9月の下田・海水浴(2005.9.21−22)

 突然旅行に行ける時間ができたので、慌てて行き先を決める。1泊だから遠くには行けない。猫がいると選択の幅が狭まるので、今回は動物病院に預けることを検討。しかし問い合わせてみると1日3000円。前日から預けたら9000円である。だったら連れて行って宿泊代払った方がいいじゃないの。預けるの中止。次にフードをあちこちに置いて、置き去りにしていくことを検討。しかし予約した宿は猫も泊まれるので、結局またまたまいすを連れて行くことになった。

 


クリックすると・・・・
 5時過ぎに出発。下田は軟弱な私にとっては2泊コースである。1泊で行くのは本当は嫌なのだが、運転するダンナがいいと言うのだからまあいいや。現地でゆっくり遊ぶために気合を入れて早起きした。
これが朝定食だ!
 7時、伊豆高原着。朝から営業している喫茶「かあちゃん」で朝食。
 朝はモーニングやサンドイッチの他に和定食がある。あじ干物、しらすおろし、どんぶり飯に味噌汁、のり、漬物、卵か納豆付きで1200円。少々お高いような気もするが、犬連れで朝食をしっかり食べられるのだからよしとしよう。ごく普通の飲食店で、お客も地元の常連さんのようだったが、みな当たり前に接してくれて嬉しかった。う〜に〜もお店の人や常連客に可愛がられて満足。

 食後は一気に下田へ。いつもの九十浜の駐車場に着いたのが9時過ぎ。遊ぶ用意をしていると、犬を連れた男性が声をかけてきた。よく見ると今日泊まる「しっぽのお宿」のオーナーと愛犬海斗君だった。オーナーさんとはとても久しぶり、海斗君に会うのは初めて。若いが激しい動きをしない犬なので、う〜に〜も大丈夫だった。
 下田の海は9月でも泳げるので、水着に着替えて浜へ。でも曇っていて風が強くて、ちょっと寒いかなー。う〜に〜は全くお構いなしでずんずん海に入って行ったが、波も高くて、さすがのう〜に〜も泳ぎにくそう。
 水温が高いので入ってしまうと平気なのだが、風が吹くと水から出ている部分がサムーい!一度入ったら出られなくなりそう。寒さに耐えながらう〜に〜におもちゃを投げる。
 まいすはその間、ほとんどキャリーの中にこもりっ放しであった。まいす、海が似合わない男だもんなあ。
(左)海があれば入る、それがゴールデンよ (中)ちょっとしんどいわ、歳のせいかしら・・・ (右)私は寒いわ(by うにまいす星人)
(左)監視の目を盗んで、舌を出す (中)しめしめと脱走 (右)う〜ん、落ち着くね〜
 11時、人間が耐えられなくなってきたので、引き上げる。宿に行ってう〜に〜をシャンプー。今日は貸切なのでいつでもチェックインしていいよ、と言われていたので、お言葉に甘え1時半にチェックインさせてもらった。
 貸し切りと思っていたら、急に1人予約が入ったとのこと。ティールームでお茶を飲んで海斗君と遊んでいたらもう1組のお客さんも到着。女性のオーナーさんとラージ・ミュンスターレンダー(私はこの犬種を知っていたが実物見たのはたぶん初めて)の若犬というコンビ。ラージ君(名前不明)は足が長くて毛並みの美しい犬で、性格もよさそうだった。1歳4ヶ月とのことで、8ヶ月の海斗君とはいいお友達になりそうな雰囲気。どちらも男の子だけどフレンドリー。う〜に〜だけは「泳いできたからもう疲れちゃった。若い子の相手なんかしてられないです」と言って寝ていた。

 6時、夕食。う〜に〜のシャンプーに時間をとられ昼食抜きであったため、かなり空腹。いそいそと食卓へ。
 飲み物をセルフで取ってくるシステムは以前の「天使のしっぽ」と同じ。今回は別注で「刺し盛り」を頼んでいたので、白ワインハーフにした。
 まずはテーブルに「刺し盛り」がドーンと置かれる。2人前で3500円。量も種類も十分過ぎるほどあった。
 実は今回「夕食は足りるのか?」という一抹の不安があったのだ。だって宿のHP見ると「B&Bが原則」とあるし、情報サイトには「夕食は洋風の軽食」と書いてあるんだもん。だから万が一のことを考えて、刺し盛りを注文しておいたというわけ。で、肝心の料理はどうだったのかと言うと・・・
 ・金目鯛のカルパッチョ
 ・さざえ2種(つぼ焼き、ガーリックバター焼き)
 ・そら豆のスープ
 ・鴨の赤ワイン煮
 ・カプチーノケーキとコーヒー

という内容。ボリュームは軽めだが、少なくて不満を感じるほどではない。オーナー1人で頑張って作ってるじゃないの。素材が新鮮ということもあるが、味だって予想以上に(すんません)よかった。
 しかし、刺し盛り食べている最中にコースが運ばれて来るというのは、なかなかビミョーである。どういう順番で食べる
べきか、迷ってしまった。最初は刺身にワイン。でも出てきたものはあったかいうちに食べたいから、一時刺身中断。そして刺身を食べるとご飯が欲しくなり、既に鴨でご飯は食べちゃったので、お代わりして最後に刺身とご飯を食べた。あーお腹いっぱい。
 食後しばらく部屋で休憩の後、う〜に〜、まいすを連れてティールームへ。セルフで温かい日本茶をいただき、オーナーと積もる話に花を咲かせたのだった。海斗君はまいすのことがとーっても気に入ったらしく、まいすの後を追いかけては頭をベロベロ舐めまくり。まいすは幸せそうにうっとりしている。本当はう〜に〜にもしてもらいたいのだろうけど、母性本能ゼロ・自分が一番のアイドル気質のう〜に〜は絶対にまいすを可愛がるようなことをしない。よかったねえ、まいす。
 まいすは今回の旅ではかなりよい子で、部屋でもおとなしくキャリーに入って寝ていた。夜大量に水を飲んだわりにはおしっこをしないので、ちょっと心配した。そしてこれが翌日の不幸の予兆だったのだ(たぶん)・・・
海斗君を従えるまいす 舐めまくりにうっとり・・・・・・と思う


 


 天気はよく、蒸し暑そうな感じ。チェックアウト後、昨日の九十浜公園に行き、海には行かず散歩をした。
 まいすはリードを着けてずいぶんよく歩いた。あまり止まったり勝手な方向に行くことがなく、犬のようについて歩く、そして犬のように呼びがきくのでだいぶ楽だった。まいすも成長したね、と喜んでいたのだが、これもこの後の不幸の予兆だったのか・・・

 昼食を伊豆高原で食べようと車を走らせていると、やおらまいすに落ち着きがなくなってきた。ニャーニャー鳴きながらウロウロする。これはトイレだなーと思ったが走っているのは135号。急に止まってトイレをセットする余裕はない。脇道に入って、「まいす、もう少しだ。頑張れ!」と励ましつつ止められる場所を探していたところ、「ミギャーーー!!!」という絶叫とともに、私の膝の上でまいすが下痢をしたのだった。一瞬血の気が引いたが、膝の上にはまいす用のクッションを乗せていたのでセーフ。クッションは廃棄処分となった。
普通の中華料理屋さんの外観
 スッキリしたまいすはちょっと気持ちがブルーになってしまったらしく、キャリーに入ってしまった。そのままどうにか伊豆高原のわかりにくい場所にある「餃子こうげん倶楽部」に到着。

 「餃子こうげん倶楽部」は、最近の犬連れブームを当て込んで観光客相手に最近オープンした店かと思いきや、全く違っていて、何でこんな所に・・・という場所にあって地元の常連客でにぎわっていた。
 昼前に着いた私たちは大きなテーブルを占領してしまったら、その後続々と作業姿の人、常連らしい人たちが入ってきたので恐縮してしまった。
 塩ラーメン、かた焼きそば、餃子、それに名物「空飛ぶ餃子」オーダー。ラーメン、餃子などの定番モノは値段が安くて良心的だ。他に一品料理もあり、いろいろ食べたくなった。
これが何かは言えない・・・・
 アイスを食べてゆっくりしていたらピークが去りお客がいなくなったので、店主ご夫妻と犬に関する話題で盛り上がる。もう長年ここでお店をやっているそうだ。お客さんが犬を外で待たせているのを見て、犬OKにしたそうだ。犬好きのご夫婦はもちろん犬を飼っている。
 すっかり長居した頃、キャリーのまいすがガサガサと出てきた。またトイレか。車にトイレをセットしてやったら、そこで排泄。やはりお腹を壊している。
 帰りはお腹ピーピーのまいすを連れ、スリリングなドライブを楽しんだ?うにまいす星人であった。もうちょっとで家に着くというところでまたもやもよおしたまいす。私は自分の膝にトイレを乗せてその時に備えた。ちゃんとトイレでしてくれたので、悲劇は最初だけで済んだのだった。偉いぞ、まいす。

 その後まいすは2、3日下痢が続き病院にも行ったが、どうやらただの腹下しだったようだ。拾って6年、一度もお腹を壊したことのないまいす。実は旅行がストレスだったのかしら。ゴキゲンだったのだが・・・今はすっかり元気です。