1・・・・10・・・・20・・・・30・・・・・・・・・40・・43・ 「しつけ?」へ戻る
■ 犬同士の遊び、社会性 ■
あちこちで、犬のことを書いていると、どこで何を書いたかさっぱり忘れて
しまします。もしかしたら、このコーナーでも同じことを書いたかもしれませんが、
皆さんに是非気に留めて、ご自分の目で確かめて欲しいことなので、書きたい
と思います。
一時期「犬は生後六ヶ月くらいまでに(犬同士の)社会性を育むために
犬同士のコミュニケーションをしっかりとりましょう」というようなことが
あちらこちらで書かれました。
それについて、私は(たぶんこのコーナーでも書いていると思いますが)
「それは間違えではないが、必ずしなければならないことではないし、
それに代わる(実践的な社会性を身につける)育て方はあるし、また、
環境に対する基本的な対応(反応)が身についてしまうその時期に、
(充分な注意を払わず)犬同士を遊ばせるという方法は(現在の日本の
現状から考えて)リスクが大き過ぎる」と考えています。
「先生がどう言った」とか「本に書いてあった」とかではなく、実際に、
出会った犬たちの過去を教えてもらい、その犬が今どうなのかを見て
みましょう。
そのような話しをゆっくりすることは、貴重なオマケとして、あなたにとって
多くの、そして時にとても大きな、ヒントを与えてくれることでしょう。
03.11.08 Re: RE: K です。 Kさん
こんにちは。
N の誤飲の件では大変ご心配をおかけしました。
こちらの説明不足もあって、実際より以上に気を使わせてしまいました。
今もまだ出てきていませんが、とても元気で食欲もあります。
いつもと変わらずです。
鼻水は最近は見られなくなりました。
太陽が低くなってきて部屋の中に沢山の日が入ってきます。
朝、主人が窓際の日のあたる場所で新聞を読んでいると、N は主人に
もたれかかって座り、日向ぼっこ。
私にはやらないことなのでほほえましいと感じながらも、ちょっと嫉妬します。
> このメールを読むときは、もう試験は終わっているのですよね。もし、
> 合格しても、時々使うと刺激になっていいですよ。
そう、チェーンカラーをつけているときはつけているだけで少しいい子にな
ります。私も N も気が締まる感じです。
> 犬同士の取っ組み合いについてですが、その遊び自体を見て考えると
> 多くの人は答えが出なくなると思います。私も、その時点だけで考えれば
> 「百害あって一利なし」とは言えないと思います。
> しかし、犬の生活全般を考えてみてください。生活全般、つまり、人間社会
> に暮らしている時間での犬への影響です。
私には判断が付かないというのが本当の正直なところでした。
それをさせている人たちにとっては、「犬にとっては楽しい事なんだから」とか
「ストレス発散になるから」・・と考えているのではないでしょうか。
> 犬とよく取っ組み合いをしている犬の多くは(多くの人の言葉を使えば)
> 他の犬に対して「常に興味を持ち」ます。私の言葉を使えば、他の犬に
> 対して「常に警戒して」います。
> 犬という動物を見たら背中を見せたらやられるかもしれない、相手の
> 動きに注意していなければ、と注視し、一触即発モードになるわけです。
私が会う飼い主さんは、「興味がある」そして「遊びたがっている」と解釈して
相手が許せば適度な遊びをさせてあげたいと思っているように思います。
勿論興奮が過ぎるのはいけないと考えていると思いますが。
お散歩の時に他の犬に会うと、N を見て伏せて待ち構えているという犬を
見ますが、それは「遊びたくてうずうずして待っている」のか、「警戒して様
子を伺っているのか」私には分かりません。
遠くにいるときから伏せて N を見て待っていて、近くに来ると尻尾を振って
楽しそうにしている子もいれば、近くに来ると急に吠え出す子もいるので。
どちらにしても、N は腰を引いて遠ざかってしまいますので遊ばせる事に
はなりませんが。
そういう子たちも両方「警戒している」ということなんですか?
> 他の子のボールを取りに行ってしまうことですが、このような時にも飼い主の
> 言葉が耳に入らないと、交通事故などになり兼ねません。つまり、このことと
> お客さんが来た時、コマンドが耳に入るかということは同じことなんです。
それはわかります。まだそれはできてないですね。
> 訓練競技会用のトレーニングばかりやっていると(人間からの要求が主で、
> 犬の自主性はあまり見ることができませんから)、周囲から見ると堅苦しく
> 見えると思います。
そうでしょうね。
> また、いつでも飼い主の言葉が耳に入る犬は、常に飼い主をよく見ています。
> 言葉(コマンド)を出さなくても何を考えているか、自分で考えるように
> なります。そうなれば、 T 君との昼寝も自然に出来るようになるはずです。
そうなれたら良いなっていつも思ってます。
でも、試験が終わってからの N は、私の気持ちに押し付ける部分がなくなっ
てきたからか、また一段といい感じになってきたように思うんですよ。
歩いている時の意識の仕方がだいぶ良くなりました。
聞く耳が出来てきたように思います。チョークを入れなくてもちょっと声をかけ
るとちゃんとこちらに気持ちを向けてくれるんです。(いつものお散歩道でです
けど・・。)
> ここまで書いてCDUの合格メールが届きました。私もほっとしています。
本当にほっとしました。
1週間ほど前にJKCから届きましたが、今回も優でした。
うーん、、。あんなんで良いの・・って感じです。
一応私の声は耳に入ってはいたようですが、試験官のことが気になったようで
私よりも試験官のほうに向きながら伏せたりしちゃって「あいたたっ」でした。
「付け」も、ちゃんと角を取ってまわれず、 N だけ先に行きそうになってしまっ
たり・・・。誘惑のある中で私の声を届かせると言うのは、よほどの信頼関係が
なければ難しいですね。それもたいした誘惑ではないのかな。
それでも頑張ってくれた N と、自分の頑張りにもOKを出したいです。
> これからも訓練競技会を続けるにしても、前述の課題については考え、
> 実行することはプラスになるはずです。「いつでも」飼い主の言葉が耳に
競技会は今の所は考えていません。お教室では出てくださいね、と言われま
したけど・・。お教室も一旦終わりにしました。
これからアジリティを始めると言う話も出ているそうで、タイミングが合えば
やるかもしれませんが。
> 入るということは「競技会の時でも」耳に入ります。これは、私が基本と
> いっている「名前」でもあります。「名前」を呼ばれたら飼い主を見て、
> コマンドを聞くモードなる。これが「名前」です。
そうですね。改めてやり続けなければと思いました。
> と、最後にありますが、それは、色々記憶できるくらい余裕が出来ているし、
> きちんと周りの状況を見れているからだと思います。書いてある内容も、その
> 時々にどのように感じたかまで書かれていますから、充分に周囲の状況を把握
> 出来ていたと思います。
> そうそう、楽しいことは詳しく覚えているものです。(嫌なことは、あった
> ことはよく覚えていても、詳しく覚えていないものです。) N ちゃん連れの
> 旅行を楽しめているようで何よりです。
こんなコメントをもらえて嬉しいです。
N との旅行も、あまり気構えずに行けるようになると思います。
> 「ドギーパーク」の入口では犬は足を消毒するとのことですが、出口では
> しないのでしょうか。施設管理者としては入口で消毒して欲しいと思います
> が、同じ理由で、利用者は出口で、犬も人も消毒したいと思うのですが、、。
入り口と出口とは同じ場所だったので、出るときもしようと思えばできました。
> まだまだアジリティーを楽しいと思ってないのかもしれませんね。
> 「やらされている」という気もちの現われかも、と思って読みました。
うーん耳が痛い。 N が楽しみそうだと思って誘うんですけどね。
> 2匹であっても、複数犬を連れている団体とは距離をとるのが正解です。
> :
> もし、犬を見て話が合いそうだなと思えば、少し距離があっても話がはずむ
> ものです。
そう思いました。そして、私は犬も勿論見ますが、飼い主さんも見て人間同士
も合いそうかを考えちゃうんですよね。
N も犬見知りしますけど、私も人見知りしますから。
以前イタリアンのお店に入った時は、なんとなくお話ができそうな飼い主さん
だったのでお隣に来てもあまり気構えずに済んだのを思い出しました。
> ウェイターさんが見張りのように立っていたのは、テラス(店外)のお客さん
> が何かを頼む時にし易いようにとのサービスなのか、やはり見張りなのか、
> ちょっと気になりますね。ここのように、犬連れているお客さんが多い所だと
> 尚更です。
もうちょっと離れて立っていてくれればこちらも気にならなかったと思うのです
が、広い店内(テラスですけど)でこんなに近くにいなくてもと思ったんですよね。
でも、N の事だけを特別に監視しているようでもなかったんですけど。
> そうですね、適度にうろうろさせることって大切です。もちろん、その時間は
> どんどん短くしていくものですが、それでも無くす必要はないと思います。
> 犬が必要だと判断したことはさせてあげるべきだし、そうしなければ、形だけ
> 伏せていても落ち着かない気持ちを持ち続け、ちょっとしたことで、動いたり
> していまうことになります。
それを聞いているので、初めに落ち着かなくても少しの余裕ができました。
そして、暫く見ているとちゃんと落ち着いてくれるので、それでいいんだなと
思えるようになりました。
> ご利用になったペンションは、営業を始めてからもう長いようですね。
> そのような宿の場合(初めて利用するお客さんからすれば)「もうちょっと
> 説明してくれてもいいんじゃないの?」と感じることはよくあります。
そうですね。余計な気は使わずそういうところだと思えば、良いペンション
だったと思います。
2度3度と行って良さが分かるようなところなんでしょうね。
> N ちゃんが、食事時に寂しくなってしまったこととか、脱走してお風呂の方へ
> 行ってしまったこととか、夜のトイレをなかなかしてくれなかったとかを読んで
> 「遊びが足りなのでは?」と思いました。我が家の場合、昼間はずーっとうーにー
今回はそうだったかもしれません。
普段家にいて、いつものお散歩だけよりは歩き回ったし、いろいろな刺激はあ
ったと思いますが、それにも増して刺激いっぱいの初めての場所で独りぼっち
にされて大人しくしていられるほどの疲れはなかったのだと思います。
> K 家の場合、テニスを楽しみに行くという目的もあるので、もう一泊できる
> ようにしてみてはどうでしょうか。旅行の内、一日は完全に N ちゃんデーに
> してしまうということです。
主人の仕事の都合でなかなか長い休みが取れないのが現実です。
でもいずれはそのくらいの旅行もしてみたいです。
> 個人的に「それはして欲しくないけど、」と思ったのは、ケージをバシンと
> 叩くこと。随分前に書いたとは思いますが、ケージは「どんなことがあって
> も落ち着ける場所」にして欲しいです。
あ、そうですよね。
気をつけねば。
> テラスでもドライフラワーのお店でもいい子に出来ていた N ちゃんです。
> マナーはある程度身につけているようですので、次は「賢い」という意味での
> いい子を目指しましょう。
目指します、、。
> 人間は色々なことを教えてあげましょう。そして色々なことを要求しましょう。
> それを(犬にとって)楽しくさせるには「忍耐」が必要になることが多々あり
> ます。しかし、それは峠だと思ってください。登るのは大変ですが、頂上には
> 見たこともない景色が待っています。そしてその峠を越えれば、今までとは
> 違った時間を過ごせる場所に辿り着けることでしょう。
そうなんでしょうね。
今でも、1年前とは違った場所にいると思いますが、それはある程度想像で
きたところ。でもその「峠を越えた・・」と言うのは、また私を驚かせてくれる
所のように思います。
> K さんは、その「色々な」ということにお困りのようですが、ある意味恵まれ
> ていると思ってください。
> :
> 予想が出来ると出来ないとでは、犬との行動の楽しさが大きく変わります。
> (子供はどうせ話なんて聞いてくれないのですから) K さんは、N ちゃんが
> どんな子供のどんな行動に、どのように感じどんな反応をするかをしっかり見て
> 覚えておくことです。それをすることにより、次回から子供にも聞いてもらえる
> 話し方が出来るかもしれません。
それもそうですね。
あまりガチガチになりすぎても、窮屈なだけですよね。
子供にも、N にもいろいろ驚かされて振り回されてますけど、何事も経験し
てみなければ分からない事って沢山ありますものね。
> N ちゃんも大人(の犬)です。あまり過保護にならずに「自分で対応しな
> さい」という気持ちで子供たちと遊ばせてもいいのではないでしょうか。
> (食べ物あげてしまったり、外で放してしまったりするのは、困るけど、。)
気をつけることは子供達は一度言えば分かると思いますが、「分かっていても
できない」は子供なのであると覚悟しなければならないでしょうね。
今回の N の誤飲も、T も十分わかっていて普段は一応気をつけていた
ことですから。
> お母様といとこ君が遊びに来た時、ずーっと雨だとは残念でしたね。
> :
> でも、何故いとこ君は N ちゃんを恐がるのでしょうか?、これといった
> 理由もなく「元々嫌い」ということなのでしょうか?
絶対に「嫌い」ではないと思いますよ。うちに遊びに来るのも N に合えるの
を楽しみにしてです。多分、興味もあるし好きだけど犬と一緒に過ごした事は
ない子ですから、何をするかわからないといった怖さだと思います。
私も好きで N を飼い始めましたけど、初めのうちは結構ハイパーだったせい
もあって、怖いと言う感じもありましたから。
まだまだ興奮すると結構な暴れぶりですからね。動きが急でびっくりさせてしま
う時がまだあるんです。
T との遊びが過激と言うのもあるかも。
お散歩の時のワンピースですか。
はいていけないことはないです。歩いてお散歩と言うだけなら十分いい子にして
くれてますから。でも公園で遊んだりとなると、やっぱりパンツの方が楽だし汚れ
なども心配せずにいられますからね。
でもこの機会にそれを口実に買っちゃいましょう!
> 最後に「KさんとNちゃん」の確認、お願いします。
> http://www.inutalk.info/tame/dt/kn/kn38.htm
今回もOKです。
ノーリードのお話、ウンウンとうなずきました。
お散歩ではそういうことになりますよね。
数ヶ月前から、ウチの傍のグラウンドで、毎日夕方になるとノーリードの集会
が開かれるようになりました。他でやっていた人たちが苦情を受けてこちらへ
移ってきたらしいです。
グラウンドはとても広いので片方では犬の集会、もう片方では小さな子供連
れのお母さん達がおしゃべりをしたりしています。その中間では小学生位の
子が犬達の中に入ったり、自分達の遊びをしたりしています。
こういう光景を見て弓削さんはどう思うのですか?
その集会の人(犬)たちは迷惑をかけているわけではないし、皆楽しくその場
をうまく使い分けて共有しているように見えます。
初めのうちは「ノーリードはいけないわ」と思っていましたが、こんな風に過ご
せるのならそれも全く悪くはないのかしら、と思うこともあります。
でも、その中には N は入れそうにありません。うまく遊べないみたい。
その集会の中から外れて N の所にやってきた子がいて、その犬に威嚇され
てしまいました。
今、それで頭の中が混乱状態です。
またノーリードとは関係ありませんがこんな事もありました。
土曜日に「サタデースクール」と言って校庭を解放して子供達がいろいろな遊
びをする企画があります。地域の人たちがやっているようです。
そこに N と一緒に見学に行ったんです。
すると、「学校は動物禁止です」と言われ、出されてしまいました。
運動会などに連れて行っても注意される事はなかったので、大丈夫だと思って
いたのですが、運営する団体が違ったりするとまた変わってくるんですね。
今考えれば、運動会も本当は禁止だったのかもとも思えてきます。(他にも犬は
来てましたけどね)
T に話すと「残酷だな」とコメントしました。(ちょっとオーバーな表現?)
人間社会の中の犬の位置ってとっても流動的で、はっきりと線引きができて
いないですよね。こちらですごく歓迎されていたかと思うと、ちょっと時間や場所
が変わるだけで全く違う扱われ方をします。
きっと弓削さんはそういうことを沢山経験してきているでしょうから、この場合は
こういうことだったんだとすぐに判断できるのでしょうけど、私などは毎回感情
的に怒ってみたり、あとで考え直して仕方がなかったのかなと納得してみたり
ふらふら揺れ動いてしまいます。
まだまだ経験が足りませんね。
11月23、24日の連休に高崎で私のいとこの結婚式があり、 N をホテルへ
預けていく事になりました。預けるのは私たちが通っていたしつけ教室です。
初めての N だけのお泊りになります。でも、 N の事を良く知ってくれている
お教室なので安心して預けようと思います。
また、甘えん坊になるかしら。
私が知らないうちに T が N のひげを切っていたようです。時々私が切っ
ているのを見て、こっそりとやってみたくなったみたいで、鼻の周りのヒゲが
ばらばらで不揃いな切り方をされてました。よく N が大人しく切らせてあげ
ていたと感心します。
二人の(一人と一匹の)関係も進歩したかな。
では今回はこの辺で。
03.12.05 もう年末 弓削
K さん、こんばんは。
誤飲の件、もう大丈夫でしょうか。出てきましたか?
もしかしたら、胃酸などの消化液や胃腸の収縮により、想像以上に
小さくなり、すでに排泄されているのかもしれません。しかし確認
出来ない以上、当分の間、気が抜けませんね。
それにしても、またまたのんびりご返事を書いていたら、もう年末。
一年は早いものです。犬が年老いてくると、一年の重みを感じます。
犬同士の遊びですが
》私には判断が付かないというのが本当の正直なところでした。
》それをさせている人たちにとっては、「犬にとっては楽しい事なんだから」とか
》「ストレス発散になるから」・・と考えているのではないでしょうか。
K さんが知っている限り「犬が楽しそう」「充実した時間を過ごして
いる」と感じる時どのような時でしょうか。人間と何かをやっている時
ではないでしょうか。そして、人間も実はそうなのではないでしょうか。
社会の中で自分が求められている、その仕事をやっている、というのが
とても幸せな時間なのではないでしょうか。
人間は(日本人は?)、その仕事をやり過ぎてストレスを感じたり、体を
壊しているわけですが、仕事を全くやらずに遊びだけやり続けたら、たぶん
遊びが仕事に感じてくるのではないでしょうか。同じような遊びに飽きて
他の遊びを求めることと思います。
もし犬同士が何らかのルールに基づいて遊ぶならいいです。実際、その
ように遊んでいる犬たちはいます。しかし、私の知っている限り、犬同士
の遊びといっているのは、関係の確認であり、遊びには見えません。
この「関係」が安定しているようで、完全には安定していところに、この
行為(遊び)が飽きない要因になっていると私は考えています。
実際は、そう簡単に関係に変化があるわけでもなく、それらの犬は日々似た
ような行為(関係の確認)を自分に与えられた仕事と感じているのだと思い
ます。その仕事とは生き甲斐ではなく「生きるために仕方なくやっている」
仕事に見えてなりません。(野生の群れに於ける関係では、その変化により
自分が食べ物を食べやすくなったりすることがありますが、公園ではその
ようなこともありません。)
》お散歩の時に他の犬に会うと、N を見て伏せて待ち構えているという犬を
》見ますが、それは「遊びたくてうずうずして待っている」のか、「警戒して様
》子を伺っているのか」私には分かりません。
》遠くにいるときから伏せて N を見て待っていて、近くに来ると尻尾を振って
》楽しそうにしている子もいれば、近くに来ると急に吠え出す子もいるので。
》どちらにしても、N は腰を引いて遠ざかってしまいますので遊ばせる事に
》はなりませんが。
》そういう子たちも両方「警戒している」ということなんですか?
まず、すぐ前で書いたことから、これらの説明はつきます。とにかく確認
したいんです。それは、地元にいるから「確認」程度で穏やかに済みますが
もしそれが旅行先だったらどうなるでしょう。
旅先ではしない子もいます。とても神経質になってしまう子もいます。
つまり日常の行動がとれなくなってしまう子が多いように見受けられます。
そのような子が旅行に行くこと自体、あまり見たことがありません。以前は
時々見かけてお話しさせていただいことがありますが、最近はそのような機会
がありません。そう、たぶんそのような子を旅行に連れて行くことは、でき
ない(させない方がいい)ことを飼い主さんは、理解しているのだと思います。
「確認」と「警戒」では違うではないか、とご指摘を受けるかもしれません
が、確認して怖い相手だったらどうなるのでしょうか、警戒して親しい犬
だと判ったらどうするのでしょうか。犬の行動欲求を考える上で、私はこの
二つの言葉の意味はほとんど変わらないと思っています。
》でも、試験が終わってからの N は、私の気持ちに押し付ける部分がなくなっ
》てきたからか、また一段といい感じになってきたように思うんですよ。
》歩いている時の意識の仕方がだいぶ良くなりました。
》聞く耳が出来てきたように思います。チョークを入れなくてもちょっと声をかけ
》るとちゃんとこちらに気持ちを向けてくれるんです。(いつものお散歩道でです
》けど・・。)
今のいい感じに加えて、チョークなどの道具が活かせれば「鬼に金棒」ですね。
そうなれるように、まずどうすればいいのか考えてみてください。
》1週間ほど前にJKCから届きましたが、今回も優でした。
》うーん、、。あんなんで良いの・・って感じです。
いただけるものは、いただいておきましょう(笑)。
》一応私の声は耳に入ってはいたようですが、試験官のことが気になったようで
》私よりも試験官のほうに向きながら伏せたりしちゃって「あいたたっ」でした。
何故だかお分かりでしょうか。試験官が「確認したい人」だからです。
ある程度、犬の技術を身につけた人は、自然とそのようになるのです。
犬が「よくわからないけど、気になるんだよな〜」と思うみたいです。
信頼関係とは違う「興味」的な感情だと思いますが、そのような人の
出すコマンドはよく聞いてくれるものです。
K さんもそのような人になれるように、 N ちゃんから色々と話を
聞いてみてください。
》> まだまだアジリティーを楽しいと思ってないのかもしれませんね。
》> 「やらされている」という気もちの現われかも、と思って読みました。
》
》うーん耳が痛い。 N が楽しみそうだと思って誘うんですけどね。
たぶん、楽しいのだと思います。それを「やらされる」から面白くなく
なるのだと思います。犬の無邪気で自由な行動を引き出すことを考える
必要があるようですね。
》> そうですね、適度にうろうろさせることって大切です。もちろん、その時間は
》> どんどん短くしていくものですが、それでも無くす必要はないと思います。
》> 犬が必要だと判断したことはさせてあげるべきだし、そうしなければ、形だけ
》> 伏せていても落ち着かない気持ちを持ち続け、ちょっとしたことで、動いたり
》> していまうことになります。
》
》それを聞いているので、初めに落ち着かなくても少しの余裕ができました。
》そして、暫く見ているとちゃんと落ち着いてくれるので、それでいいんだなと
》思えるようになりました。
やれば分かるんですけどね。多くの先生方は「人間が席に着いたらすぐに
テーブルの下に入って、人間が席を立つまで伏せしてまたせるべき」といい
ます。色々な場所・場面でやっていれば、これは無理なケースもあることが
分かると思います。そして少し試してみれば、少しウロウロさせることが
実用的な答えであることも分かるはずです。
現状、マナーのことを指導している人のどれだけが実践しているか、
こんなことだけをとっても、想像できると思います。
》主人の仕事の都合でなかなか長い休みが取れないのが現実です。
》でもいずれはそのくらいの旅行もしてみたいです。
そうですね、自営業の場合、難しいですね。私も(一応)自営業なので
それはよく分かります。でも、時には「N ちゃんのためだけ」の旅行も
考えてあげて欲しいと思います。
》あまりガチガチになりすぎても、窮屈なだけですよね。
》子供にも、N にもいろいろ驚かされて振り回されてますけど、何事も経験し
》てみなければ分からない事って沢山ありますものね。
そして、実際に経験をした人は、一回り大きくなれます。きっと T 君に
話をするときも、分かり易く話せるようになるのではないでしょうか。
N ちゃんが子供たちとどんな遊びをし、どんな悪さをし、それに対して
子供達にどんな感じで話せばいいか、分かってきたら教えてくださいね。
あ、そうそう、経験しただけでなく、対処法を考えて実践した人が
大きくなれるんですよね。
「いとこ君」が N ちゃんを怖がりながら、でも遊びたいというは、よく
分かります。日本人の多くが持っている「犬は何をするか分からない」という
固定観念を持っているのだと思います。 K さんもそうだったと書いています
が、そうであった本人として、それをどのように乗り越えたでしょうか。
思い出してください。
そこには、相手( N ちゃん)にしなければならない、伝えなければならない
ことがある、という義務感のようなものが、まずあったと思います。しかし
それだけでは、強い顎と牙を持っている相手に素手で対峙できなかったと思い
ます。そうすることが出来たのは、相手をおもう気持ちと信じる気持ちが
あったからではないでしょうか。T 君もそうだったと思います。子供で
ある彼の方が K さんよりも恐怖感があったと思います。それでも今は過激な
遊びが出来るようになりました。私は、彼が相手をおもう気持ち・信じる
気持ちを育む過程に関与できたことに幸せに感じます。
時間がとても限られるので、難しいことだと思うのですが、 K さんが
いとこ君の心にもそのような気持ちを根付かせることが出来たら、と心の底
から願っております。
》お散歩の時のワンピースですか。
》はいていけないことはないです。歩いてお散歩と言うだけなら十分いい子にして
》くれてますから。でも公園で遊んだりとなると、やっぱりパンツの方が楽だし汚れ
》なども心配せずにいられますからね。
》でもこの機会にそれを口実に買っちゃいましょう!
さらに口実に、「こんな服着て公園いけないから」と外食してしまいま
しょう。でも、一人で行くと注文なども大変ですよ。そういうときは、
ご主人も一緒に行けばいいんです!。ということで、ご主人の服も買い
ましょう!
》数ヶ月前から、ウチの傍のグラウンドで、毎日夕方になるとノーリードの集会
》が開かれるようになりました。他でやっていた人たちが苦情を受けてこちらへ
》移ってきたらしいです。
》グラウンドはとても広いので片方では犬の集会、もう片方では小さな子供連
》れのお母さん達がおしゃべりをしたりしています。その中間では小学生位の
》子が犬達の中に入ったり、自分達の遊びをしたりしています。
》こういう光景を見て弓削さんはどう思うのですか?
その犬たちが一生、そこで暮らせるのならいいのではないですか?
というのが私の答え。そして、そこで暮らすことは、必ずしも犬は幸せを
感じるとは限らない、と考えます。
》その集会の人(犬)たちは迷惑をかけているわけではないし、皆楽しくその場
》をうまく使い分けて共有しているように見えます。
》初めのうちは「ノーリードはいけないわ」と思っていましたが、こんな風に過ご
》せるのならそれも全く悪くはないのかしら、と思うこともあります。
》でも、その中には N は入れそうにありません。うまく遊べないみたい。
》その集会の中から外れて N の所にやってきた子がいて、その犬に威嚇され
》てしまいました。
》今、それで頭の中が混乱状態です。
見知らぬ犬を見たら、威嚇するような犬の存在を容認する集団ということ
ですよね。N ちゃんに、そんな雰囲気に慣れて欲しいのですか?
その小さな社会でどんなルールが容認され、重要視されているかを、ご自分の
目で確かめて、それらのルールを覚えてしまった後に、犬には関係ない人が
(時に嫌いな人も)いる公の場に、N ちゃんを含めて何頭も出てきたら
どうなりますか?
今は昭和30年代ではなく、平成10年代なのです。犬と人が共に過ごす
時間が長くても許されてる時代になったのです。犬が公の場に出ることが
それほど珍しくなくなった時代になりました。そんなことを考えれば、
そのようなこうとを N ちゃんにさせるべきか否か判断つくと思います。
》またノーリードとは関係ありませんがこんな事もありました。
》土曜日に「サタデースクール」と言って校庭を解放して子供達がいろいろな遊
》びをする企画があります。地域の人たちがやっているようです。
》そこに N と一緒に見学に行ったんです。
》すると、「学校は動物禁止です」と言われ、出されてしまいました。
》運動会などに連れて行っても注意される事はなかったので、大丈夫だと思って
》いたのですが、運営する団体が違ったりするとまた変わってくるんですね。
》今考えれば、運動会も本当は禁止だったのかもとも思えてきます。(他にも犬は
》来てましたけどね)
》T に話すと「残酷だな」とコメントしました。(ちょっとオーバーな表現?)
私も「残酷」だと思います。ある時はチヤホヤして、自分が他のものに
興味があるときは、知らん振りどころか「来るな」という。
ちょっと話しは違いますが「命の大切さを教えてあげたい」と犬に子供
産ませ、その子犬の面倒を「見ない」ことを教えるような親がいるのが
とても残念でなりません。
子供は犬の面倒なんて(色々勉強(<学校のだけでなく社会勉強なども
含めて)しなければならないので)みれないことが分かっていても、
その親犬どころか、さらに子犬を産ませて、命への無責任さを教える大人の
本意がどこにあるのか不思議でなりません。
そのような家庭で育った子供たちが、簡単に子供を作り、親になっても自分
のことばかりやるようになっても、何ら不思議ではないと思っています。
充分に面倒をみてもらえない犬にも残酷なことだと思いますが、そんな
感覚を身につけさせられてしまう子供にも残酷なことだと思います。
少々飛躍した話しになりましたが、その時々により、社会的存在位置が
振り回されるような状態を作ることは残酷だと思います。そのようなことを
子供に見せて欲しくないと思います。
》人間社会の中の犬の位置ってとっても流動的で、はっきりと線引きができて
》いないですよね。こちらですごく歓迎されていたかと思うと、ちょっと時間や場所
》が変わるだけで全く違う扱われ方をします。
》きっと弓削さんはそういうことを沢山経験してきているでしょうから、この場合は
》こういうことだったんだとすぐに判断できるのでしょうけど、私などは毎回感情
》的に怒ってみたり、あとで考え直して仕方がなかったのかなと納得してみたり
》ふらふら揺れ動いてしまいます。
》まだまだ経験が足りませんね。
たしかに沢山経験しました。しかし、書かれているように「流動的」な
存在です。こちら側からすると「我儘勝手を言われ放題」という感じです。
同じ対応方法で切り抜けられることはありません。たぶんあと10年くらい
は、じっと我慢しなければならない社会が続くと思います。
それを少しでも早めるためには、「犬との楽しい生活を見てもらう」
「犬が人間社会の中で、お行儀よく(人間に指示されなくても)振舞える
ことを知ってもらう」「その他、犬との礼儀ある生活が、どれだけプラス
になるかを知ってもらう」というようなことを地道に続けるしかないと
思っています。
もちろん、ウンチ拾いやふれあい活動などの地域活動に期待するところは
大きいですが、そのような活動は少しづつ着実に増えているように感じる
ので、私自身は今まで通りのやり方を続けたいと考えています。
》11月23、24日の連休に高崎で私のいとこの結婚式があり N をホテルへ
》預けていく事になりました。預けるのは私たちが通っていたしつけ教室です。
》初めての N だけのお泊りになります。でも、N の事を良く知ってくれている
》お教室なので安心して預けようと思います。
》また、甘えん坊になるかしら。
安心して預けられるところが出来てよかったですね。遠方での結婚式などで
同じように悩む話しは時々耳にします。我が家は幸いにそのようなことに
なったことがありませんが、人様の家に一人で泊まるのはいい経験になると
思います。
(このメールが届いた時は、すでに帰ってきているわけですが、どうでした
か?)
》私が知らないうちに T が N のひげを切っていたようです。時々私が切っ
》ているのを見て、こっそりとやってみたくなったみたいで、鼻の周りのヒゲが
》ばらばらで不揃いな切り方をされてました。よく N が大人しく切らせてあげ
》ていたと感心します。
》二人の(一人と一匹の)関係も進歩したかな。
何処かで書いたと思いますが、私は犬のヒゲを切るのは好きではありません。
うーにーを見ていると明らかにヒゲを使っているからです。歳をとり、目が
弱くなってからは、さらに活用しているように感じます。(残念なことに歳を
とるとヒゲも元気がなくなり、長く伸びる前に切れてしまいます。)
さて、最後に、話しを一番最初の話題に戻したいと思います。「犬が楽しい時」
についてです。
ノーリードで他の犬と遊ばせることについて「楽しいのでは?」とお考えの
ようですが、「犬が楽しいと感じる時」を冷静に思い出してください。目が
輝き、充実しているときはどのような時でしょうか。
私の知る限り、犬は自分も理解しているルールのもとでの遊び(つまり一般的
な行動ではトレーニングということになります)の時ではないでしょうか。
人間も本当はそうだと思います。自分も納得したルールで、決められた仕事を
して、その報酬をいただき、一緒に働いている人と仕事の達成感を喜ぶという
のが一番の幸せだと思います。
現実には、納得の中に多くの妥協があったり、仕事量が多すぎたり、「達成
せねば」という義務感が大きくなってしまったりなど、その喜びを忘れさせる
マイナス要因があまりに多く、その実感を忘れがちなのだと思います。
犬は、そこまでオーバーワークになることもありませんから(人間でいう
ところの)仕事を心から楽しみ、喜んでやるのだと思います。(また、人間は
犬をそのような動物にしたのです。)
すぐ上で書いた、仕事の達成感を薄れさせるものってどんなものでしょうか。
それは高度な社会性のために、個性を犠牲にしている部分だと考えます。
人間は、仕事(責任ある共同作業)という高度な社会活動でたまったストレス
を発散するために、より低い次元の欲求を満たそうとします。低い次元の欲求
とは、個体が生きるために最低限必要な欲求です。
先に書いたように犬にこんなことは無関係です。(無関係であるようにして
あげるのが共に暮らす人間の責任だと考えています。)
人間の中で日常生活を送るだけでストレスになるような、不躾な犬にして
しまったのなら話しは別ですが、そうでなければ、犬同士遊ばせることは
必要ないはずです。
犬同士は必ず、関係の確認儀式を行います。相手の確認は自分の確認(比較)
でもあり個体が生きてゆくための必要な行動形式でもあります。日常的に
犬同士遊ばせれば、これを強化してしまいます。そして待ち伏せのようなこと
をしたりするようになります(しないと不安になる)。私はそのような犬が
尻尾を振っていても全然楽しそうに見えません。楽しそうに見えるは、相手を
確認するまでで、実際に鼻をつき合わせた時は、それこそ嫌な仕事している
サラリーマンのように見えることが多いです。
K さんは「ストレスを発散してるように見える」と書いていますが、人間が
イライラしたら、まずは頭を掻いたり、ため息ついたり。それでもどうしよう
もなければ、テレビを見たり、ゲームをしたり、本を読んだり。それでもおさ
まらなければ友達とおしゃべりしたり。それでもダメなら友達とバカ騒ぎをし、
そして時にはお互いを罵りあったり、さらには暴力もあったり、と段階があると
思います。では、犬同士が遊ぶのをこれらの段階に当てはめた場合、どの辺り
だと思いますか?(これを考える上で「犬には言葉がない」ということを念頭
においてください。)
犬が不安になったりすれば、相手がいなくても何かを嗅いだり、何かの音を
聞くような仕草をしたりして、気を紛らわせようとすることもご存知だと
思います。他の犬を確認する行為は、これらをさらに発展したものの変形に
見えて仕方がないということです。
そんなややこしい説明をしなくても、犬がトレーニングをしている時と犬同士
遊んでいるのを見て、どちらが楽しそうに見えるか考えて欲しいと思います。
実際に、犬同士遊んでいるのをよく観察してみてください。楽しそうに見えるの
がどんな時なのか冷静にみてください。一日、二日では分からないと思います。
そして特定の個体だけ見ていては分からないと思います。全体を見れてから、
楽しそうに見える個体をよく見てください。
私の書いた理屈など全く覚えている必要はありません。ただただ客観的に見続け
れば、犬への理解も、より深まると思います。
脳への刺激を考えて、敢えて犬の集団の中に入れてみるのもいいと思いますが、
そこには当然、取り返しのつかないリスクがあることもお忘れなく。そのよう
なことをする場合には、くれぐれも相手を選んでやってあげてください。
(相手を選べは、とてもいい結果が得られます。)
「そういうことを何故しないのかと」聞かれれば、私は「うーにーがしたく
ないと言っているから」と答えます。他の人がどう見えようと、共に暮ら
している人間が、そう感じるのなら、それが正しい答えだと思います。
ですから、ノーリードを集会を(他の人の迷惑にならずに)やっている人
には(犬が可哀相に見えても)何もいう気はありません。
04.01.10 おめでとうございます。 Kさん
明けましておめでとうございます。
年末にお返事しようと思っていたのですが、忙しくてこんな時期になってしま
いまして、すみません。
> 誤飲の件、もう大丈夫でしょうか。出てきましたか?
> もしかしたら、胃酸などの消化液や胃腸の収縮により、想像以上に
> 小さくなり、すでに排泄されているのかもしれません。しかし確認
> 出来ない以上、当分の間、気が抜けませんね。
まだ出てこないんですよ。
毎回ティッシュで包んだのを押しつぶしてみるのですが、感触はありません。
小さくなっているなんていうこともあるのでしょうか・・・、かもしれませんね。
でも、見落としはないと思うんですよ。
今年のお正月は主人の実家、北海道へ行きました。
今回も N はしつけ教室に預けてです。
11月の、N が初めてのお泊りのこともまだだったんですよね。
預ける時も久しぶりにあった先生にルンルンしながら連れられて行き、先生に
「とてもお利巧さんでしたよ。」と言われ、家に帰ってきてからもいつもどおり。
ドキドキもので預けたのに、その時は拍子抜けしたほどだったんです。
それで、今回の北海道へ行くのにも大丈夫かと思い、預けてしまったのです
が・・・。
2日から6日まで4泊5日。北海道へ帰るときはたいがい1週間から10日くら
いは行っているのですが、いきなり長期間預けるのはとても心配だったので。
とはいっても、4泊なんて十分長期間ですよね。
6日に帰ってきて、主人がお教室に引き取りに行ったのですが、今回は
甘え啼きをしたそうです。確かに吠え声が低く小さい声になってました。
その日の夜は良く寝ていました。朝も遅めに私たちが起きたのに、ぐっす
り寝ていました。7日は、お散歩から帰ると早々に横になって寝てしま
っていました。
その日の昼間は T のお友達の犬好き君が来ていたのですが、少し
遊んでから T たちがゲームを始めてしまうとかまってもらえないと思っ
たのかすぐに横でゴロンと寝転んでいました。
その夜はかまってあげたくてサークルの戸を空けておいてもちょっと出て
きてすぐに寝床へ行ってしまうような状態。
元気がないのが少し気になりましたが、翌日8日はいつもどおりに戻ったよ
うで私の後を付いてまわていました。
で、今日なんですけど、朝から乾いた咳をするようになってまた元気がない
んです。病院に連れて行くと気管支炎になっているようだとのことで、お薬を
頂いてきた所です。食欲はあるし、遊びに誘えばいつものように遊び始め
ます。私たちのほうで激しい遊びにはしないようにしていますが。
昨日はとても冷えたし、それが原因なのか、その前から体調が悪かったの
か?8日にはお風呂にも入れたんですよね。もう少し様子を見てからにす
れば良かったと後悔しています。
病院の先生によく暖めてあげるようにと言われたので、ベッドの下にヒー
ターを入れてあげて、服も着せています。昼間は咳も治まっていたのですが
夜になってまた少しコンコンしていました。
高崎の母にその話をすると、都合が合えばの話ですけど「今度そういう時
は私が泊まりに行って世話をしてあげようか」と言ってくれました。
私も主人そうしてもらえると安心だよねと話しています。
私が主人の両親に4年くらい会っていなかったので、あまり疎遠になるのも
申し訳ないかと思い無理をしてしまったのですが、もう少し N を外泊に
慣らしてからにするべきだったのかもしれません。
> K さんが知っている限り「犬が楽しそう」「充実した時間を過ごして
> いる」と感じる時どのような時でしょうか。人間と何かをやっている時
> ではないでしょうか。そして、人間も実はそうなのではないでしょうか。
そうですね。N は、他の犬達との接触が楽しみというようには見えません。
私たちと遊ぶ時のような楽しそうな顔はしませんね。
> もし犬同士が何らかのルールに基づいて遊ぶならいいです。実際、その
> ように遊んでいる犬たちはいます。しかし、私の知っている限り、犬同士
> の遊びといっているのは、関係の確認であり、遊びには見えません。
> ・・・
そういうことなんですか。私から見ると純粋に遊びであるとは思えないことも
ありましたが、それが何なのかは分かりませんでした。
そこまで犬同士の遊びと言われていることを分かっている人って、そう多くは
いませんよね。
分からないから、自分が「皆で楽しんでいる所にわざと入っていかない天の
邪鬼」のように思えて仕方がなかったのです。
正直、本当に混乱してました。もし、N が犬が苦手でなかったら、私はどう
しているのかしらなどと考えて・・・。
でも、これでいいんだと思えました。
飼い主である私が迷っていただけで、N は別に入りたいなんて思っていな
かったってことですね。
> 》お散歩の時に他の犬に会うと、N を見て伏せて待ち構えているという犬を
> 》見ますが、それは「遊びたくてうずうずして待っている」のか、「警戒して様
> 》子を伺っているのか」私には分かりません。
> 》・・・
>
> まず、すぐ前で書いたことから、これらの説明はつきます。とにかく確認
> したいんです。それは、地元にいるから「確認」程度で穏やかに済みますが
> もしそれが旅行先だったらどうなるでしょう。
このことも分かったような気がします。
> 》一応私の声は耳に入ってはいたようですが、試験官のことが気になったようで
> 》私よりも試験官のほうに向きながら伏せたりしちゃって「あいたたっ」でした。
>
> 何故だかお分かりでしょうか。試験官が「確認したい人」だからです。
> ある程度、犬の技術を身につけた人は、自然とそのようになるのです。
> 犬が「よくわからないけど、気になるんだよな〜」と思うみたいです。
> 信頼関係とは違う「興味」的な感情だと思いますが、そのような人の
> 出すコマンドはよく聞いてくれるものです。
> K さんもそのような人になれるように、 N ちゃんから色々と話を
> 聞いてみてください。
そうなんですか。そんな人になりたいですね。
頑張ってみますね。
> 「いとこ君」が N ちゃんを怖がりながら、でも遊びたいというは、よく
> 分かります。日本人の多くが持っている「犬は何をするか分からない」という
> ・・・・
> 時間がとても限られるので、難しいことだと思うのですが、 K さんが
> いとこ君の心にもそのような気持ちを根付かせることが出来たら、と心の底
> から願っております。
私にどれだけのことができるかはわかりませんが、できることはしてあげたい
と思っています。いとこ君は N が大好きで、私たちが遊びに行くと N はどう
したのかととても気にかけてくれます。いとこ君の姉妹も同じです。
T のことも、私や主人の事もとても好意的に思ってくれていて、その家族
の一員として N も大好きなのです。
私たちを信頼しているいとこ君なので、私たちの教える事をきっと素直に受け
止めてくれていると思います。根っこにそういう気持ちがあるってとても重要な
事ですよね。N の仲良し君が一人でも増えれば私もとても幸せです。
> 》お散歩の時のワンピースですか。・・・
>
> さらに口実に、「こんな服着て公園いけないから」と外食してしまいま
> しょう。でも、一人で行くと注文なども大変ですよ。そういうときは、
> ご主人も一緒に行けばいいんです!。ということで、ご主人の服も買い
> ましょう!
それは大変ですね。大きな話になってきました。でも、服は別にしても
一緒に食事くらいは行かなきゃね。マックだけでなく、またイタリア料理でも。
> 》数ヶ月前から、ウチの傍のグラウンドで、毎日夕方になるとノーリードの集会
> 》が開かれるようになりました。他でやっていた人たちが苦情を受けてこちらへ
> 》移ってきたらしいです。
> ・・・
> 見知らぬ犬を見たら、威嚇するような犬の存在を容認する集団ということ
> ですよね。N ちゃんに、そんな雰囲気に慣れて欲しいのですか?
> その小さな社会でどんなルールが容認され、重要視されているかを、ご自分の
> 目で確かめて、それらのルールを覚えてしまった後に、犬には関係ない人が
> (時に嫌いな人も)いる公の場に、N ちゃんを含めて何頭も出てきたら
> どうなりますか?
考えが浅かった(すぎた)ようです。
あまりにもそれが当然のことのように行われているし、まわりも誰も苦情を言わ
ないし・・・。
でも、暫くすると私の耳にもその集会の事をあまりよく言わない人がいること、
伝わってきました。
> ちょっと話しは違いますが「命の大切さを教えてあげたい」と犬に子供
> 産ませ、その子犬の面倒を「見ない」ことを教えるような親がいるのが
> とても残念でなりません。
> ・・・
> 充分に面倒をみてもらえない犬にも残酷なことだと思いますが、そんな
> 感覚を身につけさせられてしまう子供にも残酷なことだと思います。
いろいろ考えさせられるお話です。
親の犬に対する考え方が、そのまま子供に受け継がれていくんですよね。
> 少々飛躍した話しになりましたが、その時々により、社会的存在位置が
> 振り回されるような状態を作ることは残酷だと思います。そのようなことを
> 子供に見せて欲しくないと思います。
確かにそうですね。・・ T は多少見てます。
> たしかに沢山経験しました。しかし、書かれているように「流動的」な
> 存在です。こちら側からすると「我儘勝手を言われ放題」という感じです。
> 同じ対応方法で切り抜けられることはありません。たぶんあと10年くらい
> は、じっと我慢しなければならない社会が続くと思います。
弓削さんでもそうなんですね。
それにしても、あと10年と言うと N はおばあちゃんですね。
それまでずーっとガマンですか。でも少しづつでもよくなっていくのですよね。
> さて、最後に、話しを一番最初の話題に戻したいと思います。「犬が楽しい時」
> についてです。
> ・・・
> ・・・
> 人間の中で日常生活を送るだけでストレスになるような、不躾な犬にして
> しまったのなら話しは別ですが、そうでなければ、犬同士遊ばせることは
> 必要ないはずです。
と、教えていただいていたんですよね。
> 犬同士は必ず、関係の確認儀式を行います。相手の確認は自分の確認(比較)
> でもあり個体が生きてゆくための必要な行動形式でもあります。日常的に
> 犬同士遊ばせれば、これを強化してしまいます。そして待ち伏せのようなこと
> をしたりするようになります(しないと不安になる)。私はそのような犬が
> 尻尾を振っていても全然楽しそうに見えません。楽しそうに見えるは、相手を
> 確認するまでで、実際に鼻をつき合わせた時は、それこそ嫌な仕事している
> サラリーマンのように見えることが多いです。
そういうことなんですね。私にはそこまで見えていないです。
でも、説明されてやっと「そういえば・・・」と言う感じぐらいには判ったような気が
します。
> K さんは「ストレスを発散してるように見える」と書いていますが、人間が
「ストレスを発散してるように見える」だったのか、周りがそう言っていたから
そのように見えてしまっていたのか・・。それは後者だったのかもしれません。
> イライラしたら、まずは頭を掻いたり、ため息ついたり。それでもどうしよう
> もなければ、テレビを見たり、ゲームをしたり、本を読んだり。それでもおさ
> まらなければ友達とおしゃべりしたり。それでもダメなら友達とバカ騒ぎをし、
> そして時にはお互いを罵りあったり、さらには暴力もあったり、と段階があると
> 思います。では、犬同士が遊ぶのをこれらの段階に当てはめた場合、どの辺り
> だと思いますか?(これを考える上で「犬には言葉がない」ということを念頭
> においてください。)
「犬に言葉がない」とすると、「友達とバカ騒ぎ」でしょうか。
だとすると、人間で言うと「楽しい」と「羽目をはずしすぎ」が紙一重ですね。
> 犬が不安になったりすれば、相手がいなくても何かを嗅いだり、何かの音を
> 聞くような仕草をしたりして、気を紛らわせようとすることもご存知だと
> 思います。他の犬を確認する行為は、これらをさらに発展したものの変形に
> 見えて仕方がないということです。
N が困った時のしぐさはそうですね。匂いをかいで見たり・・そこから逃げたい
ような・・。気を紛らすためになんかやっていなければ落ち着かないと言う感じ
なんでしょうか。
> そんなややこしい説明をしなくても、犬がトレーニングをしている時と犬同士
> 遊んでいるのを見て、どちらが楽しそうに見えるか考えて欲しいと思います。
そうですね。これに尽きました。
N の様子を見てあげればそれで分かったはずですね。
> 実際に、犬同士遊んでいるのをよく観察してみてください。楽しそうに見えるの
> がどんな時なのか冷静にみてください。一日、二日では分からないと思います。
> そして特定の個体だけ見ていては分からないと思います。全体を見れてから、
> 楽しそうに見える個体をよく見てください。
> 私の書いた理屈など全く覚えている必要はありません。ただただ客観的に見続け
> れば、犬への理解も、より深まると思います。
分かりました。気に留めて見てみます。
> 脳への刺激を考えて、敢えて犬の集団の中に入れてみるのもいいと思いますが、
> そこには当然、取り返しのつかないリスクがあることもお忘れなく。そのよう
> なことをする場合には、くれぐれも相手を選んでやってあげてください。
> (相手を選べは、とてもいい結果が得られます。)
今回のお話で、今まで通りでいいのだということがわかりました。
これまで、何度もこの話はしてくださってたはずなのに、また分からないなどと
言い出してしまってすみません。
どうも私は回りに流されやすい人間みたいです。
もっと自信を持たなくてはと思います。
ノーリード集会の横を通ってお散歩から帰ってくると、いつも頭の中で混乱が
おきて、その日の夕飯時には、主人と「やっぱり違うよね」と確認し合ってたん
ですけど・・・。N を見てあげて、N に聞けばよかったということなんですね。
最近はその集会が以前にやっていた場所(そこもグラウンドなんです)が空い
ているので、そこのグラウンドに行って遊ぶ事が増えました。
家族皆で遊んでいると N も楽しそうです。 T はフリスビーの投げ方が
うまく行くようになってきました。
去年の12月4日、T の誕生日だったんですが、急にお腹が痛いと言い
出して病院に連れて行ったら、「盲腸か腸炎の疑いがある」と入院騒ぎになっ
てしまいました。様子見と検査で1日入院です。
結局軽い腸炎だっただけみたいで、翌日には退院できたのですが、楽しみに
していた10歳のお誕生日にケーキも食べられないどころか絶食日になってし
まい、忘れられない日になってしまいました。
そのあたりから12月の忙しさが始まり、さあ、年賀状をという段になってプリ
ンターが壊れてしまって修理できるかといじくってみたり。結局だめで新しい
プリンターに買い換えて・・。
もうそれだけで12月の予定は狂い始めました。
今年は簡単な年賀状になってしまったのはそれが原因。
去年のように写真を選んでレイアウトしてみたりしたかったのですが、普段慣
れていないことをやり始めると、時間がかかるのでパスです。
クリスマスには食べすぎで(凄い恥ずかしい話)胃を壊してしまい1日寝てま
した。ケーキの後にクリスマスメニュー(チキンやクリームスープやパイ)をめい
っぱい食べて、お酒飲んで。そうしたら翌朝胃が痛くて動けないんです。
翌日から2日間はおかゆでした。
若いつもりでちょっと無理をするとこれですよ。もっと自分を知らなければい
けませんよね。
元旦は私と T は森林パトロール隊のお仕事で高尾山の迎光祭に行っ
てきました。毎年ご来光の時の国旗掲揚は森パトのお役目なのだそうです。
夜中の2時に家を出てご来光までに山頂に。迎光祭に参加し、その後山頂
のごみ拾いをしてそのままごみ拾いをしながら下山です。
N は遅く起きた主人と別の神社へお参りでした。
今年は N との高尾山登頂を目指します!
毎年恒例、今年のおみくじは去年からちょっと良くなって「中吉」でした。
で、今年の動物は「パンダ」だそうです。
ちなみに T は「末吉」で「カエル」。「俺はいっつも末吉だ!」と不満そう。
明日、もう今日になっちゃいましたけど、また高崎から母と甥っ子が来ます。
久しぶりの N とのご対面、楽しみにしているようです。
N も元気になって一緒に遊べるといいなと思います。
お返事遅くなんてしまってすみませんでした。
今年も皆様にとって良い年になりますように。
04.01.17 RE:おめでとうございます。 弓削
K さん、こんばんは。
ご返事が遅くなったことを恐縮されてしまうと、私も耳が痛いです。
お互い、マイペースでいきましょう。
誤飲の件ですが、消化器に入ると樹脂製のものは小さくあることが
あります。ゴムボールやセルロイドのオモチャなどもです。レトリバー
の飼い主さんのHPを見ていると、時々、手術してだしたものの写真が
載っていて、その小ささに驚きます。
食べた時にある程度、噛み砕いているのなら、出る時はとても小さく
なっている可能性もあります。(でも、もし出ていなかったら、と
思うと心配ですよね。)
犬を何処かに預けるなら、知り合いの所がいいと思います。訓練所や
獣医さんは(他にも預かっている犬がいるということは)、病気を
うつされる可能性もあるので、私は預ける気にはなれません。
考え過ぎと言われれば、その通りだと思いますが、今回のように普通の
風邪だったからよかったものの、もしケンネル・コフなら厄介です。
それは治り難い場合があるということと、伝染力が強いですから、他の
犬との接触を避け続けなければならなくなります。お散歩に気をつけな
ければならなくなります。
確認ですが、お医者さんからケンネル・コフについての説明は受けまし
たか?、もし、説明がなかった場合、参考までにインターネットで
調べてみてください。
》高崎の母にその話をすると、都合が合えばの話ですけど「今度そういう時
》は私が泊まりに行って世話をしてあげようか」と言ってくれました。
これが一番、いいと思います。または、高崎のお母様に預かっていただく
などがいいと思います。心配な時でも気軽に電話もできますし、後からも
預かっていただいた時のことを聞き返すこともし易いですから、気が楽
だし、情報も多くていいのではないでしょうか。
ノーリード集会に参加については「N ちゃんに聞く」ということで
一件落着したものとして、その上で、あれが「楽しい遊びに見えるよう
な気もする」というお気持ちに対しての提案ですが(先のメールにも
書きましたが)、そのような集団をよく見てください。できれば、数年
観察してみてください。見なくても噂話だけでもよく聞いてみてください。
例えばこんなことも分かってきます。(私の場合は、特定の集団を長期
観察したわけではなく、幾つかの集団の話しを時々聞いているだけですが
それでも、幾つかのことが分かってきます。)
高齢のオスの数は限られているのが普通です。メスもどんどん不参加に
なりますが、オスほどではありません。いずれにしろ、本当に平等なルール
に則り、楽しい遊びが出来ているのなら、このようなことが起こるはずも
ありません。私は、ルール無視が許される未熟な社会性の集団で、時に
暴力的でもありトラウマを受ける可能性の高い場である、と理解してい
ます。
参加している犬たちは、マーキングを積極的にしたがるように感じます。
これは(自分と他の犬との関係について)日常的に不安を抱いている証拠
だと思います。
》正直、本当に混乱してました。もし、N が犬が苦手でなかったら、私はどう
》しているのかしらなどと考えて・・・。
N ちゃんは犬が苦手なのではないと思います。本当の犬のルールに則った
犬的な挨拶ならきちんと受けられると思います。(何度か書いたと思います
が、犬の挨拶は相手の体に鼻を付けるようにして臭いを嗅ぎあうことではあり
ませんので、誤解のないように、。)
》それは大変ですね。大きな話になってきました。でも、服は別にしても
》一緒に食事くらいは行かなきゃね。マックだけでなく、またイタリア料理でも。
「犬とゆく」に最近、都下の飲食店情報が増えています。店内OKのお店も
あり、驚いています。K さんもどんどん開拓してください。
》それにしても、あと10年と言うと N はおばあちゃんですね。
》それまでずーっとガマンですか。でも少しづつでもよくなっていくのですよね。
うーにーは、たぶんもういないでしょう。でも、犬と一緒に苦労すると
いうのもいいものですよ。
》> イライラしたら、まずは頭を掻いたり、ため息ついたり。それでもどうしよう
》> もなければ、テレビを見たり、ゲームをしたり、本を読んだり。それでもおさ
》> まらなければ友達とおしゃべりしたり。それでもダメなら友達とバカ騒ぎをし、
》> そして時にはお互いを罵りあったり、さらには暴力もあったり、と段階があると
》> 思います。では、犬同士が遊ぶのをこれらの段階に当てはめた場合、どの辺り
》> だと思いますか?(これを考える上で「犬には言葉がない」ということを念頭
》> においてください。)
》
》「犬に言葉がない」とすると、「友達とバカ騒ぎ」でしょうか。
》だとすると、人間で言うと「楽しい」と「羽目をはずしすぎ」が紙一重ですね。
さて、この答えですが、。
K さんの挙げた「友達とバカ騒ぎ」の時は、言葉をしゃべりませんか?
そのように少しでも言葉を使うことを排除していくと、はじめの方の
「頭を掻く」「ため息」から間がなくて「暴力」になるわけです。
「ため息」を無視した犬は、次は暴力で接してきます。それを受けた方、
また逆に仕掛けた犬が逆襲に遭い、トラウマを負う例を幾つも聞いてい
ます。
このようなことを理解出来ないと、本当の意味で犬とのコミュニケーション
は出来ません。これが言葉がないということです。人間は細かい感情表現を
読み取れなくなっているのです。犬が人間の表情を読み取ってくれることで、
人間と犬との関係が成り立っているといっても過言ではありません。
面白いもので、言葉を得て、細かいコミュニケーションが出来るように
なった代償として、言葉以外の表現が退化してしまいました。そうなると、
それを見る能力も退化します。言葉に頼ってしまうわけです。
犬は人の表情を読み取りますが、人が伝えたいことを理解するのは難しい
ようです。それは、人間が言葉で伝えようとするからです。
私が時々「言葉を使わないでください」というのは、このような意味も
含まれています。
》どうも私は回りに流されやすい人間みたいです。
》もっと自信を持たなくてはと思います。
いえいえ、そんな頑なにならないでください。私の話し聞いてくださるのは
嬉しいです。しかし、 K さんはそこに住み、ご近所さんがいて、毎日が
あります。私の話しを聞き、それに従うことがその毎日を堅苦しくしてしまう
ことは、私の本意ではありません。
私の第一の望みは、私の話しを理解してくださることではなく、犬のことを
理解してくださることです。そして、それを基に N ちゃんを含めた、K
家の幸せを考え、日々の生活形態を模索し、実践することを願っています。
》最近はその集会が以前にやっていた場所(そこもグラウンドなんです)が空い
》ているので、そこのグラウンドに行って遊ぶ事が増えました。
》家族皆で遊んでいると N も楽しそうです。T はフリスビーの投げ方が
》うまく行くようになってきました。
家族だけというのもちょっと寂しい気もしますよね。そこに T 君の
友達や通りがかった人が参加してくれるようになるといいですけど、
なかなかそうはいきませんね。自分の経験だと、そのようになったことは
ほとんどありません。K 家なら出来るかも。期待しています。
先月は、T 君も K さんもパソコンまでも大変だったみたいですね。
もう少し前は、N ちゃんが大変だったし。でも、そういうことって、
どうしようもないですよね。やってきたら、とにかく対応する。そういう
ことだと思います。犬もいつもそんな感じで考えているように思います。
T は森林パトロール隊で活躍しているようですね。ゴミ拾いはいい
経験です。人の心の隠している部分を見えてしまうような気がします。
今年も T 君の成長が楽しみです。
》毎年恒例、今年のおみくじは去年からちょっと良くなって「中吉」でした。
》で、今年の動物は「パンダ」だそうです。
》ちなみに T は「末吉」で「カエル」。「俺はいっつも末吉だ!」と不満そう。
パンダは、最近、生態が分かってきたようですが、特殊な環境で特殊な
生活をしているようです。K さんは、 N ちゃんにドップリ漬かって
世間離れした生活になってしまうのでしょうか(笑)。
カエルは、子供の時は水の中にいて、大人になると陸に上がるわけです
から、きっと大きな飛躍の年になるということだと思います。年始は中吉で
年末には大吉になっているかも。でも、子供の頃は、常に末吉くらいで、
そこそこ苦労するのがいいのではないでしょうか。
》明日、もう今日になっちゃいましたけど、また高崎から母と甥っ子が来ます。
》久しぶりの N とのご対面、楽しみにしているようです。
》 N も元気になって一緒に遊べるといいなと思います。
安心して預かっていただけるくらいに、仲良くなってくれるといいですね。
どうでしたか?、N ちゃんの体調も心配です。
》お返事遅くなんてしまってすみませんでした。
それは言わないでください。お互い様ですから。
今回は、咳のことが気になったので(これでも)急いでご返事しましたが
次回からまた以前のペースになると思います。
お返事を書く時間よりも、K 家のより幸せな形態がどの方向にあるのか
を探す時間を大切にしていただきたいと思います。
久し振りに長かったですね。お疲れ様です。
さて、犬同士の遊びについてです。
「警戒」という言葉は理解し難いかもしれません。少し説明の仕方を変えてみます。
旅行先や近所の飲食店などで、見知らぬ犬に会うことがあります。
そして相手の犬がうーにーを見て吠えることがよくあります。(うーにーは無反応)
このような犬を「社会性のない犬」という人がいます。また「怖がっている」という人も
います。とにかく「攻撃性ではない」と飼い主さんはいいたいようです。
私も攻撃性ではないと考えています。どの犬もそう見えるし、もし、少しでもそれを
飼い主が感じていたら、そのような場所には連れて来ないでしょう。
(社会性のない犬には、攻撃性がある場合があります。ご参考まで。)
私は吠える理由を以下のように考えます。
その犬は「吠えなければないない状況である」と思い込んでいる。
このような犬の飼い主にお話しを伺うと、ほとんどの場合、ノーリード集会のような
人間の介在しない、犬だけの集まりに放り込まれていた経験があります。
特に若い時期に、このようなことを行うと、吠えるようになる傾向が強いように
(今まで伺った幾つものお話しから)感じます。
言い方を変えれば「犬の挨拶」とは、こういうもの(相手に対して吠える)と思い込んで
しまっているのだということです。
そこには、悪意や攻撃性はありませんが、(人間にとって)「うるさい」という迷惑行為で
あることには、変わりはありません。
このように、犬が犬として思い込んでしまう行動と、人間が人間の感覚で迷惑だと
感じる感覚を、人間社会の中でどのようにすり合わせるかを基に、犬の日常を考えて
あげるべきではないでしょうか。
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