軽井沢旅行記 1997

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●9月16日

朝起きると、やはり雨。小雨だけどやみそうにない。天気予報では、台風は動かず、といっていたのでやむことはないだろう。そんな憂鬱な気分で朝食をとった。雨の中で遊ぶしかないと判断し、雨具を買いに行くことにした。街へ行くまでの途中にアウトドアショップがあるのを知っていたので、そこへ行くことにした。行ってみるとお休み。まさに踏んだり蹴ったり。

半分ヤケクソで「うーにーを車で留守番させて人間だけでも楽しもう、」と考えガイドブックを見る。もう連休も終わったことだから旧軽の人出も少ないと考え、美術館に行こうということになった。旧軽に着いてみてビックリ。すごい人出なのだ。なんでこんなに人がいるの? この人達は何者なの? と自分達のことを棚に上げて不思議に思った。
こんな人込みの中に車を止めて、可愛いうーにーをお留守番させたら、人だかりができて交通妨害になってしまうのではないか、とか、いやいや可愛さのあまり連れ去られてしまうのではないか、などと親馬鹿なことを考えてこの企画は中止。(親馬鹿なことは別にしても、うーにーもタダで見世物にさせるのは嫌でしょうから。)

完全にヤケクソで、うーにーと外で遊ぶことにした。旧軽から少し走った所から林の中に入り、一緒に遊んだ。林の中は木が茂っているお陰で雨の降りはあまり感じられない。オシッコと少々の散歩、それにボール遊びなどの簡単な遊びを少しして、うーにーを車に乗せることにした。林の中とは言え、雨が降っていることは確かで、うーにーもそれが嫌なのか(遊びが不充分とは思うが)素直に車に乗った。そこから別の道で林の中を進む。
途中、沢を横にした遊歩道のような道があったので3人で歩いた。平坦ではないし横に沢があるのでボール遊びなどはできない。うーにーは水に入るのが好きなので興奮させない様に気を遣いながら散歩した。それでもうーにーは楽しいそうだ。山道にあふれている臭いが嬉しいのか単に山道が珍しいのか、とにかく楽しそうだ。そんな時に限って雨が強くなる。
うーにーも濡れるのは嫌だろうと思い(人間は濡れるのは嫌)、車に戻ることにした。するとうーにーは車に戻るのを嫌がった。「まだここで遊びたい!」と駄々をこねているようだ。私は犬の我侭を聞きいれられるほど寛容な人間ではなので、無理矢理うーにーを車に乗せ再出発。
もう、外で遊ぶのはやめにした。目的地は昨日の喫茶店。人間の昼食ついでにお土産を買ってしまおう、ということになった。

他の方が自分の犬を抱えたので
私もやってみた。(呆れられた、、、。)


喫茶店に着き、昼食を食べていると、他にお客さんもほとんどいないので、お店の方と犬の話しで時間が過ぎていってしまった。おっといけない、とお土産を見に行くことにした。お土産やさんに行っても犬の話し。そのうちフリスビーの話しになって「それじゃ、やってみよう。」ということになった。お店のお兄さんと家内とうーにーは、小雨降る、しかも風の吹く中、外に出ていった。私は店の中で待っていたのだが、いつまで経っても帰ってこない。心配になって見に行くと上手く投げることができず、終わりに出来なかったとのこと。私が行った時はちょうど風が吹いていなかったので、私が投げてうーにーが2回とっておしまいにした。(メデタシ、メデタシ)

店に戻り、お土産を選びながらまた犬の話しで時間が過ぎる。「そろそろ帰ろう」と思った時には雨は本降りになり、犬のお話は続く。(いつも思うのだが、犬の話しはいつまで経っても終わらない。)夕方になってもやまないので、お兄さんが車で駐車場まで送ってもうらうことになった。
駐車場から自分の車に乗り移りペンションへ向かう。これで昼間の活動は終わり。うーにーはそれなりに満足したらしくウトウトし始めた。(ヨカッタ、ヨカッタ)

ペンションに帰り、うーにーの食事、人間の食事を済ませ、この日もリビングで猫達と共にリビングで過ごす。今日はペンションの猫達の方が落ち着いていて、うーにーの方が身を引いたこともあったほどだ。
その後、人間はお風呂を済ませ2Fのサンルームへ。お客さんが連れてきていた猫がいた。(勿論、飼い主さんもいた。)彼は高い所で置物になるのが上手でうーにーを見るなり、本棚の上で置物になっていた。(うーにーは気にもとめていない様子。)
少しすると今日から泊りの人がやってきた。20代前半に見える彼女はシェパードを連れていた。それを見た置物猫君は、さらに見事な置物ぶり、不動の構え。彼でなくても驚くそのペア。シェパード君はジェントル・リーダーをしている。付け方もちゃんとしている。ただ者ではないと思った私は(失礼と思いながらも)彼女に根掘り葉掘りきいてしまった。

以前、実家近くの訓練所で助手をしていてこの犬を手に入れた。それから数ヶ月、その訓練所の方法を心から理解することができず、今は実家から遠く離れた所で犬のお勉強をしている、と言っていた。
この人が先生になったら、「一般の飼い主的」な感覚をもった先生になってくれそう。そんな先生がどんどん増えることを願ってやまない。また我が身を振り返った時、犬に対する考え方が中途半端だったり、曖昧だったりしていることを思い知らされた。

ここでも結構長話をしてしまいました。何故でしょう、犬の話しが長くなるのは。


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