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伊豆・下田のプチホテル「天使のしっぽ」が来年1月11日を以てクローズするという。
うにまいす家お気に入りの宿だったのに!
う~に~様の海水浴の際の常宿なのに!!
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常宿といいながら2年ほどご無沙汰してしまったうにまいす星人、報せを聞いてあわてふためきながら旅行の計画を立てました。
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田牛漁港付近の砂浜でブラブラ |

8時発。途中の熱海、伊東で雨が本降りになる。あまり早く着いてもやることないからゆっくり行くべ、と思っていたら下田では青空が。
11時下田着。田牛漁港付近の砂浜を散歩。
11時半、下田市内の犬と入れるカフェ「スパイスドッグ」に入店。店内は広々として、テーブルの間も広くとられているので、大型犬も安心。
スパイスという名だけにカレーがウリのようなので、私はキーマとチキンのダブルカレー、ダンナは海老のタイ風カレーを注文。一緒に頼んだチャイもなかなかスパイスの効いた味。カレーの他にもパスタやケーキもあり。
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スパイスドッグの置き看板 |
食後は宿の近くの爪木崎公園へ。芝生広場あり、山歩き気分も味わえ、海にも行けるお気に入りのスポット。
う~に~さん至極元気でご満悦。若くないのに走ってみたりして喜んでいる。海の方へ行くと強風でものすごーく寒いが、その寒さがまたう~に~をゴキゲンにする。でも今日は泳ぐのはガマンしてね。
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胸毛が物語る風の強さ |
1時間ほど散歩して、暖かいお茶でも飲もうと駐車場に戻ると、今晩一緒に泊まるKimmyさんご一行の可愛いスヌーピーパジェロが。電話をしてみると浜から芝生広場へ散歩しているとのこと。
休憩を終えた私たちは再度公園を散歩し、Kimmy家の黒い犬と毛のトゲトゲ立った小さい犬を捜索したが、広い公園内で見つけることができず、寒いので先に宿にチェックインしたのであった。
チェックインしてウェルカムティーをいただいていると、なんとなんと、我が弱小掲示板に時々来てくれるありがたーい存在、pekoちゃん一家ご登場。ヘルニアや犬の話題で盛り上がっているうちに、kimmyさんご一行も到着。
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夕食まで部屋で一休み |
6時半、夕食。この日はクリスマスメニューだった。前菜の盛り合わせ、スープ、金目鯛のパプリカ風味、チキンの塩釜焼き、チョコレートケーキとアイスクリーム。どれもあっさり目の味つけで私好み。こちらの料理は好きだったので、もう食べられなくなるのは残念。
フルボトルの赤ワインを開けたが飲み切れなかったので、食後はティールームに場所を移してKimmyさんと飲み会を続ける。kimmyさんの開けた白ワインの残りと交換したり、持って来てくれた新酒赤ワインやオリーブで飲み会はそのまま11時まで続けられた。
夜になって雨がけっこう降っているようだった。寝る前にう~に~のトイレ散歩に出たら、まだ降っていて濡れてしまった。

朝になったら晴れていた。でも地面がだいぶ濡れていたので、夜の間降っていたのだろう。
おいしいパンと野菜がたっぷりのヘルシーな朝食をいただき、部屋の片づけをして、ベランダ越しにkimmyさんと今日の予定について相談する。ベランダからは海が見えてとても気分がいい。余談だが
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ウム、ウミガメさん、ご苦労 |
kimmy家のゾイっちは、ベランダの柵の隙間から隣室へ遊びに来られそうな感じだったので、捕獲されて部屋に戻されてしまった。
「天使のしっぽ」がクローズした後、ここは再びペット可の宿として新装オープンするらしい。つまりこのロケーションでこの設備という宿に、もう泊まれなくなるわけではないのだけど、看板犬のマリンちゃんやオーナーさんに会えなくなるのはやっぱり寂しいな。
チェックアウト後、まず下田公園へ。海中水族館と同じ駐車場に車を止め、さあ公園を散歩と思ったら「台風被害のため入園禁止」とのこと。ヤケになって海中水族館に「犬も入っていいか」と尋ねると「ずっと抱っこしていればよし」とのご回答。ずっと抱っこできそうなのはゾイっちだけ。諦めて受け付け前の水槽にいるウミガメをみんなでしばし眺めてから、熱川の「伊豆マウンテンドッグラン」に行くことにした。
マウンテンドッグランは南向き斜面になっているので、冬でも暖かい。この日もおじさんに「そんな上着いらないって」と言われる(去年も言われたっけ)。その通り、12月とは思えない暑さで犬たちも少々参っていた。それでも一番てっぺんに登ると風が吹くので涼しい。なので暑くなっては上の方に行って涼む、という感じだった。
この日は私たちの犬3頭の他に3頭の小型犬がいたが、みないい子でなんの問題も起きなかった。う~に~は自分より小さい犬ばかりなので気が大きくなって積極的に歩み寄っていた。
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(左)クロ犬暴走。(中)クロ犬注意、そのすきにチビ犬遁走(右)二人して説教受ける |
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(左、中)行きたい所には一直線の二人(右)「ナニ急いでんだろ~ね~」とご隠居風のうーにー |
2時間ほど遊んで、そろそろどこかで昼食。この辺にはないし、うにまいす家だけ今日も河津で泊まりなので、kimmy家には申し訳ないがちょっと戻ってもらって「河津バガテル公園」に行くことに。
オフシーズンなので入場料500円だが、ランチを食べるならこれよりお得な「ランチ&入場料で1500円」がおススメ。通常1575円のランチが、500円で食べられる計算になる。
萱葺き屋根の「レストランバガテル」は、犬はテラス席しか利用できないが、この日は異様な暖かさのためテラスでも全然問題なし。大きな鯉のいる池の傍のテラスはなかなかいい気分。
ランチはメインを3種から選ぶ形で、これに前菜(サラダ、ピクルス、ハム盛り合わせ)とドリンクが付く。デザートやスープは追加で頼むことができ、追加料金を払えばフルコースのメニューへも変更可とのことだった。
私は夕食に備えて軽めにしておくため、「金目鯛の豆乳ナージュ」というのをメインに選んだら、本当に軽めだった。
他にハンバーグ、豚肉のワイン煮こみがあったが、どれもボリュームは少なめだと思う。今ならグラス315円というボジョレーヌーボーを飲み追加料金を支払う。
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(左)入場門は迫力!(中)食事をしたお庭は綺麗な芝生(右)冬なのにお花がアチコチに! |
食後はバラ園を見物。時期ではないのでたくさん咲いてはいないが、とても綺麗に整備されている公園なので歩いていて気持ちがいい。こういう所で犬を入れてくれるというのも嬉しい。
ここで帰宅するkimmyさんたちと別れ、本日の宿「ホテル四季の蔵」に向かう。
「四季の蔵」はバガテル公園からすぐの道を上がって行ったところにある。斜面に建っているので、上の駐車場に止めた方が客室に近い。客室は3、4階でエレベーターはないが、上の駐車場からは橋を渡って3階の非常口から客室に入ることができて楽ちんである。
フロントは1階。中庭には噴水のある池があり、アジアのリゾートっぽい雰囲気がある(って行ったことないけどさ)。 私の好きなカエルの置物が随所に置かれているのも気に入った。
正面玄関から入って受付を済ませると、ラウンジに案内されてウェルカムドリンクをいただいた。その間に係りの人が荷物を部屋へ運んでくれる。
もう一人のフロントの人が「今晩は双子座流星群の見られる日らしいので興味があれば・・・」とインターネットで調べた情報を渡してくれた。読んでみると今晩の8時から10時までの間に空を見て、いくつ見えたかネットで報告しようというキャンペーンがあるらしい。この宿の屋上ドッグランは夜も利用できるので、せっかくの機会だから見てみるか。
部屋は3階の禁煙フロアのツインルーム。インドネシアやバリから輸入した、竹や籐を使った家具で部屋もアジアンリゾート風である。アメニティ、犬用グッズなど、ほとんどすべての物が揃っている感がある。廊下にも粗相の始末用品が常備してあり、天城から汲んで来るという湧き水が置いてあるのも嬉しい。お風呂は温泉ではないが広々したジェットバスで気持ちよさそう。
1階のドッグスパは天然温泉だが、組合の決まりで4時からしかお湯が出ないとか。それまでの間、3階駐車場からさらに登って行く「森のドッグラン」に行ってみることに。ドッグランは斜面の上の方にあって、そこまで登って行くだけでけっこう疲れたが犬には楽しいかも。う~に~は今日はもう疲れているので走ることはなかった。
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(左)ロビー前のお庭。(中)館内至る所にカエルの置物。(右)ドッグスパ。元々人間のお風呂らしいです。 |
4時、ドッグスパに入る。前日のお湯を半分位残して上から足しているので、しばらく待たないと冷たい。しかし6時から夕食なので、あまりゆっくり待ってもいられない。乾かすのも大変だし。仕方ないので人間には冷たい状態で、う~に~を入れてみた。う~に~は冷たいのは平気なので、喜んで入っていた。お湯が増えてくると足がつかない深さになり、少しだけど泳ぐことができる。私も短パンに履き替えていたので、濡れるのを気にせず遊ぶことができた。
この宿はもとは保養所だったとのことで、ドッグスパは大浴場だったそうだ(でも大浴場としてはちと狭い)。なので洗い場もそこそこ広く、時間があれば洗い場でシャンプーすることもできる。脇にトリミング台、ドライヤー、タオル、スリッカーが置いてある。
ドライヤーは犬用のではないので、乾かすのに多少時間がかかった。その分タオルがどっさり置いてあるので、お言葉に甘えたくさん使わせてもらった。
部屋に戻って5時。う~に~はごはんを食べて休憩。人間も一休み。6時からの夕食に期待が高まる。
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洗面には色々と揃っている |
お部屋の注意書きの一部。フムフムと読む。 |
6時。う~に~を連れて2階の「リストランテ オッキドーロ」へ。広いレストランにはクリスマスツリーが飾られ、窓から見えるデッキにもイルミネーションが。うちだけのためにスミマセン。
「冬の夕食」と書いた今晩のメニューがテーブルに置かれている。明るく感じのいいサービス係の女性が食前酒にシャンパンをついでくれて、お通しのような、モッツァレラチーズの衣揚げを出してくれた。これはメニューには入っていない。
食事の内容は、メニューをそのまま書き写してみる。
メダイのサラダ仕立て 魚醤風味のドレッシングをきかせて
ナポリ風 塩ダラの団子をトマト煮で
河津川でとれたズガニのビスク、山芋とあさつきをのせて
天然天城いのししのラザーニャ パルメザンチーズのフォンドゥータ添え
稲取産金目鯛の紙包み焼き 潮の香りと共に・・・
カルダモン風味のリンゴスープと焼きリンゴ
カフェと小菓子
感想。プロのシェフが作った、ちょっと真似のできない料理。地元のものにこだわってメニューを考えているようで、魚料理が中心。焼きたてのパンやグリッシーニもあってかなり満腹になった。パンは食べきれなくてお持ち帰り。
サービスの女性は料理や素材についてよく勉強しているようで、質問にテキパキと答えてくれた。
食後1時間ほど苦しくて部屋で横になっていたが、9時、屋上のドッグランへ行って「双子座流星群」を探す。しかしわりと雲が多い上に、飛行機がやたら飛んでいてよくわからなかった。1個だけ流れて行くのが見えた(たぶんそうだと思う)。屋上のドッグランはベンチや足洗い場も完備。夜景もいいが、明るい時間に利用しても眺めがよさそうだ。
寒くなったので部屋に帰ってお風呂。ジェットバスの泡が気持ちいい。浴衣ではなくサッカー地の寝間着(パジャマの上着を長くしたようなヤツ)が用意されていて、着心地もよかった。
ラウンジでお茶を飲んだり、プレイルーム(ビリヤード台があった)も使ってみたかったのだけど、満腹でお風呂に入ったらもう、そのまま寝てしまった・・・

朝食も昨夜と同じ場所。係りの女性も同じ人。
いろいろなジュースがセルフサービスで飲める。オレンジ、アップル位はどこでもあるが、グァバ、ブルーベリー、トマトなどもあった。むろん牛乳も。
朝食は2人分が大皿に美しく盛り付けられて出てきた。内容はサラダ、ハム2種、モッツァレラチーズ、卵料理。それにキウイソースのヨーグルト、焼きたてパン。パンはたくさんあって、アップルパイやあんこの入ったデニッシュなどの菓子パン系もありこれがまた温かくておいしいのだ。全部は食べられずやはりお持ち帰り。
飲み物は単なるコーヒー、紅茶だけでなく、テーブルにおいてあるカフェメニューから好きなものを作ってくれるとのことで、カプチーノやマッキャートなどもある。ダンナがカプチーノを頼んだら、ニコニコマークが描いてあった。朝から手を抜いていないのである。
チェックアウトが11時なので、食後は森のドッグランを散歩したり、昨日あまり探検できなかった館内をあちこち見て回ったりした。普段は朝食が終るとバタバタと掃除と片づけをして、慌しくチェックアウトするので、この1時間の差は大きいとつくづく感じた。
精算を済ませ出発。2、3泊のんびり過ごしてみたくなるような宿だったが、これだけの施設であるから
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城ヶ崎の吊り橋近く |
当然一般のペンションよりも高い。我が家の家計では本当は予算外。今回は平日で、しかも3000円利用券があったから泊まれたようなもの。
だけど・・・。
数千円の違いならば、節約した結果サービスや施設、料理で不満な思いを抱くよりも、ちょっと奮発して満足な旅をしたが精神的にいいのではないか。と今回ここに泊まってしみじみ思ったのであった。
帰途、宿で教わったお店で干物を買う。すると「お茶飲んで行きな」と言われお茶にお菓子、みかんなど振舞われ、ヒマそうな大旦那の話をしばらく聞く。
それから伊豆高原の城ヶ崎ピクニカルコースでう~に~の散歩。吊り橋付近は平日にもかかわらず観光客が多かった。
1時間弱の散歩をして、あとはまっすぐ家へ。晩御飯は干物だ!!
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