●6月8日(2日目)昨夜のダニとの格闘のため朝食の15分前まで寝ていた。うーにーは女房に連れられ朝のオシッコをすませていた。起きて間もなく「朝食の準備が出来ました、、、」とお呼びがかかる。寝ぼけ眼で食堂に向かう。朝食は大量ではない。だけどお腹の中に昨夜のご飯が残っているのでゆっくり食べる。 食べ終わったら部屋に戻り出発の準備だ。でも食いついてしまったダニが気にかかる。毛抜きを持ってきていたことを思い出し、それを使って無理矢理取ろうとしたら、口が残って体だけ取れた。仕方がない。血が吸われないだけ善しとしよう。 そして出発。今日もハイキング。小高い山に登ることにした。
車から降りて、歩き始めるといきなり上り坂が続く。今日はお日様が出ていて暑い。坂道が昨日よりも辛く感じる。登山道入口に着いた時にはすでにへばっていた。入山者名簿を見ると、私達以外には3名一組入山しているだけだった。リードを着けて入山したが、10分ほどして3人組が下山してきたのでうーにーのリードを放した。 暑いし昨日の疲れもあると思うのだが、うーにーは元気。何かの臭いを嗅いでいて私達に置いてきぼりをくうと凄い勢いで走ってくる。どこにこんな元気があるのだろうか。途中までは道幅も広かったのだが、頂上が近づくに連れて道幅が狭くなってくる。そんな所で勢いよく走ると、私達に思いっきりぶつかってくれる。これはやめて欲しい。人間は足がヘロヘロなので倒れそうになってしまう。
ちなみにボール投げやフリスビーをする時も、人間の位置まで全速力で走ってきて止まれず人間の横を通り過ぎて行く。ここでは、避ける場所がないからといってぶつかるのはやめて欲しい。 リードを放してしまったので、草むらへも入っていく。時々、ダニチェックをすると「いる!」。チェックの度にいる。昨日の残党なのか、今日の新人なのか分からないが、きのう発見した奴らよりも大きい。食いつかれたら手強そうだ。
山頂近くなると急な階段が多くなる。うーにーはここでも元気。信じられない。自宅ではすぐに「もう体力がありませ〜ん」というような顔をするのに今日は電池が無限大といった感じ。登るにつれて気温が下がり、木陰に入ると人間は寒いと感じることがあるくらい涼しかったので、うーにーには快適な温度だったのかも。
そこにはそれぞれ望遠鏡があり、これが無料だったのが嬉しかった(貧乏ねたですスミマセン、)。 行きも帰りも同じ所で、うーにーが熱心に匂いを嗅ぎ、地面に体をこすりつけている。山の下の方の道幅が広いところでのことである。しかも道の真ん中辺り。「もしや、」と思い、そこに近づくと、もう泥まみれになって一見ただの泥の固まりに見える小動物の死体があった。ひっくり返してみたらハエのお子様と思われる生き物が何匹もうごめいていた。
元気に車まで戻り、またダニチェック。また見つかる。今回の旅行は最後までダニとの戦いになりそうだ。一通りのダニチェックの後、お昼を食べるために車を旧碓氷峠へ向ける。 ここには御茶屋さんがいくつも並んでいる。外にテーブルのあるお店に決めた。うーにーも連れて行くためだ。(今日はお日様が出ていて車の中でのお留守番は危ない。)
昼食後、お茶やさんから見晴台まで歩いてみた。人間の元気が残っていたら、ここから旧軽井沢方面に向かう遊歩道を歩こうと思っていたが、もうそんな元気はない(うーにーは除く)。見晴台に行って、人間が「景色がいいね」といってハイオシマイ。うーにーはとっても不満そうだったがここはオシマイ。 ペンションに戻って昼寝でもしようかと思ったが、ちょっと早過ぎるのでいつもの喫茶店へ。 ちょっと離れたテーブルで色々お話をしていたら、お店のお父さんが「皆さんで写真を撮りましょう、」と提案。犬3頭(全て大型犬クラス)+夫婦3組なので店内ではちょっと難しそうなので、階段で撮ることにした。 お店に戻ってゆっくりしていると、他の家族はお店を出ていった。そして私達も下のお土産やさんへと降りていった。そこにはオジサン犬一家がいた。 お土産を買いペンションに戻る。ペンションに戻るとうーにーはぐったり。昨日、ペンションに着いた頃にはまだまだ元気で、人間の動きをチェックしていたが、今日は動かない。もう自分の部屋と思っているのかもしれない。他にお客さんもいないので落ち着いていられるのだろう。(うーにーは小さな音や臭いもよくキャッチする。)そうなると人間もゆっくり。 人間もうーにーのことを気にすることもなくゆっくりと晩御飯を食べる。毎度ながら量が多いので時間をかけて楽しむ。いつも通り、食後はリビングでうーにーも一緒にくつろぐ。 オヤスミナサイ |