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2001 9月8日 〜 9月14日
7時過ぎに起きるとちょうど妻とうーにーが散歩から帰って来た。「止まっているリフトで乗る練習をしてみたが難しそうだ。乗ってしまえば大丈夫だと思う。」とのこと。 人間のご飯は8時からにしてもらった。リフトのお客さんが少ないのが、9〜10時くらいだというので、逆算して朝食を8時にしてもらった。(うーにーも同伴。) お昼のお弁当もお願いした。 山の上の方が雲で隠れている。上の方の気温・天候が分からず、着るものに悩みながら9時過ぎに出発。ペンションから見えるリフト乗り場へと向かう。 乗り場のオジサンに話を聞くと「暴れてしまう犬は駄目だが、おとなしく出来る犬なら大丈夫。」「暴れて宙吊りになる犬もいる。」というので(正直、恐いけど)チャレンジすることにした。 乗り方は、うーにーを抱えた私がリフトに乗るという方法。乗ってからうーにーの体勢を直せばいいと考えた。しかし実際にやってみるとそうはいかない。うーにーは怖さのあまり、動けなくなってしまうのだ。抱いたうーにーをちょっと横にずらして椅子に乗せるのだが、後ろ足は私の足の上に乗ったまま。私の片手はうーにーの上体を押さえている。つまり体をくねらせたままなのだ。そんな体勢で乗り続けていた。 リフトは3本乗らなければならない。1本目をクリア。2本目は地上からの高さが低く設定されている。そのため飛び降りようとする犬がいるという話を聞いていた。2本目のリフトには、安全のためのバーがない。飛び降り易そうだ。でも、うーにーは大丈夫だろう、と思っていた。 2本目のリフトに乗り、少し経ち、私も安心していた頃、うーにーは本気で飛び降り様とした。下を見ると飛び降りても大怪我はしない程度の高さだ。犬は近視で動かないものの距離は分からないという話もあるが、こういう時は分かるらしい。私の不意をつき、すごい力で飛ぼうとしたうーにー。慌てて上体を押さえる手に力を込め、引き寄せるように元の位置に戻す。それでもダイブを試みるうーにー。私はほとんど使わない(実際、年に数度しか使わない)叱ることを意味する言葉を力を込めて発する。うーにーは一瞬私を見て動きが止まったが、さらに試みる。私はさらに語気を強める。 うーにーは諦めるように力を抜いた。位置を直すために力を入れた私は、投げやりとも思える力の抜き方を感じた。 それから少し時間が経って、うーにーは私の顔を見た。その時、どんな顔をしていたかは、皆様のご想像にお任せします。 |
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