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タヴェルナ ヴィチーニ Taverna Vicini
TEL & FAX 025−787−1599
住所 新潟県南魚沼郡湯沢町大源太キャニオン
交通
 湯沢インターから国道17号に降りて右折し最初の角を右折、突き当たりをさらに右折し直進。上越線の高架下を抜けたところで左折し後はみちなりに行きます。湯沢パークスキー場を過ぎ、キャプテンコーストスキー場への道を分けて更に進むと道の行き止まりに駐車場があり、その右手に店が見えます。

関連ページ  こちらのHP  http://www.pittore.jp/vicini/index.htm

 
利用者 圭おじさん/ 当日利用人数 2人+1犬(黒パグ・♂) 利用日 2006.06 
 湯沢方面に出かける機会があったので、有名な岩原のイタリアンレストラン、ラ・ロカンダ・デル・ピットーレに行ってみたいと思いましたが、犬連れなのでどうも駄目そう(未確認)。少し離れた大源太キャニオンという、キャンプ場等のあるリゾートにある姉妹店タヴェルナ・ヴィチーニは、HPにワンちゃんもどうぞと書いてあるので、そちらを目指しました。

 湯沢の街から車で15分くらいいった山の中のどん詰まりにお店はあります。奥にはキャンプ場とゴルフ場、横に大源太湖という小さなダム湖があるだけです。大自然の中で食べるイタリアン。心が躍ります。今年は豪雪だったせいか、6月というのに道路端に残雪が残っていたりします。冬はどうだったのでしょうか。冬季は閉店するようですが、そばの二階家は屋根が今年の豪雪でか、壊れていたし、店舗の保全だけでも大変そうです。

テラス席は風通しがよい
 12時過ぎにつくと既に結構お客が居ましたが、テラス席は空いてました。今日は曇りで少々肌寒かったので中に入りたかったのですが、そこは犬連れの悲しさで、テラス席と言うことになりました。テーブルの上にはメニュー(チョーク書きのメニューはこちら)とワインリストが石の重しで押さえてあります。強風対策なのでしょう。また犬のマナーを書いた注意書きの札もありますが席に犬を座らせるなとか、リードを離すなとか当たり前のことです。お水はでませんでしたが、すぐ側に大源太の美味しい水というわき水があるので、それを飲ませると良いようです。

 間もなくお店の方が注文を取りにきました。本店は石窯ピザが売りらしいですが、ここの売りは石窯で焼きたてのパン(アッソ)に、具を挟んでパニーニにして食べるもの。付け合わせはニョッキやローストポーク、プロシュートなどいろいろあります。その他パスタ等普通のイタメシは一通り有ります。奥さんは有ると必ず食べるニョッキを注文、僕はリングイネ・アマトリチャーナ、あと生ハム付きのアッソ・プロシュートを頼んでシェアしました。お飲物はというので、見ると結構いろんなワインやビールがありますが車で来た悲しさ、コーヒーとカフェオレにしました。

アッソ・プロシュート
 焼きたてのパンをを切り分けたところ
 少し待つうちにまず飲み物から出てきました。僕的には食後が良かったのですが・・・。ついでニョッキ、アッソ、リングイネの順に料理が出てきました。奥さんの見解ではニョッキは軽井沢のアダージオよりだいぶ旨いとのこと。リングイネはどっちもどっちかな。アッソは焼きたての熱々パンを切り分けてその場でプロシュート(自家製?)とパニーニにして食べると、今まで経験したことのないおいしさでした。付け合わせのピクルスも旨かった。山奥のすがすがしい空気に合うさわやかなお味です。アッソは少しさましてふくにもお相伴させましたが、旨かったようです。食後のカフェオレは少し冷めてしまいましたが美味しかったです。

 ま、ここの店は犬連れでもテラスで良い子にしていれば容認しましょう、程度のスタンスのお店のようです。どこぞのオーベルジュのように犬連れ中止にならないと良いのですが・・・。


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雪の重みで折れ曲がった橋の手すり
 ぽっくんはだいふく。黒パグなんだけれど、みんなに大きいねえっていわれるの。父ちゃんはぽっくんのことを、ちょい悪わんたなんていうけれど、みんなにはいい子だねえっていわれるんだよ。湯沢にドライブに行ったとき、山奥のお店にご飯を食べに行ったんだ。お店のテラスでいい子にしていたら、美味しいパンをもらえたんだ。母ちゃんはニョッキもくれたよ。

 で、ご飯が終わってお散歩タイムになったんだ。近くに見える湖を目指してぽっくんは父ちゃんと吊り橋を渡りだしたんだ。でも吊り橋が途中でグラグラ揺れだしたんで、ぽっくんは橋から落ちそうになって怖くなったんだ。橋の真ん中で落ちないように必死で伏せていたら、父ちゃんが笑いながら抱き上げてくれて、向こう側に渡してくれたんだ。名誉挽回でそこから湖の岸までぽっくんは一目散に進んだんだ。なかなか良いところだったよ。でもそれから川を遡ったら、さっきの吊り橋のところに戻っち
ダムの上の橋から峡谷を望む
(ここでふくはすこしびびった)
ゃったんだ・・・。こんな危ない橋は二度と渡れない!ふと横を見たら急な石段の道が、橋と反対側に向かっているんだ。これはこっちを行くしかない。ぽっくんは急な坂道だけれど、必死で登ってみんなを案内したんだ。父ちゃんはそっちにいって帰れるのかい?なんていうけど、これはぽっくんの野生の勘だ。何とかなる気がする。

 道は最初は急だったけれど、あとは大体たいらで時々湖も見えたな。そのうちダムが見えてきて、そこでもう一回橋を渡った。今度の橋は前よりだいぶ頑丈だったけれど、真ん中は少しゆれて、ちょっと怖かった。でも父ちゃんが大丈夫というから、しょうがないから思い切って渡ったんだ。
大源太キャニオンの遠景
奥に見えるのは上越国境の七つ小屋岳

 帰りは湖の南側のがけの上を通った。今度は橋はないから大丈夫だ。でも時々道の端がひびが入って崩れかけているので、父ちゃんはびびってるふうだった。根性ないんだから。最後に急な下り坂で一回抱っこしてもらったけれど、駐車場まで無事にたどり着いた。ぽっくんの野生の勘はなかなかでしょう。見直した?


<父ちゃん>ふくは高所恐怖症なんだよな。それにしても5mくらいの橋をもう一回渡りたくないがために、急な坂道を必死で登って、ぐるっと湖一周するとは見上げた根性だ・・。おかげで丁度いい腹ごなしになったよ。帰り道は一部地割れしていて危険だったな。もうじき通行止めになっちゃいそうだ。地震のせいかしら?

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