軽井沢旅行記 1998

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ペンションの猫ちゃん、銭型君(仮名)
うーにーがいても近づいてくる
好奇心旺盛な猫ちゃんです。

●6月7日(1日目)

最近、我が家の恒例になっている軽井沢旅行。前回、私は怪我で入院してしまい参加できなかった。私は参加しなくても女房とうーにーは、犬仲間とペンションを貸し切りにして雪の軽井沢を楽しんできた。

今回は私達だけ。日曜出発とあって一緒に行ける人はいなかった。
今まで宿泊施設でのお泊りには、ケージを持参していたが、前回(私が参加できなかったとき)、持って行かなくても問題なかったので今回もケージなし。我が家のケージはステンレス製でとても重いのでこれがあるかどうかで荷物が大違いになる。これがないととっても身軽だ。

出発は朝の9時近くとゆっくり。3泊4日だし、身軽だし、と心に余裕を持っての出発。我が家の550CCの軽自動車でもお昼前には軽井沢に着いた。お昼も近いのでいつもお世話になる犬連れOKの喫茶店へ行くことにした。今回はあらかじめメールで遊びに行くことを知らせておいたので、お出迎えしてくれた。いつも不思議に思うのだが、うーにーは以前に会った人をよく覚えている。今まで会ったことがない人とは違う反応をする。この時もお出迎えをしてくれたお父さんの声に反応して大はしゃぎだった。

早速お店に入って人間の食事。食事が出来るまでの間もお父さんが、うーにーと遊んでくれた。他にお客さんもいないので、お店全部を使って遊ばせてくれた。一通り遊んだ後、お父さんは仕事に戻ったが、時々アルバムや食事を持ってくる度に、うーにーはお父さんの所へいく。その理由はお父さんがジャーキーをくれるから。食べ物には目がない、食べ物さえ見せれば何でもやってしまう。芸の数は大小合わせれば10くらいあるだろう。これを美味しい食べ物さえ見せれば、誰が命令してもやってしまうのだ。(やった後は随分とお疲れになってしまうのだが、、、)

そんなことをしているうちに他のお客さんが入ってきた。うーにーはリードに繋がれテーブルの下へ。でも、お店の人やお客さんが通る度に挨拶しようと顔を出す。
そんなうーにーの面倒を見ながらも人間の食事が終わった。次はうーにーの番だ。犬用メニューが出てくるとうーにーの目はお皿に釘づけ。女房が2,3切れを手からあげた後、「よし」と声をかけると一瞬で吸い込んでしまった。
そんなうーにーに見入っていて、ふと気がつくとお店がにぎやかになってきたので、お店を出ることにした。

お店を出たのは12時半。チェク・インするにはまだ早すぎるので、お店とペンションの中間くらいにある遊歩道でちょっとハイキング(?)をすることにした。リードを付けて遊歩道に入る。少し歩いて他に人がいなようだったので、うーにーのリードを放してやることにした。道は一本道。うーにーは私達とさほど離れず前を歩く。右へ左へ鼻を向け、臭いを嗅ぎ、時には葉っぱをむしって食べていた。

一人で先に行っては、振り返る。


何かを見つけたのか、私達から離れて先に行こうとすることが時々あった。そんなときは人間が立ち止まり戻ってくるのを待った。うーにーの場合、こうすると、距離が離れていることに気がつくと脚側まで戻ってくる。時には「そうですか、引き返すんですね。」と勘違いをしたかのように元来た道を戻ろうとすることもあるお調子者だ。
ここは山道というより遊歩道。道幅は3,4人が横に並んで歩けるくらいのところもあれば、1人がやっと歩るけるくらいのところもある。草木も茂り、人一人がやっと通れるような見通しの悪い所では何故か脚側に付きたがる。ちょっと不安なのだろうか。

うーにーが入っていこうとしているのが
不思議というか不気味な場所。

途中一ヶ所不思議な所があった。うーにーが道から外れて行った。シダが生える湿った場所で草は茂っていない一帯。その中の一ヶ所を念入りに臭いを嗅いでいる。呼び戻したら私の元に来るのだが、解放したらまた同じ所で同じことをした。私も見に行ったが特別なものは見当たらなかった。落ち葉が積もり、歩くとフワフワする場所で、ミミズはいそうでしたがモグラはいなそう。

うーにーがあまりにも一ヶ所の臭いを嗅ぎ続けるので気味が悪くなり、未練がありそうなうーにーを連れて、その場を去ることにしました。

これは野鳥保護の
ための募金箱です。

歩いていると地図があったので、それに従い別の道から元来た場所へ戻ることにした。その道を探すが見つからない。多分ここだろうと思われる道は、人間の膝くらいまで草が茂っていて足に絡まりついてくる。うーにーは草に埋もれながら進んでいる感じだ。うーにーにとって楽しいのか嫌なのか分からないが興奮しているのは確かだ。草の中に埋まるうーにーを見ながら頭に浮かんだ言葉は「ダニ」。

草をかき分けながら進み少し急な斜面を下ると、元来た道に出ることが出来た。車を置いてある所から近くの場所だ。車に戻り、うーにーを乗せる前にダニチェックをする。10匹くらいとった。もういないようだったのでうーにーを車に乗せる。時計を見ると3時近かったのでペンションへ向かうことにした。

ペンションに着き、オーナーに軽く挨拶をすませると、荷物を部屋へ運ぶ。うーにーは最後だ。3泊4日、犬連れなので荷物は結構多い。今回はケージがないのが救いである。全部運び込むのに10分かかったか15分だったか分からないが、うーにーはふてくされて車で待っていた。
やっと荷物が運び終わりうーにーを下ろそうと女房が車へと向かう。そして大声で何やら叫んでいる。私の方を向き手招きするように「大変、大変、」と叫んでいる。何事かと思い駆けつけてみると、うーにーの顔中ダニだらけだ。お餅に茶色のゴマをばら撒いたような感じだ。30匹はいる。それを丁寧に一匹づつ取ってやる。まだ食いついていなので簡単に取れた。車から下ろして更にチェック。ここでも5,6匹発見された。そして入室後、更にチェックすると1匹見つかった。気味が悪くなるほどきりがない。そんなことをしていたらお腹が空いてきたので、少し離れた所にあるパン屋さんへ行くことにした。そして上着を手にするとそこにはダニが1匹。でもきっとこれで最後だろう。

パンで空腹を紛らわし時間をつぶしていた私達に、晩御飯の時間がやってきた。うーにーは部屋でお留守番。ケージがないのでちょっと心配だが、前回も大丈夫だったということなので信じて食堂へ。
ここの食事はペンションとは思えないくらい多い。メインディッシュが2つ出てくる。それも一つ一つが多い。いつも食べきるのに苦労してしまう。これは分かっていたことなので、パンを食べたことをちょっと後悔した。結局というかいつも通り食事に一時間半かかってしまった。
うーにーが悪さをしていないか心配だったが、部屋に帰ってみれば、私達が部屋を後にした時にいたマットの上にいた。多分疲れて寝ていたのだろう。

銭形君(仮名)と挨拶を交わす うーにー

私達はうーにーを連れて食堂の入口にあるリビングへ。人間は軽井沢の地図を見たり、他のお客さんの写真を見たり。うーにーはほとんど居眠り。一時間半ほどゆっくりし、その後うーにーのオシッコを済ませて、客間のある二階に登った。

二階にはサンルームがある。そこにはこの旅行中唯一の他のお客さんであるミニチュア・ダックスを連れたご夫婦がくつろいでいた。
うーにーを連れてサンルームに入ると、すかさずM・ダックス君に怒られていまう。うーにーは疲れていることもあり、「君とは遊びたくない、」という態度。向こうが近寄れば逃げる。逃げるといってもそんなに広い場所ではないので、ちょっと動く程度。うーにーは目を合わせようとしない。横を向きながら横目でチラチラ見るばかり。うーにーは、M・ダックス君の飼い主さんとは仲良くするのだが、唸ったり吠えたりする彼を敬遠するばかり。結局彼とは少しも遊ばず、部屋に戻ることになった。

あとは人間がお風呂に入って寝るだけ。人間がベッドに落ち着くと、うーにーは首をあげて私達を確認して深い眠りについた。

と、ここまで書き上げたのは深夜。ダニ、ダニ、といっぱい書いたので、ダニのことが気になりだした。寝ているうーにーの体を再チェック。すると目の上の柔らかい所に、しかも両眼に各1匹づつ、すでに食いついていた。
30分くらい格闘して、寝ている女房まで起こして、作戦会議を開いたが、うーにーの毛が抜けるばかりでダニは簡単に取れない。結局諦めて寝ることにした。

オヤスミナサイ


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