国内線に犬を乗せた

2008.03  圭おじさん より

 
 利用者 圭おじさん
 利用人数 4人+2犬(黒パグ・♂・だいふく,Fパグ・♂・ケンシロウ)
利用日 2008.01 
昨年(2007年)は各航空会社が国内線の犬搭載の条件を大幅に変えた年でした。

http://www.jal.co.jp/other/info2007_0702.html
http://www.ana.co.jp/topics/notice070723/index.html
http://www.ana.co.jp/dom/checkin/rakunori/pets/index.html


 原因は「国内線に犬を乗せる(載せる?)」にも書かれているように、夏場にフレブル等の短鼻犬が搭乗中に熱射病で死亡する事例がでたためらしいです。航空機のペットを載せる場所は貨物室の一角ではありますが、ペットのために空調や余圧は客室並みです。しかし、駐機場で貨物室に積み込むまでの間に、暑熱期だとコンクリートの路面からの輻射熱で、犬が熱中症になる場合があるようです。
 うちで飼っているパグもANAでは夏場は飛行機に乗せられません。JALの場合はパグは禁止犬種には入っていませんが、通年禁止です。
 我々はお正月に沖縄に犬連れで出かけましたが、どちらの規制にもちょうど引っかからない時期ではありました。我々は羽田から那覇空港までANAを利用しました。行きは羽田発10:35発のANA125便、帰りは那覇発16:45発ANA132便を利用しました。ふくも、ケンシロウも飛行機の旅は(たぶん)初めてです。犬は空港では手荷物受付(ANAの場合ペット楽乗り窓口というのがあります)で、バリケンを借りることもできますが、我が家ではうちで使っているケージを使用しました。
 羽田空港ではなるべく直前に預けたかったので出発ロビーの端っこに皆ですわって、空弁を捜したり必要な物を買いに出かけて10時頃に荷物と一緒に犬達を預けました。
 ふたりは初めての空の旅です。心配なので、事前に玄関先でちょっとケージからだして、ペットミルクを飲ませて、少しだけ散歩をさせて最後に気まぎらせにコングにチーズのおやつを詰め込んで入れてあげました。
それから、人間達も搭乗手続きをして、60番搭乗口に向かいました。飛行機にはすぐ乗れましたが、滑走路が混雑しているらしくしばらく機内で待たされてから出発です。
 昨日まで強風で欠航がでたりしていたのですが、機内は余りゆれませんでした。でもケージに入れられたふく達は何でゆれるのか分らずエンジンの音も煩いので心細いだろうと思って心配してました。
 那覇空港にも15分遅れくらいで無事到着。現地も寒波の影響で北風が強くて曇り空です。手荷物の受け渡し口の一番手前側にJAL,ANAともペットの受け渡し口があり、飛行機から降ろすと一番で持って来てくれるそうです。我々が待っていると間もなく、ふくとケンシロウの見慣れたケージが網をかけられた状態で運ばれてきました。かなり厳重にガムテープ等で固定されていましたが、中のふたりは元気そうでした。ホテルの迎えの人も来たので、到着ロビーからでるととりあえず犬達をケージから出してやり、駐車場までわずかな距離ですが散歩させてやりました。ふたりとも最初は興奮していましたがおしっこ等をさせるとだんだん落ち着いて来て、ふくはお父さんにべったり甘えました。ケンシロウもお母さんにだいぶ甘えていたようです。

 帰りは逆に、ホテルから車で送迎していただき、那覇空港まで着いてから、モノレールに乗って(犬はケージ)国際通りに昼飯とお土産を買いに出かけたりしたので、結構時間が押してしまい、最後はあわてて犬を預けることになりました。帰りは那覇市内がかなり暖かくて(22~3度)ちょっと心配でしたが幸い直前にスコールのような雨が降り始めましたので載せるのは安心でした。
 結局お正月ということもあり、パグの飛行機旅は何のトラブルもありませんでしたが、やはり2〜3時間は犬と飼い主が離れてしまうので、ストレスに弱い犬には結構負担になるかと思います。やはり載せた後はしばらく、ふくも、ケンシロウも甘えん坊になりました。心細かったのでしょう。