなくなってしまう。私達の車も他の人達に並べるように車を停めなおした。

ちなみにこの時、AM5:30。この時間にこんなに人が集まってくるとは驚きだ。さらに驚いたのは公園の管理人と思われる制服姿の二人のオジサンが自転車に乗ってすでに仕事をしていることだ。


うーにーは食後1時間安静にさせる。その間、暇なので私だけ公園の中を覗いてみた。よく整備されたきれいな公園だ。うーにーと一緒に散歩したいものだ。どなたかご存知ならば、この公園が犬立入禁止になった経過を教えて欲しい。

車を停めてから1時間。雨も完全に上がり空も明るくなってきた。うーにーはトイレを済ませ、6:15、青森に向けて出発。




AM7:00 青森のフェリーターミナルに着いてしまった。こんなことならば、もう少し早い時間の船にすればよかった、と少々後悔。
それとは別に、車中の話題は車のキーを忘れてきたこと。もちろん今使っているキーが一つあるが、アウトドアの活動が多い旅先でなくしてしまうことは充分に考えられる。そうなれば旅行は台無しだ。とにかく合鍵を作るために、鍵やさんを探そうということになった。


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