Kさん と Nちゃん  9

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           「しつけ?」へ戻る





■ 楽しませてあげましょう、そして楽しみましょう ■

「無邪気な子供時代」という言葉がありますが、大人に比べたら、心配ごとも少ないし、楽しみも多いと思います。色々な希望を持ち、壮大な計画を考えたものです。
ほとんどの動物は、子供時代にそんな時期に多くの失敗をしながら、多くを学びます。失敗をしながら、痛い目にも遭いながらも、好奇心が萎えないのは楽しいからです。その楽しさを上手にコントロールし、楽しいという感覚を分けてもらいましょう。それは、きっとあなたの心のエネルギーになるはずです。

00.11.26 あらあら、Nちゃんペースですね       弓削

ハムスター君、回復してよかったですね。
Nちゃんとのご対面は「慎重に」としか言いようがありません。
ビーグルという犬種を考えると尚更ですが、将来的に禁止のコマ
ンド(「ダメ!」「イケナイ!」など)が確実になってきてから
具体的に考えた方が良さそうですね。


寒さ対策は、普通様子を見ながらで大丈夫です。特にK家の
場合は、日中も人がいるので、万が一、風邪をひいてもすぐに
獣医さんに連れていけるので大丈夫だと思います。
その前に寒さで震えたりしたら、寒さ対策を考えてあげましょう。

部屋の中でのことは、とりあえず毛布を用意して、それでも寒そう
なら、何か考えてあげましょう。


「おやつがないんなら知らない」と言われないように、ギャンブル
効果を考えながら、ご褒美をあげてください、と書きました。
このギャンブル効果という言葉ですが、よく考えてみてください。
ギャンブルで得るお金は不労所得です。役務の対価(=お仕事の
報酬)であってはならないのです。今のやり方では役務の対価に
なっているのではないでしょうか?

Nちゃんはギャンブルに参加するギャンブラーです。Kさんは
ギャンブラーを楽しませる胴元です。今のKさんのカジノを
ギャンブラーは「出来レース」と噂するのではないでしょうか?

ギャンブルですから、最後の結果がでるまで勝ちか負けか、さら
に配当がどれだけ戻ってくるか、分からないようにしなければなり
ません。そして配当の量以外にも、何が出てくるかも予想が付か
ない、つまり「予想を裏切る」くらいの必要があります。
それくらいのバリエーション、意外性を用意してください。

少なくとも、手にオヤツを用意しておいて、散歩の最後まであげ
ない、とか、おすわりしなければ散歩自体なし、程度のことは
どんどんやってください。
逆に隠しておいたオヤツが次から次へと出てくるというような
「大当たり」の時も用意する必要があります。また、オヤツと
褒める以外にもどんどんご褒美を作っていってください。

色々なご褒美を経た後、成犬になるとオヤツだけで済むように
なります。子犬の内に、色々なご褒美を経験しないと、自分で
ご褒美探しを始めてしまいます。


その1つが、臭い取りや拾い食いです。

以前、以下のように書きました。
> オシッコやウンコがされたと思われる場所の匂いや、口にされては
> 困るようなもの、以外は、一度は心ゆくまで匂いを嗅がせてあげ
> てもいいです。
> Nちゃんは「これ何かな?」と確かめているのでしょう。その
> ような行為は問題ありません。

ここに書いてある通り「一度」です。
毎日「ずーと鼻が地面についたまま」というようなことは絶対に
しないでください。これはすぐにやめさせてください。
お散歩自体に慣れてきて「お散歩そのものをご褒美」とは感じなく
なった頃だと思います。Nちゃん自身で楽しいことを探し始めて
しまったようですね。
こういう状況(先の「おやつがないんなら知らない」も含む)です
から、お散歩時のオヤツを復活させてください。体高の低いビーグル
の子犬に、お散歩中にオヤツをあげることは大変だと思いますが、
オヤツ以外に強力なご褒美がないようなので、頑張って、二人の
世界に戻してください。

拾い食いはとても恐いです。毒エサや焼き鳥の串を食べてしまう
こともあるかもしれません。命あっても、開腹手術ということも
ありえます。(うーにーは一回あり。)

当分は、臭いを嗅がせないことで、拾い食いもさせないように
しましょう。Nちゃんの注目を得られれば簡単ですが、今は
そういう感じではないようなので、仕方ない場合は、引きずって
でも、そのものから離しましょう。


私の邪推だと思いたいのですが「ずーと鼻が地面についたまま」と
いうのは、道路の端でしょうか? もしそうなら、そこには絶対に
ウンコ、オシッコに臭いはあります。また、それ以外にも興味を
そそる臭い・口にしたいものがある可能性があります。
テーブルの上のものを狙うようになったのも、ここで人間の食べ物
の味と臭いを覚えたのかもしれません。
道路の端では絶対に臭いを嗅がせないで下さい。

家の中でも臭いを嗅いでいる、ということですが、この邪推が
当たっているとしたら、「オシッコをする場所なのかな?」なんて
考えている可能性もあります。


》お散歩のときはとにかく外に出ると興味のあるものが沢山あり過ぎるようで、私
》(飼い主)のことは意識が薄くなっているようです。

こういうことになるので、臭い取りには注意して欲しかったので
す。臭い取りは後々色々な問題を引き起こす導火線みたいなもの
ですが、それよりも、臭い取りをさせることは、Nちゃんの頭の
中で、色々な想像が駆け巡ぐるようになってしまいます。現物に
対する興味なら、現物のない場所へ行けばいいのですが、人間が
分からない臭いから、犬は犬の思考(人間が理解どころか想像
さえできない思考)で想像を巡らせ膨らませます。これは人間と
犬との心の距離が離れることを意味します。


「尻尾をフリフリどんどん近づく」時に、Kさんの顔を見ない
のも、臭い取りが原因だと思われます。たぶん、臭い取りに行く
時もみないと思います。それを繰り返していれば、当然だと思い
ます。
まずは臭い取りをしないように、工夫し、頑張ってみましょう。
少なくとも、行く前に顔を見るくらいには頑張りましょう。

参考までに、臭い取りについて補足します。
先に書いたように臭い取りは頭を使います。ビーグル子犬は簡単に
頭が疲れることはないようですが、できるだけ、散歩の前に頭を
使う遊びをやってみたください。


》他のワンちゃんに会った時こちらからは近づける事はしていません。相手が
》「大丈夫ですよ」と言ってくれれば少しずつ近づけますけど。

この時に、Nちゃんが引張っている形になっていませんか。
もしそうなら、非常によくないことです。
Nちゃんは相手に会いたい。つまり、会うことがご褒美。
その状態で引張らせたら、引張ることを褒められたことになり
ます。
もしそういうことになっていたら、ヒール(つけ)をもう少し確実
にしてください。この練習は家の中でもできます。(というか、
今は家の中でやる時期だと思います。)頑張ってください。


近寄った時、Nちゃんが相手に噛むことを心配しているようです
が、それはあまり神経質になることはないと思います。ちなみに外、
または、家の中でも家族以外の人に、犬に、噛んだことはあります
か?
(「まだ噛んだりするからね」と言うことは続けてください。)


》もし、Nが噛んだりしないワンちゃんだとしたら、人への近づけ方はどのよう
》にしたらよいでしょうか。理想としては、ちゃんとお座りをしてですよね。
》それが出来るようにするには・・・?まだ早いですか?

「考える」のがまだ早いです。まずは臭い取りをしないように
頑張ってください。
ちなみに、人に迷惑がかからない行動方法というのは色々ありま
す。「そろそろ、そういうことを考えようかな、」というときに
「どの行動をとる」かを選択し、それには「どの方法をとるか」
を考えましょう。


》> オモチャとオヤツの取り替えっこで「呼ばれるとおもちゃを放し
》> て、こっちに来る」ということは、オモチャ自体にそれほど執着
》> があるわけではなく、オモチャを取り上げられるという儀式を
》> 楽しんでいるのかもしれません。そうだとすると、解決は早い
》> かもしれません。
》>
》解決とは何の解決でしょうか?私はこの遊びの目的が分かっていなかったよ
》うです。

お忘れのようなので、元々のお悩みを引用します。
》でも、まだNにとって私は無邪気に遊べる相手ではないと思います。
》以前のメールにも書きましたが、こちらから近づくと逃げる時があります。
》叱られると思っているのか、何かを取り上げられると思っているのか・・・。
》いつも逃げるわけではないのですが、お気に入りのガムを(Nが)持って
》いたりおやつをあげた直後などは「私のもの!」という感じで、1匹の世界
》になりたがるようです。
》そういう時は、私が近づくと今より良くないことが起こると思っているってこと
》ですよね。もっとNにとって魅力的な飼い主になりたいです。

今は(オヤツを見せれば)Kさんのことろに来ます。「私が
近づくと今より良くないことが起こる」と思っているのなら、
オヤツがあっても来ないでしょう。

結局、呼べば来る(ただし、オモチャを持ってこない)という
ことが分かったのならば(今日はオモチャの方がいい、という
こともないようなので、)初めからNちゃんの所へ行き(こちら
が行くのですから名前は呼びません)「オモチャ(<オモチャ
の具体的な名前を言いましょう)頂戴」と言いながら、オヤツを
見せてください。そしてオヤツとオモチャの交換。

初めから「オモチャを持って来て、オヤツと交換」は出来なかった
ようですが、今回提案した方法で再スタートしてみてください。


「タオル持って来て」は、無理にやる必要はありません。
たまにお遊び程度にやってみればいいと思います。でも、K家
として、タオルを持ってくることは良からぬこと、と考えるなら
この遊びはするべきではありません。

ちなみに、我が家でこの遊びをした時期がありました。しかし
結果的に暇を持て余すとタオルを取ってくるようになってしまい
さらに破こうとするのでやめました。やめ方は「その遊びをやら
ない」、「タオルはタオル掛けに結ぶ」ということを続けて3ヶ月
くらいで、忘れたようです。
ちなみに、うーにーは朝の新聞を玄関から台所まで運ぶことを仕事
としていますが、自分が暇を持て余し、人間が暇そうにしていると
「遊んで!」という感じで、古新聞の山から次から次へと新聞を
持って来てしまいます。これは頻度が高いわけではないので、何も
対策はしていません。


さてさて、ここのところNちゃんペースのようですが、ここで
意地悪をしてみましょう。
「機会があれば話し掛けてください」と書きましたが、その頻度を
下げてください。ちょっと寂しい想いをしてもらって、人間への
気持ちを思い出してもらおうという作戦です。


T君に強くなるように言い聞かせても、本人はあまり納得
(実感?)出来ないと思います。例えば「幸せになりたい」と
だけ願って幸せになれることはないですよね。具体的な「夢」
などがあり、それに向かうことが幸せであったりするわけです。

強くなることで自分にとって何が変わるのかが、分かるように
(実感できるように)話をしないとお小言にさえ聞こえてしまう
かもしれません。Kさんも経験ありませんか?(笑)

犬も同じなんです。私は「ご褒美はオヤツだけではない」とよく
書きます。犬にとっての最高のご褒美は、自分にとって楽しい時間
、充実した時間だと思っています。
先に玄関でオスワリをしなかった場合、散歩をしない、というのは
この考えから、一般的に行われる犬へのアプローチです。
Nちゃんにとって、まだまだ外の世界は刺激的で興味津々だと
思います。Nちゃんに日記を書いてもらったら、外での出来事を
いっぱい書くでしょう。そんな素敵な時間だと思います。

「ご褒美」という言葉は今までのしつけ理論では抽象的でした。
私は「脳内の快楽物質が出るような環境変化」と定義しています。
言葉はちょっと難しく書きましたが、とにかく「充実した時間」
への移行がご褒美です。そして、その充実した時間を人間が一緒
に楽しめる動物が犬なんです。だから遊びなんです。

「ご褒美」を考えるということは、Nちゃんの幸せを具体的に
考えるということでもあります。そしてK家の幸せにも繋がる
はずです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて突然ですが、掲示板の方で紹介した
「ドクター・スヌーピーの犬の気持ちがわかる本」はお読みに
なったでしょうか。この本には多くの隠し味が施されています。
まず気付いていただきたいのが「犬の問題行動とは、人間が問題
行動と決め付けたこと!」ということです。

本にこう書いてあるからこうしなくてはいけない、とか、犬に
こんなことは出来ないから求めない、と目的や決断を早めるのは
やめましょう。
Kさんのメールの中で「ビーグルだから?子犬だから?Nだ
から?」という文章が出てきます。これは非常に大事です。
さらに大事なことは、どれを優先的に考えるかですが、順番は後ろ
からです。世界中の犬が出来ないことでも、Nちゃんなら出来る
ことがあるかもしれません。
うーにーが子犬の頃、私は皆に(犬にそんなこと分かる訳ないと)
笑い者にされながらも、うーにーに理解させたことがあります。
確かに自分でも、それが可能かどうかは分かりませんでした。
しかし「絶対不可能」とは思いませんでした。そしてうーにーは
理解し、日常の散歩が楽になりました。
人間、笑い者にされたことはよく覚えています。その時、笑った人
のことをよく覚えています。その人は、うーにーが出来るように
なったのを見て、自分の犬に教えていました。もちろん、その犬も
理解することが出来ました。


今回のメールはKさんにとって、プレッシャーになることが多い
と思いますが、気が楽になりそうなことも書いておきます。

ビーグルの子犬は元気で頭の回転が速く、色々考え実行(=運動)
する子が多いようです。その結果、臭いを「いい加減飽きたと
思うけど今日も嗅いでいる」ということはあるようです。
Nちゃんの臭い取りもこの範疇かもしれませんが、先に書いた
ように悪い方向に向かう臭い取りかもしれません。どちらなのか
分かりませんが、Nちゃんの頭と体を満足させられるだけの
時間が、今のK家にはなさそうなのが問題です。
冷たい言い方になりますが、Nちゃんを優等生として育てること
を諦めてみてはどうでしょうか。当分の間は、お転婆Nちゃんと
呼ばれるような犬であってもいいと、諦めてみては、。

何度か書きましたが、犬は何歳になってもしつけは出来ます。
ただし、その時に人間とどれだけコミュニケーションがとれる
かが、しつけの効率に関わってくるわけですが、逆にいえば、
それさえ出来ていれば、のんびり構えて(落ち着くのを待って)
しつけを本格的にしてもいいと思います。
それまでは、1つづつ確実に、のんびり休みながら階段を登る
ように、コマンドを積み上げていけばいいです。
ただし「積み上げて」いってくださいね。「Mさんと・・」にも
ありますが、日々のトレーニングというものは、犬が忘れない
ように、毎日全てのことをやるべきです。出来たことのトレーニ
ングは確認的に(1回出来ればOK)やってください。

そのトレーニングがNちゃんにとって充実した時間になるように
工夫しましょう。(単純なのが、ご飯の前、お散歩の前、のトレー
ニング。オヤツを与えるなどです。しかし役務の対価と思われる
可能性があるので、注意は必要です。)
Nちゃんが充実しているかどうかを判断するためにも、コミュニ
ケーションは大切です。そしていつもちゃんと「褒めた」「叱った」
が伝わったか、ということを考えながら接してあげてください。
つまり、Nちゃんの表情を読み取ってください。犬の表情は、顔
だけではないし、シッポを振っているから喜んでいるのでもあり
ません。これも本は参考程度に、日々の行動から読み取ってくださ
い。


今回は、最後にもう1つ「Mさんと・・」から「陽性強化法での
誘導法」ということの説明をしたかったのですが次回に(忘れな
ければ、)します。
これが本当に理解できれば、Kさんのお悩みの半分くらいは
解消できると思うのですが、動きが伴うことなので、メールで
説明するのは難しく、どう説明しようかちょっと悩んでいます。
簡単にいうと、犬は人間の言葉は分かり難く、もっと分かり易い
方法があるということなんですが、、、。


00.12.1 Re: あらあら、Nちゃんペースですね      Kさん

お返事遅くなりました。
一度書き始めたのですが、書いているうちに心境が変わってきてしまって・・・。

寒さ対策については、様子を見ながらにしていきます。ハムスターは、
獣医さんに言わせると10度以下になったら保温が必要との事でしたが、
Nは、まだ元気いっぱいなので。

ギャンブル効果の件は、私が理解しきれていなかったようです。
教えていただいたこと、本当に自分のものになっているのか考えさせら
れます。

> Nちゃんはギャンブルに参加するギャンブラーです。Kさんは
> ギャンブラーを楽しませる胴元です。今のKさんのカジノを
> ギャンブラーは「出来レース」と噂するのではないでしょうか?

まったくそのとおりだったと思います。
ご褒美についてもまだまだ考えなければなりません。


匂い取りもやはりよい方には向かっていなかったのですね。
メールを頂いてから、「匂い取りは絶対にさせない」つもりでお散歩に出
ています。初めの2〜3日は思ったよりもうまくいっていた感じがしていま
した。グーイっと引っ張られるのがよくないと聞いていたので、それが心
配でしたが、思ったよりはその必要がありませんでした。沢山話し掛けた
り思いっきり走るのを増やしたりしてうまくいっていました。私もお散歩が
前より楽しく感じていました。こんな感じで続ければ大丈夫という実感もあ
りました。
・・・が、慣れてしまったのか私の働きかけが足りなくなったのか、今日は
こちらを向かせるのに苦労したし、走るとリードに噛み付いたりあまりうま
くいっていない感じがしました。でも、もうちょっと工夫をしながら続けてい
こうと思っています。

道路の端のにおいも嗅いでいました。それも得に気をつけます。
また、家の中でもなるべく匂いを嗅ぐような機会を作らないように、気をつ
けていきます。とにかくまだ、私たちがかまってあげられる機会が少ないの
でしょうね。暇なんですね。Nは。

散歩の前に頭を使う遊びを、と仰っていましたが例えばどんな遊びでしょう
か?

他のワンちゃんに会って近づけるときやはり引っ張られていました。
ここ数日はそういう機会がないのですが、もしそのような場面に出会ったら、
どうしたらよいのでしょうか。これは知人に会った時も同じなのです。お散歩
中には、よく知り合いに会います。皆さん可愛がってくれるのですが、こちら
はどうしたらいいか困ってしまいます。Nはとても興奮して、私を見るどころ
ではありません。
「つけ」の練習をとの事ですが、「つけ」で制するようにするのですか?


> さてさて、ここのところNちゃんペースのようですが、ここで
> 意地悪をしてみましょう。
> 「機会があれば話し掛けてください」と書きましたが、その頻度を
> 下げてください。ちょっと寂しい想いをしてもらって、人間への
> 気持ちを思い出してもらおうという作戦です。

本当にNのペースでした。家の中でも。
最近私達の気を引こうとトイレシーツをびりびりにします。「だめ」と言い
に行ったり、トイレマットを取ってしまったり、何とかやめさせようと話し
掛けたり、おやつで気を引いたり、かまいすぎでした。話し合って無視
に徹しようと決めました。(ビリビリしているときは)


> T君に強くなるように言い聞かせても、本人はあまり納得
> (実感?)出来ないと思います。例えば「幸せになりたい」と
> だけ願って幸せになれることはないですよね。具体的な「夢」
> などがあり、それに向かうことが幸せであったりするわけです。
>
> 強くなることで自分にとって何が変わるのかが、分かるように
> (実感できるように)話をしないとお小言にさえ聞こえてしまう
> かもしれません。Kさんも経験ありませんか?(笑)

まったくその通りです。お小言だったでしょうね。それが分かってもうまく伝
えられないです。とりあえずは、出来るときはご飯をあげるのをTに
やってもらおうと思っています。「おすわり」「まて」「お手」「お変わり」そして
Nが目を合わすまで待って「よし」とやっています。それはうまくやってく
れています。実際にNを感じてもらうのも方法の一つかと思います。


> さて突然ですが、掲示板の方で紹介した
> 「ドクター・スヌーピーの犬の気持ちがわかる本」はお読みに
> なったでしょうか。この本には多くの隠し味が施されています。

失礼しました。今日、掲示板を少し読み始めさせてもらいました。「けこち
さん」とのやりとりが参考になります。本も早速注文しました。


> 冷たい言い方になりますが、Nちゃんを優等生として育てること
> を諦めてみてはどうでしょうか。当分の間は、お転婆Nちゃんと
> 呼ばれるような犬であってもいいと、諦めてみては、。

それもよく考えます。今大切なのはNをしつけることではない事は分か
っていますし、私たちはどちらかというと躾とか芸とかには興味はありま
せんでした。犬と一緒の生活が実感できれば良いと思っていました。
ですからそういう気持になれれば良いと思います。が、今の未熟な飼い
主である私には、しつけというのはNとの関係をよくするためにとても
有効なものに思えるのです。
・・・こちらの都合でしかないですね。

> 何度か書きましたが、犬は何歳になってもしつけは出来ます。


> そのトレーニングがNちゃんにとって充実した時間になるように
> 工夫しましょう。(単純なのが、ご飯の前、お散歩の前、のトレー

せめてそうしてあげたいです。


近いうちにリードとカラーを注文したいと思います。
1個ずつしかなかったんですよね。もう臭いです・・・。

眠くなってしまいました。しつけ教室にも昨日行ってきたのですが、今度の
メールで書きます。では




00.12.3  RE:Re: あらあら、Nちゃんペースですね       弓削

》お返事遅くなりました。
》一度書き始めたのですが、書いているうちに心境が変わってきてしま
》って・・・。

色々とお悩みのようですね。自分や家族に何が出来るのか自信が
もていないのだと思いますが、それも無理はありません。
「納得いくまで考えて」なんていっていたら、Nちゃんはどん
どん大きくなってしまうので、考える前にどんどんNちゃんに
アタックするつもりで接して欲しいです。そして、Nちゃんが
どんな子で、自分を含めた人間達家族が彼女に何をしてあげられる
かが分かれば、方向性もはっきりしてくると思います。それは、
全体が見えなくても、少しづつでいいと思います。


ギャンブル効果を含め犬との接し方に付いて、私が色々教わった
先生は、キーワードは「ワクワク・ドキドキ」といいます。
ギャンブル効果に限らず、ご褒美とは(私は前のメールで難しい
ことを書きましたが、簡単にいえば)「ワクワク・ドキドキ」
なんです。それを導くのに、食べ物を使ったり、踊ってみたり。

色々書いていますが、ギャンブル効果についてはメールで教える
のは難しいと(経験上)感じます。大当たりの時のオヤツの量を
「いっぱい」と書いても、いつもの5倍くらいしかあげない人も
います。いつもの量についても、やはり実際に見せないと分から
ないと思うし、何よりも、Nちゃんの反応が分からないので、
オヤツがいいのか、人間の反応がいいのか、その他のものがいい
のかも分かりません。


お散歩で苦労しているようですが、臭い取りをさせない程度の
簡単な脚即でも、子犬に教えるのは誰でも苦労するものです。
つまり、子犬は「なんでそんなことやるの?、臭いを嗅いでは
いけないの?」と感じているわけです。ですから、少しづつ
練習していくものなんです。(=習慣的に覚えてもらう。)

練習の順番は、まずは家の中で。次は家の近くで。次は誰も
ない公園などで。という感じです。「公園行くまでは?」と
いうことになりますが「出来ないと分かっていることはさせ
ない」という考えで諦めてください。(出来なくても特に
なにもしないでいいです。)
具体的には、道端の臭いを嗅ぎに行ったら、知らん振りして
ずんずん進んで行ってください。声をかけたりして、注目を
引こうとしないでいいです。メールからの全体的な雰囲気から
して、声をかけられること(チヤホヤされること)が「当たり
前」になり過ぎているように感じました。それをちょっと止め
る、というか、メリハリを付けるようにしてください。
「声をかけてもらえる時」と「そうではない時」があることを
分かってもらいましょう。

誰もいない公園で脚即がちゃんと出来るようになったら、道での
脚即を考えるようにしましょう。公園での練習もメリハリを忘れず
に。はじめは、3mできればいいです。それを5m、10m、と
伸ばして、最後は公園の中をどうウロウロしても、来てくれるよう
にしてください。道でのことはそれからのしましょう。

何にしても、いきなり実地というのは、気持の余裕もないので、
お互いに無理が出てきてしまいます。人間側もメリハリなんてこと
を考えている余裕がなくなるのが普通です。
今はできるだけ道端の臭いを嗅がないようにずんずん進んで、臭い
を嗅ぎづらくしてください。この時は(悪いことをしているのです
から)声をかけたりせずに無視してください。


Nちゃんにかまってあげる時間が少ないというのは、これは仕方
ないと思います。Nちゃんに何をしてあげられるか、を考える時、
家族全体のことを考えてください。無理はしないでください。


》散歩の前に頭を使う遊びを、と仰っていましたが例えばどんな遊びでしょう
》か?

一般的遊びとしては、オモチャ隠しですね。かくれんぼでもいい
です。簡単なものでは、片方の手にオヤツを隠して(握って)
両手を出して「どっちだ〜」なんてこともあります。

また、トレーニングを完全に遊びにしてしまうこともいいです。
遊びの内容は、必ずオヤツがもらえるトレーニング。必ずもらえる
のですから、テキパキやってもらいましょう。

ちなみに、現在、どれくらいのコマンドが出来ますか?
コマンド以外に、特定の状況で行う特定の行動(T君が帰って
来ると走り回るとか)は、ありますか?



》他のワンちゃんに会って近づけるときやはり引っ張られていました。
(中略)
》「つけ」の練習をとの事ですが、「つけ」で制するようにするのですか?

何事もいきなり治すことは、犬にそして人間に、心身ともに負担が
かかります。私の方法はそれを避けます。つまり、少しづつ犬に
教えていきます。

このような場合は、Nちゃんが(犬でも人でも)相手を見つけたら
(出来ればその前に)Kさんはリードを短く持ち立ち止まります。
絶対に前に一歩でも進まないで下さい。とにかく止まってください。
そしてまず何もしません。Nちゃんは行きたがるでしょう。自分が
前に出ることによって、首がしまります。そして、それ以上前に進め
ません。「いつもと違うぞ、あれっ?」と思うでしょう。
そして「ねぇねぇ、こういう時は、行くものでしょ?」とKさんに
同意を求めると思います。同意の方法は、ひたすらリードをぐいぐい
引張るというのもありますが、Kさんの顔を見るというのもあり
ます。
大事なことは「待つこと」(=何もしないこと)です。短く持った
リードを引いてもいけません。ただの石のようになってください。

もし、顔を見たら、オスワリをさせてください。
ある程度の時間待って、顔を見なかったり、顔を見るけどオスワリ
をしない場合は、相手の人に「すみませんね、家の子落ち着かなく
て。またね〜。」とでも言って、別れましょう。

頭に入れておいて欲しいことは、この時のご褒美は「相手の場所に
行かせること」です。いい子にしていない時には、ご褒美はあげない
でください。

こんな単純なことを繰り返してください。
顔を見るようになったら、わざと少し(3〜5歩)くらい近づいて
また、同じようなこと(顔を見てもらってオスワリ)をしましょう。
もし、気が付いた時には相手が目の前という時も同じです。オスワリ
しなければ「またね〜」です。

では、近づいて行ってその先は?。最終的には飛びつかず、相手と
お行儀よく挨拶できればいいですが、それを今のNちゃんに
求めるのは無理だと思います。まずは、Kさんのお許しがなけ
れば、勝手に相手に近づいてはいけないことを覚えてもらいま
しょう。相手との挨拶は、その後に考えましょう。


》最近私達の気を引こうとトイレシーツをびりびりにします。「だめ」と言い
》に行ったり、トイレマットを取ってしまったり、何とかやめさせようと話し
》掛けたり、おやつで気を引いたり、かまいすぎでした。話し合って無視
》に徹しようと決めました。(ビリビリしているときは)

いい対応ですね。犬とのコミュニケーションを太くしようとすると、
時に犬は勘違いして「私のいうこと全て聞いてくれるのね」となる
ことはよくあることです。何をきいて、何を聞かないか、を理解して
もらうことは、それ自体がしつけです。
そにれは、「世の中、絶対に聞き入れられないことがある」という
ことをよく分かってもらいましょう。
そういうことを伝えるのには、やはり無視です。


T君に強くなってもらうには、Nちゃんのことに限定しない
方がいいと思います。Nちゃんに限定してしまうと「出来レース」
に感じるのではないでしょうか。単に「Nちゃんと仲良くなれる」
と分かりきったご褒美だけでは、物足りなく感じてくると思います。
楽しい遊びや時にはプレゼントもいいと思います。もうすぐクリス
マスですね。

現在やっている、ご飯の前のトレーニングはとてもいいです。
でもこれもパターン化してしまうと、そのうち飽きてしまうと思い
ます。そこで、これらのトレーニングの前に自由に遊んでもいい
時間を作ってあげてください。遊びの最後が、トレーニング、
そしてご飯。
さらにその前にオモチャを使う一人遊びをさせておいて、オモチャ
を渡してもらう(または、放してもらう)ことをさせるのもいいと
思います。


》それもよく考えます。今大切なのはNをしつけることではない事は分か
》っていますし、私たちはどちらかというと躾とか芸とかには興味はありま
》せんでした。犬と一緒の生活が実感できれば良いと思っていました。
》ですからそういう気持になれれば良いと思います。が、今の未熟な飼い
》主である私には、しつけというのはNとの関係をよくするためにとても
》有効なものに思えるのです。
》・・・こちらの都合でしかないですね。

しつけと犬を感じることは同じことだと考えています。犬が人間を
感じることなく、自分で判断して行動し始めると、それを問題行動
と人間が呼ぶことは書いたと思います。
人間が犬を感じれるようになれば、そこにコミュニケーションが
生まれます。そしてお互いを気遣う気持が生まれます。自分の欲求
を押さえることが、家族全体に必要であることなら、犬はそれを
理解し、実行するようになります。

しかし、子犬のうちは、その前のこの世の中が何なのか、確かめる
のが忙しいですから、簡単には理解も実行もしてくれません。
ですから「このままでは、この先、どうなってしまうのだろう」と
考えることは当然ですが、悩む必要はありません。
「極端な話」、今、臭い取りと、乱暴な犬と遊ぶことだけを出来る
だけさせないようにしておけば、それ以外はこれといってしつけも
トレーニングも考えずに毎日遊んで過ごし、2歳くらいから(この
頃にはちょっと焦ることになると思いますが、それでも)しつけや
トレーニングしても間に合うんです。

たぶん、Kさんの頭の中には「これだけはしつけしなければ」と
いうことが幾つかがあると思います。それについては、何も考えず
に、その場その場でしっかり対応すれば、(それなりですが)犬は
理解してくれるものです。

例えば、犬を見て引張って行こうとしたら、力ずくで行かせない
という単純なことを繰り返せば、犬はいつか、Kさんの顔を見ま
す。つまり「悪いことは叱る(=したいことをさせない)」という
ことを繰り返せば、分かってくれるものです。ここで重要なことは、
その対応が「叱られている」(=これは許さない、と言われている)
ことが伝わっているかどうかです。


》近いうちにリードとカラーを注文したいと思います。
》1個ずつしかなかったんですよね。もう臭いです・・・。

そういえば、うーにーも子犬の時はリードもカラーも本数が
少なかったのを覚えています。そのうち大きくなるから、と
買い控えたこともありますし、新しいものをすんなり受け
容れてくれるか不安だった記憶があります。

色々お出かけするようになって、本数はどんどん増えて、
今では、何本づつあるか分からないくらいです。


》眠くなってしまいました。しつけ教室にも昨日行ってきたのですが、今度の
》メールで書きます。では

しつけ教室の報告、楽しみにしています。それでは、、、

あっ、誘導法の話はまたそのうち。

  この後、カラー他、色々とお買い上げいただきました。
  Kさんは、カラーのサイズに迷いました。ちょうどSとMの境目の
  首周りだったからです。当初Kさんは、Mを注文しました。
  その時のやり取りの一部を掲載しておきます。


(Kさん)  ******************
今Nがつけている首輪の長さが、ちょうど30cmでしたので、Mで
よいかと思い注文しました。指が2本入るくらいで、今まで抜けてしま
った事はありません。

(弓削)  ******************
HPに書いてある30センチというのは、締まりきった時の長さ
です。現在30センチのものを使っていて、指2本入るなら「S」
で問題ないと思います。(ビーグルのお客さんは、ほとんど「S」
をお使いです。)
ハーフ・チェックですから、脱着時は、あと10センチは広くなり
ます。もちろん、着けている時もリードが緩んでいれば、この
大きさです。
ちなみに、うーにーの首周りを巻尺で計ると42センチくらいあり
ます。(目安の表ではMの上限は40センチ。)


  犬具を選ぶ時、広告やお店の人の話よりも、実際に使っている
  人の話をよく聞くことが大切です。聞く人を選ぶ時には、その人が
  犬とどのように関わっているかを知った上で話を聞くと、自分に
  とって、より有意義な情報になります。


00.12.6 Re: RE:Re: あらあら、Nちゃんペースで      Kさん

こんにちは。
12月に入って、なんだか気ぜわしくなってきました。
4日はTの誕生日。
ポケモンケーキで、お祝いしました。

前からだったのですが、最近とても耳を痒がるので動物病院に行って
来ました。健康診断も兼ねて。
外耳炎でした。Nを向かえて最初の検診のときにも耳垢が出ていて、
診てもらったのですが、耳ダニはいないねといわれ、掃除をしただけで
した。今度の先生によると「耳垢が出るということ自体がおかしい」そう
で、「健康であれば垢など出ない」そうです。とすると、程度の多少はあ
っても、Nはずーっと外耳炎だったということ?
避妊手術のことも聞いてきました。
1月初旬頃にしましょうという事になりました。その時に狼そうを、と言うと
また取らなくて良いですよと言われました。なんだか私もどうでもよくなっ
てちゃいました。そういえばここのところ狼そうの事なんかすっかり忘れて
しまって・・・。

> 「納得いくまで考えて」なんていっていたら、Nちゃんはどん
> どん大きくなってしまうので、考える前にどんどんNちゃんに
> アタックするつもりで接して欲しいです。そして、Nちゃんが

そうですね。
弓削さんに相談しても、お返事が来るまでは私の判断で行かなければ
なりません。お返事が来る頃には、状況が変わっていたりということも
あります。でも、今まで教えていただいた事から自分で考えるということ
も出来て、結果良かったりすることもあります。

> 色々書いていますが、ギャンブル効果についてはメールで教える
> のは難しいと(経験上)感じます。大当たりの時のオヤツの量を
> 「いっぱい」と書いても、いつもの5倍くらいしかあげない人も
> います。いつもの量についても、やはり実際に見せないと分から

あ、それ、私でした。5倍くらいあげるとなんだかもったいないような気
もしてきちゃって。


匂い取りですが、少し良くなりつつあります。
先日のメールのように続けているのですが、こちらを注目する頻度も
上がってきましたし、グーっと地面に鼻をつけることも大分減ってきま
した。前のメールのときには、まだ初めて日が浅かったのと、それが
続けられるか自信がなかったのです。よく引っ張っていたのですが、そ
れもこちらがゆっくり歩くと、こちらを伺いながら歩いたりもするようにな
ってきました。でも、何も誘惑するものがなければの話ですが。
またこれはいい事か自信がないですが、あんまり匂い取りばかりしてい
るときは、抱き上げてしまいます。そのまま家まで帰っちゃったこともあ
ります。

何の練習でも、公園でという事は今までほとんどやっていませんでした。
そうですね。あまり誘惑のないところで練習がはじめに必要ですね。

・・・と思い一番近くの公園に行ってみたのですが、なんだかあまり慣れて
いない所だからなのか、気が散ってきょろきょろクンクンでした。
かえって普段歩く道の方がちゃんと歩けます。
公園までは土手沿いを通ります。そこも草が生えているところだからか、ク
ンクンすごかったです。途中少しだけアスファルトのところがあり、そこはち
ゃんと歩けました。

> 》散歩の前に頭を使う遊びを、と仰っていましたが例えばどんな遊びでしょう
> 》か?
>
> 一般的遊びとしては、オモチャ隠しですね。かくれんぼでもいい
> です。簡単なものでは、片方の手にオヤツを隠して(握って)
> 両手を出して「どっちだ〜」なんてこともあります。

「どっちだ〜」は時々やっていました。そういうことで良いんですね。
ウチでは悪知恵が働くので、片手に食べ物の匂いをたくさん擦り付け
てから反対の手に持って、「どおーっち?」なんてやっていつも「はず
れー。もう一回」なんてやっていました。かわいそうな、N。


> ちなみに、現在、どれくらいのコマンドが出来ますか?

コマンドは、前にお知らせしたときから増えていません。
「おすわり」「まて」「お手」「ハウス」くらいです。
「おいで」も出来るかな。無視もしますけど。
でも、Nの気分次第っていうのはあります。全て、完璧ではないです。

「つけ」は、その言葉を発すると、こちらを見て近づきます。デモ無視のこ
ともあります。
??と思ったのは、朝起きてうんちがまだのときに「うんち、うんち」と言う
とくるくる回ってうんちをする事がありました。というか、たまたまタイミング
が合っただけかもしれません。
「チーチー」もです。でも本当にたまーにですが。

> コマンド以外に、特定の状況で行う特定の行動(T君が帰って
> 来ると走り回るとか)は、ありますか?

朝、吠えます。決まって6時10分頃。
それは私が起きる時間なので、目覚まし代わりでいいかなとも思っていま
す。私が来る気配がすると鳴き止みます。やっぱりよくないですかね。
Tを起こしに2階へあがると(私がいなくなると)吠えてました。が、7歳
の誕生日を機に「電話の内線で呼ぶから自分で起きてね」ということにしま
した。なかなか降りてこないので仕方なく呼びに行くと着替えている最中だっ
たりして、「おかあさん下にいてよ」と反対に怒られてしまいました。Tも頑
張ってます。
吠えるのは朝が多いんです。エネルギー満タンって感じで。人が部屋からい
なくなると吠えます。でも決まってではないかなあ。
お散歩から帰るとほとんど鳴かなくなります。
以前に、掃除機をかけるときに吠えていましたが、いつのまにか吠えなくな
っていました。
Tが帰ってくるときサークルの中で跳んでいます。
家族がお風呂から上がってくるとぴょんぴょん跳んでいます。


> 》「つけ」の練習をとの事ですが、「つけ」で制するようにするのですか?
>
> 何事もいきなり治すことは、犬にそして人間に、心身ともに負担が
> かかります。私の方法はそれを避けます。つまり、少しづつ犬に
> 教えていきます。
>
> このような場合は、Nちゃんが(犬でも人でも)相手を見つけたら・・

よく分かりました。引っ張るときに行きたいところへ行かせるというのは
それがご褒美になるので、良くないということですよね。
教えていただいたようにしたいと思います。

「可愛い!」といって近づく人沢山います。かえってワンちゃんを知らない
人の方が、対応がしやすいです。「ウチでも飼っているのヨ」とか「実家で
飼っているから大丈夫」とか言ってこちらがお座りをさせたところで、ずん
ずん近づいてきてしまってN大興奮、なんてこともあり「えーん、」です。
おやつをあげようとする人もいます。「お菓子などはあげていないので」と
断ると、「これなら平気でしょう」と、お惣菜屋さんで買ったばかりの天ぷら
が出てきた事もあります。好意からと言うのが分かるだけに断るのは気が
重いです。


> でもこれもパターン化してしまうと、そのうち飽きてしまうと思い
> ます。そこで、これらのトレーニングの前に自由に遊んでもいい
> 時間を作ってあげてください。遊びの最後が、トレーニング、
> そしてご飯。
> さらにその前にオモチャを使う一人遊びをさせておいて、オモチャ
> を渡してもらう(または、放してもらう)ことをさせるのもいいと
> 思います。

とても具体的で良く分かりました。そのようにやってみます。


しつけ教室、楽しかったです。
八王子は20万世帯に2万頭のワンちゃんがいるそうです。これはとても
多いほうだそうですね。
40人の応募で60人来ていました。小型犬を飼っているお家が半分ぐらい、
室内飼いが多かったです。

講師の先生は、女の獣医さんでした。90%褒めてしつけるのが理想で、
今では99%とまで言われてきているとお話していました。
その先生もワンちゃんを何匹か飼っているそうですが、その日連れてきた
ワンちゃんは1歳半頃に捨てられたのを矯正したそうです。体つきからコ
ーギーと何かの雑種だと思います。引き取られた当時は噛む、吠える、な
つかないで回りの皆にもう諦めたら?と言われた子だそうです。でも、先
生は絶対にいい子になると信じて、ここまでにしたそうです。くりくりっとして
穏やかな目でした。
ケージから出てきた時、皆から「かわいいー」と言う声が沸きました。

そのワンちゃんで「おすわり」や「待て」「伏せ」などのコマンドの教え方をデ
モしていました。Nは、まだ「伏せ」が出来ないので帰ってからやってみま
したがその通りにはいきませんでした。おすわりの姿勢からおやつを前に
下げていって自然に伏せの姿勢にさせるという方法でした。Nは立って
顔を前に出してきてしまいます。主人と2人で、前足をそっと持って移動させ
てお尻を押えてあげて出来ました。2〜3回すると2人でやらなくても一人で
足を前に出させてあげればその姿勢になるようになりました。
実際に見るという事は、その通りにいかなくても色々イメージが湧くので良い
ですね。

日本犬のアイコンタクトはとっても短い瞬間しかしないと聞きました。
チラッと見るだけなのだそうです。「それでも見ているのですから、飼い主さ
ん分かってあげてくださいね。」とのこと。
もしそんなワンちゃんだったら、私の悩みもまた増えるだろうなあと思いま
した。
犬種毎の説明もありました。
ビーグルは、運動がたくさん必要、肥満に注意する事(5歳でシニア用のフー
ドでよいと言っていました。)、吠え声が大きく声帯を切る事を要望する飼い
主が多い犬種、他頭飼いができる、などです。
ワンちゃんにとってよいリーダーになることが大切、飼い主の思いとワンちゃ
んの解釈が違う事があるなどの説明もありました。

最後に質疑の時間があるかと思っていたのですが、それが始まるときりがな
い様で、個人的な質問はワンちゃんの日記をつけたりして、資料をそろえて
から保健所や、動物保護センターの方へ問い合わせてください・・でした。
ワンちゃんで困っていることはと聞かれると、吠える、噛む、マウント、お散歩
で引っ張るなど、皆さん沢山出てくるという感じでした。

2時間くらいだったので全体に広く浅くという感じでしたが、先生がワンちゃん
をとても好きでそこから伝わるものがたくさん感じられたので、心に残るものが
たくさんありました。

他にもしつけ教室があればと思い保健所に聞いてみましたが、今回のものだ
けとの事。
どこかしつけ教室を紹介していただけないかと聞くと、埼玉のF先生の名前
が出てきました。(テレビなどにもでている方だと言っていました)きっと「けこち
さん」が講義を受けた先生と同じだと思います。問い合わせてこちらに近いとこ
ろで門下生の方がいないか聞いてみたらと言われました。

機会があれば、また行ってみたいです。

そういえば、家にはデジカメがあるんですけど、Nの写真とかお見せしたほう
が良いですか?大人しくしているときしか撮っていないので、(余裕がないので)
寝ているようなのばっかりなんですけど。

では、今日はこの辺で。



もう一年半以上も前のことになります。
懐かしいと同時に、Kさん頑張ったな、と思わずにはいられません。
先日、「CDT、合格しました」とメールがきました。
そこまで行きつくには、多くの努力と出会いがあったからだと
思います。Kさんには、それを求めるパワーがあります。
それは、ちょっと犬に似ているかも知れません。
(気に障ったらゴメンナサイ > Kさん)



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