Kさん と Nちゃん  8

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           「しつけ?」へ戻る





■ おりこうな犬 ■

「まぁ、なんておりこうなワンちゃん!」と言われる犬がいます。ほとんどの場合、その基準は「人間社会のマナーはじめとする、人間の価値観による有益性」にあります。つまり、人間の家族として育てた結果といえるのではないでしょうか。

00.11.13 犬はおりこうさん                      弓削

家族の皆さんの、Nちゃんに対する気持に余裕が出てきて
何よりです。Nちゃんにしてみれば「自分一人」対「人間
三人」です。その三人が、構えるように付き合ってくるのでは
たまったものではありません。Nちゃんに心を開いて欲しけれ
ば、人間の方から開かなければ、開いてくれることはないでしょう。

Nちゃんだけに限らず、犬はおりこうさんです。人間にいい
おりこうさんになるか、自分だけの世界のおりこうさんになる
かの違いだけです。
それには人間が「教えること」が必要です。教えるにはコミュニ
ケーションが必要です。つまり心を開きあわなければならないの
です。(言葉が通じませんからね。)

心を開き合っても、叱らなければならないのが頭痛の種です。
今使っている「こら!」「だめ!」の声も有効みたいなので、
これは使っていってください。参考までに、叱るのに有効な声
というのを紹介しておきます。
「あ゛」(「あ」の鼻濁音)です。これは万国共通の犬の心理
に訴える音のようです。「叱る」というより「ちょっと待って」
という感じに作用します。
これらの言葉は、Nちゃんとの数少ない、通じる言葉ですから
(Nちゃんが混乱しないように)使い過ぎたり、間違った使い
方をしないように気を付けてください。

−−−−
どんな所で匂いを嗅ぎたがるのか分かってきたようですね。K
さんにも犬の感覚が少し分かってきたのでしょう。(Nちゃん
に人間の感覚を分かってもらうのですから、KさんもNちゃん
の感覚を出来るだけ理解してください。)
一緒に行動し、常に相手のことを考えて見ていれば、言葉が分から
なくても何を考えているのか分かってくるものです。犬を理解する
というのは、本やビデオだけでは不充分で、こういうことが一番
大切です。

−−−−
Nちゃんと上手に遊べるようになって嬉しいです。いくら遊びが
大切と書いたところで、遊ぶこと自体ができなければ、仕方ない
ですものね。楽しく遊べるようになれば、その大切さはすぐに実感
してくれると信じています。犬ってそういう生き物なんです。


玄関前でのオスワリが出来るようになっておめでとうございます。
これが「しつけ」です。良い行動を日常で積み重ねることで犬は
(人間にとって)良い犬になるのです。

ところで、玄関前や門を出る時に座ることがどんなにいいことか、
お気づきでしょうか?(分かっているからやっているのだと思い
ますが、。)こういうことが出来ていれば、外に飛び出して、交通
事故に遭ったり、人に跳びかかることもないでしょう。また、犬に
よっては、雷の音などが恐くて、自分の家から何処かへ走って行き
迷子になってしまう子もいます。そういう時にも玄関まで行って、
思わず止まるかもしれません。

「落ち着きのある犬」になりつつあるのが私も嬉しいです。


−−−−−−−
さて、Nちゃんにとって、Kさんは無邪気に遊べる相手では
ないとお悩みのようですが、これはKさんの勘違いです。
書かれているように「取り返されたくない」というだけです。
これは、よくやってしまう間違えです。

なんの間違えかというと、オモチャやガムを「最終的には」人間
が「しまう」と書きましたが、遊びの最中は同等です。同等に
奪い合ったりする必要があります。奪い合うのが遊びですから、
こちらが奪うことが出来ても、すぐにNちゃんに返す必要が
あります。取ったり、取られたり。そういう遊びをしてください。
奪うには力だけでなく頭も使ってください。遊びですから何でも
アリです。Nちゃんがオモチャやガムから思わず気を逸らして
しまう方法を考えてみてください。

こういう無邪気な遊びをしないと「取り返されたくない」と思う
のは当然だとおもいませんか? もしかしたら犬が遊んでいる
オモチャを横取りするなんて大人げない、なんて考えていません
か? そんな感覚は「無邪気」とは言えないと思います。

今まで書いたことを、ちょっとトレーニングのお勉強をした人
は「なに言ってんの?」なんて言うでしょう。日本の家庭を考え
ずに家庭犬を考えた今のトレーニングでは、以下の様な方法が有効
とされています。私もこの方法がとても有効なことを認めている
ことを付け加えておきます。

用意するものは、まずはNちゃんが返したくないガムなど。
そしてもう1つ用意してください。それよりももっと好きな食べ
物(=オヤツ)。
Nちゃんがガムやお気に入りのオモチャで遊んでいるとしま
す。そこで、大好きなオヤツをちらつかせ、Nちゃんを呼びま
す。ここでNちゃんの所へ行ってはいけません。これは色々な
意味がありますが、絶対的な理由は、オモチャとオヤツのどちら
がより好きかのチェックです。ものの好き嫌いは、ちょっとした
ことで変わります。今日はオヤツの方が魅力的に感じても明日は
どうなるか分からないということです。ですから、オヤツを見せ
て、Nちゃんを1回だけ呼んでこなかったら、その日はこの
トレーニングは終わりです。来なかったからといって、より魅力
的なものをだすと、ここで行かなければより魅力的なものを出て
くる、と学習します。それは避けましょう。

例えばガムを咥えていたとしましょう。そしてオヤツを見せて
呼ぶ。その時に、ガムを持って来たら、オヤツをあげると同時に
ガムをもらいましょう。(オヤツをもらうために、口からガムを
放すはずです。)オヤツはあっという間に飲み込んでしまうと思い
ますが、そのあっという間の後は、すぐにガムを返してあげます。
で、Nちゃんがまたそのガムを噛み始めます。そうしたら、
次のオヤツを取りに行ってください。(<これは大事です。面倒
臭がって、次の分まで持ってこないで下さい。)そして同じこと
を繰り返して下さい。(もちろん最後の交換の後は、人間がし
まってくださいね。)
はじめのうちはすぐに返して、少しづつ、ちょっとだけ待って
もらうようにしてみてください。


はじめの3〜4日は、2,3回、それ以降は、5回くらい繰り
返して下さい。5回くらいになると一連の動作が単調になり、
行動がパターン化します。ここまでくれば「オモチャを返して
もらう」という目的は「オヤツと取り替えっこ」という方法で
達成できます。しかし、いつまでもオヤツ頼りになってはいけ
ません。また脳の発達上、重要な行動をパターン化することは、
しつけを1つ間違えた時に、軌道修正し難くい性格になって
しまいます。
そうならないように、5回くらいにする間に、遊びの要素をとり
入れて、面白いゲームにしてしまってもいいです。ゲームにする
とNちゃんも意地になって、簡単に返してくれなくなる可能性
は大です。しかし、ここは時間をかけてください。何時間でも
待つ覚悟でゲームに挑んでください。ゲームですから、時には
ガムを放してもオヤツをもらえなかったりします。

ちょっと話を元に戻します。もしガムを咥えて持ってこないで
ガムをそこに置いてからこちらにきたら?
まず来たことを褒めます。ただし、オヤツはお預けです。ポケット
にでもしまってしまいましょう。ちょっと褒めた時点でNちゃん
は、それをもらえないと分かれば、ガムの所に戻るでしょう。
そしたらもう1度、同じことをします。Nちゃんが疑って、
こちらに来なくなればしめたものです。今度はNちゃんの所へ
行って、オヤツと一時交換をしてもらいましょう。
(この時に、呼ぶ名前は「Nちゃん」にしてください。来ない
ことが充分に考えられる場合は、もう1つの名前は使わないで
ください。)

実際の展開は、やってみないと分かりません。とりあえず1〜2
週間やってみてください。


−−−−−−
》そんな中で、「お散歩に貸してもらえないか?」と言われた方がいるのです
》が、どう思われますか?

随分といい子になってきたようですね。
Kさんがお考えのように、「ポン」と貸してしまうのは絶対に
やめてください。まず考えなければいけないことは、まだまだ
噛む(歯が当たる)ことは充分に考えられます。もしそのような
ことが起こった場合、その方がご近所なら特に、Nちゃんは
「噛み付き犬」のレッテルを貼られます。Nちゃんを守る意味
でこれは絶対に避けてください。

一緒に遊んでもらうのがいいと思いますが、子犬は、噛んだり、
歯が当たって多少の怪我をすることをお話してください。それを
納得して頂けたら、幾つかやってはイケナイことをお話しくださ
い。特に犬のしつけを考えたことのない人は、人間の食べ物を
あげようとする場合があります。これは絶対にさせないでくださ
い。小さな子供が持っている食べ物をねらって、子供に跳びかかり
押し倒す犬にある可能性もあります。また、後に出てきますが、
テーブルの上のものなどを狙ったり、ピクニックの時など、人の
食べ物を狙う(自分の家のものならまだいいですが、他人のもの
を狙うようになることもあります。)犬なったりして、結果的に
一緒に行動できない犬になってしまいます。

色々な人に遊んでもらうことはいいことです。今までのメールの
やり取りの中でも遊んでももらったことが書いてあったので、
噛むなどの事故は起きないと思いますが、その方が犬を迎えること
を考えているようであれば、尚更教えてあげてください。

そんなことをふまえて、一緒に散歩したり、近くの公園で遊べば
いいと思います。


−−−−−−−−
とにかく叱る場面を作らないことですが、万が一、押さえつけて
叱る場合は、マズルのつかみ方には注意してください。つかみ方
を間違えると、健康上よろしくないと言われています。発育中で
すから、骨も固まりきっていません。最悪のこともあるらしいで
す。(実際にそうなったという話はきいたことありませんが、)

押さえつける叱り方は、色々な意味で自信がなければ使わない方
がいいです。上手に出来るようになると、形式的にできるように
なり、「とってもイケナイこと」を伝えのに都合いいのですが、
それは出来る人が目の前にいて指導してもらってください。


トイレは良さそうですね。それはいいとして、テーブルに何か食べ
物が載っているときに椅子乗るというのは困りましたね。。

おっとその前に、「暇になっちゃった・・」というときに椅子に
乗るというのが分かっていれば簡単です。
サークルから出しておいて暇にさせないことです。これは特に
言いませんでしたが、椅子に乗る・乗らないに関係無しに、そう
してください。そうでないと、サークルから出ることがご褒美に
ならないし、サークルに戻すことが罰になりません。
サークルの外は「人間が遊んでくれる楽しい場所」になってもらい
ましょう。つまり、常に人間とのやり取りのある場所にしましょ
う。(人間が見守っている時に、一人で遊びに熱中させるのはいい
です。以前と違って完全な一人の世界ではなく、今はその人を意識
した一人遊びなっていると思います。)

さてさて「テーブルに何か食べ物が載っているとき」というのは
とても問題だと思います。これはNちゃんの問題ではありませ
ん。人間の方です。

どんな犬でも、人間の食べ物を与えなければ人間の食べ物を欲し
がることをしません。誰かが、人間の食べ物を与えたという疑い
があります。これは、先にも書きましたが、とても大きな問題で
す。
ほとんどのしつけ本はこの問題の重大さを認識せず、さらっと
書いてしまいますが、それは書いている人達が、実際に犬を連れ
て食事などに出掛けていないからです。または、犬専用のレスト
ラン程度にしか行かないからでしょう。
犬専用ではない場所にも連れて行こうと考えるなら、本当の意味
で、人間社会に参加できるような犬にするのなら、絶対に人間の
食べ物を与えない下さい。
後々、与えることになってもそれはいいです。しかし、幼犬時代
に与えることは、しつけ面だけでなく色々問題を引き起こす可能性
あることを覚えておいてください。

次に、Nちゃんがそうすると分かっているのに、テーブルの上に
ターゲットになるものが置いてある。または、そういうものが置い
てあるにも関わらず、Nちゃんが一人でサークルの外をフラフラ
している。そういう状況を作らなければいいだけですよね。「猫を
追うより・・・」の考えでいきましょう。
テーブルの上とNちゃんの行動を関連付けて、人間が先に行動
しましょう。

とにかくテーブルの上のものを狙うことは重大な犯罪だと、N
ちゃんに理解してもらいましょう。非常に危険を伴いますが、
場合によっては、押さえつけて叱ってください。


−−−−−−
タオルの件、やめさせることにしたのですね。私もそれがいいと
思います。犬には中途半端な態度は、分かり難く混乱するだけで
す。やめさせたいことは、まず徹底した態度でやめさせて下さい。

タオルを持って来ることに言葉を付けるなら、素直に「タオル
持って来て」でいいと思います。今まで「話し掛けてください」
といっていたのは、こういうこなんです。話し掛け続けないと
こういう長い言葉は、全く理解できません。
今のNちゃんだって、これは1つの言葉としか理解しません。
次に「新聞持って来て」を覚えて、もう1つくらい「持って来て」
を覚える頃に、前の言葉が持って来る目的の物で、後ろの言葉が
動作を表すのだな、と始めて気付き始めるでしょう。

タイミングですが、洗面の扉を閉めるようにしたのなら、逆に
これが開いていれば、タオルを取りに行きますか? もしそう
ならこれを使いましょう。
Nちゃんをサークルから出す前に、わざと洗面の扉を開けま
す。それがNちゃんに分かるように。そしてサークルから出し
たら「マテ」をかけます。そして「タイル取って来て」と声を
かけて(解除のコマンドがないのに勝手に)行ってしまったら
大成功です。帰って来たら、ガムの時と同じ様に特別なオヤツや
遊びと交換してもらいましょう。
解除のコマンドがでるまでちゃんと待っているなら、解除の
コマンドを出した後に「タイル取って来て」といい、後は同じ
です。


−−−−−−−
Kさんのご両親のお話を読んでいて、正直、驚きました。
あまりにも私の両親に似ていたんです。さらに10年くらい前に
父が他界したのも同じです。

私も「本当のところはどうなの?」という気持ちがありました。
そんなことから教育というものに興味を持ち出したのだと思いま
す。


》Tは大分なれてきたので、様子を見ながら寝転がったりするようにも
》なりましたが、そんなときに飛びつかれてきたりするとやっぱり嫌がります。
》すぐに私がNを放してサークルに戻しますが、Tは情けない声を出
》すのでそれをNがどのように受け止めているのか心配です。

これはとてもよくないことです。
動物はどんなに社会性を持っても「個」を評価します。T君
に跳びついて、彼が対応しない限り問題は解決されません。

T君は、Nちゃんを持ち上げられないのですか? それは
体力的な問題?、それとも恐いから?
どうもこれが一番のネックのようです。まずはこの問題を解決
しましょう。
ということで、T君がNちゃんを持ち上げられないのは、
「体力的な問題」なのか「恐いから」なのかをお答えください。
もし「恐いから」ならば、T君はNちゃんに今まで何を
されて、そう思うようになったのかも教えてください。
それとも「逃げられてしまうから」かな?


−−−−−−
私に継続的な指導を受ける人が少ないのは、こう考えています。
まず、メールでのやり取りは面倒。長い文章を読んで、返事を
書くのは限られた時間の中では無理があると思います。
Kさんはご自身で気付かれているか分かりませんが、Kさん
の読み書きの能力は(特に私からすれば)驚異的に思えます。
私は読み書きが非常に遅く、いつも返事が遅れるわけです。
(もちろん、ただ犬のトレーニングの知識を書けばいいわけでも
ないので、色々考えるのにも時間がかかります。)
犬のしつけは日常的であり、のんびり構えているわけにはいきま
せん。そのため他の方法に切り替える人もいると思います。
そして私が書くことは、今の日本の犬のしつけの常識から外れて
いることが幾つもあるので、混乱する人も多いみたいです。

HPにアップする時のタイトルは「KさんとNちゃん」にします。
(と、かいておきながら、忘れてしまうかも、。)
最近野暮用が多く、原稿(?)を送るのは、ちょっと先になりそう
です。それを読む頃は「こんなこともあったわね、」と笑える頃
だと思います。


00.11.16 Re: 犬はおりこうさん                Kさん

こんにちは
寒くなりましたね。
うちのハムスター寒さで凍死しそうになってしまいました。
病院に連れて行って保温と栄養の事厳しく言われました。

お散歩でビーグル君に会う事があります。
挨拶もしてくれない人もいますが、いい感じの人もいます。
昨日は飼い主の方はとても話たそうにしていたのですが、ワンちゃ
んがとても興奮して(ちょっと怒っていたかも)おさえるのに大変そうだ
ったので、挨拶だけでした。そういう時は(ワンちゃん同志がダメなとき
は)やはり飼い主同士で話すなんて無理ですよね。
Nの反応はいつでもほとんど同じで、「尻尾をフリフリどんどん近づく」
です。

> さて、Nちゃんにとって、Kさんは無邪気に遊べる相手では
> ないとお悩みのようですが、これはKさんの勘違いです。

そうなんですか。

> なんの間違えかというと、オモチャやガムを「最終的には」人間
> が「しまう」と書きましたが、遊びの最中は同等です。同等に
> 奪い合ったりする必要があります。奪い合うのが遊びですから、
> こちらが奪うことが出来ても、すぐにNちゃんに返す必要が
> あります。取ったり、取られたり。そういう遊びをしてください。

心のどこかで人間は、ワンちゃんに負けてはいけないという気持ちが
あったかもしれません。

> 奪うには力だけでなく頭も使ってください。遊びですから何でも
> アリです。Nちゃんがオモチャやガムから思わず気を逸らして
> しまう方法を考えてみてください。

無邪気に遊ぼうとすれば、いろんな方法がありますね。まだ、考えなが
ら遊んでいた事に気がつきました。

> ずに家庭犬を考えた今のトレーニングでは、以下の様な方法が有効
> とされています。私もこの方法がとても有効なことを認めている
> ことを付け加えておきます。
 ・・・・・
>
> 実際の展開は、やってみないと分かりません。とりあえず1〜2
> 週間やってみてください。

やってみます。
今日1回やってみましたが、Nはまだ、呼ばれるとおもちゃを放して、こ
っちへ来てしまいます。


「お散歩に貸してもらえないか?」と言われた事ですが、
その後お話する機会がないので、なにもしていません。
弓削さんの言う通りいろいろお話してみて、ワンちゃんのことを理解して
もらってからにしようと思います。

> 噛むなどの事故は起きないと思いますが、その方が犬を迎えること
> を考えているようであれば、尚更教えてあげてください。

一番ワンちゃんに関心のあるのは大学生のお兄ちゃんです。他の家族
はどうしてもとは考えていないようです。
ウチのように、ワンちゃんを飼ってみてから悩んだりしないようにワンち
ゃんの話を少しずつしていきたいです。


> 押さえつける叱り方は、色々な意味で自信がなければ使わない方
> がいいです。上手に出来るようになると、形式的にできるように
> なり、「とってもイケナイこと」を伝えのに都合いいのですが、
> それは出来る人が目の前にいて指導してもらってください。

私のような素人のやり方では、やはり不安が残ります。
指導してくださる方が見つかってから考えます。今はそういう場面をつく
らないようにしていく事にします。


テーブルに乗る・・・ですが、
仰るとおり、まずは私たちが気をつけるようにします。
それから、Nを放したときはちゃんと見ていてあげる事も。
暇になっちゃった・・・の場面も作らない様に気をつけます。
最近は、主人もNのための行動を進んでやってくれるようなり、叱っ
た後サークルに入れて皆で退室、など人にとってはゲームのようにや
ってくれます。(このやり方はまちがっていませんよね。)

> う。(人間が見守っている時に、一人で遊びに熱中させるのはいい
> です。以前と違って完全な一人の世界ではなく、今はその人を意識
> した一人遊びなっていると思います。)

そういう一人遊びは良いんですね。

> どんな犬でも、人間の食べ物を与えなければ人間の食べ物を欲し
> がることをしません。誰かが、人間の食べ物を与えたという疑い
> があります。これは、先にも書きましたが、とても大きな問題で
> す。

食べたのではないのですが、テーブルににおいのぷんぷんするハン
バーガーが乗っていて、そこに乗っていったことがあるんです。もう少
しでパクリでした。それが原因でしょうか?
それ以降は気をつけていますが、本当に注意しなければと思います。


「タオル持ってきて」なんていう文でも分かるんですか?
ワンちゃんはホント凄いです。
よくTVなどで、芸達者なワンちゃんが出ますよね。もしかしたらこれなら
Nでも出来るかもなんて思えるようになりました。


> Kさんのご両親のお話を読んでいて、正直、驚きました。
> あまりにも私の両親に似ていたんです。さらに10年くらい前に
> 父が他界したのも同じです。
>
> 私も「本当のところはどうなの?」という気持ちがありました。
> そんなことから教育というものに興味を持ち出したのだと思いま
> す。

私が弓削さんを信頼できるのは、少し共有しているものがあるからなの
かもしれませんね。「Mさんと・・」を読んだ時、こんな人に相談できたらい
いなと思っていました。メールという限られたなかでも、理解してもらって
いるという実感があります。


> T君は、Nちゃんを持ち上げられないのですか? それは
> 体力的な問題?、それとも恐いから?

持ち上げる事はできます。でも、チョット腰が引けているかもしれません。
怖さも少しあると思います。
やっぱり噛まれたり爪があたったりするのを嫌がります。傷を受けても「平
気だよ」という時もあるんですけど。
もともと私も主人も甘やかして育ててしまったので、ちょっと情けない声を
出せば、誰かが助けてくれるはずという気持ちがあるという事は大きいで
す。もしかしたらそれが一番大きいかもしれません。
今日、Nに自分がいやだと思うことをされたときは自分で叱ったり、サー
クルに抱き上げて戻しなさいと説明しました。私が感じた限りではやってみ
ようという気はあったみたいです。これから様子を見ていきます。
小さいときから動物が好きな子だったので、いろいろ学んでくれると思いま
す。「Tちゃんもワンちゃんの飼い主らしくなってきたね。」と言われるととて
も気持ちいいみたいなので。


> −−−−−−
> 私に継続的な指導を受ける人が少ないのは、こう考えています。
> まず、メールでのやり取りは面倒。長い文章を読んで、返事を
> 書くのは限られた時間の中では無理があると思います。
> Kさんはご自身で気付かれているか分かりませんが、Kさん
> の読み書きの能力は(特に私からすれば)驚異的に思えます。

褒めてもらえてとっても嬉しいです。こういうことで褒められるのは初めて
なので・・・。
メールは全てプリントアウトしています。その方が、画面で見るより理解力
が上がると聞いたことがあります。お返事書くのに結構時間はかけてい
て、毎日少しずつ書いて最後に見直したりしています。
初めのうちは大変でしたけど、少し慣れてきました。それが苦にならないの
はこのやりとりがとても楽しみになっているからだと思います。
それから、弓削さんのワンちゃんについての指導は、木でいえば根っこの
ところを大事にしていますよね。そこがしっかりすれば、後は知らないうちに
できてくる・・・応用が利くというか、うまく表現できないんですけど。

> 私は読み書きが非常に遅く、いつも返事が遅れるわけです。
> (もちろん、ただ犬のトレーニングの知識を書けばいいわけでも
> ないので、色々考えるのにも時間がかかります。)

遅いなんて思っていませんでした。
私は弓削さんが意図的にメールのペースをつくっているのだと思ってま
した。

> 犬のしつけは日常的であり、のんびり構えているわけにはいきま
> せん。そのため他の方法に切り替える人もいると思います。
> そして私が書くことは、今の日本の犬のしつけの常識から外れて
> いることが幾つもあるので、混乱する人も多いみたいです。

私は、教えていただいている事にワンちゃんと人に対する愛情と一貫性
を感じます。もし間違った事があったとしてもそれを認めてフォローしてく
れる方だと思っています。
のんびり構えてはいられませんが、じっくりと考えるという点ではメールを
何度も読み返したりして、忘れていた事を思い出すこともできるので、私
には合っていると思います。

今度、市で主催したしつけ教室というのがあったので行って来ようと思っ
ています。ワンちゃんと一緒ではなく教える側がワンちゃんを用意するよ
うなものです。私たちは見たり聞いたりするだけです。
楽しみです。


00.11.19 T君も頑張って!              弓削

ハムスター君、凍死しそうになったなんて災難ですね。犬は簡単
には凍死しませんので安心してください。
ところで、Nちゃんとハムスター君は仲良しですか?


》昨日は飼い主の方はとても話たそうにしていたのですが、ワンちゃ
》んがとても興奮して(ちょっと怒っていたかも)おさえるのに大変そうだ
》ったので、挨拶だけでした。そういう時は(ワンちゃん同志がダメなとき
》は)やはり飼い主同士で話すなんて無理ですよね。

そうですね。そういう状態で人間が話し込んでしまうと、何が
起こるか分かりません。ほとんどの場合は事故と呼ばれるよう
なことは起こりませんが「犬を見たらそこへ行って、一緒に遊ん
だり、喧嘩をしたりするべきだ」と学習しまうのが問題です。
会わせる先輩犬は、お行儀のいい犬にしてあげてください。


》Nの反応はいつでもほとんど同じで、「尻尾をフリフリどんどん近づく」
》です。

その時に、リードを持っている人の顔を一瞬でも見ますか?


》心のどこかで人間は、ワンちゃんに負けてはいけないという気持ちが
》あったかもしれません。

本当に勝てないと思わせるには、常に勝ち続けることは逆効果
なんです。本当に強い人はわざと負けたりします。本気になんて
なりません。
ただし、遊び時間の終わりなどは、しっかりとけじめをつける
ことをしてください。遊び時間は負けてもけじめをつける時は
きっちりつけるような人や犬を、犬はリーダーだと認めます。
常に戦いをしているような状態では、リーダーに「人間は」思え
ても、犬にとってはいつも戦っているライバルの範囲でしかない
のです。


オモチャとオヤツの取り替えっこで「呼ばれるとおもちゃを放し
て、こっちに来る」ということは、オモチャ自体にそれほど執着
があるわけではなく、オモチャを取り上げられるという儀式を
楽しんでいるのかもしれません。そうだとすると、解決は早い
かもしれません。


押さえつける叱り方で一番気を付けなければならないのは、マズル
のつかみ方です。これが危険なことは以前も書きました。では、
マズルを掴まずに出来るのか、というと、そういう方法は確かに
あります。プロの人はこれで簡単に犬を押さえつけることが出来
ます。しかし口を押さえないのですから、噛まれる可能性があり
ます。犬の首はよく回りますから。
ただし、本当にイケナイことをした時は、そういうことを考える
余裕もないでしょう。その時は、実行してしまってください。
ただし、後でちゃんとフォローしてくださいね。


》最近は、主人もNのための行動を進んでやってくれるようなり、叱っ
》た後サークルに入れて皆で退室、など人にとってはゲームのようにや
》ってくれます。(このやり方はまちがっていませんよね。)

これでいいです。「叱る」からといって、険悪なムードになる
必要はありません。そういう叱り方もありますが、今はそれを
使う時期ではありません。
色々なことを覚えてもらう時期ですから「叱る」というより
「それはハズレ〜」という感じでいいです。罰ゲームがサークル
のゲームという感じで Good です!


》> う。(人間が見守っている時に、一人で遊びに熱中させるのはいい
》> です。以前と違って完全な一人の世界ではなく、今はその人を意識
》> した一人遊びなっていると思います。)

》そういう一人遊びは良いんですね。

たまには、わざとオモチャを横取りしてみてください。いきなり
やってもいいです。気付かれないようにやってもいいです。
今は、オモチャを返してもらうことが課題ですから、もし人間が
オモチャを取れたとしても(もちろん人間が「わ〜い、わ〜い」
と喜ぶ姿を見せびらかすことはいいですが、その後)すぐに返して
あげてください。


テーブルの上のハンバーガー(=一度も食べたことがないもの)
をいきなり食べようとしたのであれば、さすがにビーグルと思い
ます。凄い好奇心・探求心です。また、臭覚からの好奇心が強い
犬ということになりますので、オモチャ探しゲームなども好きに
なると思います。
テーブルの上のものを食べようとするのは困りますが、まずは
人間が目を放す、つまり、Nちゃんが「暇になっちゃった、」
という時間を作らなくように気を付ければ、これはなくなると
思います。
Nちゃんをじーっと見ていなくても、常にどこかで感じている
ような状態に慣れてください。「Mさんと・・・」では「第三の
目」という言葉で出てきます。将来的に、お散歩やお出かけの時
に役に立ちます。


「タオル持ってきて」くらいは、分かるようになっても驚くこと
ではありませんが、以前書いた様に、この能力の個体差は確かに
あるみたいなので、出来なくても嘆かないで下さい。
ちなみに「タオル持ってきて」の練習はやっていますか?


》よくTVなどで、芸達者なワンちゃんが出ますよね。もしかしたらこれなら
》Nでも出来るかもなんて思えるようになりました。

遊びを続けていると、こういう気持ちにもなってくると思います。
冷静に考えると、コマンドのトレーニングなんて、どんなに時間を
かけても、結局出来る様になるのはそのコマンドだけ。
遊びは、その動きの中に無数のコマンドの卵が隠れています。犬の
方から「これコマンドにならない?」と言っているように、見えて
きますよ。Nちゃんがテレビに出る日を楽しみにしています。


T君は、男の子として、今、発展途上というところですね。
犬は精神的に強い人を頼ろうとする傾向があります。これから
Nちゃんがどんどん外に出ていくようになり、T君と共に
いる時間が長くなるようにするには、彼にはもう少し強い男に
なってもらわなくはなりません。
これはきっと(Nちゃんのことに限らず)、これからの彼を
いい方向に向けてくれると思います。


本当にKさんの読み書き能力は凄いと思います。しかもプリント
アウトして、これだけの時間でご返事が来るとは驚異的としか思え
ません。

》それから、弓削さんのワンちゃんについての指導は、木でいえば根っこの
》ところを大事にしていますよね。そこがしっかりすれば、後は知らないうちに
》できてくる・・・応用が利くというか、うまく表現できないんですけど。

全く上手く表現できていると思います。やはり私とは表現力の
レベルが違うな、と思うばかりです。
そうなんです。根っこなんです。枝葉のように目に見える部分
ではないのですが、その枝葉の栄養を吸い上げる部分なんです。
そのことを多くの人に知ってもらいたいと思っています。

ただ「知らないうち」には出来ません。やはり「次ぎはこういう
こを課題にやってみよう!」という、気持ちは必要です。
例えば「テーブルの上のものを狙わないように対応してみよう」
というのも、この範疇です。
もう分かっていると思いますが、Nちゃんに教えることは
コマンドだけ、なんて思わないで下さいね。Nちゃんは芸が
仕事のサーカスの動物ではないのですから。


》のんびり構えてはいられませんが、じっくりと考えるという点ではメールを
》何度も読み返したりして、忘れていた事を思い出すこともできるので、私
》には合っていると思います。

忘れたことを思い出す、というのは大事です。
教えている方は、教えたことをとりあえず理解したとして話を
進めてしまいます。実際に人と犬と見れば、何を忘れているかは
見当がつきますが、メールだとそれが出来ないので、思わぬ落し
穴になってしまいます。

根っこは線状に延びています。その一部が切れれば、その先は
死んでしまいます。また、吸い上げられる養分も減ってしまい
ます。


》今度、市で主催したしつけ教室というのがあったので行って来ようと思っ
》ています。ワンちゃんと一緒ではなく教える側がワンちゃんを用意するよ
》うなものです。私たちは見たり聞いたりするだけです。
》楽しみです。

どんなお話だったか、私にも教えてくださいね。
先生によって、な〜るほどと思えたり、逆に「えっ、そんなこ
と?」と思えるけど、家に帰ってNちゃんにやってみると魔法
のように、Nちゃんが一回で理解できたり。もしかしたら、
今は役に立たないかもしれませんが、いつか役に立つことも出て
くると思います。
教室の報告楽しみにしています。


00.11.23 Re: T君も頑張って!        Kさん

こんにちは
ハムスターは何とか良い方に向かっているようです。
ほっとしています。
ハムスターとNとは、サークル越しに会わせたことしかありません。
Nは、例によって尻尾をフリフリ前足を伸ばしてきて、とても興味ありそ
うですけど、ハムスターの方はどうでしょうか。匂いが嗅げるくらいまで近づ
けた事もあります。一生懸命クンクンしてました。
皆で「きっと食べられちゃうよね。」と話しています。食べられないにしても
力加減が難しいのではないでしょうか?

これから寒くなってワンちゃんは特に防寒対策など必要ですか?ビーグル
は毛も短いし、寒さには弱い方なのではないですか?でも、外で飼われて
いるワンちゃんもいますよね。初めは外で飼おうと思っていましたが、皆
室内飼いで良いと思ってくれているので、そうするつもりです。部屋の中で
なら、毛布などを用意するだけで大丈夫でしょうか。


お散歩のときの事、今までは少し様子を見ようと思っていたのですが、気
になる事聞いてもらえますか?
まず、家を出る時玄関と門で、「おすわり」「まて」をさせていましたが、きち
んと出来なくなってきています。おやつを持たずに言うと特に。「よしよし」と
褒めるだけにして時々おやつをあげるようにしていたつもりだったんですけ
ど。「おやつがないんなら知らない」といわれているようで・・・。
以前は何回か「おすわり」と言って、座るまでやらせていたのですが、何度も
コマンドを繰り返すのは良くないですよね。

それから、匂いをかぐこと。そして何でも口に入れてしまう事。
場所によっては、ずーと鼻が地面についたまま歩いているような感じなんで
す。おしっことかウンチはないと思うんですが、「なんでもかんでも嗅ぎたー
い」みたいです。ビーグルだから?子犬だから?Nだから?なのでしょう
か。散歩し始めが特にです。帰り道で、あまり匂いを嗅ぎまわらないところ
もあります。そこではとてもいい感じなのですが。
家の中でもよくクンクンやってます。もういいかげん嗅ぎ飽きた匂いなんじゃ
ないのと思うのですが・・・。
なんでも口に入れるというのは大げさですが、気になったものは一応口に入
れてみよう・・で、大分通りすごすものは増えてきましたが、よく口に入れては
「ダメ」と言われて出したり、私が無理やり出したりしています。
二人(一人と一匹)で散歩しているのに、またNだけの世界になってしま
っているようでこれでいいのかなあと思ってしまいます。

お散歩のときはとにかく外に出ると興味のあるものが沢山あり過ぎるようで、私
(飼い主)のことは意識が薄くなっているようです。
そんななので、
> 》Nの反応はいつでもほとんど同じで、「尻尾をフリフリどんどん近づく」
> 》です。
>
> その時に、リードを持っている人の顔を一瞬でも見ますか?

まったく見ません。
他のワンちゃんに会った時こちらからは近づける事はしていません。相手が
「大丈夫ですよ」と言ってくれれば少しずつ近づけますけど。

それから、人が近づいてきてNをかまってくれる時もありますが、その時は
どうすればよいのでしょうか。
Nは近づいて舐めたり前足を上げたりします。
相手が子供のときは、「まだ噛んだりするからね」と言うと、たいがいそれ以上
近づいてこないのですが、中学生くらいになると「大丈夫です。好きだから。」
なんて言って・・でも、ワンちゃんへの近づき方を知ってるから(初めに手の甲
の匂いをかがせて・・)と言う感じでかまいたがる子もいます。
やはり子供のときは、まだ触らせない方がいいでしょうね。

もし、Nが噛んだりしないワンちゃんだとしたら、人への近づけ方はどのよう
にしたらよいでしょうか。理想としては、ちゃんとお座りをしてですよね。
それが出来るようにするには・・・?まだ早いですか?


> オモチャとオヤツの取り替えっこで「呼ばれるとおもちゃを放し
> て、こっちに来る」ということは、オモチャ自体にそれほど執着
> があるわけではなく、オモチャを取り上げられるという儀式を
> 楽しんでいるのかもしれません。そうだとすると、解決は早い
> かもしれません。
>
解決とは何の解決でしょうか?私はこの遊びの目的が分かっていなかったよ
うです。
その後もやってみましたが、呼ぶとおもちゃを放してしまうのでそこから進み
ません。おやつがもらえないと分かっておもちゃに戻るのを3〜4回くらい繰り
返しますが、そのうちおもちゃは放り投げてしまい、おやつを探して私の後を
ついてまわっています。


> 「タオル持ってきて」くらいは、分かるようになっても驚くこと
> ではありませんが、以前書いた様に、この能力の個体差は確かに
> あるみたいなので、出来なくても嘆かないで下さい。
> ちなみに「タオル持ってきて」の練習はやっていますか?

これはやっていませんでした。
やった方が良いですか?


> 遊びは、その動きの中に無数のコマンドの卵が隠れています。犬の
> 方から「これコマンドにならない?」と言っているように、見えて
> きますよ。Nちゃんがテレビに出る日を楽しみにしています。

私にも見えてきたらいいです。
テレビは分かりませんが、お友達と遊んだりするときにそんな事で盛り
上がったらいいナと思います。


> T君は、男の子として、今、発展途上というところですね。
> 犬は精神的に強い人を頼ろうとする傾向があります。これから
> Nちゃんがどんどん外に出ていくようになり、T君と共に
> いる時間が長くなるようにするには、彼にはもう少し強い男に
> なってもらわなくはなりません。

そうですね。強くなってもらいたいです。
そのように言い聞かせていきますが、今までが今までなので、少し時間
はかかりそうです。

> これはきっと(Nちゃんのことに限らず)、これからの彼を
> いい方向に向けてくれると思います。

頑張ってもらいたいです。
私もいろいろ教えていきます。楽しみでもあります。



Kさんがこんなことを書かれています。

  弓削さんのワンちゃんについての指導は、木でいえば根っこの
  ところを大事にしていますよね。そこがしっかりすれば、後は知らないうちに
  できてくる・・・応用が利くというか、うまく表現できないんですけど。


犬は、何歳になってもしつけが出来ます。
しかし、し易い犬とそうでない犬がいます。
それはしつけに関係無く、人間とコミュニケーションをとるのが
上手かどうか、ということです。
(人間側も、犬とコミュニケーションをとるのが上手かどうか、という
ことがあります。)

犬に何かを教えることについて、多くの技術がすでにあります。
それを用いるのは、いつでもいいのです。
子犬の時期にやっておくことは、それを効率的に受け入れられる
犬になってもらうことです。



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