3月10日(その1)
朝起きると8時を過ぎていた。NSさんは賃金の計算をしていた。 僕の計算と一日分違っていたがその原因はすぐにわかった。しかしNSさんは自分が完璧と思ったものが覆されたせいか、頭が混乱してしまったようで間違えを認めようとしない。(「内容はともかく金額は正しい」と言い張った。)しかし20分くらいあーだ、こーだ、言い合って話しはついた。久野さんの分についても金額が違っていたが久野さんの分については久野さんの言った数字をそのまま認めたそうだ。
今度は久野さんと数字を合わせるために僕が久野さんのところへ行くことになった。行ってみるともう動き始めていて、いなかった。(9時頃だった。)少し待っていたが全然帰ってこない。仕方がないので捜すことにした。まず久部良バリの馬のいる所、お墓の方のキョンタのいる所、そしてソーニャのいる畑の所、これだけ回ってまだ見つからない。後は広場だ。しかし朝に広場に行く用事は犬の散歩だけ。いくらなんでももう終わっているはずだ。まさか昨日遅かったのでこの時間から昼寝を決め込んでいるのではないか、と思い始めた。
小雨(東京基準)の降る中黄色のタクトを借りて、広場に行ってみるとトラックがあった。しかし久野さんの姿がない。トラックに近づき助手席のドアを開けてみた。シートの上にあったものは久野さんの頭だった。やはり昼寝(朝寝?)をしていた。
そして久野さんの家に帰り作業日数の計算をした。計算はすぐに終わり一度家に帰る。家で、この日記を書いたらもう午後になり、また久野さんの家に行く。

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