■１月１０日 〜 ２．頭が痒い 〜 この頃、とある公園が頭に浮かんだ。宇佐美から伊豆スカイラインの亀石に入る前か、入ってすぐの所にある公園で、以前一度だけ行ったことがある。もしスカイラインに入らずに行けるなら、行こうと思い、宇佐美から山に向かってハンドルを切った。 山をどんどん登って行って、ついにスカイラインの入口まで来てしまったが、その公園を見つけることが出来なかった。
天城に向かう途中、水恋鳥広場の看板を見つけた。以前、何度か利用したことがある。ちょっと寄ってみることにした。 今日も誰もいない。気温が低いが風もなく天気はいい。ちょっとした散歩をすることにした。車から降ろすとまずオシッコをした。そして頭を掻こうとした。 頭が痒くなってしまってからもうすぐ一年になろうとしている。この旅行で一番の心配は、人間が一人でこの監視を充分に出来るかどうかだ。今日も痒そうなので心配。 公園に入ると、小さな木の橋が眼に入る。この橋の先には遊歩道があるらしいのだが、そこまで行ったことがなかった。今日こそ行ってみようと進んだが、すぐに階段があり、そこでうーにーに拒否されてしまった。お年寄りの足腰には充分な配慮が必要なので、それに従うことにした。 この公園には川が流れている。とても綺麗な水で以前利用したときは、ちょっと泳いだ。今日も泳ぎたがるかなと思ったら、そのような素振りは全く見せなかった。ちょっと寂しい。 芝生の広場を散歩してみる。川沿いにある長い芝生の広場で、ふとこんなことを考えてしまった。「若い頃から、ここでフリスビーをやっただろうな」、そんなことを思いながら写真を一枚。うーにーを立たせたまま撮ったのだが、その後すぐに座ってしまった。
冬の午前中の透き通るような空気を吸い、川の水を見ながら、何をするわけでもなく公園を散歩した。 そしてふと気が付いた。ほとんど痒がらない。寒いからかな？ |
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