Kさん と Nちゃん  4

・・・・・・・・・・・・・・・・・           「しつけ?」へ戻る





■ 仔犬が来たら ■

一番初めにしなければならないことは、なんでしょうか?
トイレのしつけですか?、吠えなくすることですか?、強く噛まなくすることですか?

その前にするのことがあるはずです。コニュニケーションの確立です。これがなくして、しつけは出来ません。そのためには、まずは相手をしましょう。つまり、いっぱい遊んであげましょう!

00.10.6 もう少し相手してあげましょう         弓削

ありゃありゃ、ビター・アップル、駄目ですか。
でも、それはNちゃんの一日を見たら納得しました。
やはり暇なんです。遊んで欲しいんです。また、脳の発達のため
に遊ばなければならなのです。時間的なことしか書かれていませ
んが、多分内容的も面白味がない(飽きがくる)のではないで
しょうか? 時間を長くするか、内容を濃くするか、相手をする
(頭を使う)機会を増やしてあげましょう。

ところで確認なんですが「ケージ」と書かれていますが、これは
「サークル」では? それとも大きなケージですか?


実際問題、遊ぶ時間がないのなら、何らかの方法でちょっとした
相手をしてあげてください。例えば、ケージの前を通りかかった
時に微笑みかけたり、ば〜、と面白い顔をしたり、ちょっとした
言葉をかけたりするのも効果があります。

今の一番の問題は「Nちゃんが噛むこと」自体ではなく、それ
をKさんはじめ人間のご家族が理解出来ないことにあります。
子犬は噛むものです。

「MさんとJちゃん」にも出てきますが、人間の手に相当する部分
は口です。口でものをつかんだり運んだりします。お子様がいら
しゃるのなら記憶にあると思いますが、赤ちゃんと呼ばれる頃は
手を自分の意志通りにコントロールできないものです。上手く口
にものを運べなかったり、ちょっと手を掛けようとしているだけ
なのに、まるで叩くように見えたり。少し思い通りになってくる
と、大人から見て、暴力的だったり、破壊的な行為を行います。
言葉を覚えれば、言葉によってそういうことを行うようになりま
す。犬も同じです。犬はいつまでも口な訳です。

Nちゃんは、言いたいことがあるのです。言葉をしゃべれない
彼女はそれを口で表現しているのです。でもそれが人間の家族に
理解されないのが問題な訳です。
その結果がビター・アップルがついていてもリードを齧るという
行為です。(それはヤケクソと呼ぶに相応しいでしょう)

ところで「噛んでもいいもの」は与えていますか? オモチャと
書かれていますが、どんなオモチャでしょうか?

前回のメールでは「時間」的な付き合いを書いていただきました
が、次回のメールでは、どんな遊びをしているか、を書いてくだ
さい。この時期にどう接するかで脳の発達、つまり理解力や反応
の仕方が変わってきます。自分の世界を確立させてしまうと自分
を守ろうとする気持ちが強くなり、客観的に見て「攻撃的」に
みえたり、飼い主を無視する傾向の犬になりやすいです。


》 遊ぶ時間は、1回に30分から、1時間の間です。でも、あんまり噛まれると、
》「もうあそんでやんない!」と短めになることもある感情的な飼い主です。

これは、とてもいいことです。犬は学習する動物ですから、遊び
の時間を決めてしまうと、時間が(長い分には喜びますが)短い
と不満をもったりします。


人の気配が感じるところにいながら、遊ぶ時間が短いというのは
Nちゃん、辛いと思います。自分が子供だった頃のことを思い
出して、その自分がNちゃんと同じような環境に毎日置かれた
ら、どう感じるか考えてみてください。噛みたくもなりませんか?


》膝に抱っこして、遊んであげたいんですけど何しろ噛むのがひどくて。

これは間違いです。犬は膝に抱っこするものではありません。
特に今の生活に不満を抱えてる犬は、抱っこなんてさせません。
犬が抱かれる、持ち上げられる、というのは自分の自由が奪わ
れることですから、先に書いた「自分の世界」を持った犬は
特にそういうことをさせません。
ちなみに、犬を持ち上げることを犬に対する罰として用いる
方法もあります。

順序が逆です。抱っこしたいと思うなら、まず、同じ目線まで
人間の方が降りていきましょう。ビーグルの子犬ですから、
人間は寝転がらなければなりません。まだあまり仲良くなって
いない(コミュニケーションがとれない)、しかも自分の何倍、
何十倍の相手が上から来たら、、、恐いですよね。
これは体罰を与えたとか、そんな問題ではありません。自分を
守ろうとする本能的な感情です。


》褒めるは少し出来ているような気がするんですけど、叱るはきちんと伝わっていない
》気がします。

褒めることが少しでも出来ているだけでもいいでことです。これ
をきっかけに関係を進歩させましょう。


》「だめ」と強く言われるとイスの下に逃げて、「ワンワン!!」と吠えてきます。
》そして、噛み付こうとするんです。私たちは、負けじともっと凄い勢いで怒ってまし
》た。最近は、ハウスさせちゃいます。

一般の方が出来る方法ではないと思いますが、私などは、犬が
吠えれば人間は黙り込み、犬が噛めは噛ませます。
同じ方法で対抗する(犬が吠えれば怒鳴り、噛めは暴力をふるう)
では、その時点で犬の勝ちです。叱る時に同じ土俵に乗るのは
犬の遊びに付き合うようなものです。

もう1つ大事なことがあります。ハウスというのが「ケージに」
であれば、これは絶対にやってはいけないことの1つです。
ケージはお仕置き部屋には絶対に使わないでください。


》> 日常のコミュニケーションがあって、それとは違った
》> アプローチとして「叱る」「褒める」があります。

》このことは私には、まだ理解できません。
》で、悩んじゃうんです。

まず、日常のコミュニケーションを確立してください。
言葉の通じない相手です。これがスタートラインといってもいい
でしょう。それなくして「叱る」「褒める」などの特定のコミュ
ニケーションは安心して受け容れられないのではないでしょうか?


興奮すると「言うことまったく聞かなくなるし、齧り方が強くなる
し。」というこですが、興奮しなくても言うことを聞かないことも
あるのではないでしょうか? 興奮しなければ、物分かりのいい子
ですか? 齧るのが強くなるのは、子供のコミュニケーション手段
です。そのコミュニケーションが不要な間柄を目指しましょう。

それと体力的な運動は充分でしょうか? 運動不足でイライラが
溜まっているということはないでしょうか? 家の中をドタドタ
走り回ったりしていますか?


》周りが見えなくなってくるし、聞こえなくなってくるように感じます。
》始めはうにゃうにゃ甘えていたのに、段々噛み付きが激しくなってきて、
》そのうち私たちから、離れては近づき隙を見て噛み付いてきます。

ここだけ読むと遊びに思えます。先に書いた、人間の子供との
比較を思い出して、このことについて視点を変えて考え直して
みてください。


獣医さんについてですが、診察室が狭いとか物理的な事情なので
しょうか? 特に理由もなく、そういうことをやる獣医さんなら
変えることも考えた方がいいと思います。獣医さんとはちゃんと
お話ができる間柄にならないと、トラブルが起きる場合があり
ます。獣医さんの悪評について調べてみると、飼い主さんが
獣医さん任せにして起きたトラブルである場合がほとんどです。


「顔舐め」(正確には口舐め)は、よくないことではなくて、
だれかれ構わずしていいものだと思われると、困ることもある
ので、相手(人間)の対応を見て、舐めたり舐めなかったり出来
るようになるのが「理想的」ということです。

「Mさんと・・」に書いてありますが、Nちゃんとの関係が
もう少し整理できたら、奥さんは口を舐めさせずに、ご主人と
お子さんには許すようにするといいかもしれません。
現状では、させてもさせなくっても、特に問題ないと思います。


ウチで扱っているリードは、特に強いということはありません。
ある程度の強度はありますが、カミカミされればそのうちボロボロ
になるでしょう。ただ平板タイプなので、ビター・アップルは
いっぱい塗れると思います。(笑)
カラーは抜け難いのが特徴です。色々なカラーを使いましたが
あのカラーが一番抜けません。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とにかく言葉が通じないということを、常に頭においておいて
付き合ってあげてください。叱る時に怒鳴ることは無意味です。
吠えるのを助長するだけです。
常に言葉でないコミュニケーションを目指してください。

でも、犬にはいつも話し掛けましょう。私は童話を読んであげた
りしました。私や家族の話を聞くようになったら、ラジオを聞か
せました。言葉が分からなくても、人間は言葉を使って何かを
していることは認識しています。それに慣れさせてあげましょう。
そしていつの日が、言葉以外のコミュニケーションで教えた命令
に言葉をつければ、コミュニケーションの幅はどんどん広がって
いきます。(今はそこまで考えなくていいです。)

長くなって分かり難いと思います。ゆっくり読んでいる時間も
ないと思います。でも子犬を育てているのです。金魚を飼って
いるのとはわけがちがいます。時間は必要です。その覚悟はして
ください。また、ご家族に協力してもらってください。

こういうつもりでNちゃんを迎えられたわけではないことは、
以前のメールで分かっていますが、始めの1,2年頑張るか、
どうかで残りの約10年が変わってきます。これも何かの縁だと
思って頑張ってください。きっと、お子様のためにもなると思い
ます。

00.10.7 Re: もう少し相手してあげましょう       Kさん

私達とNのためにお付き合いして頂いてありがとうございます。
「Mさんと・・」をまだ途中までしか読んでいなくて、そこに書かれ
ていることも聞いてしまったりして、すみません。
とても失礼なことをしていますよね。
まだ、17くらいまでしか読みきっていないんです。
時間を見つけて読んで、なるべく失礼のないようにします。

遊びが足りないんですね。
正直言うと、噛まれるとどうしていいか解からなくて、皆Nをもて
あましているみたいで、結果仕方なく遊んであげてるみたいな
ところがありました。
それから、急に詰め込まれた犬についての知識が整理しきれて
いないので、何をするにも、これは問題行動に繋がらないか?
と考えてしまって単純に遊んであげられないんです。
ある本には、「あまりかまい過ぎると、一人でいられなくなる」とか
ありました。

>「ケージ」と書かれていますが、これは 「サークル」では?

80*50のケージです。

> 実際問題、遊ぶ時間がないのなら、何らかの方法でちょっとした
> 相手をしてあげてください。・・

私も主人も、どちらかと言うと見ないようにしていました。
相手、してあげるようにします。


> 今の一番の問題は「Nちゃんが噛むこと」自体ではなく、それ
> をKさんはじめ人間のご家族が理解出来ないことにあります。
> 子犬は噛むものです。

そうなんですね。
私たちがわかっていないんです。


> Nちゃんは、言いたいことがあるのです。言葉をしゃべれない
> 彼女はそれを口で表現しているのです。でもそれが人間の家族に
> 理解されないのが問題な訳です。
> その結果がビター・アップルがついていてもリードを齧るという
> 行為です。(それはヤケクソと呼ぶに相応しいでしょう)

ホント、かわいそうなことをしていました。
「ヤケクソ」なんて。
大胆不敵なだけだと思っていました。

> どんなオモチャでしょうか?

市販されている犬用のガム、子供が使っていたバイキンマンのぬい
ぐるみ、タオルを絞ったもの、子供が使わなくなった車のおもちゃ、ボ
ール(中におやつが入れられるように穴があいているもの)などです。

> どんな遊びをしているか・・・

タオルでひっぱりっこをしたり、ボールを投げてみたり。
ボールは取りに行きますが、こちらには来ないで持っていってしまう
ので他のものに興味を示したら、また投げてと言う感じです。
あとは、「○○遊び」といえるようなことはしていませんが、Nを弄繰
り回したり、よくお腹を見せるのでお腹をぐりぐりしたり、そんな事しな
がら噛み付いてくると追い掛け回したり。(こうやって書いてみると、そ
んなことしてたら余計噛むよーって解かってきたような。)

弓削さんとのやりとりを始めてから、今のNの気持ちというか置か
れている状況が少し見えてきたような気がします。今まで、噛む・・怖
いと言う気持ちがあってとても遠くから(実際の距離も、心の距離も)
Nに接していました。
寝転がって相手なんかした事ありませんでしたし、迷惑をかけない犬
にしたいという気持ちが強くて、おとなしい、言うことを聞く犬にしなくて
はとばかり考えていました。

> もう1つ大事なことがあります。ハウスというのが「ケージに」
> であれば、これは絶対にやってはいけないことの1つです。
> ケージはお仕置き部屋には絶対に使わないでください。

ケージです。
なんとなく解かっていたのですが・・・では、興奮していて、噛み付いて
きたら、どうしたらいいでしょう。ウチの場合、私が無視して他の部屋
に行っても主人や子供がいたりで、ほかに相手をするものがいます
から、Nには伝わらないような気がするんですが。
皆で他の部屋に行かなければいけませんか?


> まず、日常のコミュニケーションを確立してください。
> 言葉の通じない相手です。これがスタートラインといってもいい
> でしょう。それなくして「叱る」「褒める」などの特定のコミュ
> ニケーションは安心して受け容れられないのではないでしょうか?

そうですね。

> 興奮すると「言うことまったく聞かなくなるし、齧り方が強くなる
> し。」というこですが、興奮しなくても言うことを聞かないことも
> あるのではないでしょうか? 

それもそうです。

> それと体力的な運動は充分でしょうか? 運動不足でイライラが
> 溜まっているということはないでしょうか? 家の中をドタドタ
> 走り回ったりしていますか?

きっと不足していたと思います。
沢山遊んであげたあとなどは、ケージに入ると、すぐに寝てしまいま
すが(そういう時は運動が足りていると思うのですが、そうですよね。)
寝ないで、人の動きに敏感に反応していること多かったです。


> 獣医さんについてですが、診察室が狭いとか物理的な事情なので
> しょうか? 特に理由もなく、そういうことをやる獣医さんなら
> 変えることも考えた方がいいと思います。獣医さんとはちゃんと
> お話ができる間柄にならないと、トラブルが起きる場合があり
> ます。獣医さんの悪評について調べてみると、飼い主さんが
> 獣医さん任せにして起きたトラブルである場合がほとんどです。
>

狭いと言うことはありません。
どちらかと言うとゆったりしていると思います。
そこの病院は先生が数人いるところで、1回目と2回目とで違う先生
でした。初めのときは、Nの扱いもとても丁寧で良かったので安心
していたんです。今、病院を変えたほうが良いか迷っています。
そこは年中無休で、24時間営業。いつでも見てもらえると言うのが
良いと思って決めました。

> 「顔舐め」は・・・
>
> 「Mさんと・・」に書いてありますが、Nちゃんとの関係が
> もう少し整理できたら、奥さんは口を舐めさせずに、ご主人と
> お子さんには許すようにするといいかもしれません。
> 現状では、させてもさせなくっても、特に問題ないと思います。
>

今のところ許してしまおうと思います。
私の気持ちがとても違うんです。

> 付き合ってあげてください。叱る時に怒鳴ることは無意味です。
> 吠えるのを助長するだけです。
> 常に言葉でないコミュニケーションを目指してください。

噛まれるとすぐ感情的になってしまう私。気をつけます。
主人にも子供にも伝えておきます。


> でも、犬にはいつも話し掛けましょう。私は童話を読んであげた
> りしました。私や家族の話を聞くようになったら、ラジオを聞か

話し掛けたいと思っていましたので、それは苦無く出来ます。

> 以前のメールで分かっていますが、始めの1,2年頑張るか、
> どうかで残りの約10年が変わってきます。これも何かの縁だと
> 思って頑張ってください。きっと、お子様のためにもなると思い
> ます。

その通りだと思います。
でも、犬の大変さが解かってきてからも2〜3ヶ月頑張れば・・と思っ
ていました。甘いんですね。

今日は、私とNの2人きりでした。
特に急ぎの事も無かったので、Nのための1日のようになりまし
た。・・で、またNに対する気持ちが少し変わってきているんです。
寝転がって遊びました。
私にぴたっとくっついて、おもちゃをカシカシしたりてくれて、嬉しかっ
たです。
でも、今日もビターアップルを塗ったリードを齧っています。


子供と主人の協力・・
 主人は、私からの情報をあまり受け付けない人なんですが伝えて
 いきます。
 子供は、私がNに「まて!」とか言っていると後ろで「よし!」
 なんて言ってくれます。・・・じゃま!!叱りました。
 でも、子供向けのワンちゃんについての本も面白く読めている子で
 す。「スリッパマン」興奮するからやめてといっていましたが、遊んで
 良いですよね。

「Mさん」ほど優等生ではない私です。
お付き合いしていていやになりませんか?
メールを読んでいると恥ずかしくなることもあります。
でも、「もう少し相手してもらえますか?」

00.10.10 出来ること、出来ないこと、を考えましょう    弓削

だいぶ悩んでいるようですね。外で飼うイメージでNちゃんを
迎え、その後に色々勉強なさったわけですから、悩むのも当然だ
と思います。
当然というのはKさんに失礼ですね。Kさんの努力はお察し
しているつもりです。ご主人の仕事を手伝い、お子さんを育てて
いるお母さんがどれだけ忙しいか知っているつもりです。
そんなKさんが、Nちゃんのことを真剣に考えてくださり、
感謝の念さえ湧いてきます。

ホーム・ページの端々で書いていますが「犬が社会に受け容れら
れるように」と常々願っております。そうなるには、一人でも
多く、Kさんのように投げ出さず、犬と真剣に向き合って下さ
る人が増えてくれることが必要です。

Mさんはご自分のホーム・ページでしつけのことを書くように
までなりましたが決して出来の良い生徒ではありませんでした。
本当に分かって欲しいことは、それほど多くありません。しかし
ほとんどの人が「犬がそんなこと出来る訳がない、分かる訳がな
い」という先入観を持ったり、単純に甘やかすことが「犬にいい
こと」「犬に好かれること」と勘違いしたりという、犬への不理
解がほとんどです。
Mさんもそういう人でした。彼があれだけになったのは、分から
ない(理解出来ない)ことを何度も質問してきたからだと思います。


本などに書いてある個々の問題解決に入る前に、犬に対する理解
を深めなければ、時にはその問題が助長されることさえあります。
現在は「犬も家族」などといいます。Nちゃんは新しく迎えら
れた家族、それに相応しい対応、待遇、環境を与えるべきだと
思います。それらを与えるには、やはり犬を理解しなければなり
ません。初めは「?」の連続だと思いますが、頑張ってくださいね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「Mさんと・・」は確かに量が多いです。それは、Mさんが「?」
の連続だったからだと思います。Mさんがどれだけ理解している
か分からないので、説明が不足したり過多になったり。その連続
でした。Kさんともそうなると思います。覚悟しておいて下さい。
もしかしたら「Kさんと、Nちゃん」なんてコーナーが出来るかも?


》遊びが足りないんですね。

正確にいうと「触れ合い」が足りないのです。最近の本のような
表現で書けば「社会的経験」が足りないんです。
人間の子供もそうですが、社会的経験とは遊びです。そして子供
の時に触れ合いが情緒の発達に関係していることもご存知だと
思います。
犬と人間が特別な関係になれる理由の一つに、これら精神的発育
や社会的認識が似ていることがあります。


》ある本には、「あまりかまい過ぎると、一人でいられなくなる」とか
》ありました。

それは誤解があります。かまい過ぎるというのは不正確な表現で
す。いくらかまっても一人でいられるようになります。問題は
「かまい方」です。犬をある程度理解していれば、そういうこと
になることは、まずないと考えていいです。

つまり、悪い意味で(かまい過ぎるではなく)犬を理解せず
「甘やかすと」一人でいられなくなることが多々あります。


元気に遊ぶ時期に一日の多くを80*50のケージの中で過ごさ
せるのは、問題だと思います。
訓練に熟練した人が、犬の体がある程度できたらそのようなこと
をすることはありますが、一般家庭で行う方法ではないし、俗に
いう「家族」という関係ではないと思います。

今は運動と日光浴が必要です。これも発育に必要なことである
ことはご存知だと思います。


今まであまり相手していなかったようですが、たぶん「どう接し
たら分からない」ということだったと思います。何度も書きます
が子犬です。「いいこと」「悪いこと」も分からない赤ん坊で
Kさんの家に来たのです。1から教えていかなければなりません。
はじめから「いい子」は期待しないでください。犬は教えれば
いい子になります。教えなければ「いいことを知らない子」に
なります。


犬は子犬でも成犬でも、人間を噛んでいる時が何かを教えるのに
チャンスなんです。
噛むといっても縫ったり、骨を折ったり、しない程度の怪我で
済むレベルの話ですけど。犬が本気で噛めば、人間の指の骨
なんか簡単に砕くことができます。Nちゃんはそんなことしませんよ
ね。まだまだ加減がよくないかもしれませんが、彼女なりに加減
していることは知っておきましょう。

人間を噛む、というのは先に書いたように「言いたいことがある」
状態です。つまり話し合いをする気があるのです。今はチャンス
です。まずはNちゃんが何をいいたいのかを聞きましょう。
それから、こちらの要求を伝えるようにしましょう。


オモチャはなんでもいいのですが、口を怪我してしまうような
硬いもの(金属やプラスチック)は与えないようにしましょう。
口だけではなく、飲み込んでしまうと胃腸を傷つけてしまいます。
同じように、ぬいぐるみ中の綿も気を付けてあげてください。
特に化繊綿はよくありません。

ひっぱりっこは、してもいい遊びですが、1つのモノを介する
遊びですから、その管理は子供であるNちゃんが出来ないよう
にすることがポイントです。
遊んで「あげている」のであって、「同等の立場」で奪いあって
いるのではない、ということは、はっきりさせるようにしましょう。
具体的には、遊びの始まりも終わりも人間が決めて、オモチャ
は、人間が出し、人間がしまう。(遊びの最中は「同等の立場」
でもOK。)
Nちゃんにそのオモチャで一人遊びはさせないでください。
もしさせるのであれば、与えるだけで一切ひっぱらないで下さい。
(ひっぱりっこという遊びはしないよ、と意思表示をする。)

スリッパマンもいいですよ。子供同士の遊びとして楽しそうだし
健全だと思います。たまにはKさんがスリッパマンになるのも
いいかも?

ビターアップルを塗ったリードを齧るのは、もうNちゃんの
中で1つの遊びとして確立されてしまったのでしょう。ちょっと
困りましたね。
まずは、人間との遊びを作ってあげてください。その遊びの最中
にリードを付ければ(その時だけは)リードを齧らないと思いま
す。つまり、Nちゃんが集中することを作り、リードから気を
そらす訳です。それは遊びでもトレーニングでもOKです。


やってはいけないことをやっていますね。それは、犬を追い掛け
回すこと。これは絶対やってはいけないことです。子犬の時期に
これをやると「逃げる犬」になります。呼んでもこない犬になり
どこで何をするか分からない犬になりますから気を付けましょう。

お腹を見せたら、優しくさすってあげましょう。そしてお腹以外
のあらゆる部分もさすってあげましょう。指の間や、尻尾、顔、
全てのところです。最終目標は、口の中です。
これは、あせらずにやってください。


人に迷惑をかけない犬というのは、人のことを理解している犬
です。人の命令に絶対的に従う犬と、人に迷惑をかけない犬と
は違うと思います。
人の命令に絶対的に従うことで、人に迷惑をかけないようにする
ならば、人は常に犬を監視し、命令を出し続けなければなりませ
ん。そういう犬、そういう関係をお望みですか?


ケージに入れることをお仕置きとしなければ、噛み付いて来たら、
どうしましょうか。
ケージは寝床、落ち着く場所、になってもらいます。ではいつも
どこにいるのかというと、普通は「サークル」というものを使い
ます。単純に囲うだけのものです。私のHPのうーにーが外に
出るまでのページに写真があります。使うものは何でもいいの
ですが、要はある程度のスペースに犬を囲っておくものです。
周りは見えるようなものにしてください。

これは可能でしょうか? そのような場所は確保できますか?
確保できれば、お仕置きは、そこへ戻せばいいです。現在、
ケージに戻しているように。正確にいうと、そこへ戻すことが
罰なのではなく、遊びが終わることが罰になります。

これが対応できるか出来ないかで、色々変わってきますので、
今回はこれ以上書きません。



前回のメール、今回メールで色々書きましたが、「出来ることは
やる」「出来ないことはやらない」とある程度、割り切ってください。
1つは時間的な問題、2つ目にサークルの問題のように、家の広さ
などの物理的な問題、3つ目に経済的な問題。その他、色々あり
ますが、出来ることを着実にやっていってください。

それには他のご家族の協力ですが、ご主人からの協力はあまり
期待できそうにありませんが、それはそれで仕方のないことです。
その状況の中で「出来ること、出来ないこと」を考えて実行してください。

1,2年頑張る、と書きましたが、Nちゃんが言っていることが
分かるようになれば、楽しい頑張りになってきます。犬は2歳
くらいまで元気な子供です。人間の子供なら、学校へいったり、
学童へ行ったり、と他の人が相手してくれますが、犬はそうも
できません。2歳くらいまでは、相手をしなければならない子供
だと思ってください。


「Mさんと、、」で「笑顔の宿題」というのが出てきますが、Kさんは
大丈夫ですか?
これは重要です。ちょっと話し掛ける時も笑顔で話しかけて
あげてください。そうすれば、人の話に耳を傾けてくれるよう
になります。


獣医さん選びは、今のところ焦らなくてもいいと思います。
もう少しして、ご近所の犬仲間が出来て情報を収集してから
でもいいと思います。
ただ「安いから」では選ばないでくださいね。とにかく、ちゃんと
話をしてくれる獣医さんを探してください。
24時間対応と謳っていなくても、入院患畜の関係で宿直の獣医
さんがいる病院は結構あります。ですから、入院した時のことを
さりげなく聞いておくといいです。

今の病院も決して悪い病院ではないようですが、先生が毎回変わ
るのは困りますね。そういえばMさんもそうだったのですが、
何回も診療について尋ねるようになってからは、大体同じ先生が
対応してくれるようになったみたいです。


》でも、「もう少し相手してもらえますか?」

ええ、喜んで。Nちゃんがいい子になって、私のお店から色々
買ってください(笑)。よろしく〜


00.10.12 Re: 出来ること、出来ないこと、を考えましょう   Kさん

今日はとてもいいお天気で、気持ちが良かったです。
少しずつ気持ちが変わってきています。

「MさんとJちゃん」やっと1回読み終わりました。
でもまだ何回か読まないと私の中には入ってこないでしょう。
頂いたメールは明け方に書かれたものですね。
お忙しいときは、あまり無理をしないでください。

> 「Mさんと・・」は確かに量が多いです。それは、Mさんが「?」
> の連続だったからだと思います。Mさんがどれだけ理解している
> か分からないので、説明が不足したり過多になったり。その連続
> でした。Kさんともそうなると思います。覚悟しておいて下さ
> い。もしかしたら「Kさんと、Nちゃん」なんてコーナーが出来
> るかも?

とてもありがたく思っています。どんどん質問して良いって事ですよね。

> す。いくらかまっても一人でいられるようになります。問題は
> 「かまい方」です。犬をある程度理解していれば、そういうこと
> になることは、まずないと考えていいです。
>
> つまり、悪い意味で(かまい過ぎるではなく)犬を理解せず
> 「甘やかすと」一人でいられなくなることが多々あります。

はっきりとというわけではありませんが、解かるような気がします。
今日は今までより吠えてました。

> 元気に遊ぶ時期に一日の多くを80*50のケージの中で過ごさ
> せるのは、問題だと思います。

色々な理由をこじつけて、Nに我慢させてきていたのかもしれま
せん。リビングはNが来てからだいぶ変わりました。人間も我慢し
ているんだから、Nも少しは歩み寄ってねという感じで・・

> はじめから「いい子」は期待しないでください。犬は教えれば
> いい子になります。教えなければ「いいことを知らない子」に
> なります。

そうですね。何も教えないうちに色々要求しすぎていました。

> 人間を噛む、というのは先に書いたように「言いたいことがある」
> 状態です。つまり話し合いをする気があるのです。今はチャンス
> です。まずはNちゃんが何をいいたいのかを聞きましょう。
> それから、こちらの要求を伝えるようにしましょう。

こちらが受け入れてあげられれば、それが解かるようになるんでし
ょうねえ。Nは何か言いたいんですね。


> ひっぱりっこは、・・・
>
> Nちゃんにそのオモチャで一人遊びはさせないでください。
> もしさせるのであれば、与えるだけで一切ひっぱらないで下さい。
> (ひっぱりっこという遊びはしないよ、と意思表示をする。)

皆に説明しました。
主人には、協力できることはすると言ってもらえました。でも、無理
は出来ないとも言われています。してもらいたくないことと、して欲しい
ことを教えてくれれば、それはするそうです。


> スリッパマンもいいですよ。子供同士の遊びとして楽しそうだし
> 健全だと思います。たまにはKさんがスリッパマンになるのも
> いいかも?

良かったです。子供も、Nとの遊びに加われます。

> ビターアップルを塗ったリードを齧るのは、もうNちゃんの
> 中で1つの遊びとして確立されてしまったのでしょう。ちょっと
> 困りましたね。
> まずは、人間との遊びを作ってあげてください。その遊びの最中
> にリードを付ければ(その時だけは)リードを齧らないと思いま
> す。つまり、Nちゃんが集中することを作り、リードから気を
> そらす訳です。それは遊びでもトレーニングでもOKです。

リードを齧らなくなってきました。
リードをつけるのは諦めて、まずは他の遊びを楽しめるようにして
みました。寝転がって遊ぶこともしてみました。
私とNとの世界のようなものが出来てきたように思えます。
トレーニングをしていると、Nが待っていてくれているような感じ
がするときがあります。注目してくれるんです。そして、「おすわり」
や「待て」がしっかりできるようになってきたような・・。
で、リードをつけて「つけ」の練習もどきをやってみたんですが初め
は噛みたそうで、噛んだりもしましたが、そのうち気づくと、あまり
リードに執着しなくなってきているのに気がつきました。
ビターアップルは初めから諦めていて、塗っていませんでした。

> やってはいけないことをやっていますね。それは、犬を追い掛け
> 回すこと。これは絶対やってはいけないことです。子犬の時期に
> これをやると「逃げる犬」になります。呼んでもこない犬になり
> どこで何をするか分からない犬になりますから気を付けましょう。

これも主人と子供に伝えました。

> 人に迷惑をかけない犬というのは、人のことを理解している犬
> です。人の命令に絶対的に従う犬と、人に迷惑をかけない犬と
> は違うと思います。
> 人の命令に絶対的に従うことで、人に迷惑をかけないようにする
> ならば、人は常に犬を監視し、命令を出し続けなければなりませ
> ん。そういう犬、そういう関係をお望みですか?

それはいやですねえ。
ワンちゃんをある程度信頼してあげられるようになりたいです。


> ケージに入れることをお仕置きとしなければ、噛み付いて来たら、
> どうしましょうか。

それを考えるようになってからは、おもちゃで遊ぶように持ってい
ったり、「おすわり」をさせたりしています。はぐらかしているって感じ
でしょうか。
でも、ケージではやっぱり無理があるのかなあと思い始めました。


> ケージは寝床、落ち着く場所、になってもらいます。では・・・
>
> これは可能でしょうか? そのような場所は確保できますか?
> 確保できれば、お仕置きは、そこへ戻せばいいです。現在、
> ケージに戻しているように。正確にいうと、そこへ戻すことが
> 罰なのではなく、遊びが終わることが罰になります。

サークルを検討したいと思います。
このように説明していただけると頭の中の整理がつきます。
私もずーっと気にはなっていたので。
Nは、ケージの中でトイレも寝床も一緒でした。
一応使い分けてくれていたようですが、ケージから出したときの
トイレはまったく出来ないんです。いずれは出来るようになるだろ
うと思っていたのですが、ある本には、「そのやり方だとトイレを覚
えているようで、本当は覚えていないものだ」とありました。
トイレも少し小さくなってきているみたいです。
>
> これが対応できるか出来ないかで、色々変わってきますので、
> 今回はこれ以上書きません。

で、どんなものをそろえて、どのように配置すればよいでしょうか?
あまり高価な物はそろえられませんが。
リビングダイニングは、テーブルを片付けてしまったので12畳のL
Dのうち6畳分くらいは広くあいていますが、できれば、あまり場所
は取られたくないのが本音です。
サークルは、Nへの躾がきちんとできればいずれは不要になり
ますよね。

> 前回のメール、今回メールで色々書きましたが、「出来ることは
> やる」「出来ないことはやらない」とある程度、割り切ってくだ
> さい。1つは時間的な問題、2つ目にサークルの問題のように、
> 家の広さなどの物理的な問題、3つ目に経済的な問題。その他
> 色々ありますが、出来ることを着実にやっていってください。

時間的な問題は、とても気になっていていつもそのことが頭から離
れません。でも、私の余裕がなくなってしまっても家族皆のために
も良くないと思いますし、無理をしすぎて息切れしてしまってはそれ
もNを飼った意味がなくなります。その辺がとても難しいです。


> それには他のご家族の協力ですが、ご主人からの協力はあまり
> 期待できそうにありませんが、それはそれで仕方のないことで
> す。その状況の中で「出来ること、出来ないこと」を考えて
> 実行してください。

主人とは夜遅くまで話をしました。
私の思いを伝えるのはとても難しくて、半分ケンカです。
「家族としての犬」という気持ちが私とは違うようで(根本的なとこ
ろで)犬から得られるであろうものに想像力が足りないです。
でも、犬を飼いたかったのは私で、全て私が責任を取ると言うことで
了解を得たので、何もいえません。
それに、強要するのは間違いですよね。
でもさっきも書きましたが、彼なりに協力してくれる気持ちはあるような
ので、伝えつづけていきたいと思っています。

このメールも読んでもらうことにしました。
前回のメールで、「主人はお気楽・・」というようなことを書きましたが、そ
れは気にいらなかったようです。彼は色々やっていて、私が気づいてい
ないだけだって。そうかも。

大変な中にも楽しみが少しわかってきたような気がします。
「ボールを投げて、持って来る」が出来るようになってきました。
とても嬉しそうに走ってくるので、こっちも嬉しくなります。
また、Nの方から私の膝に乗ってくるようになりました。
ガムなどを与えると、膝に乗って噛んでいます。ガムが落ちて転がると
取りに行ってまた私のところに戻ってきます。
そんなことで喜べるって初心者の良い所ですね。
でも、大きくなってきたので、私の膝には乗りきらないんですけど。

「笑顔」は私は出来ると思っていましたが、ぜんぜん出来ていま
せんでした。Nの様子をうかがうような顔が多いみたいです。
・・・と自分で思います。

>
> 獣医さん選びは、今のところ焦らなくてもいいと思います。
> もう少しして、ご近所の犬仲間が出来て情報を収集してから
> でもいいと思います。

実は、Nには普通は出産時に取ってしまうという余分な指(この言
い方で解かりますか?)がついています。獣医さんによるとそれは早
めに取ってしまった方がいいとのことなので、その手術をしようと思
っています。もうそろそろ出来るそうですが、避妊手術のときに一緒に
取ると言う選択もあるそうです。
何か情報があれば、教えてください。
もうちょっといろんな人に聞いてみようと思います。

もうお散歩に出してもいい時期になったのですが、Nはまだ早い
でしょうか?
リードは齧らないと思いますが、外に出ると匂い嗅ぎまくり、葉っぱ齧
りまくり、ぐいぐい引っ張りまくりです。「おすわり」とか「まて」でやっと
注目してくれてもご褒美を上げるとすぐ・・・しまくりです。そうでもない
ときもありますが。
家の前で「つけ」の練習を数回するだけで私のほうが疲れてしまいま
す。いっそのことガーっと走ってしまえば臭いを嗅ぐどころではないよ
なあとも思いますがそんなんじゃだめですよねえ。
ああ、のんびりとお散歩。夢です。

それから、夕方に息子(Tといいます)のお友達が来ます。
毎日ではないですが、学童から帰って、家の人がまだ帰っていないと
きに家で預かっています。Nの興奮は凄いです。
何か気をつけることありますか?
その子は犬を怖がりますので、ケージに入れています。

ある本では「飼い主のお腹の上などに犬を乗せてはいけない」とあり
ましたが、いけないでしょうか?弓削さんは「ぼくはやってます」と言
いそうに思えます。Nに寝ている私の上を乗り越えさせたりするの、
楽しいんですけど。

なんだか、うまく行って凄く気が楽になったり、タイミングが悪くて落ち
込んだりの繰り返しです。

消臭命令、いい感じです。
これからもお願いすると思います。
今月末に母が来たいといっていました。
なんと言うでしょう。
リード、カラーは、今のがだめになったら、またはもっと私が切羽詰
ってきたら、わらをもすがる気持ちでお願いするかもしれません。
少しずつ試させてください。ひいきにします。



Nちゃんのことで、ご主人ともめてしまったようです。
奥さんの希望で迎えた犬なので、強くお願いできないようですね。

Kさん自身、仔犬の相手をここまでやる必要があるということに
気づき始めた段階です。私とこれだけのメールのやり取りをして
それに納得してくれたのだと思います。
ご主人は私と直接メールのやり取りをしているわけではありま
せんから、どれだけ仔犬の相手をすることが大切であるかを
知る由もありません。

これは、K家だけのことではありません。
日本人の多くは、Kさんのご主人と同じ感覚だと思います。
「仔犬は放っておいても育つ」と思っている方は多いと思います。
確かに体は育ちます。しかし、心は、初めの1年にどれだけ
仔犬を理解し、相手をするかで、成長の度合いが大きく変わります。
そして、それが三つ子の魂になるわけです。        02.6.20



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