東北旅行記 1999
 

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●4月29日(6日目)

朝、起きると晴れていた。すがすがしい朝だ。今までのドンヨリとした雨の日々とは別世界だ。やっと春の日の目を見たような感じだ。寝室である和室からリビングに出てみると、コテージから見える景色に驚く。昨日まではガスで何も見えなかったが、素晴らしい景色だ。もう少し暖かければ、コテージで一日過ごしても飽きないかもしれない。

朝食後、コテージに戻るとお部屋係の人(布団を上げてくれるオジサン)に会った。「ウチの犬、どうでしたか?」ときくと「あれだけの犬はめったにいませんよ。布団を上げている時、和室の入口にのオスワリして、こっちをじーっと見てました。これならどこへでも連れて行けますね。ただね、お名前は?、ときいても答えてくれませんでした。」といってくれました。お世辞と分かっていても、人間達は大喜び。


このホテルに連泊すると決めた時、心配だったのが晩御飯。毎晩、炉端焼きだと聞いていたからだ。3日泊まってみて、飽きたということはない。当然だが、毎日焼くものが変わる(全部ではないが、)からだ。朝食も3日とも白いご飯にトロロをかけて、その上から細く切った海苔を散らす。(ご飯に関しては全てセルフサービス。)おかずは御新香や焼き魚などで珍しいものはなかったが、こちらも飽きるとことはなかった。
旅行が長くなると、胃の調子がおかしくなってくる私だが、ここだけは日を増す毎に調子が良くなってきた。


出発前にうーにーの排便を兼ねて、コテージの周りを散歩してみた。今は雪解けでグチャグチャになっているが、犬と一緒に歩くのに良さそうな道もあった。少し歩くと車道に出た。ここは車で何度も通った所だ。今まではいつも霧が濃く、道から外れないように走るのがやっとの所だったのだが、晴れてみると、なんと田沢湖が一望できる。例えではなく、昨日までとこの朝とは別世界だ。(うーにーは、昨日までの天気が良かったのかな?)




今日の移動先は猪苗代湖。400Km近い道のり。前の車だったら、スピードは出ないし、うるさいし、エアコンはきかないし、ヘトヘトになっただろう。カーナビがあることも大きな違いだ。高速から下りた後、迷わなくていい。今まで「ここは何処なんだー!」と何度叫んだことか。

寒さのため絶好調のうーにー

順調に宿に着いた。まるで計ったように3時頃に着いた。車から降りると、風の冷たさに驚く。晴れているのに田沢湖よりも寒い。今日もうーにーには絶好調の気候のようだ。やはり天気はうーにーがコントロールしているのだろうか。

客室は2階。各部屋には木の名前が付いている。私達が泊まる部屋は「マツボックリ」。(これって木の名前かな?、と他の部屋の名前を見ながら不思議に思った。)ちなみに、うーにーはマツボックリが大好きだ。公園や山で見つけては、ガシガシやって悦に浸っている。これもうーにーがコントロールしたことなのだろうか。 

足場が悪くても斜面でも走ってしまう元気!

まだまだ明るいので、近くのスキー場(営業はしていない。この辺りは雪は全く残っていない。)をちょと歩いた。傾斜があり、人間にもうーにーにもいい運動になった。風の冷たさのためかうーにーはノリノリで、フリスビーやボール投げを元気にやった。脚の運びも調子がいい。頻繁にこんな所に連れて行ってあげたいが、それが出来ないのが残念だ。


ペンションに戻ったのは5時半。夕食まで荷物の整理などをしながら、のんびりと過ごす。
ご飯の時間が近づいてきたら、うーにーにご飯を食べさせ、食堂へ。当然、うーにーは留守番である。するとオーナーさんは、「今日は他にお客さんがいないので、ワンちゃんもご一緒にどうぞ、。」と言って下さった。
早速、うーにーを食堂に連れて来ると、まずは辺りの臭いを少し嗅いだが、すぐにテーブルの下に用意したマットの上に伏せた。今日もいい子だ。オーナーさんや奥さんが食事を持ってくる度に伏せのまま這い出して来て、挨拶をしていた。なかなかいい子だが、疲れているから余計には動きたくないのだろう。
ちなみに晩御飯は簡単に食べられた。(田沢湖の食事が多すぎたような気がする。)


夜寝る時にうーにーのまぶたの上を見たら、もうダニは取れていた。フロントラインは効くようだ。


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